JP2002102587A - 洗濯乾燥機および洗濯機 - Google Patents

洗濯乾燥機および洗濯機

Info

Publication number
JP2002102587A
JP2002102587A JP2000300078A JP2000300078A JP2002102587A JP 2002102587 A JP2002102587 A JP 2002102587A JP 2000300078 A JP2000300078 A JP 2000300078A JP 2000300078 A JP2000300078 A JP 2000300078A JP 2002102587 A JP2002102587 A JP 2002102587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driving
rotor
washing
inner tank
stirring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000300078A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Adachi
一利 足立
Hiroko Minayoshi
裕子 皆吉
Shinji Matsuoka
真二 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000300078A priority Critical patent/JP2002102587A/ja
Publication of JP2002102587A publication Critical patent/JP2002102587A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内槽の内底部に回転自在に配設した回転翼が
回転し始めるときの負荷トルクを小さくして、駆動手段
のトルクを低減するとともにロック現象を発生しにくく
し、衣類がからみにくくしてしわを抑える。 【解決手段】 回転翼25を内底部に回転自在に配設し
た内槽4を外槽3に回転自在に内包し、回転翼25また
は内槽4をモータ8により回転駆動する。回転翼25
は、外周部に傾斜面26を有する略鍋型形状の基盤27
に放射状に撹拌用突出山部28を設け、撹拌用突出山部
28は断面を略台形とし、外周部近傍の上面を回転量が
少ない方向へ湾曲させ、その斜面を回転量の多い方向に
対向する側の斜面より急斜面とし、制御装置33は、洗
い、すすぎ、乾燥の少なくとも1つの行程において、回
転翼25を正逆反転駆動させる撹拌行程を含む行程を実
行可能とし、正逆反転駆動は、回転翼25の湾曲方向へ
の駆動より開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内槽の内底部に回
転自在に配設した回転翼を有する洗濯乾燥機および洗濯
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯乾燥機は図6に示す
ように構成していた。以下、その構成について説明す
る。
【0003】図6に示すように、筐体1は、内部に複数
のサスペンション2によって弾性的に吊り下げた外槽3
を設け、脱水時の振動をサスペンション2によって吸収
する構成としている。外槽3の内部には、洗濯物および
乾燥対象物(以下、衣類という)を収容する内槽4を中
空で2重構造とした洗濯・脱水軸5を中心に回転可能に
配設し、内槽4の内底部に衣類を撹拌する回転翼6を回
転自在に配設している。また、内槽4の内部周壁には小
孔(図示せず)を多数設けるとともに、上方には流体バ
ランサ7を設けている。
【0004】モータ(駆動手段)8は、外槽3の底部に
取り付け、洗濯または脱水時に回転力の伝達を洗濯・脱
水軸5に切り換えるクラッチ9と洗濯・脱水軸5を介し
て、内槽4または回転翼6に連結している。回転翼6は
外周部に外周方向に高くなる傾斜面10を有する略鍋型
の形状をし、撹拌用突出山部11を形成して、乾燥行程
においては、乾燥対象物を回転翼6の反転駆動時の回転
による遠心力で傾斜面10に沿って上方へと舞い上がり
やすくしている。
【0005】乾燥用送風機12は、ヒータ13により加
熱された温風を伸縮自在の上部蛇腹状ホース14を通し
て温風噴出口15より内槽4内に送風するもので、筐体
1の略上方に設けており、乾燥用送風機12とヒータ1
3とで温風送風手段を構成している。循環ダクト16
は、湿った温風の除湿を行うもので、一端を外槽2の排
水経路口17に接続した下部蛇腹状ホース18に接続
