JP2002173042A - 電動パワーステアリング制御装置の制御パラメータ調整教示装置、及び制御パラメータ調整教示システム - Google Patents

電動パワーステアリング制御装置の制御パラメータ調整教示装置、及び制御パラメータ調整教示システム

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JP2002173042A
JP2002173042A JP2000369649A JP2000369649A JP2002173042A JP 2002173042 A JP2002173042 A JP 2002173042A JP 2000369649 A JP2000369649 A JP 2000369649A JP 2000369649 A JP2000369649 A JP 2000369649A JP 2002173042 A JP2002173042 A JP 2002173042A
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    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制御パラメータの調整手法を具体的に表示する
電動パワーステアリング制御装置の制御パラメータ調整
教示装置及び制御パラメータ調整教示システムを提供す
る。 【解決手段】記憶手段120は、操舵時の官能評価と、
官能評価に関連付けられ操舵状況データと、操舵状況デ
ータと官能評価に関連付けられ、官能評価が表出する起
因となる電動パワーステアリング制御装置20の制御パ
ラメータの調整手法を記憶する。選択手段140は、官
能評価を入力するとともに、操舵状況データを入力する
と、選択手段140は入力された官能評価と操舵状況デ
ータに基づいて記憶手段120から、関連する制御パラ
メータCの調整手法を読み出。ディスプレイ150は読
み出された制御パラメータCの調整手法を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や車両の操
舵系にモータによるアシスト力を付与する電動パワース
テアリング制御装置の制御パラメータ調整教示装置及び
制御パラメータ調整教示システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の高機能化が進む中、自動
車部品の電気化も進み、各種センサからの情報でアクチ
ュエータを制御するシステムが多く開発されている。電
動パワーステアリング制御装置もその中の1つである。
そして、制御装置はステアリングホイールが固定された
ステアリングシャフトに操舵トルクを検出するトルクセ
ンサを取付け、操舵トルクと車速センサで検出した車速
に応じてアシスト指令電流設定部でアシスト指令電流を
演算し、電流センサで検出したモータ実電流とアシスト
電流とが一致するように電動モータを制御して操舵力を
軽減するようにされている。
【0003】電動パワーステアリング制御装置は、コン
トローラ(ECU:電子制御装置)のROM(読み出し
専用メモリ)に格納された制御プログラム及び制御パラ
メータデータに従い制御を行うようにされている。
【0004】ところで、このような電動パワーステアリ
ング制御装置においては、前記ECU内にて予め設定さ
れた各種制御パラメータデータを実車に適合する作業が
行われている。この実車適合とは、車両の開発段階にお
いて各種の制御パラメータデータを調整し、その実車の
車両特性に電動パワーステアリング制御装置の特性を合
わせる調整作業いう。そして、電動パワーステアリング
制御装置における実車適合とは、ステアリングホイール
(以下、ハンドルということがある。)の重さ、ハンド
ルの戻り方、ハンドル振動の低減、剛性感、車両運動性
能等のいわゆる操舵フィーリングを決める作業をいう。
この実車適合により、電動パワーステアリング制御装置
としての機能、及び操舵フィーリングの向上が図られ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、電動パワース
テアリング制御装置の制御パラメータデータは非常に多
く、複数ある制御アルゴリズムからの出力が統合される
形で電動モータへの指令トルク(アシスト指令電流)を
決定しているため、1つの制御パラメータデータを決定
しても、他の制御パラメータデータを決定した後に再度
先の制御パラメータデータを再調整する必要がある。す
なわち、各制御パラメータデータが複雑に影響しあい、
適合作業を複雑化している。
【0006】又、種々の制御パラメータデータが複数あ
る操舵フィーリングの何と対応しているのかが、明確に
なっておらず、適合作業がトライアンドエラーとなり、
非常に時間がかかるといった課題があり、充分な操舵フ
ィーリングを得ることができない。
【0007】従って、適合作業には熟練した技能が必要
となり、熟練した作業者でないと実施できない特殊作業
となってしまい、同時に多車種の適合をすることが不可
能となるため、早期開発に対応できない問題があった。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、制御パラメータデータと
操舵フィーリングとの関係を明確化したデータベースを
構築し、操舵フィーリングでの課題点に対し、どこの制
御パラメータデータをどうすればよいかを教示できる機
能を有する電動パワーステアリング制御装置の制御パラ
メータ調整教示装置、及び制御パラメータ調整教示シス
テムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、各種の制御パラメータ
データに基づいて制御を行う電動パワーステアリング制
御装置であって、同電動パワーステアリング制御装置に
係る操舵時の評価データと、前記評価データがどのよう
な状況の下で行われた結果評価されたかを示す操舵状況
データであって、前記評価データに関連付けられた操舵
状況データと、前記操舵状況データと前記評価データに
関連付けられ、関連付けられた操舵状況データの下で前
記評価データが表出する起因となる前記電動パワーステ
アリング制御装置の制御パラメータデータと、前記制御
パラメータデータに関するデータであって、関連付けら
れた評価データの評価内容を解消するためにその制御パ
ラメータデータの調整手法データとを記憶する記憶手段
と、評価データを入力する第1入力手段と、操舵状況デ
ータを入力する第2入力手段と、前記両入力手段が入力
した評価データと操舵状況データに基づいて前記記憶手
段から前記入力されたデータに関連する制御パラメータ
データの調整手法データを読み出す読出し手段と、読み
出された制御パラメータデータの調整手法データを出力
する出力手段とを備えた電動パワーステアリング制御装
置の制御パラメータ調整教示装置を要旨とするものであ
る。 請求項2の発明は、請求項1において、前記記憶
手段は、前記制御パラメータデータの調整手法データと
ともに、その調整手法データにかかる調整手法が採用さ
れた際に生ずる、操舵フィーリングデータを記憶し、前
記読出し手段は、前記調整手法データとともに、その操
舵フィーリングデータを読み出し、前記出力手段は、前
記調整手法データとともに、その操舵フィーリングデー
