JP4582041B2 - 搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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つまり、図11(a)に示すように、モータのコギング等によって、搬送ローラに周期的トルク変動が発生すると、搬送ローラの回転速度も周期的に低下するが、こうしたトルク変動が最大となる中心位置付近では、モータOFF位置(換言すればモータOFF位置での周期的トルク変動の位相)がトルク変動の中心位置よりも手前にある場合(図11(b)に示す領域A)には、搬送ローラがトルク変動の影響を受けて、モータOFF位置からの戻り量が増加し、逆に、モータOFF位置がトルク変動の中心位置を越えている場合(図11(b)に示す領域B)には、搬送ローラはトルク変動の中心位置まで戻され、その位置で停止する。
モータにより回転駆動され、搬送対象物を所定方向へ搬送する搬送ローラと、
前記搬送ローラの基準回転位置からの回転量を検出する回転量検出手段と、
外部から前記搬送対象物の目標停止位置までの搬送指令が入力されると、前記回転量検出手段にて検出される回転量に基づき前記搬送対象物の搬送位置を監視しつつ前記モータへの通電制御を行うことにより、前記搬送対象物が前記目標停止位置から所定搬送量だけ位置ずれした制御終了位置に到達するまで前記搬送ローラを回転駆動し、前記搬送対象物が前記制御終了位置に到達すると、前記モータへの通電制御を終了して、前記搬送ローラを前記搬送対象物の前記目標停止位置で停止させる搬送制御手段と、
を備えた搬送装置であって、
前記モータを含む前記搬送ローラの駆動系で生じる周期的トルク変動の周期が前記搬送ローラの回転量に関連づけて記憶されると共に、前記周期的トルク変動の最大点の位相が、前記搬送ローラの基準回転位置からの回転量として記憶された周期変動特性記憶手段と、
外部から前記搬送指令が入力されると、前記周期変動特性記憶手段に記憶された周期的トルク変動の周期及び位相と、前記回転量検出手段にて検出された回転量とに基づき、前記搬送指令に基づき設定される制御終了位置における周期的トルク変動の位相を求め、この位相と前記周期的トルク変動の最大点での位相とを比較する位相比較手段と、
前記位相比較手段にて、前記制御終了位置における周期的トルク変動の位相が、前記周期的トルク変動の最大点の位相よりも手前で、少なくとも前記周期的トルク変動の周期の2分の1の範囲内にあると判断されると、これら各位相の位相差が小さいほど大きく、しかも、前記搬送対象物の搬送時と同方向のオフセット電流を、前記モータに流し、前記搬送対象物から前記搬送ローラに対して前記搬送対象物の搬送方向とは逆方向に加わるトルクを打ち消すための回転トルクを発生させる第1の通電制御手段と、
を備え、
前記第1の通電制御手段は、前記搬送制御手段による前記モータへの通電制御開始前に前記モータに流す前記オフセット電流の量を決定し、前記搬送対象物の前記制御終了位置への到達後、前記決定した量の前記オフセット電流を、前記モータに流すことによって、前記搬送対象物から前記搬送ローラに対して前記搬送対象物の搬送方向とは逆方向に加わるトルクを打ち消すための回転トルクを発生させること
を特徴とする。
モータにより回転駆動され、搬送対象物を所定方向へ搬送する搬送ローラと、
前記搬送ローラの基準回転位置からの回転量を検出する回転量検出手段と、
外部から前記搬送対象物の目標停止位置までの搬送指令が入力されると、前記回転量検出手段にて検出される回転量に基づき前記搬送対象物の搬送位置を監視しつつ前記モータへの通電制御を行うことにより、前記搬送対象物が前記目標停止位置から所定搬送量だけ位置ずれした制御終了位置に到達するまで前記搬送ローラを回転駆動し、前記搬送対象物が前記制御終了位置に到達すると、前記モータへの通電制御を終了して、前記搬送ローラを前記搬送対象物の前記目標停止位置で停止させる搬送制御手段と、
