JP2003062381A - 洗濯乾燥機 - Google Patents
洗濯乾燥機Info
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- JP2003062381A JP2003062381A JP2001254331A JP2001254331A JP2003062381A JP 2003062381 A JP2003062381 A JP 2003062381A JP 2001254331 A JP2001254331 A JP 2001254331A JP 2001254331 A JP2001254331 A JP 2001254331A JP 2003062381 A JP2003062381 A JP 2003062381A
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- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗濯から乾燥の一連の行程を逐次制御する洗
濯乾燥機において、他のコースとは別に、少量の衣類に
限定して行程を実施するコースを設け、洗濯、乾燥時間
を効率的に短縮し、使い勝手の向上を図る。 【解決手段】 内槽4を略鉛直方向に回転自在に支持し
た外槽3と、内槽4またはその内底部に回転自在に設け
た回転翼6を駆動するモータ10と、内槽4内にヒータ
15により熱せられた温風を送風する乾燥用送風機14
と、内槽4内に給水する給水弁25と、熱交換器12を
有し温風送風手段14による温風を循環させる温風循環
経路18と、熱交換器12を冷却する冷却用送風機27
と、モータ10、ヒータ15等の電装部品を制御する制
御装置28とを備え、制御装置28は、少量の衣類につ
いて、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコ
ースを、他のコースとは別に設けた洗濯乾燥機。
濯乾燥機において、他のコースとは別に、少量の衣類に
限定して行程を実施するコースを設け、洗濯、乾燥時間
を効率的に短縮し、使い勝手の向上を図る。 【解決手段】 内槽4を略鉛直方向に回転自在に支持し
た外槽3と、内槽4またはその内底部に回転自在に設け
た回転翼6を駆動するモータ10と、内槽4内にヒータ
15により熱せられた温風を送風する乾燥用送風機14
と、内槽4内に給水する給水弁25と、熱交換器12を
有し温風送風手段14による温風を循環させる温風循環
経路18と、熱交換器12を冷却する冷却用送風機27
と、モータ10、ヒータ15等の電装部品を制御する制
御装置28とを備え、制御装置28は、少量の衣類につ
いて、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコ
ースを、他のコースとは別に設けた洗濯乾燥機。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗い、すすぎ、脱
水、乾燥の一連の行程を逐次制御する洗濯乾燥機に関す
るものである。
水、乾燥の一連の行程を逐次制御する洗濯乾燥機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯乾燥機は図7に示す
ような構成が提案されている。以下、その構成について
説明する。
ような構成が提案されている。以下、その構成について
説明する。
【0003】図7に示すように、筐体1は、内部に複数
のサスペンション2によって弾性的に吊り下げた外槽3
を設け、脱水時の振動をサスペンション2によって吸収
する構成としている。外槽3の内部には、洗濯物および
乾燥対象物を収容する内槽4を中空で2重構造とした洗
濯・脱水軸5を中心に回転可能に配設し、内槽4の内底
部に衣類(洗濯物や乾燥対象物)を撹拌する回転翼6を
回転自在に配設している。
のサスペンション2によって弾性的に吊り下げた外槽3
を設け、脱水時の振動をサスペンション2によって吸収
する構成としている。外槽3の内部には、洗濯物および
乾燥対象物を収容する内槽4を中空で2重構造とした洗
濯・脱水軸5を中心に回転可能に配設し、内槽4の内底
部に衣類(洗濯物や乾燥対象物)を撹拌する回転翼6を
回転自在に配設している。
【0004】また、内槽4の内部周壁には小孔(図示せ
ず)を多数設けるとともに、上方には流体バランサ7を
設けている。回転翼6は外周部に傾斜面8を有する略皿
状の基盤の上面に撹拌用突出部9を形成することによ
り、乾燥行程においては、乾燥対象物を回転翼6の回転
による遠心力で傾斜面8に沿って上方へと舞い上がりや
すくしている。
ず)を多数設けるとともに、上方には流体バランサ7を
設けている。回転翼6は外周部に傾斜面8を有する略皿
状の基盤の上面に撹拌用突出部9を形成することによ
り、乾燥行程においては、乾燥対象物を回転翼6の回転
による遠心力で傾斜面8に沿って上方へと舞い上がりや
すくしている。
【0005】モータ10は、外槽3の底部に取り付け、
洗濯または脱水時に回転力の伝達を洗濯・脱水軸5に切
り換えるクラッチ11と洗濯・脱水軸5を介して、内槽
4または回転翼6に連結している。
洗濯または脱水時に回転力の伝達を洗濯・脱水軸5に切
り換えるクラッチ11と洗濯・脱水軸5を介して、内槽
4または回転翼6に連結している。
【0006】熱交換器12は、循環する湿った温風を除
湿するもので、一端を伸縮自在の下部蛇腹状ホース13
を介して外槽3の下部に接続し、他端を乾燥用送風機1
4の一端に接続している。乾燥用送風機14の他端は、
加熱手段であるヒータ15を有する温風供給路16に接
続し、上部蛇腹状ホース17を通って内槽4へ繋がり、
循環する温風循環経路18を構成している。乾燥用送風
機14とヒータ15とで温風送風手段を構成している。
湿するもので、一端を伸縮自在の下部蛇腹状ホース13
を介して外槽3の下部に接続し、他端を乾燥用送風機1
4の一端に接続している。乾燥用送風機14の他端は、
加熱手段であるヒータ15を有する温風供給路16に接
続し、上部蛇腹状ホース17を通って内槽4へ繋がり、
循環する温風循環経路18を構成している。乾燥用送風
機14とヒータ15とで温風送風手段を構成している。
【0007】外槽3には、外槽3の上面を気密的に覆う
外槽カバー19を設けており、この外槽カバー19に伸
縮自在の上部蛇腹状ホース17からの温風噴出孔20を
開口している。また、この外槽カバー19に中蓋21を
開閉自在に設け、衣類を出し入れするようにしている。
外槽カバー19を設けており、この外槽カバー19に伸
縮自在の上部蛇腹状ホース17からの温風噴出孔20を
開口している。また、この外槽カバー19に中蓋21を
開閉自在に設け、衣類を出し入れするようにしている。
【0008】筐体カバー22は筐体1の上部を覆うもの
で、開閉蓋23を開閉自在に有し、操作表示手段24を
設けるとともに、内槽4に給水する給水弁25を設けて
いる。また、外槽3の底部に外槽3内に水を排水する排
水弁26を設けている。冷却用送風機27は、筐体1の
側面に取り付け、筐体1の内部の外槽3、熱交換器12
などを冷却するように送風できるよう構成している。
で、開閉蓋23を開閉自在に有し、操作表示手段24を
設けるとともに、内槽4に給水する給水弁25を設けて
いる。また、外槽3の底部に外槽3内に水を排水する排
水弁26を設けている。冷却用送風機27は、筐体1の
側面に取り付け、筐体1の内部の外槽3、熱交換器12
などを冷却するように送風できるよう構成している。
【0009】制御装置28は、マイクロコンピュータを
具備し、モータ10、クラッチ11、乾燥用送風機1
4、ヒータ15、給水弁25、排水弁26、冷却用送風
機27などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥
の一連の行程を逐次制御するように構成している。
具備し、モータ10、クラッチ11、乾燥用送風機1
4、ヒータ15、給水弁25、排水弁26、冷却用送風
機27などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥
の一連の行程を逐次制御するように構成している。
【0010】サーミスタ29は熱交換器12の外壁の温
度を検知するもので、サーミスタ30は熱交換器12の
出口の循環風温度を検知するものである。制御装置28
は、これらサーミスタ29、30による検知出力を入力
し、乾燥終了を判定するよう構成している。
度を検知するもので、サーミスタ30は熱交換器12の
出口の循環風温度を検知するものである。制御装置28
は、これらサーミスタ29、30による検知出力を入力
し、乾燥終了を判定するよう構成している。
【0011】上記構成において動作を説明する。洗い行
程では、開閉蓋23と中蓋21を開けて、内槽4に衣類
(洗濯物)を投入し運転を開始すると、給水弁25を開
いて所定の水位まで給水した後、モータ10を駆動す
る。このとき、伝達機構部のクラッチ11によりモータ
10の動力を洗濯軸を介して回転翼6に伝達し、回転翼
6が回転することで、回転翼6の撹拌用突出部9により
衣類を撹拌し、洗濯物同士、または内槽4の内壁や回転
翼6との接触により作用する機械力と、水流力により行
われる。
程では、開閉蓋23と中蓋21を開けて、内槽4に衣類
(洗濯物)を投入し運転を開始すると、給水弁25を開
いて所定の水位まで給水した後、モータ10を駆動す
る。このとき、伝達機構部のクラッチ11によりモータ
10の動力を洗濯軸を介して回転翼6に伝達し、回転翼
6が回転することで、回転翼6の撹拌用突出部9により
衣類を撹拌し、洗濯物同士、または内槽4の内壁や回転
翼6との接触により作用する機械力と、水流力により行
われる。
【0012】脱水行程では、洗濯終了後、排水弁26を
開いて内槽4内の水を排水した後、伝達機構部のクラッ
チ11を脱水側に切り換えて、モータ10の動力を脱水
軸を介し内槽4に伝達して回転させ、衣類に遠心力を与
えることにより、水分を衣類から分離することで行う。
脱水行程が終了すると引きつづいて乾燥行程に入る。
開いて内槽4内の水を排水した後、伝達機構部のクラッ
チ11を脱水側に切り換えて、モータ10の動力を脱水
軸を介し内槽4に伝達して回転させ、衣類に遠心力を与
えることにより、水分を衣類から分離することで行う。
脱水行程が終了すると引きつづいて乾燥行程に入る。
【0013】乾燥行程に入ると、クラッチ11を洗濯側
に切り換えてモータ10を駆動して回転翼6に伝達し、
回転翼6を急速に正転、反転することで、脱水後に内槽
4の内壁に張り付いた衣類を引き剥がす。つぎに、排水
弁26を閉じて回転翼6を正転、反転させて撹拌用突出
部9で衣類を引っかけて撹拌しながら、乾燥用送風機1
4とヒータ15とで構成した温風送風手段により温風を
温風噴出孔20に送る。温風噴出孔20より内槽4に吹
き込まれた温風は、衣類から水分を蒸発させた後、内槽
4から外槽3の内側へ出た後、下部蛇腹状ホース13を
通過して、熱交換器12へ至る。
に切り換えてモータ10を駆動して回転翼6に伝達し、
回転翼6を急速に正転、反転することで、脱水後に内槽
4の内壁に張り付いた衣類を引き剥がす。つぎに、排水
弁26を閉じて回転翼6を正転、反転させて撹拌用突出
部9で衣類を引っかけて撹拌しながら、乾燥用送風機1
4とヒータ15とで構成した温風送風手段により温風を
温風噴出孔20に送る。温風噴出孔20より内槽4に吹
き込まれた温風は、衣類から水分を蒸発させた後、内槽
4から外槽3の内側へ出た後、下部蛇腹状ホース13を
通過して、熱交換器12へ至る。