し、他端を乾燥用送風機12に接続している。
【0006】排水弁19は、外槽2の底部に固定し、下
部蛇腹状ホース18と循環ダクト16からの排水を排水
ダクト20を通して排水弁19に導き、排水ホース21
から機外へ排水するように構成している。外槽カバー2
2は外槽2の上面を気密的に覆うもので、この外槽カバ
ー22に中蓋23を開閉自在に設け、衣類の出し入れを
行うようにしている。冷却用送風機24は筐体1内部に
外部から冷却風を導入するもので、筐体1の側壁に設け
ている。
【0007】上記構成において動作を説明する。洗い行
程では、中蓋23を開けて、内槽4内に衣類と水または
湯および洗剤を投入し、運転を開始すると給水弁(図示
せず)を開いて所定の水位まで給水した後、モータ8を
駆動する。このとき、伝達機構部のクラッチ9を洗濯側
に設定して、モータ8の動力を洗濯軸を介して回転翼6
に伝達し、回転翼6が回転することで、衣類が回転翼6
の撹拌用突出山部11に引っかかり回転し、内槽4の上
部の衣類まで回転伝達され、そのとき、衣類同士、また
は内槽4、回転翼6との接触によるこすれにより洗濯す
る。
【0008】脱水行程では、洗い終了後、排水弁19を
開いて内槽4内の水を排水した後、伝達機構部のクラッ
チ9を脱水側に切り換えて、モータ8の動力を脱水軸を
介し内槽4に伝達して回転させ、衣類に遠心力を与える
ことにより、水分を衣類から分離することで行う。
【0009】乾燥行程では、排水弁19を開くととも
に、モータ8を駆動して回転翼6を回転させ、衣類に遠
心力を与えることにより、衣類を外へはね飛ばすように
する。すると回転翼6の傾斜面10で衣類を上方へはね
上げようとする力が働き(遠心力の分力)、衣類が撹拌
される。
【0010】この撹拌を繰り返しながら乾燥用送風機1
2による送風とヒータ13による発熱により、上部蛇腹
状ホース14を通して内槽4内へ温風を送り込む。この
温風は、衣類の水分を奪った後、内槽4から外槽3の内
側へ出た後、下部蛇腹状ホース18を通過して、循環ダ
クト16へ至る。
【0011】衣類の水分を奪って湿気を含んだ温風が、
外槽3の内壁や循環ダクト16内を通過しているとき、
筐体1の側面に設置した冷却送風機24による外部空気
の流入で、外槽3や循環ダクト16の外壁は冷却される
ことになり、その内部では、水分の結露が起こり、湿っ
た温風は除湿されて乾燥用送風機12へ戻る。この循環
路で温風を循環させることにより、内槽4内の衣類を乾
燥することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、回転翼6は、外周部に傾斜面10を設けた略鍋型
の形状を有しており、衣類を包み込むように衣類と接し
ている。このため、回転翼6の内部に設けた撹拌用突出
山部11と衣類の引っ掛かりがよく、衣類と回転翼6の
間にすべりが発生しにくい。したがって、大容量の衣類
を洗濯しようとする際には、回転し始めるときに、モー
タ8のトルクは大きなトルクが必要となったり、ロック
現象を発生させる恐れがある。
【0013】また、乾燥行程で回転翼6を正逆回転させ
て、撹拌用突出山部11に引っかけて衣類をはね上げる
とき、含水した衣類をはね上げるためにモータ8のトル
クは大きなトルクが必要となり、ロック現象を発生させ
る恐れがあるという問題を有していた。
【0014】また、回転翼6を正逆回転するとき、回転
方向によって回転翼6の回転量が異なると、撹拌用突出
山部11に引っかけて衣類をはね上げるときの衣類の動
きが回転翼6の回転方向により異なり、衣類がからみや
すくなるという問題を有していた。
【0015】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、回転翼が回転し始めるときの回転翼を駆動するため
の負荷トルクを小さくして、回転翼を駆動する駆動手段
のトルクを低減するとともにロック現象を発生しにくく
し、駆動手段または伝達機構部への負荷を低減できて省
エネルギーとし、さらに、衣類がからみにくくしてしわ
を抑えることを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、回転翼を内底部に回転自在に配設した内槽
を外槽に回転自在に内包し、回転翼または内槽を駆動手
段により回転駆動し、温風送風手段により内槽に温風を
送風し、制御手段により洗い、すすぎ、脱水、乾燥など
の一連の行程を制御するよう構成し、回転翼は、外周部
に傾斜面を有する略鍋型形状の基盤に放射状に撹拌用突
出山部を設け、撹拌用突出山部は断面を両側に斜面を有
する略台形とし、外周部近傍の上面を正逆回転する回転
