JP2002146397A - 硬質表面用洗浄剤組成物 - Google Patents

硬質表面用洗浄剤組成物

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JP2002146397A JP2000351134A JP2000351134A JP2002146397A JP 2002146397 A JP2002146397 A JP 2002146397A JP 2000351134 A JP2000351134 A JP 2000351134A JP 2000351134 A JP2000351134 A JP 2000351134A JP 2002146397 A JP2002146397 A JP 2002146397A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬質表面に対する汚れ付着抑制効果及び効果
の持続性を改善した硬質表面用液体洗浄剤組成物を提供
する。 【解決手段】 (a)3級アミノ基を有するモノマー単
位(A)を含む重合体と(b)界面活性剤とを含有し、
20℃でのpHが2〜12である硬質表面用洗浄剤組成

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚れの付着を防
止、及び付着した汚れを容易に除去することを可能にす
る硬質表面用洗浄剤組成物であって、特に住居内全般、
特に台所や浴室、トイレ、洗面台などの、壁や床、器
具、機器などの硬質表面に使用した際に、汚れを付きに
くくし、且つ易洗浄を可能にする硬質表面用洗浄剤組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】生活場
面では様々な場所で汚れが発生し、特に台所、浴室、ト
イレ、洗面台などの水回りでは非常に頑固な汚れが付着
する。そのような頑固な汚れを除去するために各種の洗
浄剤が開発され、洗浄力を強化すべく検討がなされてき
た。しかしながら、このような洗浄剤は洗浄力を高める
目的でなされたものであるため、汚れの付着抑制効果を
有するものではなく、清掃回数を低減化し、手間を減少
させる洗浄剤が望まれている。本発明者らは特開平9−
169995号公報に洗浄表面を親水化することにより
汚れの付着を抑制する技術を開示しているが、更に効果
が長期間持続する洗浄剤が望まれる。
【0003】本発明の課題は、汚れ付着抑制効果及び効
果の持続性を改善した硬質表面用洗浄剤組成物に関す
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)3級ア
ミノ基を有するモノマー単位(A)を含む重合体〔以下
(a)成分という〕、並びに(b)界面活性剤〔以下
(b)成分という〕を含有し、20℃におけるpHが2
〜12である硬質表面用洗浄剤組成物を提供するもので
ある。ここで、モノマー単位とは、重合体を構成してい
るモノマー由来のくり返し単位を指し、モノマーとは重
合体を作るもとになる低分子物質を指す。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の(a)成分は、3級アミ
ノ基を有するモノマー単位(A)を含む重合体である。
モノマー単位(A)は、3級アミノ基(複数であっても
よい)は酸塩であってもよく、3級アミノ基又はその酸
塩を有するモノマーを重合することで得られる。モノマ
ー(A)の好ましい例として、下記一般式(1)の化合
物を挙げることができる。
【0006】
【化2】
【0007】〔式中、R1、R2、R3は、それぞれ独立
して、水素原子、水酸基又は炭素数1〜3のアルキル基
であり、Xは炭素数1〜12のアルキレン基、−COO
6−、−CONHR6−、−OCOR6−、−R7−OC
O−R6−から選ばれる基である。ここでR6、R7は炭
素数1〜5のアルキレン基である。R4は炭素数1〜3
のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又はR12C=C
(R3)−X−である。R5は炭素数1〜3のアルキル基又
はヒドロキシアルキル基である。〕。
【0008】これらの中でも特にN,N−ジアルキル
(炭素数1〜3)アミノアルキル(炭素数1〜5)アク
リル酸(又はメタクリル酸)アミド、アクリル酸(又は
メタクリル酸)−N,N−ジアルキル(炭素数1〜3)
アミノアルキル(炭素数1〜5)が好ましい。
【0009】本発明の(a)成分を得る方法としては、
前記モノマー単位(A)を重合する方法の他、モノマー
単位(A)を含まない重合体に反応を加えることにより
目的の重合体を得る方法も可能である。具体的な方法と
しては、アクリルアミドをモノマー単位として含有する
重合体にホルマリンとジアルキルアミンをマンニッヒ反
応させる方法などが挙げられる。本発明の(a)成分
は、モノマー単位(A)(複数種であってもよく、酸塩
であってもよい)からなる重合体のみならず、モノマー
単位(A)(複数種であってもよく、酸塩であってもよ
い)と他のモノマー単位(B)(複数種であってもよ
