JP2004337336A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Satoshi Haniyu
敏 羽生
Takashi Miyauchi
隆 宮内
Shinji Matsuoka
真二 松岡
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Abstract

【課題】内槽内に温風を送風して洗濯物を乾燥させる行程を有する洗濯乾燥機において、外槽が筺体に接触することなく、衣類を乾燥するための温風と衣類との熱交換を促進し、乾燥時間を短縮する。
【解決手段】筐体1内に弾性的に吊支した外槽3内に内槽4を回転自在に支持し、ヒータ14により加熱した温風を乾燥用送風機12により内槽4内に送風する。制御手段29によりモータ9、乾燥用送風機12、ヒータ14等の動作を制御して、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を制御する。制御手段29は、乾燥行程において、内槽4を回転し衣類を乾燥させる槽回転乾燥行程と、回転翼5を回転し衣類を撹拌しながら乾燥させる撹拌乾燥行程とを有し、撹拌乾燥行程は、第1の回転数で回転翼5を第1の駆動時間駆動した後に、第1の回転数よりも高い第2の回転数で回転翼5を第2の駆動時間駆動するようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内槽内に温風を送風して洗濯物を乾燥させる行程を有し、洗濯から乾燥までを一貫して実施できる洗濯乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の洗濯乾燥機は図7に示すような構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。以下、その構成について説明する。
【0003】
図7に示すように、筐体1は、内部に複数のサスペンション2によって外槽3を弾性的に吊支し、運転時の振動をサスペンション2によって吸収する構成としている。外槽3の内部には、回転中心軸を略鉛直方向に有し洗濯物および乾燥対象物(以下、衣類という)を収容する内槽4を回転自在に支持し、内槽4の内底部に衣類を撹拌する回転翼5を回転自在に設けている。回転翼5は、外周が傾斜面形状の鍋型に形成している。
【0004】
内槽4の内部周壁には多数の小孔(図示せず)を設け、その上方には流体バランサ6を設けている。そして、外槽3および内槽4の底部中心付近には、中空で二軸構造をしている洗濯・脱水軸7と、洗濯または脱水時により回転力の伝達を洗濯・脱水軸7に切り換えるとともに洗濯時には1/6に減速する減速機兼クラッチ8を設けている。モータ9は、外槽3に設け、減速機兼クラッチ8を介して内槽4または回転翼5を駆動するようにしている。
【0005】
外槽3の下部から、伸縮自在の下部蛇腹状ホース10を介して循環ダクト11へと通路を構成し、循環ダクト11の出口は乾燥用送風機12の入口に連結している。乾燥用送風機12の出口は通路13に連結し、この通路13内にヒータ14を設け、通路13に伸縮自在の上部蛇腹状ホース15を連結している。上部蛇腹状ホース15は、内槽4へ向けて開口しており、内槽4は、内部周壁の小孔を通して外槽3に通じているので、これら通路は循環する循環経路を構成している。
【0006】
内槽4の上部には開閉自在の内蓋16を設けており、内蓋16の近傍には、伸縮自在の上部蛇腹状ホース15からつづく温風噴出孔17を開けている。冷却用送風機18は、筐体1の側面に取り付け、筐体1の内部に外気を導入できるように構成している。排水弁19は外槽3内の水を排水するものであり、切換弁20は循環経路を切り換えるものである。
【0007】
給水弁21は内槽4内に給水するものであり、水位検知手段22は外槽3内の水位を検知するものである。
【0008】
制御手段23は、マイクロコンピュータなどで構成し、減速機兼クラッチ8、モータ9、乾燥用送風機12、ヒータ14、冷却用送風機18、排水弁19、切換弁20、給水弁21などの動作を制御し、操作表示部24により設定された設定内容に基づいて、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御するように構成している。
【0009】
上記構成において動作を説明する。まず、洗い行程では、内槽4に衣類25、洗剤などを投入して運転を開始すると、制御手段23により給水弁21を駆動し、水位検知手段22により検知した水位が所定の水位になるまで給水し、モータ9を駆動して内槽4を回転させる。このとき、排水弁19と切換弁20は閉じている。
【0010】