タを出力することを要旨とするものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項2において、前
記記憶手段は、前記制御パラメータデータの調整手法デ
ータとともに、その調整手法データにかかる調整手法が
採用されないで相反する調整が行われた際に生ずる操舵
フィーリングデータを記憶し、前記読出し手段は、前記
調整手法データとともに、その操舵フィーリングデータ
を読み出し、前記出力手段は、前記調整手法データとと
もに、その操舵フィーリングデータを出力することを要
旨とするものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のうちいずか1項において、前記出力手段は、前記読出
し手段にて読み出されたデータを表示する表示手段であ
ることを要旨とするものである。
【0012】請求項5の発明は、各種の制御パラメータ
データに基づいて制御を行う電動パワーステアリング制
御装置であって、同電動パワーステアリング制御装置に
係る操舵時の評価データと、前記評価データがどのよう
な状況の下で行われた結果評価されたかを示す操舵状況
データであって、前記評価データに関連付けられた操舵
状況データと、前記操舵状況データと前記評価データに
関連付けられ、関連付けられた操舵状況データの下で前
記評価データが表出する起因となる前記電動パワーステ
アリング制御装置の制御パラメータデータと、前記制御
パラメータデータに関するデータであって、関連付けら
れた評価データの評価内容を解消するためにその制御パ
ラメータデータの調整手法データとを記憶する記憶手段
と、評価データ及び操舵状況データをインターネット等
の通信回線を介して入力する受信手段と、前記受信手段
が受信した評価データと操舵状況データに基づいて前記
記憶手段から前記入力されたデータに関連する制御パラ
メータデータの調整手法データを読み出す読出し手段
と、読み出された制御パラメータデータの調整手法デー
タを出力するインターネット等の通信回線に送信する送
信手段とを備えた電動パワーステアリング制御装置の制
御パラメータ調整教示システムを要旨とするものであ
る。
【0013】請求項6の発明は、請求項5において、前
記記憶手段は、前記制御パラメータデータの調整手法デ
ータとともに、その調整手法データにかかる調整手法が
採用された際に生ずる、操舵フィーリングデータを記憶
し、前記読出し手段は、前記調整手法データとともに、
その操舵フィーリングデータを読み出し、前記送信手段
は、前記調整手法データとともに、その操舵フィーリン
グデータを送信することを要旨とするものである。
【0014】(作用)請求項1の発明によれば、第1入
力手段が、評価データを入力し、第2入力手段が操舵状
況データを入力すると、読出し手段は、両入力手段が入
力した評価データと操舵状況データに基づいて前記記憶
手段から前記入力されたデータに関連する制御パラメー
タデータを割り出す。そして、その制御パラメータデー
タに関する調整手法データを読み出す。
【0015】出力手段は、読み出された制御パラメータ
データの調整手法データを出力する。請求項2の発明に
よれば、読出し手段は、調整手法データとともに、その
操舵フィーリングデータを読み出す。そして、出力手段
は、調整手法データとともに、その操舵フィーリングデ
ータを出力する。
【0016】請求項3の発明によれば、読出し手段は、
調整手法データとともに、その調整手法データにかかる
調整手法が採用されないで相反する調整が行われた際に
生ずる操舵フィーリングデータを読み出す。そして、出
力手段は、調整手法データとともに、その操舵フィーリ
ングデータを出力する。
【0017】請求項4の発明によれば、表示手段は読出
し手段にて読み出されたデータを表示する。請求項5の
発明によれば、受信手段は、評価データ及び操舵状況デ
ータをインターネット等の通信回線を介して入力する。
読出し手段は、受信手段が受信した評価データと操舵状
況データに基づいて記憶手段から入力されたデータに関
連する制御パラメータデータを割り出す。そして、読出
し手段は、その制御パラメータに関する調整手法データ
を記憶手段から読み出す。
【0018】送信手段は、読み出された制御パラメータ
データの調整手法データを出力するインターネット等の
通信回線に送信する。請求項6の発明によれば、請求項
5の作用に加えて、読出し手段は、調整手法データとと
もに、その操舵フィーリングデータを読み出す。送信手
段は、前記調整手法データとともに、その操舵フィーリ
ングデータを送信する。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明
を、自動車に搭載した制御パラメータ調整教示装置に具
体化した実施形態を図1〜図12を参照して説明する。
【0020】ここでは、説明の便宜上、制御パラメータ
調整教示装置100が対象としている自動車の電動パワ
ーステアリング制御装置20の概略を図1、図8〜図1
2を参照して先に説明する。
【0021】図1は、電動パワーステアリング装置及び
その制御装置(電動パワーステアリング制御装置)20
の概略を示している。ステアリングホイール1に連結し
たステアリング軸としてのステアリングシャフト2に
は、トーションバー3が設けられている。このトーショ
ンバー3には、トルクセンサ4が装着されている。そし
て、ステアリングシャフト2が回転してトーションバー
3に力が加わると、加わった力に応じてトーションバー
3が捩れ、その捩れ、即ちステアリングホイール1にか
かる操舵トルクThをトルクセンサ4が検出している。
これらのセンサ出力は制御装置(ECU:電子制御装
置)20へ供給される。
【0022】又、ステアリングシャフト2には減速機5
が固着されている。この減速機5にはモータ6の回転軸
に取着したギア7が噛合されている。更に、減速機5に
は、ピニオンシャフト8が固着されている。ピニオンシ
ャフト8の先端には、ピニオン9が固着されるととも
に、このピニオン9はラック10と噛合している。前記
ラック10とピニオン9とによりラック&ピニオン機構
11が構成されている。前記ラック10の両端には、タ
イロッド12が固設されており、そのタイロッド12の
先端部にはナックル13が回動可能に連結されている。
このナックル13には、タイヤとしての前輪14が固着
されている。又、ナックル13の一端は、クロスメンバ
15に回動可能に連結されている。
【0023】従って、モータ6が回転すると、その回転
数は減速機5によって減少されてラック10に伝達され
る。そして、ラック10は、タイロッド12を介してナ
ックル13に設けられた前輪14の向きを変更して車両
の進行方向を変えることができる。前輪14には、車速
センサ16が設けられている。
【0024】次に、この電動パワーステアリング装置の
制御装置20の電気的構成を図1に示す。トルクセンサ
4は、ステアリングホイール1の操舵トルクThを示す
信号を出力している。車速センサ16は、その時の車速
Vを示す前輪14の回転数に相対する検出信号を出力し
ている。
【0025】又、図8に示すように制御装置20には、
モータ6に流れる駆動電流(モータ電流Im、モータ電
流値に相当)を検出するモータ駆動電流センサ18が電
気的に接続されており、モータ駆動電流センサ18から
のモータ電流Imを示す信号が供給されている。端子間
