JP2002346275A - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JP2002346275A
JP2002346275A JP2001158703A JP2001158703A JP2002346275A JP 2002346275 A JP2002346275 A JP 2002346275A JP 2001158703 A JP2001158703 A JP 2001158703A JP 2001158703 A JP2001158703 A JP 2001158703A JP 2002346275 A JP2002346275 A JP 2002346275A
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tub
clothes
tank
air
inner tank
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Application number
JP2001158703A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Matsuda
眞一 松田
Masami Fukumoto
正美 福本
Shigeharu Nakamoto
重陽 中本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣類と接触した温風を再度衣類と接触させる
ことにより、温度ムラを抑え効率よく短時間に乾燥させ
ること。 【解決手段】 筐体1と、この筐体1内の外槽3と、こ
の外槽3内に回転自在に支持され壁面に多数の孔4aを
有する内槽4と、この内槽4を回転駆動する駆動手段8
と、前記内槽4内に温風を供給し収納された衣類37を
乾燥する温風送風手段10,11とを備え、前記内槽4
の外面には空気攪拌用の羽根31を設けたことにより、
羽根31による空気攪拌作用によって、温風を衣類37
と効果的に接触させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭において
用いる衣類乾燥用の乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、縦型の洗濯乾燥装置としては図9
に示すような構成のものが知られている。以下、その構
成について説明する。
【0003】筐体51は、内部に複数のサスペンション
52によって弾性的に吊り下げた外槽53を設け、脱水
時の振動をサスペンション52によって吸収する構成と
している。外槽53の内部には、洗濯物および乾燥対象
物(以下、衣類という)72を収容する内槽54を、中
空で2重構造とした洗濯脱水軸55を中心に回転可能に
配設し、さらに内槽54の内底部に衣類を攪拌する回転
翼56を回転自在に配設している。また、内槽54の壁
面には孔54aを多数設けるとともに、上方にはバラン
サ57を設けている。
【0004】駆動手段を構成するモータ58は、外槽5
3の底部に取り付けてあり、洗濯または脱水時に回転力
の伝達を洗濯脱水軸55に切り換えるクラッチ59と洗
濯脱水軸55を介して、内槽54または回転翼56に連
結している。回転翼56は外周部に外周方向に高くなる
傾斜面を有する略鍋型の形状をし、攪拌用突出リブ56
aを形成して、乾燥行程においては、衣類72を回転翼
56の回転による遠心力で傾斜面に沿って上方へと舞い
上がりやすくしている。
【0005】乾燥用送風機60は、ヒータ61により加
熱された温風を伸縮自在の上部蛇腹状ホース62を通し
て温風噴出口63より内槽54内に送風するもので、筐
体51の略上方に設けてある。乾燥用送風機60とヒー
タ61は温風送風手段を構成している。循環路64は、
湿った温風の除湿を行うもので、一端を外槽53の排水
経路口65に接続した下部蛇腹状ホース66に接続し、
他端を乾燥用送風機60に接続している。
【0006】排水弁67は、外槽53の底部に固定し、
下部蛇腹状ホース66と循環路64からの排水を排水路
68を通して排水弁67に導き、排水ホース69から機
外へ排水するように構成している。外槽カバー70は外
槽52の上面を気密的に覆うもので、この外槽カバー7
0には中蓋71を開閉自在に設け、衣類72の出し入れ
を行うようにしている。
【0007】上記構成において動作を説明する。洗濯は
内槽54の回転駆動、または回転翼56の回転、あるい
はこれらの組み合わせで行われる。そして洗濯後の衣類
の乾燥は、排水弁67を開くとともに、モータ58を駆
動して内槽54の回転と回転翼56の回転とを組み合わ
せ、衣類に遠心力を与え、衣類72を外へはね飛ばすよ
