JP2002143460A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002143460A
JP2002143460A JP2000337882A JP2000337882A JP2002143460A JP 2002143460 A JP2002143460 A JP 2002143460A JP 2000337882 A JP2000337882 A JP 2000337882A JP 2000337882 A JP2000337882 A JP 2000337882A JP 2002143460 A JP2002143460 A JP 2002143460A
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JP2000337882A
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English (en)
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Shigeo Nomura
茂雄 野村
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Heiwa Corp
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーチ状態から当たりに移行する設計値とは
異なる確率を類推することが可能な遊技機を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 主制御基板のカウンタによりスーパーリ
ーチ状態となった回数及び当たりとなった回数の計数を
行うと共に、それぞれの累計回数から本日の現時点まで
のスーパーリーチ状態から当たりとなる確率(実射値)
を算出する。そして、スーパーリーチ状態が表示部12
4の図柄表示領域10に表示された時に、本日のスーパ
ーリーチ状態の累計発生回数、本日のスーパーリーチ状
態から当たりへ移行した累計回数、スーパーリーチ状態
の確率値(設計上の理論値)、及び本日の現時点までの
スーパーリーチ状態から当たりへ移行する確率を、表示
部124のデータ表示領域12に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機にかかり、
特に、パチンコ遊技機やスロットマシンなどに代表され
る遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的に知られている遊技機、例
えばパチンコ遊技機では、特別図柄変動装置の図柄変動
を開始させる特別図柄始動入賞口に入賞した場合(スロ
ットマシンでは、メダルを投入した後にスタートを指示
した場合)等の所定の条件に基づいて、遊技者にとって
有利な状態の抽選が行われると共に特別図柄変動装置が
の図柄変動が開始される。そして、特別図柄変動装置は
所定時間経過、又は、所定時間経過前に行われるストッ
プスイッチの押圧操作等の予め定められた図柄変動を停
止させる条件に従って特別図柄変動装置の図柄変動を停
止させる。そして、停止した特別図柄変動装置の表示態
様に応じて所定数の賞品球や賞品メダル等を遊技者に提
供するように構成されている。
【0003】例えば、パチンコ遊技機では、特別図柄変
動装置の図柄変動を開始する特別図柄始動入賞口にパチ
ンコ球が入賞した時、当たりの抽選が行われると共に、
特別図柄変動装置の図柄変動が開始され、所定時間経過
後に特別図柄変動装置の表示態様で抽選結果が表示され
る。この時、当たりを表す表示態様が表示された場合に
は、大入賞口と呼ばれる入賞口がパチンコ球の入賞しや
すい状態へと移行する。そして、所定時間、又は、大入
賞口に所定数のパチンコ球が入賞することにより、大入
賞口が通常の状態へと移行する。この時、大入賞口の所
定位置(所謂Vゾーン)にパチンコ球が入賞することに
よって、更に、大入賞口がパチンコ球の入賞しやすい状
態へと移行する。そして、大入賞口がパチンコ球の入賞
しやすい状態が所定回数に達すると一連の当たり処理を
終了する。このような上述の一連の当たり処理により、
遊技者に賞品球を提供することにより遊技性を提供して
いる。
【0004】また、前記抽選結果を表示する表示態様を
表示する際には、当たりの可能性を予期させるリーチ状
態を表示することによって、遊技者に当たりへの期待感
を抱かせている。例えば、一般的なパチンコ遊技機やス
ロットマシンでは、抽選結果を表示する表示態様を3つ
の図柄によって表示し、同一図柄が3つ揃った場合を当
たりの表示態様としている。そして、この3つの図柄を
順に表示して行き、同一図柄が2つ揃った場合にリーチ
状態として所定の動作を行っている。この時、従来の遊
技機では、リーチ状態時に所定の図柄やレベルメータ等
の表示態様の違いでリーチ状態に対する信頼度を表示す
るものがある。
