JP2008238946A - 電動パワーステアリング装置のデータ書込装置、データ書込方法及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置のデータ書込装置、データ書込方法及び電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電動パワーステアリング装置を構成する構成要素のうち特性にバラツキを生じる構成要素について制御特性の調整を容易に行う。
【解決手段】操舵系に対して操舵補助力を発生する操舵補助機構と、該操舵補助機構を制御する制御装置とを備えた電動パワーステアリング装置のデータ書込装置であって、前記操舵系、前記操舵補助機構及び前記制御装置における所望の構成要素の特性データを格納する不揮発性データ格納手段41を有し、前記各構成要素を組立てる際に、前記不揮発性データ格納手段41に格納された特性データを前記制御装置の不揮発性記憶部に書込むデータ書込手段43とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、操舵系に対して操舵補助力を発生する操舵補助機構と、該操舵補助機構を制御する制御装置とを備えた電動パワーステアリング装置のデータ書込装置、データ書込方法及び電動パワーステアリング装置に関する。
この種の電動パワーステアリング装置は、一般に、運転者が操舵するステアリングホイールを有する操舵系と、この操舵系に対して操舵補助力を発生する電動モータ及び減速機で構成される操舵補助機構と、ステアリングホイールを運転者が操舵することにより発生する操舵トルクを検出する操舵トルクセンサを有し、操舵トルクに基づいて電流指令値を演算し、この電流指令値と操舵補助力を与える前記電動モータの駆動電流との偏差が小さくなるように制御する制御装置とを備えている。
ここで、操舵補助機構を構成する電動モータや制御装置の操舵トルクセンサなどの構成要素は製造バラツキがあり、これらのバラツキを管理しながら製造されている。ところが、例えば電動モータの出力トルクのバラツキが大きいと、機構部の強度を上げるか規格内の電動モータを使用するしかなく、何れにしても製造コストが嵩むという問題がある。
このため、従来、パワーステアリング用モータに流れるモータ駆動電流値とハンドル操作力に対応した目標電流値とに基づきモータをフィードバック制御する制御手段を有し、モータ駆動電流又は目標電流値を、不揮発性メモリに書き換え可能に記憶された補正データによって補正可能とし、この補正データをモータの出力トルクを検出し、この出力トルクに基づき設定するようにした電動パワーステアリング装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3390360号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来例にあっては、モータの出力トルクを測定するか又はシステムでの出力トルクを測定する必要があり、工程が複雑であると共に、モータや制御装置が出荷後に何らかの要因で交換された場合、同様の測定を行わなければならないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、電動パワーステアリング装置を構成する構成要素のうち特性にバラツキを生じる構成要素について制御特性の調整を容易に行うことができる電動パワーステアリング装置のデータ書込装置及びデータ書込方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係る電動パワーステアリング装置のデータ書込装置は、操舵系に対して操舵補助力を発生する操舵補助機構と、該操舵補助機構を制御する制御装置とを備えた電動パワーステアリング装置のデータ書込装置であって、前記操舵系、前記操舵補助機構及び前記制御装置における所望の構成要素の特性データを格納する不揮発性データ格納手段を有し、前記各構成要素を組立てる際に、前記不揮発性データ格納手段に格納された特性データを前記制御装置の不揮発性記憶部に書込むデータ書込手段とを有することを特徴としている。
この請求項1に係る発明では、例えば特性にバラツキが生じる所望の構成要素の特性データを不揮発性データ格納手段に格納し、各構成要素を組み立てる際に、データ書込手段によって不揮発性データ格納手段に格納されている特性データを制御装置の不揮発性記憶部に書込むので、制御装置が特性データに基づいて制御特性の調整を行うことより、各構成要素毎の特性のバラツキがあっても、そのバラツキに応じた制御特性の調整を容易に行うことができる。
また、請求項2に係る電動パワーステアリング装置のデータ書込装置は、請求項1に係る発明において、前記不揮発性データ格納手段は、少なくとも前記特性データを格納した状態で、該当する構成要素に取付けられるデータ記憶媒体で構成されていることを特徴としている。
この請求項2に係る発明では、少なくとも特性データを格納した不揮発性データ格納手段を該当する構成要素に取付けられるデータ記憶媒体で構成したので、構成要素から直接特性データを読取ることが可能となり、特性データの正確な読込みを行うことができる。
さらに、請求項3に係る電動パワーステアリング装置のデータ書込装置は、請求項2に係る発明において、前記データ記憶媒体は、識別情報を表す読取可能なコード情報を記録した記録用紙で構成されていることを特徴としている。
この請求項3に係る発明では、構成要素に取付けられるデータ記憶媒体が識別情報を表すバーコード、2次元コード等の読取可能なコード情報を記録した記録用紙であるので、この記録用紙を該当する構成要素に貼着しておくことにより、バーコードリーダなどの情報読取手段で特性データを直接読取ることができる。
さらにまた、請求項4に係る電動パワーステアリング装置のデータ書込装置は、請求項2に係る発明において、前記データ記憶媒体は、識別情報を記憶した非接触IC記憶媒体で構成されていることを特徴としている。
この請求項4に係る発明では、構成要素に取付けられるデータ記憶媒体が特性データを記憶したICタグ、RF−ID(RFタグ)などの非接触IC記憶媒体で構成されているので、この非接触IC記憶媒体を該当する構成要素に固着しておくことにより、リーダライタによって非接触で特性データを容易に読取ることができる。
