JP2002160387A - メディアパック、プリンタ及びプリンタ付カメラ - Google Patents

メディアパック、プリンタ及びプリンタ付カメラ

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JP2002160387A
JP2002160387A JP2001270220A JP2001270220A JP2002160387A JP 2002160387 A JP2002160387 A JP 2002160387A JP 2001270220 A JP2001270220 A JP 2001270220A JP 2001270220 A JP2001270220 A JP 2001270220A JP 2002160387 A JP2002160387 A JP 2002160387A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタに使用される消耗材を充填すること
ができるとともに、プリンタ側から、経過期間の長さに
起因する消耗材の劣化の恐れがあるか否かを容易に認識
することができる、あるいは消耗材の劣化を簡単に補正
可能なメディアパックを提供する。 【解決手段】 メディアパックC100は、装置本体A
001に対して着脱可能であり、メディアパックC10
0のパック本体C101には、インクパックC103と
プリント媒体C104が充填可能に収容されている。メ
ディアパックC100には、EEPROM(図10)が
設けられており、そのEEPROMには、インクパック
C103とプリント媒体C104の充填又は製造が行わ
れた日時情報を少なくとも含む消耗材に関するデータが
読出し可能に書き込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタに着脱可
能なメディアパック、そのメディアパックを着脱可能な
プリンタ及びプリンタ付カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェット記録装置により
記録媒体の記録面に対し画像を良好な画質で形成するに
は、例えば、その記録媒体の種類に適合したインクを使
用することが要求される。この要求に対し、例えば特開
平11−254700号公報に記載されている、記録装
置本体に対し着脱可能なメディアパック(この公報にお
いてはメディアカートリッジと称されている)を用いれ
ば、記録媒体に適合したインクを確実に準備することが
可能になる。
【0003】このメディアカートリッジは、複数枚の記
録媒体を積載収容するカセット部と、その記録媒体の記
録に対し適切なインクを貯留するインクタンク部と、記
録ヘッドの回復処理のために使用された使用済みインク
を回収貯留する廃液タンク部とを有する。そして、この
メディアカートリッジは、それに収容される記録媒体及
び/又はインクがすべて消費された場合、新たなメディ
アカートリッジに交換される。また、異なる記録媒体を
使用するときにも、所望の記録媒体及びインクを収容し
たメディアカートリッジに交換される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のメディアカートリッジを使用する場合には、そ
れに収容される記録媒体又はインクがすべて消費される
毎に、メディアカートリッジの交換を行うことが必要で
あるので、単に記録媒体及び/又はインクを補充する場
合に比して、ランニングコストが余分に掛かる。
【0005】また、記録媒体及び/又はインクの仕様が
それぞれ異なる複数のメディアカートリッジを交換しな
がら使用するような場合、各メディアカートリッジが使
用されずに長期間経過することがある。このように購入
時から長期間経過した状態にあるメディアカートリッジ
内の記録媒体又はインクは、その特性が変化して使用に
耐えることができない程度に劣化していることがある。
しかし、ユーザはそのメディアカートリッジが購入時か
ら長期間経過したものであることに気付かず、このメデ
ィアカートリッジを使用することがある。この場合、メ
ディアカートリッジ内の記録媒体及び/又はインクが劣
化していると、所望の画質を有する画像を出力すること
ができず、ユーザは新規のメディアカートリッジを用い
て再度プリントを行う必要があるなど、ユーザにとって
は利便性が悪い。
【0006】本発明の目的は、プリンタに使用される消
耗材を充填することができるとともに、プリンタ側か
ら、経過期間の長さに起因する消耗材の劣化の恐れがあ
るか否かを容易に認識することができる、あるいは消耗
材の劣化を簡単に補正可能なメディアパックを提供する
ことにある。
【0007】本発明の他の目的は、メディアパックを使
用する際に、経過期間の長さに起因する消耗材の劣化の
恐れがあるか否かを容易に認識することができる、ある
いは消耗材の劣化を簡単に補正可能なプリンタ及びプリ
ンタ付カメラを提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、消耗材の劣化警告を
ユーザーフレンドリーにしたプリンタを提供することに
ある。
【0009】本発明の他の目的は、カメラで画像記録を
行う際に、画像に関連付けて日付を記録するための時計
情報によって、メディアパックの計時管理を可能とした
プリンタ付カメラを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
プリンタに着脱可能なメディアパックであって、前記プ
リンタに使用されるインク及びプリント媒体を充填可能
に収容するパック本体と、前記パック本体に設けられ、
前記プリント媒体の充填又は製造が行われた日時情報を
少なくとも含むプリント媒体に関するデータが読出し可
能に書き込まれるメモリとを有することを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載のメ
ディアパックにおいて、前記メモリに書き込まれた前記
プリント媒体充填に関するデータは、該プリント媒体が
充填される毎に、更新されることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載のメ
ディアパックにおいて、前記メモリには、インクの充填
又は製造が行われた日時情報も記憶されていることを特
徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載のメ
ディアパックにおいて、前記インクの充填又は製造日時
は、前記プリント媒体の充填又は製造日時と関連付けら
れて記憶されていることを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、前記メモリには前
記インクの充填又は製造後の経過期間に応じた特性の変
化を示す特性変化情報が記憶されていることを特徴とす
る。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1記載のメ
ディアパックを用いるプリンタであって、前記メディア
パックを着脱可能に装着する装着手段と、前記メディア
パックの前記メモリに書き込まれた前記プリント媒体の
充填又は製造が行われた日時情報を参照して前記プリン
ト媒体の充填又は製造からの経過期間を検出する検出手
段とを有することを特徴とする。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項6記載のプ
リンタにおいて、前記メモリには、インクの充填又は製
造が行われた日時情報も記憶されており、前記インクの
充填又は製造後の経過期間に応じた特性の変化を示す特
性変化情報を取得する取得手段を有することを特徴とす
る。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項7記載のプ
リンタにおいて、前記特性変化情報は、前記メディアパ
ックのメモリに書き込まれていることを特徴とする。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項7記載のプ
リンタにおいて、前記メモリには、インクの充填又は製
造が行われた日時情報も記憶されており、前記特性変化
情報は、装置本体側に設けられたメモリに書き込まれて
いることを特徴とする。
【0019】請求項10記載の発明は、請求項7記載の
プリンタにおいて、係数に基づきプリントする画像デー
タに画像処理を施す画像処理手段と、前記取得された特
性変化情報に応じて前記画像処理の係数を変える係数変
更手段とを有することを特徴とする。
【0020】請求項11記載の発明は、消耗材が充填可
能に収納されたメディアパックを着脱可能に装着する装
着手段と、プリント動作を実行するためのプリントモー
ドを設定するモード設定手段と、前記メディアパックが
プリンタに装着された際及び前記プリントモードが設定
された際に、前記メディアパック内のメモリに書き込ま
れた前記消耗材の充填又は製造が行われた日時情報を参
照して前記消耗材の充填又は製造からの経過期間を検出
する検出手段とを有することを特徴とする。
【0021】請求項12記載の発明は、請求項11記載
のプリンタにおいて、前記検出手段の検出結果を表示す
る表示手段を有し、前記表示手段は、前記メディアパッ
クが装着されたときにおける前記検出手段の検出結果の
表示を第1の表示形態で行い、前記プリントモードが設
定されたときにおける前記検出手段の検出結果の表示を
前記第1の表示形態と異なる第2の表示形態で行うこと
を特徴とする。
【0022】請求項13記載の発明は、プリンタを有す
るプリンタ付カメラであって、撮像手段と、前記撮像手
段によって撮像された画像を時計によって計時された日
時情報と関連付けて記録するための記録手段と、前記プ
リンタのプリントに使用される消耗材が充填可能に収容
され、少なくとも前記消耗材の充填又は製造が行われた
日時情報を書き込むためのメモリが設けられているメデ
ィアパックを着脱可能に装着する装着手段と、前記メデ
ィアパックの前記メモリに書き込まれた前記消耗材の充
填又は製造が行われた日時情報を前記時計によって計時
された日時情報と参照して前記消耗材の充填又は製造か
らの経過期間を検出する検出手段とを有することを特徴
とする。
【0023】請求項14記載の発明は、請求項13記載
のプリンタ付カメラにおいて、前記消耗材の経過期間に
応じた特性の変化を示す特性変化情報を取得する取得手
段を有することを特徴とする。
【0024】請求項15記載の発明は、請求項14記載
のプリンタ付カメラにおいて、前記特性変化情報は、前
記メディアパックのメモリに書き込まれていることを特
徴とする。
【0025】請求項16記載の発明は、請求項14記載
のプリンタ付カメラにおいて、メモリが設けられた装置
本体を有し、前記特性変化情報は、前記装置本体のメモ
リに書き込まれていることを特徴とする。
【0026】請求項17記載の発明は、請求項14記載
