JP2002090789A - プリンタ付カメラ - Google Patents

プリンタ付カメラ

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JP2002090789A
JP2002090789A JP2000277370A JP2000277370A JP2002090789A JP 2002090789 A JP2002090789 A JP 2002090789A JP 2000277370 A JP2000277370 A JP 2000277370A JP 2000277370 A JP2000277370 A JP 2000277370A JP 2002090789 A JP2002090789 A JP 2002090789A
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camera shake
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ink
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JP2000277370A
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Koji Takahashi
宏爾 高橋
Akihiko Tojo
明彦 東條
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  • Studio Devices (AREA)
  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタ付カメラの小型化を実現すると共
に、ふれが発生するような状態でのプリント動作の制御
を最適化することができ、ユーザにとって操作性を大幅
に向上できるプリンタ付カメラを提供する。 【解決手段】 本装置においては、撮影モード時には、
手ぶれセンサとしての加速度センサ109の出力信号に
基づき手ぶれによる画像のぶれを抑制するための防振制
御を行う。プリントモード時においては、前記加速度セ
ンサ109を兼用し、センサ109の出力信号に基づき
手ぶれの量を検出し、この手ぶれ量に応じてプリント動
作を一時停止又は減速するようキャリッジ制御を行う。
このキャリッジ制御では、具体的には、例えば検出され
た手ぶれ量が所定量より大きいときには、キャリッジ2
25を所定位置(主走査方向への走査開始位置)で停止
させるためのコマンドをプリンタ部B100に送出す
る。このコマンドを受けたプリンタ部B100では、キ
ャリッジ225を駆動するモータを制御し、キャリッジ
225を所定位置に一時停止させる等の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ本体と一体
的に組み合わされたプリンタを有するプリンタ付カメラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固体撮像素子等の電子的な撮像手
段によって撮像した画像情報をメモリに格納し、これを
任意にプリントアウトするようにしたプリンタ付カメラ
が知られている。
【0003】このようなカメラに使用されるプリンタと
しては、一般に、溶融型熱転写プリンタ、昇華型熱転写
プリンタおよびインクジェット型プリンタが考えられ
る。この中でも、特に、インクジェット型プリンタは、
ランニングコスト並びに小型化、省電力および出力スピ
ードの点で優れており、携帯性を必要とする特に一体型
のプリンタ付カメラに使用するのに適している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の一体型のプリン
タ付カメラにおいては、水平な支持面上に置いた状態
で、撮像した画像をプリントすることが好ましいが、移
動中においても、所定の状態に保持されていれば、プリ
ントすることが可能である。しかしながら、例えば、撮
影者がプリンタ付カメラを手に持ち、移動するような場
合には、プリンタ付カメラは上下、左右方向にふられる
ことになり、そのプリンタはカメラとともに上下または
左右方向にふられる。このように上下または左右方向に
振られた状態でプリントを行う場合、このふれが大きい
ときには、プリンタにおけるプリント動作が阻害され、
所望のプリント出力を得ることができないことがある。
その結果、無駄なプリント出力を得ることになる。
【0005】また、撮影者は、ふれがどの程度の大きさ
であれば、プリント動作が阻害されないかを知ることが
できず、使い勝手が悪いという問題があった。
【0006】本発明の目的は、ふれが発生するような状
態でのプリント動作を最適に制御することができ、ユー
ザにとって使い勝手がよいプリンタ付カメラを提供する
ことにある。
【0007】また、他の目的はカメラ側の手ぶれセンサ
とプリンタ側のプリント制御用のふれセンサとを兼用す
ることによって、装置全体の小型化を図ったプリンタ付
カメラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
カメラ本体と一体的に組み合わされたプリンタを有する
プリンタ付カメラであって、前記カメラ本体の手ぶれを
検出する手ぶれ検出手段と、前記手ぶれ検出手段の出力
に応じて撮影像のぶれを補正する補正手段と、前記手ぶ
れ検出手段の出力に応じて前記プリンタの動作を制御す
る制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のプ
リンタ付カメラにおいて、前記プリンタの記録ヘッドの
位置を検出する記録ヘッド位置検出手段を備え、前記制
御手段は、前記記録ヘッドが主走査端に移動した際に、
前記記録ヘッドの主走査動作を停止させることを特徴と
する。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載のプ
リンタ付カメラにおいて、前記制御手段は、前記手ぶれ
検出手段の出力に基づき所定走査方向の手ぶれ量を求
め、該所定走査方向の手ぶれ量に応じて前記記録ヘッド
の該所定走査方向の動作を制御することを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載のプ
リンタ付カメラにおいて、前記制御手段は、前記記録ヘ
ッドの主走査方向の手ぶれ量に応じて前記記録ヘッドの
主走査方向の走査速度を制御することを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項3記載のプ
リンタ付カメラにおいて、前記制御手段は、前記記録ヘ
ッドの副走査方向の手ぶれ量を求め、該副走査方向の手
ぶれ量に応じて、前記記録ヘッドとプリント媒体との副
走査方向の相対的な動作を制御することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0014】本明細書において、「プリント」(「記
録」という場合もある)とは、文字、図形など有意の情
報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また
人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか
否かを問わず、広くプリント媒体上に画像、模様、パタ
ーンなどを形成する場合、またはプリント媒体の加工を
行う場合をいうものとする。
【0015】また、「プリント媒体」とは、一般的なプ
リンタで用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチ
ック・フィルム、金属板等、ガラス、セラミックス、木
材、皮革等、インクを受容可能なものもいうものとす
る。
【0016】さらに、「インク」(「液体」という場合
もある)とは、上記「プリント」の定義と同様広く解釈
されるべきものであり、プリント媒体上に付与されるこ
とによって、画像、模様、パターン等の形成、プリント
媒体の加工、或いはインクの処理(例えば、プリント媒
体に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化)に
供される液体を言うものとする。
【0017】まず、図1ないし図9に基づき本装置の機
械的な基本構成について説明する。本装置は、プリンタ
付カメラとして構成されており、その装置本体A001
においては、カメラ部A100の背面側にプリンタ部
(記録装置部)B100が一体的に組み込まれている。
尚、カメラ部A100とプリンタ部B100を着脱可能
としてもよい。その場合、双方向の通信接点を双方に設
け、装着時に前記通信接点を直結させるように構成す
る。プリンタ部B100は、メディアパックC100か
