JPH09221257A - 折りシート積載装置及びこれを備える画像形成装置 - Google Patents

折りシート積載装置及びこれを備える画像形成装置

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JPH09221257A
JPH09221257A JP8031076A JP3107696A JPH09221257A JP H09221257 A JPH09221257 A JP H09221257A JP 8031076 A JP8031076 A JP 8031076A JP 3107696 A JP3107696 A JP 3107696A JP H09221257 A JPH09221257 A JP H09221257A
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JP
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sheet
sheet bundle
discharge
roller
folding
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JP8031076A
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Yutaka Suzuki
裕 鈴木
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Publication date
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート束をその厚さやシートサイズに影響さ
れずに確実に排出トレイに排出させる。 【解決手段】 排出すべきシート束を、軸方向には配設
した複数の排出ローラ30とその中央部に配設した排出
コロ31により挟持して排出トレイ32に排出させる。
排出コロ31を排出ローラ30側に付勢させると共に、
排出ローラ30と排出コロ31とをオーバーラップさせ
る。これにより、シート束は湾曲されて剛性を有するよ
うになって、シート束の厚さやシートサイズに影響され
ることなくシート束は確実に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り処理したシー
トを積載する折りシート積載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、シートを排出する排出ローラ対
部の構成について、図10を参照して説明する。図示し
ない排出モータの回転により、排出ローラ軸111aを
介して駆動する排出ローラ111と板ばね113とによ
り、上記排出ローラ111に押圧されている従動コロ1
12とで構成されている。排出ローラ111において
は、両端が111bに示すようなフランジ形状になって
おり、搬送されたシートは114は、上記従動コロ11
2と、排出ローラ111のフランジ部111bにより湾
曲し、シート114に剛性をもたせることにより、シー
トは排出時の積載性を向上させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例では、シートの枚数が増えるにつれ、シートの
剛性によってシートを湾曲させることができなくなるた
め、シート束を排出トレイに排出する時に、シート束先
端がシート束の自重で垂れ下がることによって、すでに
排出されたシート束に引っかかり、シート束の後端部で
排出口を塞いでジャムになったり、又は排出口を塞いで
いるシート束後端を、次に排出されるシート束が押して
しまうことにより、シート束が排出トレイから落下して
しまう等、シート束の不揃いによる積載性の問題があっ
た。
【0004】本発明は、剛性の高い折りシート束を積載
手段に排出する場合、シートサイズや折りシート束の厚
さに係らず、折りシート束を湾曲可能にして折りシート
束の積載性を向上させた折りシート積載装置を提供する
ことを目的とするもである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、搬送される複数のシートを折
り畳む折り手段と、該折られたシート束を排出するシー