のプリンタ付カメラにおいて、係数に基づきプリントす
る画像データに画像処理を施す画像処理手段と、前記取
得された特性変化情報に応じて前記画像処理の係数を変
える係数変更手段とを有することを特徴とする。
【0027】請求項18記載の発明は、請求項13記載
のプリンタ付カメラにおいて、プリント動作を実行する
プリントモードを設定するモード設定手段を有し、前記
検出手段は、前記メディアパックが装着された際及び前
記プリントモードが設定された際に、前記消耗材の充填
又は製造からの経過期間を検出することを特徴とする。
【0028】請求項19記載の発明は、請求項18記載
のプリンタ付カメラにおいて、前記検出手段の検出結果
を表示する表示手段を有し、前記表示手段は、前記メデ
ィアパックが装着されたときにおける前記検出手段の検
出結果の表示を第1の表示形態で行い、前記プリントモ
ードが設定されたときにおける前記検出手段の検出結果
の表示を前記第1の表示形態と異なる第2の表示形態で
行うことを特徴とする。
【0029】請求項20記載の発明は、プリンタに着脱
可能なメディアパックであって、前記プリンタに使用さ
れる消耗材を充填可能に収容するパック本体と、前記パ
ック本体に設けられ、少なくとも前記プリンタに前記パ
ックが装着された状態で、前記プリンタの動作に関連し
た情報を日時情報と関連付けて記憶するためのメモリと
を有することを特徴とする。
【0030】請求項21記載の発明は、請求項20記載
のメディアパックを着脱可能なプリンタであって、前記
プリンタの動作に関連した情報はプリンタにおけるエラ
ー情報を含むことを特徴とする。
【0031】請求項22記載の発明は、請求項20記載
のメディアパックが着脱可能なプリンタと結合されたこ
とを特徴とする。
【0032】請求項23記載の発明は、プリンタを有す
るプリンタ付カメラであって、撮像手段と、前記撮像手
段によって撮像された画像を時計によって計時された日
時情報と関連付けて記録するための着脱可能な記録手段
と、前記プリンタのプリントに使用される消耗材が充填
可能に収納され、少なくとも情報を書き込み可能なメモ
リが設けられているメディアパックを着脱可能に装着す
る装着手段と、前記メディアパックの前記メモリに前記
時計によって計時された日時情報を書き込む制御手段と
を有することを特徴とする。
【0033】請求項24記載の発明は、請求項23記載
のプリンタ付カメラにおいて、前記消耗材はインク及び
/又はプリント媒体であることを特徴とする。
【0034】請求項25記載の発明は、請求項23記載
のプリンタ付カメラにおいて、前記メモリには前記消耗
材に関連した情報も記憶されていることを特徴とする。
【0035】請求項26記載の発明は、請求項23記載
のプリンタ付カメラにおいて、前記時計によって計時さ
れた日時情報とプリンタ付カメラの動作に関する情報を
関連づけて前記メディアパック内のメモリに記憶するこ
とを特徴とする。
【0036】請求項27記載の発明は、プリンタに着脱
可能なメディアパックであって、前記プリンタに使用さ
れる消耗材を充填可能に収容するパック本体と、前記パ
ック本体に設けられ、少なくとも前記消耗材の経過期間
に応じた特性の変化を示す特性変化情報に関するデータ
が読出し可能に書き込まれるメモリとを有することを特
徴とする。
【0037】請求項28記載の発明は、請求項27記載
のメディアパックを用いるプリンタにおいて、前記消耗
材の経過期間に応じた特性の変化を示す特性変化情報を
取得する取得手段を有することを特徴とする。
【0038】請求項29記載の発明は、請求項28記載
のプリンタにおいて、係数に基づきプリントする画像デ
ータに画像処理を施す画像処理手段と、前記取得された
特性変化情報に応じて前記画像処理の係数を変える係数
変更手段とを有することを特徴とする。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0040】本明細書において、「プリント」(「記
録」という場合もある)とは、文字、図形など有意の情
報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また
人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか
否かを問わず、広くプリント媒体上に画像、模様、パタ
ーンなどを形成する場合、又はプリント媒体の加工を行
う場合をいうものとする。
【0041】また、「プリント媒体」とは、一般的なプ
リンタで用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチ
ック・フィルム、金属板等、ガラス、セラミックス、木
材、皮革等、インクを受容可能なものもいうものとす
る。
【0042】さらに、「インク」(「液体」という場合
もある)とは、上記「プリント」の定義と同様広く解釈
されるべきものであり、プリント媒体上に付与されるこ
とによって、画像、模様、パターン等の形成、プリント
媒体の加工、或いはインクの処理(例えば、プリント媒
体に付与されるインク中の色材の凝固又は不溶化)に供
される液体を言うものとする。
【0043】まず、図1ないし図9に基づき本装置の機
械的な基本構成について説明する。本装置は、プリンタ
付カメラとして構成されており、その装置本体A001
においては、カメラ部A100の背面側にプリンタ部
(記録装置部)B100が一体的に組み込まれている。
尚、カメラ部A100とプリンタ部B100を着脱可能
としてもよい。その場合、双方向の通信接点を双方に設
け、装着時に前記通信接点を直結させるように構成す
る。プリンタ部B100は、メディアパックC100か
ら供給されるインクとプリント媒体を用いて画像を記録
する。本構成では、装置本体A001から外装を外して
背面側から見た図5から明らかなように、装置本体A0
01の同図中の右手側にメディアパックC100が挿入
され、装置本体A001の同図中左手側にプリンタ部B
100が配置される。プリンタ部B100によって記録
を行う場合には、液晶表示部A105を上側、レンズA
101を下側にするように、装置本体A001を置いた
姿勢とすることができる。この記録姿勢において、プリ
ンタ部B100における後述の記録ヘッドB120は、
インクを下向きに吐出する姿勢となる。記録姿勢は、カ
メラ部A100による撮影状態の姿勢と同様の姿勢とす
ることも可能であり、上記の記録姿勢に限られることは
ないが記録動作の安定性の面からは、上記のインクを下
向きに吐出する記録姿勢が好ましい。
【0044】次に、本装置の機械的な基本構成を、A
「カメラ部」、B「メディアパック」、C「プリンタ部」とに
分けて説明する。
【0045】A「カメラ部」 カメラ部A100は、基本的には、一般的なデジタルカ
メラを構成するものであり、後述するプリンタ部B10
0と共に装置本体A001に一体的に組み合わせられる
ことによって、図1から図3のような外観のプリンタ内
蔵のデジタルカメラを構成する。図1から図3におい
て、A101はレンズ、A102は光学ファインダー、
A102aはファインダー窓、A103は撮影用閃光照
明装置、A104はレリーズボタン、A105は液晶表
示部(外部表示部)である。カメラ部A100は、後述
するように、CCDやMOS等の撮像素子を用いて撮像
したデータの処理、コンパクトフラッシュ(登録商標)
メモリカード(例えばCFカード)A107への画像の
記憶、画像の表示用信号処理、プリンタ部B100との
間の各種データの授受(双方向通信)などをする。A1
09は、撮影された画像を後述のプリント媒体C104
に記録した場合に、画像が記録されたプリント媒体C1
04が排出される排出部であり、不図示の蓋がついてい
る。図5に示されるA108は、カメラ部A100及び
プリンタ部B100の電源としての電池である。
【0046】B「メディアパック」 メディアパックC100は、装置本体A001に対して
着脱可能であり、本例の場合は、装置本体A001の不
図示の蓋を開けて挿入部A002(図3参照)から差し
込まれることによって、図1のように装置本体A001
に装着される。挿入部A002は、メディアパックC1
00が装着されていないときは図3のように蓋により閉
じられており、メディアパックが装着されるときに開か
れる。図5はメディアパックC100が装着された装置
本体A001から、外装を外した状態を示す。メディア
パックC100のパック本体C101には、図4に示す
ように、シャッターC102が矢印D方向にスライド可
能に設けられている。シャッターC102は、メディア
パックC100が装置本体A001に装着されていない
ときには図4中の2点鎖線の位置に不図示のばねにより
付勢されてスライドしており、メディアパックC100
が装置本体A001に装着されたときには、前記ばねの
付勢に抗して図4中の実線の位置にスライドする。
【0047】パック本体C101には、インクパックC
103とプリント媒体C104が収容されている。図4
において、インクパックC103は、プリント媒体C1
04の下方に収容される。本例の場合、インクパックC
103は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン)のインクを個別に収容するように3つ備えられてお
り、またプリント媒体C104は20枚程度重ねて収容
されている。それらのインクとプリント媒体C104
は、画像の記録に最適な組合せのものが選択された上、
同じメディアパックC100内に収容されている。した
がって、インクとプリント媒体の組合せが異なる種々の
メディアパックC100(例えば、超高画質用、ノーマ
ル画質用、シール(分割シール)用、光沢紙用、再生紙
用、中性紙用等のメディアパック)を用意しておいて、
記録すべき画像の種類、及び画像が形成されたプリント
媒体の用途などに応じて、それらのメディアパックC1
00を選択的に装置本体A001に装着することによ
り、最適な組合せのインクとプリント媒体を用いて、目
的に応じた画像を確実に記録することができる。また、
メディアパックC100には後述するメモリとしての不
揮発性メモリ、例えばEEPROM(識別IC)が設け
られており、そのEEPROMには、後述するようにメ
ディアパックが収容しているインクとプリント媒体の種
類や残量、インクやプリント媒体の充填又は製造日時情
報や異常発生時のエラー内容データ及びその日時情報な
どの履歴データ、更にインクとプリンタ媒体の例えば色
特性の経時変化データが記憶される。
【0048】インクパックC103は、メディアパック
C100が装置本体A001に装着されたときに、Y,
M,Cのインクのそれぞれに対応する3つのジョイント
C105を通じて、後述する装置本体A001側のイン
ク供給系に接続される。一方、プリント媒体C104
は、後述する給紙ローラC110(図9参照)によって
