JP2002137469A - シート部材搬送装置の制御方法および記録装置 - Google Patents

シート部材搬送装置の制御方法および記録装置

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JP2002137469A JP2000332713A JP2000332713A JP2002137469A JP 2002137469 A JP2002137469 A JP 2002137469A JP 2000332713 A JP2000332713 A JP 2000332713A JP 2000332713 A JP2000332713 A JP 2000332713A JP 2002137469 A JP2002137469 A JP 2002137469A
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speed
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伸恒 小林
Hiroyuki Saito
斎藤  弘幸
Michiharu Shoji
通陽 小路
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体等のシート部材の搬送に際して、モ
ータのトルク変動および速度変動等の影響を解消する。 【解決手段】 記録装置の電源を投入後(ステップ12
01)、記録媒体を搬送し、記録する前に、シート部材
搬送手段の周期的な速度変動もしくはトルク変動を周期
プロファイルとしてあらかじめ検出し、この周期プロフ
ァイル内の特定の位相角を原点として判定しておく(ス
テップ1202)。次に、原点から特定のオフセットを
持ったオフセット位相角を周期プロファイル上での、シ
ート部材搬送装置を停止させる位相角である最適停止位
相角に関連付けるとともに、原点を最適停止位相角に移
動させる(ステップ1203)。このようにしてモータ
コギングトルクリップル等の周期プロファイルと、エン
コーダ等の検出手段から得られる位置情報の絶対的数値
情報の相関関係を一意的に対応させておいた後、ステッ
プ1204以降で記録媒体を搬送し、記録を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシート部材搬送装置
の制御方法および記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタにおいて、画像品位の向
上と共に、稼動音の低下が望まれている。特に、記録時
の騒音発生源の少ないインクジェット記録装置において
は、記録ヘッドを走査するための駆動手段として、DC
モータとリニアエンコーダを使用し、低騒音化を実現し
ている。今日では、これに加え、用紙搬送用の駆動手段
としてもDCモータとロータリエンコーダが採用されつ
つある。低騒音化に関してはDCモータを採用するだけ
で効果が期待できるが、高精度な搬送を行うためには高
度な停止制御技術と機械精度が必要となる。
【0003】DCモータの停止方法は、基本的には目標
となる位置にローラの回転がたどり着いた時にモータの
電源をOFFにして惰性で停止させる手法が一般的であ
る。
【0004】DCモータを使用した停止精度確保には、
停止前速度の低速化と停止前外乱トルクの排除すなわち
停止寸前の低速運転の安定化が必要不可欠である。一定
した充分に遅い速度でモータの電源をOFFすること
で、モータが回転を始めてから停止するまでの時間であ
る制定時間およびモータの停止精度を安定させることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような構成におい
て、大きい周期をもつトルク変動に関しては一般的に知
られているPID制御に代表されるフィードバック制御
によって外乱トルクを排除できるため制御可能である
が、モータコギング周期に代表されるトルク変動に対し
ては、該フィードバック制御によって解決できる周波数
を超えており制御不能であった。かかる問題に関して、
以下図1〜図3を用いて説明する。
【0006】図1は、フィードバック制御として追値制
御を用いた場合の、一般的なDCモータの駆動プロファ
イルの理想状態を示したものである。横軸は制御時間
を、縦軸は速度を示し、速度プロファイル001のよう
にしてDCモータが駆動されている。
【0007】加速制御領域002で加速し、定速制御領
域003で該プロファイルにおける最高速度での駆動に
入り、減速制御領域004で減速を行って、駆動停止位
置直前においては停止精度性能および制定時間性能の要
求を満たす停止直前速度005に達し、目標となる駆動
停止位置にローラの回転がたどり着いた時にモータの電
源をOFFにして惰性で停止するものである。
【0008】図2、3は、図1のような理想プロファイ
ルを目指して制御されているDCモータが、コギングに
よるトルク変動の影響を受けた場合の実動作を簡略化し
て示したものである。図中のα°は、コギングによるト
ルク変動によりモータのトルクが低下する位相角を意味
しており、両図において、モータがα°を通過して回転
するたびに実際のモータ駆動速度が遅くなっていること
がわかる。
【0009】図2と図3の違いは、α°を最後に通過し
てから目標駆動停止位置に到達するまでの残り駆動位相
量の違いである。
【0010】図2は、α°を通過してからすぐに目標駆
動停止位置に到達してしまうため、該トルク変動による
速度の低下を補う時間がないままやや低すぎる停止直前
速度025となっている。この場合、制定時間が長めに
なるという弊害が考えられる。
【0011】図3は、α°を通過してしばらくしてから
目標駆動停止位置に到達するため、α°で低下しすぎた
