JP2002178860A - 追突衝撃緩和装置 - Google Patents

追突衝撃緩和装置

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JP2002178860A JP2000383482A JP2000383482A JP2002178860A JP 2002178860 A JP2002178860 A JP 2002178860A JP 2000383482 A JP2000383482 A JP 2000383482A JP 2000383482 A JP2000383482 A JP 2000383482A JP 2002178860 A JP2002178860 A JP 2002178860A
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孝司 児玉
Hiroshi Ueno
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Hiromi Tsuchiya
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 追突車両のキャブの損傷を最小限に抑えると
ともに、広範囲の衝撃力に対応した衝撃吸収を可能と
し、更に衝突方向の占有スペースを削減することを可能
とする追突衝撃緩和装置を提供する。 【解決手段】 追突車両11のシャーシ12に対応した
高さ近傍において被衝突車両2の後部に装着され、衝突
の際に生じる衝撃を緩和する追突衝撃緩和装置1であっ
て、衝突方向に配列された複数の緩衝材3a〜3eを備
え、追突車両11に近接する側の緩衝材3a,3b,3
cの上面を前方の緩衝材の上面よりも低くしている。こ
れにより、追突車両11のシャーシ12上の構成部材
(キャブ13)の損傷を低減させることが可能となる。
また、緩衝材3a〜3eの強度を異ならせることによ
り、広範囲の衝撃を吸収することが可能となり、且つ衝
突方向の省スペース化を達成することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両同士が衝突す
る場合の衝撃を緩和する装置に関し、特に、トラック等
の大型車両が追突した場合における衝撃緩和に適用して
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近時における交通量の激増に伴い、自動
車の衝突による被害を最小限に抑えることが要求されて
いる。例えば道路工事、渋滞等の表示を行う移動情報車
や標識車等の作業車両においては、追突による危険に晒
される場面が比較的多いため、追突時の衝撃を緩和する
ため追突衝撃緩和装置を車両後部に取り付けることが行
われている。
【0003】図10は、自走式標識車等の作業用の車両
102及び当該車両102の後部に取り付けた追突衝撃
緩和装置101を示す側面図である。追突衝撃緩和装置
101は略直方体形状を成し、車幅と略同様の幅で車両
102の後端から更に後方に向かって突出するように取
り付けられている。そして、図10に示すように、追突
衝撃緩和装置101の後端面は、前輪と後輪の車軸距離
(Lo)の2/3以上後輪車軸位置から突出しないよう
車両規格上の制限が課せられている。
【0004】このような従来の追突衝撃緩和装置101
は、均一な特殊発泡ポリエチレン等の素材からなる緩衝
材によって構成されており、後部からの追突車両による
衝撃は、この緩衝材が押しつぶされることによって吸収
される。そして、緩衝材が潰されることによって、車両
102あるいは追突する車両に生じる損傷が最小限に抑
えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示すような従来の追突衝撃緩和装置101では、追突
時の衝撃を吸収することはできるものの、追突車両が2
t車、4t車等のトラックのようにシャーシとその上部
に構成されたキャブを有する場合には、追突衝撃緩和装
置101が追突側の車両のキャブを潰してしまうという
問題が生じていた。
【0006】図11は、衝撃緩衝装置101を備えた車
両102に2t車、4t車等の大型車が追突した状態を
示す模式図である。シャーシ103とその上部に構成さ
れたキャブ104を有する大型車が追突した場合、シャ