取り出され図示しない分離機構によって一枚ずつ分離さ
れて矢印C方向に送り出される。その給紙ローラC11
0の駆動力は、装置本体A001側に備わる後述の搬送
モータM002(図9参照)から、連結部C110aを
介して供給される。
【0049】また、パック本体C101には、後述する
プリンタ部の記録ヘッドを清掃のためにワイピングする
ためのワイパーC106と、プリンタ部側の廃液ジョイ
ント(不図示)から排出された廃インクを吸収するため
のインク吸収体C107とが設けられている。プリンタ
部における記録ヘッドは、後述するように矢印Aの主走
査方向に往復移動する。メディアパックC100が装置
本体A001から外されているときは、シャッターC1
02が不図示のばねの付勢により図4中の2点鎖線の位
置にスライドして、ジョイントC105、ワイパーC1
06、及びインク吸収体C107などを保護する。
【0050】C「プリンタ部」 本例のプリンタ部B100は、インクジェット記録ヘッ
ドを用いるシリアルタイプである。このプリンタ部B1
00については、C−1「プリント動作部」、C−2「プ
リント媒体搬送系」、及びC−3「インク供給系」に分け
て説明する。
【0051】C−1「プリント動作部」 図6はプリンタ部B100全体の斜視図、図7はプリン
タ部B100の一部を取り外した斜視図である。
【0052】プリンタ部B100の本体内部の定位置に
は、図5に示すように、装置本体A001に装着された
メディアパックC100の先端部分が位置する。メディ
アパックC100から図6において矢印C方向に送り出
されたプリント媒体C104は、後述するプリント媒体
搬送系におけるLFローラB101とLFピンチローラ
B102との間に挟まれつつ、プラテンB103上にて
矢印Bの副走査方向(主走査方向Aに直行する方向)に
搬送される。B104は、ガイド軸B105とリードス
クリューB106に沿って矢印Aの主走査方向に往復移
動されるキャリッジである。
【0053】キャリッジB104には、図8に示すよう
に、ガイド軸B105用の軸受けB107と、リードス
クリューB106用の軸受けB108が設けられてい
る。キャリッジB104の定位置には、図8示の軸受け
B108の内側に突出するスクリューピンB109(図
7参照)がばねB110によって取り付けられている。
そして、リードスクリューB106の外周部に形成され
た螺旋溝に対して、スクリューピンB109の先端がは
まり合うことによって、リードスクリューB106の回
転がキャリッジB104の矢印A方向の往復移動に変換
される。
【0054】また、図8のキャリッジB104には、
Y,M,Cのインクを吐出可能なインクジェット記録ヘ
ッドB120と、その記録ヘッドB120に供給される
インクを収容するサブタンク(図示せず)が搭載されて
いる。記録ヘッドB120には、矢印Aの主走査方向と
交差する方向(本例の場合は、直交する方向)に沿って
並ぶ複数のインク吐出口B121(図8参照)が形成さ
れている。インク吐出口B121は、サブタンクから供
給されたインクを吐出可能なノズルを構成する。インク
を吐出させるためのエネルギーの発生手段としては、ノ
ズル毎に備えた電気熱変換体を用いることができる。そ
の電気熱変換体は、発熱駆動されることによってノズル
内のインク中に気泡を発生させ、その発泡エネルギーに
よってインク吐出口B121からインク滴を吐出させ
る。
【0055】サブタンクは、メディアパックC100に
収容されているインクパックC103よりも小容量であ
り、少なくともプリント媒体C104の1枚分の画像記
録に必要な量の各色のインクをそれぞれ収容する大きさ
となっている。サブタンクにおいて、Y,M,Cのイン
ク毎のインク収容部分には、それぞれインク供給部と負
圧導入部が形成されており、それらのインク供給部は対
応する3つの中空のニードルB122に個別に接続さ
れ、また、それらの負圧導入部は共通の供給エアー口B
123に接続されている。このようなサブタンクには、
後述するように、キャリッジB104が図6示ホームポ
ジションに移動したときに、後述するようにしてメディ
アパックC100のインクパックC103からインクが
補給される。
【0056】図8のキャリッジB104において、B1
24はニードルカバーであり、ニードルB122とメデ
ィアパック側のジョイントC105(図4参照)とが連
結していないときは、スプリングの力によって同図のよ
うに、ニードルB122を保護する位置に移動してお
り、ニードルB122とジョイントC105とが連結す
るときは、スプリングの力に抗して同図中の上方に押さ
れてニードルB122の保護を解く。キャリッジB10
4のA方向の移動位置は、キャリッジB104側のエン
コーダセンサB131と、プリンタ部B100の本体側
のリニアスケールB132(図6参照)とによって検出
される。また、キャリッジB104がホームポジション
に移動したことは、キャリッジB104側のHP(ホー
ムポジション)フラグB133と、プリンタ部B100
の本体側のHPセンサB134(図7参照)とによって
検出される。
【0057】図7において、ガイド軸B105の両端に
は、その中心軸から偏心した位置に支軸(図示せず)が
設けられている。ガイド軸B105は、その支軸を中心
として回動調整されることにより、キャリッジ104の
位置が調整されて、記録ヘッドB120と、プラテンB
103上のプリント媒体C104と、の間の距離(「紙
間距離」ともいう)が調整される。また、リードスクリ
ューB106は、スクリューギアB141、アイドラギ
アB142、及びモータギアB143を介して、キャリ
ッジモータM001によって回転駆動される。また、B
150は、後述する制御系と記録ヘッドB120とを電
気的に接続するためのフレキシブルケーブルである。
【0058】図8の記録ヘッドB120は、キャリッジ
B104と共に矢印Aの主走査方向に移動しつつ、画像
信号に応じてインク吐出口B121からインクを吐出す
ることによって、プラテンB103上のプリント媒体に
1行分の画像を記録する。このような記録ヘッドB12
0による1行分の記録動作と、後述するプリント媒体搬
送系による矢印Bの副走査方向におけるプリント媒体の
所定量の搬送動作と、が繰り返されることによって、プ
リント媒体上に順次画像が記録される。
【0059】C−2「プリント媒体搬送系」 図9はプリンタ部B100におけるプリント媒体搬送系
の構成部分の斜視図である。図9において、B201は
対の排紙ローラであり、同図中上側の一方の排紙ローラ
B201は、排紙ローラギアB202及び中継ギアB2
03を介して、搬送モータM002により駆動される。
同様に、前述したLFローラB101は、LFローラギ
アB204と中継ギアB203を介して、搬送モータM
002により駆動される。排紙ローラB201及びLF
ローラB101は、搬送モータM002の正転時の駆動
力によって、プリント媒体C104を矢印Bの副走査方
向に搬送する。
【0060】一方、搬送モータM002が逆転したとき
は、切り替えスライダB211及び切り替えカムB21
2を介して、圧板ヘッドB213と図示しないロック機
構とが駆動されると共に、メディアパックC100側の
給紙ローラC110に駆動力が伝達される。すなわち、
圧板ヘッドB213は、搬送モータM002の逆転時の
駆動力によって、メディアパックC100のシャッター
C102の窓部C102A(図4参照)を通って、メデ
ィアパックC100内に集積されているプリント媒体C
104を図4中の下方に押圧する。これにより、図4中
の最下位置のプリント媒体C104がメディアパックC
100内の給紙ローラC110上に押し付けられる。ま
た、図示しないロック機構は、搬送モータM002の逆
転時の駆動力によって作動状態とされ、装置本体A00
1に対してメディアパックC100をロックしてメディ
アパックC100の取り外しを禁止する。また、メディ
アパックC100側の給紙ローラC110は、搬送モー
タM002の逆転時の駆動力が伝達されることによっ
て、図4中最下位置の1枚のプリント媒体C104を矢
印C方向に搬出する。
【0061】このように、搬送モータM002が逆転す
ることによって、メディアパックC100からプリント
媒体C104が1枚だけ図9において矢印C方向に取り
出され、その後、搬送モータM002が正転することに
よって、そのプリント媒体C104が矢印B方向に搬送
される。
【0062】C−3「インク供給系」 プリンタ部B100に装着されたメディアパックC10
0のジョイントC105は、ホームポジションに移動し
たキャリッジB104側のニードルB122(図8参
照)の下に位置する。プリンタ部B100の本体には、
ジョイントC105の下方に位置するジョイントフォー
ク(図示せず)が設けられており、そのジョイントフォ
ークがジョイントC105を上動させることにより、ジ
ョイントC105がニードルB122に接続される。こ
れにより、メディアパックC100側のインクパックC
103と、キャリッジB104側のサブタンクのインク
供給部との間のインク供給路が形成される。また、プリ
ンタ部B100の本体には、ホームポジションに移動し
たキャリッジB104の供給エアー口B123(図8参
照)の下に位置する供給ジョイント(図示せず)が設け
られている。この供給ジョイントは、供給チューブを介
して、負圧発生源としてのポンプのポンプシリンダ(不
図示)に接続されている。供給ジョイントは、不図示の
ジョイントリフトによって上動されることにより、キャ
リッジB104側の供給エアー口B123に接続され
る。これにより、キャリッジB104側のサブタンクの
負圧導入部と、ポンプシリンダとの間の負圧導入路が形
成される。ジョイントリフタは、ジョイントモータM0
03の駆動力によって、供給ジョイントと共にジョイン
トフォークを上下動させる。
【0063】サブタンクの負圧導入部には、空気の通過
を許容し、かつインクの通過を阻止する薄膜状の気液分
離部材(図示せず)が備えられている。気液分離部材
は、負圧導入路を通して吸引されるサブタンク内の空気
の通過を許容し、これによりメディアパックC100か
らサブタンクにインクが補給される。そして、サブタン
ク内のインクが気液分離部材に達するまで、インクが充
分に補給されたときに、その気液分離部材がインクの通
過を阻止することにより、インクの補給が自動的に停止
する。気液分離部材は、サブタンクのインク毎のインク
収容部分におけるインク供給部に備えられており、それ
らのインク収容部分毎に、インクの補給を自動的に停止
させる。
【0064】また、プリンタ部B100の本体には、ホ
ームポジションに移動したキャリッジB104側の記録
ヘッドB120(図8参照)に対して、キャッピングが
可能な吸引キャップ(不図示)が備えられている。吸引
キャップは、その内部に、吸引チューブを通してポンプ
シリンダから負圧が導入されることによって、記録ヘッ