速度を回復するための補正がフィードバック制御により
やや過剰に行われた結果、反動により高すぎる停止直前
速度026となっている。この場合、停止精度がやや劣
化するという弊害が考えられる。
【0012】以上のように、目標駆動停止位置とモータ
コギングトルクリップル位相角との相対的なオフセット
量の違いによって、停止精度性能および制定時間性能が
影響を受けてしまい、該影響はフィードバック制御で制
御可能な周波数をはるかに上回るため制御不能であると
いう問題があった。
【0013】また、モータコギングトルクリップルのプ
ロファイルと、エンコーダから得られる位置情報の絶対
的数値情報の相関関係は、パワーオフ・オンにより電子
回路内の情報が失われたり、パワーオフ中に搬送ローラ
が動かされてしまったりすることにより、容易に変化し
てしまう。したがって、該プロファイル内の特定の位相
角を該絶対的数値情報の特定の値と関連づけ、原点とし
て正しく判定する原点を判定する手段を設けないと、該
プロファイルを認識した上での制御ができないという問
題があった。
【0014】そこで本発明は、記録媒体等のシート部材
の搬送に際して、モータのトルク変動および速度変動等
の影響を受けにくいシート部材搬送装置の制御方法およ
び記録装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の記録装置は、シート部材を挟持して搬送する搬
送ローラと、前記搬送ローラを駆動させる搬送モータ
と、前記搬送モータの駆動力を前記搬送ローラに伝達す
る駆動伝達手段と、前記搬送ローラの位置および速度を
検出する検出手段とを有するシート部材搬送装置の制御
方法において、前記シート部材搬送装置の周期的な速度
変動もしくはトルク変動を周期プロファイルとしてあら
かじめ検出する周期プロファイル検出工程と、前記周期
プロファイル内の特定の位相角を原点として判定する原
点判定工程と、前記原点から特定のオフセットを持った
オフセット位相角を、前記周期プロファイル上での、前
記シート部材搬送装置を停止させる位相角である最適停
止位相角に関連付ける関連付け工程と、前記周期プロフ
ァイル上での、前記シート部材搬送装置の停止する停止
位相角が前記最適停止位相角となるように前記停止位相
角を制御する位相管理工程とを含むことを特徴とする。
【0016】上記の通りの本発明のシート部材搬送装置
の制御方法は、まず、シート部材搬送装置でシート部材
を搬送するに先立ち、周期プロファイル検出工程でシー
ト部材搬送装置の周期的な速度変動もしくはトルク変動
を周期プロファイルとしてあらかじめ検出しておき、原
点判定工程で、周期プロファイル内の特定の位相角を原
点として判定しておく。このようにして、実際にシート
部材を搬送する前に基準となる原点を決めておくこと
で、シート部材搬送装置の起動前の状況に左右されるこ
となく、モータコギングトルクリップル等の周期プロフ
ァイルと、エンコーダ等の検出手段から得られる位置情
報の絶対的数値情報の相関関係を一意的に対応させるこ
とができる。さらに、関連付け工程で、原点から特定の
オフセットを持ったオフセット位相角を、周期プロファ
イル上での、シート部材搬送装置を停止させる位相角で
ある最適停止位相角に関連付け、位相管理工程で、周期
プロファイル上での、シート部材搬送装置の停止する停
止位相角が最適停止位相角となるように停止位相角を制
御することで、シート部材の搬送過程でシート部材搬送
装置を停止させる際、シート部材搬送装置を所望の最適
停止位相角で停止させることができるため、シート部材
の停止位置を安定させることができる。
【0017】また、周期プロファイル検出工程は、搬送
ローラを一定速度で駆動させるフィードバック制御工程
と、フィードバック制御工程で、エンコーダを含む検出
手段により検出された、各エンコーダ位置毎での搬送ロ
ーラの実際の駆動速度を、特定の1周期360度単位で
解析して周期プロファイルとする工程とを含むものであ
ってもよい。
【0018】また、特定の1周期360度に相当する搬
送ローラの駆動距離を、DCモータである搬送モータの
コギングトルク変動1周期分の駆動距離とする工程を含
むものであってもよいし、あるいは、特定の1周期36
0度に相当する搬送ローラの駆動距離を、DCモータで
ある搬送モータのコギングトルク変動1周期分の駆動距
離と、搬送ローラ1回転分の駆動距離との最小公倍数か
らなる距離とする工程を含むものであってもよい。
【0019】さらに、原点判定工程で、周期プロファイ
ル上での単位位相レンジあたりの検出値の総和が最大と
なる単位位相レンジ内の特定の位相角を原点として判定
するものであってもよいし、あるいは、原点判定工程
で、周期プロファイル上での単位位相レンジあたりの検
出値の総和が最小となる単位位相レンジ内の特定の位相
角を原点として判定するものであってもよい。
【0020】また、関連付け工程は、シート部材を所望
の搬送速度で搬送可能なオフセット位相角を最適停止位
相角として関連付けるものであってもよいし、あるい
は、関連付け工程は、シート部材を所望の停止位置精度
で搬送可能なオフセット位相角を最適停止位相角として
関連付けるものであってもよい。
【0021】また、位相管理工程は、搬送モータによる
シート部材の搬送量を、搬送モータもしくは駆動伝達手
段により発生する速度変動もしくはトルク変動の1周期
分の搬送ローラの回転によるシート部材の搬送量の整数
倍とするものであってもよい。
【0022】本発明の記録装置は、シート部材を挟持し
て搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラを駆動させる
搬送モータと、前記搬送モータの駆動力を前記搬送ロー
ラに伝達する駆動伝達手段と、前記搬送ローラの位置お
よび速度を検出する検出手段とを含むシート部材搬送手