ト束排出手段と、該シート束排出手段により排出される
シート束を積載する積載手段と、を有する折りシート積
載装置において、前記シート束排出手段は、軸方向に配
設された複数の搬送回転体と、該搬送回転体とオーバー
ラップして前記搬送回転体間に回転自在に配設され、前
記搬送回転体側に付勢されている押圧回転体と、前記搬
送回転体を駆動する駆動手段と、を備えることを特徴と
する。
【0006】また、前記搬送回転体は、押圧回転体の両
側にそれぞれ複数配設され、かつ外側にいくにしたがっ
て搬送回転体の外径が大きくなって押圧回転体に対する
オーバーラップ量が大きくなっていることを特徴とす
る。
【0007】[作用]以上構成に基づき、折り手段によ
り折られたシート束は、軸方向に配設された複数の搬送
回転手段と、この搬送回転手段間の中央部に回転自在に
配設され前記搬送回転手段側に付勢されている押圧回転
手段とにより積載手段に排出される。上記搬送回転手段
と押圧回転手段とは互いにオーバーラップして排出する
シート束を湾曲して剛性をもたせて積載手段に排出す
る。これにより、シート束の厚さやシートサイズに影響
されることなく安定してシート束を積載手段に排出する
ことができ、シート束の積載性を向上させることができ
る。
【0008】また、押圧手段の両側に複数の搬送回転手
段をそれぞれ配設し、この搬送回転手段を、押圧手段か
ら外側にいくにしたがって外径を大きくして押圧手段と
のオーバーラップり大きくしたことにより、特にシート
サイズが大きいシート束であっても、シート束は剛性を
もつように湾曲されて、積載手段に確実に排出すること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
〈実施の形態1〉本発明の第1の実施の形態について詳
細に説明する。
【0010】先ず初めに、図9は、本発明に係るシート
綴じ装置を有するシート後処理装置を備えた画像形成装
置本体(複写機本体)の一例を示している。
【0011】画像形成装置本体(複写機本体)1には、
原稿載置台としてのプラテンガラス906、光源90
7、レンズ系908、給紙部909、画像形成部902
等が備えられている。複写機本体1の上部には、原稿D
を上記プラテンガラス906に自動給紙する原稿自動給
送装置940が設けられ、さらに複写機の側部には、複
写機により画像形成したシートを折り処理等の後処理を
するシート後処理装置2が接続されている。
【0012】給紙部909は、記録用のシート束Sを収
納して装置本体900に着脱自在なカセット910,9
11、及びペディスタル912に配置されたデッキ91
3を有している。画像形成部902には、円筒状の感光
ドラム914とその回りの現像器915、転写用帯電器
916、分離帯電器917、クリーナ918、一次帯電
器919等がそれぞれ備えられている。画像形成部90
2の下流側には、搬送装置920、定着装置904、排
出ローラ対1a,1b等が配設されている。
【0013】この画像形成装置本体の動作を説明する。
【0014】装置本体側900に設けられている制御装
置150から給紙信号が出力されると、カセット91
0,911またはデッキ913からシート束Sが給送さ
れる。一方、原稿載置台206に載置されている原稿D
に、光源907から当てられて反射した光は、レンズ系
908を介して感光ドラム914に照射される。感光ド
ラム914は、あらかじめ一次帯電器919により帯電
されていて、光が照射されることによって静電潜像が形
成され、次いで現像器915により静電潜像を現像して
トナー像が形成される。
【0015】給紙部909から給送されたシート束S
は、レジストローラ910で斜行が補正され、さらにタ
イミングが合わされて画像形成部902へ送られる。画
像形成部902では、感光ドラム914のトナー像が、
送られてきたシート束Sに転写用帯電器916によって
転写され、トナー像が転写されたシート束Sは、分離帯
電器917によって転写用帯電器916と逆極性に帯電
されて、感光ドラム914から分離される。
【0016】そして、分離されたシート束Sは、搬送装
置920により定着装置904に搬送されて、定着装置
904によりシート束Sに転写画像が永久定着される。
画像が定着されたシート束Sは、排出ローラ対905に
より装置本体900から排出される。