ドB120のインク吐出口B121からインクを吸引排
出(吸引回復処理)させることができる。また、記録ヘ
ッドB120は、必要に応じて、画像の記録に寄与しな
いインクを吸引キャップ内に吐出させる(予備吐出処
理)。吸引キャップ内のインクは、ポンプシリンダか
ら、廃液チューブ(不図示)と廃液ジョイント(不図
示)を通して、メディアパックC110内のインク吸収
体C107に排出される。
【0065】ポンプシリンダは、それを往復駆動するた
めのポンプモータ(不図示)などと共にポンプユニット
を構成する。このポンプモータは、ワイパーリフタ(不
図示)を上下動させるための駆動源としても機能する。
ワイパーリフタは、プリンタ部B100に装着されたメ
ディアパックC100のワイパーC106を上動させる
ことによって、そのワイパーC106を記録ヘッドB1
20のワイピングが可能な位置に移動させる。
【0066】次に、本装置における制御系を含む信号処
理系の基本構成をD「信号処理系」として図10ないし
図20を参照しながら説明する。
【0067】D「信号処理系」 図10はカメラ部A100とプリンタ部B100の概略
のブロック構成図である。
【0068】カメラ部A100において、101は撮像
素子としてのCCDを示す。勿論他のタイプの撮像素子
(例えばMOS型イメージセンサ等)でもよいことは言
うまでもない。102は音声入力のためのマイク、10
3はハードウェア処理を行なうASIC、104は画像
データ等を一時的に記憶する第1メモリ、105は撮像
画像を記憶する着脱可能な画像メモリとしてのCFカー
ド(「CFカードA107」に相当)、106は撮影画像
又は再生画像を表示するLCD(「液晶表示部A105」
に相当)、107はレンズユニット(「レンズA10
1」に相当)、108は撮影時などに発生する手ぶれを
光学的に補正するための手ぶれ補正機構であり本実施の
形態では平行な透明な平板を光軸に対して所定角度傾け
ると共に、この角度を手ぶれ量及び手ぶれ方向に応じて
手ぶれを抑制する方向に変化させるように構成してい
る。なお、手ぶれ補正機構としては他にも可変頂角プリ
ズムやいわゆる電子防振(撮像信号を一旦画像メモリに
記憶し、手ぶれに応じてこのメモリからの読出し領域を
シフトすることにより手ぶれを抑制する技術)を用いて
もよい。109は手ぶれの大きさを検知するための手ぶ
れセンサーとしての例えば加速度センサ、111は撮影
用閃光照明装置(「撮影用閃光照明装置A103」に相
当)、112は各種スイッチを含むSW群(「レリーズ
ボタンA104」を含む)、113は操作音、警告音等
を発生するスピーカ、120はカメラ部A100の制御
をする第1CPU、150は撮影用閃光照明装置111
を発光させるための昇圧回路としてのDC/DCコンバ
ータである。なお、本実施の形態においては、特にプリ
ンタ側のポンピング用のモータ又は記録ヘッドの印刷動
作のために供給すべき所定の直流電圧を前記閃光照明装
置のための昇圧回路の一部昇圧出力を用いることによっ
て全体の小型化を図っている。
【0069】更に、カメラ部A100は日付情報を画像
1枚ずつに関連付けて記録するための日付情報をカウン
トする時計TMを有する。また、ASIC103はカメ
ラ部及びプリンタ部の各種の時刻関連の同期制御を前記
時計TMによって統一的に制御する。
【0070】プリンタ部B100において、210はカ
メラ部A100とプリンタ部B100との間のインター
フェース、201は画像処理部(画像を2値化する2値
化処理部を含む)、202は画像処理を行なう上で使用
する第2メモリ、203はバンドメモリ制御部、204
はバンドメモリ、205はマスクメモリ、206はヘッ
ド制御部、207は記録ヘッド(「記録ヘッドB120」
に相当)、208はエンコーダ(「エンコーダセンサB
131」に相当)、209はエンコーダカウンタ、22
0はプリンタ部B100全体を制御する第2CPU、2
21はモータドライバ、222はモータ(「モータM0
01,M002,M003」を含む)、223はセンサ
(「HPセンサB134」を含む)、224はメディアパ
ックC100に内蔵されているEEPROM(書き換え
可能な不揮発性メモリであればどんなタイプでもよ
い。)、230は音声エンコーダ部、250は装置全体
に電源を供給する電源部(「電池A108」に相当)、で
ある。
【0071】図11はカメラ部A100における画像信
号処理の機能ブロック図である。撮影モード時は、レン
ズ107を通してCCD101により撮像された画像
は、ASIC103により信号処理(CCD信号処理)
され、YUV輝度2色差信号に変換される。更に、所定
の解像度にリサイズされ、JPEG圧縮されてCFカー
ド105に記録される。また、CFカードに画像を一枚
ずつ記録する際に、自動的に時計TMにより計時された
日付(例えば年月日時刻)情報が画像と関連付けられて
記録されるように構成されている。また、音声に関して
は、マイク102より入力され、ASIC103を介し
てCFカード105に記憶される。音声の記録に関して
は、撮影時と同時、又は、撮影後のアフレコとして記憶
させることができる。再生モードの時には、CFカード
105よりJPEG画像が読み出され、ASIC103
によりJPEG伸張され、更に表示用の解像度にリサイ
ズされてLCD106に表示される。
【0072】図12はプリンタ部B100における画像
信号処理の機能ブロック図である。
【0073】カメラ部A100側で再生された画像、即
ちCFカード105より読み出された画像は、図11に
示すように、ASIC103によってJPEG伸張さ
れ、プリントする解像度に適する解像度にリサイズされ
る。そして、リサイズされた画像データ(YUV)は図
10のインターフェース部210を介してプリンタ部B
100へ送られる。プリンタ部B100は、図10、図
12に示すように、カメラ部A100より送られた画像
データを画像処理部201により画像処理し、画像デー
タのRGB信号への変換、カメラの特性に応じた入力γ
補正、ルックアップテーブル(LUT)を用いての色補
正及び色変換、プリントするための2値化信号への変換
をする。ここで、前記ルックアップテーブルによる色補
正は、後述のように、メディアパック内のEEPROM
224内の色補正用データによりCPUを介して補正さ
れる場合がある。
【0074】2値化処理の際には、誤差拡散(ED)処
理を行うために、誤差メモリとして第2メモリ202を
用いる。本例の場合、画像処理部201における2値化
処理部は誤差拡散処理を行なっているが、ディザパター
ンを使った2値化処理等、他の処理を行うことも可能で
ある。2値化されたプリントデータはバンドメモリ制御
部203によって、一旦バンドメモリ204に記憶され
る。プリンタ部B100のエンコーダカウンタ209に
は、記録ヘッド207及びエンコーダ208を搭載した
キャリッジB104が一定距離移動する毎に、エンコー
ダ208からのエンコーダパルスが入る。そして、この
エンコーダパルスに同期して、バンドメモリ204とマ
スクメモリ205からプリントデータが読み出され、そ
のプリントデータに基づき、ヘッド制御部206が記録
ヘッド207を制御して記録を行う。
【0075】次に、図12中のバンドメモリ制御につい
て説明する。
【0076】記録ヘッド207における複数のノズル
は、例えば、1200dpiの密度をなすように列状に
形成されている。このような記録ヘッド207を用いて
画像を記録すべく、キャリッジを図6〜図9のA方向に
1回主走査させるときには、副走査方向(図6〜図9の
B方向)についてはノズル数分、主走査方向については
記録領域分の記録データ(1走査分の記録データ)を、
予め作成しておく必要がある。記録データは、画像処理
部201にて作成されてから、バンドメモリ制御部20
3によってバンドメモリ204に一旦蓄えられる。バン
ドメモリ204に1走査分の記録データが蓄えられた
後、キャリッジが主走査方向に走査される。その際、エ
ンコーダ208より入力されたエンコーダパルスがエン
コーダカウンタ209によってカウントされ、このエン
コーダパルスにしたがってバンドメモリ204から記録
データが読み出され、その画像データに基づいて記録ヘ
ッド207からインク滴が吐出される。記録ヘッド20
7のA方向の往走査時及び復走査時に画像を記録(往路
記録及び復路記録)する双方向記録方式を採用した場合
には、記録ヘッド207の走査方向に応じて、バンドメ
モリ204から画像データが読み出される。例えば、往
路記録時は、バンドメモリ204から読み出される画像
データのアドレスが順次インクリメントされ、復路記録
時は、バンドメモリ204から読み出される画像データ
のアドレスが順次デクリメントされる。
【0077】実際には、画像処理部201により作成さ
れた画像データ(C,M,Y)がバンドメモリ204に
書き込まれて、1バンド分の画像データが準備されたと
き、記録ヘッド207の走査が可能となる。そして、記
録ヘッド207を走査し、バンドメモリ204より画像
データを読み出して、その画像データに基づいて記録ヘ
ッド207が画像を記録する。記録動作の間に、次に記
録すべき画像データが画像処理部201にて作成され、
その画像データは、その記録位置に対応するバンドメモ
リ204の領域に書き込まれる。
【0078】このように、バンドメモリ制御は、画像処
理部201により作成された記録データ(C,M,Y)
をバンドメモリ204に書込む作業と、キャリッジの走
査動作に合わせて、記録データ(C,M,Y)をヘッド
制御部206に送るために読み出す作業とを切替えなが
ら行なう。
【0079】次に、図12中のマスクメモリ制御につい
て説明する。
【0080】このマスクメモリ制御は、マルチパス記録
方式を採用した場合に必要となる。マルチパス記録方式
の場合、記録ヘッド207のノズル列の長さに相当する
幅をもつ1行分の記録画像は、記録ヘッド207の複数
回の走査に分けて記録される。すなわち、副走査方向に
間欠的に搬送されるプリント媒体の搬送量がノズル列の
長さの1/Nとされ、例えば、N=2のときは、1行分
の記録画像が2回の走査に分けて記録(2パス記録)さ
れ、N=4のときは、1行分の記録画像が4回の走査に
分けて記録(4パス記録)される。同様に、N=8のと
きは8パス記録、N=16のときは16パス記録とな
る。したがって、1行分の記録画像が記録ヘッド207
の複数回の走査によって完成されることになる。
【0081】実際には、マスクメモリ205に、画像デ
ータを記録ヘッド207の複数回の走査に割り当てるた
めのマスクデータが格納されており、そのマスクデータ
と画像データとの論理積(AND)データに基づき、記
録ヘッド207がインクを吐出して画像を記録する。
【0082】また、図11に示すように、CFカード1
05に記憶された音声データは、ASIC103によ
り、画像データと同じように、インターフェース210
を介してプリンタ部B100へ送られる。プリンタ部B