段を有し、前記シート部材搬送手段により搬送されてき
た記録媒体である前記シート材に画像を形成する記録装
置において、前記シート部材搬送手段が、本発明のシー
ト部材搬送装置であることを特徴とする。
【0023】上記の通り構成された本発明の記録装置
は、シート部材搬送手段が、本発明のシート部材搬送装
置であるため、実際にシート部材を搬送する前に基準と
なる原点を決めておくことで、シート部材搬送装置の起
動前の状況に左右されることなく、モータコギングトル
クリップル等のプロファイルと、エンコーダ等の検出手
段から得られる位置情報の絶対的数値情報の相関関係を
一意的に対応させることができるとともに、シート部材
である記録媒体に記録を行うためにシート部材搬送装置
による記録媒体の搬送を停止させる際、シート部材搬送
装置を所望の最適停止位相角で停止させることができる
ため、記録媒体の停止位置を安定させることができる。
【0024】また、本発明の記録装置はインクジェット
記録装置であってもよく、特に、インクジェット記録装
置の場合、記録媒体を間欠搬送しつつインクジェットヘ
ッドを搭載したキャリッジを往復走査して、画像を形成
するシリアル式インクジェットプリンタであってもよ
い。
【0025】
【発明の実施の形態】本実施形態ではインクタンクが着
脱可能なインクジェットヘッドを搭載したシリアル式プ
リンタを例として述べるが、これに限られず本発明は記
録媒体の行方向に走査しない長尺な記録ヘッドを持つい
わゆるラインプリンタにも適用できるものである。
【0026】図4は本発明を適用する記録装置の一例で
あるシリアル式インクジェットプリンタの概略斜視図で
ある。図4において、プリンタのシャーシ114に、キ
ャリッジ102を主走査方向に摺動自在に案内するガイ
ドシャフト103が固定されている。キャリッジ102
には、インクタンクを着脱可能なカートリッジタイプの
記録ヘッド101が交換可能に装着されている。キャリ
ッジ102の一部にはキャリッジ駆動伝達手段であるベ
ルト104が係合しており、ガイドシャフト103に沿
った配置で、キャリッジ駆動手段である駆動モータ10
5の回転軸とプーリに掛け回してある。これにより、駆
動モータ105を駆動させることで、記録ヘッド101
を搭載したキャリッジ102が主走査方向に移動可能で
ある。
【0027】給紙ベース106上から供給されたシート
部材である記録用紙(記録媒体)115を上記の主走査
方向と交差する方向(好ましくは直交する方向)に搬送
し、プラテン112上で記録ヘッド101と対面させる
搬送ローラ110がシャーシ114に回転可能に取り付
けられている。搬送ローラ110には、搬送ローラ11
0と従動回転するピンチローラ111がピンチローラば
ね(不図示)により押圧された状態で配置されている。
【0028】搬送ローラ110の軸端には搬送ローラギ
ア109が取り付けられている。搬送ローラギア109
には、DCモータである搬送用モータ107の回転軸に
取り付けられたモータギア108が噛み合っている。
【0029】また、搬送ローラ110の軸部にはコード
ホイール116が圧入して取り付けられ、コードホイー
ル116の周辺部にはエンコーダセンサ117が配置さ
れている。
【0030】なお、記録ヘッド101としては液体に熱
エネルギを付与したときの膜沸騰を利用してノズルより
液滴を吐出する形態の他、薄膜素子に電気信号を入力
し、該薄膜素子を微小変位させて、ノズルより液体を吐
出させる形態のものが適用できる。
【0031】このようなプリンタの記録待機中におい
て、記録用紙115は、給紙ベース106に重ねられ
(スタックされ)ており、記録開始時には給紙ローラ
(不図示)により記録用紙115が装置内部へ給紙され
る。給紙された記録用紙115を搬送するため、DCモ
ータである搬送用モータ107の駆動力により駆動伝達
手段であるギア列(モータギア108、搬送ローラギア
109を介して搬送ローラ110を回転させ、搬送ロー
ラ110とこれと従動回転するピンチローラ111とで
挟持されて記録用紙115は適切な送り量だけ搬送され
る。ここで、搬送量は搬送ローラ110の軸端のコード
ホイール(ロータリエンコーダフィルム)116上のス
リット(不図示)をエンコーダセンサ117で検知、カ
ウントすることで管理されている。
【0032】そして、キャリッジ102を走査しなが
ら、プラテン112に押し付けられた記録用紙115へ
記録ヘッド101からインク滴を画像情報に基づいて吐
出させることで一行分の記録が行われる。
【0033】このようなキャリッジ走査と用紙の間欠搬
送とを交互に繰り返すことで、記録用紙115に所望の
画像が形成される。画像形成終了後、排紙ローラ113
により排紙され、記録動作が完了する。なお、「記録」
とは文字、図形の他、意味を持たない単なる線図の形成
を意味する。
【0034】次に、図4に示した記録装置の制御構成を
説明するブロック図を図5に示す。
【0035】記録装置のプリンタ制御用のCPU401
は、ROM402に記憶されたプリンタ制御プログラム
やプリンタエミュレーション、記録フォントを利用して
印刷処理を制御する。
【0036】RAM403は、記録のための展開デー
タ、ホストからの受信データを蓄える。モータドライバ
405はモータを駆動し、プリンタコントローラ406
はRAM403のアクセス制御やホスト装置とのデータ
のやりとりやモータドライバへの制御信号送出を行う。
また、温度センサ407はサーミスタ等で構成され、記
録装置の温度を検知する。
【0037】CPU401はROM402内の制御プロ
グラムにより本体のメカ的/電気的制御を行いつつ、ホ
スト装置から記録装置へ送られてくるエミュレーション
コマンド等の情報をプリンタコントローラ406内のI
/Oデータレジスタから読み出し、コマンドに対応した
