JP2006231653A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被記録媒体の搬送駆動機構の小型化を図るために減速機構を設けた場合には制御性又は画質の悪化を招くことになる。
【解決手段】 印刷モードが画像品質を優先する高画質印刷モードであるか、印刷速度を優先する高速印刷モードであるかを判別し、高画質印刷モードのときには、搬送ローラ32の回転を検出するローラエンコーダ146の検出出力を検出値として副走査モータ131を駆動することで用紙22を搬送する制御を行い、高速印刷モードのときには、搬送モータ131の回転を検出するモータエンコーダ143の検出出力(検出結果)を検出値として副走査モータ131を駆動することで用紙22を搬送する制御を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、プリンタ/ファックス/複写機複合機等の各種画像形成装置としては、液滴吐出ヘッドで構成した記録ヘッドをキャリッジに搭載して、このキャリッジを被記録媒体(用紙、記録媒体などとも称される。)の搬送方向に対して直交する方向にシリアルスキャンさせるとともに、被記録媒体を記録幅に応じて間歇的に搬送し、搬送と記録を交互に繰り返すことによって被記録媒体に画像を形成(記録、印刷、印字、印写も同義で使用する。)するシリアル型のもの、ライン幅を有する記録ヘッドを備えて、被記録媒体を副走査送りしながら被記録媒体に画像を形成するライン型のものがある。
このような画像形成装置においては、ある一定幅を持った画像を出力する記録ヘッドから吐出された液滴によって画像を被記録媒体に連続的に記録するために、被記録媒体の間欠搬送(副走査)を行うが、このときの被記録媒体の送り精度、被記録媒体の停止位置決め精度が画像品質に影響を与える。したがって、高速で高画質画像を記録するためには、高速で、高精度に被記録媒体を搬送して位置決めしなければならない。
そこで、一般には、被記録媒体を送る搬送ベルトを駆動する搬送ローラ或いは被記録媒体を直接送る搬送ローラなどの搬送ローラを駆動モータ(搬送モータ)で回転駆動し、搬送ローラの移動量(回転量)に応じたエンコーダ出力から搬送ローラの移動速度と移動量に関する速度情報と位置情報を得て、これらの速度情報と位置情報に基づいて駆動モータを駆動制御して搬送ローラを移動(回転)させるサーボ制御が採用されている。
なお、搬送ベルトの厚みや搬送ローラなど回転体の偏心などに対しても正確な回転を行なうために特許文献1ないし5に記載されているような回転体の駆動制御装置が知られている。
特開2004−226820号公報 特開平4−93857号公報 特開平5−241385号公報 特許第3347361号公報 特開平10−313581号公報
ところで、上述したような画像形成装置において、被記録媒体を搬送するために搬送ローラ(上記のとおり、搬送ベルトを駆動するための搬送ローラを含む意味で用いる。)を搬送モータで駆動させる場合、一般に、搬送モータを小さくするためには、減速比を大きくし、高トルク高回転にする必要がある。しかしながら、減速比を大きくすると、駆動力伝達機構を構成するプーリやギヤが大きくなり、駆動機構全体が大きくなる。
そこで、搬送ローラと搬送モータの間に減速機構を設け駆動機構を小さくすることが考えられるが、搬送ローラと搬送モータの間に減速機構を設けると、駆動系のメカ設計が容易で小型化しやすいものの、制御性または画質の悪化を招いてしまうことになる。
つまり、駆動力を伝達する回転軸が増加するため、より搬送モータの軸に近い軸の回転を検出してフィードバック制御を行なう場合、回転検出位置が搬送ローラの軸からは遠いために、軸の偏心等の誤差が増え、実際の被記録媒体の搬送での誤差が大きくなるという課題がある。一方、より搬送ローラの軸に近い軸の回転を検出してフィードバック制御を行なうと、搬送モータ軸からは遠いため、制御の遅れ要素や剛性の低下等の制御性が低下し、高速制御ができない、或いは、制御系の設計が困難になるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、被記録媒体の搬送手段の駆動機構の小型化を図りつつ所望の画像形成を行なうことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、搬送ローラの軸、搬送モータ軸及び減速機構の回転軸のうちの少なくとも2以上の軸の回転をそれぞれ検出する複数の検出手段を備え、被記録媒体に画像を形成するときの速度又は画像品質が異なる複数の印刷モードを有し、この印刷モードに応じて複数の検出手段による1又は複数の検出結果に基づいて被記録媒体の搬送を制御する手段を備えている構成とした。
ここで、搬送ローラ、減速機構、搬送モータの回転偏心量を予め補正値として記憶する記憶手段を有し、各検出手段の検出結果及び補正値に基づいて被記録媒体を搬送することが好ましい。