【0017】このようにして、給紙部909から給送さ
れたシート束Sには、画像が形成されて排出される。
【0018】図1は、本発明の折りシート積載装置が適
用されているシート後処理装置の図である。1は複写
機、プリンタや印刷装置等の画像処理装置である。
【0019】1aは排紙ローラで1bは排紙ローラ1a
に押圧されたる排紙コロである。2は本発明の折りシー
ト積載装置に係るところのシート後処理装置である。
【0020】3は入り口フラッパであり、この入り口フ
ラッパ3は入口ソレノイド3d(図2)に係合してお
り、入口ソレノイド3dの電源ON、OFFによって整
本モード/スタックモードの切換えを行っている。
【0021】[スタックモード構成]4は排紙ガイドで
ある。排紙ガイド4の下流にはスタッカ排出ローラ5と
スタッカ排出コロ6が配置されている。
【0022】7はスタッカトレイであって、スタッカ排
出ローラ5から排紙された紙を積載するものである。
【0023】[整本モード構成]11,12はガイドで
ある。13は、搬送ローラであって対向面に搬送コロ1
4が配置され、搬送ローラ13に押圧されている。1
5,16は切換フラッパ上、下である。
【0024】切換フラッパ上、下15,16には切換ソ
レノイド上、下15d,16dが係合しており(図
2)、電気的信号でON、OFFすることによって図1
に示す1点鎖線と実線の2つの位置を取るように構成さ
れている。
【0025】17a,22aは弾性ローラであって、ス
ポンジ状のゴム材質で形成されている。その対向面には
弾性部材17d,22dが配設され弾性ローラ17a、
22aに付勢されている。
【0026】18はステイプラユニットであって、この
内部には針状のステイプラ針と、モータとをもってい
る。このステイプラユニット18は、回転軸18aを中
心に揺動可能に構成されている。19はアンビルであっ
て、ステイプラユニット18が回転軸18aを中心に揺
動して、チャンネル状(コ字状)のステイプラ針先端を
アンビル19によってガイドして、ステイプラ針先端を
つぶすためのものである。
【0027】20,21はステイプラユニット18の下
流側に配置されたガイドである。
【0028】24は幅よせ部材であって、紙の両サイド
から押えて紙を整合するためのものである。23はスト
ッパ(受け手段)であって、ガイド20,21間に進入
してきたシート束の先端を受ける部材である。本ストッ
パ23は、ガイド20,21間を図中矢印方向に移動可
能に構成されている。ストッパ23の目的は2つあり、
1つは、前記のステイプルユニットで針打ちするときの
位置決めと、他の1つは後述する折りの位置決めであ
る。また、ストッパ23上には、シート束先端を検知す
るストッパセンサ33が配設されている。
【0029】25は突き出しユニットであって、折りを
行う前は、ガイド12,21より下面に退避している。
26,27は折りローラ(折り手段)であって、互いに
押圧されている。28及び100aは排出ガイドであっ
て、折りローラ26,27から排出されるシート束を排
出ローラ(搬送回転手段)30,排出コロ(押圧回転手
段)31のニップ間に案内するためのものである。
【0030】上記排出ローラ30及び排出コロ31によ
り、折りシート束を排出する排出ローラ対(排出手段)
が構成されている。本発明の実施の形態である排出ロー
ラ部の構成については、後で詳細に説明する。
【0031】29は排出センサであってシート束の紙端
及び後端を検知する。32は排出トレイ(積載手段)で
あって折りシート束を積載するものである。
【0032】[スタッカ排出部駆動機構]図2を用い
て、スタッカ排出ローラ5の駆動機構について述べる。
【0033】5aは軸で、スタッカ排出ローラ5の中心
軸である。軸5a上にはプーリ98が固着されている。
95はスタック排出モータで、出力軸上にはプーリ96
が固着されている。このプーリ96と前記プーリ98に
は、タイミングベルト97が巻き回されている。
【0034】スタック排出モータ95の回転は、プーリ
96からタイミングベルト97を介してプーリ98に伝
達され、更に軸5aを介してスタック排出ローラ5を駆
動する。スタック排出モータ95は、ステッピングモー
タで構成され、スタック排出ローラ5の周速が排出ロー
ラ1aの周速よりも高く設定されている。