なおさらに、請求項5に係る電動パワーステアリング装置のデータ書込装置は、請求項2乃至4の何れか1つに係る発明において、前記データ書込手段は、前記構成要素に取付けられたデータ記憶媒体から特性データを読出すデータ読出手段と、該データ読出手段で読出した特性データを前記不揮発性記憶部に記憶するデータ記憶手段とを備えていることを特徴としている。
この請求項5に係る発明では、データ読出手段でデータ記憶媒体に記憶されている特性データを読出し、読出した特性データをデータ記憶手段で制御装置の不揮発性記憶部に記憶するので、不揮発性記憶部への特性データの記憶を簡略化することができる。
また、本発明の請求項6に係る電動パワーステアリング装置のデータ書込装置は、請求項1に係る発明において、前記不揮発性データ格納手段は、前記構成要素の特性データを、各構成要素を識別する識別情報と共に格納するデータベースで構成されていることを特徴としている。
この請求項6に係る発明では、不揮発性データ格納手段で、構成要素の特性データを各構成要素を識別する識別情報と共に格納するデータベースで構成するので、識別情報から特性データを特定することが可能となり、データベースに複数の特性データを格納することができる。
さらに、請求項7に係る電動パワーステアリング装置のデータ書込装置は、請求項6に係る発明において、前記不揮発性データ格納手段に記憶されている前記識別情報を格納した状態で、該当する構成要素に取付けられる前記特性データを特定するための特定用記憶媒体を備えていることを特徴としている。
この請求項7に係る発明では、特定用記憶媒体に構成要素の識別情報を格納した状態で、この特性用記憶媒体を構成要素に取付けるので、この特定用記憶媒体に格納されている識別情報を読取ることにより、識別情報の入力を容易に行うことができる。
さらにまた、請求項8に係る電動パワーステアリング装置のデータ書込装置は、請求項7に係る発明において、前記特定用記憶媒体は、識別情報を表す読取可能なコード情報を記録した記録用紙で構成されていることを特徴としている。
この請求項8に係る発明では、特定用記憶媒体が識別情報を表すバーコードを記録した記録用紙であるので、この記録用紙を該当する構成要素に貼着しておくことにより、バーコードリーダで識別要素を容易に読取ることができる。
なおさらに、請求項9に係る電動パワーステアリング装置のデータ書込装置は、請求項7に係る発明において、前記特定用記憶媒体は、識別情報を記憶した非接触IC記憶媒体で構成されていることを特徴としている。
この請求項9に係る発明では、特定用記憶媒体が識別情報を記憶したICタグ、RF−ID(RFタグ)などの非接触IC記憶媒体で構成されているので、この非接触IC記憶媒体を該当する構成要素に固着しておくことにより、リーダライタによって非接触で識別情報を読取ることができる。
また、請求項10に係る電動パワーステアリング装置のデータ書込装置は、請求項7乃至9の何れか1つに係る発明において、前記データ書込手段は、前記構成要素に取付けられた特定用記憶媒体から識別情報を読取る情報読取手段と、該情報読取手段で読取った識別情報に基づいて前記不揮発性データ格納手段を検索して、該当する特性データを読込む特性データ読込み手段と、前記特性データ読込み手段で読込んだ特性データを前記制御装置の不揮発性記憶部に記憶する特性データ記憶手段とを有することを特徴としている。
この請求項10に係る発明では、構成要素に取付けられた特定用記憶媒体から情報読取手段で識別情報を読取り、読み取った識別情報をもとに特性データ読込手段で不揮発性データ格納手段に格納されている特性データを読込み、読み込んだ特性データを制御装置の不揮発性記憶部に記憶することにより、該当する構成要素の特性データを構成要素側に持たすことなく確実に不揮発性記憶部に記憶することができる。
さらに、請求項11に係る電動パワーステアリング装置のデータ書込装置は、請求項1乃至10の何れか1項に係る発明において、前記特性データは、前記操舵補助機構を構成する電動モータの誘起電圧特性データであることを特徴としている。
この請求項11に係る発明では、電動モータの誘起電圧のバラツキを表す誘起電圧特性データに基づいて制御装置で制御特性を調整することができるので、制御装置の出力特性の誘起電圧のバラツキによる影響を低減することができる。
さらにまた、請求項12に係る電動パワーステアリング装置のデータ書込装置は、請求項1乃至10の何れか1つに係る発明において、前記特性データは、前記操舵補助機構を構成する電動モータの誘起電圧の基準誘起電圧に対する比率であることを特徴としている。
この請求項12に係る発明では、特性データが電動モータの誘起電圧の基準誘起電圧に対する比率であるので、誘起電圧の比率に応じてゲイン調整することにより、誘起電圧のバラツキの影響を低減することができる。
なおさらに、請求項13に係る電動パワーステアリング装置のデータ書込装置は、請求項1乃至12の何れか1つに係る発明において、前記特性データは、前記操舵補助機構を構成するトルクセンサの出力特性のゲイン、オフセット値、温度特性であることを特徴としている。
この請求項13に係る発明では、出力特性のバラツキがあるトルクセンサの出力特性のゲイン、オフセット値、温度特性を特性データとするので、制御装置でトルクセンサ出力特性のゲイン、オフセット値、温度特性に応じた入力特性を調整することにより、正確なトルク検出値に基づく操舵補助制御を行うことができる。
また、請求項14に係る電動パワーステアリング装置のデータ書込装置は、請求項1乃至13の何れか1つに係る発明において、前記特性データは、前記操舵系を構成するステアリング機構の摩擦トルク、入出力効率であることを特徴としている。
この請求項14に係る発明では、操舵系を構成するステアリング機構の摩擦トルク、入出力効率を特性データとするので、ステアリング機構の特性に応じた正確な制御特性の調整を行って、正確な操舵補助制御を行うことができる。
さらに、請求項15に係る電動パワーステアリング装置のデータ書込方法は、操舵系に対して操舵補助力を発生する操舵補助機構と、該操舵補助機構を制御する制御装置とを備えた電動パワーステアリング装置を製造する電動パワーステアリング装置の製造方法であって、前記操舵系、前記操舵補助機構及び前記制御装置における所望の構成要素の特性データを不揮発性データ格納手段に当該構成要素を識別する識別情報と共に記憶するステップと、前記識別情報を格納した特定用記憶媒体を該当する構成要素に取付けるステップと、前記構成要素を組立てる際に、前記特定用記憶媒体から識別データをデータ読取手段で読取るステップと、読取った前記識別データに基づいて前記不揮発性データ格納手段から特性データを読出し前記制御装置の不揮発性記憶部に記憶するステップを備えたことを特徴としている。