を備えた搬送装置であって、
前記モータを含む前記搬送ローラの駆動系で生じる周期的トルク変動の周期が前記搬送ローラの回転量に関連づけて記憶されると共に、前記周期的トルク変動の最大点の位相が、前記搬送ローラの基準回転位置からの回転量として記憶された周期変動特性記憶手段と、
外部から前記搬送指令が入力されると、前記周期変動特性記憶手段に記憶された周期的トルク変動の周期及び位相と、前記回転量検出手段にて検出された回転量とに基づき、前記搬送指令に基づき設定される制御終了位置における周期的トルク変動の位相を求め、この位相と前記周期的トルク変動の最大点での位相とを比較する位相比較手段と、
前記位相比較手段にて、前記制御終了位置における周期的トルク変動の位相が、前記周期的トルク変動の最大点の位相を越えて、少なくとも前記周期的トルク変動の周期の2分の1の範囲内にあると判断されると、これら各位相の位相差が小さいほど大きく、しかも、前記搬送対象物の搬送時とは逆方向のオフセット電流を、前記モータに流し、前記搬送対象物から前記搬送ローラに対して前記搬送対象物の搬送方向と同方向に加わるトルクを打ち消すための回転トルクを発生させる第2の通電制御手段と、
を備え、
前記第2の通電制御手段は、前記搬送制御手段による前記モータへの通電制御開始前に前記モータに流す前記オフセット電流の量を決定し、前記搬送対象物の前記制御終了位置への到達後、前記決定した量の前記オフセット電流を、前記モータに流すことによって、前記搬送対象物から前記搬送ローラに対して前記搬送対象物の搬送方向と同方向に加わるトルクを打ち消すための回転トルクを発生させること
を特徴とする。
モータにより回転駆動され、搬送対象物を所定方向へ搬送する搬送ローラと、
前記搬送ローラの基準回転位置からの回転量を検出する回転量検出手段と、
外部から前記搬送対象物の目標停止位置までの搬送指令が入力されると、前記回転量検出手段にて検出される回転量に基づき前記搬送対象物の搬送位置を監視しつつ前記モータへの通電制御を行うことにより、前記搬送対象物が前記目標停止位置から所定搬送量だけ位置ずれした制御終了位置に到達するまで前記搬送ローラを回転駆動し、前記搬送対象物が前記制御終了位置に到達すると、前記モータへの通電制御を終了して、前記搬送ローラを前記搬送対象物の前記目標停止位置で停止させる搬送制御手段と、
を備えた搬送装置であって、
前記モータを含む前記搬送ローラの駆動系で生じる周期的トルク変動の周期が前記搬送ローラの回転量に関連づけて記憶されると共に、前記周期的トルク変動の最大点の位相が、前記搬送ローラの基準回転位置からの回転量として記憶された周期変動特性記憶手段と、
外部から前記搬送指令が入力されると、前記周期変動特性記憶手段に記憶された周期的トルク変動の周期及び位相と、前記回転量検出手段にて検出された回転量とに基づき、前記搬送指令に基づき設定される制御終了位置における周期的トルク変動の位相を求め、この位相と前記周期的トルク変動の最大点での位相とを比較する位相比較手段と、
前記位相比較手段にて、前記制御終了位置における周期的トルク変動の位相が、前記周期的トルク変動の最大点の位相よりも手前で、少なくとも前記周期的トルク変動の周期の2分の1の範囲内にあると判断されると、これら各位相の位相差が小さいほど大きく、しかも、前記搬送対象物の搬送時と同方向のオフセット電流を、前記モータに流し、前記搬送対象物から前記搬送ローラに対して前記搬送対象物の搬送方向とは逆方向に加わるトルクを打ち消すための回転トルクを発生させる第1の通電制御手段と、
前記位相比較手段にて、前記制御終了位置における周期的トルク変動の位相が、前記周期的トルク変動の最大点の位相を越えて、少なくとも前記周期的トルク変動の周期の2分の1の範囲内にあると判断されると、これら各位相の位相差が小さいほど大きく、しかも、前記搬送対象物の搬送時とは逆方向のオフセット電流を、前記モータに流し、前記搬送対象物から前記搬送ローラに対して前記搬送対象物の搬送方向と同方向に加わるトルクを打ち消すための回転トルクを発生させる第2の通電制御手段と、
