JP2002094850A - 情報処理機器、撮像装置並びに画像記録装置 - Google Patents

情報処理機器、撮像装置並びに画像記録装置

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JP2002094850A
JP2002094850A JP2000277079A JP2000277079A JP2002094850A JP 2002094850 A JP2002094850 A JP 2002094850A JP 2000277079 A JP2000277079 A JP 2000277079A JP 2000277079 A JP2000277079 A JP 2000277079A JP 2002094850 A JP2002094850 A JP 2002094850A
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Hiroyuki Horii
博之 堀井
Kenichi Inatomi
謙一 稲富
Koji Kawamura
興二 川村
Kazunori Arima
和範 有馬
Toshiya Kondo
俊也 近藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像機能と画像記録機能を有した情報処理機
器において、消費電力を極力小さくすることが可能な機
器を提供する。 【解決手段】 カメラ部A100とプリンタ部B100
とを備えると共に、電源部250を備えた画像記録装置
において、電源部を制御する電源制御手段252を設
け、カメラ部より電源制御手段を制御し、電源部からプ
リンタ部への電力を、カメラ部により撮像した画像をプ
リンタ部によりプリントする際にのみ供給するように制
御する。さらに、プリンタ部の状態検出手段を備え、プ
リンタ部への消耗品収納容器の装着の有無を検出する。
消耗品収納容器の無装着の際には電源部からプリンタ部
へ電力を供給しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理機器、撮
像装置並びに画像記録装置、より詳しくは、カメラ部と
プリンタ部とを備えると共に、電源部を備えた携帯型の
情報処理機器、撮像装置並びに画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の銀塩式カメラに加えて、最近では
電子式カメラ、いわゆるデジタルカメラの普及が著し
い。かかるデジタルカメラでは、画像を撮影する撮影モ
ードでの使用や、撮影した画像をその場で画像表示装置
に表示して確認する再生モードでの使用が可能である。
さらに、画像を記憶したカメラをPC等に接続したり、
画像を記憶したメモリをプリンタに装填する等して、撮
影した画像を記録媒体にプリントすることも可能であ
る。
【0003】ところで、このような撮影した画像を記録
媒体にプリントすることは、撮影現場とは異なる場所、
例えば、プリント専門店や家庭において行わざるを得な
いのが現状である。
【0004】従って、このような撮影した画像を撮影現
場において直ちに記録媒体にプリントできる電池駆動式
の携帯型画像記録装置の出現が強く望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、撮影し
た画像を撮影現場において直ちに記録媒体にプリントで
きるようにした電池駆動式の携帯型画像記録装置では、
プリント専門店や家庭とは異なり、電源としての電池の
容量に制限があるため、電池での駆動可能時間を極力延
ばすことが、撮影現場における折角の雰囲気等を壊さな
いためにも大事である。このために、画像記録装置全体
の消費電力を極力小さくすることが求められている。
【0006】本発明は、かかる要請に応えるべくなされ
たもので、消費電力を極力小さくすることが可能な画像
記録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成する本
発明の一形態になる情報処理機器は、光学像を撮像して
電気的画像信号に変換する撮像部と、前記撮像部により
変換されて得られた前記電気的画像信号に基づいてプリ
ント媒体上に画像を記録する画像記録部と、前記撮像部
と前記画像記録部に電力を供給する電源部と、を備えた
情報処理機器において、前記電源部を制御する電源制御
手段を設け、前記撮像部より前記電源制御手段を制御
し、前記電源部から前記画像記録部への電力の供給を制
御することを特徴とする。
【0008】また、本発明の他の形態になる撮像装置
は、光学像を撮像して電気的画像信号に変換する撮像部
を有する撮像装置において、前記撮像部により変換され
て得られた前記電気的画像信号に基づいてプリント媒体
上に画像を記録する画像記録部と、前記撮像部と前記画
像記録部に電力を供給する電源部と、前記電源部を制御
する電源制御手段と、を備え、前記撮像部より前記電源
制御手段を制御し、前記電源部から前記画像記録部への
電力の供給を制御することを特徴とする。
【0009】さらに、本発明の他の形態になる画像記録
装置は、電気的画像信号に基づいて画像を記録する画像
記録部を備え、前記画像記録部によりプリント媒体上に
画像の記録を行う画像記録装置において、光学像を撮像
して前記電気的画像信号に変換する撮像部と、前記撮像
部と前記画像記録部に電力を供給する電源部と、前記電
源部を制御する電源制御手段と、を備え、前記撮像部よ
り前記電源制御手段を制御し、前記電源部から前記画像
記録部への電力の供給を制御することを特徴とする。
【0010】ここで、前記電源制御手段は、前記撮像部
により撮像した画像を前記画像記録部による画像の記録
動作を行う際にのみ、前記電源部から前記画像記録部へ
電力を供給するように制御することことが好ましい。
【0011】上記構成によれば、撮影モードや再生モー
ド時においては、撮像部のみに電力が供給され、画像の
記録動作を行う際(プリントモード時)のみ、画像記録
部へ電力が供給されるので、消費電力を極力小さくする
ことが可能である。
【0012】なお、画像の記録動作を指示するプリント
スイッチをさらに有し、前記電源制御手段は、前記プリ
ントスイッチの動作に基づき、前記電源部から前記画像
記録部への電力の供給を開始するように制御してもよ
い。
【0013】また、前記電源制御手段は、前記画像記録
部へ電力を供給しているときには、前記撮像部へ供給す
る電力が必要最小限になるように制御することが好まし
い。
【0014】さらに、前記画像記録部の状態検出手段を
備え、前記電源制御手段は、前記状態検出手段の出力に
応じて前記電源部から前記画像記録部への電力の供給を
制御してもよい。
【0015】ここで、前記状態検出手段は、前記画像記
録部への消耗品収納容器の装着の有無を検出するもので
あり、前記電源制御手段は、前記消耗品収納容器の無装
着の際には前記電源部から前記画像記録部へ電力を供給
しないことが好ましい。
