JP2002159791A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機

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JP2002159791A
JP2002159791A JP2000358990A JP2000358990A JP2002159791A JP 2002159791 A JP2002159791 A JP 2002159791A JP 2000358990 A JP2000358990 A JP 2000358990A JP 2000358990 A JP2000358990 A JP 2000358990A JP 2002159791 A JP2002159791 A JP 2002159791A
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昌芳 上▲崎▼
Masamitsu Mihara
正光 三原
Kyosuke Kimura
恭介 木村
Kazutoshi Adachi
一利 足立
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転中心軸を鉛直方向に有する内槽内に温風
を送風して衣類を乾燥させる行程を有する洗濯乾燥機に
おいて、送風行程でのほこり、糸くずなどの発生を少な
くし、内槽の外面や外槽の内面へ付着したほこり、糸く
ずなどを循環風に乗せてフィルターにて回収し、つぎの
洗濯時に衣類に再付着するのを防ぐ。 【解決手段】 筐体1内に吊支した外槽3内に、回転中
心軸を鉛直方向に有する内槽4を回転自在に支持し、内
槽4の内底部に回転翼6を回転自在に設け、内槽4また
は回転翼6をモータ8により駆動し、ヒータ13により
加熱した循環風を乾燥用送風機12により内槽4内に送
風し、送風中のほこり、糸くずなどをフィルター25に
より回収する。洗い、すすぎ、脱水、乾燥などの行程を
制御する制御手段は、乾燥行程終了後の送風行程にて、
内槽4の回転と回転翼6の回転とを交互に繰り返し、ほ
こり、糸くずなどをフィルター25で回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転中心軸を鉛直
方向に有する内槽内に温風を送風して衣類を乾燥させる
行程を有し、洗濯から乾燥までを一貫して実施できる洗
濯乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯乾燥機は図4に示す
ように構成していた。以下、その構成について説明す
る。
【0003】図4に示すように、筐体1は、内部に複数
のサスペンション2によって弾性的に吊り下げた外槽3
を設け、脱水時の振動をサスペンション2によって吸収
する構成としている。外槽3の内部には、回転中心軸を
鉛直方向に有し、洗濯および乾燥対象物(以下、衣類と
いう)を収容する内槽4を中空で2重構造とした洗濯・
脱水軸5を中心に回転可能に配設し、内槽4の内底部に
衣類を撹拌する回転翼6を回転自在に配設している。ま
た、内槽4の内部周壁には小孔(図示せず)を多数設け
るとともに、上方には流体バランサ7を設けている。
【0004】モータ8は、外槽3の底部に取り付け、洗
濯または脱水時に回転力の伝達を洗濯・脱水軸5に切り
換えるクラッチ9と洗濯・脱水軸5を介して、内槽4ま
たは回転翼6に連結している。回転翼6は外周部に外周
方向に高くなる傾斜面10を有する略鍋型の形状をし、
撹拌用突出山部11を形成して、乾燥行程においては、
乾燥対象物を回転翼6の反転駆動時の回転による遠心力
で傾斜面10に沿って上方へと舞い上がりやすくしてい
る。
【0005】乾燥用送風機12は、ヒータ13により加
熱された温風を伸縮自在の上部蛇腹状ホース14を通し
て温風噴出口15より内槽4内に送風するもので、筐体
1の略上方に設けている。循環ダクト16は、湿った温
風の除湿を行うもので、一端を外槽2の排水経路口17
に接続した下部蛇腹状ホース18に接続し、他端を乾燥
用送風機12に接続している。
【0006】排水弁19は、外槽2の底部に固定し、下
部蛇腹状ホース18と循環ダクト16からの排水を、排
水ダクト20を通して排水弁19に導き、排水ホース2
1から機外へ排出するように構成している。外槽カバー
22は外槽3の上面を気密的に覆うもので、この外槽カ
バー22に中蓋23を開閉自在に設け、衣類の出し入れ
を行うようにしている。冷却用送風機24は筐体1の内
部に外部から冷却風を導入するもので、筐体1の側壁に
設けている。乾燥用送風機12の上流側には送風中のほ
こりを回収するフィルター25を着脱可能に配設してい
る。
【0007】制御装置26は、マイクロコンピュータな
どを具備し、モータ8、乾燥用送風機12、ヒータ1
3、排水弁19、冷却用送風機24などの動作を制御
し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の行程を制御
し、乾燥行程につづいて、乾燥用送風機12と冷却用送
風機24を駆動させる送風行程を行うよう構成してい
る。
【0008】上記構成において図5を参照しながら動作
を説明する。洗い行程では、中蓋23を開けて、内槽4
内に衣類と洗剤を投入し、運転を開始すると給水弁(図
示せず)を開いて所定の水位まで給水した後、モータ8