ら供給されるインクとプリント媒体を用いて画像を記録
する。本構成では、装置本体A001から外装を外して
背面側から見た図5から明らかなように、装置本体A0
01の同図中の右手側にメディアパックC100が挿入
され、装置本体A001の同図中左手側にプリンタ部B
100が配置される。プリンタ部B100によって記録
を行う場合には、カメラ部A100における後述の液晶
表示部A105を上側、レンズA101を下側にするよ
うに、装置本体A001を置いた姿勢とすることができ
る。この記録姿勢において、プリンタ部B100におけ
る後述の記録ヘッドB120は、インクを下向きに吐出
する姿勢となる。記録姿勢は、カメラ部A100による
撮影状態の姿勢と同様の姿勢とすることも可能であり、
上記の記録姿勢に限られることはないが記録動作の安定
性の面からは、上記のインクを下向きに吐出する記録姿
勢が好ましい。
【0018】次に、本装置の機械的な基本構成を、A
「カメラ部」、B「メディアパック」、C「プリンタ部」とに
分けて説明する。
【0019】A「カメラ部」 カメラ部A100は、基本的には、一般的なデジタルカ
メラを構成するものであり、後述するプリンタ部B10
0と共に装置本体A001に一体的に組み合わせられる
ことによって、図1から図3のような外観のプリンタ内
蔵のデジタルカメラを構成する。図1から図3におい
て、A101はレンズ、A102は光学ファインダー、
A102aはファインダー窓、A103は撮影用閃光照
明装置、A104はレリーズボタン、A105は液晶表
示部(外部表示部)である。カメラ部A100は、後述
するように、CCDやMOS等の撮像素子を用いて撮像
したデータの処理、コンパクトフラッシュメモリカード
(例えばCFカード)A107への画像の記憶、画像の
表示用信号処理、プリンタ部B100との間の各種デー
タの授受(双方向通信)などをする。A109は、撮影
された画像を後述のプリント媒体C104に記録した場
合に、画像が記録されたプリント媒体C104が排出さ
れる排出部であり、不図示の蓋がついている。図5に示
されるA108は、カメラ部A100およびプリンタ部
B100の電源としての電池である。
【0020】B「メディアパック」 メディアパックC100は、装置本体A001に対して
着脱可能であり、本例の場合は、装置本体A001の不
図示の蓋を開けて挿入部A002(図3参照)から差し
込まれることによって、図1のように装置本体A001
に装着される。挿入部A002は、メディアパックC1
00が装着されていないときは図3のように蓋により閉
じられており、メディアパックが装着されるときに開か
れる。図5はメディアパックC100が装着された装置
本体A001から、外装を外した状態を示す。メディア
パックC100のパック本体C101には、図4に示す
ように、シャッターC102が矢印D方向にスライド可
能に設けられている。シャッターC102は、メディア
パックC100が装置本体A001に装着されていない
ときには図4中の2点鎖線の位置に不図示のばねにより
付勢されてスライドしており、メディアパックC100
が装置本体A001に装着されたときには、前記ばねの
付勢に抗して図4中の実線の位置にスライドする。
【0021】パック本体C101には、インクパックC
103とプリント媒体C104が収容されている。図4
において、インクパックC103は、プリント媒体C1
04の下方に収容される。本例の場合、インクパックC
103は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン)のインクを個別に収容するように3つ備えられてお
り、またプリント媒体C104は20枚程度重ねて収容
されている。それらのインクとプリント媒体C104
は、画像の記録に最適な組合せのものが選択された上、
同じメディアパックC100内に収容されている。した
がって、インクとプリント媒体の組合せが異なる種々の
メディアパックC100(例えば、超高画質用、ノーマ
ル画質用、シール(分割シール)用、光沢紙用、再生紙
用、中性紙用等のメディアパック)を用意しておいて、
記録すべき画像の種類、および画像が形成されたプリン
ト媒体の用途などに応じて、それらのメディアパックC
100を選択的に装置本体A001に装着することによ
り、最適な組合せのインクとプリント媒体を用いて、目
的に応じた画像を確実に記録することができる。また、
メディアパックC100には後述するメモリとしての不
揮発性メモリ、例えばEEPROM(識別IC)が設け
られており、そのEEPROMには、後述するようにメ
ディアパックが収容しているインクとプリント媒体の種
類や残量、インクやプリント媒体の充填日時や異常発生
時のエラー内容データ及びその日時情報などの履歴デー
タが記憶される。
【0022】インクパックC103は、メディアパック
C100が装置本体A001に装着されたときに、Y,
M,Cのインクのそれぞれに対応する3つのジョイント
C105を通じて、後述する装置本体A001側のイン
ク供給系に接続される。一方、プリント媒体C104
は、後述する給紙ローラC110(図9参照)によって
取り出され図示しない分離機構によって一枚ずつ分離さ
れて矢印C方向に送り出される。その給紙ローラC11
0の駆動力は、装置本体A001側に備わる後述の搬送
モータM002(図9参照)から、連結部C110aを
介して供給される。
【0023】また、パック本体C101には、後述する
プリンタ部の記録ヘッドを清掃のためにワイピングする
ためのワイパーC106と、プリンタ部側の廃液ジョイ
ント(不図示)から排出された廃インクを吸収するため
のインク吸収体C107とが設けられている。プリンタ
部における記録ヘッドは、後述するように矢印Aの主走
査方向に往復移動する。メディアパックC100が装置
本体A001から外されているときは、シャッターC1
02が不図示のばねの付勢により図4中の2点鎖線の位
置にスライドして、ジョイントC105、ワイパーC1
06、およびインク吸収体C107などを保護する。
【0024】C「プリンタ部」 本例のプリンタ部B100は、インクジェット記録ヘッ
ドを用いるシリアルタイプである。このプリンタ部B1
00については、C−1「プリント動作部」、C−2「プ
リント媒体搬送系」、およびC−3「インク供給系」に分
けて説明する。
【0025】C−1「プリント動作部」 図6はプリンタ部B100全体の斜視図、図7はプリン
タ部B100の一部を取り外した斜視図である。
【0026】プリンタ部B100の本体内部の定位置に
は、図5に示すように、装置本体A001に装着された
メディアパックC100の先端部分が位置する。メディ
アパックC100から図6において矢印C方向に送り出
されたプリント媒体C104は、後述するプリント媒体
搬送系におけるLFローラB101とLFピンチローラ
B102との間に挟まれつつ、プラテンB103上にて
矢印Bの副走査方向(主走査方向Aに直行する方向)に
搬送される。B104は、ガイド軸B105とリードス
クリューB106に沿って矢印Aの主走査方向に往復移
動されるキャリッジである。
【0027】キャリッジB104には、図8に示すよう
に、ガイド軸B105用の軸受けB107と、リードス
クリューB106用の軸受けB108が設けられてい
る。キャリッジB104の定位置には、図8示の軸受け
B108の内側に突出するスクリューピンB109(図
7参照)がばねB110によって取り付けられている。
そして、リードスクリューB106の外周部に形成され
た螺旋溝に対して、スクリューピンB109の先端がは
まり合うことによって、リードスクリューB106の回
転がキャリッジB104の矢印A方向の往復移動に変換
される。
【0028】また、図8のキャリッジB104には、
Y,M,Cのインクを吐出可能なインクジェット記録ヘ
ッドB120と、その記録ヘッドB120に供給される
インクを収容するサブタンク(図示せず)が搭載されて
いる。記録ヘッドB120には、矢印Aの主走査方向と
交差する方向(本例の場合は、直交する方向)に沿って
並ぶ複数のインク吐出口B121(図8参照)が形成さ
れている。インク吐出口B121は、サブタンクから供
給されたインクを吐出可能なノズルを構成する。インク
を吐出させるためのエネルギーの発生手段としては、ノ
ズル毎に備えた電気熱変換体を用いることができる。そ
の電気熱変換体は、発熱駆動されることによってノズル
内のインク中に気泡を発生させ、その発泡エネルギーに
よってインク吐出口B121からインク滴を吐出させ
る。
【0029】サブタンクは、メディアパックC100に
収容されているインクパックC103よりも小容量であ
り、少なくともプリント媒体C104の1枚分の画像記
