JP2002154731A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置及び画像形成装置

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JP2002154731A
JP2002154731A JP2000352923A JP2000352923A JP2002154731A JP 2002154731 A JP2002154731 A JP 2002154731A JP 2000352923 A JP2000352923 A JP 2000352923A JP 2000352923 A JP2000352923 A JP 2000352923A JP 2002154731 A JP2002154731 A JP 2002154731A
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sheet
unit
discharged
paddle
discharge
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JP2000352923A
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Kenichi Hayashi
賢一 林
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、中間積載手段上におけるシート搬
送方向の整合不良を回避しうるシート処理装置、及びこ
れを備える画像形成装置を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明に係
るシート処理装置及び画像形成装置の代表的な構成は、
排出されるシートを一時的に積載する中間積載手段と、
前記中間積載手段のシート搬送方向の一端に設けたスト
ッパ部と、シートを前記中間積載手段上に排出する排出
手段と、前記排出手段のシート搬送方向下流側に配置さ
れ、シート排出中は排出動作に支障のない位置で停止
し、シート排出後は回転して排出されたシートを前記ス
トッパ部に引き込むパドル手段と、シートをシート搬送
方向と直交する方向に整合する整合手段と、を有するシ
ート処理装置において、前記中間積載手段に排出された
シートの前記パドル手段による引込時間を、積載される
シート束の最終シートと最終シート以外のシートとで異
ならせることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機やプリンタ等
の画像形成装置から排出されるシートを整合又はステイ
プルするシート処理装置、およびこれを有する画像形成
装置に関し、特に束排出されるシート束の整合動作を適
正に行わせるものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、複写機やプリンタ等の画像形
成装置から排出されたシート又は複数枚に重ねられたシ
ート束に対し、整合、ステイプル、パンチ等様々な後処
理を施すシート処理装置が提案されている。かかる装置
に於いてはシートを排出手段によって中間積載手段上に
排出して一時的に積載し、整合、ステイプル等の処理を
行った後に、シート束排出手段によって機外に束排出す
る。
【0003】従来の装置の構成例について図10を用いて
説明する。図10(a)に示すように、従来のシート処理装
置は、ソートパス700から搬送されたシートを排出ロー
ラ対701によって処理トレイユニット800へと送り込み、
所定の処理を行った後に機外のスタックトレイ900に排
出する。
【0004】排出ローラ対701は下部排出ローラ701aと
排出コロ701bとからなり、下部排出ローラ701aには排
出コロ701bとの間の軸方向数カ所にローレットベルト7
02が巻き掛けられており、かつ各ローレットベルト702
間の適所に複数のシートガイド703が配置されている。
【0005】処理トレイユニット800は、シートPの搬
送方向に対して下流側(図の左側)を上方に、下流側
(図の右側)を下方に位置させることで傾斜した処理ト
レイ801、及び上流側端部の後端ストッパ802、シート幅
方向に左右一対に配置された整合部材803、処理トレイ8
01の下流側に配置された束排出ローラ対804、処理トレ
イ801の上方に配置され開閉動作する揺動ガイド805、処