い)とから構成された重合体であってもよい。この場
合、モノマー単位(A)とモノマー単位(B)との配列
様式は、ブロック、交互、周期、統計(ランダムを含
む)、グラフト型のいずれであってもよい。モノマー単
位(A)とモノマー単位(B)とから構成される重合体
は、例えば、それぞれの前駆体モノマーを共重合するこ
とによって得ることができる。この場合、モノマー単位
(B)としては、下記の〜から選ばれるモノマー由
来のモノマー単位が好ましく、特に及び/又は及び
/又はのモノマー由来のモノマー単位が汚れ付着抑制
効果、及び効果の持続性の点から好ましい。 アクリル酸又はその塩、メタクリル酸又はその塩、マ
レイン酸又はその塩、無水マレイン酸、スチレンスルホ
ン酸塩、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸塩、アリルスルホン酸塩、ビニルスルホン酸塩、
メタリルスルホン酸塩、スルホプロピルメタクリレート
から選ばれる陰イオン基含有化合物 アクリル(又はメタクリル)アミド、N,N−ジメチ
ルアクリル(又はメタクリル)アミド、、N−ビニル−
2−カプロラクタム、N−ビニル−2−ピロリドンから
選ばれるアミド基含有化合物 アクリル酸(又はメタクリル酸)アルキル(炭素数1
〜5)、アクリル酸(又はメタクリル酸)2−ヒドロキ
シエチル、酢酸ビニルから選ばれるエステル基含有化合
物 エチレン、プロピレン、N−ブチレン、イソブチレ
ン、N−ペンテン、イソプレン、2−メチル−1−ブテ
ン、N−ヘキセン、2−メチル−1−ペンテン、3−メ
チル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−
エチル−1−ブテン、スチレン、ビニルトルエン、α−
メチルスチレン、アリルアミン、N,N−ジアリルアミ
ン、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドから選
ばれる化合物 二酸化硫黄。
【0010】モノマー単位(A)とモノマー単位(B)
を有する重合体は、前記のような共重合による合成方法
の他、モノマー単位(A)を含む重合体に前記〜の
モノマー、特に好ましくは前記、のモノマーをグラ
フト重合して得てもよいし、前記〜のモノマーを含
む重合体、特に好ましくは前記、のモノマーを含む
重合体に前記一般式(1)のモノマーをグラフト重合し
て得てもよい。
【0011】本発明の(a)成分を構成する重合体はい
かなる重合法によって得てもよいが、ラジカル重合法が
特に好ましく、塊状、溶液又は乳化系にてこれを行うこ
とができる。ラジカル重合は加熱によりこれを開始して
もよいが、開始剤として、2,2’−アゾビス(2−ア
ミジノプロパン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス(N,
N−ジメチレンイソブチルアミジン)二塩酸塩などのア
ゾ系開始剤、過酸化水素及び、過酸化ベンゾイル、t−
ブチルヒドロパーオキシド、クメンヒドロパーオキシ
ド、メチルエチルケトンパーオキシド、過安息香酸など
の有機過酸化物、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、
過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩、過酸化水素−Fe
3+などのレドックス開始剤、など既存のラジカル開始剤
を用いてもよいし、光増感剤の存在/又は非存在下での
光照射や、放射線照射により重合を開始させてもよい。
【0012】本発明の(a)成分は、モノマー単位
(A)の単一重合体並びにモノマー単位(A)及びモノ
マー単位(B)のコポリマーから選ばれる重合体の複数
種の混合物であってもよい。
【0013】本発明の(a)成分における、モノマー単
位(A)の割合は、汚れ付着防止効果及び、効果の持続
性の点から10〜100モル%が好ましく、より好まし
くは20〜100モル%、特に好ましくは30〜95モ
ル%である。
【0014】本発明の(a)成分は本発明の硬質表面用
洗浄剤組成物の防汚性を著しく阻害しない限りにおい
て、(a)成分以外の水溶性重合体を含有していてもよ
い。
【0015】本発明の(a)成分は、汚れ付着防止効果
及び効果の持続性の点から、重量平均分子量が1,00
0〜6,000,000、好ましくは10,000〜
4,000,000、特に好ましくは50,000〜
3,000,000である。ここで重量平均分子量はゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィーでポリエチレン
グルコールを標準として求めることができる。
【0016】(a)成分は本発明の硬質表面用洗浄剤組
成物中に好ましくは0.01〜30重量%、更に好まし
くは0.01〜20重量%、特に好ましくは0.05〜
10重量%含有される。
【0017】本発明の(b)成分として、下記一般式
(b1)〜(b3)で表される第4級アンモニウム塩か
ら選ばれるカチオン界面活性剤並びに特開平9−310
098号公報段落0022から0053に記載の両性界