電圧検出回路19はモータ6の端子間電圧(以下、モー
タ端子間電圧という。)Vmを制御装置20に出力して
いる。
【0026】制御装置20は、制御手段としての中央処
理装置(CPU)21、読み出し専用メモリ(ROM)
22、データを一時記憶する読み出し及び書き込み可能
なメモリ(RAM)23、並びに、電気的にデータを消
去、書き込みが可能なEEPROM25を備えるととも
に、外部装置(本実施形態では、制御パラメータ調整教
示装置100)と交信が可能な通信制御部(図示しな
い)を備えている。
【0027】このEEPROM25には、CPU21に
より実行される各種制御プログラムが格納されている。
RAM23は、CPU21が演算処理を行うときの演算
処理結果等を一時記憶する。
【0028】CPU21は、前記各種センサからの検出
信号を入力し、アシスト制御、ダンパ補償制御、ハンド
ル戻し補償制御等の各種制御プログラムの処理におい
て、それらの検出信号に基づいたモータ指令電流値を演
算して、モータ駆動装置24に出力し、同モータ駆動装
置24を介してモータ6を駆動制御する。
【0029】ここで、CPU21の制御の概要を説明す
る。図8は、制御装置20のCPU21の機能ブロック
図であり、CPU21内部においてプログラムで実行さ
れる機能を示し、実際のハード構成を意味するものでは
ない。
【0030】トルクセンサ4で検出した操舵トルクは、
系の安定性を高めるために、位相補償器27で位相補償
する。なお、位相補償器27では、位相補償のための定
数と、前記検出した操舵トルクとに基づいて所定の関数
計算により演算が行われることにより、位相補償され
る。このようにして位相補償された操舵トルクThがア
シスト電流指令値演算部31に入力される。又、車速セ
ンサ16で検出された車速Vもアシスト電流指令値演算
部31に入力される。
【0031】アシスト電流指令値演算部31は、予めE
EPROM25に記憶されている後記するアシストマッ
プ等に基づいて、車速V、操舵トルクThに対応したア
シスト電流指令値Iを演算する。
【0032】すなわち、図9に示すように、操舵トルク
Thはアシストマップ41に供給されてアシスト電流I
dが読み出される。読み出されたアシスト電流Idは乗
算器46に供給される。
【0033】一方、車速Vはアシスト車速ゲインマップ
43に供給されて、車速Vに基づいてアシスト車速ゲイ
ンマップ43からアシスト車速ゲインk1が読み出さ
れ、乗算器44に供給される。
【0034】乗算器44はアシスト電流指令値Iとアシ
スト車速ゲインk1とを乗算して得たアシスト電流指令
値Iを図8に示す加算器32に出力する。アシスト電流
指令値Iは加算器32にて、後記するハンドル戻し電流
Ih*、ダンパ電流Id*を加算して、電流制御部33
に供給する。電流制御部33では、加算器32の出力
と、モータ駆動電流センサ18にて検出した実際のモー
タ電流(モータ駆動電流)Imとの偏差に相当する信号
に基づいて、PI制御値やPID制御値を演算し、この
制御値をPWM演算部34に出力する。この電流制御部
33では、いくつかの定数(制御パラメータデータに相
当する。)と前記偏差とに基づいて所定の関数による演
算を行うことにより、公知のPI制御値やPID制御値
を求める。
【0035】PWM演算部34では、この制御値に応じ
たPWM演算を行い、その演算結果をモータ駆動装置2
4に供給する。この結果、モータ駆動装置24を介して
モータ6を駆動制御することにより、モータ6による適
正なアシスト力が得られる。
【0036】一方、モータ角速度推定器35はモータ駆
動電流センサ18にて検出したモータ6のモータ電流I
mと、モータ6の端子間電圧検出回路36で検出したモ
ータ端子間電圧Vmに基づいて下記のモータ電圧方程式
にて推定モータ角速度θを推定する。
【0037】 θ={Vm−(R+LS)Im}/Ke なお、Rはモータ抵抗、Lはモータインダクタンス、K
eはモータ逆起電力定数、Sは微分演算子である。
【0038】操舵角速度推定器37では、モータ角速度
推定器35で算出された推定モータ角速度θに基づい
て、減速機5の減速比Gで除算することにより推定操舵
角速度ω(=θ/G)を推定する。操舵角速度推定器3
7で算出された推定操舵角速度ωはハンドル戻し制御器
50、ダンパ制御器60に入力される。又、車速センサ
16で検出された車速Vは、ハンドル戻し制御器50、
ダンパ制御器60に入力される。
【0039】ここでハンドル戻し制御器50の概要を説
明する。ハンドル戻し制御器50は、低速走行時のハン
ドル戻り特性を改善するために、ハンドル戻し状態の時
に、車速V及び推定操舵角速度ωに応じたハンドル戻し
電流Ih*を出力して、ハンドル(ステアリングホイー
ル141)が戻る方向にアシストを行う。
【0040】図11はハンドル戻し制御器50における
ハンドル戻し演算を行う機能ブロック図を示している。
同図に示すように、ハンドル戻し制御器50はハンドル
戻し電流演算部51、ハンドル戻し補償車速ゲイン演算
部52、ハンドル戻し判定部53及び乗算器54を備え
ている。ハンドル戻し電流演算部51は、ハンドル戻し
補償マップを備え、推定操舵角速度ωが入力されると、
ハンドル戻し補償マップを参照して、ハンドル戻し電流
Ihを読み出し、乗算器54に入力する。このハンドル
戻し電流Ihは、ハンドルの回転方向にアシストするよ
うに、設定されている。
【0041】ハンドル戻し補償車速ゲイン演算部52
は、車速Vが入力されると、ハンドル戻し補償ゲインマ
ップを参照して車速ゲインKhを読み出し、乗算器54
に供給する。このゲインKhは、中高速走行ではハンド
ル戻し電流を0にし、低速走行のみ、ハンドル戻し制御
が効くように設定されている。
【0042】又、ハンドル戻し判定部53は、ハンドル
戻し判定マップを備えており、操舵トルクThが入力さ
れると、マップに基づいて操舵トルクThが0近傍のと
きには、ゲインBとして「1」を出力し、操舵トルク|
Th|>X(X(>0)は閾値)のように、ある値X以
上になると、ゲインBとして「0」を乗算器54に出力
する。すなわち、操舵トルクThが閾値以内のときは、
ハンドル戻し状態と判定し、閾値を超える場合には、切
り込み・保舵状態と判定する。乗算器54は、ハンドル
戻し電流演算部51、ハンドル戻し補償車速ゲイン演算
部52、及びハンドル戻し判定部53から入力されたI
h、Kh、Bを乗算して、ハンドル戻し電流Ih*を加
算器32に出力する。
【0043】従って、車速が低速走行の際に、ハンドル
戻し判定部53により、ハンドル戻しがされていると判
定が行われた場合には、ハンドル戻し電流Ih*がアシ
スト電流に加算されて、低速走行時のハンドル戻り特性
が改善する。
【0044】次に、ダンパ制御器60について説明す
る。ダンパ制御器60は、中高速走行時の車両のヨーの
収斂性を改善するために、車速V及び推定操舵角速度ω
に応じたダンパ電流Id*を出力して、ハンドルが回転
する方向と逆方向にダンパ電流Id*を加えてブレーキ
をかけるためのものである。
【0045】図12はダンパ制御器60におけるダンパ
電流演算を行う機能ブロック図を示している。同図に示
すように、ダンパ制御器60はダンパ電流演算部61、
ダンパ補償車速ゲイン演算部62、及び乗算器63を備