を駆動する。このとき、伝達機構部のクラッチ9を洗濯
側に設定して、モータ8の動力を洗濯軸を介して回転翼
6に伝達し、回転翼6を回転することで、衣類が回転翼
6の撹拌用突出山部11に引っかかり回転し、内槽4の
上部の衣類まで回転伝達され、そのとき、衣類同士、ま
たは内槽4、回転翼6との接触によるこすれにより洗濯
する。
【0009】脱水行程では、洗い行程終了後、排水弁1
9を開いて内槽4内の水を排水した後、伝達機構部のク
ラッチ9を脱水側に切り換えて、モータ8の動力を脱水
軸を介し内槽4に伝達して回転させ、衣類に遠心力を与
えることにより、水分を衣類から分離することで行う。
【0010】乾燥行程では、排水弁19を開くととも
に、伝達機構部のクラッチ9を洗濯側に設定して、モー
タ8の動力を洗濯軸を介して回転翼6に伝達して、図5
に示すように、回転翼6を回転させ、衣類をはね飛ばす
ようにする。すると回転翼6の傾斜面10で衣類を上方
へはね上げようとする力が働き(遠心力の分力)、衣類
が撹拌される。
【0011】この撹拌を繰り返しながら乾燥用送風機1
2による送風とヒータ13による加熱により、上部蛇腹
状ホース14を通して内槽4内へ温風を送り込む。この
温風は、衣類の水分を奪った後、内槽4から外槽3の内
側へ出た後、下部蛇腹状ホース18を通過して、循環ダ
クト16へ至る。ここで、乾燥用送風機12の回転数は
5000r/minである。
【0012】衣類の水分を奪って湿気を含んだ温風が、
外槽3の内壁や循環ダクト16内を通過しているとき、
筐体1の側面に設置した冷却送風機24による外部空気
の流入で、外槽3や循環ダクト16の外壁は冷却される
ことになり、その内部では、水分の結露が起こり、湿っ
た温風は除湿されて乾燥用送風機12へ戻る。この循環
路で温風を循環させることにより、内槽4内の衣類を乾
燥することができる。
【0013】制御装置26は、乾燥検知手段(図示せ
ず)からの出力により、衣類が乾燥したことを検知し、
必要に応じて設定した遅延時間が経過して乾燥行程を終
了すると、ヒータ13をオフして送風行程を行い、衣類
と機体が所定の温度にまで冷却された状態で運転を終了
する。
【0014】乾燥行程に入り、衣類が乾燥をはじめる
と、衣類の素材などにより乾燥むらが生じ始める。乾燥
むらを抑えて乾燥に要する時間を短縮するために、回転
翼6を0.4秒オン、1.2秒オフの繰り返しで、正逆方
向に往復回転させる。
【0015】また、乾燥行程終了直後の衣類は、高温で
やけどの恐れがあるため、乾燥用送風機12と冷却送風
機24の運転により冷却する必要がある。このときも衣
類内の温度むらや乾きむらを抑え、冷却を促進するため
に、回転翼6を0.4秒オン、1.2秒オフの繰り返し
で、正逆方向に往復回転させる。
【0016】衣類が乾燥すると、回転する回転翼6との
摩擦により、衣類の表面からほこり、糸くずが発生して
浮遊し、乾燥用送風機12により発生する循環風に運ば
れて、フィルター25に回収される。使用者は運転終了
後にフィルター25を外し、ほこりを機外へ排出でき
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の洗濯
乾燥機では、乾燥行程中に内槽4内の衣類表面から発生
したほこり、糸くずが多量の場合、内槽4の外面や外槽
3内面の内、循環風のよどむ箇所や静電気が発生する箇
所に、循環風に運ばれることなく付着したまま運転を終
了し、つぎの洗濯時に、ほこり、糸くずが給水とともに
水に浮かんで内槽4内へ逆入し、衣類に再付着してしま
うという問題を有していた。特に、乾燥後の綿素材等の
衣類は繊維の表面が傷つきやすく、摩擦によりほこり、
糸くずが発生しやすい。
【0018】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、送風行程でのほこり、糸くずなどの発生を少なくす
るとともに、内槽の外面や外槽の内面へ付着したほこ
り、糸くずなどをより多く循環風に乗せてフィルターに
て回収できるようにし、つぎの洗濯時に衣類に再付着す
るのを防ぐことを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、筐体内に弾性的に吊支した外槽内に、回転
中心軸を鉛直方向に有する内槽を回転自在に支持し、内
槽の内底部に回転翼を回転自在に設け、内槽または回転
翼を駆動手段により駆動し、加熱手段により加熱した循
環風を送風手段により内槽内に送風し、送風手段による
送風中のほこり、糸くずなどをフィルターにより回収
し、制御手段により洗い、すすぎ、脱水、乾燥などの一
連の行程を制御するよう構成し、制御手段は、乾燥行程
終了後に送風手段を駆動させる送風行程を行い、この送
風行程にて、内槽の回転と回転翼の回転とを交互に繰り
返し、発生したほこり、糸くずなどをフィルターで回収
するようにしたものである。
【0020】これにより、送風行程でのほこり、糸くず
などの発生を少なくできるとともに、内槽の回転によっ
て、内槽の外面や外槽の内面へ付着したほこり、糸くず
などをより多く循環風に乗せてフィルターにて回収する
ことができ、つぎの洗濯時に衣類に再付着するのを防ぐ
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を鉛