理トレイ801の中間部上方に配置された引込パドル806を
有している。束排出ローラ対804の下部束排出ローラ804
aは処理トレイ801先端に設けられ、上部束排出ローラ8
04bは揺動ガイド805先端に設けられており、揺動ガイ
ド805の開閉動作に従って両ローラが離接するよう構成
されている。
【0006】処理トレイ801上にシートPを排出する際
には、揺動ガイド805を揺動させて束排出ローラ対804を
開いておき、排出ローラ対701によって排出する。この
とき引込パドル806は、シート排出に支障のない位置に
退避して停止している。そしてシート後端が排出ローラ
対701より排出されると、引込パドル806が所定時間回転
することにより排出されたシートを引き戻し、後端部を
後端ストッパ802に当接させて停止する。そして整合部
材803によって幅方向の整合を行う。
【0007】処理トレイ801上でシート束が整合される
と、揺動ガイド805を揺動させてシート束の上に上部束
排出ローラ804bを載置し、シート束を挟持する。そし
て整合位置に於いて綴じ処理などを施した後に、束排出
ローラ対804によって挟持搬送することによりスタック
トレイ900へと束排出する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の構成
にあっては、引込パドル806による引込動作(回転する
所定時間)は全てのシートで一定であり、次のシートの
排出に支障なく停止させる必要がある。この引込動作の
際には、シート間の静電気吸着やカールなどの影響を受
け、所定時間内にシート後端が後端ストッパ802に到達
する前に整合動作が開始される場合がある。
【0009】かかる場合に於いて、シート束の最終シー
ト以外は次のシートの引込作用や整合作用によって後端
ストッパ802方向に引きずられるため、結果として整合
不良につながることは希である。しかし最終シートは次
のシートによる引込作用が働かないため、図10(b)に一
点鎖線にて示すシートP'の如く、整合不良(ずれ)が残
ることとなる。
【0010】また、最終シートを整合した後に退避位置
にあったステイプラが移動してステイプルする際に於い
ても、ステイプラの移動に伴う振動などで整合不良を生
じる場合も考えられる。
【0011】そこで本発明は、中間積載手段上における
シート搬送方向の整合不良を回避しうるシート処理装
置、及びこれを備える画像形成装置を提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るシート処理装置及び画像形成装置の代
表的な構成は、排出されるシートを一時的に積載する中
間積載手段と、前記中間積載手段のシート搬送方向の一
端に設けたストッパ部と、シートを前記中間積載手段上
に排出する排出手段と、前記排出手段のシート搬送方向
下流側に配置され、シート排出中は排出動作に支障のな
い位置で停止し、シート排出後は回転して排出されたシ
ートを前記ストッパ部に引き込むパドル手段と、シート
をシート搬送方向と直交する方向に整合する整合手段
と、を有するシート処理装置において、前記中間積載手
段に排出されたシートの前記パドル手段による引込時間
を、積載されるシート束の最終シートと最終シート以外
のシートとで異ならせることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係るシート処理装置及び
画像形成装置の実施形態について図を用いて説明する。
図1はシート処理装置の全体構成を説明する図、図2は
綴じ手段の構成を説明する図、図3は中間積載手段近傍
の構成を説明する図、図4は整合手段を説明する上面
図、図5は引込パドルを説明する上面図、図6はシート
の流れを説明する図、図7は各モータの動きを説明する
タイミングチャート、図8はシート束の束排出を説明す
る図、図9は画像形成装置の全体構成図である。
【0014】(画像形成装置)まず図9を用いて、本発
明に係るシート処理装置を備えた画像形成装置について
複写機を例に用いて説明する。画像形成装置本体300上
部には、プラテンガラス401、光源402、レンズ系403、
原稿Dをプラテンガラス401に給送する自動原稿給送装
置400を備えた画像読取部が構成されている。また画像
形成装置本体300には給送部500、画像形成部600が備え
られている。更に画像形成装置本体300の側方には、複