このことにより、内槽4内の水の外周部分は、遠心力により上昇する。これに伴い、内槽4と外槽3の間の水は外槽3の内壁に沿って上昇し、内槽4の上部から内槽4内に散水され、循環することになる。これにより、内槽4内では洗剤を含んだ水が衣類25を通過することになり洗浄される。
【0011】
その後、排水弁19を開いて排水し、再度給水し洗い行程と同様にして衣類をすすぐすすぎ行程を経て、脱水行程では、衣類25が入った内槽4を高速で回転させることによって生じる遠心力により、衣類25が内槽4の内壁に押しつけられることになり、この遠心力で水分が衣類25から分離されて脱水される。
【0012】
乾燥行程では、切換弁20を開いた状態で、乾燥用送風機12の送風とヒータ14の発熱により、上部蛇腹状ホース15、温風噴出孔17を通して内槽4へ乾いた温風が送り込まれる。
【0013】
このとき、衣類25は、内槽4の回転により内槽4とともに回転したり、または回転翼5の左右回転により跳ね上げられたり、その後落下したりしている状態であり、内槽4へ送り込まれた温風は、これら衣類の動きの隙間を通るときに衣類から水分を奪い、湿った状態で、内槽4から外槽3の内側へと出た後、下部蛇腹状ホース10を通過し、切換弁20を通過して循環ダクト11へ至る。この流れを、図7では、矢線で示している。
【0014】
湿気を含んだ温風が、外槽3の内壁や循環ダクト11内を通過しているとき、冷却用送風機18による外部空気の流入で、外槽3や循環ダクト11の外壁は冷却されることになり、湿った空気の水分はその内壁に結露し、湿った温風は除湿されて、乾燥用送風機12へと戻る。外槽3の内壁に結露した水分は、切換弁20を通過して、循環ダクト11の内壁に結露した水分とともに排水口26より適宜排出される。これにより衣類25を乾燥することができる。
【0015】
【特許文献1】
特開2002−159782号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の洗濯乾燥機では、乾燥行程で回転翼5を回転させるときに、回転翼5の回転数は1段階であった。このため、衣類25の内槽4内での動きを大きくして、衣類25を乾燥するための温風と衣類25との熱交換を促進するために、回転翼5の駆動時間を長くすると、内槽4および内槽4を支持する外槽3の揺れが大きくなり、外槽3が筺体1に接触するという問題があった。
【0017】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、外槽が筺体に接触することなく、衣類を乾燥するための温風と衣類との熱交換を促進し、乾燥時間を短縮することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、筐体内に弾性的に吊支した外槽内に、回転中心軸を略鉛直方向に有する内槽を回転自在に支持し、内槽の内底部に回転翼を回転自在に設け、内槽または回転翼を駆動手段により駆動し、加熱手段により加熱した温風を温風送風手段により内槽内に送風し、制御手段により駆動手段、温風送風手段、加熱手段等の動作を制御して、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を制御するよう構成し、制御手段は、乾燥行程において、内槽を回転し衣類を乾燥させる槽回転乾燥行程と、回転翼を回転し衣類を撹拌しながら乾燥させる撹拌乾燥行程とを有し、撹拌乾燥行程は、第1の回転数で回転翼を第1の駆動時間駆動した後に、第1の回転数よりも高い第2の回転数で回転翼を第2の駆動時間駆動するようにしたものである。
【0019】
これにより、撹拌乾燥行程中に、外槽が筺体に接触することなく、回転翼の駆動時間を従来よりも長くすることができ、衣類を乾燥するための温風と衣類との熱交換を促進し、乾燥時間を短縮することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持した内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽内に温風を送風する温風送風手段と、前記温風送風手段により送風される空気を加熱する加熱手段と、前記駆動手段、温風送風手段、加熱手段等の動作を制御し洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、乾燥行程において、前記内槽を回転し衣類を乾燥させる槽回転乾燥行程と、前記回転翼を回転し衣類を撹拌しながら乾燥させる撹拌乾燥行程とを有し、前記撹拌乾燥行程は、第1の回転数で前記回転翼を第1の駆動時間駆動した後に、前記第1の回転数よりも高い第2の回転数で前記回転翼を第2の駆動時間駆動するようにしたものであり、撹拌乾燥行程中に、外槽が筺体に接触することなく、回転翼の駆動時間を従来よりも長くすることができて、衣類の転動を大きくすることができ、衣類を乾燥するための温風と衣類との熱交換を促進することができ、乾燥時間を短縮することができる。