前記搬送制御手段による前記モータへの通電制御開始前に、前記搬送対象物の搬送位置に基づき、前記搬送対象物から前記搬送ローラに加わるトルクの方向を判定し、その判定結果に応じて、前記第1及び第2の通電制御手段の何れかを動作させる通電制御切換手段と、
を備え、
前記第1の通電制御手段は、前記搬送制御手段による前記モータへの通電制御開始前に前記モータに流す前記オフセット電流の量を決定し、前記搬送対象物の前記制御終了位置への到達後、前記決定した量の前記オフセット電流を、前記モータに流すことによって、前記搬送対象物から前記搬送ローラに対して前記搬送対象物の搬送方向とは逆方向に加わるトルクを打ち消すための回転トルクを発生させ、
前記第2の通電制御手段は、前記搬送制御手段による前記モータへの通電制御開始前に前記モータに流す前記オフセット電流の量を決定し、前記搬送対象物の前記制御終了位置への到達後、前記決定した量の前記オフセット電流を、前記モータに流すことによって、前記搬送対象物から前記搬送ローラに対して前記搬送対象物の搬送方向と同方向に加わるトルクを打ち消すための回転トルクを発生させること
を特徴とする。
図1は、実施形態の多機能装置(MFD:Multi Function Device)1の斜視図であり、図2は、その側断面図である。
同図に示すように、記録部7は、上向き開放の箱状に形成されたメインフレーム21と、その左右一対の側板21aによって支持され左右方向(主走査方向)に延びる横長の板状の第1ガイド部材22及び第2ガイド部材23との間に設けられており、下面からインクを吐出することで記録用紙Pに画像を記録するインクジェット式の記録ヘッド4(図2参照)と、この記録ヘッド4が搭載されたキャリッジ5とを備えている。
すなわち、本実施形態では、給紙ローラ6b、搬送ローラ50及び排紙ローラ28は、LFモータ54からの回転駆動力が伝達されることにより、一斉に回転するが、給紙ローラ6bが給紙カセット3から記録用紙Pを給紙する方向に回転している状態では、搬送ローラ50及び排紙ローラ28を、記録用紙Pを排紙側へ搬送する方向(以下「搬送回転方向」という。)とは逆方向に回転させることによって、給紙カセット3から給紙された記録用紙Pの先端が搬送ローラ50及びニップローラ51に当接してその斜行を矯正し、その後、LFモータ54の回転方向を切り換えることにより、搬送ローラ50及び排紙ローラ28を搬送回転方向へ回転させて、記録用紙Pを記録部7から排紙部10へと搬送するようにされているのである。
用紙搬送制御装置70は、CPU100からの指令を受けてLFモータ54を駆動制御するためのものであり、LFモータ54の回転速度や回転方向等を制御するためのPWM信号を生成して、LF駆動回路56に出力することにより、LF駆動回路56を介してLFモータ54を駆動させる。
周期変動位相演算装置110は、本実施形態の多機能装置1に電源が投入された直後に1回だけ起動されて、この周期変動位相演算処理を実行する。そして、この周期変動位相演算処理では、まずS110(Sはステップを表す)にて、CPU100がレジスタ88に設定した周期変動周期長「B」を読み込む。なお、この周期変動周期長「B」は、エッジ検出部91から出力されるエッジ検出信号の数にて規定されている。
図7に示すように、駆動制御部76は、まず、S300にて、位置カウント部92から現在の位置カウント値Cを読み込み、続くS320に移行して、この位置カウント値Cに対して、レジスタ82、83、84に設定された目標停止位置(搬送カウント数Cf)、位置定常補正量α、位置変動補正量Fを加減算することにより、次にLFモータ54(換言すれば搬送ローラ50)の駆動制御を開始してから駆動制御を終了させる制御終了タイミングを表す制御終了位置カウント値Cc(Cc=C+Cf−α+F)を算出する。
なお、上式において、modは、括弧内の前者の値(ここではCc)を、後者の値(ここではB)で割った余りを求めることを表す。