制御をプリンタコントローラ406内のI/Oレジス
タ、I/Oポートに書き込み、読み出しを行う。
【0038】図6は、図5に示したプリンタコントロー
ラ406の詳細構成を説明するブロック図であり、図5
と同一のものには同一の符号を付してある。
【0039】図6において、I/Oレジスタ501は、
ホストとのコマンドレベルでのデータのやり取りを行
う。受信バッファコントローラ502は、レジスタから
の受信データをRAM403に直接書き込む。
【0040】印刷バッファコントローラ503は、記録
時にはRAMの記録データバッファから記録データを読
み出し、記録ヘッド101に対してデータの送出を行
う。メモリコントローラ504は、RAM403に対し
て3方向のメモリアクセスを制御する。プリントシーケ
ンスコントローラ505は、プリントシーケンスをコン
トロールする。ホストインターフェース231は、ホス
トとの通信を司る。
【0041】図7は、本発明の主題となる周期プロファ
イル検出工程と、該周期プロファイル内の特定の位相角
を原点として正しく判定する原点判定工程について示し
たフローチャートである。
【0042】図7を説明するにあたっては、実際の速度
変動プロファイル上で本フローチャートによる処理が行
う動作を実例により補足説明するために、表1、図8、
9、10を用いる。
【0043】表1は、160ラインのエンコーダスリッ
トがちょうどモータコギング1周期分にあたる設計、す
なわち、モータコギング1周期360°を2.25°ず
つ160分割することで、1回のモータコギングにおい
て160個のサンプルデータを取得可能なように設計が
なされた装置において、一定速度で該搬送ローラを駆動
するフィードバック制御工程において駆動を行った場合
に、各エンコーダスリットごとに検出された速度変動
を、理想速度を0%とした場合の速度変動率で示したデ
ータの一例である。
【0044】
【表1】
【0045】図8は、横軸に位相角を、縦軸を速度変動
率として、表1をグラフ化したものである。
【0046】図9、10は、180°を単位位相レンジ
とし、この単位位相レンジあたりの速度変動の総和を計
算する処理をグラフ上で説明したものであり、具体的に
は黒く塗られた部分の面積を符号付きで計算しようとい
うものである。図9では、0°〜180°の速度変動の
総和を、図10では100°〜280°の速度変動の総
和を求めている。
【0047】次に、図7で用いられている各定数、各変
数等に関して説明する。
【0048】図7において、ステップ701〜ステップ
710では周期プロファイル検出工程を、また、ステッ
プ711〜723では原点判定工程を示している。
【0049】定数TOTALANGLECOUNTは、
モータコギング1周期にあたる距離をカウントするのに
要するエンコーダのラインのカウント数であり、例え
ば、エンコーダスリット160ラインがちょうどモータ
コギング1周期分にあたる設計がなされた装置において
は160となる。
【0050】定数TOTALSAMPLEは、モータコ
ギング何周期分のデータを使用してデータ解析を行うか
を決定づける数値であり、たとえば5であれば5周期分
のデータを使用して解析を行うことになる。速度変動デ
ータは、あらゆる外乱の影響を受けるため、サンプル数
を多くとらないと瞬間的な外乱の影響がデータ解析に直
に反映されてしまい、正しいデータ解析に支障をきたす
ことからこのように何周期か分のデータを総合的に解析
することが望ましい。
【0051】配列spdInfo[TOTALANGL
ECOUNT][TOTALSAMPLECOUNT]
には、各エンコーダスリットを横切る毎に検出された実
際の駆動速度が順番に収められている。
【0052】配列spdSam[TOTALANGLE
COUNT]は、同位相の駆動速度情報について、TO
TALSAMPLECOUNT周期分のデータをすべて
加算した値を代入する領域である。
【0053】配列spdSam180[angleCo
unter1]は、該周期プロファイル上での単位位相
レンジ(ここでは180°とする)あたりのspdSa
m[TOTALANGLECOUNT]の総和を、an
gleCounter1を起点にして算出した値を格納
する領域である。
【0054】変数angleCounter、angl
eCounter1、angleCounter2はエ
ンコーダのラインのカウント数であり、たとえばエンコ
ーダスリット160ラインがちょうどモータコギング1
周期分にあたる設計がなされた装置においてはカウント
がひとつ進むごとに、2.25°位相が進むことにな
る。
【0055】変数sampleCounterは、アク
セス中の配列が、何周期目のサンプルであるかを示すも
のである。
【0056】変数maxSpdSam180は、配列s
pdSam180内の情報の最大値を格納する領域であ
る。
【0057】変数initAngleCountは、m
axSpdSam180を検出したときの位相に該当す
るエンコーダのラインのカウント値が代入される領域で
あり、以降の処理で周期プロファイルとエンコーダから
得られる絶対的数値情報を関連づける原点として使用さ
れる値である。
【0058】以下に、図7のフローを説明する。
【0059】ステップ701で処理が開始されると、ス
テップ702において各領域の初期化が行われる。
【0060】ステップ703において、一定速度で該搬
送ローラを駆動するフィードバック制御工程において、
TOTALSAMPLECOUNT周期の駆動を行い、
各エンコーダスリットに対応した速度情報をspdIn
foに格納する。
【0061】ステップ704〜ステップ710では、配
列spdInfo内の情報から配列spdSam内の情
報を生成する工程が示されている。
【0062】ステップ711〜ステップ717では、配