翼の回転量が少ない方向へ湾曲させ、その斜面を回転量
の多い方向に対向する側の斜面より急斜面とし、制御手
段は、洗い、すすぎ、乾燥の少なくとも1つの行程にお
いて、回転翼を正逆反転駆動させる撹拌行程を含む行程
を実行可能とし、正逆反転駆動は、回転翼の湾曲方向へ
の駆動より開始するようにしたものである。
【0017】これにより、回転翼が回転し始めるときの
回転翼を駆動するための負荷トルクを小さくなり、回転
翼を駆動する駆動手段のトルクを低減することができる
とともにロック現象を発生しにくくすることができ、駆
動手段または伝達機構部への負荷を低減できて省エネル
ギーとすることができ、さらに、衣類がからみにくくし
てしわを抑えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、回転翼を内底部に回転自在に配設した内槽と、この
内槽を回転自在に内包した外槽と、前記回転翼または前
記内槽を回転駆動する駆動手段と、前記内槽に温風を送
風する温風送風手段と、洗い、すすぎ、脱水、乾燥など
の一連の行程を制御する制御手段とを備え、前記回転翼
は、外周部に傾斜面を有する略鍋型形状の基盤に放射状
に撹拌用突出山部を設け、前記撹拌用突出山部は断面を
両側に斜面を有する略台形とし、外周部近傍の上面を正
逆回転する回転翼の回転量が少ない方向へ湾曲させ、そ
の斜面を回転量の多い方向に対向する側の斜面より急斜
面とし、前記制御手段は、洗い、すすぎ、乾燥の少なく
とも1つの行程において、前記回転翼を正逆反転駆動さ
せる撹拌行程を含む行程を実行可能とし、前記正逆反転
駆動は、前記回転翼の湾曲方向への駆動より開始するよ
うにした洗濯乾燥機であり、回転翼の撹拌用突出山部を
正逆回転する回転翼の回転量が少ない方向へ湾曲させ、
回転量の多い方向に対向する側の斜面より傾斜面を急斜
面としているため、衣類が引っかかりやすくなり、乾燥
行程で回転翼を正逆回転させたとき、回転翼の回転量の
多少に関係なく、回転翼の撹拌用突出山部に衣類を確実
に引っかけてはね上げることができ、衣類がからみにく
くなってしわを抑えることができるとともに、衣類に万
遍なく温風を当てることができて、効率よく乾燥するこ
とができ、また、回転翼を正逆反転駆動するとき、回転
翼の湾曲方向への駆動より開始するようにしたので、回
転翼が回転し始めるときの回転翼を駆動するための負荷
トルクは小さくなり、回転翼を駆動する駆動手段のトル
クを低減できるとともに、省エネルギーとすることがで
き、さらに、ロック現象を発生しにくくすることができ
る。
【0019】請求項2に記載の発明は、回転翼を内底部
に回転自在に配設した内槽と、この内槽を回転自在に内
包した外槽と、前記回転翼または前記内槽を回転駆動す
る駆動手段と、洗い、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の
行程を制御する制御手段とを備え、前記回転翼は、外周
部に傾斜面を有する略鍋型形状の基盤に放射状に撹拌用
突出山部を設け、前記撹拌用突出山部は断面を両側に斜
面を有する略台形とし、外周部近傍の上面を正逆回転す
る回転翼の回転量が少ない方向へ湾曲させ、その斜面を
回転量の多い方向に対向する側の斜面より急斜面とし、
前記制御手段は、洗い、すすぎの少なくとも1つの行程
において、前記回転翼を正逆反転駆動させる撹拌行程を
含む行程を実行可能とし、前記正逆反転駆動は、前記回
転翼の湾曲方向への駆動より開始するようにした洗濯機
であり、回転翼の撹拌用突出山部を正逆回転する回転翼
の回転量が少ない方向へ湾曲させ、回転量の多い方向に
対向する側の斜面より傾斜面を急斜面としているため、
衣類が引っかかりやすくなり、回転翼を正逆回転させた
とき、回転翼の回転量の多少に関係なく、回転翼の撹拌
用突出山部に衣類を確実に引っかけて撹拌することがで
き、衣類がからみにくくなってしわを抑えることがで
き、また、回転翼を正逆反転駆動するとき、回転翼の湾
曲方向への駆動より開始するようにしたので、回転翼が
回転し始めるときの回転翼を駆動するための負荷トルク
は小さくなり、回転翼を駆動する駆動手段のトルクを低
減できるとともに、省エネルギーとすることができ、さ
らに、ロック現象を発生しにくくすることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは
同一符号を付して説明を省略する。
【0021】図1および図2に示すように、回転翼25
は、外周部に外周方向に高くなる傾斜面26を有する略
鍋型とした基盤27に放射状に撹拌用突出山部28を設
け、中央を山状に盛り上げて凸部29を形成している。
撹拌用突出山部28は断面を両側に斜面28aを有する