【0014】衣類の水分を奪って湿気を含んだ温風が、
外槽3の内壁や熱交換器12内を通過しているとき、筐
体1の側面に設置した冷却送風機27による外部空気の
流入で、外槽3や熱交換器12の外壁は冷却されること
になり、その内部では、水分の結露が起こり、湿った温
風は除湿されて乾燥用送風機14に戻る。この温風循環
経路18で温風を循環させることにより、内槽4内の衣
類を乾燥させることができる。
外槽3の内壁や熱交換器12内を通過しているとき、筐
体1の側面に設置した冷却送風機27による外部空気の
流入で、外槽3や熱交換器12の外壁は冷却されること
になり、その内部では、水分の結露が起こり、湿った温
風は除湿されて乾燥用送風機14に戻る。この温風循環
経路18で温風を循環させることにより、内槽4内の衣
類を乾燥させることができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の構成では、脱水行程での外槽3の振れ廻りなど
を考慮した筐体1内の限られたスペースで、温風循環経
路18を構成しなければならず、熱交換器12も充分な
冷却面積を確保できず、乾燥時間が長くなっていた。
な従来の構成では、脱水行程での外槽3の振れ廻りなど
を考慮した筐体1内の限られたスペースで、温風循環経
路18を構成しなければならず、熱交換器12も充分な
冷却面積を確保できず、乾燥時間が長くなっていた。
【0016】また、特に少量の衣類において、質量減に
よる遠心力の低下で脱水率が低下すること、また、内槽
4内をそのまま通りぬける循環温風の量が増え、衣類に
効率よく温風が当たりにくいこと、また、蒸発水分量が
少なく乾燥検知しにくいこと、などの理由によって乾燥
効率が悪化し、乾燥時間が長くなっていた。
よる遠心力の低下で脱水率が低下すること、また、内槽
4内をそのまま通りぬける循環温風の量が増え、衣類に
効率よく温風が当たりにくいこと、また、蒸発水分量が
少なく乾燥検知しにくいこと、などの理由によって乾燥
効率が悪化し、乾燥時間が長くなっていた。
【0017】また、特に少量衣類において、乾燥行程に
おける乾燥終了間際の減率乾燥期において、循環風温度
が乾燥の進行とともに上昇し、化繊などの乾きやすい衣
類においては、乾きすぎてしわや傷みの原因になってい
た。
おける乾燥終了間際の減率乾燥期において、循環風温度
が乾燥の進行とともに上昇し、化繊などの乾きやすい衣
類においては、乾きすぎてしわや傷みの原因になってい
た。
【0018】さらに、有職主婦の増加や、ライフスタイ
ルの変化により、少量の衣類を短時間で洗濯から乾燥ま
で行いたいニーズが増加していた。
ルの変化により、少量の衣類を短時間で洗濯から乾燥ま
で行いたいニーズが増加していた。
【0019】本発明は上記課題を解決するもので、少量
の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を
短時間で実施するコースを実現し、使い勝手の向上を図
ることを目的としている。
の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を
短時間で実施するコースを実現し、使い勝手の向上を図
ることを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転中
心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持し
た内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼
と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記
内槽内に温風を送風する温風送風手段と、前記内槽内に
給水する給水手段と、熱交換器を有し前記温風送風手段
による温風を循環させる温風循環経路と、前記熱交換器
を冷却する冷却手段と、前記駆動手段、温風送風手段、
冷却手段などの動作を制御する制御手段とを備え、少量
の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を
実施するコースを、他のコースとは別に設けたものであ
る。
するために、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転中
心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持し
た内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼
と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記
内槽内に温風を送風する温風送風手段と、前記内槽内に
給水する給水手段と、熱交換器を有し前記温風送風手段
による温風を循環させる温風循環経路と、前記熱交換器
を冷却する冷却手段と、前記駆動手段、温風送風手段、
冷却手段などの動作を制御する制御手段とを備え、少量
の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を
実施するコースを、他のコースとは別に設けたものであ
る。
【0021】これにより、衣類を少量(例えば1kg程
度以下)に限定し、少量専用コースとして特化させるこ
とで各工程の組み合わせや時間配分を最適化し、洗濯、
乾燥時間を効率的に短縮することができる。よって、少
量の衣類限定で、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を
短時間(例えば1時間)で実施でき、使い勝手の向上を
図ることができる。
度以下)に限定し、少量専用コースとして特化させるこ
とで各工程の組み合わせや時間配分を最適化し、洗濯、
乾燥時間を効率的に短縮することができる。よって、少
量の衣類限定で、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を
短時間(例えば1時間)で実施でき、使い勝手の向上を
図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を略
鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持した内槽
と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼と、前
記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽内
に温風を送風する温風送風手段と、前記内槽内に給水す
る給水手段と、熱交換器を有し前記温風送風手段による
温風を循環させる温風循環経路と、前記熱交換器を冷却
する冷却手段と、前記駆動手段、温風送風手段、冷却手
段などの動作を制御する制御手段とを備え、少量の衣類
について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施す
るコースを、他のコースとは別に設けた洗濯乾燥機であ
り、衣類を少量(例えば1kg程度以下)に限定し、少
量専用コースとして特化させることで各工程の組み合わ
せや時間配分を最適化し、洗濯、乾燥時間を効率的に短
縮することができる。よって、少量の衣類限定で、洗
い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を短時間(例えば1時
間)で実施でき、使い勝手の向上を図ることができる。
は、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を略
鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持した内槽
と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼と、前
記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽内
に温風を送風する温風送風手段と、前記内槽内に給水す
る給水手段と、熱交換器を有し前記温風送風手段による
温風を循環させる温風循環経路と、前記熱交換器を冷却
する冷却手段と、前記駆動手段、温風送風手段、冷却手
段などの動作を制御する制御手段とを備え、少量の衣類
について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施す
るコースを、他のコースとは別に設けた洗濯乾燥機であ
り、衣類を少量(例えば1kg程度以下)に限定し、少
量専用コースとして特化させることで各工程の組み合わ
せや時間配分を最適化し、洗濯、乾燥時間を効率的に短
縮することができる。よって、少量の衣類限定で、洗
い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を短時間(例えば1時
間)で実施でき、使い勝手の向上を図ることができる。
【0023】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、少量の衣類について、洗い、すす
ぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースは、布量等に
関係なく、洗濯水量、洗濯時間、すすぎ回数、脱水時
間、乾燥時間等を固定するよう構成したものであり、少
量衣類(例えば1kg程度以下)に対し、限定された時
間(例えば1時間)の中で、洗濯、乾燥時間を変更する
ことなしに、その少量衣類に対応した必要最小限の時間
で洗濯、乾燥を実行できるため、使い勝手の向上を図る
ことができる。
記載の発明において、少量の衣類について、洗い、すす
ぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースは、布量等に
関係なく、洗濯水量、洗濯時間、すすぎ回数、脱水時
間、乾燥時間等を固定するよう構成したものであり、少
量衣類(例えば1kg程度以下)に対し、限定された時
間(例えば1時間)の中で、洗濯、乾燥時間を変更する
ことなしに、その少量衣類に対応した必要最小限の時間
で洗濯、乾燥を実行できるため、使い勝手の向上を図る
ことができる。
【0024】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、冷却手段を、前記熱交換
器内の温風を給水冷却する水冷手段で構成したものであ
り、熱交換器の熱交換性能を向上し、除湿率を高くしつ
つ、乾燥時間を効率的に短縮することができ、少量の衣
類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施
するコースにおいて、請求項1または2記載の発明の少
量容量より多めの衣類を、より短時間で素早く洗濯、乾
燥できるため、使い勝手の向上を図ることができる。
たは2に記載の発明において、冷却手段を、前記熱交換
器内の温風を給水冷却する水冷手段で構成したものであ
り、熱交換器の熱交換性能を向上し、除湿率を高くしつ
つ、乾燥時間を効率的に短縮することができ、少量の衣
類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施
するコースにおいて、請求項1または2記載の発明の少
量容量より多めの衣類を、より短時間で素早く洗濯、乾
燥できるため、使い勝手の向上を図ることができる。
【0025】請求項4に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2の発明において、冷却手段を、前記熱交換器内の