えている。ダンパ電流演算部61は、ダンパ電流マップ
を備え、推定操舵角速度ωが入力されると、ダンパ電流
マップを参照して、ダンパ電流Idを読み出し、乗算器
63に入力する。なお、ダンパ電流Idは、操舵角速度
を減速する方向に設定されており、ハンドル戻し制御と
は極性が逆になっている。
【0046】ダンパ補償車速ゲイン演算部62は、車速
Vが入力されると、ダンパゲインマップを参照してダン
パゲインKdを読み出し、乗算器63に供給する。ダン
パゲインKdは、低速走行ではダンパ電流が0になるよ
うにし、中高速ではダンパ制御が効くように設定されて
いる。
【0047】乗算器63は、ダンパ電流演算部61、ダ
ンパ補償車速ゲイン演算部62から入力されたId、K
dを乗算して、ダンパ電流Id*を加算器32に出力す
る。従って、車速が中高速の際、ダンパ制御器60によ
り、アシスト電流指令値Iにダンパ電流Id*が加算さ
れて、中高速時のダンパ特性が改善する。
【0048】(慣性補償制御)次に慣性補償制御器70
について説明する。慣性補償制御器70が行う慣性補償
制御は、電動パワーステアリング装置に含まれる機構
(モータ6も含む)の慣性モーメントの影響を補償する
ためのものである。これは、直進走行時に僅かな操舵が
行われると、前記機構の慣性モーメントの影響により操
舵方向に対して反対方向の力が付加され、操舵感覚が悪
化するのを防止するためである。例えば、モータ6のロ
ータ慣性があたかも小さくなったかのように制御するも
ので、急ハンドル時にモータ6がハンドルの回転に追従
しないことにより生じる重さを解消したり、手放し時の
戻りスピードを早くしたりするようにする。
【0049】図8に示すように微分器80はトルクセン
サ4からの操舵トルクThを微分して、その微分値dT
h/dtを慣性補償制御器70に出力する。慣性補償制
御器70は微分値dTh/dt、車速Vを入力し、路面
μ車速感応トルク慣性補償トルクI32を算出して加算
器32に出力する。
【0050】具体的には、図10に示すように慣性補償
制御器70は、慣性補償マップ71、慣性補償車速ゲイ
ンマップ72、及び乗算器73を備えている。操舵トル
ク微分値dTh/dtは慣性補償マップ71に供給され
ることにより、慣性補償トルクIkが読み出され、その
慣性補償トルクIkは乗算器73に入力される。
【0051】又、車速Vは慣性補償車速ゲインマップ7
2に供給されて慣性補償車速ゲインk2が読み出され、
乗算器73に供給される。乗算器73は供給された慣性
補償車速ゲインk2を慣性補償トルクIkに乗算した
後、乗算値Ik*を加算器32に出力して、アシスト電
流指令値Iに加算する。
【0052】(制御パラメータ調整教示装置)次に、上
記電動パワーステアリング制御装置20に係る制御パラ
メータ調整教示装置100を説明する。図2は上記電動
パワーステアリング制御装置20に係る制御パラメータ
調整教示装置100の電気ブロック図を示している。
【0053】この制御パラメータ調整教示装置100
は、A4版ノート型パソコン程度の大きさであり、実車
適合される自動車に持ち運び可能に用意されている。制
御パラメータ調整教示装置100は、CPU(中央処理
装置)110a、ROM110b、RAM110cを備
えた制御手段110と、各種制御プログラムや各種デー
タを記憶するハードディスクからなる記憶手段120
と、情報を入力するキーボードからなる入力部130
と、記憶手段120のデータのなかから必要なデータを
選択するための、マウス等のポインティングデバイス等
からなる選択手段140と、選択したデータを表示する
表示手段としての液晶からなるディスプレイ150とを
備えている。
【0054】前記CPU110aは、読出し手段を構成
し、ディスプレイ150は出力手段及び表示手段を構成
する。選択手段140は、第1入力手段、第2入力手段
を構成する。
【0055】上記記憶手段120は、エキスパート制御
プログラムを含む各種制御プログラムが格納された記憶
部120a、エキスパート制御プログラムを実行する際
に使用される質問データベースを格納した記憶部120
b、及び回答データベースを格納した記憶部120cか
らなる。
【0056】前記エキスパート制御プログラムが使用す
るデータについて説明する。質問データベースは、評価
データとしての官能評価データA、操舵状況データとし
ての車速条件データB1、同じく操舵状況データとして
の操舵条件データB2、同じく操舵状況データとしての
操舵速度条件データB3、及び、マップデータや、定数
データからなる制御パラメータデータCからなる。
【0057】なお、以下の説明では、評価データを評
価、官能評価データを官能評価、操舵状況データを操舵
状況、制御パラメータデータを制御パラメータ、車速条
件データを車速条件、操舵条件データを操舵条件、操舵
速度条件データを操舵速度条件という。又、マップデー
タ、定数データをそれぞれマップ、定数という。
【0058】官能評価Aは、前記制御装置20に係る操
舵時の官能評価である。官能評価は、操舵時の運転者が
感じる評価であって、例えば、「操舵が重い」、「中立
感薄い」、「操舵が軽い」、「引っかかり感がある。」
等がある。
【0059】車速条件B1は、操舵したとき、車速がど
の程度であったかのデータであって、「停止」、「走
行」等がある。操舵条件B2は、「切り込み」、「切り
戻し」、「保舵」がある。
【0060】又、操舵速度条件B3は、操舵速度の程度
がどの程度であったかを示すもので、「緩操舵」、「通
常操舵」、「急操舵」等に示すように複数段階があり、
この順で、操舵速度が速くなることを示している。
【0061】又、マップや、定数は、本実施形態では、
下記の(A)〜(D)に示すものが制御パラメータとされて
いる。 (A) 位相補償器27にて、操舵トルクを位相補償する
ために使用される定数。
【0062】(B) アシスト電流指令値演算部31にお
いて使用される、アシストマップ41、アシスト車速ゲ
インマップ43。 (C) ハンドル戻し制御器50において使用される、ハ
ンドル戻し補償マップ、ハンドル戻し補償ゲインマッ
プ。
【0063】(D) ダンパ制御器60において使用され
る、ダンパ電流マップ、ダンパゲインマップ。 これらの各データは図3に示すように、官能評価A、車
速条件B1、操舵条件B2、操舵速度条件B3は、その
官能評価Aが、どのような操舵状況下で行われたかの観
点で関連付けが行われている。
【0064】そして、上記のように官能評価Aと関連付
けられた操舵状況下において、その官能評価Aが表出す
る起因となる電動パワーステアリング制御装置20の制
御パラメータCが関連付けられている。この場合、官能
評価Aが表出する起因となる電動パワーステアリング制
御装置20の制御パラメータCは、1つとは限らず、複
数が関連付けられている場合もある。図3においては、
官能評価Aが表出する起因となる電動パワーステアリン
グ制御装置20の制御パラメータCは3つ挙げられてい
る。又、図示はしないが、制御パラメータであって、C
PU21が演算する際に使用する特定の定数が関連付け
られているものもある。
【0065】上記のようにして、質問データベースが構
築されている。回答データベースは、調整手法データベ
ースと、操舵フィーリングデータベースとからなる。
【0066】調整手法データベースは、制御パラメータ