【0016】このようにすると、画像記録部の状態検出
手段により消耗品収納容器の装着の有無が検出され、画
像記録が出来る状態である時のみ画像記録部へ電力が供
給されるので、消費電力を極力小さくすることが可能で
ある。
【0017】なお、前記電源部は、前記撮像部および前
記画像記録部に対し共通する一個の電池ユニットであっ
てもよい。
【0018】また、前記撮像部と前記画像記録部とが一
体に形成されていてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0020】本明細書において、「プリント」(「記
録」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報
を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人
間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否
かを問わず、広くプリント媒体上に画像、模様、パター
ン等を形成する場合、またはプリント媒体の加工を行う
場合を言うものとする。
【0021】また、「プリント媒体」とは、一般的なプ
リント装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラ
スチック・フィルム、金属板等、ガラス、セラミック
ス、木材、皮革等、インクを受容可能な物も言うものと
するが、以下では「用紙」または単に「紙」ともいうも
のとする。
【0022】また、本明細書において、「カメラ」とは
光学的に撮像し、光学像を電気信号に変換する機器やデ
バイスを示すものであり、以下の説明において「撮像
部」とも称する。
【0023】さらに、「インク」(「液体」という場合
もある)とは、上記「プリント」の定義と同様広く解釈
されるべきものであり、プリント媒体上に付与されるこ
とによって、画像、模様、パターン等の形成、プリント
媒体の加工、或いはインクの処理(例えば、プリント媒
体に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化)に
供される液体を言うものとする。
【0024】なお、本発明が有効に用いられるヘッドの
一形態は、電気熱変換体が発生する熱エネルギーを利用
して液体に膜沸騰を生じさせ気泡を形成する形態であ
る。
【0025】「基本構成」 まず、図1から図14に基づいて、本発明に係る装置の
基本構成について説明する。本例において説明する装置
は、光学的に撮像して電気信号に変換する撮像部(以
下、「カメラ部」とも称する)と、撮像して得られた電
気信号に基づいて画像の記録を行う画像記録部(以下、
「プリンタ部」とも称する)とを備えた情報処理機器と
して構成されている。以下、本例で説明する情報処理機
器を「プリンタ内蔵カメラ」と称して説明する。
【0026】装置本体A001においては、カメラ部A
100の背面側にプリンタ部(記録装置部)B100が
一体的に組み込まれている。プリンタ部B100は、メ
ディアパックC100から供給されるインクとプリント
媒体を用いて画像を記録する。本構成では、装置本体A
001から外装を外して背面側から見た図5から明らか
なように、装置本体A001の同図中の右手側にメディ
アパックC100が挿入され、装置本体A001の同図
中左手側にプリンタ部B100が配置される。プリンタ
部B100によって記録を行う場合には、カメラ部A1
00における後述の液晶表示部A105を上側、レンズ
A101を下側にするように、装置本体A001を置い
た姿勢とすることができる。この記録姿勢において、プ
リンタ部B100における後述の記録ヘッドB120
は、インクを下向きに吐出する姿勢となる。記録姿勢
は、カメラ部A100による撮影状態の姿勢と同様の姿
勢とすることも可能であり、上記の記録姿勢に限られる
ことはない。記録動作の安定性の面からは、上記のイン
クを下向きに吐出する記録姿勢が好ましい。
【0027】以下においては、本例の装置の機械的な基
本構成をA「カメラ部」、B「メディアパック」、C「プリ
ンタ部」とに分けて説明し、また、信号処理系の基本構
成はD「信号処理系」として説明する。
【0028】A「カメラ部」 カメラ部A100は、基本的には、一般的なデジタルカ
メラを構成するものであり、後述するプリンタ部B10
0と共に装置本体A001に一体的に組み合わせられる
ことによって、図1から図3のような外観のプリンタ内
蔵のデジタルカメラを構成する。図1から図3におい
て、A101はレンズ、A102はファインダー、A1
92aはファインダー窓、A103はストロボ、A10
4はレリーズボタン、A105は液晶表示部(外部表示
部)である。カメラ部A100は、後述するように、C
CDを用いて撮像したデータの処理、コンパクトフラッ
シュ(登録商標)メモリカード(CFカード)A107
への画像の記憶、画像の表示、プリンタ部B100との
間の各種データの授受等をする。A109は、撮影され
た画像を後述のプリント媒体C104に記録した場合
に、画像が記録されたプリント媒体C104が排出され
る排出部である。図5に示されるA108は、カメラ部
A100およびプリンタ部B100の電源としての電池
である。
【0029】B「メディアパック」 メディアパックC100は、装置本体A001に対して
着脱可能であり、本例の場合は、装置本体A001の挿
入部A002(図3参照)から差し込まれることによっ
て、図1のように装置本体A001に装着される。挿入
部A002は、メディアパックC100が装着されてい
ないときは図3のように閉じられており、それが装着さ
れるときに開かれる。図5は、メディアパックC100
が装着された装置本体A001から、外装を外した状態
を示す。メディアパックC100のパック本体C101
には、図4のように、シャッターC102が矢印D方向
にスライド可能に備えられている。シャッターC102
は、メディアパックC100が装置本体A001に装着
されていないときには図4中の2点鎖線の位置にスライ
ドしており、メディアパックC100が装置本体A00
1に装着されたときには、図4中の実線の位置にスライ
ドする。
【0030】パック本体C101には、インクパックC
103とプリント媒体C104が収容されている。図4
において、インクパックC103は、プリント媒体C1
04の下方に収容される。本例の場合、インクパックC
103は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン)のインクを個別に収容するように3つ備えられてお
り、またプリント媒体C104は20枚程度重ねて収容
されている。それらのインクとプリント媒体C104
は、画像の記録に最適な組合せのものが選択された上、
同じメディアパックC100内に収容されている。した
がって、インクとプリント媒体の組合せが異なる種々の
メディアパックC100(例えば、超高画質用、ノーマ