【0035】排出ローラ1aの搬送力は、スタック排出
ローラ対5,6の搬送力よりも高く設定されているた
め、排出ローラ1a,1bに挟持搬送されている間はス
タック排出ローラ対5,6間で滑りを生じ、排出ローラ
1a、1bを抜けると、スタッカ排出ローラ対5,6の
搬送力で搬送される。
【0036】図2を用いて入口フラッパ3、切換フラッ
パA15,切換フラッパB16,搬送ローラ13,弾性
ローラ17a,22aの駆動について詳細に説明する。
【0037】[入口フラッパ駆動機構]入口フラッパ3
は中心軸3aを中心に揺動可能に構成されている中心軸
3aの一端にはリンク3bが固着されている。リンク3
bにはばね3cが係合して、一方向にフラッパを付勢し
ている。3dは入口ソレノイドであって、リンク3bの
一端に係合している。入口ソレノイド3dの電源をON
すると、鉄芯を吸引してフラッパ3が上部にはねあがっ
て整本モードに切り換わる。電源OFFの時は、スタッ
クモードへシートを案内する。
【0038】[搬送ローラ、弾性ローラ駆動機構]搬送
ローラ13の中心軸13a上には、搬送プーリ13bが
固着されている。弾性ローラ17a,22aの中心軸1
7b,22bには、弾性ローラプーリ17c,22cが
固着されている。
【0039】51は搬送モータであって、その出力軸に
は搬送モータプーリ52が固着されている。搬送モータ
プーリ52,搬送プーリ13b,弾性ローラプーリ17
cの外周にはタイミングベルト53が巻き回されてお
り、更に、弾性ローラプーリ17c,22c間には、シ
ングベルト54が巻き回されている。
【0040】搬送モータ51の回転は、搬送モータプー
リ52からタイミングベルト53に伝送され、搬送プー
リ13b、及び弾性ローラプーリ17cを回転させ、更
にタイミングベルト54を介して弾性ローラプーリ22
cを回転させることによって、搬送ローラ13,弾性ロ
ーラ17a,22aを回転せしむる。
【0041】[切換フラッパ駆動機構]切換フラッパ1
5,16の回転中心軸15a,16a上には、フラッパ
リンク15b,16bが固着されている。その一端は切
換ソレノイド15d,16dに係合している。また、フ
ラッパリンク15b、16bの他端には、ばね15c,
16cが係合しており、切換フラッパ15,16を図示
する位置に保持している。切換フラッパの電源をONす
ると、切換ソレノイド15d,16dの鉄芯を吸引して
切換フラッパ15,16を、図1の1点鎖線の位置に保
持する。
【0042】[幅よせ機構]幅よせ機構について図1、
図3を用いて説明する。
【0043】24a,24bは前後に配設されたる幅よ
せ部材であって、シート束の搬送方向と水平でシート束
両サイドに垂直な壁面をもち、中央部にラック部を形成
している。互いのラックには、ピニオンギヤ24cが係
合している。24dはステッピングモータで構成された
る幅よせモータであって、その出力軸上には、ピニオン
ギヤ24cが固着している。24eは幅よせホームセン
サであって、フォトインタラプタで構成されている。
【0044】幅よせホームセンサ24eは、幅よせ部材
24a,24bが整合しうる最大シート束の幅よりも5
〜10mm程度外側に待避した時に、幅よせ部材24a
の一部に形成されたるフラグを検知する位置に配置され
ている。
【0045】[ストッパ駆動構成]ストッパ23の駆動
機構について図1、図3を用いて説明する。
【0046】23はストッパであって、ガイド20,2
1間に進入してきた紙の先端を受け止める。ストッパ2
3の両端には、コロ23aが回転自在に取り付けられて
おり、フレーム8に構成された溝部をスライドする。ス
トッパ23の両端にはラックが構成されている。前記ラ
ックは左右2つのピニオンギヤ23bと係合している。
【0047】ピニオンギヤ23bの中心には、軸23c
があり、左右のピニオンギヤに駆動を伝達している。上
記軸23cの一端には、ストッパ23dが固着されてい
る。
【0048】61はストッパモータであって、ステッピ
ングモータで構成されている。ストッパモータ61の出
力軸上には、ギヤ62が固着しており、ストッパギヤ2
3dに係合している。ストッパ23の一部には、フラグ
が形成されており、ホームポジションまで達したとき
に、ストッパホームセンサ63で検知する。
【0049】33はストッパセンサであって、ストッパ