ーシ103の損傷は比較的少ないものの、キャブ104
が大きくダメージを受けて損傷するという問題が生じ
る。このように、追突する車両が大型車の場合にキャブ
104の前面が潰れてしまうことの要因としては、シャ
ーシ103に比較してキャブ104の強度が弱いことが
挙げられる。
【0007】すなわち、これらの大型車においては、キ
ャブ104の強度が20t〜40t程度であるのに対
し、シャーシ103の強度は150t程度となり、キャ
ブ104と比較するとシャーシ103の強度は4倍〜8
倍程度大きいものである。
【0008】従って、図11に示すように、衝突の際に
は強度の強いシャーシ103によって主に追突衝撃緩和
装置101の下部が潰され、追突衝撃緩和装置101の
上部については強度の弱いキャブ104に向かってめり
込むかたちとなる。これによって追突車両のキャブ10
4が潰されることとなっていた。
【0009】更に、別の問題として、2t車、4t車等
の大型車が追突した場合を想定して緩衝材の衝撃吸収効
率を設定しておくと、乗用車等の比較的軽量の車両が追
突した場合に追突衝撃緩和装置101における衝撃の吸
収がほとんど成されないこととなり、追突側の車両に与
えるダメージが大きくなるという問題が生じていた。
【0010】これを防ぐために追突衝撃緩和装置101
の強度を低くした場合には、大型車が衝突した場合に追
突衝撃緩和装置101では衝撃を吸収しきれずに車両1
02の損傷が激しくなる。従って、広い範囲の衝撃に対
応させることは困難であった。追突衝撃緩和装置101
の衝突方向の全長を十分に長くとれば、車両102に与
える損傷を少なくして衝撃を吸収することができるが、
追突衝撃緩和装置101が大型化するという問題が生じ
てしまう。また、上述のように追突衝撃緩和装置101
の後端面の位置に車両規格上の制限が課せられているた
め、追突衝撃緩和装置101の全長を確保するにも限界
があった。この規格を満足し、且つ衝撃吸収を大きくす
るためには車両102の全長を短くして追突衝撃緩和装
置101の取り付け部の位置を後輪側へ接近させる必要
が生じる。これにより、車両102の本来の機能が損な
われることとなっていた。
【0011】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、追突車両のキャブの損傷を最小
限に抑えるとともに、広範囲の衝撃力に対応した衝撃吸
収を可能とし、更に衝突方向の占有スペースを削減する
ことを可能とした追突衝撃緩和装置を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の追突衝撃緩和装
置は、車両後部の所定高さ位置に装着され、車両後方か
らの衝突の際に生じる衝撃を緩和するための追突衝撃緩
和装置であって、衝突方向に配列された複数の緩衝材を
備え、前記複数の緩衝材の上面が後方に向かって低くな
る多段構造とされている。
【0013】本発明の追突衝撃緩和装置の一態様例にお
いては、前記複数の緩衝材を包含する筐体を備え、前記
筐体の上面を前記緩衝材の高さ位置に倣った形状とし
て、前記筐体の上面と後面が交わるコーナー部の形状を
前記筐体の内方に向かって退避させている。
【0014】本発明の追突衝撃緩和装置の一態様例にお
いては、前記コーナー部の形状を曲面形状として、前記
筐体の内方に向かって退避させている。
【0015】本発明の追突衝撃緩和装置の一態様例にお
いては、前記筐体の後面において、前記曲面形状の開始
位置を後方から衝突する車両のシャーシよりも高い位置
としている。
【0016】本発明の追突衝撃緩和装置の一態様例にお
いては、前記複数の緩衝材の強度を後方に向かうほど低
く設定している。
【0017】本発明の追突衝撃緩和装置の一態様例にお
いては、少なくとも1つの前記緩衝材において、後方か
ら衝突する車両のシャーシに対応した高さ位置の強度を
強化している。
【0018】本発明の追突衝撃緩和装置の一態様例にお
いては、衝突方向に沿って前記緩衝材に挿入された筒状
の強化部材を備え、前記筒状部材によって前記シャーシ
に対応した高さ位置の強度を強化している。
【0019】本発明の追突衝撃緩和装置は、車両後部の
所定高さ位置に装着され、車両後方からの衝突の際に生
じる衝撃を緩和するための追突衝撃緩和装置であって、
衝突方向に配列された複数の緩衝材を備え、各緩衝材の
強度が衝突方向に向かって漸増するように設定されてい