ル画質用、シール(分割シール)用等のメディアパッ
ク)を用意しておいて、記録すべき画像の種類、および
画像が形成されたプリント媒体の用途などに応じて、そ
れらのメディアパックC100を選択的に装置本体A0
01に装着することにより、最適な組合せのインクとプ
リント媒体を用いて、目的に応じた画像を確実に記録す
ることができる。また、メディアパックC100には後
述するEEPROM(識別IC)が備えられており、そ
のEEPROMには、メディアパックが収容しているイ
ンクとプリント媒体の種類や残量などの識別データが記
憶される。
【0031】インクパックC103は、メディアパック
C100が装置本体A001に装着されたときに、Y,
M,Cのインクのそれぞれに対応する3つのジョイント
C105を通して、後述する装置本体A001側のイン
ク供給系に接続される。一方、プリント媒体C104
は、図示しない分離機構によって一枚ずつ分離されてか
ら、後述する給紙ローラC110(図9参照)によって
矢印C方向に送り出される。その給紙ローラC110の
駆動力は、装置本体A001側に備わる後述の搬送モー
タM002(図9参照)から、連結部C110aを介し
て供給される。
【0032】また、パック本体C101には、後述する
プリンタ部の記録ヘッドをワイピングするためのワイパ
ーC106と、そのプリンタ部から排出された廃インク
を吸収するためのインク吸収体C107と、が備えられ
ている。プリンタ部における記録ヘッドは、後述するよ
うに矢印Aの主走査方向に往復移動する。メディアパッ
クC100が装置本体A001から外されているとき
は、シャッターC102が図4中の2点鎖線の位置にス
ライドして、ジョイントC105、ワイパーC106、
およびインク吸収体C107などを保護する。
【0033】C「プリンタ部」 本例のプリンタ部B100は、インクジェット記録ヘッ
ドを用いるシリアルタイプである。このプリンタ部B1
00については、C−1「プリント動作部」、C−2「プ
リント媒体搬送系」、およびC−3「インク供給系」に分
けて説明する。
【0034】C−1「プリント動作部」 図6は、プリンタ部B100全体の斜視図、図7は、プ
リンタ部B100の一部を取り外した斜視図である。
【0035】プリンタ部B100の本体内部の定位置に
は、図5のように、装置本体A001に装着されたメデ
ィアパックC100の先端部分が位置する。メディアパ
ックC100から矢印C方向に送り出されたプリント媒
体C104は、後述するプリント媒体搬送系におけるL
FローラB101とLFピンチローラB102との間に
挟まれつつ、プラテンB103上にて矢印Bの副走査方
向に搬送される。B104は、ガイド軸B105とリー
ドスクリューB106に沿って矢印Aの主走査方向に往
復移動されるキャリッジである。
【0036】キャリッジB104には、図8のように、
ガイド軸B105用の軸受けB107と、リードスクリ
ューB106用の軸受けB108が設けられている。キ
ャリッジB104の定位置には、図7のように、軸受け
B108の内側に突出するスクリューピンB109がば
ねB110によって取り付けられている。そして、リー
ドスクリューB106の外周部に形成された螺旋溝に対
して、スクリューピンB109の先端がはまり合うこと
によって、リードスクリューB106の回転がキャリッ
ジB104の往復移動に変換される。
【0037】また、キャリッジB104には、Y,M,
Cのインクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドB1
20と、その記録ヘッドB120に供給されるインクを
収容するサブタンク(図示せず)が搭載されている。記
録ヘッドB120には、矢印Aの主走査方向と交差する
方向(本例の場合は、直交する方向)に沿って並ぶ複数
のインク吐出口B121(図8参照)が形成されてい
る。インク吐出口B121は、サブタンクから供給され
たインクを吐出可能なノズルを構成する。インクを吐出
させるためのエネルギーの発生手段としては、ノズル毎
に備えた電気熱変換体を用いることができる。その電気
熱変換体は、発熱駆動されることによってノズル内のイ
ンク中に気泡を発生させ、その発泡エネルギーによって
インク吐出口B121からインク滴を吐出させる。
【0038】サブタンクは、メディアパックC100に
収容されているインクパックC103よりも小容量であ
り、少なくともプリント媒体C104の1枚分の画像記
録に必要な量のインクを収容する大きさとなっている。
サブタンクにおいて、Y,M,Cのインク毎のインク収
容部分には、それぞれインク供給部と負圧導入部が形成
されており、それらのインク供給部は対応する3つの中
空のニードルB122に個別に接続され、また、それら
の負圧導入部は共通の供給エアー口B123に接続され
ている。このようなサブタンクには、後述するように、
キャリッジB104が図6のようなホームポジションに
移動したときに、メディアパックC100のインクパッ
クC103からインクが補給される。
【0039】図8のキャリッジB104において、B1
24はニードルカバーであり、ニードルB122とジョ
イントC105とが連結していないときは、スプリング
の力によって同図のように、ニードルB122を保護す
る位置に移動しており、ニードルB122とジョイント
C105とが連結するときは、スプリングの力に抗して
同図中の上方に押されてニードルB122の保護を解
く。キャリッジB104の移動位置は、キャリッジB1
04側のエンコーダセンサB131と、プリンタ部B1
00の本体側のリニアスケールB132(図6参照)
と、によって検出される。また、キャリッジB104が
ホームポジションに移動したことは、キャリッジB10
4側のHP(ホームポジション)フラグB133と、プ
リンタ部B100の本体側のHPセンサB134(図7
参照)と、によって検出される。
【0040】図7において、ガイド軸B105の両端に
は、その中心軸から偏心した位置に支軸(図示せず)が
設けられている。ガイド軸B105は、その支軸を中心
として回動調整されることにより、キャリッジ104の
位置が調整されて、記録ヘッドB120と、プラテンB
103上のプリント媒体C104と、の間の距離(「紙
間距離」ともいう)が調整される。また、リードスクリ
ューB106は、スクリューギアB141、アイドラギ
アB142、およびモータギアB143を介して、キャ
リッジモータM001によって回転駆動される。また、
B150は、後述する制御系と記録ヘッドB120とを
電気的に接続するためのフレキシブルケーブルである。
【0041】記録ヘッドB120は、キャリッジB10
4と共に矢印Aの主走査方向に移動しつつ、画像信号に
応じてインク吐出口B121からインクを吐出すること
によって、プラテンB103上のプリント媒体に1行分
の画像を記録する。このような記録ヘッドB120によ