録に必要な量の各色のインクをそれぞれ収容する大きさ
となっている。サブタンクにおいて、Y,M,Cのイン
ク毎のインク収容部分には、それぞれインク供給部と負
圧導入部が形成されており、それらのインク供給部は対
応する3つの中空のニードルB122に個別に接続さ
れ、また、それらの負圧導入部は共通の供給エアー口B
123に接続されている。このようなサブタンクには、
後述するように、キャリッジB104が図6示ホームポ
ジションに移動したときに、後述するようにしてメディ
アパックC100のインクパックC103からインクが
補給される。
【0030】図8のキャリッジB104において、B1
24はニードルカバーであり、ニードルB122とメデ
ィアパック側のジョイントC105(図4参照)とが連
結していないときは、スプリングの力によって同図のよ
うに、ニードルB122を保護する位置に移動してお
り、ニードルB122とジョイントC105とが連結す
るときは、スプリングの力に抗して同図中の上方に押さ
れてニードルB122の保護を解く。キャリッジB10
4のA方向の移動位置は、キャリッジB104側のエン
コーダセンサB131と、プリンタ部B100の本体側
のリニアスケールB132(図6参照)とによって検出
される。また、キャリッジB104がホームポジション
に移動したことは、キャリッジB104側のHP(ホー
ムポジション)フラグB133と、プリンタ部B100
の本体側のHPセンサB134(図7参照)とによって
検出される。
【0031】図7において、ガイド軸B105の両端に
は、その中心軸から偏心した位置に支軸(図示せず)が
設けられている。ガイド軸B105は、その支軸を中心
として回動調整されることにより、キャリッジ104の
位置が調整されて、記録ヘッドB120と、プラテンB
103上のプリント媒体C104と、の間の距離(「紙
間距離」ともいう)が調整される。また、リードスクリ
ューB106は、スクリューギアB141、アイドラギ
アB142、およびモータギアB143を介して、キャ
リッジモータM001によって回転駆動される。また、
B150は、後述する制御系と記録ヘッドB120とを
電気的に接続するためのフレキシブルケーブルである。
【0032】図8の記録ヘッドB120は、キャリッジ
B104と共に矢印Aの主走査方向に移動しつつ、画像
信号に応じてインク吐出口B121からインクを吐出す
ることによって、プラテンB103上のプリント媒体に
1行分の画像を記録する。このような記録ヘッドB12
0による1行分の記録動作と、後述するプリント媒体搬
送系による矢印Bの副走査方向におけるプリント媒体の
所定量の搬送動作と、が繰り返されることによって、プ
リント媒体上に順次画像が記録される。
【0033】C−2「プリント媒体搬送系」 図9はプリンタ部B100におけるプリント媒体搬送系
の構成部分の斜視図である。図9において、B201は
対の排紙ローラであり、同図中上側の一方の排紙ローラ
B201は、排紙ローラギアB202および中継ギアB
203を介して、搬送モータM002により駆動され
る。同様に、前述したLFローラB101は、LFロー
ラギアB204と中継ギアB203を介して、搬送モー
タM002により駆動される。排紙ローラB201およ
びLFローラB101は、搬送モータM002の正転時
の駆動力によって、プリント媒体C104を矢印Bの副
走査方向に搬送する。
【0034】一方、搬送モータM002が逆転したとき
は、切り替えスライダB211および切り替えカムB2
12を介して、圧板ヘッドB213と図示しないロック
機構とが駆動されると共に、メディアパックC100側
の給紙ローラC110に駆動力が伝達される。すなわ
ち、圧板ヘッドB213は、搬送モータM002の逆転
時の駆動力によって、メディアパックC100のシャッ
ターC102の窓部C102A(図4参照)を通って、
メディアパックC100内に集積されているプリント媒
体C104を図4中の下方に押圧する。これにより、図
4中の最下位置のプリント媒体C104がメディアパッ
クC100内の給紙ローラC110上に押し付けられ
る。また、図示しないロック機構は、搬送モータM00
2の逆転時の駆動力によって作動状態とされ、装置本体
A001に対してメディアパックC100をロックして
メディアパックC100の取り外しを禁止する。また、
メディアパックC100側の給紙ローラC110は、搬
送モータM002の逆転時の駆動力が伝達されることに
よって、図4中最下位置の1枚のプリント媒体C104
を矢印C方向に搬出する。
【0035】このように、搬送モータM002が逆転す
ることによって、メディアパックC100からプリント
媒体C104が1枚だけ図9において矢印C方向に取り
出され、その後、搬送モータM002が正転することに
よって、そのプリント媒体C104が矢印B方向に搬送
される。
【0036】C−3「インク供給系」 プリンタ部B100に装着されたメディアパックC10
0のジョイントC105は、ホームポジションに移動し
たキャリッジB104側のニードルB122(図8参
照)の下に位置する。プリンタ部B100の本体には、
ジョイントC105の下方に位置するジョイントフォー
ク(図示せず)が設けられており、そのジョイントフォ
ークがジョイントC105を上動させることにより、ジ
ョイントC105がニードルB122に接続される。こ
れにより、メディアパックC100側のインクパックC
103と、キャリッジB104側のサブタンクのインク
供給部との間のインク供給路が形成される。また、プリ
ンタ部B100の本体には、ホームポジションに移動し
たキャリッジB104の供給エアー口B123(図8参
照)の下に位置する供給ジョイント(図示せず)が設け
られている。この供給ジョイントは、供給チューブを介
して、負圧発生源としてのポンプのポンプシリンダ(不
図示)に接続されている。供給ジョイントは、不図示の
ジョイントリフトによって上動されることにより、キャ
リッジB104側の供給エアー口B123に接続され
る。これにより、キャリッジB104側のサブタンクの
負圧導入部と、ポンプシリンダとの間の負圧導入路が形
成される。ジョイントリフタは、ジョイントモータM0
03の駆動力によって、供給ジョイントと共にジョイン
トフォークを上下動させる。
【0037】サブタンクの負圧導入部には、空気の通過
を許容し、かつインクの通過を阻止する薄膜状の気液分
離部材(図示せず)が備えられている。気液分離部材
は、負圧導入路を通して吸引されるサブタンク内の空気
の通過を許容し、これによりメディアパックC100か
らサブタンクにインクが補給される。そして、サブタン
ク内のインクが気液分離部材に達するまで、インクが充
分に補給されたときに、その気液分離部材がインクの通
過を阻止することにより、インクの補給が自動的に停止
する。気液分離部材は、サブタンクのインク毎のインク
収容部分におけるインク供給部に備えられており、それ
らのインク収容部分毎に、インクの補給を自動的に停止
させる。
【0038】また、プリンタ部B100の本体には、ホ
ームポジションに移動したキャリッジB104側の記録
ヘッドB120(図8参照)に対して、キャッピングが
可能な吸引キャップ(不図示)が備えられている。吸引
キャップは、その内部に、吸引チューブを通してポンプ
シリンダから負圧が導入されることによって、記録ヘッ
ドB120のインク吐出口B121からインクを吸引排
出(吸引回復処理)させることができる。また、記録ヘ
ッドB120は、必要に応じて、画像の記録に寄与しな
いインクを吸引キャップ内に吐出させる(予備吐出処
理)。吸引キャップ内のインクは、ポンプシリンダか
ら、廃液チューブ(不図示)と廃液ジョイント(不図
示)を通して、メディアパックC110内のインク吸収
体C107に排出される。
【0039】ポンプシリンダは、それを往復駆動するた
めのポンプモータ208などと共にポンプユニットを構
成する。ポンプモータ208は、ワイパーリフタ(不図
示)を上下動させるための駆動源としても機能する。ワ
イパーリフタは、プリンタ部B100に装着されたメデ
ィアパックC100のワイパーC106を上動させるこ
とによって、そのワイパーC106を記録ヘッドB12
0のワイピングが可能な位置に移動させる。
【0040】次に、本装置における制御系を含む信号処
理系の基本構成をD「信号処理系」として図10ないし
図20を参照しながら説明する。
【0041】D「信号処理系」 図10はカメラ部A100とプリンタ部B100の概略
のブロック構成図である。
【0042】カメラ部A100において、101は撮像
素子としてのCCDを示す。勿論他のタイプの撮像素子
(例えばMOS型イメージセンサ等)でもよいことは言
うまでもない。102は音声入力のためのマイク、10
3はハードウェア処理を行なうASIC、104は画像