【0005】さらに、特開平9−94334号公報に記
載の技術では、前回の当たりが発生してから現在に至る
までに成立したリーチ状態の履歴と、今回成立したリー
チ状態から当たりに移行する信頼度を表示することによ
って遊技実績を把握するものが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
所定の図柄やレベルメータ等の表示態様の違いでリーチ
状態に対する信頼度を表示する従来の遊技機では、所定
の図柄やレベルメータ等の表示態様の違いは、あくまで
も設計上の理論値である確率値であり、当たりまで発展
するか否かまで類推するのは困難である。
【0007】また、特開平9−94334号公報に記載
の技術では、当たりが発生すると同時にリーチ状態の履
歴がリセットされてしまい、リーチ状態のトータル的な
発生頻度(累計発生履歴)を判別することができない、
という問題がある。
【0008】本発明は、上記問題点を考慮して、リーチ
状態から当たりに移行する設計値とは異なる確率を類推
することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、複数の図柄を表示すると共
に、当たりを表す状態及び当たりを予期させるリーチ状
態を含む遊技の態様を表示する特別図柄変動装置を備え
た遊技機であって、電源が投入されてから発生した前記
当たりを表す状態の回数及び前記リーチ状態の回数を計
数する計数手段と、前記計数手段によって計数された前
記当たりを表す状態の回数及び前記リーチ状態の回数に
基づいてリーチ状態から当たりを表す状態へ移行する確
率を算出する算出手段と、前記計数手段の計数結果及び
前記算出手段の算出結果を表示する表示手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、計数手段
では、電源が投入されてから発生した当たりを表す状態
の回数及び当たりを予期させるリーチ状態の回数が計数
され、算出手段では、計数手段によって計数された当た
りを表す状態の回数及びリーチ状態の回数に基づいて、
リーチ状態から当たりを表す状態へ移行する確率が算出
される。すなわち、電源が投入されてから発生した当た
りの累計回数及びリーチ状態の累計回数が計数手段によ
って計数され、これに基づいて、リーチ状態から当たり
を表す状態へ移行する電源が投入されてから現時点まで
における確率が算出される。そして、該計数結果及び算
出結果が表示手段に表示されるので、遊技者は、表示手
段に表示された計数手段の計数結果及び算出手段の算出
結果を確認することによって、リーチ状態から当たりに
移行する設計値とは異なる確率を類推することが可能と
なる。
【0011】なお、算出手段は、(当たりの累計回数÷
リーチ状態の累計回数)×100によって、リーチ状態
から当たりを表す状態へ移行する電源が投入されてから
現時点までにおける確率を算出することが可能である。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記表示手段は、前記リーチ状態とな
る確率をさらに表示することを特徴としている。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、表示手段にリーチ状態となる確
率をさらに表示することにより、遊技者に遊技機の特性
を勝手に想像させることができ、理論値とは違った期待
感を遊技者に抱かせることができる。なお、表示手段に
表示するリーチ状態となる確率は、予め設定される設計
値を表示するようにしてもよいし、電源を投入してから
の実績に基づいて、実際にリーチ状態となる確率を算出
して表示するようにしてもよい。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記表示手段は前記特別
図柄変動装置内に設けることを特徴としている。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、表示手段を特別図
柄変動装置内に設けることにより、遊技者が視線を特別
変動装置からずらすことなく、計数手段の計数結果や算
出手段の算出結果を確認することが可能となる。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の発明において、前記表示手
段の表示は、前記特別図柄変動装置に前記リーチ状態が
表示されている間に行うことを特徴としている。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項3の何れか1項に記載の発明において、常に
計数手段の計数結果や算出手段の算出結果が表示される
のではなく、特別図柄変動装置にリーチ状態が表示され
ている間に表示手段の表示を行うことにより、リーチ状
態が表示されている間、すなわち、当たり/はずれが決
定するまでの間、リーチ状態から当たりへ移行する確率