100に送られた音声データは、音声エンコーダ230
においてコード化(エンコード)されて、プリントする
画像の中に2次元バーコードデータとして所定の変調を
受けることにより「透かし」情報として記録される。プ
リント画像に音声データを入する必要がないとき、又
は、音声データがない画像をプリントする際には、当然
に、2次元バーコード化された音声データはプリントさ
れず、画像のみがプリントされる。
【0083】本実施の形態においては、メディアパック
C100内の消耗材すなわちインク及びプリンタ媒体の
劣化を管理するためのメディアパック消耗材管理制御
と、手ぶれセンサ109を用いた撮影モード時における
防振制御及びプリントモード時におけるキャリッジ制御
と、カメラ部A100における撮影用閃光照明装置発光
のための昇圧用DC/DCコンバータ150を、プリン
タ部B100の記録ヘッド207の印刷用又はポンピン
グ用電源として使用する電源供給制御とを行う。
【0084】まず、上記メディアパック消耗材管理制御
について説明する。図20はメディアパックC100の
消耗材補充(充填)の手順を示すフローチャートであ
る。
【0085】本実施の形態におけるメディアパックC1
00は、インク及びプリント媒体の消耗材を補充するこ
とが可能なように構成されているとともに、その消耗材
及びその補充に関するデータをEEPROM224に書
込み可能に構成されている。EEPROM224に書き
込まれる消耗材の残量や充填又は製造を行った年月日等
の日時データは、消耗材の減少時、や補充(充填)毎に
更新され、メディアパックC100内の消耗材の管理に
用いられる。
【0086】メディアパックC100の消耗材の補充
(充填)を行う際には、メディアパックC100が工場
又はプリントショップに持ち込まれ、メディアパックC
100に対する消耗材の補充(充填)が工場又はプリン
トショップの作業員により例えば手作業で行われる。こ
の消耗材の補充(充填)においては、図20に示すよう
に、まずステップS101においてメディアパックC1
00内の各色(Y,M,C)のインクパックC103に
インクを充填すると共にステップS102で、プリント
媒体C104を充填する。そして、ステップS103に
おいて、メモリ書込装置により、メディアパックC10
0内のEEPROM224に、消耗材を補充(充填)又
は製造した日付(年月及び/又は日時)データ、補充し
たインクの特性データ(色特性データ、粘性等に関する
データなど)、インクの残量データ、プリント媒体の特
性データ(例えば光沢紙、中性紙、再生紙等の材質に関
するデータ、地色等に関するデータなど)、プリント媒
体の残枚数データ、及びインクの劣化特性データ(経過
年月日数と色変化の関係をリニアマトリクス係数として
記述したルックアップテーブルデータ等)を書き込む。
ここで、EEPROM224にルックアップテーブルデ
ータ自体を記憶せず、図12のルックアップテーブルの
中に複数種類の色補正用のルックアップテーブルを予め
記憶しておき、この内どのテーブルを用いるかを消耗材
の劣化に応じて選択するかを示すデータをEEPROM
224又はカメラ部内のメモリ又はプリンタ部内のメモ
リに記憶しておくようにしてもよい。
【0087】このようにして、メディアパックC100
の消耗材の補充(充填)が完了すると、このメディアパ
ックC100がユーザに発送又は直接手渡される。な
お、工場から製品として出荷されるメディアパックC1
00にも、上記データと同じデータが書き込まれてい
る。
【0088】そして、メディアパックC100の使用時
には、そのEEPROM224に書込まれている消耗材
に関するデータが読み出され、その読み出されたデータ
を用いて消耗材管理が行われる。これにより、例えば上
記データに基づき消耗材の劣化などを推定し、その推定
結果に基づき警告、色補正などを行うことが可能であ
る。
【0089】次に、撮影モード時における防振制御、プ
リントモード時におけるキャリッジ制御について説明す
る。図13はカメラ部における撮影モード時における防
振制御及びプリントモード時におけるキャリッジ制御の
機能ブロック図である。
【0090】本実施の形態においては、撮影モード時に
は、加速度センサ109の出力信号に基づき手ぶれによ
る画像のぶれを抑制するための防振制御を行う。この防
振制御では、加速度センサ109の出力信号に基づき手
ぶれの量及びその方向を検出し、この手ぶれ量及びその
方向に基づき手ぶれ補正機構108の補正量を制御す
る。具体的には、手ぶれによる画像のぶれを抑制する方
向にレンズ107に対する入射光路を変化させるための
制御量を補正量として算出し、この補正量に基づき手ぶ
れ補正機構108を駆動制御する。これにより手ぶれに
よる画像のぶれが補正され、ぶれのない画像データが得
られる。
【0091】また、プリントモード時においては、同じ
加速度センサ109の出力信号に基づき手ぶれの量を検
出し、この手ぶれ量に応じてプリント動作を一時停止す
るためのキャリッジ制御を行う。このキャリッジ制御で
は、具体的には、検出された手ぶれ量が所定量より大き
いときには、キャリッジ225を所定位置(主走査方向
への走査開始位置又は主走査終了位置)で停止させるた
めのコマンドをプリンタ部B100に送出する。このコ
マンドを受けたプリンタ部B100では、キャリッジ2
25を駆動するモータを制御し、キャリッジ225を所
定位置に一時停止させる。
【0092】次に、撮影用閃光照明装置発光のための昇
圧用DC/DCコンバータ150をプリンタ部B100
の記録ヘッド207の印刷用又はポンピング用の昇圧電
源として使用する電源供給制御について説明する。図1
4は撮影用閃光照明装置発光のためのDC/DCコンバ
ータ150をプリンタ部B100の記録ヘッド207の
印刷用又はポンピング用の昇圧電源として使用する電源
供給制御の機能ブロック図、図15は図14の電源供給
制御における各駆動信号S1〜S5の出力タイミングチ
ャートである。
【0093】DC/DCコンバータ150は、図14に
示すように、一次側に電源部250からの電圧がスイッ
チ(SW)14を介して印加されるトランス151と、
発振回路152と、トランス151の二次側電圧から撮
影用閃光照明装置111に対する所定高電圧を発生させ
整流し充電させるための充電回路154と、撮影用閃光
照明装置111へ所定トリガー電圧を印加するためのト
リガ155とから構成される。トランス151の二次側
においては、充電回路154に対する電圧と、プリンタ
部B100の記録ヘッド207の駆動電圧と、ヘッドの
ポンピング用モータ228の駆動電圧とがそれぞれの出
力端子から対応する整流回路RT,RT’を介して出力
される。この記録ヘッド207の駆動電圧は、スイッチ
SW13を介して記録ヘッド207に供給されると共
に、ポンピング用モータ228の駆動電圧はスイッチS
W13’を介してモータ228に供給される。
【0094】上記SW13,13’、14、充電回路1
54、トリガ155の動作は、カメラ部A100のCP
U120による電源供給制御に従い制御される。具体的
には、プリンタ付カメラのパワースイッチSW11がオ
ンされると、駆動信号S1がSW14に出力され、SW
14がオンされる(15(b)を参照)。そして、モー
ド切換スイッチSW12の出力に基づき現在設定されて
いるモードがカメラモードであるかプリンタモードであ
るかが判別される。SW12がa側に切り換えられてい
るときには、カメラモードが設定されていると判別し、
SW12がb側に切り換えられているときには、プリン
タモードが設定されていると判別する。本例では、図1
5(a)に示すように、例えばデフォルトでSW11の
オン時には、カメラモードが設定されているものとす
る。
【0095】カメラモードが設定されていると、撮影用
閃光照明装置111を発光させるための準備動作として
充電回路154の駆動開始を指示する駆動信号S2が充
電回路154に出力される(図15(c)を参照)。そ
して、所定の撮影動作タイミングで、撮影用閃光照明装
置111を発光させるための駆動信号S3がトリガ15
5に出力され(図15(d)を参照)、撮影用閃光照明
装置111が発光される。
【0096】ユーザが撮像した画像のプリント出力を行
う場合には、ユーザのSW12の切換操作によりプリン
タモードが設定される(図15(a)を参照)。プリン
タモードが設定されると、プリント動作における記録ヘ
ッド207の印刷動作タイミングに合わせて駆動信号S
4がSW13に出力される(図15(e)を参照)。こ
れにより、SW13がオンされ、DC/DCコンバータ
150から整流回路RTを介して記録ヘッド207の駆
動電圧が記録ヘッド207に供給される。また、インク
のポンピング動作のために駆動信号S5がSW13’に
出力されると(図15(f)参照)、これによりSW1
3’がオンし、DC/DCコンバータ150から整流回
路RT’を介してポンピング用モータ228に駆動電圧
が供給される。
【0097】このように、プリンタモードが設定されて
いるときには、DC/DCコンバータ150から記録ヘ
ッド207の印刷用又はポンピング用の駆動電圧が記録
ヘッド207やモータ228に供給されるので、プリン
タ部B100に、記録ヘッド207の印刷用又はポンピ
ング用の駆動電圧供給回路を別途設ける必要がなく、構
成が簡素化され、装置の大幅な小型化を実現することが
できる。
【0098】次に、本装置の動作について説明する。図
16ないし図19はプリンタ付カメラの動作手順を示す
フローチャートである。
【0099】カメラ電源がオンされると、図16に示す
ように、まずステップS1において不図示のメディアパ
ック装填検出用スイッチの出力に基づきメディアパック
が装填されているか否かを検出し、メディアパックが検
出された場合には、ステップS2に進み、メディアパッ
ク内のメモリ(EEPROM224)に記憶されている
各種データを読み込む。そして、ステップS3に進み、
データの読み込みが成功したか否かを判定する。
【0100】データの読み込みが失敗した場合すなわち
メディアパック内のメモリとの通信が失敗した場合(例
えば、メディアパックの電気接点とカメラ本体側の電気
接点との機械的接続状態不良によってメモリのデータが
正しく読み取れなかった場合、電気的接続は正しく行わ
れていても、メモリからのデータにノイズなどが乗って
いるために、通信不良と判断された場合など)には、ス
テップS4に進み、メディアパック内のメモリに現在の
日時(例えば年月日(更には例えば時刻))を記憶する
と共に、エラー内容を前記日時データと共に関連付けて
記憶する。この場合には、通信が失敗したので、エラー
内容として通信エラーであることを記憶する。
【0101】次いで、ステップS5に進み、エラーフラ
グをメディアパック内のメモリに書き込み、続くステッ
プS6で、第1の表示形態でエラー内容をLCD106