直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持した内槽と、
前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼と、前記内
槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽内に循
環風を送風する送風手段と、前記送風手段により送風さ
れる空気を加熱する加熱手段と、前記送風手段による送
風中のほこり、糸くずなどを回収するフィルターと、前
記駆動手段、送風手段、加熱手段などの動作を制御し洗
い、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の行程を制御する制
御手段とを備え、前記制御手段は、乾燥行程終了後に前
記送風手段を駆動させる送風行程を行い、この送風行程
にて、前記内槽の回転と前記回転翼の回転とを交互に繰
り返し、発生したほこり、糸くずなどを前記フィルター
で回収するようにしたものであり、送風行程にて、内槽
を繰り返し回転させることで、回転翼の回転時間が短く
なって送風行程でのほこり、糸くずなどの発生を少なく
できるとともに、衣類が乾燥した後に、回転翼の回転に
よる摩擦で発生し、内槽の外面および外槽の内面に付着
したほこり、糸くずを、送風手段による送風に加えて、
内槽の回転により発生した風で循環風中に乗せることが
できるので、より多くのほこりをフィルターに回収する
ことができ、つぎの洗濯時にほこり、糸くずが衣類に再
付着するのを防ぐことができる。
【0022】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、制御手段は、送風行程にて、内槽
の回転時間を回転翼の回転時間より長くしたものであ
り、回転翼の回転時間を最低限に抑えることで、衣類か
らのほこり、糸くずの発生量を少なくでき、内槽の回転
時間を長くすることで、内槽の外面および外槽の内面に
付着したほこり、糸くずを最大限フィルターに回収で
き、つぎの洗濯時にほこり、糸くずが衣類に再付着する
のを防ぐことができる。
【0023】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、送風手段は風量を可変可
能とし、送風行程での風量を乾燥行程での風量より多く
したものであり、内槽の外面および外槽の内面に付着し
たほこり、糸くずを最大限フィルターに回収できるとと
もに、送風手段の風量増加に伴い、騒音値が大きくなる
ことで使用者へ不快感を与える時間を、乾燥検知後の限
られた短い時間内に抑えることができる。
【0024】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、制御手段は、送風行程を内槽
の回転時に終了するようにしたものであり、内槽の外面
および外槽の内面に付着したほこり、糸くずを循環風中
に乗せてフィルターに回収した状態で送風行程を終了す
ることができ、つぎの洗濯時にほこり、糸くずが衣類に
再付着するのを防ぐことができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは
同一符号を付して説明を省略する。
【0026】図1に示すように、制御装置27は、使用
者が設定した内容に基づき、洗い、すすぎ、脱水の各行
程を有する洗濯行程と、洗濯行程につづく乾燥行程およ
び送風行程とを制御するとともに、外槽3の内面下部に
設けた温度検知手段28と乾燥用送風機(送風手段)1
2の上流側に設けた温度検知手段29との出力を入力
し、これらの温度変化から衣類の乾燥を検知している。
【0027】制御手段30は、マイクロコンピュータな
どで構成し、水位検知手段31、温度検知手段28、2
9の出力を入力し、入力設定手段32によって設定され
た内容に基づいて、表示手段33に設定内容を表示する
とともに、双方向サイリスタ、リレーなどで構成した負
荷駆動手段34を介して、モータ(駆動手段)8、クラ
ッチ9、乾燥用送風機12、ヒータ(加熱手段)13、
排水弁19、冷却用送風機24、給水弁35などの動作
を制御して、洗い、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の行
程を制御し、乾燥行程につづいて、乾燥用送風機12と
冷却用送風機24を駆動させる送風行程を行うよう構成
している。
【0028】乾燥用送風機12は直流モータとファンか
らなり、制御手段30からの出力により、直流モータの
回転数を制御して供給できる風量を変化できるよう構成
している。また、制御手段30は、乾燥行程終了後に行
う送風行程にて、内槽4の回転と回転翼6の回転とを交
互に繰り返すようにしている。
【0029】上記構成において図3を参照しながら動作
を説明する。なお、洗い行程から乾燥行程までの基本的
な動作は従来例と同じであるので説明を省略する。
【0030】乾燥行程に入り、温度検知手段28と温度
検知手段29との出力より衣類の乾燥を検知するまで
は、回転翼6を往復回転させながら、ヒータ13と乾燥
用送風機12の運転による温風で衣類を乾燥させる。乾
燥検知後は、必要に応じて所定の遅延時間後に送風行程
に入り、内槽4を所定時間(たとえば、8分間)一定速
度で回転させる運転と、回転翼6を所定時間(たとえ
ば、3分間)内に短時間(たとえば、0.4秒オン、1.