の類推を愉しむことができる。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れか1項に記載の発明において、前記リーチ
状態は、当たりを表す状態へ移行する信頼度の異なる複
数のリーチ状態からなり、前記表示手段が、前記複数の
リーチ状態のそれぞれに対して、前記計数結果及び前記
算出結果の表示を行うことを特徴としている。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項4に何れか1項に記載の発明において、リー
チ状態が当たりを表す状態へ移行する信頼度の異なる複
数のリーチ状態からなる場合、すなわち、複数のリーチ
状態が存在する場合には、複数のリーチ状態それぞれに
対して、計数手段の計数結果及び算出手段の算出結果の
表示を行うことによって、それぞれのリーチ状態に対す
るリーチ状態から当たりに移行する設計値とは異なる確
率を類推することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。
【0021】図1には、本実施の形態に係るパチンコ遊
技機110の遊技盤111が示されている。この遊技盤
111における円弧状のレール112で囲まれた領域が
遊技領域であるゲージ部114とされている。
【0022】ゲージ部114には、全面に渡って複数の
釘116が打ち込まれ、レール112を通って打ち出さ
れたパチンコ球がこの釘116に当たって跳ねたり、釘
116によって形成される案内路に案内されながら、落
下していくようになっている。また、この釘116の
他、ゲージ部114に向かって左右対称の位置には、風
車118が取り付けられており、パチンコ球を予期しな
い方向へ方向転換させるようになっている。
【0023】さらに、ゲージ部114には複数の位置に
入賞口120が設けられ、この入賞口120にパチンコ
球が入ることにより、所定数のパチンコ球が遊技者に払
い出されるようになっている。
【0024】このようなゲージ部114は、ほぼ左右対
称系とされており、この中央部には特別図柄変動装置と
しての電動役物ユニット122が配置され、その表示部
124が露出されている。この表示部124の下方には
電動役物ユニット122を始動(表示部124の表示状
態を変動表示)するための特別図柄始動入賞口126が
設けられている。
【0025】表示部124は、図3に示すように、図柄
表示領域10と本発明の表示手段としてのデータ表示領
域12に分割されている。図柄表示領域10には、複数
の図柄が変動表示されるようになっており、本実施の形
態では、左、中、右の3個の表示を1セットとして3×
1列(3×2列や3×3列など複数でもよい)配列表示
される。この表示部124に表示される図柄の表示順序
(変動表示の変動が終了して図柄が表示される順序)
は、後述する表示制御基板(図2参照)によって制御さ
れる。例えば、左、中、右の順に表示されたり、左、
右、中の順に表示されるように表示制御基板によって制
御される。また、表示部124の図柄表示領域10にお
いて、3つ同一図柄が揃った場合には、所謂当たりの状
態であり、後述する当たり処理が行われ、2つ同一図柄
が揃った場合には、リーチ状態として所定の図柄表示が
行われる。リーチ状態は、遊技者に対して当たりが抽選
された可能性があることを予告するものであるが、本実
施の形態におけるリーチ状態は、通常のリーチ状態とス
ーパーリーチ状態からなり、スーパーリーチ状態は、遊
技者に対して当たりが抽選された可能性の信頼度が通常
のリーチ状態よりも高い状態とされている。各リーチ状
態としては、それぞれ異なる所定の図柄表示が表示部1
24の図柄表示領域10に表示されることによって遊技
者に報知される。なお、表示部124の図柄表示領域1
0及びデータ表示領域12は、図3に示すものに限るも
のではなく、例えば、図柄表示領域10の周りにデータ
表示領域12を配置するようにしてもよいし、左右に図
柄表示領域10及びデータ表示領域12を配置してもよ
いし、表示部124を図柄表示領域10としてデータ表
示領域12を別の表示部として設けるようにしてもよ
い。
【0026】また、データ表示領域12には、該パチン
コ遊技機における本日(パチンコ遊技機110の電源が
投入されてから現時点まで)のスーパーリーチ状態とな
った回数、当たりとなった回数、スーパーリーチ状態と
なる確率(設計上の理論値)、及び、本日の現時点まで
のスーパーリーチ状態から当たりとなる確率が表示され
るようになっている。なお、スーパーリーチ状態となっ
た回数及び当たりとなった回数の計数は、後述する主制
御基板によって行われ、本日の現時点までのスーパーリ
ーチ状態から当たりとなる確率(実射値)の算出につい
ても主制御基板によって行われ、スーパーリーチ状態と
なる確率は、主制御基板に予め記憶される設定値(設計
上の理論値)に基づいて表示部124のデータ表示領域
12に表示される。
【0027】特別図柄始動入賞口126のさらに下方に