写機本体から排出される画像形成済みのシートを積載す
るシート処理装置としてフィニッシャー1等が備えられ
ている。
【0015】給送部500は、記録用のシートPを収納し
て画像形成装置本体300に着脱自在なカセット501、50
2、及びペディスタル503に配置されたデッキ504を有し
ている。画像形成手段である画像形成部600には、円筒
状の感光体ドラム601とその回りの一次帯電器602、現像
器604、転写用帯電器605、分離帯電器606、クリーナ607
等がそれぞれ備えられている。画像形成部600の下流側
には、搬送装置301、定着装置608、排出ローラ対302等
が配設されている。
【0016】画像を形成する際には、まず画像形成装置
本体300に設けられている制御装置310から給送信号が出
力されると、カセット501、502またはデッキ504からシ
ートPが給送される。一方、プラテンガラス401に載置
されている原稿Dに光源402から当てられて反射したレ
ーザー光603は、レンズ系403を介して感光体ドラム601
に照射される。感光体ドラム601はあらかじめ一次帯電
器602により一様に帯電されており、レーザー光603が照
射されることによって静電潜像が形成され、次いで現像
器604により静電潜像を現像してトナー像が形成され
る。
【0017】給送部500から給送されたシートPは、レ
ジストローラ対505で斜行が補正され、さらにタイミン
グが合わされて画像形成部600へ送られる。画像形成部6
00では、感光体ドラム601のトナー像が転写用帯電器605
によってシートPに転写される。トナー像を転写された
シートPは分離帯電器606によって転写用帯電器605と逆
極性に帯電されて、感光体ドラム601から分離される。
そして、分離されたシートPは搬送装置301により定着
装置608に搬送され、熱と圧力を加えられることにより
転写画像が永久定着される。画像が定着されたシートP
は、排出ローラ対302により画像形成装置本体300から排
出され、フィニッシャー1へと送られる。
【0018】(シート処理装置の全体構成)シート処理
装置であるフィニッシャー1は、図1に示すように画像
形成装置本体300側方に配置され、画像形成装置本体300
から排出されたシート又は複数枚に重ねられたシート束
に対し、整合、ステイプル、パンチ等様々な後処理を施
すものである。
【0019】フィニッシャー1は、図に示すように画像
形成装置本体300の排出ローラ対302と対向する位置に入
口ローラ対2を有し、これに続いて搬送ローラ3、搬送
されるシートの後端に穴をあけるパンチユニット50、搬
送大ローラ5、シートを搬送大ローラ5に押圧する押下
コロ12、13、14を有している。
【0020】搬送大ローラ5に沿って切換フラッパ11が
備えられており、ノンソートパス21とソートパス22とを
切り替えている。また切換フラッパ10はソートパス22と
シートを一時的に蓄えるためのバッファパス23の切換を
行っている。ノンソートパス21には排出ローラ9が備え
られ、サンプルトレイ201にシートを排出する。
【0021】ソートパス22からは搬送ローラ6を介して
処理トレイユニット129へと接続されている。処理トレ
イユニット129にはシートを一時的に積載、整合するた
めの中間積載手段である処理トレイ130、シートを処理
トレイ130に排出する排出手段である排出ローラ7、ス
トッパ部である後端ストッパ131、揺動ガイド150、シー
ト束排出手段である束排出ローラ対180等が備えられて
いる。また処理トレイ130近傍には綴じ手段であるステ
イプルユニット100が配置されている。束排出ローラ対1
80は処理トレイ130に配置されたローラ180aと、揺動ガ
イド150に支持されたローラ180bとからなり、揺動ガイ
ド150が閉口状態となったときに協働して処理トレイ130
上のシート束を挟持搬送し、シート積載手段であるスタ
ックトレイ200上に束排出する。スタックトレイ200及び
サンプルトレイ201は、両方とも独立して上下方向に移
動自在に図示しない駆動手段を有している。
【0022】(ステイプルユニット)図2を用いて、綴
じ手段であるステイプルユニット100の構成について説
明する。シートにステイプルするステイプラ101は図示
しないホルダ102を介して移動台103に固定されている。
移動台103は処理トレイ130上に積載されるシートの後端