部先端のシート束の有無を検知するものである。
【0050】[折り駆動機構]図4、図5を用いて、シ
ート束の折りの駆動機構について詳細に説明する。
【0051】64は折りモータであって、その出力軸上
にはプーリ65が固着されている。67はアイドラギヤ
プーリであって、同軸上にプーリ2列とギヤが構成され
ており、そのうちの1列のプーリが前記のプーリ65と
の間にタイミングベルト66を巻き回されている。6
8,69は折りローラ26,27に固着され、互いに係
合している折りギヤである。折りギヤ68の一端は前記
アイドラギヤプーリ67のギヤ部に係合している。
【0052】25は突き出しユニットである。25aは
突き出し板であって、この突き出し板25aは、折りロ
ーラ26,27のニップ間際まで移動して入り込むた
め、板厚0.5mm程度のステンレス材等で構成してい
る。突き出し板25aは、ホルダ25d,25bで保持
されている。ホルダ25bには軸25c、25eが固着
されており、その外周にはコロが回転自在に取り付けら
れ、該コロはフレーム8に構成されたる溝部8a内をス
ライドする。
【0053】73はギヤであって軸72を一部に構成し
ている。ギヤ73はアイドラギヤ75が係合している。
アイドラギヤ75は軸76に固着しており、軸76上に
は電磁クラッチ(折りクラッチ)74aが配設され、電
磁クラッチ上のプーリ74の回転を電源のON/OFF
によって軸76への回転の伝達を制御している。プーリ
74の外周にはタイミングベルト70が巻き回されてい
る。タイミングベルト70の一方は、アイドラギヤプー
リ67のプーリ部に巻き回されている。
【0054】軸73a上には、フラグ81が固着してお
り、その一部に切欠を有している。その切欠を検知する
位置に、突き出しホームセンサ82が配設され、突き出
し板25aがガイド12,21の搬送面より最も落ち込
んだ位置で検知するように配設されている。
【0055】折りモータ64の回転は、プーリ65から
タイミングベルト66を介してアイドラギヤプーリ67
に伝達される。アイドラギヤプーリ67の回転は、折り
ギヤ68から折りギヤ69へ伝達され、折りローラ2
6,27が駆動される。一方、アイドラギヤプーリ67
の回転は、タイミングベルト70を介して突き出しクラ
ッチ74a上のプーリ74に伝達される。突き出しクラ
ッチ74aのON、OFFによって、プーリ74の回転
は軸76に伝達され、アイドラギヤ75が回転する。こ
の回動によって、ギヤ73が回転して軸72は円運動を
する。
【0056】軸72に嵌合したリンク71は、他端を軸
25cに嵌合され、かつ軸25cは突き出しユニット2
5に固着され、更にフレーム8の溝8aに軸25eと共
にコロを介して嵌合しているので、溝8aに沿った直線
運動を行う。
【0057】[排出ローラ部駆動機構]図6、図7は、
本発明の一実施の形態の排出ローラ部の構成図で、図2
は、排出ローラ30の駆動機構であり、これらの図を用
いて本実施の形態を詳細に説明する。
【0058】排出ローラ30の中心軸である軸30aに
は、プーリ30bが固着している。91は排出モータ
(駆動手段)であって、出力軸上にはプーリ92が固着
されている。このプーリ92と前記プーリ30bには、
タイミングベルト93が巻き回されており、排出モータ
91の回転がプーリ92からタイミングベルト93を介
してプーリ30bに伝達され、軸30aを介して排出ロ
ーラ30が駆動する。排出モータ91は、ステッピング
モータで構成され、排出ローラ30の周速が折りローラ
26,27の周速よりも速く設定されている。
【0059】折りローラ26,27の搬送力は、排出ロ
ーラ対30,31の搬送力よりも高く外周へ設定されて
いるので、折りローラ26,27に挟持搬送されている
ときには滑りを生じ、折りローラ26,27を抜けると
排出ローラ対30,31の搬送力で搬送される。
【0060】排出コロ部の構成について、図6、図7を
用いて説明する。
【0061】排出コロ31は、加圧板100に支軸10
4により回転自在に軸支されており、シート束103が
折りローラ26,27及び排出ローラ30で搬送される
ことにより従動回転する。
【0062】加圧板100は、フレーム8に固着された
加圧支点101を中心に揺動可能に構成されている。加