に表示する。この第1の表示形態とは、例えばエラー内
容を所定のマークや文字等などで表すものである。そし
て、図17に示すステップS11に進む。
【0102】上記ステップS3において通信エラーがな
かった場合には、ステップS7に進み、メディアパック
内のメモリから読み込んだデータにエラーフラグがない
か否かを判定する。ここで、エラーフラグとは、例えば
インクがないこと、プリント媒体としての紙がないこ
と、インクや紙が所定期間以上経過していることなどの
少なくとも1つに該当する場合において、このエラー内
容と共にメディアパック内のメモリに書込まれているフ
ラグである。
【0103】上記ステップS7においてエラーフラグが
検出された場合には、ステップS6に進み、そのエラー
内容を第1の表示形態でLCD106に表示し、図17
に示すステップS11に進む。
【0104】上記ステップS7においてエラーフラグが
検出されなかった場合には、メディアパック内のメモリ
から読み込んだデータが正常なデータであると判断し
て、ステップS8に進み、読み込んだデータに基づきメ
ディアパック内のインク及び/又はプリント媒体として
の例えば紙がリフィル(充填)又は製造された日付(例
えば年月日)を検出し、リフィル(充填)又は製造の日
付(例えば年月日)とカメラ本体の時計TMの日付(例
えば年月日)とを比較し、続くステップS9で、その比
較結果(両者の差)が所定値Ta(例えば2年)より大
きいか否かを判定し、大きい場合すなわちリフィル(充
填)又は製造後2年を経過している場合には、消耗材と
してのインクや消耗材としての紙等のプリント媒体が劣
化していると判断してステップS4に進み、メディアパ
ック内のメモリにインク又はプリント媒体が劣化してい
るというエラー内容を記憶すると共に、カメラ部内の時
計TMによって計時された日付更には時刻をこのエラー
内容に関連付けて記憶する。次いで、ステップS5で、
エラーフラグをメディアパック内のメモリに書き込み、
続くステップS6で、第1の表示形態でエラー内容を表
示手段としてのLCD106に表示する。そして、図1
7に示すステップS11に進む。
【0105】上記S9において、上記差が所定値Ta以
下の場合には、図17に示すS11に進む。また、上記
ステップS1においてメディアパックが装填されていな
いことが検出されると、メディアパックが装填されてい
ないことを第1の表示形態でLCD106に表示する。
このときの第1の表示形態は、上記ステップS6の第1
の表示形態と同様の警告レベルの表示である。そして、
図17に示すステップS11に進む。
【0106】ステップS11では、現在のモードがプリ
ントモードであるか否かを判定し、プリントモードの場
合には、ステップS12に進み、メディアパック内のメ
モリにエラーフラグがある否かを判定する。ここで、エ
ラーフラグがあれば、ステップS13に進み、第2の表
示形態により、そのエラー内容をLCD106に表示す
ると共に、例えば警告音を鳴らす。この第2の表示形態
は、前記第1の表示形態とは異なり、より認識し易いよ
うに警告レベルをアップした表示形態である。例えば、
エラー内容を第1の表示形態と同様の形のマークや文字
で表示する場合には、より大きなマークや文字を用いて
エラー内容をより認識しやすく表示し、更に、音声を用
いて操作者がより気づき易いようにしている。勿論第1
の表示形態において音声を用いた場合には、第2の表示
形態はそれよりも大きな音量等にすることによって認識
しやすくする。そして、上記ステップS11に戻る。こ
れに対し、上記ステップS12においてエラーフラグが
検出されなかった場合、上記ステップS13をスキップ
してステップS14に進む。
【0107】ステップS14では、メディアパックが装
填されているか否かを再度判定し、メディアパックが装
填されていなければ、ステップS15に進み、メディア
パックが入っていないことを第2の表示形態(すなわ
ち、マークや文字を大きくしたり音声を使ってより認識
し易くする表示形態)で表示し、そして上記ステップS
14に戻り、メディアパックが装填されるまで待つ。
【0108】上記ステップS14においてメディアパッ
クが装填されたことが検出されると、ステップS16に
進み、メディアパックのインクパックのキャップを開放
し、負圧ノズルを結合し、回復ポンピング動作等のプリ
ント準備動作を行う。本実施の形態においては、プリン
トモード設定以降、このような準備動作を行うようにし
ているので、メディアパック装着やカメラのメイン電源
のオンによって上記のS16のような動作を行う場合に
比べて無駄な電力やインクの消耗を大幅に低減すること
ができる。
【0109】次いで、ステップS17に進み、プリント
ボタンが押されることを待つ。そして押されると、ステ
ップS18に進み、給紙ローラを駆動してメディアパッ
クから1枚のプリント媒体例えば紙を給紙する。続い
て、ステップS19に進み、メディアパック内のメモリ
のプリント媒体枚数を1減じて更新し、そして、ステッ
プS20において、メディアパック内のメモリに記憶さ
れた色修正マトリクスの係数データを用いてプリント色
のリニアマトリクス変換を行う。ここで、メディアパッ
ク内のメモリには、リフィル(充填)又は製造後の経過
年月(日)数に応じたインク色(たとえばイエロー、シ
アン、マゼンタ)の変化特性を予め測定してあり、この
変化特性を補正するためのリニアマトリクス係数(補正
後のイエロー、シアン、マゼンタに対して、マトリクス
演算される例えば3×3の9個のマトリクス係数)が、
ルックアップテーブルとして記憶されている。或いは前
述のように図12のルックアップテーブルの中に複数の
テーブルを記憶しておき、その中のどれを選択するかを
劣化状態に応じて選択するためのデータがEEPROM
224又はカメラ部かプリンタ部内のメモリに記憶され
ている。従って、経過年月(日)数が上記ステップS9
において判断されることによって、この経過年月(日)
数に応じたインク色の特性の変化を補正した最適なプリ
ントを行うことが可能となる。なお、以上或いは以降の
実施の形態においては日時情報として年月日や更には時
刻情報の例を示しているが、日時情報とは必ずしも時刻
や日の情報を含まなくてもよく、時を特定可能な情報で
あればよく、年情報のみ、或いは年月情報のみ、或いは
年月日情報のみ等としてもよいのはいうまでもない。或
いは、年月日時分秒情報を全て含んでもよい。
【0110】次に、ステップS21に進み、上記ステッ
プS19で更新されたプリント媒体の残量がゼロになっ
たか否かを判定し、この残量がゼロであれば、ステップ
S22に進み、このことをエラー内容とするエラー情報
をメディアパック内のメモリに書き込むと共に、エラー
フラグを書き込む。また、このときのカメラ部内の時計
TMによって計時された日付(年月日、更には時刻)も
このエラー内容に関連付けて記憶する。そして、図18
に示すステップS23に進む。更新されたプリント媒体
の残量がゼロでないときには、上記ステップS22をス
キップして図18に示すステップS23に進む。
【0111】ステップS23では、プリント動作を開始
し、続くステップS24で、加速度センサ109を用い
て、手ぶれ量が所定量より大きいか否かを検出し、手ぶ
れ量が大きい場合には、ステップS25に進み、プリン
ト動作を一時停止する。このとき、プリンタ部B100
のキャリッジ225が主走査端にあるときに一時停止す
るように制御する。そして、手ぶれ量が小さくなるまで
待つ。従って、手ぶれ量が小さくなってプリントが再開
された場合に、印刷のずれが目立たないという効果があ
る。
【0112】上記手ぶれ量が上記所定量以下である場
合、ステップS26に進み、一時停止中であるか否かを
判定し、一時停止中であるときには、プリント動作を再
開させ、ステップS28に進む。一時停止中でないとき
には、ステップS27をスキップしてステップS28に
進む。ステップS28では、プリントが1枚分終了した
か否かを判定し、終了していなければ、上記ステップS
24に戻る。プリントが1枚分終了すると、ステップS
29に進み、メディアパック内のメモリのインク残量デ
ータを更新する。具体的には、メディアパック内のメモ
リのインク残量データからインクの吐出量(このデータ
は、実際に吐出したインク量を測定するのではなく、画
像データに基づき使用される各色のインク量を演算によ
って求められるものである。)及び記録ヘッド207内
のサブタンクに吸引されたインク量(この量はほぼ一定
値とする。)を減じた値に更新する。
【0113】次いで、ステップS30に進み、いずれか
1つの色のインクがなくなった(必ずしもゼロという意
味ではなく、所定量以下になったことを示す。)か否か
を判別する。そして、なくなった場合には、ステップS
31において、インクがなくなったことをエラー内容と
する書込みを行うとともに、エラーフラグを書き込む。
また、このときのカメラ部内の時計TMによって計時さ
れた年月日(更には時刻)をエラー内容に関連付けて記
憶する。
【0114】そして、ステップS32おいて、プリント
動作に異常(例えば手ぶれや大きな振動によって,印刷
が途中で終了し、失敗したことや、プリントヘッドの目
詰まり等によって、特定の色が印刷できなかった場合
等)があったか否かを判定し、異常がなければ、ステッ
プS33に進み、プリント成功を示す情報をカメラ部内
の時計TMによって計時された日付(時刻)とともに関
連付けてメディアパック内のメモリに書き込み、続くス
テップS34において、プリントが正常に終了したこと
をLCD106に表示した後、上記ステップS11に戻
る。
【0115】上記ステップS32においてプリント動作
に異常があったことが検出されると、ステップS35に
進み、メディアパック内のメモリに異常の内容を書き込
み、続くステップS36で、エラーフラグを書き込み、
これらに関連付けてカメラ部内の時計TMによって計時
された年月日(更には時刻)をやはり関連付けて書き込
む。そして、ステップS37に進みて、エラー内容をL
CD106に表示し、上記ステップS11に戻る。
【0116】このように、本実施の形態では、各種のエ
ラー内容とカメラ部内の時計TMによって計時された年
月日等や時刻等とを関連付けてメディアパック内のメモ
リに記憶するようにしているので、パックを後で回収
し、又は繰り返し使用する場合にそのメディアパックの
修理やデータの補正等を適正に行うことができると共
に、メディアパックの改善のための情報を収集できる効
果がある。
【0117】上記ステップS11(図17)においてプ
リンタモードでないすなわちカメラモードであると判定
されると、図19に示すステップS38に進み、プラン
ジャによりレンズ107の前面に設けた不図示のレンズ
バリアを開放し、続くステップS39で、レリーズボタ
ンが第1ストローク位置まで押し込まれることすなわち
SW1がオンになるのを待つ。レリーズボタンのSW1
がオンになると、ステップS40に進み、測光、測色、