面活性剤及び非イオン界面活性剤及びアニオン界面活性
剤の1種以上を挙げることができる。
【0018】
【化3】
【0019】〔式中、Rb1、Rb6は、炭素数6〜18、
好ましくは8〜16のアルキル基又はアルケニル基、好
ましくはアルキル基であり、Rb3、Rb4は、それぞれ独
立して、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアル
キル基である。Xは−COO−、−OCO−、−CON
H−、−NHCO−、ベンゼン環やナフタレン環などの
芳香環である。Rb2、Rb5は、それぞれ独立して、炭素
数1〜6、好ましくは1〜4の水酸基で置換されていて
もよいアルキル基又は−(O−Rb11)k−である。ここで
b11はエチレン基もしくはプロピレン基、好ましくは
エチレン基であり、kは平均1〜10、好ましくは1〜
5の数である。Rb7〜Rb10は、これらのうち1つ以
上、好ましくは1つ又は2つが炭素数6〜20、好まし
くは8〜16のアルキル基であり、残りが炭素数1〜3
のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。また、
mは0又は1の数である。更にY-は、ハロゲンイオ
ン、硫酸イオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸イオン、
炭素数1〜3のアルキル基で置換されていてもよい芳香
族スルホン酸イオンなどの陰イオンである。〕。
【0020】本発明では、上記一般式(b1)〜(b
3)で表される第4級アンモニウム塩から選ばれるカチ
オン界面活性剤並びに特開平9−310098号公報段
落0022から0042に記載の両性界面活性剤及び非
イオン界面活性剤が好ましく、特に上記一般式(b1)
〜(b3)で表される第4級アンモニウム塩から選ばれ
るカチオン界面活性剤が好ましい。カチオン界面活性剤
の内でも、特に上記一般式(b1)又は(b3)の化合
物が好ましく、最も好ましいカチオン界面活性剤として
は下記のものを挙げることができる。
【0021】
【化4】
【0022】更に具体的な非イオン界面活性剤として
は、下記一般式(b4)〜(b6)の化合物が挙げられ
る。 Rb12−O(EO)nH (b4) 〔式中、Rb12は平均炭素数10〜20、好ましくは1
0〜18の一級の直鎖アルキル基、分岐鎖アルキル基又
は二級のアルキル基である。EOはエチレンオキサイド
であり、nは平均付加モル数として5〜20である。〕 Rb13−O(EO)p/(PO)qH (b5) 〔式中、Rb13は平均炭素数10〜20、好ましくは1
0〜18の一級のアルキル基である。EOはエチレンオ
キサイド、POはプロピレンオキサイドを示す。p及び
qは平均付加モル数であり、pは5〜15、qは1〜5
である。EOとPOはランダム付加又はEOを付加した
後、POを付加してもよく、またその逆の様なブロック
付加体でもよい。また、ブロック付加体は3つ以上のブ
ロックであってもよい。〕 Rb14−(ORb15)xy (b6) 〔式中、Rb14は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のア
ルキル基もしくはアルケニル基又は炭素数8〜18のア
ルキル基を有するアルキルフェニル基、Rb15は炭素数
2〜4のアルケニル基、Gは炭素数5又は6の還元糖に
由来する残基好ましくはグルコース残基であり、xは平
均値0〜6の数、yは1〜10の数を示す。〕。
【0023】更に具体的な両性界面活性剤としては、下
記一般式(b7)で表されるアミンオキシド及び一般式
(b8)で表されるベタインを挙げることができる。
【0024】
【化5】
【0025】〔式中、Rb16は炭素数8〜18のアルキ
ル基又はアルケニル基であり、Rb17は炭素数1〜5の
アルキレン基である。Rb18、Rb19は、それぞれ独立し
て、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル
基である。Aは−COO−、−CONH−、−OCO
−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、rは
0又は1の数である。〕
【0026】
【化6】
【0027】〔式中、Rb16、Rb17、Rb18、Rb19、A
及びrは、前記一般式(b7)記載のものと同じであ
る。Rb20は水酸基で置換されていてもよい炭素数1〜
5のアルキレン基であり、Tは−SO3 -、−COO-
−OSO3 -から選ばれる陰イオン基である。〕。
【0028】更に具体的な陰イオン界面活性剤として
は、アルキル基の炭素数8〜18のアルキルベンゼンス
ルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンス
ルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル酢酸塩などを挙げることができ
る。
【0029】本発明の硬質表面用洗浄剤組成物中に
(b)成分は、好ましくは0.01〜20重量%、より
好ましくは0.01〜15重量%、最も好ましくは0.