を調整する種々の調整手法がデータベースとして構築さ
れたものである。すなわち、質問データベースにおい
て、官能評価Aと操舵状況と関連付けられている制御パ
ラメータCに対して、その官能評価Aを解消するための
調整手法が、選択できるように、質問データベースの制
御パラメータC毎に、調整手法データベースの調整手法
とが関連付けられている。
【0067】又、操舵フィーリングデータベースは、質
問データベースの各制御パラメータに関連付けられた調
整手法毎に、操舵フィーリングが関連付けられている。
この操舵フィーリングには、選択された調整手法が、電
動パワーステアリング制御装置20に適用された場合に
生ずる第1の操舵フィーリングと、選択された調整手法
とは相反する調整手法を行った場合の第2の操舵フィー
リングの2種類がある。
【0068】例えば、選択された調整手法が、適用され
た場合に生ずる第1の操舵フィーリングが「重い」、
「しっかり感」、「ひっかかり感」、「壁感」、「手応
え感アップ」とした場合、その選択された調整手法とは
相反する調整手法が適用された場合の第2の操舵フィー
リングとしては、「軽い」、「N不明(中立感不
明)」、「摩擦感アップ」というように、第1と、第2
の操舵フィーリングとは異なっている。
【0069】又、第1実施形態の制御パラメータ調整教
示装置100は、制御パラメータ設定装置としても機能
する制御プログラムを記憶部120aに格納されてい
る。又、制御パラメータ調整教示装置100の制御手段
110には、外部と通信が可能な受信手段160及び送
信手段170とを備え、前記電動パワーステアリング制
御装置20と接続されて、データ交信が可能とされてい
る。
【0070】(第1実施形態の作用) 1.制御パラメータ調整教示装置100としての作用 さて、上記のように構成された制御パラメータ調整教示
装置100の作用を説明する。
【0071】上記電動パワーステアリング制御装置20
を搭載した自動車の走行又は停止中に、ハンドル操舵を
行い、運転者(作業者)がその操舵フィーリングを変更
したい場合、入力部130を操作して、エキスパート制
御プログラムを起動し、図4に示すようにディスプレイ
150に官能評価及び操舵状況入力画面180を表示さ
せる。
【0072】この官能評価及び操舵状況入力画面180
は、同図に示すように、官能評価入力欄181、車速条
件入力欄182、操舵条件入力欄183、操舵速度条件
入力欄184を備えている。又、各入力欄には、逆三角
のマークが付されたボタン181a〜184aが隣接配
置されている。
【0073】マウス等のポインティングデバイスからな
る選択手段140を操作し、官能評価入力欄181のボ
タン181aに対して図示しないカーソルを当ててクリ
ックすると、官能評価の候補が表示される。この表示さ
れる官能評価の候補は、前記質問データベースから読み
出された全ての官能評価Aが表示される。例えば、官能
評価としては、「操舵が重い」、「中立感薄い」、「操
舵が軽い」、「引っかかり感がある。」等である。
【0074】なお、以下では、カーソルを所定の表示領
域やボタンに位置させた上、クリックすることを単にク
リックするという。そして、この表示された官能評価の
中から、運転者(作業者)が感じた操舵フィーリングと
合致する表記をクリックして選択する。
【0075】続く、車速条件入力欄182では、同様に
選択手段140を操作し、ボタン182aに対して図示
しないカーソルを当ててクリックすると、車速条件の候
補が表示される。この表示される車速条件の候補は、前
記質問データベースから読み出された全ての車速条件B
1が表示される。例えば、車速条件B1として「停
止」、「走行」等が表示される。そして、この表示され
た車速条件B1の中から、前記官能評価を得た時の車速
条件と合致する表記をクリックして選択する。
【0076】次の操舵条件入力欄183では、同様に選
択手段140を操作し、ボタン183aに対して図示し
ないカーソルを当ててクリックすると、操舵条件の候補
が表示される。この表示される操舵条件の候補は、前記
質問データベースから読み出された全ての操舵条件B2
が表示される。例えば、操舵条件B2として「切り込
み」、「切り戻し」、「保舵」が表示される。そして、
この表示された操舵条件B2の中から、前記官能評価を
得た時の操舵条件と合致する表記をクリックして選択す
る。
【0077】又、操舵速度条件入力欄184では、同様
に選択手段140を操作し、ボタン184aに対して図
示しないカーソルを当ててクリックすると、操舵速度条
件の候補が表示される。この表示される操舵速度条件の
候補は、前記質問データベースから読み出された全ての
操舵速度条件B3が表示される。例えば、操舵速度条件
B3として「緩操舵」、「通常操舵」、「急操舵」等が
表示される。そして、この表示された操舵速度条件B3
の中から、前記官能評価を得た時の操舵速度条件と合致
する表記をクリックして選択する。
【0078】そして、「官能評価及び操舵状況入力画
面」180の、対策一覧ボタン185を、選択手段14
0を操作し、クリックすると、CPU110aは、記憶
部120bに格納した質問データベースの中から、各入
力欄181〜184に選択され、入力された項目をアン
ド条件として関連付けられた制御パラメータCを検索す
る。そして、ディスプレイ150に方法一覧画面190
を表示するとともに、方法一覧画面190の一覧表示欄
191にその検索結果を表示する。
【0079】図5の例では、図4において官能評価入力
欄181、車速条件入力欄182、操舵条件入力欄18
3、操舵速度条件入力欄184にそれぞれ「中立感薄
い」、「走行」、「切り込み」、及び「通常操舵」が入
力された場合に、「走行」中に、「切り込み」操作した
際、それが「通常操舵」の際に感じられた「中立感薄
い」という官能評価を変更するための制御パラメータC
が検索されたのである。すなわち、この例では、「アシ
ストマップ」、「慣性補償マップ」、「慣性補償車速ゲ
インマップ」が上記の官能評価である「中立感薄い」に
関係する制御パラメータCとして検索されている。
【0080】上記の例において、運転者(作業者)が選
択手段140を操作して、例えば、一覧表示欄191に
表示された「アシストマップ」の表示部分をクリック
し、表示ボタン192をクリックすると、CPU110
aは図6に示す「調整手法回答表示画面」200をディ
スプレイ150に表示する。
【0081】さらに、CPU110aは、選択された制
御パラメータC(ここではアシストマップ)に関連付け
られた調整手法を調整手法データベースから検索する。
そして、調整手法回答表示画面200の調整手法表示欄
201にその検索結果である調整手法を表示する。さら
に、CPU110aは、選択された制御パラメータCが
マップである場合には、調整手法回答表示画面200の
グラフ表示欄202にそのマップをグラフ化して表示す
る。なお、選択された制御パラメータCがマップでな
く、定数である場合には、グラフ表示欄202には、グ
ラフは表示しない。
【0082】又、制御パラメータCの名前を調整手法回
答表示画面200の制御パラメータ名表示欄203に表
示する。さらに、CPU110aは、操舵フィーリング
データベースから、前記検索された調整手法と関連付け
られた第1の操舵フィーリングと、第2の操舵フィーリ