列spdSam内の情報から配列spdSam180内
の情報を生成する工程が示されている。
【0063】ステップ718〜ステップ722では、配
列spdSam180内の情報から、本フローチャート
の処理目標である周期プロファイルとエンコーダから得
られる絶対的数値情報を関連づける原点として使用され
る変数initAngleCountを求める工程が示
されている。
【0064】以下、図7のフローチャートが目標とする
ところの処理の概念について、図5〜図7、および表1
によって具体的に説明する。
【0065】フィードバック制御工程により一定速度で
該搬送ローラを駆動したときの速度変動プロファイル
が、表1、すなわち、図8のようになる装置を想定す
る。フィードバック制御工程における制御パラメータの
同定が完全でないため、細かく振動的になっているが、
230°付近に速度が速くなりすぎてしまう、すなわち
トルクが最も太くなる位相のピークが存在することがわ
かる。
【0066】このトルクが最も太くなる位相を検出して
原点とすることができれば、印刷処理において周期プロ
ファイルとエンコーダから得られる絶対的数値情報を一
意的に対応させることができる。
【0067】そこで図9のように単位位相レンジ(ここ
では180°とする)ごとに速度変動の総和を求めてい
く。グラフ上で黒く塗ってある部分の面積を正負の符号
付きで計算した値がまさしく、この速度変動の総和を示
している。従ってグラフ上で左側から順番に、例えば、
5°ずつずらしながら180°ごとの面積を求めていき
図7の処理を行うと、最終的に図10に示した領域の面
積の総和こそが最大値であることが論理的に判明し、原
点を決定することができる。この原点は、図10におい
ては、100°の位置を原点とするものであってもよ
い。なお、ここでは、面積の総和が最大値である領域に
おいて原点を決定する例を一例として示したが、これに
限定されるものではなく、面積の総和が最小値である領
域において原点を決定するものであってもよいし、面積
の総和がある任意の範囲内となった領域において原点を
決定するものであってもよい。
【0068】なお、上述の解析に際して、検出した周期
プロファイルの1周期分である360度に相当する搬送
ローラの駆動距離を、搬送モータのコギングトルク変動
1周期分の駆動距離、あるいは、搬送モータのコギング
トルク変動1周期分の駆動距離と、搬送ローラ1回転分
の駆動距離との最小公倍数からなる距離としてもよい。
【0069】図11は、本発明の主題となる原点から特
定のオフセットを持ったオフセット位相角を、周期プロ
ファイル上での、シート部材搬送手段を停止させる位相
角である最適停止位相角に関連付ける関連付け工程と、
周期プロファイル上での、シート部材搬送手段の停止す
る停止位相角が最適停止位相角となるように停止位相角
を制御する位相管理工程とについて示したフローチャー
トである。
【0070】ステップ1201で処理が開始されると、
ステップ1202で図7で説明した処理を行い、原点検
出を行う。
【0071】ステップ1203で、ステップ1202で
求めた原点を起点にして、記録装置個体において最も制
御上好ましい最適停止位相角であることが予め検討され
ている位置へ移動する。以下、図2、3を再び用いてこ
の最適停止位相角の概念を確認する。
【0072】たとえば制定時間を重視した場合、図2と
図3とを比較すると、α°を通過してから充分な位相を
経過して停止位置に達する図3のほうが、停止直前速度
を上げることができ有利である。また、停止精度を重視
した場合、図2と図3を比較すると、α°を通過してか
らより迅速に停止位置に達する図2のほうが、停止直前
速度を下げることができ有利である。α°を通過してか
ら停止位置までのオフセット位相角は、記録装置の設計
過程において検討されるチューニングによって決定され
る値であり、本実施形態においては該決定方法の手法に
関する説明は省略する。本発明は、目標駆動停止位置で
ある停止位相角とα°とのオフセット位相角を、常に同
じ値に保つ手段に関するものであるが、このようよう
に、関連付け工程で、シート部材を所望の搬送速度で搬
送可能なオフセット位相角を最適停止位相角として関連
付ける、あるいはシート部材を所望の停止位置精度で搬
送可能なオフセット位相角を最適停止位相角として関連
付けることにより、所望の搬送速度あるいは停止位置精
度を確保しながら記録を行うことができる。
【0073】ステップ1204から1207は、記録装
置の動作過程において発生する、搬送ローラのあらゆる
目標駆動停止位置とα°とのオフセット位相角を、すべ
てステップ1203における該オフセット位相角と等し
く保つための工程を説明したものである。
【0074】ステップ1204で給紙シーケンスを行う
が、該搬送ローラの総駆動量をTOTALANGLEC
OUNTの整数倍となるよう設計しておくことにより、
給紙シーケンス終了時の目標駆動停止位置とα°とのオ
フセット位相角を、ステップ1203における該オフセ
ット位相角と等しく保つことができる。
【0075】ステップ1205で印刷走査が必要である
ことがわかると、ステップ1206で印刷のための紙送
り処理を行うが、該搬送ローラの総駆動量をTOTAL
ANGLECOUNTの整数倍となるよう設計しておく
ことにより、給紙シーケンス終了時の目標駆動停止位置
とα°とのオフセット位相角を、ステップ1203にお
ける該オフセット位相角と等しく保つことができる。こ
れを実現するためには、例えば、LF(Line Fe
ed)搬送量をモータのコギングトルクリップル周期に
一致させる方法を採用することが望ましい。なお、この
方法に関しては後述する。
【0076】ステップ1207で排紙シーケンスを行う
が、該搬送ローラの総駆動量をTOTALANGLEC