【0021】
また、回転翼の駆動を最適に制御することができ、設計の自由度を広げつつ、回転翼の駆動時間を従来よりも長くすることができ、衣類を乾燥するための温風と衣類との熱交換を促進することができ、乾燥時間を短縮することができる。
【0022】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、制御手段は、第1の駆動時間よりも第2の駆動時間を短くしたものであり、回転翼の第2の駆動時間が短く、かつ第2の回転数が高いため、衣類に回転翼の力が急激に加わり、衣類の転動を大きくすることができ、衣類を乾燥するための温風と衣類との熱交換を促進することができ、乾燥時間を短縮することができる。
【0023】
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明において、制御手段は、内槽内の衣類の量を判定する行程を有し、この行程での衣類の量の判定値に応じて、撹拌乾燥行程の第1の駆動時間および第2の駆動時間を設定するようにしたものであり、衣類の量に合った最適な駆動時間で回転翼を制御することができ、衣類の傷みや衣類がからみ合うことによるしわの発生を抑えつつ、衣類の転動を大きくすることができ、衣類を乾燥するための温風と衣類との熱交換を促進することができ、乾燥時間を短縮することができる。
【0024】
請求項4に記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明において、制御手段は、内槽内の衣類の量を判定する行程を有し、この行程での衣類の量の判定値に応じて、撹拌乾燥行程の回転翼の最大駆動回数を設定するようにしたものであり、衣類の量に合った最適な駆動回数で回転翼を制御することができ、衣類の傷みや衣類がからみ合うことによるしわの発生を抑えつつ、衣類の転動を大きくすることができ、衣類を乾燥するための温風と衣類との熱交換を促進することができ、最適な時間で衣類を乾燥することができる。
【0025】
請求項5に記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明において、制御手段は、衣類が乾燥するにつれて槽回転乾燥行程よりも撹拌乾燥行程の比率が高くなるようにしたものであり、衣類の乾き具合に応じた最適な乾燥行程を行うことができ、衣類がからみ合うことによるしわの発生を抑えつつ、衣類の転動を大きくすることができ、衣類を乾燥するための温風と衣類との熱交換を促進することができ、乾燥時間を短縮することができる。
【0026】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0027】
(実施例1)
図1に示すように、サ−ミスタ27は外槽3の外壁の温度を検知するもので、サ−ミスタ28は循環ダクト11の出口の循環風温度を検知するものである。制御手段29は、マイクロコンピュータなどで構成し、減速機兼クラッチ8、モータ(駆動手段)9、乾燥用送風機(温風送風手段)12、ヒータ(加熱手段)14、冷却用送風機18、排水弁19、給水弁21などの動作を制御し、操作表示部24により設定された設定内容に基づいて、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御するとともに、サ−ミスタ27、28による検知出力を入力し、乾燥終了を判定するよう構成している。
【0028】
また、循環経路を切り換える切換弁20に代わり、温風吐出部材29によって、除湿された水分と温風は分離される。
【0029】
また、制御手段29は、乾燥行程において、所定の時間T1だけ内槽4を回転させながら衣類25を乾燥する槽回転乾燥行程と、回転翼5を瞬間的に正逆の方向に強力に回転させて、衣類25を内槽4内で上方に放り上げるようにして撹拌しながら乾燥する撹拌乾燥行程を有し、撹拌乾燥行程は、第1の回転数で回転翼5を第1の駆動時間駆動した後に、第1の回転数よりも高い第2の回転数で回転翼5を第2の駆動時間駆動するようにしている。他の構成は従来例と同じである。
【0030】
上記構成において動作を説明する。なお、洗い行程から脱水行程までの動作は従来例と同じであるので説明を省略する。
【0031】
乾燥行程に入ると、クラッチ8を洗濯側に切り換えてモータ9を駆動して回転翼5に伝達し、回転翼5を急速に正転、反転することで、脱水後に内槽4の内壁に張り付いた衣類を引き剥がす。その後、図2に示すように、所定の時間T1だけ内槽4を回転させながら衣類全体に温風が当たるように槽回転乾燥行程を行う。
【0032】