略台形とし、斜面は上面28bに対して、回転翼25の
中央部aでは、図3(a)に示すように、上面に対する
角度θ1が小さい緩斜面に形成し、外周部bでは、図3
(b)に示すように、上面に対する角度θ2が大きい急
斜面に形成している。
【0022】また、図4に示すように、撹拌用突出山部
28の外周部近傍の上面に湾曲部30を形成し、この湾
曲部30は、正逆回転する回転翼25の回転量が少ない
方向へ湾曲させている。
【0023】さらに、図5に示すように、回転翼の撹拌
用突出山部28は、正逆回転する回転翼の回転量の少な
い方向に対向する側の外周部近傍の斜面31を、回転量
の多い方向に対向する側の斜面32より急斜面としてい
る。
【0024】制御装置(制御手段)33は、モータ8、
乾燥用送風機12、ヒータ13、排水弁19、冷却用送
風機24などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾
燥などの一連の行程を制御するもので、洗い、すすぎ、
乾燥の少なくとも1つの行程において、回転翼25を正
逆反転駆動させ、この正逆反転駆動は、回転翼25の湾
曲方向への駆動より開始するようにしている。他の構成
は従来例と同じである。
【0025】上記構成において動作を説明する。洗い行
程では、中蓋23を開けて、内槽4に衣類と水または湯
および洗剤を投入し、運転を開始すると給水弁(図示せ
ず)を開いて所定の水位まで給水した後、モータ8を駆
動する。このとき、伝達機構部のクラッチ9を洗濯側に
切り換えることで、内槽4は固定されている。そして、
モータ8の動力を洗濯軸を介して回転翼25に伝達し、
回転翼25が回転する。回転翼25を回転することで、
衣類を回転翼25の撹拌用突出山部28に引っかけ撹拌
する。
【0026】つぎに、乾燥行程では、排水弁19を開く
とともに、モータ8を駆動して回転翼25を反転回転さ
せ、衣類に遠心力を与えることにより、衣類を上方へは
ね上げるようにして衣類が撹拌される。この撹拌を繰り
返しながら乾燥用送風機12による送風とヒータ13に
よる発熱により、上部蛇腹状ホース14を通して内槽4
内へ温風を送り込み、衣類を乾燥する。
【0027】このとき、回転翼25の撹拌用突出山部2
8は、外周部で急斜面とし、外周部近傍の上面を回転量
が少ない方向へ湾曲させ、その斜面31を回転量の多い
方向に対向する側の斜面32より急斜面としているた
め、衣類が引っかかりやすくなり、乾燥行程で回転翼2
5を正逆回転させたとき、回転翼25の回転量の多少に
関係なく、回転翼25の撹拌用突出山部28に衣類を確
実に引っかけてはね上げることができ、衣類がからみに
くくなってしわを抑えることができるとともに、衣類に
万遍なく温風を当てることができて、効率よく乾燥する
ことができる。
【0028】一方、回転翼25の撹拌用突出山部28
を、外周部で急斜面とし、外周部近傍の上面を回転量が
少ない方向へ湾曲させ、その斜面31を回転量の多い方
向に対向する側の斜面32より急斜面とすることによ
り、衣類を撹拌する際、回転量が少ない方向へ湾曲させ
た反対方向より回転を開始した場合は、水などを含んだ
重たい衣類を動かし始めようとすると、回転翼25の撹
拌用突出山部28に引っかかりすぎて、負荷トルクが大
きくなってしまったり、最悪状態ではロック現象を発生
する恐れがある。
【0029】そこで、本発明では、回転を開始する場
合、湾曲方向(図4の矢印方向)への駆動より始めるこ
とで、衣類を緩斜面32も相まって、若干滑るように回
転し衣類を移動させるため、負荷トルクを低減すること
ができる。また、つぎの反転では回転翼25の撹拌用突
出山部28より衣類が若干浮いた状態になるため、負荷
トルクは小さくなる。この結果、モータ8のトルクを低
減することができ、さらに、ロック現象を発生しにくく
することができて、省エネルギーとすることができる。
【0030】さらに、乾燥行程では、衣類の乾燥が進む
程、回転翼25の撹拌用突出山部28で衣類を引っかか
りやすくすることが可能となり、内槽4の上方へ跳ね上
がるように衣類を撹拌でき、乾燥むらの低減も図れると
共に、衣類への余分な摩擦も低減できるため、衣類のい
たみも低減が可能となる。
【0031】脱水行程については、従来例と同じである
ので説明を省略する。
【0032】なお、本実施例では、洗濯乾燥機について
説明したが、乾燥用送風機12とヒータ13で構成する
温風送風手段、循環ダクト16などを使用することなく
洗濯機を構成した場合でも、回転翼25の撹拌用突出山
部28を同様に構成することにより、回転翼25を正逆
回転させたとき、回転翼25の回転量の多少に関係な