ングとを検索し、その検索結果をグラフ表示欄202の
適当な領域に設けられた表示領域202a、202bに
おいてそれぞれ表示する(図6参照)。なお、制御パラ
メータCとして定数が選択された場合には、グラフ表示
欄202には、グラフが表示されない状態で、第1の操
舵フィーリングと、第2の操舵フィーリングとを適当な
位置に配置された表示領域202a,202bにそれぞ
れ表示する。
【0083】このようにして、ディスプレイ150で
は、選択された制御パラメータCに関して調整手法が表
示され、かつ、その調整手法が電動パワーステアリング
制御装置20に適用された場合に生ずる操舵フィーリン
グ(第1の操舵フィーリング)と、その調整手法とは相
反する調整が行われた場合の操舵フィーリング(第2の
操舵フィーリング)が表示される。
【0084】この結果、運転者(作業者)は、どのよう
にして制御パラメータCを調整したらよいかが直ぐに理
解できる。 2.電動パワーステアリング制御装置の制御パラメータ
適合装置としての作用 本実施形態では、前記制御パラメータ調整教示装置10
0は制御パラメータ調整教示装置としての機能以外に、
制御パラメータ適合装置としての機能を有する。
【0085】以下にこの機能について説明する。なお、
制御パラメータ調整教示装置100は、通信ケーブルを
介して電動パワーステアリング制御装置20(以下、E
CU20という)が備えている通信制御部(図示しな
い)に接続されているものとする。
【0086】前記記憶部120aには、適合制御パラメ
ータ制御プログラムが格納されている。作業者は、制御
パラメータ調整教示装置100の入力部130を操作し
て、この適合制御パラメータ制御プログラムを起動す
る。
【0087】続いて、入力部130を操作して、ECU
20と交信し、調整が必要な制御パラメータ(制御パラ
メータデータ)をEEPROM25のアドレスに直接ア
クセスし、読出しする。この読み出した制御パラメータ
データを、ディスプレイ150に表示する。
【0088】図7は、制御パラメータデータとしてアシ
ストマップを読み出し、ディスプレイ150に表示した
例を示している。この表示画面250は、アシストマッ
プをグラフ化した表示領域251と、表表示領域252
とからなる。表表示領域252に表示された表の各セル
内に前記グラフ化されたマップを構築している数値が表
示されており、かつ、このセル内は、書換えできる欄と
なっている。このセル内を書換ると、CPU110a
は、その書き換えられた数値を含む表内の各セル内の数
値に基づいて演算し、表示領域251にグラフ化して表
示する。
【0089】作業者は、前記1.で説明したように制御
パラメータCの調整手法を得てガイドされた内容に基づ
いて、書換が必要なセル内の数値を書換えた後、この書
換後の制御パラメータデータを記憶部120aに保存す
る。
【0090】この後、入力部130を操作して、ECU
20と交信し、書き直した制御パラメータ(制御パラメ
ータデータ)をEEPROM25に格納する。このよう
に制御パラメータCを調整した後、自動車の操舵を行
い、電動パワーステアリング制御装置(ECU)20の
適合の確認作業を行う。
【0091】従って、上記実施形態によれば、以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1) 上記実施形態では、電動パワーステアリング制
御装置20に係る操舵時の官能評価(評価データ)と、
官能評価がどのような状況の下で行われた結果評価され
たかを示すデータであって、官能評価に関連付けられた
車速条件B1等(操舵状況データ)とを記憶手段120
が記憶するようにした。
【0092】又、記憶手段120は、車速条件B1等
(操舵状況データ)と官能評価に関連付けられ、関連付
けられた車速条件データB1等下で官能評価が表出する
起因となる電動パワーステアリング制御装置20の制御
パラメータCと、制御パラメータCに関するデータであ
って、関連付けられた官能評価の評価内容を解消するた
めにその制御パラメータCの調整手法を記憶するように
した。
【0093】又、選択手段140(第1入力手段、第2
入力手段)は、官能評価を入力するとともに、車速条件
データB1等を入力するようにした。選択手段140が
入力した官能評価Aと車速条件B1に基づいて記憶手段
120から、前記入力されたデータに関連する制御パラ
メータCの調整手法を読み出すCPU110a(読出し
手段)を設けた。
【0094】さらに、読み出された制御パラメータCの
調整手法を表示するディスプレイ150(出力手段)と
を設けた。この結果、作業者は、適当な操舵フィーリン
グを得る制御パラメータCの具体的な調整手法を簡単に
得ることができるため、短期間に必要な操舵フィーリン
グの適合を行うことができる。
【0095】(2) 上記実施形態では、記憶手段12
0は、制御パラメータCの調整手法とともに、その調整
手法が採用された際に生ずる、第1の操舵フィーリング
(操舵フィーリングデータ)を記憶するようにした。
又、CPU110aは、調整手法とともに、その第1の
操舵フィーリングを読み出し、ディスプレイ150は、
調整手法とともに、その第1の操舵フィーリングを表示
するようにした。
【0096】この結果、具体的な調整手法とともに、そ
の調整が行われて、電動パワーステアリング制御装置2
0に適合された場合の操舵フィーリングが即座に理解す
ることができる。
【0097】(3) 上記実施形態では、記憶手段12
0は、制御パラメータCの調整手法とともに、その調整
手法とは相反する調整手法が採用された場合に生ずる、
第2の操舵フィーリング(操舵フィーリングデータ)を
記憶するようにした。又、CPU110aは、調整手法
とともに、その第2の操舵フィーリングを読み出し、デ
ィスプレイ150は、調整手法とともに、その第1の操
舵フィーリングを表示するようにした。
【0098】この結果、具体的な調整手法とともに、そ
の調整とは相反する調整が行われた場合の項目を確認す
ることができる。 (4) 上記実施形態においては、制御パラメータ適合
装置として機能する場合、ECU20から読み込みした
制御パラメータデータを、ディスプレイ150にてグラ
フ化したため、作業者は、グラフ化した制御パラメータ
データを見ながら行うことができ、制御パラメータの設
定を容易に行うことができる。
【0099】又、前記実施形態では、EEPROM25
に直接アクセスして、読出ししているため、制御パラメ
ータデータの検討・入力、コンパイル等にかかる制御パ
ラメータデータ変更時間が短縮でき、入力ミスの防止が
できる。
【0100】なお、前記受信手段160は、電動パワー
ステアリング制御装置20からの制御パラメータデータ
を入力(受信)する制御パラメータ入力手段に相当す
る。送信手段170は、書換変更した制御パラメータデ
ータを電動パワーステアリング制御装置20に出力する
制御パラメータ出力手段に相当する。
【0101】入力部130は、制御パラメータデータを
書き換える書換入力手段に相当する。 (第2実施形態)次に本発明を電動パワーステアリング
制御装置の制御パラメータ調整教示システムに具体化し
た第2実施形態を図13〜図15を参照して説明する。
【0102】本実施形態の教示システムは、図14に示
すようにホストコンピュータ300から構成されてい