る1行分の記録動作と、後述するプリント媒体搬送系に
よる矢印Bの副走査方向におけるプリント媒体の所定量
の搬送動作と、を繰り返すことによって、プリント媒体
上に順次画像を記録する。
【0042】C−2「プリント媒体搬送系」 図9は、プリンタ部B100におけるプリント媒体搬送
系の構成部分の斜視図である。図9において、B201
は対の排紙ローラであり、同図中上側の一方の排紙ロー
ラB201は、排紙ローラギアB202と中継ギアB2
03を介して、搬送モータM002により駆動される。
同様に、前述したLFローラB101は、LFローラギ
アB204と中継ギアB203を介して、搬送モータM
002により駆動される。排紙ローラB201とLFロ
ーラB101は、搬送モータM002の正転時の駆動力
によって、プリント媒体C104を矢印Bの副走査方向
に搬送する。
【0043】一方、搬送モータM002が逆転したとき
は、切り替えスライダB211および切り替えカムB2
12を介して、圧板ヘッドB213と図示しないロック
機構が駆動されると共に、メディアパックC100側の
搬送ローラC110に駆動力が伝達される。すなわち、
圧板ヘッドB213は、搬送モータM002の逆転時の
駆動力によって、メディアパックC100のシャッター
C102の窓部C102A(図4参照)を通って、メデ
ィアパックC100内に集積されているプリント媒体C
104を図4中の下方に押圧する。これにより、図4中
の最下位置のプリント媒体C104がメディアパックC
100内の搬送ローラC110上に押し付けられる。ま
た、図示しないロック機構は、搬送モータM002の逆
転時の駆動力によって、装置本体A001に対してメデ
ィアパックC100をロックしてメディアパックC10
0の取り外しを禁止する。また、メディアパックC10
0側の搬送ローラC110は、搬送モータM002の逆
転時の駆動力が伝達されることによって、図4中最下位
置の1枚のプリント媒体C104を矢印C方向に搬出す
る。
【0044】このように、搬送モータM002が逆転す
ることによって、メディアパックC100からプリント
媒体C104が1枚だけ矢印C方向に取り出され、その
後、搬送モータM002が正転することによって、その
プリント媒体C104が矢印B方向に搬送される。
【0045】C−3「インク供給系」 図10は、プリンタ部B100におけるインク供給系の
構成部分の斜視図、図11は、そのインク供給系の構成
部分にメディアパックC100が装着されたときの平面
図である。
【0046】プリンタ部B100に装着されたメディア
パックC100のジョイントC105は、ホームポジシ
ョンに移動したキャリッジB104側のニードルB12
2(図8参照)の下に位置する。プリンタ部B100の
本体には、ジョイントC105の下方に位置するジョイ
ントフォークB301(図10参照)が備えられてお
り、そのジョイントフォークB301がジョイントC1
05を上動させることにより、ジョイントC105がニ
ードルB122に接続される。これにより、メディアパ
ックC100側のインクパックC103と、キャリッジ
B104側のサブタンクのインク供給部と、の間のイン
ク供給路が形成される。また、プリンタ部B100の本
体には、ホームポジションに移動したキャリッジB10
4の供給エアー口B123(図8参照)の下に位置する
供給ジョイントB302が備えられている。この供給ジ
ョイントB302は、供給チューブB303を介して、
負圧発生源としてのポンプのポンプシリンダB304に
接続されている。供給ジョイントB302は、ジョイン
トリフタB305によって上動されることにより、キャ
リッジB104側の供給エアー口B123に接続され
る。これにより、キャリッジB104側のサブタンクの
負圧導入部と、ポンプシリンダB304と、の間の負圧
導入路が形成される。ジョイントリフタB305は、ジ
ョイントモータM003の駆動力によって、供給キャッ
プB302と共にジョイントフォークB301を上下動
させる。
【0047】サブタンクの負圧導入部には、空気の通過
を許容し、かつインクの通過を阻止する気液分離部材
(図示せず)が備えられている。気液分離部材は、負圧
導入路を通して吸引されるサブタンク内の空気の通過を
許容し、これによりメディアパックC100からサブタ
ンクにインクが補給される。そして、サブタンク内のイ
ンクが気液分離部材に達するまで、インクが充分に補給
されたときに、その気液分離部材がインクの通過を阻止
することにより、インクの補給が自動的に停止する。気
液分離部材は、サブタンクのインク毎のインク収容部分
におけるインク供給部に備えられており、それらのイン
ク収容部分毎に、インクの補給を自動的に停止させる。
【0048】また、プリンタ部B100の本体には、ホ
ームポジションに移動したキャリッジB104側の記録
ヘッドB120(図8参照)に対して、キャッピングが
可能な吸引キャップB310が備えられている。吸引キ
ャップB310は、その内部に、吸引チューブB311
を通してポンプシリンダB304から負圧が導入される
ことによって、記録ヘッドB120のインク吐出口B1
21からインクを吸引排出(吸引回復処理)させること
ができる。また、記録ヘッドB120は、必要に応じ
て、画像の記録に寄与しないインクを吸引キャップB3
10内に吐出させる(予備吐出処理)。吸引キャップB
310内のインクは、ポンプシリンダB304から、廃
液チューブB312と廃液ジョイントB313を通し
て、メディアパックC110内のインク吸収体C107
に排出される。
【0049】ポンプシリンダB304は、それを往復駆
動するためのポンプモータM004などと共にポンプユ
ニットB315を構成する。ポンプモータM004は、
ワイパーリフタB316(図10参照)を上下動させる
ための駆動源としても機能する。ワイパーリフタB31
6は、プリンタ部B100に装着されたメディアパック
C100のワイパーC106を上動させることによっ
て、そのワイパーC106を記録ヘッドB120のワイ
ピングが可能な位置に移動させる。
【0050】図10および図11において、B321
は、ポンプシリンダB304によって構成されるポンプ
の動作位置がホームポジションにあることを検出するポ
ンプHPセンサである。また、B322は、前述したイ
ンク供給路および負圧導入路が形成されたことを検出す
るジョイントHPセンサである。また、B323は、プ
リンタ部B100の本体を構成するシャーシである。
【0051】D「信号処理系」 図12は、カメラ部A100とプリンタ部B100の概
略のブロック構成図である。
【0052】カメラ部A100において、101は撮像
素子としてのCCD、102は音声入力のためのマイ
ク、103はハードウェア処理を行なうASIC、10
4は画像データ等を一時的に記憶する第1メモリ、10
5は撮像画像を記憶するCFカード(「CFカードA1
07」に相当)、106は撮影画像または再生画像を表