この請求項15に係る発明では、構成要素の特性データを当該構成要素の識別情報と共に不揮発性データ格納手段に格納すると共に、構成要素に識別情報を格納した特定用記憶媒体を取付け、構成要素を組立てる際に、特定用記憶媒体に記憶されている識別情報を読込み、読込んだ識別情報をもとに不揮発性データ格納手段に格納されている特性データを読み出して制御装置の不揮発性記憶部に記憶するので、構成要素側に複雑な特性データを持たせる必要がなく、特定用記憶媒体を簡易化することができると共に、不揮発性データ格納手段に格納されている各構成要素の特性データを同時に不揮発性記憶部に記憶させることができる。
さらにまた、請求項16に係る電動パワーステアリング装置のデータ書込方法は、操舵系に対して操舵補助力を発生する操舵補助機構と、該操舵補助機構を制御する制御装置とを備えた電動パワーステアリング装置を製造する電動パワーステアリング装置の製造方法であって、前記操舵系、前記操舵補助機構及び前記制御装置における所望の構成要素の特性データを格納したデータ記憶媒体を該当する構成要素に取付けるステップと、前記構成要素を組立てる際に、前記データ記憶媒体から特性データをデータ読取手段で読取るステップと、読取った前記特性データを前記制御装置の不揮発性記憶部に記憶するステップとを備えたことを特徴としている。
この請求項16に係る発明では、構成要素の特性データを格納したデータ記憶媒体を該当する構成要素に取付け、各構成要素の組立て時に、データ記憶媒体から特性データを読取って、制御装置の不揮発性記憶部に記憶するので、構成要素の特性データを不揮発性記憶部に容易に記憶させることができ、正確な操舵補助制御を行うことができる。
なおさらに、本発明の請求項17に係る電動パワーステアリング装置は、請操舵系に対して操舵補助力を発生する操舵補助機構と、該操舵補助機構を制御する制御装置とを備えた電動パワーステアリング装置であって、
前記制御装置は、前記各構成要素を組立てる際に、前記請求項1乃至14の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置のデータ書込装置によって特性データが書込まれる不揮発性記憶部と、該不揮発性記憶部に記憶された特性データに基づいて制御特性を調整する制御特性調整手段とを備えていることを特徴としている。
この請求項17に係る発明では、制御装置は、各構成要素を組立てる際に、データ書込装置によって、不揮発性データ格納手段に格納されている特性データが不揮発性記憶部に記憶されるので、制御特性調整手段で、制御特性を調整する際に、不揮発性記憶部に記憶された特性データを常時参照することができ、正確な制御特性の調整を行うことができる。
また、請求項18に係る電動パワーステアリング装置の書込装置は、請求項17に係る発明において、前記不揮発性記憶部は、EEPROMで構成されていることを特徴としている。
この請求項18に係る発明では、不揮発性記憶部をEEPROMで構成することにより、安価な構成で特性データを書き換え可能に記憶することができる。
本発明によれば、電動パワーステアリング装置を構成する各構成要素の特性データを不揮発性データ格納手段に格納し、この不揮発性データ格納手段に格納された特性データを各構成要素の組立て時に制御装置の不揮発性記憶部に書込むので、電動モータ、トルクセンサ、ステアリング機構等における構成要素の特性のバラツキが制御装置の制御特性に影響を与える場合に、構成要素の特性データを制御装置の不揮発性記憶部に容易に書込むことができ、制御装置で、記憶されたメモリ特性データに基づいて制御特性を補償して特性のバラツキの影響を軽減した正確な操舵補助制御を行うことができるという効果が得られる。
ここで、特性データはデータベース等で構成される不揮発性データ格納手段に格納してもよく、構成要素に取付ける記憶媒体で構成される不揮発性データ格納手段に格納するようにしても良い。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用し得る電動パワーステアリング装置の一実施形態を示す全体構成図であって、図中、1はステアリング機構であり、このステアリング機構1はステアリングホイール2が装着されたステアリングシャフト3と、このステアリングシャフト3のステアリングホイール2とは反対側に連結されたラックピニオン機構4と、このラックピニオン機構4にタイロッド等の連結機構5を介して連結された左右の転舵輪6とを備えている。
そして、ステアリングシャフト3には、減速機7を介して電動モータ8が連結されている。この電動モータ8は、例えば三相交流駆動されるスター(Y)結線されたブラシレスモータで構成され、電動パワーステアリング装置の操舵補助力を発生する操舵補助力発生用モータとして動作する。
そして、電動モータ8は車両に搭載されたバッテリ11から出力されるバッテリ電圧Vbがヒューズ12及びイグニッションスイッチ20を介して供給されるベクトル制御を行う制御装置13によって駆動制御される。
この制御装置13には、ステアリングシャフト3に配設された操舵トルクセンサ16で検出されたステアリングホイール2に入力される操舵トルクTが入力されていると共に、電動モータ8に配設されたレゾルバなどのモータ位置検出器17で検出されたモータ回転角θmが入力され、さらに車速検出部としての車速センサ18で検出した車速検出値Vsが入力されると共に、モータ電流検出部19で検出した電動モータ8の各相電流Ima、Imb及びImcが入力されている。
ここで、操舵トルクセンサ16は、ステアリングホイール2に付与されてステアリングシャフト3に伝達された操舵トルクTを検出するもので、例えば、操舵トルクを図示しない入力軸及び出力軸間に介挿したトーションバーの捩れ角変位に変換し、この捩れ角変位を磁気信号で検出し、それを電気信号に変換するように構成されている。