05〜10重量%含有される。
【0030】本発明の硬質表面用洗浄剤組成物の20℃
におけるpHは2〜12であり、好ましくは2〜11、
より好ましくは2.5〜10である。pHの調整方法と
しては、例えば塩酸、硫酸などの無機酸やクエン酸、コ
ハク酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、マロン酸、マレ
イン酸などの有機酸などの酸剤や、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、アンモニアやその誘導体、モノエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ンなどのアミン塩、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなど
のアルカリ剤を、単独もしくは複合して用いる方法で行
うことができる。また、これらの酸剤とアルカリ剤を組
み合わせて緩衝剤系として用いても構わない。
【0031】本発明の硬質表面用洗浄剤組成物には、上
記必須成分の他、本発明の効果を損なわない範囲で通常
の洗浄剤に配合されている添加剤、例えばキレート剤、
水溶性溶剤、香料、抗菌剤、粘度調整剤、顔料、染料、
懸濁剤などを添加することができる。
【0032】無機汚れを溶解し、洗浄力を向上する目的
で、キレート剤を配合することができる。キレート剤と
しては(1)トリポリリン酸、ピロリン酸、オルソリン
酸、ヘキサメタリン酸及びこれらのアルカリ金属塩、
(2)エチレンジアミン四酢酸、ヒドロキシイミノ二酢
酸、ジヒドロキシエチルグリシン、ニトリロ三酢酸、ヒ
ドロキシエチレンジアミン三酢酸、ジエチレントリアミ
ン五酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸及びこれらの
アルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩、(3)ア
ミノトリメチレンホスホン酸、1−ヒドロキシエチリデ
ン−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラメ
チレンホスホン酸、ジエチレントリアミンペンタメチレ
ンホスホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸のN−オ
キサイド及びこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカリ
土類金属塩、(4)ポリアクリル酸、ポリメタクリル
酸、アクリル酸−マレイン酸共重合体、ポリα−ヒドロ
キシアクリル酸及びこれらのアルカリ金属塩、(5)ク
エン酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、マロ
ン酸、マレイン酸から選ばれる多価カルボン酸及びこれ
らのアルカリ金属塩、(6)アルキルグリシン−N,N
−ジ酢酸、セリン−N,N−ジ酢酸、グルタミン酸二酢
酸、エチレンジアミンジコハク酸及びこれらの塩が好ま
しく、特に(2)、(3)、(5)の化合物が好まし
い。
【0033】キレート剤は洗浄剤組成物中に0.01〜
20重量%含有されることが好ましく、特に0.1〜1
0重量%含有されることが好ましい。
【0034】有機汚れに対する洗浄力向上の目的で、特
開平9−310098号公報段落0064から段落00
70に記載の水溶性溶剤及び/又は炭素数4〜10のグ
リセリルエーテルから選ばれる1種以上を添加すること
ができる。具体的には、エタノール、プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、イソプレングリコール、
2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、
1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、
ヘキシルグリセリルエーテル、エチレングリコールモノ
ブチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエー
テル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリ
コールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノ
ブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエー
テル、プロピレングリコールジメチルエーテル、ポリオ
キシエチレン(p=2〜3)ポリオキシプロピレン(p
=2〜3)グリコールジメチルエーテル(pは平均付加
モル数を示す)、ポリオキシエチレン(p=3)グリコ
ールフェニルエーテル、フェニルカルビトール、フェニ
ルセロソルブ、ベンジルカルビトール、1,3−ジメチ
ル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジエチル−2−イ
ミダゾリジノン、3−メトキシ−3−メチルブタノー
ル、3−エトキシ−3−メチルブタノールが好ましく、
洗浄力の点からプロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ポリオ
キシエチレン(p=1〜4)グリコールフェニルエーテ
ルがより好ましい。また住居まわりのABS製のような
プラスチック製基材に対する損傷性を考慮した場合に
は、エタノール、イソプロピルアルコール、エチレング
リコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、グリセリン、イソプレン
グリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ヘキシ
ルグリセリルエーテル等の水との親和性が高く、蒸気圧
が高い水溶性溶剤が好ましい。
【0035】水溶性溶剤は洗浄剤組成物中に0.1〜5
0重量%含有されることが好ましく、特に0.5〜40
重量%含有されることが好ましい。
【0036】使用時の付着性を持たせ、使いやすさを向
上する目的で、水溶性高分子の1種以上を、好ましくは
0.001〜10重量%、より好ましくは0.01〜5
重量%添加することができる。水溶性高分子としては特
に限定されるものではないが、特開平8−209194
号公報6頁段落0036〜7頁段落0037に記載の水
溶性高分子から選ばれる1種以上が好ましく、特にグア
ーガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、アルギ
ン酸、キサンタンガム、セルロース、澱粉、セルロース
澱粉、又はこれらを酸化、メチル化、カルボキシメチル
化、ヒドロキシエチル化、ヒドロキシプロピル化、カチ
オン化した誘導体、アクリル酸のホモもしくはコポリマ
ー又は架橋したものが好ましい。
【0037】使用時の起泡性を高める目的で、トルエン
スルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸、
アルケニルコハク酸及びそのアルカリ金属塩などの起泡
助剤から選ばれる1種以上を添加することができる。
【0038】起泡助剤は洗浄剤組成物中に0.01〜1
0重量%含有されることが好ましく、特に0.1〜10
重量%含有されることが好ましい。
【0039】本発明を使用する際には、(a)成分と
(b)成分を一剤として溶解又は分散していても、任意
成分との組み合わせによる、任意の剤数にしていても構
わない。また、任意の成分を組み合わせることにより、
水などの溶媒に対して、直ちに溶解する、あるいは徐放
性を付与した、一剤以上の粉末や錠剤の形状で用いても
構わない。更に、(a)成分と任意成分のいずれかが液
状で他方が粉末などの固体状で用いることもできる。
(a)成分と任意成分が液体の場合、容器に備え付け、
あるいは別に用意されたトリガースプレーヤーやスクイ
ズ容器などの吐出機構により、噴霧又は散布あるいは塗
布する形態で使用することができる。なお、本発明の組
成物が粉末や錠剤の形状である場合は、pHは組成物の
0.1重量%水溶液についての値である。
【0040】本発明の洗浄剤組成物では、上記成分以外
の残部は水であることが最も好ましい。水は金属化合物
やその他有機物を除外したものを用いることが好まし
く、洗浄剤組成物中に好ましくは10〜99重量%、よ
り好ましく20〜95重量%含有される。
【0041】
【実施例】表1に示す組成の洗浄剤組成物を調製し、そ
の洗浄力と防汚性(易洗浄性及び汚れの付着防止性)に
ついて下記の方法で評価した。結果を表1に示す。
【0042】<洗浄力の評価>汚れのモデルとして天ぷ
ら油をガラス板に均一に塗布し、1ヶ月室温で放置した
モデル汚染板を作り、これを用いて洗浄力試験を行っ
た。
【0043】洗浄力試験は洗浄剤組成物を水平に固定し
た上記モデル汚染板に滴下し、40秒間放置した後、浮
き上がった汚れを脱脂綿で軽く除去し、その際の汚れが