この結果、位相差Cddは、周期変動位相中心値Dを基準(位相差0)とする前後1/2周期の範囲内の値として求められる。
この処理は、CPU100からの指令によって位置カウント部92がリセットされる際に同時に実行されるものであり、処理が開始されると、まずS610にて、位置カウント部92の現在の位置カウント値C(リセット前の値)を読み込み、演算値Nとして設定する。
そして、続くS630では、S610及びS620にて設定された演算値N及びMと、周期変動周期長「B」とをパラメータとする次式(3)を用いて、位置カウント部92のリセット後の周期変動位相中心値Dを算出し、続くS640にて、その算出結果をレジスタ87に書き込むことにより、周期変動位相中心値Dを更新する。
この結果、位置カウント部92がリセットされてその位置カウント値Cが初期値(0)に戻されたとしても、レジスタ87内の周期変動位相中心値Dは、常に、位置カウント部92の位置カウント値Cに対応した値となり、周期変動の位相を常に監視できるようになる。
例えば、上記実施形態では、記録用紙Pの搬送時には、記録用紙Pにバックテンションか正搬送テンションの何れかが加わり、これらが記録用紙Pの停止位置に影響を与えるものとして説明したが、画像形成装置には、その何れか一方だけが記録用紙Pの停止位置に影響を与えるものもある。従って、このような場合には、問題となるテンションの方向に対してのみ、図8に示すS410、S420、若しくは、S430、S440の処理を実行し、他方のテンションの方向については、各パラメータに固定値を設定するようにすればよい。
Claims (6)
- モータにより回転駆動され、搬送対象物を所定方向へ搬送する搬送ローラと、
前記搬送ローラの基準回転位置からの回転量を検出する回転量検出手段と、
外部から前記搬送対象物の目標停止位置までの搬送指令が入力されると、前記回転量検出手段にて検出される回転量に基づき前記搬送対象物の搬送位置を監視しつつ前記モータへの通電制御を行うことにより、前記搬送対象物が前記目標停止位置から所定搬送量だけ位置ずれした制御終了位置に到達するまで前記搬送ローラを回転駆動し、前記搬送対象物が前記制御終了位置に到達すると、前記モータへの通電制御を終了して、前記搬送ローラを前記搬送対象物の前記目標停止位置で停止させる搬送制御手段と、
を備えた搬送装置であって、
前記モータを含む前記搬送ローラの駆動系で生じる周期的トルク変動の周期が前記搬送ローラの回転量に関連づけて記憶されると共に、前記周期的トルク変動の最大点の位相が、前記搬送ローラの基準回転位置からの回転量として記憶された周期変動特性記憶手段と、
外部から前記搬送指令が入力されると、前記周期変動特性記憶手段に記憶された周期的トルク変動の周期及び位相と、前記回転量検出手段にて検出された回転量とに基づき、前記搬送指令に基づき設定される制御終了位置における周期的トルク変動の位相を求め、この位相と前記周期的トルク変動の最大点での位相とを比較する位相比較手段と、
前記位相比較手段にて、前記制御終了位置における周期的トルク変動の位相が、前記周期的トルク変動の最大点の位相よりも手前で、少なくとも前記周期的トルク変動の周期の2分の1の範囲内にあると判断されると、これら各位相の位相差が小さいほど大きく、しかも、前記搬送対象物の搬送時と同方向のオフセット電流を、前記モータに流し、前記搬送対象物から前記搬送ローラに対して前記搬送対象物の搬送方向とは逆方向に加わるトルクを打ち消すための回転トルクを発生させる第1の通電制御手段と、
を備え、
前記第1の通電制御手段は、前記搬送制御手段による前記モータへの通電制御開始前に前記モータに流す前記オフセット電流の量を決定し、前記搬送対象物の前記制御終了位置への到達後、前記決定した量の前記オフセット電流を、前記モータに流すことによって、前記搬送対象物から前記搬送ローラに対して前記搬送対象物の搬送方向とは逆方向に加わるトルクを打ち消すための回転トルクを発生させること