温風を給水冷却する水冷手段と前記熱交換器の外壁を送
風冷却する空冷手段とで構成したものであり、2つの冷
却手段を効果的に組み合わせることで、熱交換器の熱交
換性能をよりいっそう向上させ、除湿率を高くしつつ、
乾燥時間を効率的に短縮することができ、少量の衣類に
ついて、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施する
コースにおいて、請求項1、2または3記載の発明の少
量容量よりさらに多くの衣類を、さらに短時間で素早く
洗濯、乾燥できるため、さらなる使い勝手の向上を図る
ことができる。
たは2の発明において、冷却手段を、前記熱交換器内の
温風を給水冷却する水冷手段と前記熱交換器の外壁を送
風冷却する空冷手段とで構成したものであり、2つの冷
却手段を効果的に組み合わせることで、熱交換器の熱交
換性能をよりいっそう向上させ、除湿率を高くしつつ、
乾燥時間を効率的に短縮することができ、少量の衣類に
ついて、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施する
コースにおいて、請求項1、2または3記載の発明の少
量容量よりさらに多くの衣類を、さらに短時間で素早く
洗濯、乾燥できるため、さらなる使い勝手の向上を図る
ことができる。
【0026】請求項5に記載の発明は、上記請求項4に
記載の発明において、制御手段を、乾燥行程に入ってか
ら所定時間経過するまでの間は、空冷手段のみで熱交換
器を冷却し、乾燥終了間際の減率乾燥期には、水冷手段
と空冷手段で冷却するよう構成したものであり、乾燥初
期は、循環風温度が比較的高い空冷冷却によって予熱時
間(衣類および循環経路の温度を上げる時間)を短縮で
き、乾燥終了間際の減率乾燥期は、水冷および空冷手段
により強力に冷却し、循環風温度を比較的下げて、循環
経路の過度の温度上昇を抑制しながら乾燥し、乾燥終了
後に衣類を冷やすクールダウン時間を短縮できる。これ
により、乾燥時間を効率的に短縮することができ、少量
の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を
実施するコースにおいて、請求項1〜4記載の発明の少
量容量よりさらに多くの衣類を、さらに短時間で素早く
洗濯、乾燥できるため、さらなる使い勝手の向上を図る
ことができる。また、乾燥終了間際の減率乾燥期に水冷
冷却を用いることで、冷却水の再蒸発現象により、少量
衣類乾燥時にありがちな衣類の過乾燥を防止し、衣類の
しわ、傷みを抑えることができる。さらに、水冷手段と
空冷手段を併用し、効率的に水を使用しているため、水
冷手段のみの場合と比べ経済的となり、ランニングコス
トも抑えることができる。
記載の発明において、制御手段を、乾燥行程に入ってか
ら所定時間経過するまでの間は、空冷手段のみで熱交換
器を冷却し、乾燥終了間際の減率乾燥期には、水冷手段
と空冷手段で冷却するよう構成したものであり、乾燥初
期は、循環風温度が比較的高い空冷冷却によって予熱時
間(衣類および循環経路の温度を上げる時間)を短縮で
き、乾燥終了間際の減率乾燥期は、水冷および空冷手段
により強力に冷却し、循環風温度を比較的下げて、循環
経路の過度の温度上昇を抑制しながら乾燥し、乾燥終了
後に衣類を冷やすクールダウン時間を短縮できる。これ
により、乾燥時間を効率的に短縮することができ、少量
の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を
実施するコースにおいて、請求項1〜4記載の発明の少
量容量よりさらに多くの衣類を、さらに短時間で素早く
洗濯、乾燥できるため、さらなる使い勝手の向上を図る
ことができる。また、乾燥終了間際の減率乾燥期に水冷
冷却を用いることで、冷却水の再蒸発現象により、少量
衣類乾燥時にありがちな衣類の過乾燥を防止し、衣類の
しわ、傷みを抑えることができる。さらに、水冷手段と
空冷手段を併用し、効率的に水を使用しているため、水
冷手段のみの場合と比べ経済的となり、ランニングコス
トも抑えることができる。
【0027】請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜
5に記載の発明において、脱水行程時に、温風送風手段
によって内槽内に温風を送風するよう構成したものであ
り、仮にその温風により各部分の温度が上昇し、強度が
低下しても、脱水時おける衣類のアンバランスによる洗
濯乾燥機全体の強度的問題(外槽と内槽の接触など)が
発生しない程度の少量衣類(例えば1kg程度以下)に
限定することで、強度的問題を解決することができるた
め、脱水時に、温風を送風し、衣類の温度を上昇させ、
衣類の繊維が伸張し、織り目が緩和することによって脱
水率の向上が可能となり、さらに予熱時間を短縮でき、
乾燥時間を効率的に短縮し、少量の衣類について、洗
い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースにお
いて、請求項1〜5記載の発明の少量容量よりさらに多
くの衣類を、より短時間で素早く洗濯、乾燥できるた
め、使い勝手の向上を図ることができる。
5に記載の発明において、脱水行程時に、温風送風手段
によって内槽内に温風を送風するよう構成したものであ
り、仮にその温風により各部分の温度が上昇し、強度が
低下しても、脱水時おける衣類のアンバランスによる洗
濯乾燥機全体の強度的問題(外槽と内槽の接触など)が
発生しない程度の少量衣類(例えば1kg程度以下)に
限定することで、強度的問題を解決することができるた
め、脱水時に、温風を送風し、衣類の温度を上昇させ、
衣類の繊維が伸張し、織り目が緩和することによって脱
水率の向上が可能となり、さらに予熱時間を短縮でき、
乾燥時間を効率的に短縮し、少量の衣類について、洗
い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースにお
いて、請求項1〜5記載の発明の少量容量よりさらに多
くの衣類を、より短時間で素早く洗濯、乾燥できるた
め、使い勝手の向上を図ることができる。
【0028】請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜
6に記載の発明において、制御手段は、脱水回転数を通
常よりも高速回転とするよう構成したものであり、脱水
時おける衣類のアンバランスが発生したとしても、脱水
の容量を、洗濯乾燥機全体の強度的問題(外槽と内槽の
接触など)が発生しない程度の少量衣類(例えば1kg
程度以下)に限定することで、脱水回転数の高速回転を
可能とし、脱水率を向上させ、すすぎ時間および乾燥時
間を効率的に短縮し、少量の衣類について、洗い、すす
ぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースにおいて、請
求項1〜6記載の発明の少量容量よりさらに多くの衣類
を、より短時間で素早く洗濯、乾燥できるため、使い勝
手の向上を図ることができる。
6に記載の発明において、制御手段は、脱水回転数を通
常よりも高速回転とするよう構成したものであり、脱水
時おける衣類のアンバランスが発生したとしても、脱水
の容量を、洗濯乾燥機全体の強度的問題(外槽と内槽の
接触など)が発生しない程度の少量衣類(例えば1kg
程度以下)に限定することで、脱水回転数の高速回転を
可能とし、脱水率を向上させ、すすぎ時間および乾燥時
間を効率的に短縮し、少量の衣類について、洗い、すす
ぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースにおいて、請
求項1〜6記載の発明の少量容量よりさらに多くの衣類
を、より短時間で素早く洗濯、乾燥できるため、使い勝
手の向上を図ることができる。
【0029】請求項8に記載の発明は、上記請求項1〜
7に記載の発明において、制御手段は、脱水行程時に、
温風送風手段によって内槽内に温風を送風し、かつ、脱
水回転数を通常よりも高速回転とするよう構成としたも
のであり、仮にその温風により各部分の温度が上昇し、
強度が低下しても、また、脱水時おける衣類のアンバラ
ンスが発生したとしても、脱水の容量を、脱水時おける
衣類のアンバランスによる洗濯乾燥機全体の強度的問題
(外槽と内槽の接触など)が発生しない程度の少量衣類
(例えば1kg程度以下)に限定することで、脱水回転
数を高速回転にすると共に、温風を送風することを可能
にし、脱水率を飛躍的に向上させ、さらに予熱時間を短
縮でき、すすぎおよび乾燥時間を効率的に短縮し、少量
の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を
実施するコースにおいて、請求項1〜7記載の発明の少
量容量よりさらに多くの衣類を、より短時間で素早く洗
濯、乾燥できるため、使い勝手の向上を図ることができ
る。
7に記載の発明において、制御手段は、脱水行程時に、
温風送風手段によって内槽内に温風を送風し、かつ、脱
水回転数を通常よりも高速回転とするよう構成としたも
のであり、仮にその温風により各部分の温度が上昇し、
強度が低下しても、また、脱水時おける衣類のアンバラ
ンスが発生したとしても、脱水の容量を、脱水時おける
衣類のアンバランスによる洗濯乾燥機全体の強度的問題
(外槽と内槽の接触など)が発生しない程度の少量衣類
(例えば1kg程度以下)に限定することで、脱水回転
数を高速回転にすると共に、温風を送風することを可能
にし、脱水率を飛躍的に向上させ、さらに予熱時間を短
縮でき、すすぎおよび乾燥時間を効率的に短縮し、少量
の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を
実施するコースにおいて、請求項1〜7記載の発明の少
量容量よりさらに多くの衣類を、より短時間で素早く洗
濯、乾燥できるため、使い勝手の向上を図ることができ
る。
【0030】請求項9に記載の発明は、上記請求項1〜
8に記載の発明において、制御手段は、乾燥行程初期か
ら乾燥終了まで、回転翼を主に駆動させる構成としたも
のであり、少量の衣類を効果的に回転翼駆動し、内槽内
に跳ね上げることで、循環風を効果的に衣類に当てるこ
とができ、乾燥時間を短縮し、少量の衣類について、洗
い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースにお
いて、請求項1〜8記載の発明の少量容量よりさらに多
くの衣類を、より短時間で素早く洗濯、乾燥できるた
め、使い勝手の向上を図ることができる。
8に記載の発明において、制御手段は、乾燥行程初期か
ら乾燥終了まで、回転翼を主に駆動させる構成としたも
のであり、少量の衣類を効果的に回転翼駆動し、内槽内
に跳ね上げることで、循環風を効果的に衣類に当てるこ
とができ、乾燥時間を短縮し、少量の衣類について、洗
い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースにお
いて、請求項1〜8記載の発明の少量容量よりさらに多
くの衣類を、より短時間で素早く洗濯、乾燥できるた
め、使い勝手の向上を図ることができる。
【0031】請求項10に記載の発明は、上記請求項1
〜9に記載の発明において、制御手段は、温度調節機能
により温風循環経路の循環風温度が所定温度以上になら
ないよう構成したものであり、必要以上の循環経路およ
び衣類の温度上昇を防止し、乾燥後に衣類を冷却するク
ールダウン時間を最小限に短縮することができ、少量の
衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実
施するコースにおいて、より短時間で素早く洗濯、乾燥
できるため、使い勝手の向上を図ることができる。
〜9に記載の発明において、制御手段は、温度調節機能
により温風循環経路の循環風温度が所定温度以上になら
ないよう構成したものであり、必要以上の循環経路およ
び衣類の温度上昇を防止し、乾燥後に衣類を冷却するク
ールダウン時間を最小限に短縮することができ、少量の
衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実
施するコースにおいて、より短時間で素早く洗濯、乾燥
できるため、使い勝手の向上を図ることができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0033】(実施例1)図1および図2において、
「洗濯標準コース」、「洗濯乾燥標準コース」および
「ちょっと乾燥コース」等の個別コースとは別に、少量
衣類に限定して、洗濯から乾燥まで実施するコースを設
けた構成としている。他の構成は従来例と同じである。
「洗濯標準コース」、「洗濯乾燥標準コース」および
「ちょっと乾燥コース」等の個別コースとは別に、少量
衣類に限定して、洗濯から乾燥まで実施するコースを設
けた構成としている。他の構成は従来例と同じである。
【0034】上記構成において、基本的な動作は従来例
と同じである。
と同じである。
【0035】従来の「洗濯乾燥標準コース」で少量衣類
(1kg程度以下)を洗濯から乾燥まで標準コースで行
うと約2時間30分かかっていた。これは、定格容量
(例えば洗濯容量8kg、乾燥容量4.5kg)の性能
を考慮した行程設定となっているためである。
(1kg程度以下)を洗濯から乾燥まで標準コースで行
うと約2時間30分かかっていた。これは、定格容量
(例えば洗濯容量8kg、乾燥容量4.5kg)の性能
を考慮した行程設定となっているためである。
【0036】ここで、少量衣類に限定したコースを設け
ることにより、少量衣類を洗濯乾燥する場合には、浴比
(衣類量と内槽4内の水量の比)が十分にあるため、洗
剤が溶けやすく衣類の洗剤残りの心配が少なく、洗剤を
溶かす行程が短縮できる。また、すすぎも十分にできる
ため、時間短縮が可能となる。また、少量衣類のため、
モータ10、クラッチ11などにかかる負荷が小さいた
め、回転翼6を高速回転することが可能となり、洗浄率
を確保しつつ、時間短縮が可能となる。また、脱水回転
終了時の内槽4の惰性回転時の回転モーメントが小さい
ため、ブレーキへの負荷が少なく、惰性回転時間が短縮
できる。
ることにより、少量衣類を洗濯乾燥する場合には、浴比
(衣類量と内槽4内の水量の比)が十分にあるため、洗
剤が溶けやすく衣類の洗剤残りの心配が少なく、洗剤を
溶かす行程が短縮できる。また、すすぎも十分にできる
ため、時間短縮が可能となる。また、少量衣類のため、
モータ10、クラッチ11などにかかる負荷が小さいた
め、回転翼6を高速回転することが可能となり、洗浄率
を確保しつつ、時間短縮が可能となる。また、脱水回転
終了時の内槽4の惰性回転時の回転モーメントが小さい
ため、ブレーキへの負荷が少なく、惰性回転時間が短縮
できる。
【0037】また、乾燥時においては、少量衣類では、
衣類が絡みにくいため、絡みを考慮しないで、乾燥効率
を優先したシーケンスが設定することができる。
衣類が絡みにくいため、絡みを考慮しないで、乾燥効率
を優先したシーケンスが設定することができる。
【0038】このように本実施例によれば、少量衣類専
用コースとして特化することで、各行程の組み合わせや
時間配分を最適化し、洗濯、乾燥時間を効果的に短縮す
ることができる。よって、少量の衣類限定で、洗い、す
すぎ、脱水、乾燥の全行程を短時間(例えば1時間)で
実施でき、使い勝手の向上を図ることができる。
用コースとして特化することで、各行程の組み合わせや
時間配分を最適化し、洗濯、乾燥時間を効果的に短縮す
ることができる。よって、少量の衣類限定で、洗い、す
すぎ、脱水、乾燥の全行程を短時間(例えば1時間)で
実施でき、使い勝手の向上を図ることができる。
【0039】(実施例2)図3に示すように、少量衣類
に限定して洗濯から乾燥まで実施するコースは、布量検
知手段の結果等によらず、水量、洗濯時間、すすぎ回
数、脱水時間、乾燥時間等が固定された構成としてい
る。他の構成は従来例と同じである。
に限定して洗濯から乾燥まで実施するコースは、布量検
知手段の結果等によらず、水量、洗濯時間、すすぎ回
数、脱水時間、乾燥時間等が固定された構成としてい
る。他の構成は従来例と同じである。
【0040】上記構成において、基本的な動作は従来例
と同じである。
と同じである。
【0041】ここで、例えば1kg程度以下の少量衣類
を、約1時間で洗濯から乾燥まで行うためには、洗濯約
15分(洗い4分、すすぎ4分、脱水7分)、乾燥約4
5分(乾燥35分、クールダウン10分)程度の時間配
分が最適であるが、洗濯水量の違いによる洗濯時間の変
化や、乾燥終了検知のバラツキなどが発生すると、この
時間配分を守ることが困難になる。そこで、予め、衣類
容量が少量(例えば1kg程度以下)限定であれば、各
行程内容を固定することで、限定された時間(例えば1
時間)の中で、洗濯、乾燥時間を変更することなしに、
その少量衣類に対応した必要最小限の時間で洗濯、乾燥
を実行できるため、使い勝手の向上を図ることができ
る。
を、約1時間で洗濯から乾燥まで行うためには、洗濯約
15分(洗い4分、すすぎ4分、脱水7分)、乾燥約4
5分(乾燥35分、クールダウン10分)程度の時間配
分が最適であるが、洗濯水量の違いによる洗濯時間の変
化や、乾燥終了検知のバラツキなどが発生すると、この
時間配分を守ることが困難になる。そこで、予め、衣類
容量が少量(例えば1kg程度以下)限定であれば、各
行程内容を固定することで、限定された時間(例えば1
時間)の中で、洗濯、乾燥時間を変更することなしに、
その少量衣類に対応した必要最小限の時間で洗濯、乾燥
を実行できるため、使い勝手の向上を図ることができ
る。
【0042】(実施例3)図4に示すように、給水弁3
1は、洗い、すすぎ行程で内槽4内に給水する洗濯用給
水弁と、乾燥行程で熱交換器32に給水する乾燥用給水
弁とを一体に構成し、冷水ホース33を通して熱交換器
32内に送水するようにし、給水弁31と冷水ホース3
3とで熱交換器32を冷却する水冷手段を構成してい
る。
1は、洗い、すすぎ行程で内槽4内に給水する洗濯用給
水弁と、乾燥行程で熱交換器32に給水する乾燥用給水
弁とを一体に構成し、冷水ホース33を通して熱交換器
32内に送水するようにし、給水弁31と冷水ホース3
3とで熱交換器32を冷却する水冷手段を構成してい
る。
【0043】熱交換器32は、一端を伸縮自在の下部蛇
腹状ホース13を介して外槽3の下部に接続し、他端を
乾燥用送風機14の一端に接続している。乾燥用送風機
14の他端は、加熱手段であるヒータ15を有する温風
供給路16に接続し、上部蛇腹状ホース17を通って内
槽4へ繋がり、循環する温風循環経路34を構成してい
る。
腹状ホース13を介して外槽3の下部に接続し、他端を
乾燥用送風機14の一端に接続している。乾燥用送風機
14の他端は、加熱手段であるヒータ15を有する温風
供給路16に接続し、上部蛇腹状ホース17を通って内
槽4へ繋がり、循環する温風循環経路34を構成してい
る。
【0044】サーミスタ35は熱交換器32の外壁表面
に取り付け、熱交換器32の外壁の温度を検知するもの
で、サーミスタ36は熱交換器32の出口の循環風温度
を検知するものである。
に取り付け、熱交換器32の外壁の温度を検知するもの
で、サーミスタ36は熱交換器32の出口の循環風温度
を検知するものである。
【0045】制御装置37は、マイクロコンピュータを
具備し、モータ10、クラッチ11、乾燥用送風機1
4、ヒータ15、排水弁26、給水弁31、などの動作
を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程を制御す
ると同時に、サーミスタ35とサーミスタ36の検知温
度に基づいて、温風循環経路34の循環風温度と、熱交
換器32の外壁温度の差温値の変化量によって乾燥終了
するよう構成している。
具備し、モータ10、クラッチ11、乾燥用送風機1
4、ヒータ15、排水弁26、給水弁31、などの動作
を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程を制御す
ると同時に、サーミスタ35とサーミスタ36の検知温
度に基づいて、温風循環経路34の循環風温度と、熱交
換器32の外壁温度の差温値の変化量によって乾燥終了
するよう構成している。
【0046】上記構成において動作を説明する。なお、
洗い行程から脱水行程までの動作は従来例の動作と同じ
であるので説明を省略する。
洗い行程から脱水行程までの動作は従来例の動作と同じ
であるので説明を省略する。
【0047】乾燥行程に入ると、クラッチ11を洗濯側
に切り換えてモータ10を駆動して回転翼6に伝達し、
回転翼6を急速に正転、反転することで、脱水後に内槽
4の内壁に張り付いた衣類を引き剥がす。つぎに、回転
翼6を正転、反転させて撹拌用突出部9で衣類を引っか
けて撹拌しながら、乾燥用送風機14とヒータ15とで
構成した温風送風手段により温風を温風噴出孔20に送
る。温風噴出口20より内槽4に吹き込まれた温風は、
衣類から水分を蒸発させた後、内槽4から外槽3の内側
へ出た後、下部蛇腹状ホース13を通過して、熱交換器
32へ至る。
に切り換えてモータ10を駆動して回転翼6に伝達し、
回転翼6を急速に正転、反転することで、脱水後に内槽
4の内壁に張り付いた衣類を引き剥がす。つぎに、回転
翼6を正転、反転させて撹拌用突出部9で衣類を引っか
けて撹拌しながら、乾燥用送風機14とヒータ15とで
構成した温風送風手段により温風を温風噴出孔20に送
る。温風噴出口20より内槽4に吹き込まれた温風は、
衣類から水分を蒸発させた後、内槽4から外槽3の内側
へ出た後、下部蛇腹状ホース13を通過して、熱交換器
32へ至る。
【0048】このとき、給水弁31より冷水ホース33
を通して熱交換器32内に毎分約0.4Lの冷却水(水
道水)を送水し、この熱交換器32内に送水された冷却
水は段部38に当たって飛沫として反射する。この飛沫
に高湿の温風が当たることにより、冷却されると同時に
熱交換され、同様にして結露水を形成する。結露水は冷
却水とともに排水弁26を通して機外へ排水される。
を通して熱交換器32内に毎分約0.4Lの冷却水(水
道水)を送水し、この熱交換器32内に送水された冷却
水は段部38に当たって飛沫として反射する。この飛沫
に高湿の温風が当たることにより、冷却されると同時に
熱交換され、同様にして結露水を形成する。結露水は冷
却水とともに排水弁26を通して機外へ排水される。
【0049】このようにして、高湿の温風は、冷水ホー
ス33を通して送水される冷却水による水冷とにより熱
交換されて除湿され、乾燥用送風機14に戻る。このよ
うに温風循環経路34で温風を循環させることにより、
内槽4内の衣類を乾燥させることができる。
ス33を通して送水される冷却水による水冷とにより熱
交換されて除湿され、乾燥用送風機14に戻る。このよ
うに温風循環経路34で温風を循環させることにより、
内槽4内の衣類を乾燥させることができる。
【0050】このように本実施例によれば、冷水ホース
33を通して送水される冷却水による水冷によって、熱