縁に対して平行に固定された一組のスタッド軸104、105
を有し、各スタッド軸104、105にはそれぞれに転動コロ
106、107が回転自在に組み付けられている。各転動コロ
106、107は固定台108に対して同様に閉口状態で穿設形
成された一連の穴状ガイドレール108a、108b、108c
内に係合し、ステイプラ101はステイプル移動モータM1
00によって移動可能に構成されている。
【0023】一連の穴状ガイドレール108a、108b、10
8cは、図2から明らかなように主ガイドレール穴部分
(108a)と、該部分の左端部側から分岐して平行する
左端ガイドレール穴部分(108b)、及び右端部側から
分岐して平行する右端ガイドレール穴部分(108c)と
から構成されている。従ってステイプラ101が左方端部
側に位置するときには、転動コロ106がレール穴部分108
bの左端部内に、転動コロ107がレール穴部分108aの左
端部内にそれぞれ移動されて、右方側に所定角度だけ傾
斜された状態の右傾姿勢に維持される。また中間部に位
置するときには、各転動コロ106、107が共にレール穴部
分108a内にあって非傾斜状態の平行姿勢に維持され
る。さらに右方端部側に位置するときには、転動コロ10
7がレール穴部分108cの右端部内に、転動コロ106がレ
ール穴部分108aの右端部内にそれぞれ移動されて、左
方側に所定角度だけ傾斜された状態の左傾姿勢に維持さ
れる。これらの姿勢変更の作用は、図示しない作動カム
によって行われる。
【0024】なお、ステイプルユニット100には、ステ
イプラ101のホームポジションを検知する図示しない位
置センサが設けられており、通常の場合ステイプラ101
は左方端側のホームポジションで待機している。
【0025】(処理トレイユニット)図3を用いて、処
理トレイユニット129の構成について説明する。中間積
載手段である処理トレイ130近傍には、処理トレイ130後
端に配置された後端ストッパ131、処理トレイ130上のシ
ートを幅方向に整合するための整合手段140、処理トレ
イ130上方で揺動する揺動ガイド150、排出ローラ7から
排出されたシートを後端ストッパ131に戻すパドル手段
である引込パドル160、束排出ローラ対180、ローレット
ベルト190が設けられている。
【0026】処理トレイ130は、下流側(図の左側)を
上方に、上流側(図の右側)を下方にした傾斜トレイで
ある。処理トレイ130の上流側である下方端部にはシー
トガイド130cとローレットベルト190、及び後端ストッ
パ131が配置されており、中間部には整合手段140、引込
パドル160が配置される。排出ローラ7から排出された
シートは、自重及び引込パドル160の作用と、場合によ
ってはローレットベルト190の作用によって、その後端
がシートガイド130cによってガイドされながら後端ス
トッパ131の突当て支持面131aに当接するまで処理トレ
イ130上を滑走する。後端ストッパ131は、ステイプラ10
1によってステイプルする際には回動して処理トレイ130
下方に退避する。
【0027】排出ローラ7は下部排出ローラ7aと排出
コロ7bとからなり、下部排出ローラ7aには排出コロ
7bとの間の軸方向数カ所にローレットベルト190が巻
き掛けられており、かつ各ローレットベルト190間の適
所に複数のシートガイド130cが配置されている。ロー
レットベルト190は外周全面に滑り止めローレットを形
成した柔軟性を有するリングであり、回転方向に変形可
能となっている。このローレットベルト190は通常処理
トレイ130から離間しているが、下部排出ローラ7aに
よって回転駆動されると変形ながら回転して積載された
シート上面に当接し、引込動作を補助するものである。
【0028】整合手段140は、図4に示すように一対の
整合部材141、142によって構成されており、前記処理ト
レイ130面上で図の下方部と上方部(シートPの両側端
に対応)とに独立して対向配置されている。各整合部材
141、142は、処理トレイ130に対して、その上面側に整
合面141a、142aが対向して配置され、かつその下面側
にラックギア部141b、142bが整合方向に移動可能なよ
うに組み付けられている。
【0029】各ラックギア部141b、142bには駆動モー
タM141、M142によって正逆回転駆動されるピニオンギ
ア143、144が噛合されており、これによって整合部材14