る。、同図に示すように、ホストコンピュータ300
は、経路制御装置、電話回線を経由してインターネット
NETに接続されている。又、自動車に搭載されたA4
版ノート型パソコン程度の大きさの端末350は、無線
機能を有した通信部360により電話回線を介してイン
ターネットNETに接続されている。なお。370はイ
ンフェイスである。
【0103】端末350は、前記第1実施形態のハード
構成と同様に構成されているため、第1実施形態の構成
に相当する構成については、同一符号を付してその説明
を省略する。なお、図示はしないが、この端末350に
は、第1実施形態の受信手段160、送信手段170も
装備しているが、図15では省略している。従って、端
末350は、第1実施形態と同様に、電動パワーステア
リング制御装置(ECU)20と交信可能である。又、
端末350は、第1実施形態と同様に制御パラメータ適
合装置としての機能を有する。
【0104】一方、ホストコンピュータ300におい
て、CPU(以下、制御手段という)310は、システ
ムプログラムを記憶したROM、RAM等を備えてお
り、RAMに展開されたプログラム(アプリケーション
プログラム)にしたがって各種の処理を実行するように
なされている。又、制御手段310には、入力部33
0、及びディスプレイ340が接続されている。
【0105】受信制御手段311はインターネットNE
Tを介して接続された端末350から入力される受信デ
ータを制御する。送信制御手段312は、前記端末35
0に出力される送信データを制御するようにされてい
る。
【0106】記憶手段321〜323は、それぞれ以下
のファイルが格納、記憶されている。プログラム記憶手
段としての記憶手段321には、エキスパート制御プロ
グラム等の各種制御プログラムが記憶されている。
【0107】記憶手段322には、第1実施形態と同様
の質問データベースが格納されている。又、記憶手段3
23には、第1実施形態と同様の回答データベースが格
納されている。
【0108】なお、本実施形態では、制御手段310
は、読出し手段に相当する。前記公衆回線、インターネ
ットNETは、通信回線に相当する。又、受信制御手段
311は、受信手段に相当し、送信制御手段312は、
送信手段に相当する。
【0109】(第2実施形態の作用)本実施形態におい
ては、ホストコンピュータ300に端末350がインタ
ーネットNETを介して接続されると、制御手段310
は、受信制御手段311を介して接続を検知し、制御プ
ログラムに従って端末350を制御する。
【0110】すなわち、ホストコンピュータ300は、
端末350からの要求信号により、エキスパート制御プ
ログラムを実行させ、端末からの種々の要求信号に基づ
いて、必要なデータを送信する。
【0111】従って、ホストコンピュータ300は、特
定の要求信号により、第1実施形態の図4に示す官能評
価及び操舵状況入力画面180を表示させるデータを送
信する。端末350側で、この官能評価及び操舵状況入
力画面180に必要な官能評価、各種条件等のデータを
入力して、ホストコンピュータ300に送信すると、制
御手段110は、質問データベースを検索して、方法一
覧画面190のデータを送信するとともに、方法一覧画
面190の一覧表示欄191に表示すべき検索結果を送
信する。端末350では、そのデータに基づいてディス
プレイ150に表示する。
【0112】続いて、端末350から方法一覧画面19
0から選択された制御パラメータCが送信されると、そ
の選択された制御パラメータCに関連付けられた調整手
法を調整手法データベースから検索する。そして、調整
手法回答表示画面200データと、調整手法表示欄20
1に表示すべき検索結果である調整手法データを送信す
る。端末350では、そのデータに基づいてディスプレ
イ150に表示する。
【0113】制御手段310は、操舵フィーリングデー
タベースから、前記検索された調整手法と関連付けられ
た第1の操舵フィーリングと、第2の操舵フィーリング
とを検索し、その検索結果を端末350に送信する。こ
の送信されたデータは、第1実施形態と同様にグラフ表
示欄202の適当な領域に設けられた表示領域202
a、202bにおいてそれぞれ表示される。
【0114】この結果、本実施形態においても、運転者
(作業者)は、どのようにして制御パラメータCを調整
したらよいかが直ぐに理解できる。従って、本実施形態
によれば、以下のような効果を得ることができる。
【0115】(1) 上記実施形態では、インターネッ
トNETを介して、制御パラメータデータの調整手法デ
ータを得るようにした。調整手法データ等の管理が一元
管理することが可能となり、調整手法データかを含む各
種データベースの変更作業を容易に行うことができる。
【0116】(2) 又、本実施形態においても、第1
実施形態と同様に記憶手段323は、制御パラメータC
の調整手法とともに、その調整手法にかかる調整手法が
採用された際に生ずる、第1の操舵フィーリング(操舵
フィーリングデータ)を記憶し、制御手段310は(読
出し手段)は、調整手法とともに、その第1の操舵フィ
ーリングを読み出すようにした。
【0117】送信制御手段312(送信手段)は、調整
手法とともに、第1の操舵フィーリング(操舵フィーリ
ングデータ)を送信するようにした。この結果、具体的
な調整手法とともに、その調整が行われて、電動パワー
ステアリング制御装置20に適合された場合の操舵フィ
ーリングが即座に理解することができる。
【0118】(3) 本実施形態においても、記憶手段
323は、制御パラメータCの調整手法とともに、その
調整手法とは相反する調整手法が採用された場合に生ず
る、第2の操舵フィーリング(操舵フィーリングデー
タ)を記憶するようにした。又、制御手段310は、調
整手法とともに、その第2の操舵フィーリングを読み出
し、送信制御手段312(送信手段)は、調整手法とと
もに、第2の操舵フィーリング(操舵フィーリングデー
タ)を送信するようにした。
【0119】この結果、具体的な調整手法とともに、そ
の調整とは相反する調整が行われた場合の項目を確認す
ることができる。なお、本実施形態は以下のように変更
してもよい。
【0120】(イ) 前記第1実施形態では、出力手段
としてディスプレイ150としたが、プリンタに出力す
るようにしてもよい。 (ロ) 前記第2実施形態では、無線、公衆回線、イン
ターネットNETを使用したが、通信回線としてPH
S、携帯電話等を利用してもよい。又、衛星通信を利用
してもよい。
【0121】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至請求
項6の発明によれば、制御パラメータの調整手法を容易
に得ることができる。
【0122】請求項2の発明によれば、具体的な調整手
法とともに、その調整が行われて、電動パワーステアリ
ング制御装置に適合された場合の操舵フィーリングが即
座に理解することができる。
【0123】請求項3及び請求項6の発明によれば、具
体的な調整手法とともに、その調整とは相反する調整が
行われた場合の項目を確認することができる。請求項4
の発明によれば、表示画面で容易に、請求項1乃至請求
項3の効果を実現できる。
【0124】請求項5の発明によれば、インターネット