交換器32の冷却効果を上げ効率的な除湿を行うことが
できる。よって、少量衣類に限定して、洗濯から乾燥ま
で実施するコースにおいて、実施例1および2に記載の
少量衣類より多めの衣類を、より短時間で素早く洗濯、
乾燥できるため、使い勝手の向上を図ることができる。
33を通して送水される冷却水による水冷によって、熱
交換器32の冷却効果を上げ効率的な除湿を行うことが
できる。よって、少量衣類に限定して、洗濯から乾燥ま
で実施するコースにおいて、実施例1および2に記載の
少量衣類より多めの衣類を、より短時間で素早く洗濯、
乾燥できるため、使い勝手の向上を図ることができる。
【0051】(実施例4)図5に示すように、冷水ホー
ス33を通して熱交換器32内に送水するようにし、給
水弁31と冷水ホース33とで熱交換器32を冷却する
水冷手段と、さらに、冷却用送風機39は熱交換器32
の表面を冷却するもので、空冷手段を構成している。他
の構成は上記実施例3と同じである。
ス33を通して熱交換器32内に送水するようにし、給
水弁31と冷水ホース33とで熱交換器32を冷却する
水冷手段と、さらに、冷却用送風機39は熱交換器32
の表面を冷却するもので、空冷手段を構成している。他
の構成は上記実施例3と同じである。
【0052】上記構成において動作を説明する。
【0053】上記実施例3と同様に、衣類から水分を奪
って高湿になった温風は、熱交換器32を通過すると
き、冷却用送風機39により送られる送風によって、熱
交換器32の壁面を介して熱交換され、冷やされて結露
点に達した温風は、熱交換器32の内壁面に結露水を形
成する。このとき、同時に、給水弁31より冷水ホース
33を通して熱交換器32内に冷却水(水道水)を送水
し、この熱交換器32内に送水された冷却水は段部38
に当たって飛沫として反射する。この飛沫に高湿の温風
が当たることにより、冷却されると同時に熱交換され、
同様にして結露水を形成する。結露水は冷却水とともに
排水弁26を通して機外へ排水される。
って高湿になった温風は、熱交換器32を通過すると
き、冷却用送風機39により送られる送風によって、熱
交換器32の壁面を介して熱交換され、冷やされて結露
点に達した温風は、熱交換器32の内壁面に結露水を形
成する。このとき、同時に、給水弁31より冷水ホース
33を通して熱交換器32内に冷却水(水道水)を送水
し、この熱交換器32内に送水された冷却水は段部38
に当たって飛沫として反射する。この飛沫に高湿の温風
が当たることにより、冷却されると同時に熱交換され、
同様にして結露水を形成する。結露水は冷却水とともに
排水弁26を通して機外へ排水される。
【0054】このように本実施例によれば、冷却用送風
機39による空冷と冷水ホース33を通して送水される
冷却水による水冷とによって、熱交換器32の冷却効果
を上げ効率的な除湿を行うことができる。
機39による空冷と冷水ホース33を通して送水される
冷却水による水冷とによって、熱交換器32の冷却効果
を上げ効率的な除湿を行うことができる。
【0055】よって、少量衣類に限定して、洗濯から乾
燥まで実施するコースにおいて、実施例1〜3に記載の
少量衣類より、さらに多くの衣類を、さらに短時間で素
早く洗濯、乾燥できるため、使い勝手の向上を図ること
ができる。
燥まで実施するコースにおいて、実施例1〜3に記載の
少量衣類より、さらに多くの衣類を、さらに短時間で素
早く洗濯、乾燥できるため、使い勝手の向上を図ること
ができる。
【0056】(実施例5)図6に示すように、制御装置
37は、少量の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾
燥の全行程を実施するコースにおいて、乾燥行程に入っ
てから所定時間経過するまでの間は、空冷手段のみで熱
交換器32を冷却し、乾燥終了間際の減率乾燥期には、
水冷手段と空冷手段で冷却するよう構成したものであ
る。他の構成は、実施例4と同様である。
37は、少量の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾
燥の全行程を実施するコースにおいて、乾燥行程に入っ
てから所定時間経過するまでの間は、空冷手段のみで熱
交換器32を冷却し、乾燥終了間際の減率乾燥期には、
水冷手段と空冷手段で冷却するよう構成したものであ
る。他の構成は、実施例4と同様である。
【0057】上記構成において動作を説明する。
【0058】乾燥初期は、循環風温度が比較的高い冷却
用送風機39を用いた空冷冷却のみで乾燥を進行させる
ことで、予熱時間(衣類および循環経路の温度を上げる
時間)を短縮できる。
用送風機39を用いた空冷冷却のみで乾燥を進行させる
ことで、予熱時間(衣類および循環経路の温度を上げる
時間)を短縮できる。
【0059】ここで、特に、少量衣類(例えば1kg程
度以下)においては、乾燥行程における乾燥終了間際の
減率乾燥期において、循環風温度が乾燥の進行とともに
上昇し、化繊などの乾きやすい衣類においては、過乾燥
状態が発生し、循環経路および衣類が高温になりすぎ
て、しわや傷みの原因ともなり、また、クールダウンに
も多くの時間を要していた。
度以下)においては、乾燥行程における乾燥終了間際の
減率乾燥期において、循環風温度が乾燥の進行とともに
上昇し、化繊などの乾きやすい衣類においては、過乾燥
状態が発生し、循環経路および衣類が高温になりすぎ
て、しわや傷みの原因ともなり、また、クールダウンに
も多くの時間を要していた。
【0060】そこで、乾燥終了間際は水冷および空冷の
2つの冷却手段により、効率的に除湿しつつ、循環風温
度を下げて、循環経路34および衣類の過度の温度上昇
を抑制しながら乾燥することで、乾燥終了後に衣類を冷
やすクールダウン時間を短縮することができる。
2つの冷却手段により、効率的に除湿しつつ、循環風温
度を下げて、循環経路34および衣類の過度の温度上昇
を抑制しながら乾燥することで、乾燥終了後に衣類を冷
やすクールダウン時間を短縮することができる。
【0061】ここで、ヒータ15の加熱入力と衣類に含
まれる水分の蒸発潜熱の授受が平衡を保った状態である
恒率乾燥期は水冷、空冷の少なくとも一方を運転する。
まれる水分の蒸発潜熱の授受が平衡を保った状態である
恒率乾燥期は水冷、空冷の少なくとも一方を運転する。
【0062】このように本実施例によれば、乾燥時間を
効率的に短縮することができ、少量の衣類について、洗
い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースにお
いて、実施例1〜4に記載の少量衣類より、さらに多く
の衣類を、さらに短時間で素早く洗濯、乾燥し、使い勝
手の向上を図ることができる。
効率的に短縮することができ、少量の衣類について、洗
い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースにお
いて、実施例1〜4に記載の少量衣類より、さらに多く
の衣類を、さらに短時間で素早く洗濯、乾燥し、使い勝
手の向上を図ることができる。
【0063】また、乾燥終了間際の減率乾燥期に水冷冷
却を用いることで、冷却水の再蒸発現象により、冷却水
が少量衣類の湿度の過度の低下を抑え、少量衣類乾燥時
にありがちな衣類の過乾燥を防止し、衣類のしわ、傷み
を抑制することができる。
却を用いることで、冷却水の再蒸発現象により、冷却水
が少量衣類の湿度の過度の低下を抑え、少量衣類乾燥時
にありがちな衣類の過乾燥を防止し、衣類のしわ、傷み
を抑制することができる。
【0064】さらに、水冷手段と空冷手段を併用し、効
率的に水を使用しているため、水冷手段のみの場合と比
べ経済的となり、ランニングコストも抑えることができ
る。
率的に水を使用しているため、水冷手段のみの場合と比
べ経済的となり、ランニングコストも抑えることができ
る。
【0065】なお、本実施例では、乾燥初期は、空冷の
みの運転をし、水冷を停止しているが、水冷のみの運転
あるいは両方を停止してもよく、同等の作用効果を得る
ことができる。
みの運転をし、水冷を停止しているが、水冷のみの運転
あるいは両方を停止してもよく、同等の作用効果を得る
ことができる。
【0066】(実施例6)制御装置37は、少量の衣類
について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施す
るコースにおいて、乾燥用送風機14とヒータ15とで
構成した温風送風手段により、脱水行程時に温風を内槽
4内に送風するよう構成したものである。他の構成は、
実施例4と同様である。
について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施す
るコースにおいて、乾燥用送風機14とヒータ15とで
構成した温風送風手段により、脱水行程時に温風を内槽
4内に送風するよう構成したものである。他の構成は、
実施例4と同様である。
【0067】上記構成において動作を説明する。
【0068】まず、特に少量衣類(例えば1kg程度以
下)においては、質量減による遠心力の低下で脱水率が
低下する現象が発生する。
下)においては、質量減による遠心力の低下で脱水率が
低下する現象が発生する。
【0069】そこで、仮にその温風により各部分の温度
が上昇し、強度が低下しても、脱水時おける衣類のアン
バランスによる洗濯乾燥機全体の強度的問題(外槽と内
槽の接触など)が発生しない程度の少量衣類(例えば1
kg程度以下)に限定することで、強度的問題を解決す
ることができるため、脱水時に、温風を送風し、衣類の
温度を上昇させ、衣類の繊維が伸張し、織り目が緩和す
ることによって脱水率の向上が可能となり、さらに予熱
時間を短縮できる。
が上昇し、強度が低下しても、脱水時おける衣類のアン
バランスによる洗濯乾燥機全体の強度的問題(外槽と内
槽の接触など)が発生しない程度の少量衣類(例えば1
kg程度以下)に限定することで、強度的問題を解決す
ることができるため、脱水時に、温風を送風し、衣類の
温度を上昇させ、衣類の繊維が伸張し、織り目が緩和す
ることによって脱水率の向上が可能となり、さらに予熱
時間を短縮できる。
【0070】このように本実施例によれば、乾燥時間を
効率的に短縮し、少量の衣類について、洗い、すすぎ、
脱水、乾燥の全行程を実施するコースにおいて、実施例
1〜5に記載の少量衣類より、さらに多くの衣類を、よ
り短時間で素早く洗濯、乾燥できるため、使い勝手の向
上を図ることができる。
効率的に短縮し、少量の衣類について、洗い、すすぎ、
脱水、乾燥の全行程を実施するコースにおいて、実施例
1〜5に記載の少量衣類より、さらに多くの衣類を、よ
り短時間で素早く洗濯、乾燥できるため、使い勝手の向
上を図ることができる。
【0071】なお、温風の風量を所定の値(たとえば、
乾燥時通常送風量の30%増)まで上げるようにする
と、いっそう効果的である。
乾燥時通常送風量の30%増)まで上げるようにする
と、いっそう効果的である。
【0072】(実施例7)制御装置37は、少量の衣類
について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施す
るコースにおいて、脱水行程時の回転数を通常よりも高
速回転(例えば約20%増)するよう構成したものであ
る。他の構成は、実施例4と同様である。
について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施す
るコースにおいて、脱水行程時の回転数を通常よりも高
速回転(例えば約20%増)するよう構成したものであ