く、回転翼25の撹拌用突出山部28に衣類を確実に引
っかけて撹拌することができ、衣類がからみにくくなっ
てしわを抑えることができる。
【0033】また、回転翼25を正逆反転駆動すると
き、回転翼25の湾曲方向への駆動より開始することに
より、回転翼25が回転し始めるとき負荷トルクを小さ
くできて、回転翼25を駆動するモータ8のトルクを低
減できるとともに、省エネルギーとすることができ、さ
らに、ロック現象を発生しにくくすることができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、回転翼を内底部に回転自在に配設した内
槽と、この内槽を回転自在に内包した外槽と、前記回転
翼または前記内槽を回転駆動する駆動手段と、前記内槽
に温風を送風する温風送風手段と、洗い、すすぎ、脱
水、乾燥などの一連の行程を制御する制御手段とを備
え、前記回転翼は、外周部に傾斜面を有する略鍋型形状
の基盤に放射状に撹拌用突出山部を設け、前記撹拌用突
出山部は断面を両側に斜面を有する略台形とし、外周部
近傍の上面を正逆回転する回転翼の回転量が少ない方向
へ湾曲させ、その斜面を回転量の多い方向に対向する側
の斜面より急斜面とし、前記制御手段は、洗い、すす
ぎ、乾燥の少なくとも1つの行程において、前記回転翼
を正逆反転駆動させる撹拌行程を含む行程を実行可能と
し、前記正逆反転駆動は、前記回転翼の湾曲方向への駆
動より開始するようにしたから、回転翼の撹拌用突出山
部を正逆回転する回転翼の回転量が少ない方向へ湾曲さ
せ、回転量の多い方向に対向する側の斜面より傾斜面を
急斜面としているため、衣類が引っかかりやすくなり、
乾燥行程で回転翼を正逆回転させたとき、回転翼の回転
量の多少に関係なく、回転翼の撹拌用突出山部に衣類を
確実に引っかけてはね上げることができ、衣類がからみ
にくくなってしわを抑えることができ、さらに、衣類に
万遍なく温風を当てることができて、効率よく乾燥する
ことができ、乾燥むらを低減できるとともに、衣類への
余分な摩擦も低減できるため、衣類の傷みを低減するこ
とができる。また、回転翼を正逆反転駆動するとき、回
転翼の湾曲方向への駆動より開始するようにしたので、
回転翼が回転し始めるときの回転翼を駆動するための負
荷トルクは小さくなり、回転翼を駆動する駆動手段のト
ルクを低減できるとともに、省エネルギーとすることが
でき、さらに、ロック現象を発生しにくくすることがで
きる。
【0035】また、請求項2に記載の発明によれば、回
転翼を内底部に回転自在に配設した内槽と、この内槽を
回転自在に内包した外槽と、前記回転翼または前記内槽
を回転駆動する駆動手段と、洗い、すすぎ、脱水、乾燥
などの一連の行程を制御する制御手段とを備え、前記回
転翼は、外周部に傾斜面を有する略鍋型形状の基盤に放
射状に撹拌用突出山部を設け、前記撹拌用突出山部は断
面を両側に斜面を有する略台形とし、外周部近傍の上面
を正逆回転する回転翼の回転量が少ない方向へ湾曲さ
せ、その斜面を回転量の多い方向に対向する側の斜面よ
り急斜面とし、前記制御手段は、洗い、すすぎの少なく
とも1つの行程において、前記回転翼を正逆反転駆動さ
せる撹拌行程を含む行程を実行可能とし、前記正逆反転
駆動は、前記回転翼の湾曲方向への駆動より開始するよ
うにしたから、回転翼の撹拌用突出山部を正逆回転する
回転翼の回転量が少ない方向へ湾曲させ、回転量の多い
方向に対向する側の斜面より傾斜面を急斜面としている
ため、衣類が引っかかりやすくなり、回転翼を正逆回転
させたとき、回転翼の回転量の多少に関係なく、回転翼
の撹拌用突出山部に衣類を確実に引っかけて撹拌するこ
とができ、衣類がからみにくくなってしわを抑えること
ができ、さらに、衣類を万遍なく撹拌することができ
て、効率よく洗浄することができ、洗いむらを低減でき
るとともに、衣類への余分な摩擦も低減できるため、衣
類の傷みを低減することができる。また、回転翼を正逆
反転駆動するとき、回転翼の湾曲方向への駆動より開始
するようにしたので、回転翼が回転し始めるときの回転
翼を駆動するための負荷トルクは小さくなり、回転翼を
駆動する駆動手段のトルクを低減できるとともに、省エ
ネルギーとすることができ、さらに、ロック現象を発生
しにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の洗濯乾燥機の断面図
【図2】同洗濯乾燥機の回転翼の上面図
【図3】(a)同洗濯乾燥機の回転翼の中央部の断面図 (b)同洗濯乾燥機の回転翼の外周部の断面図
【図4】同洗濯乾燥機の回転翼の斜視図
【図5】同洗濯乾燥機の回転翼の撹拌用突出山部の断面
【図6】従来の洗濯乾燥機の断面図