は、大入賞口128が配置され、前記電動役物ユニット
122での所謂当たりの表示状態で所定時間開放され、
大量のパチンコ球を入賞させることができる構成となっ
ている。
【0028】なお、この特別図柄始動入賞口126に入
賞したパチンコ球は、最大4球分保留され、電動役物ユ
ニット122による抽選結果の案内が終了した時点で、
保留された分が消化されるようになっている。この保留
球の数は、電動役物ユニット122の図1における表示
124の左右にそれぞれ2個ずつ設けられた4個の特別
図柄保留ランプ200の点灯/消灯状態によって報知し
ている(点灯が保留)。
【0029】また、ゲージ部114には、普通図柄始動
入賞口130と、0〜9までの一桁の数字を表示可能な
普通図柄表示部132とが設けられており、普通図柄始
動入賞口130にパチンコ球が入賞すると、普通図柄表
示部132の表示が変動し、所定当たり数字になると、
前記特別図柄始動入賞口126に設けられた可動部とし
ての電動チューリップ134が所定時間開放するように
なっている。この電動チューリップ134の開放によ
り、特別図柄始動入賞口126への入賞の確率が物理的
に高まることになる。
【0030】なお、この普通図柄始動入賞口130に入
賞したパチンコ球は、最大4球分保留され、電動チュー
リップの一連の動作が終了した時点で、保留された分が
消化されるようになっている。この普通図柄始動入賞口
130への入賞の状態は、前記表示部124の図1にお
ける上部に設けられた普通図柄保留ランプ202の点灯
/消灯状態によって報知している(点灯が保留)。
【0031】上記ゲージ部114の下部には、発射装置
としてのハンドル136と、パチンコ球を受ける受け皿
138とが前面側に設けられたパネル140が設けられ
ている。ハンドル136は、前記パネル140の内部か
ら突出された回転軸に取付けられており、この回転軸を
中心に回転可能とされている。すなわち、遊技者がこの
ハンドル136を把持して回転することで、発射装置が
稼動すると共に、前記回転角度に基づいて発射強度が設
定されるようになっている。なお、この回転には、復帰
付勢力が付与されており、遊技者が手を離すと自動的に
元の回転位置に戻る構造となっている。
【0032】図2には、パチンコ遊技機110を制御す
るための制御系の概略が示されている。制御系は、主制
御基板150を中心として、払出制御基板152、音声
制御基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板
158、表示制御基板160等、機能毎に分類されてい
る(なお、以下これらを総称する場合副制御基板151
という)。
【0033】主制御基板150には、遊技に関する基本
的なプログラムが記憶されており、この主制御基板15
0からの命令信号に基づいて、その他の副制御基板15
1が独自に実行する。すなわち、主制御基板150は基
本的に命令を出力するのみで、その結果等のフィードバ
ックは受けない構成となっている。
【0034】払出制御基板152は、パチンコ球の払出
し数を制御するものであり、音声制御基板154は、パ
チンコ遊技機110に設けられたスピーカ162からの
効果音等の出力を制御する。また、ランプ制御基板15
6は、パチンコ遊技機110に取り付けられた電飾部材
(遊技盤状態表示灯)164の点灯・消灯を制御し、発
射制御基板158は、遊技者によるパチンコ球の発射を
制御する。
【0035】表示制御基板160は、前記表示部124
が表示ドライバ166を介して接続されており、主制御
基板150からの命令信号に基づいて、所定の演出効果
をもたらす表示を図柄表示領域10に行う。また、表示
制御基板160は、普通図柄表示部132も制御する。
さらに、表示制御基板160は、主制御基板150から
の命令信号に基づいて、データ表示領域12に表示され
る上述のデータ表示制御を行うようになっている。
【0036】前記主制御基板150には、特別図柄始動
入賞口126に設けられた特別図柄入賞センサ168及
び普通図柄始動入賞口130に設けられた普通図柄入賞
センサ170、並びに各入賞口120に設けられた入賞
センサ172が接続されている。また、この主制御基板
150には、電動チューリップ134を開閉させるため
のソレノイド174、特別図柄保留ランプ200及び普
通図柄保留ランプ202等が接続されている。
【0037】主制御基板150では、当たりの抽選が行
われ、この抽選結果に基づく表示部124での表示内容
を選択し、表示制御部160へ命令信号を出力する。す
なわち、表示制御部160には、複数種の命令信号に基
づく異なる表示内容のデータが予め記憶されており、命
令信号に基づいてデータが選択されて、起動するように
なっている。
【0038】主制御基板150で行われる当たりの抽選
は、予め主制御基板150に含まれるROMに乱数カウ
ンタテーブルが記憶され、特別図柄始動入賞口126へ