る。他の構成は、実施例4と同様である。
【0073】上記構成において動作を説明する。
【0074】まず、特に少量衣類(例えば1kg程度以
下)においては、質量減による遠心力の低下で脱水率が
低下する現象が発生する。
下)においては、質量減による遠心力の低下で脱水率が
低下する現象が発生する。
【0075】そこで、脱水時おける衣類のアンバランス
が発生したとしても、脱水の容量を、洗濯乾燥機全体の
強度的問題(外槽と内槽の接触など)が発生しない程度
の少量衣類(例えば1kg程度以下)に限定すること
で、脱水回転数を通常よりも高速回転(例えば、100
0r/min程度)を可能とし、脱水率を向上させる。
が発生したとしても、脱水の容量を、洗濯乾燥機全体の
強度的問題(外槽と内槽の接触など)が発生しない程度
の少量衣類(例えば1kg程度以下)に限定すること
で、脱水回転数を通常よりも高速回転(例えば、100
0r/min程度)を可能とし、脱水率を向上させる。
【0076】このように本実施例によれば、脱水率を向
上させ、すすぎ時間および乾燥時間を効率的に短縮し、
少量の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行
程を実施するコースにおいて、乾燥時間を効率的に短縮
し、実施例1〜6に記載の発明の少量容量よりさらに多
くの衣類を、より短時間で素早く洗濯、乾燥できるた
め、使い勝手の向上を図ることができる。
上させ、すすぎ時間および乾燥時間を効率的に短縮し、
少量の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行
程を実施するコースにおいて、乾燥時間を効率的に短縮
し、実施例1〜6に記載の発明の少量容量よりさらに多
くの衣類を、より短時間で素早く洗濯、乾燥できるた
め、使い勝手の向上を図ることができる。
【0077】(実施例8)制御装置37は、少量の衣類
について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施す
るコースにおいて、脱水行程時に、温風送風手段によっ
て内槽4内に温風を送風し、かつ、脱水回転数を通常よ
りも高速回転とするよう構成としたものである。他の構
成は、実施例4と同様である。
について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施す
るコースにおいて、脱水行程時に、温風送風手段によっ
て内槽4内に温風を送風し、かつ、脱水回転数を通常よ
りも高速回転とするよう構成としたものである。他の構
成は、実施例4と同様である。
【0078】上記構成において動作を説明する。
【0079】まず、特に少量衣類(例えば1kg程度以
下)においては、質量減による遠心力の低下で脱水率が
低下する現象が発生する。
下)においては、質量減による遠心力の低下で脱水率が
低下する現象が発生する。
【0080】そこで、仮にその温風により各部分の温度
が上昇し、強度が低下しても、また、脱水時おける衣類
のアンバランスが発生したとしても、脱水の容量を、脱
水時おける衣類のアンバランスによる洗濯乾燥機全体の
強度的問題(外槽と内槽の接触など)が発生しない程度
の少量衣類(例えば1kg程度以下)に限定すること
で、脱水回転数を高速回転にすると共に、温風を送風す
ることを可能にし、脱水率を飛躍的に向上させることが
できる。
が上昇し、強度が低下しても、また、脱水時おける衣類
のアンバランスが発生したとしても、脱水の容量を、脱
水時おける衣類のアンバランスによる洗濯乾燥機全体の
強度的問題(外槽と内槽の接触など)が発生しない程度
の少量衣類(例えば1kg程度以下)に限定すること
で、脱水回転数を高速回転にすると共に、温風を送風す
ることを可能にし、脱水率を飛躍的に向上させることが
できる。
【0081】このように本実施例によれば、脱水率を飛
躍的に向上させ、さらに予熱時間を短縮でき、すすぎお
よび乾燥時間を効率的に短縮し、少量の衣類について、
洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースに
おいて、実施例1〜7記載の発明の少量容量よりさらに
多くの衣類を、より短時間で素早く洗濯、乾燥できるた
め、使い勝手の向上を図ることができる。
躍的に向上させ、さらに予熱時間を短縮でき、すすぎお
よび乾燥時間を効率的に短縮し、少量の衣類について、
洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースに
おいて、実施例1〜7記載の発明の少量容量よりさらに
多くの衣類を、より短時間で素早く洗濯、乾燥できるた
め、使い勝手の向上を図ることができる。
【0082】(実施例9)制御装置37は、少量の衣類
について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施す
るコースにおいて、乾燥行程初期から乾燥終了まで、回
転翼6を主に駆動させる構成としたものである。他の構
成は、実施例4と同様である。
について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施す
るコースにおいて、乾燥行程初期から乾燥終了まで、回
転翼6を主に駆動させる構成としたものである。他の構
成は、実施例4と同様である。
【0083】上記構成において動作を説明する。
【0084】まず、通常、乾燥行程に入ってから所定時
間経過するまでの間は、内槽4内の衣類は水を含んで重
量が重い状態であり、この状態で回転翼6を回転させて
も、回転翼6の回転により衣類を撹拌することができ
ず、捻れが発生し、乾燥後にしわが残ってしまう。この
ため、乾燥の前半は回転翼6の回転する時間を極力少な
くし、内槽4のみを回転させるなどの動きで乾燥を行
う。しかしながら、乾燥効率を考えると、回転翼6を回
転させて、衣類を効率よく動かし、温風をまんべんなく
当てることが望ましい。
間経過するまでの間は、内槽4内の衣類は水を含んで重
量が重い状態であり、この状態で回転翼6を回転させて
も、回転翼6の回転により衣類を撹拌することができ
ず、捻れが発生し、乾燥後にしわが残ってしまう。この
ため、乾燥の前半は回転翼6の回転する時間を極力少な
くし、内槽4のみを回転させるなどの動きで乾燥を行
う。しかしながら、乾燥効率を考えると、回転翼6を回
転させて、衣類を効率よく動かし、温風をまんべんなく
当てることが望ましい。
【0085】そこで、少量の衣類(例えば1kg程度以
下)に限定することで、少量の衣類はからみにくいた
め、回転翼6駆動にて、内槽4内に跳ね上がりやすい特
徴を活かし、乾燥行程初期から乾燥終了まで、回転翼6
を主に駆動させる。よって、少量の衣類を内槽4内に効
果的に跳ね上げ、効率的に温風を当てて、乾燥効率を向
上させることができる。
下)に限定することで、少量の衣類はからみにくいた
め、回転翼6駆動にて、内槽4内に跳ね上がりやすい特
徴を活かし、乾燥行程初期から乾燥終了まで、回転翼6
を主に駆動させる。よって、少量の衣類を内槽4内に効
果的に跳ね上げ、効率的に温風を当てて、乾燥効率を向
上させることができる。
【0086】このように本実施例によれば、少量の衣類
を効果的に回転翼駆動し、内槽内に跳ね上げることで、
循環風を効果的に衣類に当てることができ、少量の衣類
について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施す
るコースにおいて、実施例1〜8記載の発明の少量容量
よりさらにより多くの衣類を、より短時間で素早く洗
濯、乾燥できるため、使い勝手の向上を図ることができ
る。
を効果的に回転翼駆動し、内槽内に跳ね上げることで、
循環風を効果的に衣類に当てることができ、少量の衣類
について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施す
るコースにおいて、実施例1〜8記載の発明の少量容量
よりさらにより多くの衣類を、より短時間で素早く洗
濯、乾燥できるため、使い勝手の向上を図ることができ
る。
【0087】(実施例10)制御装置37は、少量の衣
類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施
するコースにおいて、温度調節機能により、温風循環経
路の循環風温度が所定温度(例えば70℃)以上になら
ないよう構成としたものである。他の構成は、実施例4
と同様である。
類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施
するコースにおいて、温度調節機能により、温風循環経
路の循環風温度が所定温度(例えば70℃)以上になら
ないよう構成としたものである。他の構成は、実施例4
と同様である。
【0088】上記構成において動作を説明する。乾燥が
進行し、衣類からの水分の蒸発が少なくなってくると、
与えられた熱量は温風循環経路および循環風温度の上昇
に使われる。ここで、制御手段は、サーミスタ36で温
風温度を検知し、温風循環温度が所定温度以上にならな
いよう温度コントロールを行う。そのため、特に、少量
衣類において、恒率乾燥期がはっきり表れないで、循環
風温度が乾燥の進行と共に上昇し続ける現象に対し、必
要以上の循環経路の温度上昇を防止し、乾燥後に衣類を
冷却するクールダウン時間を最小限に短縮することがで
きる。
進行し、衣類からの水分の蒸発が少なくなってくると、
与えられた熱量は温風循環経路および循環風温度の上昇
に使われる。ここで、制御手段は、サーミスタ36で温
風温度を検知し、温風循環温度が所定温度以上にならな
いよう温度コントロールを行う。そのため、特に、少量
衣類において、恒率乾燥期がはっきり表れないで、循環
風温度が乾燥の進行と共に上昇し続ける現象に対し、必
要以上の循環経路の温度上昇を防止し、乾燥後に衣類を
冷却するクールダウン時間を最小限に短縮することがで
きる。
【0089】このように本実施例によれば、乾燥後に衣
類を冷却するクールダウン時間を最小限に短縮すること
ができ、少量の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾
燥の全行程を実施するコースにおいて、より短時間で素
早く洗濯、乾燥できるため、使い勝手の向上を図ること
ができる。
類を冷却するクールダウン時間を最小限に短縮すること
ができ、少量の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾
燥の全行程を実施するコースにおいて、より短時間で素
早く洗濯、乾燥できるため、使い勝手の向上を図ること
ができる。
【0090】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転
中心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持
した内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転
翼と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前
記内槽内に温風を送風する温風送風手段と、前記内槽内
に給水する給水手段と、熱交換器を有し前記温風送風手
段による温風を循環させる温風循環経路と、前記熱交換
器を冷却する冷却手段と、前記駆動手段、温風送風手
段、冷却手段などの動作を制御する制御手段とを備え、
少量の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行