データ等を一時的に記憶する第1メモリ、105は撮像
画像を記憶する着脱可能な画像メモリとしてのCFカー
ド(「CFカードA107」に相当)、106は撮影画像
または再生画像を表示するLCD(「液晶表示部A10
5」に相当)、107はレンズユニット(「レンズA1
01」に相当)、108は撮影時などに発生する手ぶれ
を光学的に補正するための手ぶれ補正機構であり本実施
の形態では平行な透明な平板を光軸に対して所定角度傾
けると共に、この角度を手ぶれ量及び手ぶれ方向に応じ
て手ぶれを抑制する方向に変化させるように構成してい
る。なお、手ぶれ補正機構としては他にも可変頂角プリ
ズムやいわゆる電子防振(撮像信号を一旦画像メモリに
記憶し、手ぶれに応じてこのメモリ彼の読出し領域をシ
フトすることにより手ぶれを抑制する技術)を用いても
よい。109は手ぶれの大きさを検知するための手ぶれ
センサーとしての例えば加速度センサ、111は撮影用
閃光照明装置(「撮影用閃光照明装置A103」に相
当)、112は各種スイッチを含むSW群(「レリーズ
ボタンA104」を含む)、113は操作音、警告音等
を発生するスピーカ、120はカメラ部A100の制御
をする第1CPU、150は撮影用閃光照明装置111
を発光させるための昇圧回路としてのDC/DCコンバ
ータである。なお、本実施の形態においては、特にプリ
ンタ側のポンピング用のモータまたは記録ヘッドの印刷
動作のために供給すべき所定の直流電圧を前記閃光照明
装置のための昇圧回路の一部昇圧出力を用いることによ
って全体の小型化を図った点に特徴を有する。
【0043】更に、カメラ部A100は日付情報を画像
1枚ずつに関連付けて記録するための日付情報をカウン
トする時計TMを有する。また、ASIC103はカメ
ラ部及びプリンタ部の各種の時刻関連の同期制御を前記
時計TMによって統一的に制御する。
【0044】プリンタ部B100において、210はカ
メラ部A100とプリンタ部B100との間のインター
フェース、201は画像処理部(画像を2値化する2値
化処理部を含む)、202は画像処理を行なう上で使用
する第2メモリ、203はバンドメモリ制御部、204
はバンドメモリ、205はマスクメモリ、206はヘッ
ド制御部、207は記録ヘッド(「記録ヘッドB120」
に相当)、208はエンコーダ(「エンコーダセンサB
131」に相当)、209はエンコーダカウンタ、22
0はプリンタ部B100全体を制御する第2CPU、2
21はモータドライバ、222はモータ(「モータM0
01,M002,M003,M004」に相当)、22
3はセンサ(「HPセンサB134,B321,B32
2」を含む)、224はメディアパックC100に内蔵
されているEEPROM、230は音声エンコーダ部、
250は装置全体に電源を供給する電源部(「電池A1
08」に相当)、である。
【0045】図11はカメラ部A100における画像信
号処理の機能ブロック図である。撮影モード時は、レン
ズ107を通してCCD101により撮像された画像
は、ASIC103により信号処理(CCD信号処理)
され、YUV輝度2色差信号に変換される。更に、所定
の解像度にリサイズされ、JPEG圧縮されてCFカー
ド105に記録される。また、CFカードに画像を一枚
ずつ記録する際に、自動的に時計TMにより計時された
日付(例えば年月日時刻)情報が画像と関連付けられて
記録されるように構成されている。また、音声に関して
は、マイク102より入力され、ASIC103を介し
てCFカード105に記憶される。音声の記録に関して
は、撮影時と同時、または、撮影後のアフレコとして記
憶させることができる。再生モードの時には、CFカー
ド105よりJPEG画像が読み出され、ASIC10
3によりJPEG伸張され、更に表示用の解像度にリサ
イズされてLCD106に表示される。
【0046】図12はプリンタ部B100における画像
信号処理の機能ブロック図である。
【0047】カメラ部A100側で再生された画像、即
ちCFカード105より読み出された画像は、図11に
示すように、ASIC103によってJPEG伸張さ
れ、プリントする解像度に適する解像度にリサイズされ
る。そして、リサイズされた画像データ(YUV)は図
10のインターフェース部210を介してプリンタ部B
100へ送られる。プリンタ部B100は、図10、図
12に示すように、カメラ部A100より送られた画像
データを画像処理部201により画像処理し、画像デー
タのRGB信号への変換、カメラの特性に応じた入力γ
補正、ルックアップテーブル(LUT)を用いての色補
正および色変換、プリントするための2値化信号への変
換をする。ここで、前記ルックアップテーブルによる色
補正は、後述のように、メディアパック内のEEPRO
M224内の色補正用データによりCPUを介して補正
される場合がある。
【0048】2値化処理の際には、誤差拡散(ED)処
理を行うために、誤差メモリとして第2メモリ202を
用いる。本例の場合、画像処理部201における2値化
処理部は誤差拡散処理を行なっているが、ディザパター
ンを使った2値化処理等、他の処理を行うことも可能で
ある。2値化されたプリントデータはバンドメモリ制御
部203によって、一旦バンドメモリ204に記憶され
る。プリンタ部B100のエンコーダカウンタ209に
は、記録ヘッド207およびエンコーダ208を搭載し
たキャリッジB104が一定距離移動する毎に、エンコ
ーダ208からのエンコーダパルスが入る。そして、こ
のエンコーダパルスに同期して、バンドメモリ204と
マスクメモリ205からプリントデータが読み出され、
そのプリントデータに基づき、ヘッド制御部206が記
録ヘッド207を制御して記録を行う。
【0049】次に、図12中のハンドメモリ制御につい
て説明する。
【0050】記録ヘッド207における複数のノズル
は、例えば、1200dpiの密度をなすように列状に
形成されている。このような記録ヘッド207を用いて
画像を記録すべく、キャリッジを図6〜図9のA方向に
1回主走査させるときには、副走査方向(図6〜図9の
B方向)についてはノズル数分、主走査方向については
記録領域分の記録データ(1走査分の記録データ)を、
予め作成しておく必要がある。記録データは、画像処理
部201にて作成されてから、バンドメモリ制御部20
3によってバンドメモリ204に一旦蓄えられる。バン
ドメモリ204に1走査分の記録データが蓄えられた
後、キャリッジが主走査方向に走査される。その際、エ
ンコーダ208より入力されたエンコーダパルスがエン
コーダカウンタ209によってカウントされ、このエン
コーダパルスにしたがってバンドメモリ204から記録
データが読み出され、その画像データに基づいて記録ヘ
ッド207からインク滴が吐出される。記録ヘッド20
7のA方向の往走査時および復走査時に画像を記録(往
路記録および復路記録)する双方向記録方式を採用した
場合には、記録ヘッド207の走査方向に応じて、バン
ドメモリ204から画像データが読み出される。例え
ば、往路記録時は、バンドメモリ204から読み出され
る画像データのアドレスが順次インクリメントされ、復
路記録時は、バンドメモリ204から読み出される画像
データのアドレスが順次デクリメントされる。
【0051】実際には、画像処理部201により作成さ
れた画像データ(C,M,Y)がバンドメモリ204に
書き込まれて、1バンド分の画像データが準備されたと
き、記録ヘッド207の走査が可能となる。そして、記
録ヘッド207を走査し、バンドメモリ204より画像
データを読み出して、その画像データに基づいて記録ヘ
ッド207が画像を記録する。記録動作の間に、次に記
録すべき画像データが画像処理部201にて作成され、
その画像データは、その記録位置に対応するバンドメモ
リ204の領域に書き込まれる。
【0052】このように、バンドメモリ制御は、画像処
理部201により作成された記録データ(C,M,Y)
をバンドメモリ204に書込む作業と、キャリッジの走
査動作に合わせて、記録データ(C,M,Y)をヘッド
制御部206に送るために読み出す作業とを切替えなが
ら行なう。
【0053】次に、図12中のマスクメモリ制御につい
て説明する。
【0054】このマスクメモリ制御は、マルチパス記録
方式を採用した場合に必要となる。マルチパス記録方式
の場合、記録ヘッド207のノズル列の長さに相当する
幅をもつ1行分の記録画像は、記録ヘッド207の複数
回の走査に分けて記録される。すなわち、副走査方向に
間欠的に搬送されるプリント媒体の搬送量がノズル列の
長さの1/Nとされ、例えば、N=2のときは、1行分
の記録画像が2回の走査に分けて記録(2パス記録)さ
れ、N=4のときは、1行分の記録画像が4回の走査に