この場合、被記録媒体に予め定めた特定の画像パターンの画像を形成する手段と、形成した特定の画像パターンに対応して入力される補正値に関する情報に応じて補正値を修正する手段とを備えていることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置によれば、印刷モードに応じて搬送ローラの軸、搬送モータ軸及び減速機構の回転軸の回転をそれぞれ検出する複数の検出手段の1又は複数の検出結果に基づいて被記録媒体の搬送を制御するので、駆動機構の小型化を図りつつ印刷モードに応じた所望の画像形成を行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1ないし図3を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を説明する側面説明図、図2は同じく概略平面説明図、図3は同じく副走査駆動系の要部説明図である。
この画像形成装置は、フレーム1を構成する左右の側板1A、1Bに横架したガイド部材であるガイドロッド2とステー3とでキャリッジ4を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ5によって駆動プーリ6Aと従動プーリ6B間に架け渡したタイミングベルト7を介して図2で矢示方向(主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ4には、例えばイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド11を複数のインク吐出口(ノズル)を形成したノズル面11aのノズル列を主走査方向と直交する方向(副走査方向)に配列し、インク吐出方向を下方に向けて装着している。なお、ここでは独立した液滴吐出ヘッドを用いているが、各色の記録液の液滴を吐出する複数のノズル列を有する1又は複数のヘッドを用いる構成とすることもできる。また、色の数及び配列順序はこれに限るものではない。
記録ヘッド11を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
この記録ヘッド11にはドライバICを搭載し、図示しない制御部との間でハーネス(フレキシブルプリントケーブル)12を介して接続している。
また、キャリッジ4には、記録ヘッド11に各色のインクを供給するための各色のサブタンク15を搭載している。この各色のサブタンク15には各色のインク供給チューブ16を介して、カートリッジ装填部9に装着された各色のインクカートリッジ10から各色のインクが補充供給される。なお、このカートリッジ装填部9にはインクカートリッジ10内のインクを送液するための供給ポンプユニット17が設けられ、また、インク供給チューブ16は這い回しの途中でフレーム1を構成する後板1Cに係止部材18にて保持されている。
一方、給紙トレイ20の用紙積載部(圧板)21上に積載した用紙22を給紙するための給紙部として、用紙積載部21から用紙22を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)23及び給紙コロ23に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド24を備え、この分離パッド24は給紙コロ23側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙22を記録ヘッド11の下方側に送り込むために、用紙22を案内するガイド部材25と、カウンタローラ26と、搬送ガイド部材27と、先端加圧コロ29を有する押さえ部材28とを備えるとともに、給送された用紙22を静電吸着して記録ヘッド11に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト31を備えている。
この搬送ベルト31は、無端状ベルトであり、搬送ローラ32とテンションローラ33との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成し、周回移動しながら帯電ローラ34によって帯電(電荷付与)される。
この搬送ベルト31としては、1層構造のベルトでも良く、又は複層(2層以上の)構造のベルトでもよい。1層構造の搬送ベルト31の場合には、用紙32や帯電ロー34に接触するので、層全体を絶縁材料で形成している。また、複層構造の搬送ベルト31の場合には、用紙22や帯電ローラ34に接触する側は絶縁層で形成し、用紙22や帯電ローラ34と接触しない側は導電層で形成することが好ましい。
1層構造の搬送ベルト31を形成する絶縁材料や複層構造の搬送ベルト31の絶縁層を形成する絶縁材料としては、例えばPET、PEI、PVDF、PC、ETFE、PTFEなどの樹脂又はエラストマーで導電制御材を含まない材料であることが好ましく、体積抵抗率は1012Ωcm以上、好ましくは1015Ωcmなるように形成する。また、複層構造の搬送ベルト31の導電層を形成する材料としては、上記樹脂やエラストマーにカーボンを含有させて体積抵抗率が10〜10Ωcmとなるように形成することが好ましい。
帯電ローラ34は、搬送ベルト31の表層をなす絶縁層(複層構造のベルトの場合)に接触し、搬送ベルト31の回動に従動して回転するように配置され、軸の両端に加圧力をかけている。この帯電ローラ34は、体積抵抗率が10〜10Ω/□の導電性部材で形成している。この帯電ローラ34には、後述するように、ACバイアス供給部(高圧電源)から例えば2kVの正負極のACバイアス(高電圧)が印加される。このACバイアスは、正弦波や三角波でもよいが、方形波の方がより好ましい。