1、142がそれぞれ整合方向へ移動可能となっている。こ
こで、整合部材141、142に対しては、それぞれのホーム
ポジションを検知する図示しない位置センサが配置され
ており、通常の場合、整合部材141が下方端部、整合部
材142が上方端部に設定された各ホームポジション位置
に待機している。
【0030】引込パドル160は、上述したように排出ロ
ーラ7の下流側、かつ処理トレイ130の中間部上方に配
置され(図3参照)、図5に示すようにシート幅に対応
して設置された駆動軸161上の複数箇所に同位相で固定
され、駆動モータM160によって適切なタイミングで回
転駆動される。各パドルの長さは駆動軸161から処理ト
レイ130面までの間隔よりも若干長めに設定されると共
に、その配置位置としては、整合途上のどの位置におい
ても、常にシートPの重心を挟んで両側から作用し得る
ようにするために、少なくとも2ヶ所以上(図5では4
ヶ所)に位置設定して配置されている。引込パドル160
は、通常の待機状態、及びシートが排出ローラ7から排
出されている時には図3に示すホームポジションに位置
し、排出ローラ7から排出されるシートと干渉しないよ
う構成されている。
【0031】引込パドル160は処理トレイ130へシートP
が排出されると所定時間回転駆動され、シートPを後端
ストッパ131の突当て支持面131aに向かって引き込むよ
うに作用する。ここで複数の引込パドル160を上記の如
く配置したことにより、整合途上のシートPに対しても
常に重心を含む両側での引込作用が働くため、シートP
が整合移動中に傾いたりせず、常に良好な整合操作を行
うことができる。
【0032】引込パドル160の引込時間(回転駆動させ
る時間)は次のシートの排出動作に支障のないように決
定されており、ホームポジションに停止する。但し、シ
ート束の最終シートは次のシートを処理トレイ130に受
け入れる前に、束排出動作、必要に応じてステイプル動
作が必要となり、次のシートが送り込まれるまでの間隔
が長くなる。したがってシート束の最終シートの引込時
間は、最終シート以外のシートの引込時間より長くする
ことができる。
【0033】揺動ガイド150は上流側(図の右側)の揺
動支点軸151に軸支されており、モータM150に接続され
た回転カム152の作用によって揺動する。揺動ガイド150
は処理トレイ130にシートが排出される際には開口状態
(束排出ローラ対180が離間)となり、シートの排出、
整合の支障になることはない。そして処理トレイ130か
らシート束を束排出する際には回動して閉口状態とな
り、下流側(図の左側)に設けたローラ180bと処理ト
レイ130に設けたローラ180aとによりシート束を挟持す
る。束排出ローラ対180のローラ180a、180bは、モー
タM180からの駆動を受けて正逆転可能となっており、
シート束を挟持搬送してスタックトレイ200へと束排出
する。
【0034】(整合動作)次に、処理トレイ130上にお
ける整合動作について図6及び図7を用いて説明する。
図6に示すように、画像形成装置本体300から排出され
たシートは入口ローラ対2、搬送ローラ3を介して、搬
送大ローラ5に到達する。搬送大ローラ5を通過したシ
ートは切換フラッパ10によってソートパス22へと送ら
れ、排出ローラ7によって処理トレイ130上に排出され
る。このとき処理トレイ130下方に設けられた出没トレ
イ170が突出状態にあり、積載したシートの先端が垂れ
下がって戻り不良となるのを防止すると共に、処理トレ
イ130上のシートの整列性を高めている。
【0035】シートPが排出ローラ7の排出コロ7b及
び下部排出ローラ7aに巻き掛けられたローレットベル
ト190によって処理トレイ130上に排出されると、シート
Pは自重によって後端ストッパ131側へ戻り始め、かつ
これに加えて、ホームポジションで停止していた引込パ
ドル160が所定時間回動するのに伴って該戻り作用が助
長される。シートPの後端が後端ストッパ131に突き当
てられて停止すると、整合部材141、142によるシートP
の整合がなされ、引込パドル160は次のシートが排出さ
れる前に停止され再びホームポジションに戻る。
【0036】引込パドル160の回動時間については、長
い程シートの引き込み性(整合性)が向上されるが、最
終シート以外は次のシートの排出に支障をきたさないよ
うに、パドルの回転時間は制約を受ける。このように決