制御装置13は、図2に示すように、操舵トルクセンサ16の特性データとしてトルクセンサオフセット値TOF、後述するモータ位置検出器17のオフセット値ROF、リニアリティ補正値RLA、モータ特性値(ゲイン)K、ステアリング機構1及び電動モータ8の摩擦トルクTfを記憶した例えばEEPROMで構成される書き換え可能な不揮発性メモリ21を有する。
また、制御装置13は、操舵トルクセンサ16で検出した操舵トルク検出値Tdに不揮発性メモリ21に記憶されているトルクセンサオフセット値TOFを減算して補正した操舵トルクTを算出する減算部22と、この減算部22から出力される操舵トルクTと車速センサ18で検出した車速Vsとが供給される基本アシスト量演算部23を有する。この基本アシスト量演算部23は、入力される操舵トルクT及び車速Vsに基づいて操舵補助電流指令値算出用マップを参照して操舵補助電流指令値Irefを算出して出力する。この操舵補助電流指令値算出用マップは、図3に示すように、横軸に操舵トルクTをとり、縦軸に操舵補助電流指令値Irefをとると共に、車速Vsをパラメータとした放物線状の曲線で表される特性線図で構成され、操舵トルクTが“0”からその近傍の設定値Ts1までの間は操舵補助電流指令値Irefが“0”を維持し、操舵トルクTが設定値Ts1を超えると最初は操舵補助電流指令値Irefが操舵トルクTの増加に対して比較的緩やかに増加するが、さらに操舵トルクTが増加すると、その増加に対して操舵補助電流指令値Irefが急峻に増加するように設定され、この特性曲線が車速の増加に従って傾きが小さくなるように設定されている。
この基本アシスト量演算部23から出力される操舵補助電流指令値Irefは位相遅れ・進み補償器24で位相遅れ・進み補償され、この位相遅れ・進み補償器24で位相遅れ・進み補償された操舵補助電流指令値Iref′が加算部25の一方の入力側に供給される。
この加算部25の他方の入力側には、前述した不揮発性メモリ21に記憶されている特性データとしてのステアリング機構1及び電動モータ8の摩擦トルクTFが入力される摩擦補償部26で算出する摩擦補償値Ifが入力されている。ここで、摩擦補償部26は、不揮発性メモリ21に記憶されている摩擦トルクと電動モータの回転方向とから摩擦補償値Ifを算出するように構成されている。
そして、加算部25の加算出力が前述した不揮発性メモリ21に記憶されているモータ特性値(ゲイン)Kを乗算するゲイン調整器27に供給されてゲイン調整され、ゲイン調整された電流指令値Irefoがd−q軸電流指令値演算部28に供給される。
このd−q軸電流指令値演算部28では、モータ位置検出器17から入力されるモータ位置検出信号を、前述した不揮発性メモリ21に記憶されている位置検出器オフセット値及びリニアリティ補正値で補正して電気角θeに変換する電気角演算部29から出力される電気角θeと、こ電気角θeを微分して角速度ωを演算する角速度演算部30から出力される角速度ωとが入力され、入力される電流指令値Iref0及び電気角θe,角速度ωに基づいてd−q軸座標におけるd軸電流指令値Idref及びq軸電流指令値Iqrefを算出し、算出したd軸電流指令値Idref及びq軸電流指令値Iqrefを2相/3相変換部31に出力する。
この2相/3相変換部31では、d軸電流指令値Idref及びq軸電流指令値Iqrefを電動モータ8の3相電流指令値IAref、IBref及びICrefに変換する。ここで、2相/3相変換部31は、電気角演算部29から入力される電気角θeに基づいてd軸電流指令値Idref及びq軸電流指令値Iqrefを3相電流指令値IAref、IBref及びICrefに変換する。
そして、2相/3相変換部31から出力される3相電流指令値IAref、IBref及びICrefが減算部32に供給され、この減算部32で3相電流指令値IAref、IBref及びICrefから例えば後述するインバータ回路35に設けられたモータ電流検出部19で検出したモータ電流Ima、Imb及びImcを減算して電流偏差ΔIA、ΔIB及びΔICを算出して電流制御部33に供給する。
電流制御部33では、入力される電流偏差ΔIA、ΔIB及びΔICを例えば比例・積分制御処理(PI制御処理)して3相電圧指令値VAref、VBref及びVCrefを算出してパルス幅変調(PWM)制御部34に出力する。
このパルス幅変調制御部34では、入力される3相電圧指令値VAref、VBref及びVCrefに基づいてパルス幅変調信号を形成し、このパルス幅変調信号をインバータ回路35に出力する。
このインバータ回路35では、例えば6個の電界効果トランジスタ等のスイッチング素子で構成されるインバータを入力されるパルス幅変調信号でスイッチング制御することにより、電動モータ8に供給する3相モータ駆動電流Ima、Imb及びImcを形成し、形成した3相モータ駆動電流Ima、Imb及びImcを電動モータ8に出力する。
ところで、不揮発性メモリ21へのステアリング機構1及び電動モータ8の摩擦トルクTF、トルクセンサオフセットTOF、モータ特性値K、位置検出器オフセット値ROF及びリニアリティ補正値RLAの書込みは、以下のようにデータ書込装置40を使用して行われる。このデータ書込装置40は図4に示すように、特性データを記録するバーコードを印刷した不揮発性データ格納手段としての記録紙41と、この記録紙41に印刷されたバーコードを読取る情報読取手段としてのバーコードリーダ42と、このバーコードリーダ42で読取った特性データを処理して不揮発性メモリ21に書込む演算処理装置43とで構成されている。
そして、例えば電動モータ8のモータ特性値K(ゲイン)を不揮発性メモリ21に書込むには、先ず、電動モータのサプライヤにおいて、電動モータ8の製作が完了した時点で、図4(a)に示すように、電動モータ8の誘起電圧eを測定して、誘起電圧の波高値Mを算出し、この波高値Mの基準誘起電圧の波高値Sに対する比率を特性データとしてのモータ特性値Kとし、このモータ特性値Kを表すバーコードを印刷した記録紙41を電動モータ8の筐体8aに貼着する。ここで、測定したモータの誘起電圧Mの基準となる誘起電圧Sに対する比率は、基準となる誘起電圧Sを持つモータのトルク定数との比率と等価である。制御装置13では、この比率即ちモータ特性値Kで加算器25の出力を調整し、電流指令値irefoとすることにより、出力トルクのバラツキを低減することができる。