また、搬送ベルト31の裏側には、記録ヘッド11による印写領域に対応してガイド部材35を配置している。このガイド部材35は、上面が搬送ベルト31を支持する2つのローラ(搬送ローラ32とテンションローラ33)の接線よりも記録ヘッド11側に突出させることで搬送ベルト31の高精度な平面性を維持するようにしている。
この搬送ベルト31の駆動機構は、図3に示すように、駆動モータ(搬送モータ、副走査モータ)131の軸131aの取り付けたモータプーリ132の回転を、タイミングベルト133を介して、モータプーリ132よりも大径の減速機構を構成する減速プーリ134に伝達し、この減速プーリ134と一体で減速プーリ134よりも小径の減速プーリ135の回転を、タイミングベルト136を介して搬送ローラ32の軸32aに取り付けた大径の搬送プーリ137に伝達する機構としている。
なお、タイミングベルト133には圧縮スプリング138によって付勢されるテンションローラ139によってテンションをかけている。
そして、搬送モータ131の軸131aにスリットを形成したエンコーダホイール141を取り付け、このエンコーダホイール141のスリットを検知するエンコーダセンサ142を設けて、これらによって搬送モータ131の軸131aの回転を検出する検出手段であるモータエンコーダ(第1の検出手段)143を構成している。
また、搬送ローラ32の軸32aにはスリットを形成したエンコーダホイール144を取り付け、このエンコーダホイール144のスリットを検知するエンコーダセンサ145を設けて、これらによって搬送ローラ32の軸32aの回転を検出するローラエンコーダ(第2の検出手段)146を構成している。
さらに、記録ヘッド11で記録された用紙22を排紙トレイ40に排紙するための排紙部として、搬送ベルト31から用紙22を分離するための分離爪41と、排紙ローラ42及び拍車ローラ43とを備えている。なお、拍車ローラ(排紙コロ)43は、ヘッド11の下流側において、用紙のヘッド側の面に係合するものであるが、用紙が通常の普通紙の他、OHPシートや、カード、ハガキ、封筒等の厚紙に記録を行なう場合においては、用紙の送りを単に補助するものであり、拍車ローラ43と排紙ローラ42との間に用紙が噛んでいること、すなわち拍車ローラ43が用紙に係合していることによって用紙表面とヘッド11とのギャップを定めるものではない。
図1に戻って、装置本体1の背面部には、両面印刷を行うときに用紙22を反転させる手段である両面ユニット51が着脱自在に装着されている。この両面ユニット51は搬送ベルト31の逆方向回転で戻される用紙22を取り込んで反転させて再度カウンタローラ26と搬送ベルト31との間に給紙する。また、この両面ユニット51の上面は手差しトレイ52としている。
さらに、キャリッジ4の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド11のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構61を配置している。この維持回復機構61には、記録ヘッド11の各ノズル面11aをキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)62a〜62d(区別しないときは「キャップ62」という。)と、ノズル面11aをワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード63と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け64などを備えている。ここでは、キャップ62aを吸引及び保湿用キャップとし、他のキャップ62b〜62dは保湿用キャップとしている。
また、キャリッジ4の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け68を配置し、この空吐出受け68には記録ヘッド11のノズル列方向に沿った開口69などを備えている。
また、図1に示すように、キャリッジ4の前方側には、スリットを形成したエンコーダスケール72を主走査方向に沿って設け、キャリッジ4の前面側にはエンコーダスケール72のスリットを検出する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ73を設け、これらによって、キャリッジ4の主走査方向位置を検知するためのリニアエンコーダ74を構成している。
このように構成した画像形成装置においては、給紙部から用紙22が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙22はガイド25で案内され、搬送ベルト31とカウンタローラ26との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド27で案内されて先端加圧コロ29で搬送ベルト31に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、後述するACバイアス供給部から帯電ローラ34に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト31が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト31上に用紙32が給送されると、用紙22が搬送ベルト31に静電力で吸着され、搬送ベルト31の周回移動によって用紙22が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ4を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド11を駆動することにより、停止している用紙22にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙22を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙22の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙22を排紙トレイ40に排紙する。