OUNTの整数倍となるよう設計しておくことにより、
排紙シーケンス終了時の目標駆動停止位置とα°とのオ
フセット位相角を、ステップ1203における該オフセ
ット位相角と等しく保つことができる。
【0077】次に、上述した搬送ローラの総駆動量をT
OTALANGLECOUNTの整数倍となるよう設計
された一例としての記録装置に関して、搬送駆動周りの
構成図である図12、DCモータのコギングトルクリッ
プルと搬送ローラによる記録用紙搬送量との関係を説明
するグラフである図13を用いて説明する。なお、以下
の説明における各符号は、図4で用いた符号と同じもの
を用いる。
【0078】図12において、モータギア108の歯数
をZ1、搬送ローラギア109の歯数をZ2、搬送ロー
ラ110の搬送直径をφDとする。ここで、搬送用モー
タ107がある角度θだけ回転すると、搬送ローラ11
0により記録用紙115が、 πD(Z1/Z2)(θ/(2π)) だけ搬送される。
【0079】図13のグラフでは縦軸がトルク(もしく
は速度でも構わない)、横軸が搬送ローラ上の記録用紙
搬送量を表している。DCモータの特性上、例えばマグ
ネットが2極で、かつ5スロットのDCモータの場合、
図13のように、磁力のバランスによりモータ1周(1
回転)の周期TMで10周期のトルク変動(コギングト
ルクリップル)が発生する。すなわち、モータの1/1
0周単位ごと、類似したトルク変動周期Tpが発生す
る。この周期はモータの軸ロスや機械的、電気的バラン
スにより微妙にトルク変動(もしくは速度変動)が異な
る場合があるが、モータの構造上から決定されるもの
で、この周期性が大きく崩れることはない。
【0080】ここで、画像形成時に用紙の間欠搬送等で
使用する基本最小搬送量ピッチPをコギングトルクリッ
プル(もしくは、コギングによる速度変動)の1周期分
に相当する搬送量Tpの整数倍と一致させる(P=nT
p、nは整数)。なお、この搬送量Tpは、TOTAL
ANGLECOUNT(例えば、上述の例では160と
いうカウント数)を距離に換算したものである。さら
に、各モードで存在しうる全ての搬送量Pfは基本最小
搬送ピッチPの整数倍と一致させる(Pf=mP、mは
整数)。
【0081】そして、モータのコギングトルクリップル
角度周期をθt(rad)とすると、搬送量Pfは Pf=mP=mnTp=mnπD(Z1/Z2)(θt/(2π)) ・・・(1) (ここで、m、nは整数であり、図13においてはm=
2、n=3) となる。
【0082】この式を満足するように減速比を決定する
(歯数Z1、Z2を決定する)と、図13に示すよう
に、定まった搬送ピッチPfを搬送する場合、停止する
時のコギングトルクリップル位相角度が常に一定とな
る。X1で停止していた場合、搬送ピッチPfで搬送を
行うとX2に、さらに搬送ピッチPfで搬送を行うとX
3に移行するが、各停止点はコギングトルクリップルT
c上で同位相の位置となる。
【0083】その結果、外乱となるコギングトルクが各
停止点で常に類似しており、さらに停止前速度に関して
も外乱トルクが毎回類似しているためサーボ制御された
速度もほぼ一定となり、この2つの条件が安定している
ため、停止位置も安定する。
【0084】停止する時のコギングトルクリップル位相
角度が異なると、停止目標(DCモータの駆動を停止す
るOFFタイミング)に対して停止位置が異なるが、コ
ギングトルクリップル位相角度が各送りに対して互いに
同じであれば、停止位置がほぼ毎回同じとなる。そのた
め、相対停止位置である搬送量ピッチの精度が確保され
る。つまり、図13において、搬送ピッチPf毎の位相
角度が常に0度となっているが、位相角度自体は0度で
ある必然性はなく、他の位相角度(例えば45度、90
度、135度など)であってもその位相角度が常に一定
であれば構わない。
【0085】上式(1)において、nがモータのスロット
数×2となった場合には、最小基本単位の送りピッチP
がモータ1周の周期TMと等しくなり、コギングトルク
リップルの周期(コギング周期)だけでなく、モータの
軸ロスやモータ構造に起因するモータ1周期のトルク変
動が常に同じ状態で停止することが可能となり、更なる
精度向上が可能となる。
【0086】ここでは例としてm=2、n=3とした
が、この数値に限定するものではなく、記録中に搬送量
が可変となってもmが整数であれば構わないし、減速比
の決定時もnが整数であれば構わない。また、DCモー
タの磁極数やスロット数も本実施形態の数値に限定する
ものではない。
【0087】この手法は単に減速比を設定するだけで良
く、コギング周期を厳密に制御するための過剰に細かな
ピッチのエンコーダ情報も必要なく、特別な部品や制御
を必要としないため、コードホイールの大きさやエンコ
ーダの種類に制約が少なく、安価で容易に高精度な搬送
を達成できるといった大きなメリットが有る。
【0088】また、本実施形態において全ての搬送量P
fを、コギング変動の1周期に相当する搬送量Tpの整
数倍に一致させたが、隣接した画像領域が存在しないス
キップ搬送や、画質を問わない高速記録モードなどで
は、必ずしも一致させずに速度を優先に設定しても構わ
ない。
【0089】本実施形態では図12のような1段減速の
ギアを例に説明したが、複数段減速のギア列に関しても
同様に、用紙の基本最小搬送ピッチを、モータのコギン
グトルクリップルの1周期分の搬送ローラ回転による用
紙搬送量の整数倍と容易に一致させることができるし、
駆動伝達手段として歯付きベルトを用いた場合にも、上
述のギアを歯付きプーリに置き換えれば同様の効果を得
ることは明白であり、なんら本発明の範囲を逸脱するも
のではない。
【0090】また、本実施例形態では周期プロファイル
の1周期360度に相当する搬送ローラの駆動距離を、