等の通信回線を利用して、請求項1と同様の効果を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における電動パワーステ
アリング制御装置及びその制御パラメータ調整教示装置
の概略図。
【図2】同じく制御パラメータ調整教示装置の電気ブロ
ック図。
【図3】質問データベースの概略を示す説明図。
【図4】ディスプレイに表示された「官能評価及び操舵
状況入力画面」の説明図。
【図5】ディスプレイに表示された「方法一覧画面」の
説明図。
【図6】ディスプレイに表示された「調整手法回答画
面」の説明図。
【図7】ディスプレイに表示された画面の説明図。
【図8】電動パワーステアリング制御装置のCPUの機
能ブロック図。
【図9】同じくアシスト制御部の機能ブロック図。
【図10】慣性補償制御器の機能ブロック図。
【図11】ハンドル戻し制御器におけるハンドル戻し演
算を行う機能ブロック図。
【図12】ダンパ制御器におけるダンパ電流演算を行う
機能ブロック図。
【図13】第2実施形態のホストコンピュータ300の
電気ブロック図。
【図14】同じくインターネットの説明図。
【図15】端末の電気ブロック図。
【符号の説明】
20…電動パワーステアリング制御装置、110a…C
PU(読出し手段)、120…記憶手段、140…選択
手段(第1入力手段、第2入力手段)、150…ディス
プレイ(出力手段、表示手段)、310…制御手段(読
出し手段)、311…受信制御手段(受信手段)、31
2…送信制御手段(送信手段)、322,323…記憶
手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D032 CC08 DA15 DA63 DA64 DA65 DC01 DC02 DC03 DC17 DD01 DD06 DD10 DD17 EB00 EB11 EC22 GG01 3D033 CA03 CA13 CA16 CA20 CA21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の制御パラメータデータに基づいて
    制御を行う電動パワーステアリング制御装置であって、
    同電動パワーステアリング制御装置に係る操舵時の評価
    データと、前記評価データがどのような状況の下で行わ
    れた結果評価されたかを示す操舵状況データであって、
    前記評価データに関連付けられた操舵状況データと、前
    記操舵状況データと前記評価データに関連付けられ、関
    連付けられた操舵状況データの下で前記評価データが表
    出する起因となる前記電動パワーステアリング制御装置
    の制御パラメータデータと、前記制御パラメータデータ
    に関するデータであって、関連付けられた評価データの
    評価内容を解消するためにその制御パラメータデータの
    調整手法データとを記憶する記憶手段と、 評価データを入力する第1入力手段と、 操舵状況データを入力する第2入力手段と、 前記両入力手段が入力した評価データと操舵状況データ
    に基づいて前記記憶手段から前記入力されたデータに関
    連する制御パラメータデータの調整手法データを読み出
    す読出し手段と、 読み出された制御パラメータデータの調整手法データを
    出力する出力手段とを備えた電動パワーステアリング制
    御装置の制御パラメータ調整教示装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記制御パラメータデ
    ータの調整手法データとともに、その調整手法データに
    かかる調整手法が採用された際に生ずる、操舵フィーリ
    ングデータを記憶し、 前記読出し手段は、前記調整手法データとともに、その
    操舵フィーリングデータを読み出し、 前記出力手段は、前記調整手法データとともに、その操
    舵フィーリングデータを出力することを特徴とする請求
    項1に記載の電動パワーステアリング制御装置の制御パ
    ラメータ調整教示装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、前記制御パラメータデ
    ータの調整手法データとともに、その調整手法データに
    かかる調整手法が採用されないで相反する調整が行われ
    た際に生ずる操舵フィーリングデータを記憶し、 前記読出し手段は、前記調整手法データとともに、その
    操舵フィーリングデータを読み出し、 前記出力手段は、前記調整手法データとともに、その操
    舵フィーリングデータを出力することを特徴とする請求
    項2に記載の電動パワーステアリング制御装置の制御パ
    ラメータ調整教示装置。
  4. 【請求項4】 前記出力手段は、前記読出し手段にて読
    み出されたデータを表示する表示手段であることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載
    の電動パワーステアリング制御装置の制御パラメータ調
    整教示装置。
  5. 【請求項5】 各種の制御パラメータデータに基づいて
    制御を行う電動パワーステアリング制御装置であって、
    同電動パワーステアリング制御装置に係る操舵時の評価
    データと、前記評価データがどのような状況の下で行わ
    れた結果評価されたかを示す操舵状況データであって、
    前記評価データに関連付けられた操舵状況データと、前
    記操舵状況データと前記評価データに関連付けられ、関
    連付けられた操舵状況データの下で前記評価データが表
    出する起因となる前記電動パワーステアリング制御装置
    の制御パラメータデータと、前記制御パラメータデータ
    に関するデータであって、関連付けられた評価データの
    評価内容を解消するためにその制御パラメータデータの
    調整手法データとを記憶する記憶手段と、 評価データ及び操舵状況データをインターネット等の通
    信回線を介して入力する受信手段と、 前記受信手段が受信した評価データと操舵状況データに
    基づいて前記記憶手段から前記入力されたデータに関連
    する制御パラメータデータの調整手法データを読み出す
    読出し手段と、 読み出された制御パラメータデータの調整手法データを
    出力するインターネット等の通信回線に送信する送信手
    段とを備えた電動パワーステアリング制御装置の制御パ
    ラメータ調整教示システム。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段は、前記制御パラメータデ
    ータの調整手法データとともに、その調整手法データに
    かかる調整手法が採用された際に生ずる、操舵フィーリ
    ングデータを記憶し、 前記読出し手段は、前記調整手
    法データとともに、その操舵フィーリングデータを読み
    出し、 前記送信手段は、前記調整手法データとともに、その操
    舵フィーリングデータを送信することを特徴とする請求
    項5に記載の電動パワーステアリング制御装置の制御パ
    ラメータ調整教示システム。
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