程を実施するコースを、他のコースとは別に設けたか
ら、衣類を少量(例えば1kg程度以下)に限定し、少
量専用コースとして特化させることで各工程の組み合わ
せや時間配分を最適化し、洗濯、乾燥時間を効率的に短
縮することができる。よって、少量の衣類限定で、洗
い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を短時間(例えば1時
間)で実施でき、使い勝手の向上を図ることができる。
発明によれば、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転
中心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持
した内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転
翼と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前
記内槽内に温風を送風する温風送風手段と、前記内槽内
に給水する給水手段と、熱交換器を有し前記温風送風手
段による温風を循環させる温風循環経路と、前記熱交換
器を冷却する冷却手段と、前記駆動手段、温風送風手
段、冷却手段などの動作を制御する制御手段とを備え、
少量の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行
程を実施するコースを、他のコースとは別に設けたか
ら、衣類を少量(例えば1kg程度以下)に限定し、少
量専用コースとして特化させることで各工程の組み合わ
せや時間配分を最適化し、洗濯、乾燥時間を効率的に短
縮することができる。よって、少量の衣類限定で、洗
い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を短時間(例えば1時
間)で実施でき、使い勝手の向上を図ることができる。
【0091】また、請求項2に記載の発明によれば、少
量の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程
を実施するコースは、布量等に関係なく、洗濯水量、洗
濯時間、すすぎ回数、脱水時間、乾燥時間等を固定する
よう構成したから、少量衣類(例えば1kg程度以下)
に対し、限定された時間(例えば1時間)の中で、洗
濯、乾燥時間を変更することなしに、その少量衣類に対
応した必要最小限の時間で洗濯、乾燥を実行できるた
め、使い勝手の向上を図ることができる。
量の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程
を実施するコースは、布量等に関係なく、洗濯水量、洗
濯時間、すすぎ回数、脱水時間、乾燥時間等を固定する
よう構成したから、少量衣類(例えば1kg程度以下)
に対し、限定された時間(例えば1時間)の中で、洗
濯、乾燥時間を変更することなしに、その少量衣類に対
応した必要最小限の時間で洗濯、乾燥を実行できるた
め、使い勝手の向上を図ることができる。
【0092】また、請求項3に記載の発明によれば、冷
却手段を、前記熱交換器内の温風を給水冷却する水冷手
段で構成したから、熱交換器の熱交換性能を向上し、除
湿率を高くしつつ、乾燥時間を効率的に短縮することが
でき、少量の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥
の全行程を実施するコースにおいて、請求項1または2
記載の発明の少量容量より多めの衣類を、より短時間で
素早く洗濯、乾燥できるため、使い勝手の向上を図るこ
とができる。
却手段を、前記熱交換器内の温風を給水冷却する水冷手
段で構成したから、熱交換器の熱交換性能を向上し、除
湿率を高くしつつ、乾燥時間を効率的に短縮することが
でき、少量の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥
の全行程を実施するコースにおいて、請求項1または2
記載の発明の少量容量より多めの衣類を、より短時間で
素早く洗濯、乾燥できるため、使い勝手の向上を図るこ
とができる。
【0093】また、請求項4に記載の発明によれば、冷
却手段を、前記熱交換器内の温風を給水冷却する水冷手
段と前記熱交換器の外壁を送風冷却する空冷手段とで構
成したから、2つの冷却手段を効果的に組み合わせるこ
とで、熱交換器の熱交換性能をよりいっそう向上させ、
除湿率を高くしつつ、乾燥時間を効率的に短縮すること
ができ、少量の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾
燥の全行程を実施するコースにおいて、請求項1、2ま
たは3記載の発明の少量容量よりさらに多くの衣類を、
さらに短時間で素早く洗濯、乾燥できるため、さらなる
使い勝手の向上を図ることができる。
却手段を、前記熱交換器内の温風を給水冷却する水冷手
段と前記熱交換器の外壁を送風冷却する空冷手段とで構
成したから、2つの冷却手段を効果的に組み合わせるこ
とで、熱交換器の熱交換性能をよりいっそう向上させ、
除湿率を高くしつつ、乾燥時間を効率的に短縮すること
ができ、少量の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾
燥の全行程を実施するコースにおいて、請求項1、2ま
たは3記載の発明の少量容量よりさらに多くの衣類を、
さらに短時間で素早く洗濯、乾燥できるため、さらなる
使い勝手の向上を図ることができる。
【0094】また、請求項5に記載の発明によれば、制
御手段を、乾燥行程に入ってから所定時間経過するまで
の間は、空冷手段のみで熱交換器を冷却し、乾燥終了間
際の減率乾燥期には、水冷手段と空冷手段で冷却するよ
う構成したから、乾燥初期は、循環風温度が比較的高い
空冷冷却によって予熱時間(衣類および循環経路の温度
を上げる時間)を短縮でき、乾燥終了間際の減率乾燥期
は、水冷および空冷手段により強力に冷却し、循環風温
度を比較的下げて、循環経路の過度の温度上昇を抑制し
ながら乾燥し、乾燥終了後に衣類を冷やすクールダウン
時間を短縮できる。これにより、乾燥時間を効率的に短
縮することができ、少量の衣類について、洗い、すす
ぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースにおいて、請
求項1〜4記載の発明の少量容量よりさらに多くの衣類
を、さらに短時間で素早く洗濯、乾燥できるため、さら
なる使い勝手の向上を図ることができる。また、乾燥終
了間際の減率乾燥期に水冷冷却を用いることで、冷却水
の再蒸発現象により、少量衣類乾燥時にありがちな衣類
の過乾燥を防止し、衣類のしわ、傷みを抑えることがで
きる。さらに、水冷手段と空冷手段を併用し、効率的に
水を使用しているため、水冷手段のみの場合と比べ経済
的となり、ランニングコストも抑えることができる。
御手段を、乾燥行程に入ってから所定時間経過するまで
の間は、空冷手段のみで熱交換器を冷却し、乾燥終了間
際の減率乾燥期には、水冷手段と空冷手段で冷却するよ
う構成したから、乾燥初期は、循環風温度が比較的高い
空冷冷却によって予熱時間(衣類および循環経路の温度
を上げる時間)を短縮でき、乾燥終了間際の減率乾燥期
は、水冷および空冷手段により強力に冷却し、循環風温
度を比較的下げて、循環経路の過度の温度上昇を抑制し
ながら乾燥し、乾燥終了後に衣類を冷やすクールダウン
時間を短縮できる。これにより、乾燥時間を効率的に短
縮することができ、少量の衣類について、洗い、すす
ぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースにおいて、請
求項1〜4記載の発明の少量容量よりさらに多くの衣類
を、さらに短時間で素早く洗濯、乾燥できるため、さら
なる使い勝手の向上を図ることができる。また、乾燥終
了間際の減率乾燥期に水冷冷却を用いることで、冷却水
の再蒸発現象により、少量衣類乾燥時にありがちな衣類
の過乾燥を防止し、衣類のしわ、傷みを抑えることがで
きる。さらに、水冷手段と空冷手段を併用し、効率的に
水を使用しているため、水冷手段のみの場合と比べ経済
的となり、ランニングコストも抑えることができる。
【0095】また、請求項6に記載の発明によれば、脱
水行程時に、温風送風手段によって内槽内に温風を送風
するよう構成したから、仮にその温風により各部分の温
度が上昇し、強度が低下しても、脱水時おける衣類のア
ンバランスによる洗濯乾燥機全体の強度的問題(外槽と
内槽の接触など)が発生しない程度の少量衣類(例えば
1kg程度以下)に限定することで、強度的問題を解決
することができるため、脱水時に、温風を送風し、衣類
の温度を上昇させ、衣類の繊維が伸張し、織り目が緩和
することによって脱水率の向上が可能となり、さらに予
熱時間を短縮でき、乾燥時間を効率的に短縮し、少量の
衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実
施するコースにおいて、請求項1〜5記載の発明の少量
容量よりさらに多くの衣類を、より短時間で素早く洗
濯、乾燥できるため、使い勝手の向上を図ることができ
る。
水行程時に、温風送風手段によって内槽内に温風を送風
するよう構成したから、仮にその温風により各部分の温
度が上昇し、強度が低下しても、脱水時おける衣類のア
ンバランスによる洗濯乾燥機全体の強度的問題(外槽と
内槽の接触など)が発生しない程度の少量衣類(例えば
1kg程度以下)に限定することで、強度的問題を解決
することができるため、脱水時に、温風を送風し、衣類
の温度を上昇させ、衣類の繊維が伸張し、織り目が緩和
することによって脱水率の向上が可能となり、さらに予
熱時間を短縮でき、乾燥時間を効率的に短縮し、少量の
衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実
施するコースにおいて、請求項1〜5記載の発明の少量
容量よりさらに多くの衣類を、より短時間で素早く洗
濯、乾燥できるため、使い勝手の向上を図ることができ
る。
【0096】また、請求項7に記載の発明によれば、制
御手段は、脱水回転数を通常よりも高速回転とするよう
構成したから、脱水時おける衣類のアンバランスが発生
したとしても、脱水の容量を、洗濯乾燥機全体の強度的
問題(外槽と内槽の接触など)が発生しない程度の少量
衣類(例えば1kg程度以下)に限定することで、脱水
回転数の高速回転を可能とし、脱水率を向上させ、すす
ぎ時間および乾燥時間を効率的に短縮し、少量の衣類に
ついて、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施する
コースにおいて、請求項1〜6記載の発明の少量容量よ
りさらに多くの衣類を、より短時間で素早く洗濯、乾燥
できるため、使い勝手の向上を図ることができる。
御手段は、脱水回転数を通常よりも高速回転とするよう
構成したから、脱水時おける衣類のアンバランスが発生
したとしても、脱水の容量を、洗濯乾燥機全体の強度的
問題(外槽と内槽の接触など)が発生しない程度の少量
衣類(例えば1kg程度以下)に限定することで、脱水
回転数の高速回転を可能とし、脱水率を向上させ、すす
ぎ時間および乾燥時間を効率的に短縮し、少量の衣類に
ついて、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施する
コースにおいて、請求項1〜6記載の発明の少量容量よ
りさらに多くの衣類を、より短時間で素早く洗濯、乾燥