る。
【0020】本発明の追突衝撃緩和装置は、車両後部の
所定高さ位置に装着され、車両後方からの衝突の際に生
じる衝撃を緩和するための追突衝撃緩和装置であって、
衝突方向に配列され、後方に向かうほど強度が低く設定
された複数の緩衝材と、前記緩衝材を内部に保持する筐
体とを備え、前記複数の緩衝材の上面が後方に向かって
低くなる多段構造とされ、前記筐体の上面と後面が交わ
るコーナー部を曲面形状としている。
【0021】
【作用】本発明は上記技術手段より成るので、追突する
車両に近接する側の緩衝材が、追突する車両のシャーシ
上の構成部材と衝突することが回避される。従って、追
突により生じる衝撃の殆どを緩衝材とシャーシとの衝突
によって吸収することができ、シャーシ上に構成される
キャブ等の構成部材が損傷されることを抑止することが
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明
の第1の実施形態に係る追突衝撃緩和装置1を備えた車
両(典型的には2t車相当)2を示す側面図である。
【0023】図1に示すように、追突衝撃緩和装置1
は、車両2の後端部においてシャーシ6に対して直接固
定されている。追突衝撃緩和装置1の横幅は、車両2の
横幅と略同様であり、縦方向(車両2の進行方向)の長
さは60cm程度である。そして、追突衝撃緩和装置1
の上面と後面から構成されるコーナーは曲面形状とされ
ている。
【0024】追突衝撃緩和装置1は、筐体4と内部に配
置された複数の緩衝材3a〜3eとから構成されてい
る。図2は、追突衝撃緩和装置1の、車両2の進行方向
に沿った断面を模式的に示した図である。緩衝材3a〜
3eは所定の厚みをもった板状の形状とされ、各々の緩
衝材3a〜3eは車両2の進行方向に対して直交する方
向に延在するように配列されている。そして、筐体4は
緩衝材3a〜3eを収納している。
【0025】図2に示すように、筐体4の底部からの緩
衝材3a〜3eの高さは筐体4の内部における位置によ
って異なり、車両2の後側に配置された緩衝材3aが最
も高さの低いものとされている。そして、前側に配置さ
れた緩衝材ほど底部からの高さが高いものとされ、前側
に配置された2つの緩衝材3eの高さは、筐体4の高さ
と略同等とされている。
【0026】緩衝材3a〜3eは特殊発泡ポリウレタン
フォーム等の素材からなり、静荷重に対する許容応力
(受圧面強度)は、一例として0.85kgf/cm2
〜2.5kgf/cm2程度のものである。本実施形態
においては、静荷重に対する許容応力が0.85kgf
/cm2と2.5kgf/cm2の2種類の許容応力の緩
衝材を使用している。ここで、後部から1枚目、2枚目
に相当する緩衝材3a,3bについては許容応力が0.
85kgf/cm2程度のものを使用し、後部から3〜
5枚目に相当する緩衝材3c〜3dについては、許容応
力が2.5kgf/cm2程度のものを使用している。
【0027】このように、後側に許容応力の小さい緩衝
材3a,3bを配置することにより、特に、乗用車等の
衝撃に弱い車両が追突した場合には、先ず緩衝材3a,
3bが潰れることによって衝撃を吸収することができ、
追突した軽車両に与えられる衝撃を最小限に抑えること
ができる。
【0028】次に、図3を参照しながら追突してくる車
両と追突衝撃緩和装置1の高さ方向の位置関係について
説明する。筐体4の上面と後面が交わるコーナ部は曲面
4aにより接続されている。そして、後端面における曲
面4aの開始位置は、2t車あるいは4t車等の大型車
のシャーシの位置よりも上部に位置するように形状が定
められている。
【0029】図3は、追突車両11のシャーシ(バンパ
ー)12の位置と、追突衝撃緩和装置1の高さ方向の位
置の関係を示す模式図である。追突車両11は境界線C
を境として上側がキャブ13、下側がシャーシ12に分
けられる。追突衝撃緩和装置1の高さ位置は、追突車両
11のシャーシ12の位置に対応して設定されており、
シャーシ12の位置が追突衝撃緩和装置1の領域H1
に位置するように設定されている。すなわち、シャーシ
12とキャブ13の境界線Cが、図2及び図3に示す追
突衝撃緩和装置1の領域H1中に位置するように設定さ
れている。そして、バンパー12の上端面よりも高い位
置に曲面4aの開始位置(領域H1と領域H2の境界部)