測距動作等の測定動作を行う。
【0118】次いで、ステップS41に進み、レリーズ
ボタンが第2ストローク位置まで押し込まれることすな
わちSW2がオンになるのを待つ。SW2がオンしてい
なければ、上記ステップS39に戻り、SW2がオンし
ていれば、ステップS42に進む。ステップS42で
は、加速度センサ109の出力に基づき手ぶれ量及び手
ぶれ方向を検出し、続くステップS43で、前記手ぶれ
量が所定量より大きいか否かに応じて手ぶれがあるか否
かを判定し、手ぶれがあると、ステップS43に進み、
手ぶれ量及び手ぶれ方向に応じて手ぶれ補正機構108
を駆動して画像のぶれを補正する。そして、ステップS
44に進む。これに対し、手ぶれがないときには、上記
ステップS43をスキップしてステップS44に進む。
【0119】ステップS44では、絞りやシャッタを用
いた露出動作を行い、これによって、所定量の露光をC
CD101に対して行う。続いて、ステップS45に進
み、ホワイトバランス、ガンマ補正、色補正、圧縮等の
画像処理を行い、そして、ステップS46において、画
像をCFカード105に記憶する。また、このときカメ
ラ部内の時計TMによって計時された日時情報を画像1
枚ずつに対して関連付けて記録するようにしている。
【0120】次いで、ステップS47に進み、モードが
カメラモードであるか否かを判断し、カメラモードであ
れば、上記ステップS39に戻り、カメラモードでなけ
れば、ステップS48で、レンズバリアを閉成した後
に、上記ステップS11に戻る。
【0121】(他の実施の形態)本発明の他の実施の形
態について図21を参照しながら説明する。図21は本
発明の他の実施の形態に係るプリンタ付カメラの動作の
手順を示すフローチャートである。
【0122】本実施の形態は、上述の実施の形態に対
し、加速度センサ109を用いたキャリッジ制御におい
て、所定方向の手ぶれ量の大きさに応じてキャリッジ2
25の走行速度及び紙送りの制御を行う点で異なる。
【0123】具体的には、図21に示すように、ステッ
プS240においてプリント動作を開始すると(「図1
8のステップS23」に相当)、続くステップS250
で、加速度センサ109を用いて手ぶれ量及び手ぶれ方
向を検知する。そして、ステップS260において、手
ぶれ量及び手ぶれ方向から主走査方向の手ぶれ成分量を
求め、この手ぶれ成分量が所定量より大きいか否かを判
定し、主走査方向の手ぶれ成分量が所定量より大きい場
合には、ステップS270に進み、主走査方向の手ぶれ
成分量に応じて現在のキャリッジ225の走行速度を低
下する。具体的には、主走査方向の手ぶれ成分量に応じ
てキャリッジ225の走行速度に対する減速量を設定
し、この設定された減速量に応じてキャリッジ225の
走行速度を制御する。ここで、手ぶれ成分量が中程度の
大きさであれば、小さい減速量を設定し、プリント効率
の低下を可能な限り抑制する。これに対し、手ぶれ成分
量が大きければ、減速量を大きく設定することによっ
て、走査速度の偏差に対する影響度を所定範囲内に収ま
るように抑制し、記録ヘッド207から吐出されるイン
クの紙に対する着弾位置の誤差を所定量以下になるよう
に抑制する。
【0124】次いで、ステップS280に進み、現在の
記録ヘッド207の位置を検知し、記録ヘッド207が
主走査端にあるか否かを判定する。記録ヘッド207が
主走査端にないときには、上記ステップS250に戻
り、再度手ぶれ量を検知する。これに対し、記録ヘッド
207が主走査端にあるときには、ステップS290に
進み、キャリッジ225を一旦停止し、主走査を一時中
断する。そして、ステップS310に進み、手ぶれ量か
ら副走査方向の手ぶれ成分を求め、この手ぶれ成分が所
定量より大きいか否かを判定する。
【0125】ここで、副走査方向の手ぶれ成分が所定量
より大きいときには、ステップS330に進み、紙送り
を停止し、そして、上記ステップS250に戻り、再度
手ぶれ量を検知する。副走査方向の手ぶれ成分が所定量
以下であるときには、ステップS320に進み、所定量
の紙送りを実行し、続くステップS340で、記録位置
が副走査端まで達しているか否かに応じて1枚分のプリ
ントが終了したか否かを判定する。記録位置が副走査端
まで達していないときには、プリントが終了していない
ので、上記ステップS250に戻り、再度手ぶれ量の検
知を行う。
【0126】上記ステップS260において主走査方向
の手ぶれ成分量が所定量以下であるときには、ステップ
S300に進み、キャリッジ225を標準速度で駆動す
る。すなわち、主走査を標準走査速度で行う。また、現
在走行速度が減速されているときは、走行速度を標準速
度に戻することになる。そして、ステップS310〜3
30において、副走査方向の手ぶれ成分に応じて紙送り
を停止、又は続行する。
【0127】上記ステップS340において1枚分のプ
リントが終了すると、以降は図18に示すステップS2
9からの処理と同じ処理を行う。
【0128】上述の各実施の形態においては、カメラ部
A100とプリンタ部B100が一体となったプリンタ
付カメラとして説明を行なってきた。しかし、カメラ部
A100とプリンタ部B100を分離した別々の装置と
し、それらをインターフェース210により接続した構
成においても同様に構成して、同様の機能を実現するこ
とが可能である。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のメディア
パックによれば、プリンタに使用される消耗材を充填可
能に収容するパック本体と、パック本体に設けられ、消
耗材の充填又は製造が行われた日時情報を少なくとも含
む消耗材充填又は製造に関するデータが読出し可能に書
き込まれるメモリとを有するから、プリンタに使用され
る消耗材を補充することができるとともに、プリンタ側
から、経過期間の長さに起因する消耗材の劣化の恐れが
あるか否かを容易に認識することができる。
【0130】また、消耗材に関するデータは、消耗材の
充填又は製造が行われた日時情報とともに、消耗材の経
過期間に応じた特性の変化を示す特性変化情報を含むこ
とによって、この経過期間に応じた消耗材の特性の変化
を補正した最適な特性のプリントを行うことが可能とな
る。
【0131】本発明のプリンタ及びプリンタ付カメラに
よれば、プリントに使用される消耗材が充填可能に収容
され、少なくとも消耗材の充填又は製造が行われた日時
情報を書き込むためのメモリが設けられているメディア
パックを離脱可能に装着する装着手段と、メディアパッ
クのメモリに書き込まれた消耗材の充填又は製造が行わ
れた日時情報を参照して消耗材の充填又は製造からの経
過期間を検出する検出手段とを有するから、メディアパ
ックを使用する際に、経過期間の長さに起因する消耗材
の劣化の恐れがあるか否かを容易に認識することができ
る。
【0132】また、係数に基づきプリントする画像デー
タに画像処理を施す画像処理手段と、取得された特性変
化情報に応じて前記画像処理の係数を変える係数変更手
段とを有することによって、この経過期間に応じた消耗
材の特性の変化を補正した画像処理を行うことが可能に
なる。
【0133】さらに、検出手段の検出結果を表示する表
示手段を有し、表示手段により、メディアパックが装着
されたときにおける検出手段の検出結果の表示を第1の
表示形態で行い、プリントモードが設定されたときにお
ける検出手段の検出結果の表示を第1の表示形態と異な
る第2の表示形態で行うことによって、プリントモード
が設定されているときに、検出結果をよりユーザに認識
し易いように表示することが可能になる等多くの効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なプリンタ付カメラの正面図
である。
【図2】図1のカメラの斜め前方からの斜視図である。
【図3】図1のカメラの斜め後方からの斜視図である。
【図4】図1のカメラに装着可能なメディアパックの斜
視図である。
【図5】図1のカメラの内部における主要構成部の配置
関係を示す斜視図である。
【図6】図5におけるプリンタ部の斜視図である。
【図7】図6のプリンタ部の一部を取り外した斜視図で
ある。
【図8】図6のプリンタ部におけるキャリッジの斜視図
である。
【図9】図6のプリンタ部におけるプリント媒体搬送系
の構成部分の斜視図である。
【図10】カメラ部A100とプリンタ部B100の概
略のブロック構成図である。
【図11】カメラ部A100における画像信号処理の機
能ブロック図である。
【図12】プリンタ部B100における画像信号処理の
機能ブロック図である。
【図13】カメラ部における撮影モード時における防振
制御及びプリントモード時におけるキャリッジ制御の機
能ブロック図である。
【図14】撮影用閃光照明装置発光のためのDC/DC
コンバータ150をプリンタ部B100の記録ヘッド2
07の印刷用又はポンピング用昇圧電源として使用する
電源供給制御の機能ブロック図である。
【図15】図14の電源供給制御における各駆動信号S
1〜S4の出力タイミングチャートである。
【図16】プリンタ付カメラの動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図17】プリンタ付カメラの動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図18】プリンタ付カメラの動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図19】プリンタ付カメラの動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図20】メディアパックC100の消耗材補充(充
填)の手順を示すフローチャートである。
【図21】本発明の他の実施の形態に係るプリンタ付カ
メラの動作の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A001 装置本体 A002 挿入部 A100 カメラ部 A101 レンズ A103 撮影用閃光照明装置 A104 レリーズボタン A106 液晶表示部(外部表示部) A107 コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカ
ード(CFカード) A108 電池 B100 プリンタ部(記録装置部) B120 記録ヘッド B121 インク吐出口 B134 HPセンサ C100 メディアパック C101 パック本体 C102 シャッター C103 インクパック C104 プリント媒体 M001 キャリッジモータ 101 CCD 102 マイク 103 ASIC 104 第1メモリ 105 CFカード(「CFカードA107」に相当) 106 LCD(「液晶表示部A105」に相当) 107 レンズ 109 手ぶれセンサとしての加速度センサ 111 撮影用閃光照明装置 120 第1CPU 150 昇圧回路としてのDC/DCコンバータ 201 画像処理部 202 第2メモリ 203 バンドメモリ制御部 204 バンドメモリ 205 マスクメモリ 206 ヘッド制御部 207 記録ヘッド(「記録ヘッドB120」に相当) 208 エンコーダ(「エンコーダセンサB131」に相