DCモータである搬送モータのコギングトルク変動1周
期分の駆動距離とした場合を例に説明したが、該駆動距
離は周期性をもつ特性変化であればいかなる対象と対応
させても有効であり、例えば該駆動距離はDCモータで
ある搬送モータのコギングトルク変動1周期分の駆動距
離と、搬送ローラ1回転分の駆動距離との最小公倍数か
らなる距離であってもよい。さらに、図12、図13で
示したようなマグネットが2極で、かつ5スロットのD
Cモータにおいて、モータの軸ロスや機械的、電気的バ
ランスが極端に悪く、モータ1/10周単位ごとのトル
ク変動周期Tpの類似性が損なわれるような劣悪なモー
タにおいても、該駆動距離をコギングトルク変動1周期
分×2×5とすることで本発明の効果を享受することが
できることはいうまでもない。
【0091】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シート部
材を搬送するに先立ち、シート部材搬送装置の周期的な
速度変動もしくはトルク変動を周期プロファイルとして
あらかじめ検出しておき、周期プロファイル内の特定の
位相角を原点として判定しておく。さらに、オフセット
位相角を最適停止位相角に関連付けるとともに、シート
部材搬送手段の停止する停止位相角が最適停止位相角と
なるように停止位相角を制御する。すなわち、周期的な
速度変動もしくはトルク変動の位相角と、目標駆動停止
位置である停止位相角との相対的なオフセット位相角を
絶えず一定かつ最適に保って制御を続けるため、モータ
コギング周期に代表される高い周波数のトルク変動がシ
ート部材搬送手段の停止精度性能および制定時間性能に
及ぼす影響を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィードバック制御として追値制御を用いた場
合の、一般的なDCモータの駆動プロファイルの理想状
態を示したグラフである。
【図2】図1に示した理想プロファイルを目指して制御
されているDCモータが、コギングによるトルク変動の
影響を受けた場合の実動作を簡略化して示したグラフで
ある。
【図3】図1に示した理想プロファイルを目指して制御
されているDCモータが、コギングによるトルク変動の
影響を受けた場合の実動作の別の例を簡略化して示した
グラフである。
【図4】本発明に係るシリアル式インクジェットプリン
タの一例の外観斜視図である。
【図5】本発明に係るプリンタの制御構成の一例を説明
するブロック図である。
【図6】本発明に係るプリンタコントローラの詳細構成
を説明するブロック図である。
【図7】本発明に係る、周期プロファイル検出工程と、
周期プロファイル内の特定の位相角を原点として正しく
判定する原点判定工程について示したフローチャートで
ある。
【図8】一定速度で搬送ローラを駆動するフィードバッ
ク制御工程により駆動を行い、各エンコーダスリットご
とに検出された速度変動率のデータの一例をグラフ化し
たものである。
【図9】速度変動の総和を計算する処理を説明するグラ
フである。
【図10】速度変動の総和を計算する処理を説明するグ
ラフである。
【図11】本発明に係る、原点から特定のオフセットを
持ったオフセット位相角を、シート部材搬送手段を停止
させる位相角である最適停止位相角に関連付ける関連付
け工程と、シート部材搬送手段の停止する停止位相角が
最適停止位相角となるように停止位相角を制御する位相
管理工程について示したフローチャートである。
【図12】本発明に係る記録装置の一例の記録用紙搬送
駆動周りの構成図である。
【図13】本発明に係る搬送用モータのコギングトルク
リップルと搬送ローラによる記録用紙搬送量との関係図
である。
【符号の説明】
101 記録ヘッド 102 キャリッジ 103 ガイドシャフト 104 ベルト 105 駆動モータ 106 給紙ベース 107 搬送用モータ(DCモータ) 108 モータギア 109 搬送ローラギア 110 搬送ローラ 111 ピンチローラ 112 プラテン 113 排紙ローラ 114 シャーシ 115 記録用紙 116 コードホイール(ロータリエンコーダ) 117 エンコーダセンサ 231 ホストインターフェイス 401 プリンタCPU 402 ROM 403 RAM 405 モータドライバ 406 プリンタコントローラ 407 温度センサ 501 I/Oレジスタ 502 受信バッファコントローラ 503 印刷バッファコントローラ 504 メモリコントローラ 505 プリントシーケンスコントローラ Z1 搬送モータギア歯数 Z2 搬送ローラギア歯数 φD 搬送ローラの搬送直径 θ 搬送モータ回転角度 θt 搬送モータのコギング1周期に対する搬送モー
タ回転角度 Tc 搬送モータのコギングトルクリップル P 基本最小搬送り量(ピッチ) Pf 全ての搬送送り量ピッチ Tp 搬送モータのコギング1周期に相当する用紙搬
送量 TM 搬送モータの1回転による用紙搬送量 Z1p 搬送モータギアの噛み合いトルク変動の1周
期に相当する用紙搬送量 Z2p 搬送ローラギアの噛み合いトルク変動の1周
期に相当する用紙搬送量
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02P 7/06 B41J 3/04 101Z (72)発明者 小路 通陽 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA04 EB12 EB35 EB36 EC12 EC31 EC35 FA10 2C058 AB16 AC07 AE02 AE09 AF20 AF23 GB03 GB07 GB20 GB43 GB47 GE04 2C059 AA05 AA22 AA26 AA38 AB01 5H571 AA13 BB04 FF06 GG01 GG02 KK05 LL07 LL31