を特徴とする搬送装置。 - モータにより回転駆動され、搬送対象物を所定方向へ搬送する搬送ローラと、
前記搬送ローラの基準回転位置からの回転量を検出する回転量検出手段と、
外部から前記搬送対象物の目標停止位置までの搬送指令が入力されると、前記回転量検出手段にて検出される回転量に基づき前記搬送対象物の搬送位置を監視しつつ前記モータへの通電制御を行うことにより、前記搬送対象物が前記目標停止位置から所定搬送量だけ位置ずれした制御終了位置に到達するまで前記搬送ローラを回転駆動し、前記搬送対象物が前記制御終了位置に到達すると、前記モータへの通電制御を終了して、前記搬送ローラを前記搬送対象物の前記目標停止位置で停止させる搬送制御手段と、
を備えた搬送装置であって、
前記モータを含む前記搬送ローラの駆動系で生じる周期的トルク変動の周期が前記搬送ローラの回転量に関連づけて記憶されると共に、前記周期的トルク変動の最大点の位相が、前記搬送ローラの基準回転位置からの回転量として記憶された周期変動特性記憶手段と、
外部から前記搬送指令が入力されると、前記周期変動特性記憶手段に記憶された周期的トルク変動の周期及び位相と、前記回転量検出手段にて検出された回転量とに基づき、前記搬送指令に基づき設定される制御終了位置における周期的トルク変動の位相を求め、この位相と前記周期的トルク変動の最大点での位相とを比較する位相比較手段と、
前記位相比較手段にて、前記制御終了位置における周期的トルク変動の位相が、前記周期的トルク変動の最大点の位相を越えて、少なくとも前記周期的トルク変動の周期の2分の1の範囲内にあると判断されると、これら各位相の位相差が小さいほど大きく、しかも、前記搬送対象物の搬送時とは逆方向のオフセット電流を、前記モータに流し、前記搬送対象物から前記搬送ローラに対して前記搬送対象物の搬送方向と同方向に加わるトルクを打ち消すための回転トルクを発生させる第2の通電制御手段と、
を備え、
前記第2の通電制御手段は、前記搬送制御手段による前記モータへの通電制御開始前に前記モータに流す前記オフセット電流の量を決定し、前記搬送対象物の前記制御終了位置への到達後、前記決定した量の前記オフセット電流を、前記モータに流すことによって、前記搬送対象物から前記搬送ローラに対して前記搬送対象物の搬送方向と同方向に加わるトルクを打ち消すための回転トルクを発生させること
を特徴とする搬送装置。 - モータにより回転駆動され、搬送対象物を所定方向へ搬送する搬送ローラと、
前記搬送ローラの基準回転位置からの回転量を検出する回転量検出手段と、
外部から前記搬送対象物の目標停止位置までの搬送指令が入力されると、前記回転量検出手段にて検出される回転量に基づき前記搬送対象物の搬送位置を監視しつつ前記モータへの通電制御を行うことにより、前記搬送対象物が前記目標停止位置から所定搬送量だけ位置ずれした制御終了位置に到達するまで前記搬送ローラを回転駆動し、前記搬送対象物が前記制御終了位置に到達すると、前記モータへの通電制御を終了して、前記搬送ローラを前記搬送対象物の前記目標停止位置で停止させる搬送制御手段と、
を備えた搬送装置であって、
前記モータを含む前記搬送ローラの駆動系で生じる周期的トルク変動の周期が前記搬送ローラの回転量に関連づけて記憶されると共に、前記周期的トルク変動の最大点の位相が、前記搬送ローラの基準回転位置からの回転量として記憶された周期変動特性記憶手段と、
外部から前記搬送指令が入力されると、前記周期変動特性記憶手段に記憶された周期的トルク変動の周期及び位相と、前記回転量検出手段にて検出された回転量とに基づき、前記搬送指令に基づき設定される制御終了位置における周期的トルク変動の位相を求め、この位相と前記周期的トルク変動の最大点での位相とを比較する位相比較手段と、