できるため、使い勝手の向上を図ることができる。
【0097】また、請求項8に記載の発明によれば、制
御手段は、脱水行程時に、温風送風手段によって内槽内
に温風を送風し、かつ、脱水回転数を通常よりも高速回
転とするよう構成としたから、仮にその温風により各部
分の温度が上昇し、強度が低下しても、また、脱水時お
ける衣類のアンバランスが発生したとしても、脱水の容
量を、脱水時おける衣類のアンバランスによる洗濯乾燥
機全体の強度的問題(外槽と内槽の接触など)が発生し
ない程度の少量衣類(例えば1kg程度以下)に限定す
ることで、脱水回転数を高速回転にすると共に、温風を
送風することを可能にし、脱水率を飛躍的に向上させ、
さらに予熱時間を短縮でき、すすぎおよび乾燥時間を効
率的に短縮し、少量の衣類について、洗い、すすぎ、脱
水、乾燥の全行程を実施するコースにおいて、請求項1
〜7記載の発明の少量容量よりさらに多くの衣類を、よ
り短時間で素早く洗濯、乾燥できるため、使い勝手の向
上を図ることができる。
御手段は、脱水行程時に、温風送風手段によって内槽内
に温風を送風し、かつ、脱水回転数を通常よりも高速回
転とするよう構成としたから、仮にその温風により各部
分の温度が上昇し、強度が低下しても、また、脱水時お
ける衣類のアンバランスが発生したとしても、脱水の容
量を、脱水時おける衣類のアンバランスによる洗濯乾燥
機全体の強度的問題(外槽と内槽の接触など)が発生し
ない程度の少量衣類(例えば1kg程度以下)に限定す
ることで、脱水回転数を高速回転にすると共に、温風を
送風することを可能にし、脱水率を飛躍的に向上させ、
さらに予熱時間を短縮でき、すすぎおよび乾燥時間を効
率的に短縮し、少量の衣類について、洗い、すすぎ、脱
水、乾燥の全行程を実施するコースにおいて、請求項1
〜7記載の発明の少量容量よりさらに多くの衣類を、よ
り短時間で素早く洗濯、乾燥できるため、使い勝手の向
上を図ることができる。
【0098】また、請求項9に記載の発明によれば、制
御手段は、乾燥行程初期から乾燥終了まで、回転翼を主
に駆動させる構成としたから、少量の衣類を効果的に回
転翼駆動し、内槽内に跳ね上げることで、循環風を効果
的に衣類に当てることができ、乾燥時間を短縮し、少量
の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を
実施するコースにおいて、請求項1〜8記載の発明の少
量容量よりさらに多くの衣類を、より短時間で素早く洗
濯、乾燥できるため、使い勝手の向上を図ることができ
る。
御手段は、乾燥行程初期から乾燥終了まで、回転翼を主
に駆動させる構成としたから、少量の衣類を効果的に回
転翼駆動し、内槽内に跳ね上げることで、循環風を効果
的に衣類に当てることができ、乾燥時間を短縮し、少量
の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を
実施するコースにおいて、請求項1〜8記載の発明の少
量容量よりさらに多くの衣類を、より短時間で素早く洗
濯、乾燥できるため、使い勝手の向上を図ることができ
る。
【0099】さらに、請求項10に記載の発明によれ
ば、制御手段は、温度調節機能により温風循環経路の循
環風温度が所定温度以上にならないよう構成したから、
必要以上の循環経路および衣類の温度上昇を防止し、乾
燥後に衣類を冷却するクールダウン時間を最小限に短縮
することができ、少量の衣類について、洗い、すすぎ、
脱水、乾燥の全行程を実施するコースにおいて、より短
時間で素早く洗濯、乾燥できるため、使い勝手の向上を
図ることができる。
ば、制御手段は、温度調節機能により温風循環経路の循
環風温度が所定温度以上にならないよう構成したから、
必要以上の循環経路および衣類の温度上昇を防止し、乾
燥後に衣類を冷却するクールダウン時間を最小限に短縮
することができ、少量の衣類について、洗い、すすぎ、
脱水、乾燥の全行程を実施するコースにおいて、より短
時間で素早く洗濯、乾燥できるため、使い勝手の向上を
図ることができる。
【図1】本発明の第1および第2の実施例の乾燥洗濯機
の断面図
の断面図
【図2】本発明の第1の実施例の動作概略図
【図3】本発明の第2の実施例の動作概略図
【図4】本発明の第3の実施例の乾燥洗濯機の断面図
【図5】本発明の第4の実施例の洗濯乾燥機の断面図
【図6】本発明の第5の実施例の循環風温度の推移図
【図7】従来の洗濯乾燥機の縦断面図
1 筐体
3 外槽
4 内槽
6 回転翼
10 モータ(駆動手段)
12 熱交換器
14 乾燥用送風機(温風送風手段)
15 ヒータ(温風送風手段)
18 温風循環経路
25 給水弁(給水手段)
27 冷却用送風機(冷却手段)
28 制御装置(制御手段)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 砂金 寛
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
(72)発明者 松田 栄治
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Fターム(参考) 3B155 AA16 BB16 CA05 CA06 CA16
CB07 CB49 CB52 CB53 CB55
CB57 KA27 LA13 LC28 MA01
MA05
4L019 AA02 EC03
Claims (10)
- 【請求項1】 筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転
中心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持
した内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転
翼と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前
記内槽内に温風を送風する温風送風手段と、前記内槽内
に給水する給水手段と、熱交換器を有し前記温風送風手
段による温風を循環させる温風循環経路と、前記熱交換
器を冷却する冷却手段と、前記駆動手段、温風送風手
段、冷却手段などの動作を制御する制御手段とを備え、
少量の衣類について、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の全行
程を実施するコースを、他のコースとは別に設けた洗濯
乾燥機。 - 【請求項2】 少量の衣類について、洗い、すすぎ、脱
水、乾燥の全行程を実施するコースは、布量等に関係な
く、洗濯水量、洗濯時間、すすぎ回数、脱水時間、乾燥
時間等を固定するよう構成した請求項1記載の洗濯乾燥
機。 - 【請求項3】 冷却手段は、前記熱交換器内の温風を給
水冷却する水冷手段で構成した請求項1または2記載の
洗濯乾燥機。 - 【請求項4】 冷却手段は、前記熱交換器内の温風を給
水冷却する水冷手段と前記熱交換器の外壁を送風冷却す
る空冷手段とで構成した請求項1または2記載の洗濯乾
燥機。 - 【請求項5】 制御手段は、少量の衣類について、洗
い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースにお
いて、乾燥行程に入ってから所定時間経過するまでの間
は、空冷手段のみで熱交換器を冷却し、乾燥終了間際の
減率乾燥期には、水冷手段と空冷手段で冷却するよう構
成した請求項4記載の洗濯乾燥機。 - 【請求項6】 制御手段は、少量の衣類について、洗
い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースにお
いて、脱水行程時に、温風送風手段によって内槽内に温
風を送風するよう構成した請求項1〜5のいずれか1項
記載の洗濯乾燥機。 - 【請求項7】 制御手段は、少量の衣類について、洗
い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースにお
いて、脱水回転数を通常よりも高速回転とするよう構成
した請求項1〜6のいずれか1項記載の洗濯乾燥機。 - 【請求項8】 制御手段は、少量の衣類について、洗
い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースにお
いて、脱水行程時に、温風送風手段によって内槽内に温
風を送風し、かつ、脱水回転数を通常よりも高速回転と
するよう構成とした請求項1〜7のいずれか1項記載の
洗濯乾燥機 - 【請求項9】 制御手段は、少量の衣類について、洗
い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースにお
いて、乾燥行程初期から乾燥終了まで、回転翼を主に駆
動させる構成とした請求項1〜8のいずれか1項記載の
洗濯乾燥機。 - 【請求項10】 制御手段は、少量の衣類について、洗
い、すすぎ、脱水、乾燥の全行程を実施するコースにお
いて、温度調節機能により温風循環経路の循環風温度が
所定温度以上にならないよう構成した請求項1〜9のい
ずれか1項記載の洗濯乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001254331A JP2003062381A (ja) | 2001-08-24 | 2001-08-24 | 洗濯乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001254331A JP2003062381A (ja) | 2001-08-24 | 2001-08-24 | 洗濯乾燥機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003062381A true JP2003062381A (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=19082508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001254331A Withdrawn JP2003062381A (ja) | 2001-08-24 | 2001-08-24 | 洗濯乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003062381A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007175370A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Toshiba Corp | ドラム式洗濯機 |
CN102653913A (zh) * | 2011-03-03 | 2012-09-05 | 松下电器产业株式会社 | 烘干装置 |
-
2001
- 2001-08-24 JP JP2001254331A patent/JP2003062381A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007175370A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Toshiba Corp | ドラム式洗濯機 |
CN102653913A (zh) * | 2011-03-03 | 2012-09-05 | 松下电器产业株式会社 | 烘干装置 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090413 |