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート部材を挟持して搬送する搬送ロー
    ラと、前記搬送ローラを駆動させる搬送モータと、前記
    搬送モータの駆動力を前記搬送ローラに伝達する駆動伝
    達手段と、前記搬送ローラの位置および速度を検出する
    検出手段とを有するシート部材搬送装置の制御方法にお
    いて、 前記シート部材搬送装置の周期的な速度変動もしくはト
    ルク変動を周期プロファイルとしてあらかじめ検出する
    周期プロファイル検出工程と、 前記周期プロファイル内の特定の位相角を原点として判
    定する原点判定工程と、 前記原点から特定のオフセットを持ったオフセット位相
    角を、前記周期プロファイル上での、前記シート部材搬
    送装置を停止させる位相角である最適停止位相角に関連
    付ける関連付け工程と、 前記周期プロファイル上での、前記シート部材搬送装置
    の停止する停止位相角が前記最適停止位相角となるよう
    に前記停止位相角を制御する位相管理工程とを含むこと
    を特徴とするシート部材搬送装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記周期プロファイル検出工程は、前記
    搬送ローラを一定速度で駆動させるフィードバック制御
    工程と、 前記フィードバック制御工程で、エンコーダを含む前記
    検出手段により検出された、前記各エンコーダ位置毎で
    の前記搬送ローラの実際の駆動速度を、特定の1周期3
    60度単位で解析して前記周期プロファイルとする工程
    とを含む請求項1に記載のシート部材搬送装置の制御方
    法。
  3. 【請求項3】 前記特定の1周期360度に相当する前
    記搬送ローラの駆動距離を、DCモータである前記搬送
    モータのコギングトルク変動1周期分の駆動距離とする
    工程を含む請求項2に記載のシート部材搬送装置の制御
    方法。
  4. 【請求項4】 前記特定の1周期360度に相当する、
    前記搬送ローラの駆動距離を、DCモータである前記搬
    送モータのコギングトルク変動1周期分の駆動距離と、
    前記搬送ローラ1回転分の駆動距離との最小公倍数から
    なる距離とする工程を含む請求項2に記載のシート部材
    搬送装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記原点判定工程で、前記周期プロファ
    イル上での単位位相レンジあたりの検出値の総和が最大
    となる前記単位位相レンジ内の前記特定の位相角を前記
    原点として判定する請求項1ないし4のいずれか1項に
    記載のシート部材搬送装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記原点判定工程で、前記周期プロファ
    イル上での単位位相レンジあたりの検出値の総和が最小
    となる前記単位位相レンジ内の前記特定の位相角を前記
    原点として判定する請求項1ないし4のいずれか1項に
    記載のシート部材搬送装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記関連付け工程は、前記シート部材を
    所望の搬送速度で搬送可能な前記オフセット位相角を前
    記最適停止位相角として関連付ける請求項1ないし6の
    いずれか1項に記載のシート部材搬送装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記関連付け工程は、前記シート部材を
    所望の停止位置精度で搬送可能な前記オフセット位相角
    を前記最適停止位相角として関連付ける請求項1ないし
    7のいずれか1項に記載のシート部材搬送装置の制御方
    法。
  9. 【請求項9】 前記位相管理工程は、前記搬送モータに
    よる前記シート部材の搬送量を、前記搬送モータもしく
    は前記駆動伝達手段により発生する速度変動もしくはト
    ルク変動の1周期分の前記搬送ローラの回転による前記
    シート部材の搬送量の整数倍とする請求項1ないし8の
    いずれか1項に記載のシート部材搬送装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 シート部材を挟持して搬送する搬送ロ
    ーラと、前記搬送ローラを駆動させる搬送モータと、前
    記搬送モータの駆動力を前記搬送ローラに伝達する駆動
    伝達手段と、前記搬送ローラの位置および速度を検出す
    る検出手段とを含むシート部材搬送手段を有し、前記シ
    ート部材搬送手段により搬送されてきた記録媒体である
    前記シート材に画像を形成する記録装置において、 前記シート部材搬送手段が、請求項1ないし9のいずれ
    か1項に記載のシート部材搬送装置であることを特徴と
    する記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録装置がインクジェット記録装
    置である請求項10に記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記インクジェット記録装置は、前記
    記録媒体を間欠搬送しつつインクジェットヘッドを搭載
    したキャリッジを往復走査して、画像を形成するシリア
    ル式インクジェットプリンタである請求項11に記載の
    記録装置。
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