示するLCD(「液晶表示部A105」に相当)、120
はカメラ部A100の制御をする第1CPU、である。
【0053】プリンタ部B100において、210は、
カメラ部A100とプリンタ部B100との間のインタ
ーフェース、201は画像処理部(画像を2値化する2
値化処理部を含む)、202は画像処理を行なう上で使
用する第2メモリ、203はバンドメモリ制御部、20
4はバンドメモリ、205はマスクメモリ、206はヘ
ッド制御部、207は記録ヘッド(「記録ヘッドB12
0」に相当)、208はエンコーダ(「エンコーダセンサ
B131」に相当)、209はエンコーダカウンタ、2
20はプリンタ部B100を制御する第2CPU、22
1はモータドライバ、222はモータ(「モータM00
1,M002,M003,M004」に相当)、223
はセンサ(「HPセンサB134,B321,B322」
を含む)、224はメディアパックC100に内蔵され
ているEEPROM、230は音声エンコーダ部、25
0は装置全体に電力を供給する電源部(「電池A108」
に相当)、である。
【0054】図13は、カメラ部A100における信号
処理の説明図である。撮影モードの時は、レンズ107
を通してCCD101により撮像された画像は、ASI
C103により信号処理(CCD信号処理)され、YU
V輝度2色差信号に変換される。更に、所定の解像度に
リサイズされ、JPEG圧縮されてCFカード105に
記録される。また、音声に関しては、マイク102より
入力され、ASIC103を介してCFカード105に
記憶される。音声の記録に関しては、撮影時と同時、ま
たは、撮影後のアフレコとして記憶させることができ
る。再生モードの時には、CFカード105よりJPE
G画像が読み出され、ASIC103によりJPEG伸
張され、更に表示用の解像度にリサイズされてLCD1
06に表示される。
【0055】図14は、プリンタ部B100における信
号処理の説明図である。
【0056】カメラ部A100側で再生された画像、す
なわちCFカード105より読み出された画像は、図1
3のように、ASIC103によってJPEG伸張さ
れ、プリントする解像度に適する解像度にリサイズされ
る。そして、リサイズされた画像データ(YUV)はイ
ンターフェース部210を介してプリンタ部B100へ
送られる。プリンタ部B100は、図14のように、カ
メラ部A100より送られた画像データを画像処理部2
01により画像処理し、画像データのRGB信号への変
換、カメラの特性に応じた入力γ補正、ルックアップテ
ーブル(LUT)を用いての色補正および色変換、プリ
ントするための2値化信号への変換をする。2値化処理
の際には、誤差拡散(ED)処理を行うために、誤差メ
モリとして第2メモリ202を用いる。本例の場合、画
像処理部201における2値化処理部は誤差拡散処理を
行なっているが、ディザパターンを使った2値化処理
等、他の処理を行うことも可能である。2値化されたプ
リントデータはバンドメモリ制御部203によって、一
旦バンドメモリ204に記憶される。プリンタ部B10
0のエンコーダカウンタ209には、記録ヘッド207
およびエンコーダ208を搭載したキャリッジB104
が一定距離移動する毎に、エンコーダ208からのエン
コーダパルスが入る。そして、このエンコーダパルスに
同期して、バンドメモリ204とマスクメモリ205か
らプリントデータが読み出され、そのプリントデータに
基づき、ヘッド制御部206が記録ヘッド207を制御
して記録を行う。
【0057】図14中のバンドメモリ制御について説明
すると次のとおりである。
【0058】記録ヘッド207における複数のノズル
は、例えば、1200dpiの密度をなすように列状に
形成されている。このような記録ヘッド207を用いて
画像を記録すべく、キャリッジを1回走査させるときに
は、副走査方向(以下、「縦(Y方向)」ともいう)にお
いてはノズル数分、主走査方向(以下、「横(X方向)
ともいう」)においては記録領域分の記録データ(1走
査分の記録データ)を、予め作成しておく必要がある。
記録データは、画像処理部201にて作成されてから、
バンドメモリ制御部203によってバンドメモリ204
に一旦蓄えられる。バンドメモリ204に1走査分の記
録データが蓄えられた後、キャリッジが主走査方向に走
査される。その際、エンコーダ208より入力されたエ
ンコーダパルスがエンコーダカウンタ209によってカ
ウントされ、このエンコーダパルスにしたがってバンド
メモリ204から記録データが読み出され、その画像デ
ータに基づいて記録ヘッド207からインク滴が吐出さ
れる。記録ヘッド207の往走査時および復走査時に画
像を記録(往路記録および復路記録)する双方向記録方
式を採用した場合には、記録ヘッド207の走査方向に
応じて、バンドメモリ204から画像データが読み出さ
れる。例えば、往路記録時は、バンドメモリ204から
読み出される画像データのアドレスが順次インクリメン
トされ、復路記録時は、バンドメモリ204から読み出
される画像データのアドレスが順次デクリメントされ
る。
【0059】実際には、画像処理部201により作成さ
れた画像データ(C,M,Y)がバンドメモリ204に
書き込まれて、1バンド分の画像データが準備されたと
き、記録ヘッド207の走査が可能となる。そして、記
録ヘッド207を走査し、バンドメモリ204より画像
データを読み出して、その画像データに基づいて記録ヘ
ッド207が画像を記録する。記録動作の間に、次に記
録すべき画像データが画像処理部201にて作成され、
その画像データは、その記録位置に対応するバンドメモ
リ204の領域に書き込まれる。
【0060】このように、バンドメモリ制御は、画像処
理部201により作成された記録データ(C,M,Y)
をバンドメモリ204に書込む作業と、キャリッジの走
査動作に合わせて、記録データ(C,M,Y)をヘッド
制御部206に送るために読み出す作業と、を切替えな
がら行なう。
【0061】図14中のマスクメモリ制御について説明
すると次のとおりである。
【0062】このマスクメモリ制御は、マルチパス記録
方式を採用した場合に必要となる。マルチパス記録方式
の場合、記録ヘッド207のノズル列の長さに相当する
幅をもつ1行分の記録画像は、記録ヘッド207の複数
回の走査に分けて記録される。すなわち、副走査方向に
間欠的に搬送されるプリント媒体の搬送量がノズル列の
長さの1/Nとされ、例えば、N=2のときは、1行分
の記録画像が2回の走査に分けて記録(2パス記録)さ
れ、N=4のときは、1行分の記録画像が4回の走査に
分けて記録(4パス記録)される。同様に、N=8のと
きは8パス記録、N=16のときは16パス記録とな
る。したがって、1行分の記録画像が記録ヘッド207
の複数回の走査によって完成されることになる。
【0063】実際には、マスクメモリ205に、画像デ
ータを記録ヘッド207の複数回の走査に割り当てるた
めのマスクデータが格納されており、そのマスクデータ