定された最終シート以外のパドル回動時間(以下通常シ
ート回動時間t1と称す)でも、通常シートの引き込みに
は問題がない様にパドルの回転スピード、摩擦係数等は
設定されている。但し大カールや静電気の影響を受けシ
ートの場合、積載枚数が増えると、シートの引き込み負
荷が高くなり、引込パドル160の通常シート回動時間t1
内でシート後端は後端ストッパーに突き当たることがで
きずに整合が開始される事もある。
【0037】このシートは後端が後端ストッパ131から
離れた整合不良となるが、最終シート以外では、次のシ
ートの排出後の戻し作用に引きずられて後端ストッパ13
1まで戻ることができる。なお最終シートは次のシート
による戻し作用を受けることはできないが、前述したよ
うに通常シート回動時間t1より長くパドルを回動できる
ため、上記の影響を受けても確実にシート後端を後端ス
トッパ131まで戻した後に整合手段140により整合を行う
ことができる。
【0038】最終シートPの整合が完了すると、必要に
応じて予め待機位置に停止していたステイプラは綴じ位
置へ移動して針とじを行う。一方引込パドル160の最終
シートの回動は綴じ処理が完了まで継続される。このた
め一端で整合されたシート束がパドルで押えられるた
め、ステイプラの移動による振動等の影響を受けて整合
不良になる事も無く、整合状態を維持しながら綴じ処理
を行うことができる。
【0039】以上の各動作を行うモータの動きをタイミ
ングチャートにしたものを図7に示す(束の最終シート
を含み3枚さかのぼった個所)。パドルの最終シート回
動時間t2は、通常シート回動時間t1より長く設定され、
ステイプラの針綴じ完了まで回転していることを示して
いる。
【0040】そしてシート束の整合、若しくは更に綴じ
処理が完了すると、図8に示すように揺動ガイド150が
下降し、ローラ180bがシート束の上に載置される。そ
して束排出ローラ対180が回転し、シート束P0がスタッ
クトレイ200に排出される。このとき出没トレイ170はシ
ート束をスタックトレイ200に落下させるために、シー
ト束が束排出ローラを抜ける前に退避して退避状態とな
る。
【0041】
【発明の効果】上記説明した如く、本発明に係るシート
処理装置及び画像形成装置においては、中間積載手段に
排出されたシートのパドル手段による引込時間を、積載
されるシート束の最終シートと最終シート以外のシート
とで異ならせたことにより、制約のある最終シートの引
込時間を最終シート以外のシートと区別することによ
り、引込時間の設定を最適化することができ、最終シー
トを含む全てのシートの整合不良を回避することができ
る。
【0042】また具体的には、パドル手段による最終シ
ートの引込時間を最終シート以外のシートの引込時間よ
り長く設定することにより、最終シートを確実にストッ
パ部まで引き込んで整合することができるため、最終シ
ートを含む全てのシートの整合不良を回避することがで
きる。
【0043】また綴じ手段による綴じ処理が完了するま
でパドル手段によるシート束の最終シートの引込動作が
継続されるよう構成したことにより、綴じ処理が完了す
るまでパドル手段にて最終シートを含む束全体を押える
ことができるため、綴じ手段が途中で移動してもその振
動等に起因して発生する整合不良等を防止することがで
き、整合性を維持しつつ綴じ処理を行うことが可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート処理装置の全体構成を説明する図であ
る。
【図2】綴じ手段の構成を説明する図である。
【図3】中間積載手段近傍の構成を説明する図である。
【図4】整合手段を説明する上面図である。
【図5】引込パドルを説明する上面図である。
【図6】シートの流れを説明する図である。
【図7】各モータの動きを説明するタイミングチャート
である。
【図8】シート束の束排出を説明する図である。
【図9】画像形成装置の全体構成図である。
【図10】従来のシート処理装置の構成を説明する図で
ある。
【符号の説明】