このとき、温風は、温風噴出孔17、内槽4内部にある衣類25の表面をなぞって、回転翼5の小穴、および一部は内槽4の内壁に設けた小孔(図示せず)を通過して外槽3の内部へと流れ、その後、外槽3の下部から温風吐出部材29へ移る。
【0033】
この内槽4内を通過するとき、温風は衣類の表面に当たるときに衣類に含まれる水分を奪って循環ダクト11へと流れ込み、ここで、冷却用送風機18による外部の空気によって冷却されて除湿される。除湿された水分は、温風吐出部材29の下部に集まり、排水弁19が開かれたときに排水口26から外部へ排水される。
【0034】
槽回転乾燥行程を所定の時間T1だけ行った後、回転翼5を瞬間的に正逆の方向に強力に回転させて、衣類を内槽4内で上方に放り上げるようにして撹拌しながら乾燥する撹拌乾燥行程を行う。
【0035】
ここで、図2に示すように、回転翼をまず第1の回転数(例えば50r/min)で第1の駆動時間(例えば1.0秒)駆動する。これにより、内槽4の内壁に張り付いたり、内槽4内で撹拌されてお互いの間隔が広がった衣類を回転翼5の上にしっかりと載せる。
【0036】
その後、そのまま続けて、回転翼を第2の回転数(例えば150r/min)で第2の駆動時間(例えば1.2秒)駆動する。これにより、回転翼5の突起部に引っかかった衣類が上方に放り上げられるようにして撹拌され、衣類の転動が大きくなり、衣類を乾燥するための温風と衣類との接触面積が増え、熱交換が促進される。
【0037】
撹拌乾燥行程を続け、衣類が乾いてくると、サ−ミスタ27とサ−ミスタ28の出力差が大きくなり、この出力差が乾燥を終了する設定値になると乾燥を終了する。
【0038】
このように本実施例によれば、制御手段29は撹拌乾燥行程において、第1の回転数で回転翼5を第1の駆動時間駆動した後に、第1の回転数よりも高い第2の回転数で回転翼5を第2の駆動時間駆動するようにしたので、撹拌乾燥行程中に、回転翼5を第1の回転数で駆動した後、第2の回転数で駆動することで、外槽3が筺体1に接触することなく、回転翼5の駆動時間を従来(回転数150r/minで、0.4秒)よりも長くすることができ、衣類の転動を大きくすることができ、衣類を乾燥するための温風と衣類との熱交換を促進することができて、乾燥時間を短縮することができる。
【0039】
また、回転翼2の駆動を最適に制御することができ、設計の自由度を広げつつ回転翼5の駆動時間を従来よりも長くすることができ、衣類を乾燥するための温風と衣類との熱交換を促進することができて、乾燥時間を短縮することができる。
【0040】
(実施例2)
図1に示す制御手段29は、撹拌乾燥行程において、第1の駆動時間よりも第2の駆動時間を短くしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0041】
上記構成において動作を説明する。なお、洗い行程から脱水行程までの動作は従来例と同じであるので説明を省略する。
【0042】
撹拌乾燥行程において、図3に示すように、回転翼5をまず第1の回転数(例えば50r/min)で第1の駆動時間(例えば1.0秒)駆動する。これにより、内槽4の内壁に張り付いたり、内槽4内で撹拌されてお互いの間隔が広がった衣類を回転翼5の上にしっかりと載せる。
【0043】
その後、そのまま続けて、回転翼5を第2の回転数(例えば150r/min)で第1の駆動時間よりも短い第2の駆動時間(例えば0.6秒)駆動する。このように、回転翼5の第2の駆動時間が短くかつ第2の回転数が高いため、回転翼5の突起部に引っかかった衣類に急激に力が加わり、衣類が勢いよく上方に放り上げられるようにして撹拌され、衣類の転動が大きくなり、衣類を乾燥するための温風と衣類との接触面積が増え、熱交換が促進される。
【0044】
撹拌乾燥行程を続け、衣類が乾いてくると、サ−ミスタ27とサ−ミスタ28の出力差が大きくなり、この出力差が乾燥を終了する設定値になると乾燥を終了する。
【0045】
このように本実施例によれば、制御手段29は、撹拌乾燥行程において、第1の回転数で回転翼5を第1の駆動時間駆動した後に、第1の回転数よりも高い第2の回転数で回転翼5を第2の駆動時間駆動するようにし、第1の駆動時間よりも第2の駆動時間が短くなるように回転翼5を駆動するようにしたので、回転翼5の突起部に引っかかった衣類に急激に力を加えることができ、衣類の転動を大きくすることができ、衣類を乾燥するための温風と衣類との熱交換を促進することができて、乾燥時間を短縮することができる。
【0046】
(実施例3)
図1に示す制御手段29は、内槽4内の衣類25の量を判定する行程を有し、この行程での衣類25の量の判定値に応じて、撹拌乾燥行程の第1の駆動時間および第2の駆動時間を設定するようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0047】