のパチンコ球の入賞を特別図柄入賞センサ168によっ
て検出することにより、主制御基板150に含まれるC
PUによって該乱数カウンタテーブルより乱数の抽選が
行われて、抽選された乱数が当たりに該当する場合に当
たり処理を行うように構成されている。すなわち、所定
の確率で当たり/はずれの抽選が行われる。なお、当た
り処理は、主制御基板150の命令信号によって、大入
賞口128を所定時間、所定回数開放することによっ
て、パチンコ球の入賞の確率が極めて高くなる遊技者の
有利な状態とされる。
【0039】主制御基板150では、さらに、上述した
ようにスーパーリーチ状態となった回数及び当たりとな
った回数の計数を行うためにカウンタを備えており、本
日のそれぞれの累計回数を計数するようになっていると
共に、それぞれの累計回数から本日の現時点までのスー
パーリーチ状態から当たりとなる確率(実射値)を算出
するようになっている。なお、主制御基板150は、本
発明の計数手段及び算出手段に相当する。
【0040】また、上述の主制御基板150と副制御基
板151は、信号線206により管理制御基板208に
接続されている。この管理制御基板208は、信号線2
10を介して、管理制御基板208で処理した様々なデ
ータをホールコンピュータ212へ出力する。これによ
り、店側で各パチンコ遊技機110の状況を把握するこ
とができるようになっている。
【0041】続いて、本実施の形態の作用について説明
する。
【0042】遊技者によって、発射装置としてのハンド
ル136が回転されると、発射制御基板158によっ
て、パチンコ球の発射制御が行われ、パチンコ球がゲー
ジ部114に向けて発射される。パチンコ球が発射され
ると、レール112に案内されてゲージ部114の釘1
16や風車118等に当接しながら、予測し得ない移動
をしながら落下していく。ここで、入賞口120に入賞
すると、入賞口120に設けられた入賞センサ172に
よってパチンコ球の検出が行われて、主制御基板150
に該パチンコ球の検出信号が入力される。主制御基板1
50では、予め定められた数のパチンコ球の払い出し
(賞球)を行う信号を払出制御基板152に出力するこ
とによって、払出制御基板152によって、パチンコ球
の賞球が行われる。また、普通図柄始動入賞口130に
入賞するとこれを普通図柄入賞センサ170で検出す
る。この検出により、主制御基板150では、普通図柄
の抽選が開始される。すなわち、乱数カウンタを用い
て、所定の確率で0〜9までの数字を抽選する。抽選の
結果、はずれの場合には、特に遊技状態に変化はない、
一方、抽選の結果、当たり(例えば、当たり数字の7が
抽選される)の場合には、主制御基板150は、特別図
柄始動入賞口126に設けられた電動チューリップ13
4を開放状態とすべく、ソレノイド174へ通電する。
これにより、特別始動入賞口126にパチンコ球が入り
易い、高確率状態とすることができる。
【0043】なお、この電動チューリップ134は、所
定時間経過又は特別図柄始動入賞口126への入賞数が
2となった時点で閉止される。この結果、特別図柄始動
入賞口126は、通常確率状態に戻る。
【0044】次に、特別図柄始動入賞口126にパチン
コ球が入賞して、当たりの抽選を行う場合について、図
4のフローチャートを参照して説明する。
【0045】まず、上記と同様に、遊技者によって、発
射装置としてのハンドル136が回転されると、発射制
御基板158によって、パチンコ球の発射制御が行わ
れ、パチンコ球がゲージ部114に向けて発射される。
パチンコ球が発射されると、レール112に案内されて
ゲージ部114の釘116や風車118等に当接しなが
ら、予測し得ない移動をしながら落下していく。そし
て、ステップ20で主制御基板150によって、特別図
柄指導入賞口126に入賞したか否かの判定が行われ
る。該判定は、特別図柄始動入賞口126に設けられた
特別図柄入賞センサ168によってパチンコ球の検出が
行われたか否かによって行われ、特別図柄入賞センサ1
68によってパチンコ球の検出が行われると、該検出信
号が主制御基板150に入力される。
【0046】ステップ20の判定が否定された場合に
は、再びステップ20の判定が行われる。すなわち、ス
テップ20の判定が肯定されるまで該判定が繰り返され
る。
【0047】ステップ20の判定が肯定された場合に
は、ステップ22へ移行して、当たりの抽選が行われ
る。すなわち、主制御基板150では、上述したように
乱数カウンタを用いて所定の確率で当たり抽選が行われ
る。続いて、ステップ24では、ステップ22の当たり
抽選の結果(当たり/はずれ)に基づいて、予め準備さ
れた演出パターン(図柄変動パターン)が主制御基板1
50によって選択(乱数カウンタで選択するようにして
もよい)され、表示制御基板160を含む演出に関連す
る制御基板へコマンド信号が送出され、該コマンド信号
に基づいて、表示部124の図柄表示領域10の図柄変
動表示が制御される。