分けて記録(4パス記録)される。同様に、N=8のと
きは8パス記録、N=16のときは16パス記録とな
る。したがって、1行分の記録画像が記録ヘッド207
の複数回の走査によって完成されることになる。
【0055】実際には、マスクメモリ205に、画像デ
ータを記録ヘッド207の複数回の走査に割り当てるた
めのマスクデータが格納されており、そのマスクデータ
と画像データとの論理積(AND)データに基づき、記
録ヘッド207がインクを吐出して画像を記録する。
【0056】また、図11に示すように、CFカード1
05に記憶された音声データは、ASIC103によ
り、画像データと同じように、インターフェース210
を介してプリンタ部B100へ送られる。プリンタ部B
100に送られた音声データは、音声エンコーダ230
においてコード化(エンコード)されて、プリントする
画像の中に2次元バーコードデータとして所定の変調を
受けることにより「透かし」情報として記録される。プ
リント画像に音声データを入する必要がないとき、また
は、音声データがない画像をプリントする際には、当然
に、2次元バーコード化された音声データはプリントさ
れず、画像のみがプリントされる。
【0057】本実施の形態においては、メディアパック
C100内の消耗材すなわちインクおよびプリンタ媒体
の劣化を管理するためのメディアパック消耗材管理制御
と、手ぶれセンサ109を用いた撮影モード時における
防振制御およびプリントモード時におけるキャリッジ制
御と、カメラ部A100における撮影用閃光照明装置発
光のための昇圧用DC/DCコンバータ150を、プリ
ンタ部B100の記録ヘッド207の印刷用またはポン
ピング用電源として使用する電源供給制御とを行う。
【0058】まず、上記メディアパック消耗材管理制御
について説明する。図20はメディアパックC100の
消耗材補充(充填)の手順を示すフローチャートであ
る。
【0059】本実施の形態におけるメディアパックC1
00は、インクおよびプリント媒体の消耗材を補充する
ことが可能なように構成されているとともに、その消耗
材およびその補充に関するデータをEEPROM224
に書込み可能に構成されている。EEPROM224に
書き込まれる消耗材の残量や充填を行った年月日等の日
時データは、消耗材の減少時、や補充(充填)毎に更新
され、メディアパックC100内の消耗材の管理に用い
られる。
【0060】メディアパックC100の消耗材の補充
(充填)を行う際には、メディアパックC100が工場
またはプリントショップに持ち込まれ、メディアパック
C100に対する消耗材の補充(充填)が工場またはプ
リントショップの作業員により例えば手作業で行われ
る。この消耗材の補充(充填)においては、図20に示
すように、まずステップS101においてメディアパッ
クC100内の各色(Y,M,C)のインクパックC1
03にインクを充填すると共にステップS102で、プ
リント媒体C104を充填する。そして、ステップS1
03において、メモリ書込装置により、メディアパック
C100内のEEPROM224に、消耗材を補充(充
填)した日付(年月及び又は日時)データ、補充したイ
ンクの特性データ(色特性データ、粘性等に関するデー
タなど)、インクの残量データ、プリント媒体の特性デ
ータ(例えば光沢紙、中性紙、再生紙等の材質に関する
データ、地色等に関するデータなど)、プリント媒体の
残枚数データ、およびインクの劣化特性データ(経過年
月日数と色変化の関係をリニアマトリクス係数として記
述したルックアップテーブルデータ等)を書き込む。こ
こで、EEPROM224にルックアップテーブルデー
タ自体を記憶せず、図12のルックアップテーブルの中
に複数種類の色補正用のルックアップテーブルを予め記
憶しておき、この内どのテーブルを用いるかを消耗材の
劣化に応じて選択するかを示すデータをEEPROM2
24またはカメラ部内のメモリまたはプリンタ部内のメ
モリに記憶しておくようにしてもよい。
【0061】このようにして、メディアパックC100
の消耗材の補充(充填)が完了すると、このメディアパ
ックC100がユーザに発送または直接手渡される。な
お、工場から製品として出荷されるメディアパックC1
00にも、上記データと同じデータが書き込まれてい
る。
【0062】そして、メディアパックC100の使用時
には、そのEEPROM224に書込まれている消耗材
に関するデータが読み出され、その読み出されたデータ
を用いて消耗材管理が行われる。これにより、例えば上
記データに基づき消耗材の劣化などを推定し、その推定
結果に基づき警告、色補正などを行うことが可能であ
る。
【0063】次に、撮影モード時における防振制御、プ
リントモード時におけるキャリッジ制御について説明す
る。図13はカメラ部における撮影モード時における防
振制御およびプリントモード時におけるキャリッジ制御
の機能ブロック図である。
【0064】本実施の形態においては、撮影モード時に
は、加速度センサ109の出力信号に基づき手ぶれによ
る画像のぶれを抑制するための防振制御を行う。この防
振制御では、加速度センサ109の出力信号に基づき手
ぶれの量およびその方向を検出し、この手ぶれ量および
その方向に基づき手ぶれ補正機構108の補正量を制御
する。具体的には、手ぶれによる画像のぶれを抑制する
方向にレンズ107に対する入射光路を変化させるため
の制御量を補正量として算出し、この補正量に基づき手
ぶれ補正機構108を駆動制御する。これにより手ぶれ
による画像のぶれが補正され、ぶれのない画像データが
得られる。
【0065】また、プリントモード時においては、同じ
加速度センサ109の出力信号に基づき手ぶれの量を検
出し、この手ぶれ量に応じてプリント動作を一時停止す
るためのキャリッジ制御を行う。このキャリッジ制御で
は、具体的には、検出された手ぶれ量が所定量より大き
いときには、キャリッジ225を所定位置(主走査方向
への走査開始位置又は主走査終了位置)で停止させるた
めのコマンドをプリンタ部B100に送出する。このコ
マンドを受けたプリンタ部B100では、キャリッジ2
25を駆動するモータを制御し、キャリッジ225を所
定位置に一時停止させる。
【0066】次に、撮影用閃光照明装置発光のための昇
圧用DC/DCコンバータ150をプリンタ部B100
の記録ヘッド207の印刷用またはポンピング用の昇圧
電源として使用する電源供給制御について説明する。図
14は撮影用閃光照明装置発光のためのDC/DCコン
バータ150をプリンタ部B100の記録ヘッド207
の印刷用またはポンピング用の昇圧電源として使用する
電源供給制御の機能ブロック図、図15は図14の電源
供給制御における各駆動信号S1〜S5の出力タイミン
グチャートである。
【0067】DC/DCコンバータ150は、図14に
示すように、一次側に電源部250からの電圧がスイッ
チ(SW)14を介して印加されるトランス151と、
発振回路152と、トランス151の二次側電圧から撮
影用閃光照明装置111に対する所定高電圧を発生させ
充電させるための充電回路154と、撮影用閃光照明装
置111へ所定トリガー電圧を印加するためのトリガ1
55とから構成される。トランス151の二次側におい
ては、充電回路154に対する電圧と、プリンタ部B1
00の記録ヘッド207の駆動電圧と、ヘッドのポンピ
ング用モータ208の駆動電圧とがそれぞれの出力端子
から出力される。この記録ヘッド207の駆動電圧は、
スイッチSW13を介して記録ヘッド207に供給され
ると共に、ポンピングモータ208の駆動電圧はスイッ
チSW13’を介してモータ208に供給される。
【0068】上記SW13,13’、14、充電回路1
54、トリガ155の動作は、カメラ部A100のCP
U120による電源供給制御に従い制御される。具体的
には、カメラのパワースイッチSW11がオンされる
と、駆動信号S1がSW14に出力され、SW14がオ
ンされる(15(b)を参照)。そして、モード切換ス
イッチSW12の出力に基づき現在設定されているモー
ドがカメラモードであるかプリンタモードであるかが判
別される。SW12がa側に切り換えられているときに
は、カメラモードが設定されていると判別し、SW12
がb側に切り換えられているときには、プリンタモード
が設定されていると判別する。本例では、図15(a)
に示すように、例えばデフォルトでSW11のオン時に
は、カメラモードが設定されているものとする。
【0069】カメラモードが設定されていると、撮影用
閃光照明装置111を発光させるための準備動作として
充電回路154の駆動開始を指示する駆動信号S2が充
電回路154に出力される(図15(c)を参照)。そ
して、所定の撮影動作タイミングで、撮影用閃光照明装
置111を発光させるための駆動信号S3がトリガ15