うにする。特に回転翼56は回転時にその傾斜面で衣類
を上方へはね上げようとする力が働き(遠心力の分力)
衣類が攪拌される。この攪拌を繰り返しながら乾燥用送
風機60による送風とヒータ61による発熱により、上
部蛇腹状ホース62を通して内槽54内へ温風を送り込
む。この温風は、衣類の水分を奪った後、内槽54から
外槽53の内側へ出た後、下部蛇腹状ホース66を通過
して、循環路64へ至る。
【0008】衣類72の水分を奪って湿気を含んだ温風
は、外槽53の内壁や循環路64内を通過していると
き、その内部で水分の結露が起こり、除湿されて乾燥用
送風機60へ戻る。この温風循環により内槽54内の衣
類72を乾燥させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、衣類の乾燥を行う際、ヒータ61により加熱した
温風が衣類72に一度接触し、そのまま内槽54の壁面
の孔54aから循環経路へと流れて行く。この衣類72
と接触した温風は、まだ衣類の水分を奪う余裕があるに
も関わらず、循環経路に流れるため温風を効率よく衣類
の乾燥に使っているとは言い難い。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、一度
衣類と接触した温風を再び衣類と接触させることによ
り、衣類を効率良く、かつムラなく短時間で乾燥するこ
とができる乾燥装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、温風乾燥される衣類を収納した内槽の外面
に空気攪拌用の羽根を設けかあるいは温風攪拌用のファ
ンを設けたものである。
【0012】これにより、一度衣類と接触した温風を、
空気攪拌用の羽根による攪拌作用で再び衣類と接触させ
るとともに、槽内の温度ムラを抑え、衣類を効率良く、
かつムラなく短時間で乾燥することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、筐体と、この筐体内の外槽と、この外槽内に回転自
在に支持され壁面に多数の孔を有する内槽と、この内槽
を回転駆動する駆動手段と、前記内槽内に温風を供給し
収納された衣類を乾燥する温風送風手段とを備え、前記
内槽の外面には空気攪拌用の羽根を設けたことにより、
空気攪拌用の羽根による空気攪拌作用により、一度衣類
と接触した温風を再度衣類と接触させることができる。
【0014】請求項2に記載の発明は、内槽の内部に衣
類を攪拌する回転翼を備えるとともに、駆動手段は前記
内槽または回転翼を駆動するようにしたことにより、空
気攪拌用の羽根による空気攪拌作用と回転翼による衣類
攪拌で衣類と温風との接触を効果的に行うことができ
る。
【0015】請求項3に記載の発明は、空気攪拌用の羽
根を内槽の外側面にも設けたことにより、空気攪拌作用
をより高めることができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、外槽内壁に、攪
拌した空気を上方へ導くリブを設けたことにより、攪拌
空気をリブで効果的に上方へ導き、衣類と接触させるこ
とができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、外槽内壁上部か
ら外槽の開口部を覆う外槽カバーにかけて、攪拌した空
気を内槽内へ導くリブを設けたことにより、リブの作用
でより多くの温風を内槽内に導き、衣類と接触させるこ
とができる。
【0018】請求項6に記載の発明は、筐体と、この筐
体内の外槽と、この外槽内に回転自在に支持され壁面に
多数の孔を有する内槽と、この内槽を回転駆動する駆動
手段と、前記内槽内に温風を供給し収納された衣類を乾
燥する温風送風手段とを備え、前記外槽内には温風攪拌
用のファンを設けたことにより、より積極的に温風を攪
拌して、衣類と接触させることができる。
【0019】請求項7に記載の発明は、筐体と、この筐
体内の外槽と、この外槽内に回転自在に支持され壁面に
多数の孔を有する内槽と、この内槽を回転駆動する駆動
手段と、前記内槽内に温風を供給し収納された衣類を乾
燥する温風送風手段とを備え、前記内槽の外方には内槽
内の温風を攪拌する温風攪拌用のファンを設けたことに
より、より積極的に内槽内の温風を攪拌して、衣類と接
触させることができる。
【0020】請求項8に記載の発明は、筐体と、この筐
体内の外槽と、この外槽内に回転自在に支持され壁面に
多数の孔を有する内槽と、この内槽を回転駆動する駆動
手段と、前記内槽内に温風を供給し収納された衣類を乾
燥する温風送風手段とを備え、前記外槽内には温風攪拌
用のファンを設け、前記内槽の外方には内槽内の温風を
攪拌する温風攪拌用のファンを設けたことにより、温風
攪拌用の両方のファンで、より積極的に温風を攪拌し