【0048】ステップ26では、主制御基板150によ
って選択された演出パターンがスーパーリーチ状態であ
るか否か判定される。スーパーリーチ状態である場合に
は、判定が肯定されてステップ28へ移行し、主制御基
板150におけるスーパーリーチ状態を計数するカウン
タのカウンタ値を+1すると共に、表示制御基板160
に表示部124のデータ表示領域12におけるスーパー
リーチ状態の累計発生回数の表示を+1する制御信号を
送出することによって、表示部124のデータ表示領域
12に表示される本日のスーパーリーチ状態の回数が更
新され、本日のスーパーリーチ状態となった回数、当た
りとなった回数、スーパーリーチ状態となる確率、及び
本日の現時点までのスーパーリーチ状態から当たりとな
る確率が、表示部124のデータ表示領域12に表示さ
れる。なお、データ表示領域12の表示は、本実施の形
態ではスーパーリーチ状態が図柄表示領域10に表示さ
れている場合のみ表示され、スーパーリーチ状態がそれ
ぞれ当たりへ移行する信頼度が異なる複数からなる場合
(異なる複数のスーパーリーチ状態を有する場合)に
は、それぞれのスーパーリーチ状態が図柄表示領域10
に表示されている時に、対応する本日のスーパーリーチ
状態となった回数、当たりとなった回数、スーパーリー
チ状態となる確率、及び本日の現時点までのスーパーリ
ーチ状態から当たりとなる確率が表示される。
【0049】そして、ステップ30では、表示部124
の図柄表示領域10における図柄変動が全て停止され
て、当たり/はずれの抽選結果が表示される。なお、ス
テップ26の判定が否定された場合には、そのままステ
ップ30へ移行して、当たり/はずれの抽選結果が表示
される。
【0050】ステップ32では、主制御基板150によ
って当たり/はずれの抽選結果が、当たりか否か判定さ
れる。該判定が肯定された場合には、ステップ34ヘ移
行して、当たり処理が行われる。すなわち、主制御基板
150の命令信号によって、大入賞口128を所定時
間、所定回数開放することによって、パチンコ球の入賞
の確率が極めて高くなる遊技者の有利な状態とされる。
【0051】ステップ36では、主制御基板150にお
ける当たりの累計発生回数を計数するカウンタのカウン
タ値を+1すると共に、表示制御基板160に表示部1
24のデータ表示領域12における当たり回数の表示を
+1する制御信号を送出することによって、表示部12
4のデータ表示領域12に表示される本日の当たり回数
が更新される。
【0052】そして、ステップ38では、主制御基板1
50によって、本日の実射値(スーパーリーチから当た
りへと移行する確率)が算出され、算出されたデータを
表示するための信号が表示制御基板160に送出され
る。そして、表示制御基板160の制御によって、表示
部124のデータ表示領域12に表示される実射値の更
新が行われ、リターンされる。なお、本日の実射値の算
出は、スーパーリーチ状態の累計発生回数をAとし、ス
ーパーリーチ状態から当たりへ移行した当たりの累計回
数をBとすると、(B/A)×100によって算出され
る。
【0053】一方、ステップ32の判定が否定された場
合には、そのままステップ38へ移行して、主制御基板
150によって本日の実射値の算出が行われると共に、
表示制御基板160によって、表示部124のデータ表
示部12に表示される実射値の更新が行われ、リターン
される。
【0054】すなわち、本実施の形態では、スーパーリ
ーチ状態が表示部124の図柄表示領域10に表示され
た時に、本日のスーパーリーチ状態の累計発生回数、本
日のスーパーリーチ状態から当たりへ移行した累計回
数、スーパーリーチ状態の確率値(設計上の理論値)、
及び実際のスーパーリーチ状態から当たりへ移行する確
率が、表示部124のデータ表示領域12に表示され
る。従って、遊技者は、スーパーリーチ状態の発生頻度
とスーパーリーチ状態に対する信頼度を設計上の理論値
のみならず、実際の本日のデータとして容易に認識する
ことができる。また、当たりへ移行する信頼度の異なる
複数のスーパーリーチ状態のそれぞれに対して、表示部
124のデータ表示領域12に表示されるスーパーリー
チ状態に対応するデータが表示されるので、複数のスー
パーリーチ状態それぞれに対する本日のデータを容易に
認識することができる。
【0055】また、実射値を表示部124のデータ表示
領域12に表示することによって、遊技者にその台の特
性などを勝手に想像させ、理論値とは違った期待感を遊
技者に抱かせることができる。
【0056】言い換えると、初心者や熟練者に関わら
ず、表示部124のデータ表示領域12に表示されてい
る客観的なデータに基づいて、遊技者自身の類推範囲で
遊技を愉しむことができる。
【0057】なお、上記の実施の形態では、表示部12
4のデータ表示領域12にスーパーリーチ状態の確率値
として設計上の理論値を表示するようにしたが、本日の
スーパーリーチ状態の確率を特別図柄始動入賞口126