5に出力され(図15(d)を参照)、撮影用閃光照明
装置111が発光される。
【0070】ユーザが撮像した画像のプリント出力を行
う場合には、ユーザのSW12の切換操作によりプリン
タモードが設定される(図15(a)を参照)。プリン
タモードが設定されると、プリント動作における記録ヘ
ッド207の印刷動作タイミングに合わせて駆動信号S
4がSW13に出力される(図15(e)を参照)。こ
れにより、SW13がオンされ、DC/DCコンバータ
150から記録ヘッド207の駆動電圧が記録ヘッド2
07に供給される。また、インクのポンピング動作のた
めに駆動信号S5がSW13’に出力されると(図15
(f)参照)これによりSW13’がオンし、DC/D
Cコンバータ150からポンピング用モータ208に駆
動電圧が供給される。
【0071】このように、プリンタモードが設定されて
いるときには、DC/DCコンバータ150から記録ヘ
ッド207の印刷用またはポンピング用の駆動電圧が記
録ヘッド207やモーター208に供給されるので、プ
リンタ部B100に、記録ヘッド207の印刷用または
ポンピング用の駆動電圧供給回路を別途設ける必要がな
く、構成が簡素化され、装置の大幅な小型化を実現する
ことができる。
【0072】次に、本装置の動作について説明する。図
16ないし図19はプリンタ付カメラの動作手順を示す
フローチャートである。
【0073】カメラ電源がオンされると、図16に示す
ように、まずステップS1において不図示のメディアパ
ック装填検出用スイッチの出力に基づきメディアパック
が装填されているか否かを検出し、メディアパックが検
出された場合には、ステップS2に進み、メディアパッ
ク内のメモリ(EEPROM224)に記憶されている
各種データを読み込む。そして、ステップS3に進み、
データの読み込みが成功したか否かを判定する。
【0074】データの読み込みが失敗した場合すなわち
メディアパック内のメモリとの通信が失敗した場合(例
えば、メディアパックの電気接点とカメラ本体側の電気
接点との機械的接続状態不良によってメモリのデータが
正しく読み取れなかった場合、電気的接続は正しく行わ
れていても、メモリからのデータにノイズなどが乗って
いるために、通信不良と判断された場合など)には、ス
テップS4に進み、メディアパック内のメモリに現在の
日時(例えば年月日(更には例えば時刻))を記憶する
と共に、エラー内容を前記日時データと共に関連付けて
記憶する。この場合には、通信が失敗したので、エラー
内容として通信エラーであることを記憶する。
【0075】次いで、ステップS5に進み、エラーフラ
グをメディアパック内のメモリに書き込み、続くステッ
プS6で、第1の表示形態でエラー内容をLCD106
に表示する。この第1の表示形態とは、例えばエラー内
容を所定のマークや文字等などで表すものである。そし
て、図17に示すステップS11に進む。
【0076】上記ステップS3において通信エラーがな
かった場合には、ステップS7に進み、メディアパック
内のメモリから読み込んだデータにエラーフラグがない
か否かを判定する。ここで、エラーフラグとは、例えば
インクがないこと、プリント媒体としての紙がないこ
と、インクや紙が所定期間以上経過していることなどの
少なくとも1つに該当する場合において、このエラー内
容と共にメディアパック内のメモリに書込まれているフ
ラグである。
【0077】上記ステップS7においてエラーフラグが
検出された場合には、ステップS6に進み、そのエラー
内容を第1の表示形態でLCD106に表示し、図17
に示すステップS11に進む。
【0078】上記ステップS7においてエラーフラグが
検出されなかった場合には、メディアパック内のメモリ
から読み込んだデータが正常なデータであると判断し
て、ステップS8に進み、読み込んだデータに基づきメ
ディアパック内のインクおよび/またはプリント媒体と
しての例えば紙がリフィル(充填)(充填)された日付
(例えば年月日)を検出し、リフィル(充填)の日付
(例えば年月日)とカメラ本体の時計TMの日付(例え
ば年月日)とを比較し、続くステップS9で、その比較
結果(両者の差)が所定値Ta(例えば2年)より大き
いか否かを判定し、大きい場合すなわちリフィル(充
填)後2年を経過している場合には、消耗材としてのイ
ンクや消耗材としての紙等のプリント媒体が劣化してい
ると判断してステップS4に進み、メディアパック内の
メモリにインクまたはプリント媒体が劣化しているとい
うエラー内容を記憶すると共に、カメラ部内の時計TM
によって計時された日付更には時刻をこのエラー内容に
関連付けて記憶する。次いで、ステップS5で、エラー
フラグをメディアパック内のメモリに書き込み、続くス
テップS6で、第1の表示形態でエラー内容を表示手段
としてのLCD106に表示する。そして、図17に示
すステップS11に進む。
【0079】上記S9において、上記差が所定値Ta以
下の場合には、図17に示すS11に進む。また、上記
ステップS1においてメディアパックが装填されていな
いことが検出されると、メディアパックが装填されてい
ないことを第1の表示形態でLCD106に表示する。
このときの第1の表示形態は、上記ステップS6の第1
の表示形態と同様の警告レベルの表示である。そして、
図17に示すステップS11に進む。
【0080】ステップS11では、現在のモードがプリ
ントモードであるか否かを判定し、プリントモードの場
合には、ステップS12に進み、メディアパック内のメ
モリにエラーフラグがある否かを判定する。ここで、エ
ラーフラグがあれば、ステップS13に進み、第2の表
示形態により、そのエラー内容をLCD106に表示す
ると共に、例えば警告音を鳴らす。この第2の表示形態
は、前記第1の表示形態とは異なり、より認識し易いよ
うに警告レベルをアップした表示形態である。例えば、
エラー内容を第1の表示形態と同様の形のマークや文字
で表示する場合には、より大きなマークや文字を用いて
エラー内容をより認識しやすく表示し、更に、音声を用
いて操作者がより気づき易いようにしている。勿論第1
の表示形態において音声を用いた場合には、第2の表示
形態はそれよりも大きな音量等にすることによって認識
しやすくする。そして、ステップS14に進む。これに
対し、上記ステップS12においてエラーフラグが検出
されなかった場合、上記ステップS13をスキップして
ステップS14に進む。
【0081】ステップS14では、メディアパックが装
填されているか否かを再度判定し、メディアパックが装
填されていなければ、ステップS15に進み、メディア
パックが入っていないことを第2の表示形態(すなわ
ち、マークや文字を大きくしたり音声を使ってより認識
し易くする表示形態)で表示し、そして上記ステップS
14に戻り、メディアパックが装填されるまで待つ。
【0082】上記ステップS14においてメディアパッ
クが装填されたことが検出されると、ステップS16に
進み、メディアパックのインクパックのキャップを開放
し、負圧ノズルを結合し、回復ポンピング動作等のプリ
ント準備動作を行う。本実施の形態においては、プリン
トモード設定以降、このような準備動作を行うようにし
ているので、メディアパック装着やカメラのメイン電源
のオンによって上記のS16のような動作を行う場合に
比べて無駄な電力の消耗を大幅に低減することができ
る。
【0083】次いで、ステップS17に進み、プリント
ボタンが押されることを待つ。そして押されると、ステ
ップS18に進み、給紙ローラを駆動してメディアパッ
クから1枚のプリント媒体例えば紙を給紙する。続い
て、ステップS19に進み、メディアパック内のメモリ
のプリント媒体枚数を1減じて更新し、そして、ステッ
プS20において、メディアパック内のメモリに記憶さ
れた色修正マトリクスの係数データを用いてプリント色
のリニアマトリクス変換を行う。ここで、メディアパッ
ク内のメモリには、リフィル(充填)後の経過年月
(日)数に応じたインク色(たとえばイエロー、シア
ン、マゼンタ)の変化特性を予め測定してあり、この変
化特性を補正するためのリニアマトリクス係数(補正後
のイエロー、シアン、マゼンタに対して、マトリクス演
算される例えば3×3の9個のマトリクス係数)が、ル
ックアップテーブルとして記憶されている。或いは前述
のように図12のルックアップテーブルの中に複数のテ
ーブルを記憶しておき、その中のどれを選択するかを劣
化状態に応じて選択するためのデータがEEPROM2
24またはカメラ部かプリンタ部内のメモリに記憶され
ている。従って、経過年月(日)数が上記ステップS9
において判断されることによって、この経過年月(日)
数に応じたインク色の特性の変化を補正した最適なプリ
ントを行うことが可能となる。なお、以上或いは以降の