2秒オフ)の往復回転させる運転を交互に繰り返す。
【0031】内槽4の回転中は、内槽4の回転により内
槽4と外槽3の間で周方向に風が起こり、内槽4外面や
外槽3内面のうち、循環風がよどむ箇所や静電気が発生
する箇所に、循環風に運ばれることなく付着していたほ
こり、糸くずを風に乗せることができ、風に乗ったほこ
り、糸くずは循環風とともに循環ダクト16へ導かれ、
フィルター25に回収される。また、内槽4の回転中
は、衣類よりほこり、糸くずが発生することはない。
【0032】乾燥用送風機12の直流モータの回転数
は、乾燥行程では5000r/minで、送風行程では
6000r/minとし、送風行程の回転数を高く設定
しており、送風行程での風量を増している。乾燥行程で
の風量は、乾燥性能と機体から発生する騒音の値とが両
立できる風量に設定してあり、送風行程での風量増によ
り騒音の値は増加するが、乾燥行程の時間に対して送風
行程の時間は限られた短い時間であるため支障はない。
風量を増すことにより、より多くのほこり、糸くずをフ
ィルター25に回収することができる。
【0033】また、送風行程を内槽4の回転時に終了す
ることにより、内槽4の外面および外槽3の内面に付着
したほこり、糸くずを循環風中に乗せてフィルター25
に回収した状態で送風行程を終了することができ、つぎ
の洗濯時にほこり、糸くずが衣類に再付着するのを防ぐ
ことができる。
【0034】このように本実施例によれば、制御手段3
0は、乾燥行程終了後の送風行程にて、内槽4の回転と
回転翼6の回転とを交互に繰り返し、発生したほこり、
糸くずなどをフィルター25で回収するようにしたの
で、回転翼6の往復回転中に乾いた衣類の表面と回転翼
6との摩擦で生じたほこり、糸くずが内槽4外面や外槽
3内面に付着して堆積することがなく、たとえ堆積して
も、乾燥用送風機12による送風に加えて、内槽4の回
転により発生する風により、内槽4外面や外槽3内面に
付着していたほこり、糸くずを風に乗せることができ、
フィルター25に回収することができる。
【0035】また、送風行程にて、内槽4の回転時間を
回転翼6の回転時間より長くしたので、回転翼6の回転
時間を最低限に抑えることで、回転翼6が乾燥した衣類
の表面と摩擦する時間が短くなり、衣類からのほこり、
糸くずの発生量を少なくでき、内槽4の回転時間を長く
することで、内槽4の外面および外槽の内面に付着した
ほこり、糸くずを最大限フィルター25に回収でき、つ
ぎの洗濯時にほこり、糸くずが衣類に再付着するのを防
ぐことができる。
【0036】また、このときの内槽4の回転数が適度な
回転数(180r/min程度)以上であれば、衣類の
冷却速度が大きく落ちることはないので、乾燥時間への
影響は少ない。一定間隔で回転翼6を回転させているの
で、衣類の乾燥むらへの影響も少ない。
【0037】また、送風行程で、乾燥用送風機12の風
量を増やしているので、内槽4と外槽3の間に風が発生
し、より多くのほこり、糸くずを循環風に乗せることが
でき、フィルター25に回収できる。
【0038】また、送風行程を内槽4の回転時に終了す
るようにしたので、内槽4の外面および外槽3の内面に
付着したほこり、糸くずを循環風中に乗せてフィルター
25に回収した状態で送風行程を終了することができ、
つぎの洗濯時にほこり、糸くずが衣類に再付着するのを
防ぐことができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転
中心軸を鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持し
た内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼
と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記
内槽内に循環風を送風する送風手段と、前記送風手段に
より送風される空気を加熱する加熱手段と、前記送風手
段による送風中のほこり、糸くずなどを回収するフィル
ターと、前記駆動手段、送風手段、加熱手段などの動作
を制御し洗い、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の行程を
制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、乾燥行程
終了後に前記送風手段を駆動させる送風行程を行い、こ
の送風行程にて、前記内槽の回転と前記回転翼の回転と
を交互に繰り返し、発生したほこり、糸くずなどを前記
フィルターで回収するようにしたから、送風行程にて、
回転翼の回転時間が短くなって送風行程でのほこり、糸
くずなどの発生を少なくできるとともに、内槽の外面お
よび外槽の内面に付着したほこり、糸くずを、送風手段
による送風に加えて、内槽の回転により発生した風で循
環風中に乗せることができるので、より多くのほこりを