【符号の説明】
3 外槽 4 内槽 8 モータ(駆動手段) 12 乾燥用送風機(温風送風手段) 13 ヒータ(温風送風手段) 25 回転翼 26 傾斜面 27 基盤 28 撹拌用突出山部 31 斜面 32 斜面 33 制御装置(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 真二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA01 AA03 BA09 BA12 BB15 CB07 EA01 LA11 LA14 LA16 LB18 LB20 LC03 LC08 MA01 MA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転翼を内底部に回転自在に配設した内
    槽と、この内槽を回転自在に内包した外槽と、前記回転
    翼または前記内槽を回転駆動する駆動手段と、前記内槽
    に温風を送風する温風送風手段と、洗い、すすぎ、脱
    水、乾燥などの一連の行程を制御する制御手段とを備
    え、前記回転翼は、外周部に傾斜面を有する略鍋型形状
    の基盤に放射状に撹拌用突出山部を設け、前記撹拌用突
    出山部は断面を両側に斜面を有する略台形とし、外周部
    近傍の上面を正逆回転する回転翼の回転量が少ない方向
    へ湾曲させ、その斜面を回転量の多い方向に対向する側
    の斜面より急斜面とし、前記制御手段は、洗い、すす
    ぎ、乾燥の少なくとも1つの行程において、前記回転翼
    を正逆反転駆動させる撹拌行程を含む行程を実行可能と
    し、前記正逆反転駆動は、前記回転翼の湾曲方向への駆
    動より開始するようにした洗濯乾燥機。
  2. 【請求項2】 回転翼を内底部に回転自在に配設した内
    槽と、この内槽を回転自在に内包した外槽と、前記回転
    翼または前記内槽を回転駆動する駆動手段と、洗い、す
    すぎ、脱水、乾燥などの一連の行程を制御する制御手段
    とを備え、前記回転翼は、外周部に傾斜面を有する略鍋
    型形状の基盤に放射状に撹拌用突出山部を設け、前記撹
    拌用突出山部は断面を両側に斜面を有する略台形とし、
    外周部近傍の上面を正逆回転する回転翼の回転量が少な
    い方向へ湾曲させ、その斜面を回転量の多い方向に対向
    する側の斜面より急斜面とし、前記制御手段は、洗い、
    すすぎの少なくとも1つの行程において、前記回転翼を
    正逆反転駆動させる撹拌行程を含む行程を実行可能と
    し、前記正逆反転駆動は、前記回転翼の湾曲方向への駆
    動より開始するようにした洗濯機。
JP2000300078A 2000-09-29 2000-09-29 洗濯乾燥機および洗濯機 Pending JP2002102587A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000300078A JP2002102587A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 洗濯乾燥機および洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000300078A JP2002102587A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 洗濯乾燥機および洗濯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002102587A true JP2002102587A (ja) 2002-04-09

Family

ID=18781801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000300078A Pending JP2002102587A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 洗濯乾燥機および洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002102587A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005026426A1 (ja) * 2003-09-10 2005-03-24 Hitachi Home & Life Solutions, Inc. 洗濯機及び洗濯乾燥機