実施の形態においては日時として年月日や更には時刻情
報の例を示しているが、日時とは必ずしも時刻や日の情
報を含まなくてもよく、年情報のみ、或いは年月情報の
み、或いは年月日情報のみ等としてもよいのは言うまで
もない。
【0084】次に、ステップS21に進み、上記ステッ
プS19で更新されたプリント媒体の残量がゼロになっ
たか否かを判定し、この残量がゼロであれば、ステップ
S22に進み、このことをエラー内容とするエラー情報
をメディアパック内のメモリに書き込むと共に、エラー
フラグを書き込む。また、このときのカメラ部内の時計
TMによって計時された日付(年月日、更には時刻)も
このエラー内容に関連付けて記憶する。そして、図18
に示すステップS23に進む。更新されたプリント媒体
の残量がゼロでないときには、上記ステップS22をス
キップして図18に示すステップS23に進む。
【0085】ステップS23では、プリント動作を開始
し、続くステップS24で、加速度センサ109を用い
て、手ぶれ量が所定量より大きいか否かを検出し、手ぶ
れ量が大きい場合には、ステップS25に進み、プリン
ト動作を一時停止する。このとき、プリンタ部B100
のキャリッジ225が主走査端にあるときに一時停止す
るように制御する。そして、手ぶれ量が小さくなるまで
待つ。従って、手ぶれ量が小さくなってプリントが再開
された場合に、印刷のずれが目立たないという効果があ
る。
【0086】上記手ぶれ量が上記所定量以下である場
合、ステップS26に進み、一時停止中であるか否かを
判定し、一時停止中であるときには、プリント動作を再
開させ、ステップS28に進む。一時停止中でないとき
には、ステップS27をスキップしてステップS28に
進む。ステップS28では、プリントが1枚分終了した
か否かを判定し、終了していなければ、上記ステップS
24に戻る。プリントが1枚分終了すると、ステップS
29に進み、メディアパック内のメモリのインク残量デ
ータを更新する。具体的には、メディアパック内のメモ
リのインク残量データからインクの吐出量(このデータ
は、実際に吐出したインク量を測定するのではなく、画
像データに基づき使用される各色のインク量を演算によ
って求められるものである。)および記録ヘッド207
内のサブタンクに吸引されたインク量(この量はほぼ一
定値とする。)を減じた値に更新する。
【0087】次いで、ステップS30に進み、いずれか
1つの色のインクがなくなった(必ずしもゼロという意
味ではなく、所定量以下になったことを示す。)か否か
を判別する。そして、なくなった場合には、ステップS
31において、インクがなくなったことをエラー内容と
する書込みを行うとともに、エラーフラグを書き込む。
また、このときのカメラ部内の時計TMによって計時さ
れた年月日(更には時刻)をエラー内容に関連付けて記
憶する。
【0088】そして、ステップS32おいて、プリント
動作に異常(例えば手ぶれや大きな振動によって,印刷
が途中で終了し、失敗したことや、プリントヘッドの目
詰まり等によって、特定の色が印刷できなかった場合
等)があったか否かを判定し、異常がなければ、ステッ
プS33に進み、プリント成功を示す情報をカメラ部内
の時計TMによって計時された日付(時刻)とともに関
連付けてメディアパック内のメモリに書き込み、続くス
テップS34において、プリントが正常に終了したこと
をLCD106に表示した後、上記ステップS11に戻
る。
【0089】上記ステップS34においてプリント動作
に異常があったことが検出されると、ステップS35に
進み、メディアパック内のメモリに異常の内容を書き込
み、続くステップS36で、エラーフラグを書き込み、
これらに関連付けてカメラ部内の時計TMによって計時
された年月日(更には時刻)をやはり関連付けて書き込
む。そして、ステップS37に進みて、エラー内容をL
CD106に表示し、上記ステップS11に戻る。
【0090】このように、本実施の形態では、各種のエ
ラー内容とカメラ部内の時計TMによって計時された年
月日等や時刻等とを関連付けてメディアパック内のメモ
リに記憶するようにしているので、パックを後で回収
し、または繰り返し使用する場合にそのメディアパック
の修理やデータの補正等を適正に行うことができると共
に、メディアパックの改善のための情報を収集できる効
果がある。
【0091】上記ステップS11(図17)においてプ
リンタモードでないすなわちカメラモードであると判定
されると、図19に示すステップS38に進み、プラン
ジャによりレンズ107の前面に設けた不図示のレンズ
バリアを開放し、続くステップS39で、レリーズボタ
ンが第1ストローク位置まで押し込まれることすなわち
SW1がオンになるのを待つ。レリーズボタンのSW1
がオンになると、ステップS40に進み、測光、測色、
測距動作等の測定動作を行う。
【0092】次いで、ステップS41に進み、レリーズ
ボタンが第2ストローク位置まで押し込まれることすな
わちSW2がオンになるのを待つ。SW2がオンしてい
なければ、上記ステップS39に戻り、SW2がオンし
ていれば、ステップS42に進む。ステップS42で
は、加速度センサ109の出力に基づき手ぶれ量及び手
ぶれ方向を検出し、続くステップS43で、前記手ぶれ
量が所定量より大きいか否かに応じて手ぶれがあるか否
かを判定し、手ぶれがあると、ステップS43に進み、
手ぶれ量及び手ぶれ方向に応じて手ぶれ補正機構108
を駆動して画像のぶれを補正する。そして、ステップS
44に進む。これに対し、手ぶれがないときには、上記
ステップS43をスキップしてステップS44に進む。
【0093】ステップS44では、絞りやシャッタを用
いた露出動作を行い、これによって、所定量の露光をC
CD101に対して行う。続いて、ステップS45に進
み、ホワイトバランス、ガンマ補正、色補正、圧縮等の
画像処理を行い、そして、ステップS46において、画
像をCFカード105に記憶する。また、このときカメ
ラ部内の時計TMによって計時された日時情報を画像1
枚ずつに対して関連付けて記録するようにしている。
【0094】次いで、ステップS47に進み、モードが
カメラモードであるか否かを判断し、カメラモードであ
れば、上記ステップS39に戻り、カメラモードでなけ
れば、上記ステップS11に戻る。
【0095】(他の実施の形態)本発明の実施の第2形
態について図21を参照しながら説明する。図21は本
発明の他の実施の形態に係るプリンタ付カメラの動作の
手順を示すフローチャートである。
【0096】本実施の形態は、上述の実施の形態に対
し、加速度センサ109を用いたキャリッジ制御におい
て、所定方向の手ぶれ量の大きさに応じてキャリッジ2
25の走行速度および紙送りの制御を行う点で異なる。
【0097】具体的には、図21に示すように、ステッ
プS240においてプリント動作を開始すると(「図1
8のステップS23」に相当)、続くステップS250
で、加速度センサ109を用いて手ぶれ量及び手ぶれ方
向を検知する。そして、ステップS260において、手
ぶれ量及び手ぶれ方向から主走査方向の手ぶれ成分量を
求め、この手ぶれ成分量が所定量より大きいか否かを判
定し、主走査方向の手ぶれ成分量が所定量より大きい場
合には、ステップS270に進み、主走査方向の手ぶれ
成分量に応じて現在のキャリッジ225の走行速度を低
下する。具体的には、主走査方向の手ぶれ成分量に応じ
てキャリッジ225の走行速度に対する減速量を設定
し、この設定された減速量に応じてキャリッジ225の
走行速度を制御する。ここで、手ぶれ成分量が中程度の
大きさであれば、小さい減速量を設定し、プリント効率
の低下を可能な限り抑制する。これに対し、手ぶれ成分
量が大きければ、減速量を大きく設定することによっ
て、走査速度の偏差に対する影響度を所定範囲内に収ま
るように抑制し、記録ヘッド207から吐出されるイン
クの紙に対する着弾位置の誤差を所定量以下になるよう
に抑制する。
【0098】次いで、ステップS280に進み、現在の
記録ヘッド207の位置を検知し、記録ヘッド207が
主走査端にあるか否かを判定する。記録ヘッド207が
主走査端にないときには、上記ステップS250に戻
り、再度手ぶれ量を検知する。これに対し、記録ヘッド
207が主走査端にあるときには、ステップS290に
進み、キャリッジ225を一旦停止し、主走査を一時中
断する。そして、ステップS310に進み、手ぶれ量か
ら副走査方向の手ぶれ成分を求め、この手ぶれ成分が所
定量より大きいか否かを判定する。
【0099】ここで、副走査方向の手ぶれ成分が所定量
より大きいときには、ステップS330に進み、紙送り
を停止し、そして、上記ステップS250に戻り、再度
手ぶれ量を検知する。副走査方向の手ぶれ成分が所定量
より以下であるときには、ステップS320に進み、所