次いで、電動モータ8を電動パワーステアリング装置の組立て工場に運んで、電動パワーステアリング装置に組付ける際に、図4(b)に示すように、バーコードリーダ42で電動モータ8の筐体8aに貼着されている記録紙41のバーコードを読込んで、モータ特性値Kを例えばパーソナルコンピュータで構成される演算処理装置43内例えばハードディスクに形成されたモータ特性値記憶領域に一旦記憶してからこのモータ特性値記憶領域に記憶されたモータ特性値Kを制御装置13の不揮発性メモリ21のモータ特性値記憶領域に図2に示すメモリインタフェースMIを介して書込む。
この場合の演算処理装置43で実行する特性データ書込処理は、図5に示すように、先ず、ステップS1で、バーコードリーダ42からバーコード読取信号が入力されたか否かを判定し、バーコード読取信号が入力されていないときにはこれが入力されるまで待機し、バーコード読取信号が入力されときにはステップS2に移行して、入力されたバーコード読取信号をモータ特性値Kの数値データに変換し、次いでステップS3に移行して、数値データへの変換が完了したか否かを判定し、数値データへの変換が完了していないときには前記ステップS2に戻り、数値データへの変換が完了したときにはステップS4に移行する。
このステップS4では、変換したモータ特性値Kを一旦ハードディスク内に形成したモータ特性値記憶領域に記憶し、次いでステップS5に移行してモータ特性値記憶領域に記憶したモータ特性値Kを制御装置13内の不揮発性メモリ21のモータ特性値記憶領域にメモリインタフェースMIを介して書込む。
次いで、ステップS6に移行して、不揮発性メモリ21から書込んだモータ特性値Kを読出し、次いでステップS7に移行して、読出したモータ特性値Kとハードディスク内のモータ特性値記憶領域に記憶されているモータ特性値Kとが一致するか否かを判定する。
この判定結果が、両者が一致したときにはそのままモータ特性値の書込処理を終了するが、両者が不一致であるときには前記ステップS8に移行して、書込エラー回数Nを“1”だけインクリメントしてからステップS9に移行し、書込エラー回数Nが予め設定した所定数Nsに達したか否かを判定し、N<Nsであるときには前記ステップS5に戻り、N≧NsであるときにはステップS10に移行して、書込エラー表示を表示装置43aに表示してから特性データ書込処理を終了する。
この図5の処理及びバーコードリーダ42がデータ書込手段に対応している。
他のステアリング機構1及び電動モータ8の摩擦トルクTF、トルクセンサオフセットTOF、位置検出器オフセット値ROF及びリニアリティ補正値RLAの書込みについても、該当する構成部品となるステアリング機構1、操舵トルクセンサ16、モータ位置検出器17にそれぞれ測定した摩擦トルクTF、トルクセンサオフセットTOF、位置検出器オフセット値ROF及びリニアリティ補正値RLAをバーコードで表した記録紙41を貼着して、上記と同様の特性データ書込処理を行う。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
先ず、電動パワーステアリング装置の特性のバラツキを生じる各構成要素即ちステアリング機構1、電動モータ8、操舵トルクセンサ16及びモータ位置検出器17のそれぞれについて各サプライヤの組立て工場で製品の組立てを完了した時点で、摩擦トルクTF、トルクセンサの出力値及び基準出力値、誘起電圧の測定波高値M及び基準波高値S、モータ位置検出出力値及び基準出力値を測定し、これら測定値或いは基準値に対する比率をバーコードに変換して記録紙41に印刷する。そして、特性データをバーコードとして印刷した記録紙41を各構成要素即ちステアリング機構1、電動モータ8、操舵トルクセンサ16及びモータ位置検出器17のそれぞれに貼着する。
その後、完成した各ステアリング機構1、電動モータ8、操舵トルクセンサ16及びモータ位置検出器17を電動パワーステアリング装置の組立工場に搬入し、これらを組付けて電動パワーステアリング装置を組立てる際に、各構成要素に貼着されている記録紙41のバーコードをバーコードリーダ42で個別に読取り、読取ったバーコード検出信号を演算処理装置43に入力する。
この演算処理装置43では、図5の特性データ書込処理を実行して、読込んだバーコード検出信号を数値データに変換し、数値データへの変換が完了したときに特性データに基づいて摩擦トルクTF、モータ特性値K、トルクセンサオフセットTOF、位置検出器オフセット値ROF及びリニアリティ補正値RLAを個別に算出し、算出した摩擦トルクTF、モータ特性値K、トルクセンサオフセットTOF、位置検出器オフセット値ROF及びリニアリティ補正値RLAを不揮発性メモリ21にメモリインタフェースMIを介して書込み、データ書込が正常か否かを判定し、正常であるときには特性データ書込処理を終了し、データ書込が正常でないときには所定回数Nsだけ特性データの書込処理を繰り返し、所定回数Nsを超えたときに書込異常処理を行う。
このようにして、不揮発性メモリ21に特性データとして摩擦トルクTF、モータ特性値K、トルクセンサオフセットTOF、位置検出器オフセット値ROF及びリニアリティ補正値RLAの書込みが完了すると共に、各構成要素の組立てが完了すると、制御装置13によって電動モータ8が制御可能となる。
このため、イグニッションスイッチ20をオン状態とすることにより、制御装置13にバッテリ11から電力が供給されて、制御装置13で図2に示す制御が行われる。
すなわち、ステアリングホイール2を操舵することにより発生する操舵トルクを操舵トルクセンサ16で検出し、この操舵トルクセンサ16で検出した操舵トルク検出値Tdを減算部22に供給することにより、不揮発性メモリ21に記憶されているトルクセンサオフセット値TOFで補正された操舵トルクTが算出され、この操舵トルクT及び車速センサ18で検出した車速Vsが基本アシスト量演算部23に入力されることにより、この基本アシスト量演算部23で図3の操舵補助電流指令値算出マップを参照して操舵補助電流指令値Irefが算出される。
そして、算出された操舵補助電流指令値Irefが位相遅れ・進み補償器24で位相遅れ・進み補償されて加算部25に供給され、この加算部25に供給されている不揮発性メモリ21に記憶されている摩擦トルクTFに基づいて摩擦補償部26で算出された摩擦補償値Ifが加算され、次いでゲイン調整器27で不揮発性メモリ21に記憶されているモータ特性値Kでゲイン調整し、ゲイン調整した電流指令値Irefoをd−q軸電流指令値演算部28に供給して、d軸電流指令値Idref及びq軸電流指令値Iqrefを算出し、これらd軸電流指令値Idref及びq軸電流指令値Iqrefが2相/3相変換部31で3相電流指令値IAref、IBref及びICrefに変換される。