と画像データとの論理積(AND)データに基づき、記
録ヘッド207がインクを吐出して画像を記録する。
【0064】また、図14において、CFカード105
に記憶された音声データは、ASIC102により、画
像データと同じように、インターフェース210を介し
てプリンタ部B100へ送られる。プリンタ部B100
に送られた音声データは、音声エンコーダ230におい
てコード化(エンコード)されて、プリントする画像の
中にコードデータとして記録される。プリント画像に音
声データを入れる必要の無い時、または、音声データの
無い画像をプリントする際には、当然に、コード化され
た音声データはプリントされず、画像のみがプリントさ
れる。
【0065】本実施例においては、カメラ部A100と
プリンタ部B100が一体となったプリンタ内蔵カメラ
として説明を行なってきた。しかし、カメラ部A100
とプリンタ部B100を分離した別々の装置とし、それ
らをインターフェース210により接続した構成におい
ても同様に構成して、同様の機能を実現することが可能
である。
【0066】「電源制御の構成」以下、本発明の特徴的な
構成である電源制御に関する実施形態について図15に
基づき説明する。図15は、前述の図12に示した実施の
形態に対し本発明の特徴的な構成を付加したものであ
り、既述の構成についての説明は繰返さない。
【0067】図15において、250はカメラ部A10
0およびプリンタ部B100へ電力を供給する前述の電
源部であり、252は電源部250を制御しプリンタ部
B100への電源の供給を制御する電源制御部、242
はプリンタ部B100の消耗品収納容器としてのメディ
アパックC100の装着を検出する検出部である。ま
た、108はカメラ部A100に対する電源部250か
らの電力の供給をオンまたはオフするためのカメラスイ
ッチ、109はプリント指令を行わせるためのプリント
スイッチである(図3をも参照)。
【0068】図15において、本実施の形態では共通す
る一個の電池ユニットとして構成されている電源部25
0は、カメラ部A100およびプリンタ部B100に必
要に応じて電力を供給することが可能である。カメラス
イッチ107のオン動作に続く通常のデジタルカメラと
して使用する撮像モードおよび再生モードにおいては、
電源部250は、カメラ部A100にのみ電力を供給す
る。
【0069】プリントを行なうためにプリンタ部B10
0に電源を入れる必要が生じた時、すなわちプリントモ
ード時には、電源制御手段が構成されているカメラ部A
100のCPU120は、プリンタ部B100に電力を
送るように電源制御部252に対し信号を送り、プリン
タ部B100に電力を供給する。また、プリントが終了
した後は、プリンタ部B100への電源を切るように電
源制御部252に対し信号を送り、プリンタ部B100
と電源部250との接続を切断する。
【0070】ここで、プリントモードとは、撮影した画
像を記録媒体としてのプリント媒体に記録(プリント)
を行なうためのモードであり、撮像後直ぐや再生モード
時に、プリントスイッチ109等によりプリント指令が
行なわれたとき、該プリントスイッチ109の動作信号
を電源制御手段が検出するのに基づき、プリントモード
になる。
【0071】なお、電源制御手段は、プリンタ部B10
0へ電力を供給しているプリントモードのときには、カ
メラ部A100へ供給する電力が必要最小限になるよう
に制御する。
【0072】さらに、プリントを行なうために必要な消
耗品等のプリント媒体が準備されているか否かを検出す
るプリンタ部の状態検出部242により、消耗品収納容
器としてのメディアパックC100のプリンタ部B10
0への装着の有無を検出する。この状態検出部242
は、メディアパックC100に備えられているEEPR
OM(識別IC)224とプリンタ部B100との接続
を確認することにより、その装着状態を検出することが
できる。この状態検出部242による検出結果により、
プリンタ部B100に電源を供給してプリント動作に移
行できる状態か、または、メディアパックC100が装
着されていないためにプリンタ部B100に電源を供給
しても直ぐにはプリントを開始できない状態かを判断
し、これに応じて、カメラ部A100のCPU120は
電源制御部252への電源制御信号を変える。すなわ
ち、プリントモードに移行したとしても、メディアパッ
クC100が装着されていない時には、プリンタ部B1
00に電源を供給せずに無用な電力が消費されるのを防
止する。このようにすると、プリンタ部B100の状態
検出部242により消耗品収納容器224の装着の有無
が検出され、プリントが出来る状態である時のみプリン
タ部B100へ電力が供給されるので、消費電力を極力
小さくすることが可能である。なお、このときは、メデ
ィアパックC100が装着されていないためにプリント
が出来ない旨の表示を液晶表示部A106に行うか、音
または音声等による警告を行なうことが好ましい。
【0073】なお、電源部250は、カメラ部A100
およびプリンタ部B100に対し共通する一個の電池ユ
ニットとして説明したが、それぞれが個別の電源部を備
える形態であっても本発明が適用できることはいうまで
もない。
【0074】尚、上述した実施形態では、光学的に撮像
して電気信号に変換する撮像部と、撮像して得られた電
気信号に基づいて画像の記録を行う画像記録部とを一体
的に備えた情報処理機器を例に挙げて説明したが、該機
器は、撮像機能を主とし、付随する機能としてプリント
媒体に出力する構成を有するカメラ、もしくは撮像装置
であってもよい。この場合、当該機器に、撮像部によっ
て得られた光学像の電気信号を、着脱可能なメモリに記
憶させたり、外部のホストコンピュータ等へ出力する機
能を有していてもよいことはいうまでもない。また、上
記情報処理機器は、画像記録の機能を主とし、付随する
機能として画像信号を入力するために撮像部を有したプ
リンタ、もしくは画像記録装置であってもよい。この場
合、撮像部に限らず、外部から画像信号を受信する構成
を備えていてもよいことはいうまでもない。
【0075】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の一形態によれば、撮像部と画像記録部とを統合した情
報処理機器において、画像記録部の電源制御手段を設
け、画像の記録動作を行う際(プリントモード)のみ、
画像記録部へ電力を供給するようにしたことにより、通
常のカメラ機能を使う撮影モードや再生モードにおいて
は、撮像部のみへ電力を供給し、使用しない画像記録部
での電力消費を抑え、電池で駆動される装置の使用可能
時間を延ばすことが可能となった。
【0076】更に、本発明の他の形態によれば、画像記
録部の状態検出手段を設け、画像記録部が画像記録でき
るか否かを検出することにより、画像記録が出来る状態
である時のみ、画像記録部へ電力を供給するようにした