て、衣類と接触させることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、洗濯、乾燥構成の全体は従来
例と同一である。
【0022】(実施例1)図1に示すように、筐体1
は、内部に複数のサスペンション2によって弾性的に吊
り下げた外槽3を設け、洗濯、乾燥時の振動をサスペン
ション2によって吸収する構成としている。外槽3の内
部には、衣類37を収容する内槽4を軸22を中心に回
転可能に配設している。また、内槽4の壁面(底壁およ
び周壁)には孔4aを多数設けるとともに、上方には流
体バランサ7を設けている。
【0023】モータ(駆動手段)8は、外槽3の底部に
取り付け、洗濯、乾燥時に軸22を介して内槽4を回転
させる。洗濯時は内槽4を回転させ、遠心力作用により
洗濯水を衣類37に通過させて洗濯を行う。衣類乾燥行
程においては、内槽4の間欠回転あるいは回転数変化に
より、衣類37を解しながら温風が万遍なく当たるよう
にしている。また、内槽4の回転により内槽4の外底面
に設けた羽根31により、外槽3内の温風を上方へ送風
するようにしている。羽根31の形状は別に問わない
が、この実施例では、複数のブレードを内槽4の外底面
に放射状に配設して構成している。
【0024】乾燥用送風機10は、ヒータ11により加
熱された温風を伸縮自在の上部蛇腹状ホース12を通し
て温風噴出口13より内槽4内に送風するもので、筐体
1内の略上方位置に設けており、乾燥用送風機10とヒ
ータ11とで温風送風手段を構成している。この温風送
風手段は、基本的には乾燥工程中、駆動されている。循
環路14は、湿った温風の除湿を行うもので、一端を外
槽3の排水経路口15に接続した下部蛇腹状ホース16
に接続し、他端を乾燥用送風機10に接続している。
【0025】排水弁17は、外槽3の底部に固定し、下
部蛇腹状ホース16と循環路14からの排水を排水路1
8を通して排水弁17に導き、排水ホース19から機外
へ排水するように構成している。外槽カバー20は外槽
2の上面を気密的に覆うもので、この外槽カバー20に
中蓋21を開閉自在に設け、内槽4内への衣類37の出
し入れを行うようにしている。
【0026】上記構成において、特に乾燥工程の動作を
説明する。中蓋21を開けて、内槽4内に衣類37を入
れ、例えばモータ8を間欠駆動すると、軸22を介して
内槽4が間欠回転し衣類37が攪拌される。この攪拌を
繰り返しながら乾燥用送風機10による送風とヒータ1
1による発熱により、上部蛇腹状ホース12を通して内
槽4内へ温風を送り込む。そして、温風は衣類37に接
触し、衣類の水分を奪った後、内槽4から外槽3の内側
へ出た後、下部蛇腹状ホース16を通過して循環路14
へ至る。
【0027】しかし、内槽4が回転することにより、外
底面の羽根31で空気を攪拌して上方へ送風することに
なる。上方へ送風された温風は、再び内槽4内に入り衣
類37と接触し、衣類の水分を奪い乾燥させる。同時
に、上方へ送風される温風が内槽4を取り囲んで送風さ
れることとなり、これが内槽4の壁面の孔4aから衣類
37に触れることなくバイパスして外槽3内に流出する
ことを阻止することとなる。したがって、内槽4内の温
度ムラを抑え、内槽4内の衣類37を万遍なく効率良
く、かつ短時間で乾燥することができる。
【0028】また、衣類37の水分を奪って湿気を含ん
だ温風が、循環路14内を通過しているとき、その内部
では、水分の結露が起こり、湿った温風は除湿されて乾
燥用送風機10へ戻る。この循環路14で温風を循環さ
せることにより、内槽4内の衣類37を効率よく乾燥さ
せることができる。
【0029】このように、一度衣類37と接触した温風
を再び衣類37と接触させ、また内槽4内の温度ムラを
抑えて衣類37を乾燥させるので、衣類を効率良く、か
つムラなく短時間で乾燥することができる。
【0030】(実施例2)図2に示すように、外槽3の
内部には、衣類37を収容する内槽4を中空で2重構造
とした洗濯脱水軸5を中心に回転可能に配設し、内槽4
の内底部に衣類37を攪拌する回転翼6を回転自在に配
設している。
【0031】回転翼6は外周部に外周方向に高くなる傾
斜面を有する略鍋型の形状をし、攪拌用突出リブ6aを
形成して、乾燥行程においては、衣類37を回転翼6の
回転による遠心力で傾斜面6bに沿って上方へと舞い上
がりやすくしている。
【0032】モータ(駆動手段)8は、洗濯、乾燥時に
回転力の伝達をクラッチ9を介して内槽4の洗濯脱水軸
5と回転翼6の回転軸に切り換える構成としている。
【0033】なお、他の構成は実施例1と同様であるの
で、詳細な説明は省略する。
【0034】上記構成において動作を説明する。洗濯お