を設定している。また、最後部の緩衝材3aの上面位置
もシャーシ12の上端面よりも高い位置とされている。
これにより、追突車両11の追突時にシャーシ12を確
実に追突衝撃緩和装置1の領域H1に当てることが可能
となる。
【0030】一方、領域H2における追突衝撃緩和装置
1は、筐体4の外形が曲面4aとされ、しかも内部に配
置された緩衝材3a〜3cの上面が曲面4aの内面に倣
った位置とされているため、衝突する追突車両11のシ
ャーシ12と比較するとキャブ13に対しては緩衝材3
a〜3cが退避した状態となる。これにより、追突衝撃
緩和装置1の上部側が直接キャブ13に衝突することを
避けることができ、追突車両11のキャブ13に与えら
れる衝撃を最小限に抑えることが可能となる。
【0031】一般に、シャーシ12から追突衝撃緩和装
置1に伝わる衝撃はキャブ13から伝わる衝撃と比較す
ると非常に大きいものとなる。追突車両11の構成部材
のうち、強度が高く、追突時の衝撃が大きいシャーシ1
2による衝撃を緩衝材3の充填を多くして強度を高めた
領域H1で受け、比較的強度の弱いキャブ13を領域H1
に比べて緩衝材3を少なく充填して強度を低く設定した
領域H2で受けることによって、追突車両11のキャブ
13が損傷することを防ぐことができる。
【0032】次に、図4を参照しながら、各緩衝材3a
〜3eの具体的な構造について説明する。図4は、各緩
衝材3a〜3eを車両2の後方から見た平面図を示して
おり、図4(a)は緩衝材3aを、図4(b)は緩衝材
3bを、図4(c)は緩衝材3cを、図4(d)は緩衝
材3dを、図4(e)は緩衝材3eをそれぞれ示してい
る。
【0033】図4(a)に示すように、緩衝材3aは特
殊発泡ポリウレタンフォーム等の素材のみから構成され
ているが、緩衝材3b〜3eは特殊発泡ポリウレタンフ
ォーム等にスチールパイプ9が複数埋め込まれた構成と
されている。そして、緩衝材3b〜3dに埋め込まれた
パイプ9の高さ位置は、追突車両11のシャーシ12の
位置近傍(領域H1)に集中させている。このように、
追突車両11のシャーシ12の位置に対応させて集中的
にパイプ9を配置することにより、領域H1における追
突衝撃緩和装置1の強度を更に高めることができ、追突
車両11のシャーシ12による衝撃を確実に吸収するこ
とができる。従って、追突衝撃緩和装置1によって衝撃
が吸収されずに車両2側にダメージが与えられることを
抑止することができる。
【0034】図5は、図4(a)〜図4(e)に示す一
点鎖線I−I’に沿った断面を示している。図5に示す
ように、各緩衝材3b〜3eに埋め込まれたパイプ9
は、緩衝材3b〜3eを貫通して、その前端面から後端
面まで達している。このようい、所定位置にパイプ9を
埋め込むことにより、部分的に緩衝材3b〜3eの強度
を設定することが可能となる。そして、各緩衝材3a〜
3eの間には金属板8が挿入されている。各緩衝材3a
〜3eの間に金属板8を配置することにより、追突車両
11による荷重が筐体4を経て緩衝材3b〜3eに伝わ
った場合に、埋め込まれたパイプ9が緩衝材から抜けて
隣接する緩衝材に入り込むことを抑止することができ
る。すなわち、金属板8を挿入することによって、パイ
プ9の前後方向の位置を規定することができ、緩衝材3
b〜3eに基づく追突衝撃緩和装置1の強度を確実に高
めることができる。
【0035】図6は、緩衝材3にパイプ9を挿入する方
法を示す模式図である。各緩衝材3は発泡ポリウレタン
フォーム等の素材から成るため、パイプ9の肉厚を所定
の厚みに設定し、パイプ9を緩衝材3に対して垂直に立
てて加圧することで、容易に緩衝材3にパイプ9を挿入
することが可能となる。しかも、パイプ9をスチール製
とすることにより、コストアップを最小限に抑えて緩衝
材3の強度を高めることが可能となる。なお、パイプ9
をFRPで構成した場合には、スチール製の場合と比較
して初期座屈強度特性を安定させることができ、安定し
た衝撃吸収を行うことが可能となる。
【0036】図7は、車両2の後端部と追突衝撃緩和装
置1の取り付け部を示す平面図である。図7に示すよう
に、追突衝撃緩和装置1の筐体4に固定された取り付け
具5がシャーシ6の構成部材である2本のCチャンネル
鋼6aを外側から挟み、外側から締められたボルト7に
よってCチャンネル鋼6aと取り付け具5とが固定され
ている。筐体4の前面は、Cチャンネル鋼6aの後端面