圧板100の一端の係止片100bには、ばね102が
係合しており、排出コロ31が排出ローラ方向に加圧さ
れる構成となっている。100cは、排出コロ31が排
出ローラ30にオーバーラップ量aをもつ位置で、加圧
板100を停止させるストッパである。
【0063】また、加圧板100の両端は、フレーム8
により排出コロ31の外径と、排出ローラ30の外径と
が図中aのように、3.5mm程度オーバーラップする
位置で位置決めされている。また、加圧板100は、折
りローラ26,27で搬送されるシート束103のガイ
ド面100aも兼ねている。
【0064】これらのように、排出コロ部が構成されて
いるため、上記シート束103は、排出コロ31の押圧
と、排出ローラ対30との位置関係とにより、ニップに
案内された後、シート束の剛性で湾曲することにより、
シート束先端部が垂れて、排出トレイ32や排出トレイ
32上のシート束103に接触することなく、シート束
を真っ直ぐに排出することが可能となる。
【0065】このため、排出トレイ32上に積載された
シート束103に不揃いが生じることなく安定したシー
ト束の集積を行なえることができて、シート束の排出不
良を防止することが可能となる。
【0066】図8は、本発明の実施の形態2に係る排出
ローラと排出コロ部の正面図を示している。なお、実施
の形態1と同様の機能を有する部材については、同一符
号を付してある。
【0067】本実施の形態2の構成では、排出コロ31
のセンターに対して左右対称位置に配設された排出ロー
ラ30,30cにおいて、外側の排出ローラ30cは、
シートサイズLTR−R(215.9mm)の幅よりも
広い位置(図中C)に配設され、その排出ローラ30c
の外径は、内側の排出ローラ30の外径よりも大ききく
構成されている。
【0068】このため、LTR−Rサイズよりも大きな
シート幅に対しては、図中bのように、さらにオーバー
ラップ量が増えることにより、シート束103は剛性に
よる湾曲量が大きくなり、シートサイズが大きくなった
時の、シート束103の自重によりシート束先端部が垂
れ下がることを防止することができ、大きなサイズのシ
ート束でも真っ直ぐに排出することが可能となる。
【0069】また、LTR−Rサイズに対しても小さい
シート幅に対しては、実施の形態1と同様に図中aのオ
ーバーラップでシート束103を搬送することが可能と
なる。
【0070】このように、排紙コロ31のセンターに対
して内側の排出ローラ30と、外側の排出ローラ30c
とに、寸法差をもたせることにより、LTR−Rサイズ
よりも大きなシート幅に対しては、剛性不足によるシー
ト束103の不揃いや積載不良が生じず、逆にLTR−
Rサイズよりも小さなシート幅に対して湾曲量が大きく
なり過ぎて、排出トレイ32にシート束103を排出し
た時に、折ったシート束103が開いてしまう現象、い
わゆるスプリングバック現象による積載不良を防止する
ことが可能となる。このため、シートサイズ及びシート
の自重に関係なく安定した集積作業が可能となる。
【0071】なお、排出コロ31を支持している加圧板
100のストッパ100cを、位置調整可能にすれば、
排出コロ31と排出ローラ30とのオーバーラップ量a
を調整することが可能になる。
【0072】また、実施の形態2では、排出コロ31の
両側に2個の排出ローラ30,30cをそれぞれ配設し
た場合を説明したが、搬送ローラの数は2個以上であっ
てもよい。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート束排出手段を構成する軸方向に配設された複数の
搬送回転手段と、この搬送回転手段側に付勢されて搬送
回転手段間に配設された押圧回転手段とにオーバーラッ
プをもたせたことにより、排出されるシート束は、搬送
回転手段と押圧回転手段により湾曲されて剛性をもつこ
とになって、シート束の厚さやシートサイズに影響され
ることなく、シート束を積載手段に確実に排出させるこ
とができ、シート束の積載性を向上させることができ
る。
【0074】また、押圧回転手段の両側に配設された複
数の搬送回転手段を、押圧回転手段から外側にいくにし
たがって外径を大きくしたので、排出されるシート束の
サイズが大きい場合で合っても、シート束を確実に湾曲