そして、この3相電流指令値IAref、IBref及びICrefとモータ電流検出部19で検出されたモータ検出電流Ima、Imb及びImcとの電流偏差ΔIA、ΔIB及びΔICが減算部32で算出され、この電流偏差ΔIA、ΔIB及びΔICが電流制御部33で例えばPI制御処理されて電圧指令値VAref、VBref及びVCrefが算出され、この電圧指令値VAref、VBref及びVCrefがパルス幅変調制御部34でパルス幅変調されてインバータ回路35に供給されることにより、このインバータ回路35から電動モータ8に3相モータ駆動電流Ima、Imb及びImcが供給されて電動モータ8が回転駆動される。
このため、電動モータ8で操舵トルクセンサ16で検出した操舵トルク検出値Tdに応じた最適な操舵補助力を発生し、この操舵補助力を減速機7を介してステアリングシャフト3に伝達することにより、ステアリングホイール2を軽く操舵することができる。
このとき、実際に電動パワーステアリング装置に組付けられたステアリング機構1、電動モータ8、操舵トルクセンサ16及びモータ位置検出器17の特性データが演算処理装置43に入力されて、この演算処理装置43で演算処理された各種補償データが不揮発性メモリ21に書込まれているので、制御装置13で実際に組付けられたステアリング機構1、電動モータ8、操舵トルクセンサ16及びモータ位置検出器17の特性バラツキを減少させる補償制御を行うことができ、正確な操舵補助制御を行うことができる。
そして、不揮発性メモリ21への補償値データの書込みが、各構成要素に特性データをバーコードで記録した記録紙41を貼着し、この記録紙41のバーコードをバーコードリーダ42で読取って演算処理装置43に入力することにより、演算処理装置43で特性データ書込処理を実行することにより、不揮発性メモリ21に各補償値データを書込むことができ、不揮発性メモリ21に対するデータの書込みを容易に行うことができる。
しかも、不揮発性メモリ21としてEEPROMを適用することにより、記憶している補償値データの書き換えが可能であり、例えば、何らかの原因でステアリング機構1、電動モータ8、操舵トルクセンサ16、モータ位置検出器17の何れかを交換する場合には、新たな構成要素に貼着されている記録紙41から特性データを読取ることにより、該当する構成要素の新たな補償値データを不揮発性メモリ21に書き換えることができる。
なお、上記第1の実施形態においては、特性データをバーコードに変換して記録紙41に印刷する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、特性データをQRコードなどの2次元コードに変換して記録紙41に記録すると共に、記録紙41に記録された2次元コードを画像読取手段で読取って画像処理することにより、特性データを復元するようにしてもよい。この場合には、バーコードに対して記憶データ容量を大きくすることができるので、電動モータ8の誘起電圧M及び基準誘起電圧Sをそのまま記録し、データ書込装置40の図4の処理で誘起電圧M及び基準誘起電圧Sの比率を算出することによりモータ特性値Kを求めるようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態を図6及び図7について説明する。
この第2の実施形態では、構成要素に特性データを記録することなく、不揮発性メモリ21に特性データに基づく補償値データを書込むことができるようにしたものである。
すなわち、第2の実施形態では、図6に示すように、データ書込装置40がサプライヤで例えば電動モータ8の組立が完了した時点で、測定した誘起電圧データの測定波高値M及び基準波高値Sを測定対象となる電動モータ8に固有の例えばシリアル番号を識別情報をインデックスとして登録する不揮発性データ格納手段としてのデータベース50を備えている。
そして、完成した電動モータ8の筐体8aには、識別情報を表すバーコードを印刷した特定用記憶媒体としての記録紙51が貼着されている。
そして、記録紙51に記録されたバーコードをデータ読取手段としてのバーコードリーダ52で読取り、このバーコードリーダ52で読取ったバーコード検出信号を演算処理装置53に供給し、この演算処理装置53で図7に示す特性データ書込処理を実行する。
このデータ書込処理は、図7に示すように、前述した第1の実施形態における図5の処理におけるステップS3及びS4間に、変換した識別情報に基づいてデータベース50を参照して、識別情報に対応した誘起電圧の波高値M及びSを読込むステップS21と、誘起電圧の波高値Mの基準波高値Sに対する比率を算出してモータ特性値Kを算出するステップS22との2つの処理が介装されていることを除いては前述した図5と同様の処理を行い、図5との対応処理には同一ステップ番号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
この図7の処理がデータ書込手段に対応している。
この第2の実施形態によると、ステアリング機構1、電動モータ8、操舵トルクセンサ16、モータ位置検出器17等の構成要素に固有の識別情報を表すバーコードを印刷した記録紙51を貼着するだけでよく、特性データを記録する必要はないので、記録紙51の作成が容易であると共に、バーコードリーダ52でのバーコード読取りも簡単に行うことができる。
そして、演算処理装置53でバーコードリーダ52から読込んだバーコード読取信号を数値データ変換した識別情報を基にデータベース50をアクセスして、識別情報に対応する特性データを検索し、該当する特性データを読込むので、その後は前述した第1の実施形態と同様の処理を行うことにより、不揮発性メモリ21に特性データに基づく補償値データを書込むことができる。
このように、上記第2の実施形態によると、各構成要素に識別情報を表すバーコードを印刷した記録紙51を貼着するだけで、特性データを記録する必要がないので、記録紙51の作成が容易であると共に、バーコードリーダ52での読込みも容易となり、不揮発性メモリ21への補償データの書込処理を容易に行うことができる。また、特性データをデータベース50に登録するので、このデータベース50の記憶容量が大きいことにより、誘起電圧等の測定データそのものを記憶することができ、測定データに基づいてより詳細な補償データを作成して、不揮発性メモリ21に記憶させることができる。