よび乾燥動作は従来と同様であるが、ここでは特に乾燥
工程について説明する。中蓋21を開けて、内槽4内に
衣類を入れ運転を開始すると、モータ8が駆動する。こ
のとき、伝達機構部のクラッチ9を内槽4側に設定し
て、モータ8の動力を洗濯脱水軸5を介して内槽4に伝
達し、内槽4を回転させる。また、伝達機構部のクラッ
チ9を回転翼6側に設定して、モータ8の動力を回転翼
6に伝達し、回転翼6を回転させ、衣類37に遠心力を
与えて、衣類37を外へはね飛ばすようにする。すると
回転翼6の傾斜面6bで衣類を上方へはね上げようとす
る力が働き(遠心力の分力)、攪拌用突出リブ6aの作
用も相俟って衣類37が攪拌される。この内槽4の回転
と回転翼6の回転の動作を、例えば交互に繰り返しなが
ら乾燥用送風機10による送風とヒータ11による発熱
により、上部蛇腹状ホース12を通して内槽4内へ温風
を送り込む。そして、温風は衣類37に接触しその水分
を奪った後、内槽4から外槽3の内側へ出た後、下部蛇
腹状ホース16を通過して循環路14へ至る。
【0035】このとき、実施例1で示した羽根31の作
用を同時に得て、衣類37は万遍なく効率良く、かつム
ラなく短時間で乾燥することができる。
【0036】(実施例3)図3に示すように、内槽4の
羽根32は内槽4の外底面に加え外側面にも設けてい
る。羽根32は外底面と外側面のものが一体ものであっ
てもよく別体ものであってもよい。他の構成は上記実施
例2と同じである。
【0037】上記構成において動作を説明する。乾燥行
程での基本的な動作は上記実施例2の動作と同じであ
る。ここで、温風攪拌用の羽根32を内槽4の外側面に
も設けたので、温風を内槽4の回転により、より多く送
風することができるものである。
【0038】(実施例4)図4に示すように、外槽3内
壁の底部コーナから内側壁にかけて、攪拌した空気を上
方へ導くリブ33を複数個立設している。他の構成は上
記実施例2または3と同じである。
【0039】上記構成において動作を説明する。乾燥工
程での基本的な動作は上記実施例2の動作と同じであ
る。ここで、内槽4に設けた羽根31により送風された
温風は、外槽3の内壁沿いに上方へと送風されるが、外
槽3内壁に攪拌した空気を上方へ導くリブ33を設けて
あるので、スムーズに流れ、内槽4の回転による送風量
を増加させることができる。このことにより、より多く
の温風は、再び衣類と接触し、衣類の水分を奪い衣類を
乾燥させる。
【0040】(実施例5)図5に示すように、外槽3内
壁上部から外槽の開口部を覆う外槽カバー20にかけた
外槽3内壁上部のコーナ部に、攪拌した空気を内槽4内
へ導く縦方向のリブ34を複数設けている。他の構成は
上記実施例2〜4と同じである。
【0041】上記構成において動作を説明する。乾燥工
程での基本的な動作は上記実施例2の動作と同じであ
る。ここで、内槽4に設けた羽根31により送風された
温風は、外槽3の内壁に沿い上方へと送風され、リブ3
4によりスムーズに内槽4内へ流れ、内槽4の回転によ
る送風量を増加させることができる。
【0042】(実施例6)図6に示すように、外槽3内
底部のコーナ部に温風攪拌用のファン35を複数設けて
いる。このファン35はモータ(図示せず)により独自
に駆動されるプロペラファン等からなり、乾燥時に常時
あるいは適宜時に内槽4の底部より強制的に温風を吸い
込み、内槽4の上方へ送風攪拌するものである。他の構
成は内槽4に羽根を設けていることを除き、上記実施例
2と同じである上記構成において動作を説明する。乾燥
工程での基本的な動作は上記実施例2の動作と同じであ
る。温風攪拌用のファン35を外槽3内に設けたので、
一度衣類に接触した温風をファン35により再び衣類と
接触させて衣類を乾燥させることができる。
【0043】(実施例7)図7に示すように、中蓋21
あるいは外槽カバー20等、内槽4の外方に位置して内
槽4内の温風を攪拌する温風攪拌用のファン36を設け
ている。このファン36の構成、動作は実施例6のファ
ンと同様である。他の構成は内槽4に羽根を設けている
ことを除き、上記実施例2と同じである上記構成におい
て動作を説明する。乾燥工程での基本的な動作は上記実
施例2の動作と同じである。ここで、内槽4の外方位置
に温風攪拌用のファン36を設けているので、ヒータ1
1により加熱した温風が内槽4内に送風された際、ファ
ン36により内槽4内で温風を攪拌し、温度ムラをなく
すことができる。
【0044】(実施例8)図8に示すように、上記実施
例6、7を組み合わせたものであり、温風攪拌用のファ
ン35、36の両方を設けている。他の構成は内槽4に
羽根を設けていることを除き、上記実施例2と同じであ
る 上記構成において動作を説明する。乾燥工程での基本的