に当接している。なお、追突衝撃緩和装置1が吸収可能
な衝撃は、ボルト7の強度よりも小さく設定しておく。
これにより、完全に衝撃が吸収される前にボルト7が破
断して追突衝撃緩和装置1がシャーシ6から脱落してし
まうことを防止できる。
【0037】次に、追突衝撃緩和装置1を構成する筐体
4の構造を具体的に説明する。筐体4は、例えばスチー
ル製の板を箱状に組み立てたものである。本実施形態に
係る追突衝撃緩和装置1は緩衝材3a〜3eによって衝
撃吸収を行うため、筐体4は専ら緩衝材3a〜3eを所
定の位置に保持する役割を果たしている。もちろん、筐
体4に強度を持たせて緩衝材3a〜3eにかかる衝撃の
一部を筐体4が負担するようにしてもよい。
【0038】上述したように筐体4の後端面と上面から
構成されるコーナ部は曲面4aとされており、内部の緩
衝材3a〜3cの上面の位置に倣って曲面4aが形成さ
れている。このように、後端面と上面から構成されるコ
ーナ部を曲面形状とすることにより、コーナ部を直角あ
るいは鋭角にした場合と比較して、衝突の際に筐体4を
構成する板材による突っ張りが生じないため、筐体4が
容易に潰れることとなり、筐体4の強度に影響を受ける
ことなく緩衝材3a〜3eを主体とした衝撃吸収を行う
ことが可能となる。従って、筐体4の強度によって追突
車両11の特にキャブ13に損傷が生じることを抑止す
ることができる。なお、コーナ部の形状は緩衝材3a〜
3eの上面の位置に倣って段状としたり、角度45°程
度の面取り形状にしてもよい。
【0039】また、やはり筐体4の強度を低下させて緩
衝材3a〜3eを主とする衝撃吸収を行うように、本実
施形態の追突衝撃緩和装置1は筐体4の側面と底面から
構成されるコーナー部(底面両側部)に切り欠き4bを
設けている。図8は、切り欠き4bを示す模式図であっ
て、筐体4を内側から見た図である。側面と底面から構
成されるコーナー部に切り欠き4bを設けることによっ
て、筐体4の初期座屈強度を下げることができ、追突の
際の衝撃によって筐体4が容易に潰されることとなり、
筐体4の強度に影響を受けることなく緩衝材3a〜3e
による衝撃吸収能力を高めることが可能となる。
【0040】以上説明したように、本発明の第1の実施
形態によれば、強度の異なる緩衝材3a〜3eを追突車
両11の進行方向に沿って順次配置したため、追突の衝
撃が小さい場合には主として後側の緩衝材3a,3b…
で衝撃吸収を行って追突車両11の損傷を防ぐことがで
き、追突の衝撃が大きい場合には後側から前側にかけて
より広い範囲の緩衝材を用いて確実に衝撃吸収を行うこ
とができる。
【0041】また、追突車両11のシャーシ12の位置
に対応させて緩衝材3b〜3eにパイプ9を挿入したた
め、特に衝撃の大きいシャーシ12に対応した高さ位置
の強度を局部的に高めることができ、2t車、4t車等
の比較的大型の車両が追突した場合であっても、追突車
両11、車両2の本体に損傷を与えることなく衝撃を吸
収することが可能となる。
【0042】更に、緩衝材3a〜3cの上面の高さを、
車両の後部に近づくにつれて低くし、筐体4の上面と後
面から構成されるコーナー部を曲面4aとし、曲面4a
の開始位置(図2及び図3に示す領域H1と領域H2の境
界位置)を追突車両11のシャーシ12の位置よりも高
い位置としたため、追突車両11による衝撃のうち、主
としてシャーシ12による衝撃を緩衝材3a〜3eによ
って吸収することができる。これにより、追突車両11
のキャブ13が損傷することを抑止することが可能とな
る。
【0043】更に、本実施形態によれば、筐体4の側面
と底面が交わるコーナ部に切り欠き4bを設けたことに
より、追突時の筐体4の座屈を容易とし、筐体4の強度
に影響を受けることなく緩衝材3を主とする衝撃吸収を
行うことが可能となる。
【0044】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。第2の実施形態に係る追突
衝撃緩和装置は、緩衝材の構成において第1の実施形態
と相違する。筐体4の構成、車両2との取り付け部の構
造については第1の実施形態と同様である。なお、以下
の説明において、第1の実施形態と同様の構成要素につ
いては同一の符号を記して一部説明を省略する。
【0045】図9は、第2の実施形態に係る追突衝撃緩