当) 209 エンコーダカウンタ 210 インターフェース 220 第2CPU 221 モータドライバ 222 モータ(「モータM001,M002,M00
3」を含む) 223 センサ(「HPセンサB134」を含む) 224 EEPROM 226 コンタクトパッド部 228 ポンピング用モータ 230 音声エンコーダ部 250 電源部(「電池A108」に相当)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/76 B41J 3/04 102Z // H04N 101:00 101Z

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタに着脱可能なメディアパックで
    あって、 前記プリンタに使用されるインク及びプリント媒体を充
    填可能に収容するパック本体と、 前記パック本体に設けられ、前記プリント媒体の充填又
    は製造が行われた日時情報を少なくとも含むプリント媒
    体に関するデータが読出し可能に書き込まれるメモリと
    を有することを特徴とするメディアパック。
  2. 【請求項2】 前記メモリに書き込まれた前記プリント
    媒体充填に関するデータは、該プリント媒体が充填され
    る毎に、更新されることを特徴とする請求項1記載のメ
    ディアパック。
  3. 【請求項3】 前記メモリには、インクの充填又は製造
    が行われた日時情報も記憶されていることを特徴とする
    請求項1記載のメディアパック。
  4. 【請求項4】 前記インクの充填又は製造日時は、前記
    プリント媒体の充填又は製造日時と関連付けられて記憶
    されていることを特徴とする請求項1記載のメディアパ
    ック。
  5. 【請求項5】 前記メモリには前記インクの充填又は製
    造後の経過期間に応じた特性の変化を示す特性変化情報
    が記憶されていることを特徴とする請求項3記載のメデ
    ィアパック。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のメディアパックを用いる
    プリンタであって、 前記メディアパックを着脱可能に装着する装着手段と、 前記メディアパックの前記メモリに書き込まれた前記プ
    リント媒体の充填又は製造が行われた日時情報を参照し
    て前記プリント媒体の充填又は製造からの経過期間を検
    出する検出手段とを有することを特徴とするプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記メモリには、インクの充填又は製造
    が行われた日時情報も記憶されており、前記インクの充
    填又は製造後の経過期間に応じた特性の変化を示す特性
    変化情報を取得する取得手段を有することを特徴とする
    請求項6記載のプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記特性変化情報は、前記メディアパッ
    クのメモリに書き込まれていることを特徴とする請求項
    7記載のプリンタ。
  9. 【請求項9】 前記メモリには、インクの充填又は製造
    が行われた日時情報も記憶されており、前記特性変化情
    報は、装置本体側に設けられたメモリに書き込まれてい
    ることを特徴とする請求項7記載のプリンタ。
  10. 【請求項10】 係数に基づきプリントする画像データ
    に画像処理を施す画像処理手段と、前記取得された特性
    変化情報に応じて前記画像処理の係数を変える係数変更
    手段とを有することを特徴とする請求項7記載のプリン
    タ。
  11. 【請求項11】 消耗材が充填可能に収納されたメディ
    アパックを着脱可能に装着する装着手段と、 プリント動作を実行するためのプリントモードを設定す
    るモード設定手段と、 前記メディアパックがプリンタに装着された際及び前記
    プリントモードが設定された際に、前記メディアパック
    内のメモリに書き込まれた前記消耗材の充填又は製造が
    行われた日時情報を参照して前記消耗材の充填又は製造
    からの経過期間を検出する検出手段とを有することを特
    徴とするプリンタ。
  12. 【請求項12】 前記検出手段の検出結果を表示する表
    示手段を有し、前記表示手段は、前記メディアパックが
    装着されたときにおける前記検出手段の検出結果の表示
    を第1の表示形態で行い、前記プリントモードが設定さ
    れたときにおける前記検出手段の検出結果の表示を前記
    第1の表示形態と異なる第2の表示形態で行うことを特
    徴とする請求項11記載のプリンタ。
  13. 【請求項13】 プリンタを有するプリンタ付カメラで
    あって、 撮像手段と、 前記撮像手段によって撮像された画像を時計によって計
    時された日時情報と関連付けて記録するための記録手段
    と、 前記プリンタのプリントに使用される消耗材が充填可能
    に収容され、少なくとも前記消耗材の充填又は製造が行
    われた日時情報を書き込むためのメモリが設けられてい
    るメディアパックを着脱可能に装着する装着手段と、 前記メディアパックの前記メモリに書き込まれた前記消
    耗材の充填又は製造が行われた日時情報を前記時計によ
    って計時された日時情報と参照して前記消耗材の充填又
    は製造からの経過期間を検出する検出手段とを有するこ
    とを特徴とするプリンタ付カメラ。
  14. 【請求項14】 前記消耗材の経過期間に応じた特性の
    変化を示す特性変化情報を取得する取得手段を有するこ
    とを特徴とする請求項13記載のプリンタ付カメラ。
  15. 【請求項15】 前記特性変化情報は、前記メディアパ
    ックのメモリに書き込まれていることを特徴とする請求
    項14記載のプリンタ付カメラ。
  16. 【請求項16】 メモリが設けられた装置本体を有し、
    前記特性変化情報は、前記装置本体のメモリに書き込ま
    れていることを特徴とする請求項14記載のプリンタ付
    カメラ。
  17. 【請求項17】 係数に基づきプリントする画像データ
    に画像処理を施す画像処理手段と、前記取得された特性
    変化情報に応じて前記画像処理の係数を変える係数変更
    手段とを有することを特徴とする請求項14記載のプリ
    ンタ付カメラ。
  18. 【請求項18】 プリント動作を実行するプリントモー
    ドを設定するモード設定手段を有し、前記検出手段は、
    前記メディアパックが装着された際及び前記プリントモ
    ードが設定された際に、前記消耗材の充填又は製造から
    の経過期間を検出することを特徴とする請求項13記載
    のプリンタ付カメラ。
  19. 【請求項19】 前記検出手段の検出結果を表示する表
    示手段を有し、前記表示手段は、前記メディアパックが
    装着されたときにおける前記検出手段の検出結果の表示
    を第1の表示形態で行い、前記プリントモードが設定さ
    れたときにおける前記検出手段の検出結果の表示を前記
    第1の表示形態と異なる第2の表示形態で行うことを特
    徴とする請求項18記載のプリンタ付カメラ。
  20. 【請求項20】 プリンタに着脱可能なメディアパック
    であって、 前記プリンタに使用される消耗材を充填可能に収容する
    パック本体と、 前記パック本体に設けられ、少なくとも前記プリンタに
    前記パックが装着された状態で、前記プリンタの動作に
    関連した情報を日時情報と関連付けて記憶するためのメ
    モリとを有することを特徴とするメディアパック。
  21. 【請求項21】 請求項20記載のメディアパックを着
    脱可能なプリンタであって、 前記プリンタの動作に関連した情報はプリンタにおける
    エラー情報を含むことを特徴とするプリンタ。
  22. 【請求項22】 請求項20記載のメディアパックが着
    脱可能なプリンタと結合されたことを特徴とするプリン
    タ付カメラ。
  23. 【請求項23】 プリンタを有するプリンタ付カメラで
    あって、 撮像手段と、 前記撮像手段によって撮像された画像を時計によって計
    時された日時情報と関連付けて記録するための着脱可能
    な記録手段と、 前記プリンタのプリントに使用される消耗材が充填可能
    に収納され、少なくとも情報を書き込み可能なメモリが
    設けられているメディアパックを着脱可能に装着する装
    着手段と、 前記メディアパックの前記メモリに前記時計によって計
    時された日時情報を書き込む制御手段とを有することを
    特徴とするプリンタ付カメラ。
  24. 【請求項24】 前記消耗材はインク及び/又はプリン
    ト媒体であることを特徴とする請求項23記載のプリン
    タ付カメラ。
  25. 【請求項25】 前記メモリには前記消耗材に関連した
    情報も記憶されていることを特徴とする請求項23記載
    のプリンタ付カメラ。
  26. 【請求項26】 前記時計によって計時された日時情報
    とプリンタ付カメラの動作に関する情報を関連づけて前
    記メディアパック内のメモリに記憶することを特徴とす
    る請求項23記載のプリンタ付カメラ。
  27. 【請求項27】 プリンタに着脱可能なメディアパック
    であって、前記プリンタに使用される消耗材を充填可能
    に収容するパック本体と、前記パック本体に設けられ、
    少なくとも前記消耗材の経過期間に応じた特性の変化を
    示す特性変化情報に関するデータが読出し可能に書き込
    まれるメモリとを有することを特徴とするメディアパッ
    ク。
  28. 【請求項28】 前記消耗材の経過期間に応じた特性の
    変化を示す特性変化情報を取得する取得手段を有するこ
    とを特徴とする請求項27記載のメディアパックを用い
    るプリンタ。
  29. 【請求項29】 係数に基づきプリントする画像データ
    に画像処理を施す画像処理手段と、前記取得された特性
    変化情報に応じて前記画像処理の係数を変える係数変更
    手段とを有することを特徴とする請求項28記載のプリ
    ンタ。
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