な動作は上記実施例2の動作と同じであるので説明を省
略する。ここで、温風攪拌用のファン35、36を設け
ているので、両ファンの作用により、温度ムラを抑え衣
類を効率良く短時間で乾燥することができる。
【0045】なお、上記各実施例1〜8の構成は適宜組
み合わせて使用することができる。また、各実施例で
は、略鉛直方向(縦型)の洗濯乾燥装置について説明し
たが、伝達軸が水平方向のドラム式においても同様であ
る。また、洗濯から乾燥まで行う洗濯乾燥装置について
説明したが、それに限られるものではなく、乾燥装置と
しての単機能でも十分商品として成り立つものである。
【0046】
【発明の効果】以上のように請求項1〜8に記載の発明
によれば、衣類を収納する内槽の外面に設けた空気攪拌
用の羽根あるいは独自に駆動される温風攪拌用のファン
の作用により、一度衣類に接触した温風を再び衣類と接
触させ、衣類を効率良くかつムラなく短時間で乾燥する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の乾燥装置の断面図
【図2】本発明の第2の実施例の乾燥装置の断面図
【図3】本発明の第3の実施例の乾燥装置の断面図
【図4】本発明の第4の実施例の乾燥装置の断面図
【図5】本発明の第5の実施例の乾燥装置の断面図
【図6】本発明の第6の実施例の乾燥装置の断面図
【図7】本発明の第7の実施例の乾燥装置の断面図
【図8】本発明の第8の実施例の乾燥装置の断面図
【図9】従来の洗濯乾燥装置の断面図
【符号の説明】
1 筐体 2 サスペンション 3 外槽 4 内槽 6 回転翼 8 モータ(駆動手段) 10 乾燥用送風機(温風送風手段) 11 ヒータ(温風送風手段) 31、32 羽根 33、34 リブ 35、36 温風攪拌用のファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中本 重陽 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA16 BB15 CA06 CB07 CB49 CB52 DB14 DC23 MA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、この筐体内の外槽と、この外槽
    内に回転自在に支持され壁面に多数の孔を有する内槽
    と、この内槽を回転駆動する駆動手段と、前記内槽内に
    温風を供給し収納された衣類を乾燥する温風送風手段と
    を備え、前記内槽の外面には空気攪拌用の羽根を設けた
    乾燥装置。
  2. 【請求項2】 内槽の内部に衣類を攪拌する回転翼を備
    えるとともに、駆動手段は前記内槽または回転翼を駆動
    するようにした請求項1記載の乾燥装置。
  3. 【請求項3】 空気攪拌用の羽根を内槽の外側面にも設
    けた請求項1または2に記載の乾燥装置。
  4. 【請求項4】 外槽内壁に、攪拌した空気を上方へ導く
    リブを設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の乾燥
    装置。
  5. 【請求項5】 外槽内壁上部から外槽の開口部を覆う外
    槽カバーにかけて、攪拌した空気を内槽内へ導くリブを
    設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の乾燥装置。
  6. 【請求項6】 筐体と、この筐体内の外槽と、この外槽
    内に回転自在に支持され壁面に多数の孔を有する内槽
    と、この内槽を回転駆動する駆動手段と、前記内槽内に
    温風を供給し収納された衣類を乾燥する温風送風手段と
    を備え、前記外槽内には温風攪拌用のファンを設けた乾
    燥装置。
  7. 【請求項7】 筐体と、この筐体内の外槽と、この外槽
    内に回転自在に支持され壁面に多数の孔を有する内槽
    と、この内槽を回転駆動する駆動手段と、前記内槽内に
    温風を供給し収納された衣類を乾燥する温風送風手段と
    を備え、前記内槽の外方には内槽内の温風を攪拌する温
    風攪拌用のファンを設けた乾燥装置。
  8. 【請求項8】 筐体と、この筐体内の外槽と、この外槽
    内に回転自在に支持され壁面に多数の孔を有する内槽
    と、この内槽を回転駆動する駆動手段と、前記内槽内に
    温風を供給し収納された衣類を乾燥する温風送風手段と
    を備え、前記外槽内には温風攪拌用のファンを設け、前
    記内槽の外方には内槽内の温風を攪拌する温風攪拌用の
    ファンを設けた乾燥装置。
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