和装置の内部に内包される緩衝材の配置を示す模式図で
ある。図9に示すように、第2の実施形態においては、
緩衝材3a’〜3e’に第1の実施形態におけるパイプ
9に相当する強化部材は挿入しておらず、強度がそれぞ
れ異なる緩衝材3a’〜3e’によって追突の際の衝撃
を緩和するようにしている。
【0046】例えば、乗用車等の比較的軽量の車両の追
突に対しては、このように緩衝材3a’〜3e’にパイ
プ9を埋め込まなくても緩衝材3a’〜3e’のみの強
度で衝撃を吸収することが可能である。
【0047】ここで、各緩衝材3a’〜3e’は、後側
から前側に向かって順次強度が高いものとされている。
従って、乗用車等の比較的軽量の車両が衝突した場合に
は、後側に近い緩衝材3a’から前側の緩衝材に向かっ
て順次に衝撃が吸収されることとなる。
【0048】また、大型トラック等が衝突した場合の大
きな衝撃を吸収する際には、後側の比較的強度の小さい
緩衝材3a,3bが潰された後、順次強度の高い緩衝材
3c’,3d’,3e’が順に潰されることとなるが、
前方に配置された緩衝材ほど強度が高められているた
め、緩衝材3eが潰されるまでには、大きな衝撃を吸収
することが可能となる。大型車両が衝突した場合に、全
ての緩衝材3a’〜3e’の強度を緩衝材3a’と同等
の強度で構成した場合には、全ての緩衝材3a’〜3
e’が潰されて車両2まで損傷が及ぶことが想定される
が、本実施形態によれば前側に配置した強度の高い緩衝
材によって車両2に損傷が及ぶことを抑止することがで
きる。
【0049】従って、第2の実施形態による追突衝撃緩
和装置1によれば、追突の衝撃が比較的小さい場合に
は、その衝撃を緩衝材3a’,3b’等の強度の弱い緩
衝材で吸収することができ、また、追突の衝撃が大きい
場合であっても、緩衝材3a’〜3e’を後側から順次
潰していくことによって、衝撃を吸収することが可能と
なる。
【0050】以上説明したように、本発明の第2の実施
形態によれば、強度の異なる緩衝材3a’〜3e’を複
数並べたことにより、全長を短く抑えつつ衝撃吸収効率
の高い追突衝撃緩和装置1を構成することが可能とな
る。また、乗用車等の比較的軽量の車両の衝突から、大
型車の衝突まで広い範囲の衝撃力に対応させて衝撃吸収
を行うことが可能となる。従って、短いストロークの追
突衝撃緩和装置でありながら軽車両から大型車両までの
追突衝撃に対応できる追突衝撃緩和装置を提供すること
が可能となる。
【0051】また、第2の実施形態の追突衝撃緩和装置
1によれば、第1の実施形態と比較して簡素な構成で追
突衝撃緩和装置を構成することができ、特に追突衝撃緩
和装置のコストダウンを図ることが可能となる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、追突車両のキャブの損
傷を最小限に抑えるとともに、広範囲の衝撃力に対応し
た衝撃吸収を可能とし、更に衝突方向の占有スペースを
削減することのできる追突衝撃緩和装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る追突衝撃緩和装
置を備えた車両を示す側面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る追突衝撃緩和装
置の構成を示す模式図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る追突衝撃緩和装
置と追突車両のバンパーの位置関係を示す模式図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る追突衝撃緩和装
置の緩衝材を示す模式図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る追突衝撃緩和装
置の具体的構成を示す断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る追突衝撃緩和装
置の緩衝材にパイプを挿入する方法を示す模式図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る追突衝撃緩和装
置と車両の連結部を示す模式図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る追突衝撃緩和装
置における筐体に形成した切り欠き部を示す模式図であ