上記構成において動作を説明する。なお、洗い行程から脱水行程までの動作は従来例と同じであるので説明を省略する。
【0048】
乾燥行程では、制御手段29により、まず、排水弁19を閉じた上、回転翼5をゆっくり正逆に回転させることにより、脱水行程時における内槽4の回転による遠心力で内槽4の内壁に張り付いた衣類を引き剥がした後、さらに、回転翼5を数回反転させ、そのときの負荷(モータ電流値)と惰性回転数から脱水後の衣類の量を判定する。
【0049】
その結果、図4に示すように、例えば2kg以下と判定したときは、撹拌乾燥行程の第1の駆動時間を1.0秒とし、第2の駆動時間を0.6秒とする。こうすることで、衣類が比較的少ないときは、駆動時間が必要以上に長いことによる衣類の傷みや衣類がからみ合うことによるしわの発生を抑えつつ、衣類の転動が大きくなり、衣類を乾燥するための温風と衣類との接触面積が増え、熱交換が促進される。
【0050】
また、衣類が2kgよりも多いと判断したときは、撹拌乾燥行程の第1の駆動時間を1.0秒とし、第2の駆動時間を2kg以下のときよりも長い0.8秒とする。こうすることで、衣類が比較的重いときは、十分な回転翼の駆動時間があることによって、衣類の転動が大きくなり、衣類を乾燥するための温風と衣類との接触面積が増え、熱交換が促進される。
【0051】
このように本実施例によれば、制御手段29は、衣類の量を判定する行程を有し、この行程での衣類の量の判定値によって、撹拌乾燥行程における回転翼5の第1の駆動時間および第2の駆動時間を設定するようにしたので、衣類の量に合った最適な駆動時間で回転翼5を制御することができ、衣類の傷みや衣類がからみ合うことによるしわの発生を抑えつつ、衣類の転動を大きくすることができ、衣類を乾燥するための温風と衣類との熱交換を促進することができ、乾燥時間を短縮することができる。
【0052】
(実施例4)
図1に示す制御手段29は、内槽4内の衣類25の量を判定する行程を有し、この行程での衣類25の量の判定値に応じて、撹拌乾燥行程の回転翼5の最大駆動回数を設定するようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0053】
上記構成において動作を説明する。なお、洗い行程から脱水行程までの動作は従来例と同じであるので説明を省略する。
【0054】
乾燥行程では、制御手段29により、まず、排水弁19を閉じた上、回転翼5をゆっくり正逆に回転させることにより、脱水行程時における内槽4の回転による遠心力で内槽4の内壁に張り付いた衣類を引き剥がした後、さらに、回転翼5を数回反転させ、そのときの負荷(モータ電流値)と惰性回転数から脱水後の衣類の量を判定する。
【0055】
その結果、図5に示すように、例えば2kg以下と判定したときは、撹拌乾燥行程の回転翼5の駆動回数を最長1500回とする。こうすることで、衣類が比較的軽いときは、駆動回数が必要以上に長いことによる過乾燥や衣類の傷みや衣類がからみ合うことによるしわの発生を抑えつつ、衣類の転動が大きくなり、衣類を乾燥するための温風と衣類との接触面積が増え、熱交換が促進される。
【0056】
また、衣類が2kgよりも多いと判断したときは、回転翼5の駆動回数を最長2000回とする。こうすることで、衣類が比較的多いときは、十分な回転翼5の駆動回数があることによって、未乾燥や乾燥むらを防ぎつつ、衣類の転動が大きくなり、衣類を乾燥するための温風と衣類との接触面積が増え、熱交換が促進される。
【0057】
このように本実施例によれば、制御手段29は、衣類の量を判定する行程を有し、この行程での衣類の量の判定値によって、撹拌乾燥行程の回転翼5の駆動回数を設定するようにしたので、衣類の負荷に合った最適な駆動回数で回転翼5を制御することができ、衣類の傷みや衣類がからみ合うことによるしわの発生を抑えつつ、衣類の転動を大きくすることができ、衣類を乾燥するための温風と衣類との熱交換を促進することができ、最適な時間で衣類を乾燥することができる。
【0058】
(実施例5)
図1に示す制御手段29は、衣類25が乾燥するにつれて槽回転乾燥行程よりも撹拌乾燥行程の比率が高くなるようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0059】
上記構成において動作を説明する。なお、洗い行程から脱水行程までの動作は従来例と同じであるので説明を省略する。
【0060】
乾燥行程では、図6に示すように、まず所定の時間T1だけ内槽4を回転させながら衣類全体に温風を当てる槽回転乾燥行程を行う。衣類の温度が十分高くなり、温度上昇が緩やかになると、槽回転乾燥と撹拌乾燥が交互に行われる交互乾燥行程を所定の時間T2だけ行う。このとき、衣類の温度を高く保ちつつ、回転翼5の駆動時間を従来よりも長くすることができて、衣類を乾燥するための温風と衣類との接触面積が増え、熱交換が促進される。