なお、上記第1及び第2の実施形態においては、不揮発性データ格納手段として特性データ又は識別情報を表すバーコードを印刷した記録紙41,51を適用する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、特性データ又は識別情報を記憶したICタグ、RF−ID(RFタグ)などの非接触IC記憶媒体を適用することもできる。この場合には、非接触IC記憶媒体に記憶された情報を読取るためにバーコードリーダに代えて非接触IC記憶媒体と非接触で無線通信によるデータの読み書きを行う情報読取手段としてのリーダライタを適用すればよいものである。この非接触IC記憶媒体を適用する場合には、記憶容量を大きく取れることから、特性データとして誘起電圧等の測定データそのものを記憶させることができ、制御装置13でより詳細な補償を行うことができる。
また、情報読取手段としては、バーコードリーダやリーダライタに限定されるものではなく、データ記憶媒体に記憶されている識別情報や特性データを記憶するデータ記憶媒体の種別に応じた情報読取手段を適用することができる。
さらに、上記第1及び第2の実施形態においては、ステアリング機構1、電動モータ8、操舵トルクセンサ16及びモータ位置検出器17の特性データに基づく補償値データを不揮発性メモリ21に記憶する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、上記の何れか1つ又は複数の組合わせや、他の構成要素の特性データとの組合せ等不揮発性メモリ21に記憶させる補償情報としては任意に設定することができる。
さらにまた、上記第1及び第2の実施形態においては、不揮発性メモリ21としてEEPROMを適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、フラッシュメモリ等の他の不揮発性メモリを適用することができる。
なおさらに、上記第1及び第2の実施形態においては、トルクセンサの出力特性のオフセット値を特性データとしたが、これに限らず、トルクセンサの出力特性のゲインや温度特性を特性データとするようにしてもよく、またステアリング機構1の摩擦トルクに代えてステアリング機構1の入出力効率を適用するようにしてもよく、さらにはステアリング機構1、電動モータ8、トルクセンサ16及びモータ位置検出器17以外の構成要素についての特性データを不揮発性メモリ21に記憶するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、電動パワーステアリング装置がd−q軸電流指令値演算部28で算出したd軸電流指令値Idref及びq軸電流指令値Iqrefを2相/3相変換部31で3相電流指令値IAref〜ICrefに変換してからモータ電流Ima〜Imcとの電流偏差ΔIA〜ΔICを算出する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、モータ電流検出部19で検出したモータ電流Ima〜Imcを3相/2相変換部でd軸検出電流Imd及びq軸検出電流Imqに変換し、これらd軸検出電流Imd及びq軸検出電流Imqとd−q軸電流指令値演算部28で演算したd軸電流指令値Idref及びq軸電流指令値Iqrefとの電流偏差を算出し、これら電流偏差を2相/3相変換部で3相電流指令値IAref〜ICrefに変換するようにしてもよい。
さらに、上記第1及び第2の実施形態においては、電動モータ8としてブラシレスモータを適用し、このブラシレスモータをベクトル制御する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、電動モータ8としてブラシ付きモータを適用した場合には、図2の構成において、d−q軸電流指令値演算部28、2相/3相変換部31、インバータ回路35を省略すると共に、モータ位置検出器17、電気角演算部29及び角速度演算部30を省略し、インバータ回路35に代えて4つのスイッチング素子をH型に配置したHブリッジ回路を適用するようにすればよい。
本発明の第1の実施形態を示す全体構成図である。 図1の制御装置の具体的構成を示すブロック図である。 制御装置で使用する操舵補助電流指令値算出用マップを示す特性線図である。 データ書込装置を示す説明図である。 データ書込装置の演算処理装置で実行する特性データ書込処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示すデータ書込装置の構成図である。 第2の実施形態における演算処理装置で実行する特性データ書込処理手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…ステアリング機構、2…ステアリングホイール、3…ステアリングシャフト、4…ステアリングギヤ機構、13…制御装置、16…操舵トルクセンサ、17…モータ位置検出器、18…車速センサ、21…不揮発性メモリ、22…減算部、23…基本アシスト量演算部、25…加算部、26…摩擦補償部、27…ゲイン調整部、28…d−q軸電流指令値演算部、29…電気角演算部、30…角速度演算部、31…2相/3相変換部、32…減算部、33…電流制御部、34…パルス幅変調制御部、35…インバータ回路、MI…メモリインタフェース、41…記録紙、42…バーコードリーダ、43…演算処理装置、50…データベース、51…記録紙、52…バーコードリーダ、53…演算処理装置

Claims (18)

  1. 操舵系に対して操舵補助力を発生する操舵補助機構と、該操舵補助機構を制御する制御装置とを備えた電動パワーステアリング装置のデータ書込装置であって、
    前記操舵系、前記操舵補助機構及び前記制御装置における所望の構成要素の特性データを格納する不揮発性データ格納手段を有し、前記各構成要素を組立てる際に、前記不揮発性データ格納手段に格納された特性データを前記制御装置の不揮発性記憶部に書込むデータ書込手段とを有することを特徴とする電動パワーステアリング装置のデータ書込装置。