フィルターに回収することができ、つぎの洗濯時にほこ
り、糸くずが衣類に再付着するのを防ぐことができる。
【0040】また、請求項2に記載の発明によれば、制
御手段は、送風行程にて、内槽の回転時間を回転翼の回
転時間より長くしたから、回転翼の回転時間を最低限に
抑えることで、衣類からのほこり、糸くずの発生量を少
なくでき、内槽の回転時間を長くすることで、内槽の外
面および外槽の内面に付着したほこり、糸くずを最大限
フィルターに回収でき、つぎの洗濯時にほこり、糸くず
が衣類に再付着するのを防ぐことができ、衣類の乾燥む
らも抑えることができる。
【0041】また、請求項3に記載の発明によれば、送
風手段は風量を可変可能とし、送風行程での風量を乾燥
行程での風量より多くしたから、ほこり、糸くずを最大
限フィルターに回収できるとともに、騒音値が大きくな
ることで使用者へ不快感を与える時間を、乾燥検知後の
限られた短い時間内に抑えることができる。
【0042】また、請求項4に記載の発明によれば、制
御手段は、送風行程を内槽の回転時に終了するようにし
たから、内槽の外面および外槽の内面に付着したほこ
り、糸くずを循環風中に乗せてフィルターに回収した状
態で送風行程を終了することができ、つぎの洗濯時にほ
こり、糸くずが衣類に再付着するのを防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の洗濯乾燥機の断面図
【図2】同洗濯乾燥機のブロック回路図
【図3】同洗濯乾燥機の要部動作タイムチャート
【図4】従来の洗濯乾燥機の断面図
【図5】同洗濯乾燥機の要部動作タイムチャート
【符号の説明】
1 筐体 3 外槽 4 内槽 6 回転翼 8 モータ(駆動手段) 12 乾燥用送風機(送風手段) 13 ヒータ(加熱手段) 25 フィルター 30 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 恭介 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 足立 一利 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA16 AA22 BA03 BB11 CB49 FE02 FE09 FE20 LA02 LA11 LA13 LB02 LC02 LC14 MA01 MA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転
    中心軸を鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持し
    た内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼
    と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記
    内槽内に循環風を送風する送風手段と、前記送風手段に
    より送風される空気を加熱する加熱手段と、前記送風手
    段による送風中のほこり、糸くずなどを回収するフィル
    ターと、前記駆動手段、送風手段、加熱手段などの動作
    を制御し洗い、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の行程を
    制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、乾燥行程
    終了後に前記送風手段を駆動させる送風行程を行い、こ
    の送風行程にて、前記内槽の回転と前記回転翼の回転と
    を交互に繰り返し、発生したほこり、糸くずなどを前記
    フィルターで回収するようにした洗濯乾燥機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、送風行程にて、内槽の回転
    時間を回転翼の回転時間より長くした請求項1記載の洗
    濯乾燥機。
  3. 【請求項3】 送風手段は風量を可変可能とし、送風行
    程での風量を乾燥行程での風量より多くした請求項1ま
    たは2記載の洗濯乾燥機。
  4. 【請求項4】 制御手段は、送風行程を内槽の回転時に
    終了するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の洗濯乾燥機。
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JP2008104478A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯乾燥機
KR101253152B1 (ko) 2006-04-17 2013-04-10 엘지전자 주식회사 건조기

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