前記位相比較手段にて、前記制御終了位置における周期的トルク変動の位相が、前記周期的トルク変動の最大点の位相よりも手前で、少なくとも前記周期的トルク変動の周期の2分の1の範囲内にあると判断されると、これら各位相の位相差が小さいほど大きく、しかも、前記搬送対象物の搬送時と同方向のオフセット電流を、前記モータに流し、前記搬送対象物から前記搬送ローラに対して前記搬送対象物の搬送方向とは逆方向に加わるトルクを打ち消すための回転トルクを発生させる第1の通電制御手段と、
前記位相比較手段にて、前記制御終了位置における周期的トルク変動の位相が、前記周期的トルク変動の最大点の位相を越えて、少なくとも前記周期的トルク変動の周期の2分の1の範囲内にあると判断されると、これら各位相の位相差が小さいほど大きく、しかも、前記搬送対象物の搬送時とは逆方向のオフセット電流を、前記モータに流し、前記搬送対象物から前記搬送ローラに対して前記搬送対象物の搬送方向と同方向に加わるトルクを打ち消すための回転トルクを発生させる第2の通電制御手段と、
前記搬送制御手段による前記モータへの通電制御開始前に、前記搬送対象物の搬送位置に基づき、前記搬送対象物から前記搬送ローラに加わるトルクの方向を判定し、その判定結果に応じて、前記第1及び第2の通電制御手段の何れかを動作させる通電制御切換手段と、
を備え、
前記第1の通電制御手段は、前記搬送制御手段による前記モータへの通電制御開始前に前記モータに流す前記オフセット電流の量を決定し、前記搬送対象物の前記制御終了位置への到達後、前記決定した量の前記オフセット電流を、前記モータに流すことによって、前記搬送対象物から前記搬送ローラに対して前記搬送対象物の搬送方向とは逆方向に加わるトルクを打ち消すための回転トルクを発生させ、
前記第2の通電制御手段は、前記搬送制御手段による前記モータへの通電制御開始前に前記モータに流す前記オフセット電流の量を決定し、前記搬送対象物の前記制御終了位置への到達後、前記決定した量の前記オフセット電流を、前記モータに流すことによって、前記搬送対象物から前記搬送ローラに対して前記搬送対象物の搬送方向と同方向に加わるトルクを打ち消すための回転トルクを発生させること
を特徴とする搬送装置。 - 前記通電制御手段の制御の下に前記搬送制御手段が前記搬送ローラの駆動制御を終了してから前記搬送ローラを前記目標停止位置で停止させるのに必要な、前記制御終了位置に対する補正量を、前記制御終了位置における周期的トルク変動の位相と前記周期的トルク変動の最大点での位相との位相差に基づき算出する位置補正量算出手段と、
この位置補正量算出手段にて算出された補正量に基づき、前記搬送制御手段が制御に用いる制御終了位置を補正する制御位置補正手段と、
を備え、前記位相比較手段は、前記制御位置補正手段にて補正された制御終了位置における周期的トルク変動の位相を求め、この位相と前記周期的トルク変動の最大点での位相とを比較することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の搬送装置。 - 当該搬送装置の起動時に、前記モータを介して前記搬送ローラを回転駆動することにより、前記周期的トルク変動が最大となる前記搬送ローラの回転位置を検出し、その検出した最大トルク変動回転位置と前記周期的トルク変動の周期とから、現在の搬送ローラの停止位置を基準回転位置とする最大トルク変動回転位置の位相を求め、その位相を前記周期変動特性記憶手段に格納する周期変動位相検出手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の搬送装置。
- 画像形成の対象となる被記録媒体を画像形成位置まで搬送する搬送手段と、この搬送手段にて画像形成位置まで搬送された被記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、を備えた画像形成装置であって、
前記搬送手段として、請求項1〜請求項5の何れかに記載の搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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