る。
【図9】本発明の第1の実施形態に係る追突衝撃緩和装
置の具体的構成を示す断面図である。
【図10】従来の追突衝撃緩和装置を備えた車両を示す
側面図である。
【図11】従来の追突衝撃緩和装置を備えた車両にキャ
ブを有する車両が追突した状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 追突衝撃緩和装置 2 車両 3a〜3e,3a’〜3e’ 緩衝材 4 筐体 4a 曲面 4b 切り欠き 6 シャーシ 6a Cチャンネル鋼 7 ボルト 9 パイプ 11 追突車両 12 シャーシ 13 キャブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 義紀 大阪府枚方市山田池北町11番地1号 建設 省近畿地方建設局近畿技術事務所内 (72)発明者 児玉 孝司 大阪府枚方市山田池北町11番地1号 建設 省近畿地方建設局近畿技術事務所内 (72)発明者 上野 洋 大阪府枚方市山田池北町11番地1号 建設 省近畿地方建設局近畿技術事務所内 (72)発明者 土屋 寛巳 東京都葛飾区立石4丁目34番1号 森尾電 機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両後部の所定高さ位置に装着され、車
    両後方からの衝突の際に生じる衝撃を緩和するための追
    突衝撃緩和装置であって、 衝突方向に配列された複数の緩衝材を備え、 前記複数の緩衝材の上面が後方に向かって低くなる多段
    構造とされていることを特徴とする追突衝撃緩和装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の緩衝材を包含する筐体を備
    え、 前記筐体の上面を前記緩衝材の高さ位置に倣った形状と
    して、前記筐体の上面と後面が交わるコーナー部の形状
    を前記筐体の内方に向かって退避させたことを特徴とす
    る請求項1に記載の追突衝撃緩和装置。
  3. 【請求項3】 前記コーナー部の形状を曲面形状とし
    て、前記筐体の内方に向かって退避させたことを特徴と
    する請求項2に記載の追突衝撃緩和装置。
  4. 【請求項4】 前記筐体の後面において、前記曲面形状
    の開始位置を後方から衝突する車両のシャーシよりも高
    い位置としたことを特徴とする請求項3に記載の追突衝
    撃緩和装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の緩衝材の強度を後方に向かう
    ほど低く設定したことを特徴とする請求項1〜4いずれ
    か1項に記載の追突衝撃緩和装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの前記緩衝材において、
    後方から衝突する車両のシャーシに対応した高さ位置の
    強度を強化したことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の追突衝撃緩和装置。
  7. 【請求項7】 衝突方向に沿って前記緩衝材に挿入され
    た筒状の強化部材を備え、 前記筒状部材によって前記シャーシに対応した高さ位置
    の強度を強化したことを特徴とする請求項6に記載の追
    突衝撃緩和装置。
  8. 【請求項8】 車両後部の所定高さ位置に装着され、車
    両後方からの衝突の際に生じる衝撃を緩和するための追
    突衝撃緩和装置であって、 衝突方向に配列された複数の緩衝材を備え、 各緩衝材の強度が衝突方向に向かって漸増するように設
    定されていることを特徴とする追突衝撃緩和装置。
  9. 【請求項9】 車両後部の所定高さ位置に装着され、車
    両後方からの衝突の際に生じる衝撃を緩和するための追
    突衝撃緩和装置であって、 衝突方向に配列され、後方に向かうほど強度が低く設定
    された複数の緩衝材と、 前記緩衝材を内部に保持する筐体とを備え、 前記複数の緩衝材の上面が後方に向かって低くなる多段
    構造とされ、 前記筐体の上面と後面が交わるコーナー部を曲面形状と
    したことを特徴とする追突衝撃緩和装置。
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