WO2008016071A1 (fr) * 2006-08-04 2008-02-07 Mitsubishi Electric Corporation Machine à laver
JP2008043394A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Mitsubishi Electric Corp 洗濯乾燥機およびパルセータ
JP2008055135A (ja) * 2006-08-04 2008-03-13 Mitsubishi Electric Corp 洗濯機
WO2015019638A1 (ja) * 2013-08-06 2015-02-12 シャープ株式会社 洗濯機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005026426A1 (ja) * 2003-09-10 2005-03-24 Hitachi Home & Life Solutions, Inc. 洗濯機及び洗濯乾燥機
CN102535099A (zh) * 2003-09-10 2012-07-04 日立家用电器公司 洗衣机及洗涤干燥机
CN102535099B (zh) * 2003-09-10 2014-10-08 日立家用电器公司 洗衣机及洗涤干燥机
WO2008016071A1 (fr) * 2006-08-04 2008-02-07 Mitsubishi Electric Corporation Machine à laver
JP2008055135A (ja) * 2006-08-04 2008-03-13 Mitsubishi Electric Corp 洗濯機
JP2008043394A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Mitsubishi Electric Corp 洗濯乾燥機およびパルセータ
WO2015019638A1 (ja) * 2013-08-06 2015-02-12 シャープ株式会社 洗濯機
JP2015029830A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 シャープ株式会社 洗濯機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3991759B2 (ja) 乾燥洗濯機
JP2001178985A (ja) 洗濯乾燥機
JP2002102587A (ja) 洗濯乾燥機および洗濯機
JP3984940B2 (ja) 洗濯機及び洗濯乾燥機
JP3991757B2 (ja) 乾燥洗濯機
JP2002102584A (ja) 洗濯機および洗濯乾燥機
JPH0351080A (ja) ドラム式洗濯・乾燥機
JP3815311B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2001300177A (ja) 洗濯乾燥機
JP5039824B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP3744162B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP3417115B2 (ja) 全自動洗濯機
JP2002102583A (ja) 洗濯機
JP2004248806A (ja) 衣類乾燥機
JP4383812B2 (ja) 洗濯機
JP4442023B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2004008542A (ja) 乾燥洗濯機
JP2004337336A (ja) 洗濯乾燥機
JP2003024684A (ja) 乾燥洗濯機
JP2004121354A (ja) 洗濯乾燥機
JP2004173745A (ja) 洗濯乾燥機
JP2003024679A (ja) 乾燥洗濯機
JP2002159791A (ja) 洗濯乾燥機
JP2002346275A (ja) 乾燥装置
KR100207362B1 (ko) 세탁기의 교반장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061013

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20061114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090417

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090901