ので、画像記録部が画像記録できない状態の時には、画
像記録部に電力を供給する前に、画像記録が出来ない旨
の警告等を表示することと共に、画像記録できる状態に
なるまでの余分な電力消費を抑えることが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な情報処理機器であるプリン
タ内蔵カメラの正面図である。
【図2】図1に示す機器の斜め前方からの斜視図であ
る。
【図3】図1に示す機器の斜め後方からの斜視図であ
る。
【図4】図1に示す機器に装着可能なメディアパックの
斜視図である。
【図5】図1に示す機器の内部における主要構成部の配
置関係を示す斜視図である。
【図6】図5における画像記録部の斜視図である。
【図7】図6の画像記録部の一部を取り外した斜視図で
ある。
【図8】図6の画像記録部におけるキャリッジの斜視図
である。
【図9】図6の画像記録部におけるプリント媒体搬送系
の構成部分の斜視図である。
【図10】図6の画像記録部におけるインク供給系の構
成部分の斜視図である。
【図11】図10のインク供給系の構成部分にメディア
パックが装着されたときの平面図である。
【図12】図1に示す機器おける撮像部と画像記録部の
概略ブロック構成図である。
【図13】図12の撮像部における信号処理の説明図で
ある。
【図14】図12の画像記録部における信号処理の説明
図である。
【図15】本発明の特徴的な構成を説明するための概略
ブロック構成図である。
【符号の説明】
A001 装置本体 A002 挿入部 A100 カメラ部 A101 レンズ A102 ファインダー A102a ファインダー窓 A103 ストロボ A104 レリーズボタン A105 ファインダー A106 液晶表示部(外部表示部) A107 コンパクトフラッシュメモリカード(CFカ
ード) A108 電池 A109 排出部 B100 プリンタ部(記録装置部) B101 LFローラ B102 LFピンチローラ B103 プラテン B104 キャリッジ B105 ガイド軸 B106 リードスクリュー B107 軸受け B108 軸受け B109 スクリューピン B110 ばね B120 記録ヘッド B121 インク吐出口 B122 ニードル B123 供給エアー口 B124 ニードルカバー B131 エンコーダセンサ B132 リニアスケール B133 HPフラグ B134 HPセンサ B141 スクリューギア B142 アイドラギア B143 モータギア B150 フレキシブルケーブル B201 排紙ローラ B202 排紙ローラギア B203 中継ギア B204 LFローラギア B211 切り替えスライダ B212 切り替えカム B213 圧板ヘッド B301 ジョイントフォーク B302 供給ジョイント B303 供給チューブ B304 ポンプシリンダ B305 ジョイントリフタ B310 吸引キャップ B311 吸引チューブ B312 廃液チューブ B313 廃液ジョイント B315 ポンプユニット B316 ワイパーリフタ B321 ポンプHPセンサ B322 ジョイントHPセンサ B323 シャーシ C100 メディアパック C101 パック本体 C102 シャッター C102A 窓部 C103 インクパック C104 プリント媒体 C105 ジョイント C106 ワイパーC C107 インク吸収体 C110 給紙ローラ C110a 連結部 M001 キャリッジモータ M002 搬送モータ M003 ジョイントモータ M004 ポンプモータ 101 CCD 102 マイク 103 ASIC 104 第1メモリ 105 CFカード(「CFカードA107」に相当) 106 LCD(「液晶表示部A105」に相当) 107 レンズ 108 カメラスイッチ 109 プリントスイッチ 120 第1CPU 201 画像処理部 202 第2メモリ 203 バンドメモリ制御部 204 バンドメモリ 205 マスクメモリ 206 ヘッド制御部 207 記録ヘッド(「記録ヘッドB120」に相当) 208 エンコーダ(「エンコーダセンサB131」に相
当) 209 エンコーダカウンタ 210 インターフェース 220 第2CPU 221 モータドライバ 222 モータ(「モータM001,M002,M00
3,M004」に相当) 223 センサ(「HPセンサB134,B321,B
322」を含む) 224 EEPROM 230 音声エンコーダ部 242 検出部 250 電源部(「電池A108」に相当) 252 電源制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/232 H04N 5/232 Z // H04N 101:00 101:00 (72)発明者 川村 興二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 有馬 和範 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 近藤 俊也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AS11 HH13 HJ10 HK06 HK08 HT02 HT08 2H054 AA01 2H104 AA19 CB13 5C022 AA13 AB40 AB67 AC32 AC69 AC73 CA00

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学像を撮像して電気的画像信号に変換
    する撮像部と、前記撮像部により変換されて得られた前
    記電気的画像信号に基づいてプリント媒体上に画像を記
    録する画像記録部と、前記撮像部と前記画像記録部に電
    力を供給する電源部と、を備えた情報処理機器におい
    て、 前記電源部を制御する電源制御手段を設け、 前記撮像部より前記電源制御手段を制御し、前記電源部
    から前記画像記録部への電力の供給を制御することを特
    徴とする情報処理機器。
  2. 【請求項2】 前記電源制御手段は、前記撮像部により
    撮像した画像を前記画像記録部による画像の記録動作を
    行う際にのみ、前記電源部から前記画像記録部へ電力を
    供給するように制御することを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理機器。
  3. 【請求項3】 画像の記録動作を指示するプリントスイ
    ッチをさらに有し、前記電源制御手段は、前記プリント
    スイッチの動作に基づき、前記電源部から前記画像記録
    部への電力の供給を開始するように制御することを特徴
    とする請求項1または2に記載の情報処理機器。
  4. 【請求項4】 前記電源制御手段は、前記画像記録部へ
    電力を供給しているときには、前記撮像部へ供給する電