【0061】
その後、撹拌乾燥行程を行う。これにより、衣類がある程度乾いた状態で回転翼5により衣類を撹拌することができ、衣類が転動しやすくなり、効率よく衣類を乾燥することができる。
【0062】
このように本実施例によれば、制御手段29は、衣類が乾燥するにつれて槽回転乾燥行程よりも撹拌乾燥行程の比率が高くなるようにしたので、衣類の乾き具合に応じた最適な乾燥行程を行うことができ、衣類がからみ合うことによるしわの発生を抑えつつ、衣類の転動を大きくすることができ、衣類を乾燥するための温風と衣類との熱交換を促進することができ、最適な時間で衣類を乾燥することができる。
【0063】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、制御手段は、乾燥行程において、内槽を回転し衣類を乾燥させる槽回転乾燥行程と、回転翼を回転し衣類を撹拌しながら乾燥させる撹拌乾燥行程とを有し、撹拌乾燥行程は、第1の回転数で回転翼を第1の駆動時間駆動した後に、第1の回転数よりも高い第2の回転数で回転翼を第2の駆動時間駆動するようにしたから、撹拌乾燥行程中に、外槽が筺体に接触することなく、回転翼の駆動時間を従来よりも長くすることができ、衣類の転動を大きくすることができ、衣類を乾燥するための温風と衣類との熱交換を促進することができ、乾燥時間を短縮することができる。
【0064】
また、回転翼の駆動を最適に制御することができ、設計の自由度を広げつつ回転翼の駆動時間を従来よりも長くすることができ、衣類を乾燥するための温風と衣類との熱交換を促進することができ、乾燥時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯乾燥機の縦断面図
【図2】同洗濯乾燥機の乾燥行程の要部動作タイムチャート
【図3】本発明の第2の実施例の洗濯乾燥機の乾燥行程の要部動作タイムチャート
【図4】本発明の第3の実施例の洗濯乾燥機の乾燥行程の要部動作タイムチャート
【図5】本発明の第4の実施例の洗濯乾燥機の乾燥行程の要部動作タイムチャート
【図6】本発明の第5の実施例の洗濯乾燥機の乾燥行程の要部動作タイムチャート
【図7】従来の洗濯乾燥機の縦断面図
【符号の説明】
1 筐体
3 外槽
4 内槽
5 回転翼
9 モータ(駆動手段)
12 乾燥用送風機(温風送風手段)
14 ヒータ(加熱手段)
29 制御手段

Claims (5)

  1. 筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持した内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽内に温風を送風する温風送風手段と、前記温風送風手段により送風される空気を加熱する加熱手段と、前記駆動手段、温風送風手段、加熱手段等の動作を制御し洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、乾燥行程において、前記内槽を回転し衣類を乾燥させる槽回転乾燥行程と、前記回転翼を回転し衣類を撹拌しながら乾燥させる撹拌乾燥行程とを有し、前記撹拌乾燥行程は、第1の回転数で前記回転翼を第1の駆動時間駆動した後に、前記第1の回転数よりも高い第2の回転数で前記回転翼を第2の駆動時間駆動するようにした洗濯乾燥機。
  2. 制御手段は、第1の駆動時間よりも第2の駆動時間を短くした請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 制御手段は、内槽内の衣類の量を判定する行程を有し、この行程での衣類の量の判定値に応じて、撹拌乾燥行程の第1の駆動時間および第2の駆動時間を設定するようにした請求項1または2記載の洗濯乾燥機。
  4. 制御手段は、内槽内の衣類の量を判定する行程を有し、この行程での衣類の量の判定値に応じて、撹拌乾燥行程の回転翼の最大駆動回数を設定するようにした請求項1または2記載の洗濯乾燥機。
  5. 制御手段は、衣類が乾燥するにつれて槽回転乾燥行程よりも撹拌乾燥行程の比率が高くなるようにした請求項1または2記載の洗濯乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104695168A (zh) * 2013-12-06 2015-06-10 海尔集团公司 一种波轮洗干一体机的控制方法
CN106192323A (zh) * 2015-05-28 2016-12-07 东芝生活电器株式会社 衣物烘干机

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