定量の紙送りを実行し、続くステップS340で、記録
位置が副走査端まで達しているか否かに応じて1枚分の
プリントが終了したか否かを判定する。記録位置が副走
査端まで達していないときには、プリントが終了してい
ないので、上記ステップS250に戻り、再度手ぶれ量
の検知を行う。
【0100】上記ステップS260において主走査方向
の手ぶれ成分量が所定量以下であるときには、ステップ
S300に進み、キャリッジ225を標準速度で駆動す
る。すなわち、主走査を標準走査速度で行う。また、現
在走行速度が減速されているときは、走行速度を標準速
度に戻することになる。そして、ステップS310〜3
30において、副走査方向の手ぶれ成分に応じて紙送り
を停止、または続行する。
【0101】上記ステップS340において1枚分のプ
リントが終了すると、以降は図18に示すステップS2
9からの処理と同じ処理を行う。
【0102】上述の各実施の形態においては、カメラ部
A100とプリンタ部B100が一体となったプリンタ
付カメラとして説明を行なってきた。しかし、カメラ部
A100とプリンタ部B100を分離した別々の装置と
し、それらをインターフェース210により接続した構
成においても同様に構成して、同様の機能を実現するこ
とが可能である。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプリンタ
付カメラによれば、カメラ本体の手ぶれを検出する手ぶ
れ検出手段と、手ぶれ検出手段の出力に応じて撮影像の
ぶれを補正する補正手段と、手ぶれ検出手段の出力に応
じてプリンタの動作を制御する制御手段とを備えるか
ら、装置全体の小型化が実現できると共に、ふれが発生
するような状態でのプリント動作の最適制御が実現で
き、ユーザにとっての操作性を大幅に向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なプリンタ付カメラの正面図
である。
【図2】図1のカメラの斜め前方からの斜視図である。
【図3】図1のカメラの斜め後方からの斜視図である。
【図4】図1のカメラに装着可能なメディアパックの斜
視図である。
【図5】図1のカメラの内部における主要構成部の配置
関係を示す斜視図である。
【図6】図5におけるプリンタ部の斜視図である。
【図7】図6のプリンタ部の一部を取り外した斜視図で
ある。
【図8】図6のプリンタ部におけるキャリッジの斜視図
である。
【図9】図6のプリンタ部におけるプリント媒体搬送系
の構成部分の斜視図である。
【図10】カメラ部A100とプリンタ部B100の概
略のブロック構成図である。
【図11】カメラ部A100における画像信号処理の機
能ブロック図である。
【図12】プリンタ部B100における画像信号処理の
機能ブロック図である。
【図13】カメラ部における撮影モード時における防振
制御およびプリントモード時におけるキャリッジ制御の
機能ブロック図である。
【図14】撮影用閃光照明装置発光のためのDC/DC
コンバータ150をプリンタ部B100の記録ヘッド2
07の印刷用又はポンピング用昇圧電源として使用する
電源供給制御の機能ブロック図である。
【図15】図14の電源供給制御における各駆動信号S
1〜S4の出力タイミングチャートである。
【図16】プリンタ付カメラの動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図17】プリンタ付カメラの動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図18】プリンタ付カメラの動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図19】プリンタ付カメラの動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図20】メディアパックC100の消耗材補充(充
填)の手順を示すフローチャートである。
【図21】本発明の他の実施の形態に係るプリンタ付カ
メラの動作の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A001 装置本体 A002 挿入部 A100 カメラ部 A101 レンズ A103 撮影用閃光照明装置 A104 レリーズボタン A106 液晶表示部(外部表示部) A107 コンパクトフラッシュメモリカード(CFカ
ード) A108 電池 B100 プリンタ部(記録装置部) B120 記録ヘッド B121 インク吐出口 B134 HPセンサ C100 メディアパック C101 パック本体 C102 シャッター C103 インクパック C104 プリント媒体 M001 キャリッジモータ 101 CCD 102 マイク 103 ASIC 104 第1メモリ 105 CFカード(「CFカードA107」に相当) 106 LCD(「液晶表示部A105」に相当) 107 レンズ 109 手ぶれセンサとしての加速度センサ 111 撮影用閃光照明装置 120 第1CPU 150 昇圧回路としてのDC/DCコンバータ 201 画像処理部 202 第2メモリ 203 バンドメモリ制御部 204 バンドメモリ 205 マスクメモリ 206 ヘッド制御部 207 記録ヘッド(「記録ヘッドB120」に相当) 208 エンコーダ(「エンコーダセンサB131」に相
当) 209 エンコーダカウンタ 210 インターフェース 220 第2CPU 221 モータドライバ 222 モータ(「モータM001,M002,M00
3,M004」に相当) 223 センサ(「HPセンサB134,B321,B
322」を含む) 224 EEPROM 226 コンタクトパッド部 230 音声エンコーダ部 250 電源部(「電池A108」に相当)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 F 2H104 5/232 5/232 Z 5C022 5/76 5/76 E 5C052 // B41J 5/30 B41J 5/30 Z C H04N 101:00 H04N 101:00 Fターム(参考) 2C055 CC00 CC01 CC03 CC05 2C087 AC07 BC02 BD35 BD36 2C187 AC08 GA09 2C480 CA01 CA11 CA31 CA32 CA33 CA49 DA25 DB02 DB17 EA01 EB09 2H054 AA01 2H104 AA19 5C022 AA13 AB55 AC03 AC42 AC54 AC71 AC72 AC73 AC77 5C052 AA12 AB04 CC10 CC11 DD02 EE02 EE03 EE08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体と一体的に組み合わされたプ
    リンタを有するプリンタ付カメラであって、前記カメラ
    本体の手ぶれを検出する手ぶれ検出手段と、前記手ぶれ
    検出手段の出力に応じて撮影像のぶれを補正する補正手
    段と、前記手ぶれ検出手段の出力に応じて前記プリンタ
    の動作を制御する制御手段とを備えることを特徴とする
    プリンタ付カメラ。
  2. 【請求項2】 前記プリンタの記録ヘッドの位置を検出
    する記録ヘッド位置検出手段を備え、前記制御手段は、
    前記記録ヘッドが主走査端に移動した際に、前記記録ヘ
    ッドの主走査動作を停止させることを特徴とする請求項
    1記載のプリンタ付カメラ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記手ぶれ検出手段の
    出力に基づき所定走査方向の手ぶれ量を求め、該所定走
    査方向の手ぶれ量に応じて前記記録ヘッドの該所定走査
    方向の動作を制御することを特徴とする請求項1記載の
    プリンタ付カメラ。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記記録ヘッドの主走
    査方向の手ぶれ量に応じて前記記録ヘッドの主走査方向
    の走査速度を制御することを特徴とする請求項3記載の
    プリンタ付カメラ。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記記録ヘッドの副走
    査方向の手ぶれ量を求め、該副走査方向の手ぶれ量に応
    じて、前記記録ヘッドとプリント媒体との副走査方向の
    相対的な動作を制御することを特徴とする請求項3記載
    のプリンタ付カメラ。
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