    力が必要最小限になるように制御することを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれかに記載の情報処理機器。
  5. 【請求項5】 さらに、前記画像記録部の状態検出手段
    を備え、 前記電源制御手段は、前記状態検出手段の出力に応じて
    前記電源部から前記画像記録部への電力の供給を制御す
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    の情報処理機器。
  6. 【請求項6】 前記状態検出手段は、前記画像記録部へ
    の消耗品収納容器の装着の有無を検出するものであり、 前記電源制御手段は、前記消耗品収納容器の無装着の際
    には前記電源部から前記画像記録部へ電力を供給しない
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理機器。
  7. 【請求項7】 前記電源部は、前記撮像部および前記画
    像記録部に対し共通する一個の電池ユニットであること
    を特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の情報
    処理機器。
  8. 【請求項8】 前記撮像部と前記画像記録部とが一体に
    形成されていることを特徴とする請求項1ないし7のい
    ずれかに記載の情報処理機器。
  9. 【請求項9】 光学像を撮像して電気的画像信号に変換
    する撮像部を有する撮像装置において、前記撮像部によ
    り変換されて得られた前記電気的画像信号に基づいてプ
    リント媒体上に画像を記録する画像記録部と、前記撮像
    部と前記画像記録部に電力を供給する電源部と、 前記電源部を制御する電源制御手段と、を備え、 前記撮像部より前記電源制御手段を制御し、前記電源部
    から前記画像記録部への電力の供給を制御することを特
    徴とする撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記電源制御手段は、前記撮像部によ
    り撮像した画像を前記画像記録部による画像の記録動作
    を行う際にのみ、前記電源部から前記画像記録部へ電力
    を供給するように制御することを特徴とする請求項9に
    記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 画像の記録動作を指示するプリントス
    イッチをさらに有し、前記電源制御手段は、前記プリン
    トスイッチの動作に基づき、前記電源部から前記画像記
    録部への電力の供給を開始するように制御することを特
    徴とする請求項9または10に記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記電源制御手段は、前記画像記録部
    へ電力を供給しているときには、前記撮像部へ供給する
    電力が必要最小限になるように制御することを特徴とす
    る請求項9ないし11のいずれかに記載の撮像装置。
  13. 【請求項13】 さらに、前記画像記録部の状態検出手
    段を備え、 前記電源制御手段は、前記状態検出手段の出力に応じて
    前記電源部から前記画像記録部への電力の供給を制御す
    ることを特徴とする請求項9ないし12のいずれかに記
    載の撮像装置。
  14. 【請求項14】 前記状態検出手段は、前記画像記録部
    への消耗品収納容器の装着の有無を検出するものであ
    り、 前記電源制御手段は、前記消耗品収納容器の無装着の際
    には前記電源部から前記画像記録部へ電力を供給しない
    ことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 【請求項15】 前記電源部は、前記撮像部および前記
    画像記録部に対し共通する一個の電池ユニットであるこ
    とを特徴とする請求項9ないし14のいずれかに記載の
    撮像装置。
  16. 【請求項16】 前記撮像部と前記画像記録部とが一体
    に形成されていることを特徴とする請求項9ないし15
    のいずれかに記載の撮像装置。
  17. 【請求項17】 電気的画像信号に基づいて画像を記録
    する画像記録部を備え、前記画像記録部によりプリント
    媒体上に画像の記録を行う画像記録装置において、 光学像を撮像して前記電気的画像信号に変換する撮像部
    と、前記撮像部と前記画像記録部に電力を供給する電源
    部と、 前記電源部を制御する電源制御手段と、を備え、 前記撮像部より前記電源制御手段を制御し、前記電源部
    から前記画像記録部への電力の供給を制御することを特
    徴とする画像記録装置。
  18. 【請求項18】 前記電源制御手段は、前記撮像部によ
    り撮像した画像を前記画像記録部による画像の記録動作
    を行う際にのみ、前記電源部から前記画像記録部へ電力
    を供給するように制御することを特徴とする請求項17
    に記載の画像記録装置。
  19. 【請求項19】 画像の記録動作を指示するプリントス
    イッチをさらに有し、前記電源制御手段は、前記プリン
    トスイッチの動作に基づき、前記電源部から前記画像記
    録部への電力の供給を開始するように制御することを特
    徴とする請求項17または18に記載の画像記録装置。
  20. 【請求項20】 前記電源制御手段は、前記画像記録部
    へ電力を供給しているときには、前記撮像部へ供給する
    電力が必要最小限になるように制御することを特徴とす
    る請求項17ないし19のいずれかに記載の画像記録装
    置。
  21. 【請求項21】 さらに、前記画像記録部の状態検出手
    段を備え、 前記電源制御手段は、前記状態検出手段の出力に応じて
    前記電源部から前記画像記録部への電力の供給を制御す
    ることを特徴とする請求項17ないし20のいずれかに
    記載の画像記録装置。
  22. 【請求項22】 前記状態検出手段は、前記画像記録部
    への消耗品収納容器の装着の有無を検出するものであ
    り、 前記電源制御手段は、前記消耗品収納容器の無装着の際
    には前記電源部から前記画像記録部へ電力を供給しない
    ことを特徴とする請求項21に記載の画像記録装置。
  23. 【請求項23】 前記電源部は、前記撮像部および前記
    画像記録部に対し共通する一個の電池ユニットであるこ
    とを特徴とする請求項17ないし22のいずれかに記載
    の画像記録装置。
  24. 【請求項24】 前記撮像部と前記画像記録部とが一体
    に形成されていることを特徴とする請求項17ないし2
    3のいずれかに記載の画像記録装置。
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