  2. 前記不揮発性データ格納手段は、少なくとも前記特性データを格納した状態で、該当する構成要素に取付けられるデータ記憶媒体で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置のデータ書込装置。
  3. 前記データ記憶媒体は、識別情報を表す読取可能なコード情報を記録した記録用紙で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電動パワーステアリング装置のデータ書込装置。
  4. 前記データ記憶媒体は、識別情報を記憶した非接触IC記憶媒体で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電動パワーステアリング装置の書込装置。
  5. 前記データ書込手段は、前記構成要素に取付けられたデータ記憶媒体から特性データを読出すデータ読出手段と、該データ読出手段で読出した特性データを前記不揮発性記憶部に記憶するデータ記憶手段とを備えていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置のデータ書込装置。
  6. 前記不揮発性データ格納手段は、前記構成要素の特性データを、各構成要素を識別する識別情報と共に格納するデータベースで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置のデータ書込装置。
  7. 前記不揮発性データ格納手段に格納される前記識別情報を記憶した状態で、該当する構成要素に取付けられる前記特性データを特定するための特定用記憶媒体を備えていることを特徴とする請求項6に記載の電動パワーステアリング装置のデータ書込装置。
  8. 前記特定用記憶媒体は、識別情報を表す読取り可能なコード情報を記録した記録用紙で構成されていることを特徴とする請求項7に記載の電動パワーステアリング装置のデータ書込装置。
  9. 前記特定用記憶媒体は、識別情報を記憶した非接触IC記憶媒体で構成されていることを特徴とする請求項7に記載の電動パワーステアリング装置のデータ書込装置。
  10. 前記データ書込手段は、前記構成要素に取付けられた特定用記憶媒体から識別情報を読取る情報読取手段と、該情報読取手段で読取った識別情報に基づいて前記不揮発性データ格納手段を検索して、該当する特性データを読込む特性データ読込み手段と、前記特性データ読込み手段で読込んだ特性データを前記制御装置の不揮発性記憶部に記憶する特性データ記憶手段とを有することを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置のデータ書込装置。
  11. 前記特性データは、前記操舵補助機構を構成する電動モータの誘起電圧特性データであることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置のデータ書込装置。
  12. 前記特性データは、前記操舵補助機構を構成する電動モータの誘起電圧の基準誘起電圧に対する比率であることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置のデータ書込装置。
  13. 前記特性データは、前記操舵補助機構を構成するトルクセンサの出力特性のゲイン、オフセット値、温度特性であることを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置のデータ書込装置。
  14. 前記特性データは、前記操舵系を構成するステアリング機構の摩擦トルク、入出力効率であることを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置のデータ書込装置。
  15. 操舵系に対して操舵補助力を発生する操舵補助機構と、該操舵補助機構を制御する制御装置とを備えた電動パワーステアリング装置を製造する電動パワーステアリング装置のデータ書込方法であって、
    前記操舵系、前記操舵補助機構及び前記制御装置における所望の構成要素の特性データを不揮発性データ格納手段に当該構成要素を識別する識別情報と共に記憶するステップと、前記識別情報を格納した特定用記憶媒体を該当する構成要素に取付けるステップと、前記構成要素を組立てる際に、前記特定用記憶媒体から識別データをデータ読取手段で読取るステップと、読取った前記識別データに基づいて前記不揮発性データ格納手段から特性データを読出し前記制御装置の不揮発性記憶部に記憶するステップとを備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置のデータ書込方法。
  16. 操舵系に対して操舵補助力を発生する操舵補助機構と、該操舵補助機構を制御する制御装置とを備えた電動パワーステアリング装置を製造する電動パワーステアリング装置のデータ書込方法であって、
    前記操舵系、前記操舵補助機構及び前記制御装置における所望の構成要素の特性データを格納したデータ記憶媒体を該当する構成要素に取付けるステップと、前記構成要素を組立てる際に、前記データ記憶媒体から特性データをデータ読取手段で読取るステップと、読取った前記特性データを前記制御装置の不揮発性記憶部に記憶するステップとを備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置のデータ書込方法。
  17. 操舵系に対して操舵補助力を発生する操舵補助機構と、該操舵補助機構を制御する制御装置とを備えた電動パワーステアリング装置であって、
    前記制御装置は、前記各構成要素を組立てる際に、前記請求項1乃至14の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置のデータ書込装置によって特性データが書込まれる不揮発性記憶部と、該不揮発性記憶部に記憶された特性データに基づいて制御特性を調整する制御特性調整手段とを備えていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  18. 前記不揮発性記憶部は、EEPROMで構成されていることを特徴とする請求項17に記載の電動パワーステアリング装置。
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