ガラス板表面から除去される面積の割合を判定し、次の
5段階で評価した。なお、汚れ落ちの%はモデル汚染板
5枚の平均値を採用した。 (評価基準) 5:汚れ落ちが80%以上である。 4:汚れ落ちが60%以上80%未満である。 3:汚れ落ちが40%以上60%未満である。 2:汚れ落ちが20%以上40%未満である。 1:汚れ落ちが20%未満である。
【0044】<防汚性の評価> (1)易洗浄性 洗浄剤組成物1mLを面積10cm2の陶器タイル表面
に塗布し、5分間放置した後、水200mLを45°の
角度で流速25mL/秒の割合で流し、乾燥させること
を5回くり返し行った後、陶器タイル表面に、オレイン
酸0.5gをスポット状に滴下する。オレイン酸を滴下
した陶器タイルをオレイン酸が流れないよう、水槽の底
に静置し、陶器タイルに直接水がかからないよう、静か
に水槽中に水を満たしていく。その際のオレイン酸が陶
器タイル表面から除去される面積の割合を判定し、次の
5段階で評価した。なお、汚れ落ちの%は5回の平均値
を採用した。 (評価基準) 5:汚れ落ちが80%以上である。 4:汚れ落ちが60%以上80%未満である。 3:汚れ落ちが40%以上60%未満である。 2:汚れ落ちが20%以上40%未満である。 1:汚れ落ちが20%未満である。
【0045】(2)汚れの付着抑制効果の持続性 一般家庭(4人家族)の便器(C730B、東陶機器
(株)製)を用い、汚れの付きにくさ持続性の評価を行
った。即ち洗浄剤組成物で便器を洗浄した後、洗浄する
ことなく、1週間使用後の汚れの付きにくさを肉眼で判
定し以下の基準で評価した。 (評価基準) ◎:汚れが付いていない。 ○:汚れがほとんど付いていない。 △:汚れが少し付いている。 ×:汚れがかなり付いている。
【0046】
【表1】
【0047】・重合体1:アクリル酸3.59g、水2
80g、35%塩酸水溶液32mlの溶液にN,N−ジ
メチルアミノプロピルメタクリル酸アミド76.41g
を冷却下添加し中和した溶液を70℃まで加熱し、窒素
雰囲気下で重合開始剤(和光純薬製V−50)を滴下し
た。熟成後冷却し、有効分18%の重合体を得た。重量
平均分子量40万、モノマー(a)/〔モノマー(a)
+モノマー(b)〕=0 .9(モル比) ・界面活性剤1:塩化オクチルジメチルベンザルコニウ
ム ・界面活性剤2:N−ラウリルN,N−ジメチル−N−
カルボキシメチルアンモニウムカルボベタイン ・界面活性剤3:デシルグルコピラノシド、シグマ試
薬、非イオン界面活性剤 ・界面活性剤4:ポリオキシエチレン(p=4)ラウリ
ルエーテル硫酸エステルナトリウム ・EDTA−4Na:エチレンジアミン四酢酸4ナトリ
ウム塩 *:pH調整は0.1規定塩酸水溶液又は0.1規定水
酸化ナトリウム水溶液で行った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佃 一訓 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 Fターム(参考) 4H003 AB31 AC05 AD04 AE05 DA05 EA03 EA21 EB04 EB08 EB16 EB28 EB30 ED02 FA06 FA28

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)3級アミノ基を有するモノマー単
    位(A)を含む重合体、並びに(b)界面活性剤を含有
    し、20℃におけるpHが2〜12である硬質表面用洗
    浄剤組成物。
  2. 【請求項2】モノマー単位(A)が下記一般式(1)で
    示される化合物に由来する請求項1記載の硬質表面用洗
    浄剤組成物。 【化1】 〔式中、R1、R2、R3は、それぞれ独立して、水素原
    子、水酸基又は炭素数1〜3のアルキル基であり、Xは
    炭素数1〜12のアルキレン基、−COOR6−、−C
    ONHR6−、−OCOR6−、−R7−OCO−R6−か
    ら選ばれる基である。ここでR6、R7は炭素数1〜5の
    アルキレン基である。R4は炭素数1〜3のアルキル
    基、ヒドロキシアルキル基又はR12C=C(R3)−X
    −である。R5は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロ
    キシアルキル基である。〕
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