させてシート束を積載手段に排出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折りシート積載装置が適用されている
シート後処理装置の縦断側面図。
【図2】同じくシート後処理装置の駆動機構部の側面
図。
【図3】同じく幅よせ機構部の平面図。
【図4】同じく折り機構部の側面図。
【図5】同じく折り機構部の平面図。
【図6】同じく折りローラ部及びシート排出ローラ対部
の側面図。
【図7】同じくシート排出ローラ対部の正面図。
【図8】本発明の実施の形態2に係るシート排出ローラ
対部の正面図。
【図9】本発明の折りシート積載装置が適用可能な画像
形成装置の縦断正面図。
【図10】従来の折りシート積載装置に用いられている
シート排出ローラ対部の正面図。
【符号の説明】
a,b オーバーラップ量 1 画像形成装置本体 1a,1b 画像形成装置本体の排出ローラ対 2 シート後処理装置 13,14 搬送ローラ(搬送手段) 23 ストッパ(受け手段) 26,27 折りローラ(折り手段) 30,30c 排出ローラ 31 排出コロ 30,31 シート排出手段 32 排出トレイ(積載手段) 91 排出モータ(駆動手段) 103 シート束 902 画像形成部(画像形成手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される複数のシートを折り畳む折り
    手段と、該折られたシート束を排出するシート束排出手
    段と、該シート束排出手段により排出されるシート束を
    積載する積載手段と、を有する折りシート積載装置にお
    いて、 前記シート束排出手段は、 軸方向に配設された複数の搬送回転体と、 該搬送回転体とオーバーラップして前記搬送回転体間に
    回転自在に配設され、前記搬送回転体側に付勢されてい
    る押圧回転体と、 前記搬送回転体を駆動する駆動手段と、 を備えることを特徴とする折りシート積載装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送回転体は、押圧回転体の両側に
    それぞれ複数配設され、かつ外側にいくにしたがって搬
    送回転体の外径が大きくなって押圧回転体に対するオー
    バーラップ量が大きくなっていることを特徴とする請求
    項1記載の折りシート積載装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の折りシート積載装
    置と、搬入されたシートを前記折り手段に搬送する搬送
    手段と、搬送されたシートを一時的に受け止める受け手
    段と、を有するシート処理装置。
  4. 【請求項4】 前記受け手段に収納されたシートを閉じ
    る綴じ手段を有することを特徴とする請求項3記載のシ
    ート処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の折りシート積載装
    置と、シートに画像を形成する画像形成部と、画像形成
    したシートを前記折りシート積載装置に排出する排出手
    段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4記載のシート処理装置
    と、シートに画像を形成する画像形成部と、画像形成し
    たシートを前記シート処理装置に排出する排出手段とを
    有することを特徴とする折りシート積載装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008290869A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Duplo Corp 後処理装置
JP2009274773A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Toyo Networks & System Integration Co Ltd 紙葉類給送機構、還流式紙幣収納装置、紙幣処理装置、及び紙幣取扱装置
CN106882632A (zh) * 2013-10-24 2017-06-23 株式会社东芝 纸张输送装置

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