に入賞されたパチンコ球の数とスーパーリーチ状態の累
計発生回数とから算出して、実際の確率値として表示す
るようにしてもよい。また、パチンコ店内における複数
のパチンコ遊技機によって形成される島内、同一店内の
異なるフロア、や異なる店舗などにおける同機種のデー
タをホールコンピュータ212で随時平均化して各パチ
ンコ遊技機に出力し、客観的なデータとしてその時点の
実際の確率値として表示するようにしてもよい。
【0058】また、上記の実施の形態では、データ表示
領域12へのデータ表示は、表示部124の表示がスー
パーリーチ状態のときに行う場合を例にして説明した
が、本発明は、スーパーリーチ状態のときばかりでな
く、通常のリーチ状態のときに表示してもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
源が投入されてから発生した当たりを表す状態の回数及
び当たりを予期させるリーチ状態の回数を計数し、該計
数結果からリーチ状態から当たりを表す状態へ移行した
確率を算出し、計数結果及び算出結果を表示することに
よって、リーチ状態から当たりに移行する設計値とは異
なる確率を類推することが可能な遊技機を提供すること
ができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本は発明の実施の形態に関わるパチンコ遊技機
の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に関わるパチンコ遊技機の
制御系を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に関わる特別図柄変動装置
としての電動役物ユニットの表示部を示す正面図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態に関わるパチンコ遊技機の
作用を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 図柄表示領域 12 データ表示領域 122 電動役物ユニット 124 表示部 150 主制御基板 160 表示制御基板 166 表示ドライバ 168 特別図柄入賞センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の図柄を表示すると共に、当たりを
    表す状態及び当たりを予期させるリーチ状態を含む遊技
    の態様を表示する特別図柄変動装置を備えた遊技機であ
    って、 電源が投入されてから発生した前記当たりを表す状態の
    回数及び前記リーチ状態の回数を計数する計数手段と、 前記計数手段によって計数された前記当たりを表す状態
    の回数及び前記リーチ状態の回数に基づいてリーチ状態
    から当たりを表す状態へ移行する確率を算出する算出手
    段と、 前記計数手段の計数結果及び前記算出手段の算出結果を
    表示する表示手段と、を備えた遊技機。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、前記リーチ状態となる
    確率をさらに表示することを特徴とする請求項1に記載
    の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は前記特別図柄変動装置内
    に設けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記表示手段の表示は、前記特別図柄変
    動装置に前記リーチ状態が表示されている間に行うこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載
    の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記リーチ状態は、当たりを表す状態へ
    移行する信頼度の異なる複数のリーチ状態からなり、前
    記表示手段が、前記複数のリーチ状態のそれぞれに対し
    て、前記計数結果及び前記算出結果の表示を行うことを
    特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の
    遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016120139A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 株式会社三共 遊技機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000070468A (ja) * 1998-08-31 2000-03-07 Sophia Co Ltd 遊技機

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