D …原稿 1 …フィニッシャー 2 …入口ローラ対 3 …搬送ローラ 5 …搬送大ローラ 6 …搬送ローラ 7 …排出ローラ 7a …下部排出ローラ 7b …排出コロ 9 …排出ローラ 10 …切換フラッパ 11 …切換フラッパ 12 …押下コロ 13 …押下コロ 14 …押下コロ 21 …ノンソートパス 22 …ソートパス 23 …バッファパス 31 …シート検知センサ 50 …パンチユニット 100 …ステイプルユニット 101 …ステイプラ 102 …ホルダ 103 …移動台 104 …スタッド軸 105 …スタッド軸 106 …転動コロ 107 …転動コロ 108 …固定台 108a …穴状ガイドレール 129 …処理トレイユニット 130 …処理トレイ 130c …シートガイド 131 …後端ストッパ 131a …突当て支持面 140 …整合手段 141 …整合部材 141a …整合面 141b …ラックギア部 142 …整合部材 142a …整合面 142b …ラックギア部 143 …ピニオンギア 144 …ピニオンギア 150 …揺動ガイド 151 …揺動支点軸 152 …回転カム 160 …引込パドル 161 …駆動軸 170 …出没トレイ 180 …束排出ローラ対 180a …ローラ 180b …ローラ 190 …ローレットベルト 200 …スタックトレイ 201 …サンプルトレイ 300 …画像形成装置本体 301 …搬送装置 302 …排出ローラ対 310 …制御装置 400 …自動原稿給送装置 401 …プラテンガラス 402 …光源 403 …レンズ系 500 …給送部 501 …カセット 502 …カセット 503 …ペディスタル 504 …デッキ505 …レジストローラ対 600 …画像形成部 601 …感光体ドラム 602 …一次帯電器 603 …レーザー光 604 …現像器 605 …転写用帯電器 606 …分離帯電器 607 …クリーナ 608 …定着装置 700 …ソートパス 701 …排出ローラ対 701a …下部排出ローラ 701b …排出コロ 702 …ローレットベルト 703 …シートガイド 800 …処理トレイユニット 801 …処理トレイ 802 …後端ストッパ 803 …整合部材 804 …束排出ローラ対 804a …下部束排出ローラ 804b …上部束排出ローラ 805 …揺動ガイド 806 …引込パドル 900 …スタックトレイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出されるシートを一時的に積載する中
    間積載手段と、 前記中間積載手段のシート搬送方向の一端に設けたスト
    ッパ部と、 シートを前記中間積載手段上に排出する排出手段と、 前記排出手段のシート搬送方向下流側に配置され、シー
    ト排出中は排出動作に支障のない位置で停止し、シート
    排出後は回転して排出されたシートを前記ストッパ部に
    引き込むパドル手段と、 シートをシート搬送方向と直交する方向に整合する整合
    手段と、 を有するシート処理装置において、 前記中間積載手段に排出されたシートの前記パドル手段
    による引込時間を、積載されるシート束の最終シートと
    最終シート以外のシートとで異ならせることを特徴とす
    るシート処理装置。
  2. 【請求項2】 前記パドル手段による最終シートの引込
    時間が、最終シート以外のシートの引込時間より長いこ
    とを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  3. 【請求項3】 前記中間積載手段上に積載されたシート
    束を針綴じする綴じ手段を有し、 前記綴じ手段による綴じ処理が完了するまで、前記パド
    ル手段によるシート束の最終シートの引込動作が継続さ
    れることを特徴とする請求項2記載のシート処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れか1項記載のシー
    ト処理装置と、 シートに画像を形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段により画像形成したシートを前記シー
    ト処理装置に排出する排出手段とを有することを特徴と
    する画像形成装置。
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JP2009227468A (ja) * 2008-02-28 2009-10-08 Canon Inc シート積載装置及びこれを備えるシート処理装置

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