また、両面印刷の場合には、表面(最初に印刷する面)の記録が終了したときに、搬送ベルト31を逆回転させることで、記録済みの用紙32を両面給紙ユニット51内に送り込み、用紙22を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)再度カウンタローラ26と搬送ベルト31との間に給紙し、タイミング制御を行って、前述したと同様に搬送ベル31で搬送して裏面に記録を行った後、排紙トレイ40に排紙する。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図4のブロック図を参照して説明する。
この制御部100は、この装置全体の制御を司る、本発明に係る被記録媒体の搬送を制御する手段を兼ねたCPU101と、CPU101が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM102と、画像データ等を一時格納するRAM103と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ104と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC105とを備えている。
また、この制御部100は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行うためのI/F106と、記録ヘッド11を駆動するための駆動波形を生成するとともに、記録ヘッド11の圧力発生手段を選択駆動させる画像データ及びそれに伴う各種データをヘッドドライバ108に出力するヘッド制御部107と、主走査モータ5を駆動するための主走査モータ駆動部110と、副走査モータ(搬送モータ)131を駆動するための副走査モータ駆動部111と、帯電ローラ34にACバイアスを供給するACバイアス供給部112と、リニアエンコーダ74、モータエンコーダ143、ローラエンコーダ136からの各検出パルス、用紙センサ75からの検知信号、及びその他の各種センサからの検知信号を入力するためのI/O113などを備えている。また、この制御部100には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル114が接続されている。
ここで、制御部100は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト200のプリンタドライバ201が生成した印刷データ等をケーブル或いはネットを介してI/F106で受信する。
そして、制御部100のCPU101は、I/F106に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC105にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行ってヘッド制御部107に転送し、ヘッド制御部107から所要のタイミングでヘッドドライバ108に画像データや駆動波形を出力する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成は、例えばROM102にフォントデータを格納して行っても良いし、ホスト200側のプリンタドライバ201で画像データをビットマップデータに展開してこの装置に転送するようにしても良い。ここでは、プリンタドライバ201で行うようにしている。
ヘッド制御部107の駆動波形生成部は、ROM102に格納されてCPU101で読み出される駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び増幅器等で構成され、1の駆動パルス或いは複数の駆動パルスで構成される駆動波形をヘッドドライバ108に対して出力する。
ヘッドドライバ108は、シリアルに入力される記録ヘッド11の1行分に相当する画像データ(ドットパターンデータ)に基づいてヘッド制御部107の駆動波形生成部から与えられる駆動波形を構成する駆動パルスを選択的に記録ヘッド11の圧力発生手段に対して印加することで記録ヘッド11を駆動する。なお、このヘッドドライバ108は、例えば、クロック信号及び画像データであるシリアルデータを入力するシフトレジスタと、シフトレジスタのレジスト値をラッチ信号でラッチするラッチ回路と、ラッチ回路の出力値をレベル変化するレベル変換回路(レベルシフタ)と、このレベルシフタでオン/オフが制御されるアナログスイッチアレイ(スイッチ手段)等を含み、アナログスイッチアレイのオン/オフを制御することで駆動波形に含まれる所要の駆動パルスを選択的に記録ヘッド11の圧力発生手段に印加する。
主走査モータ駆動部110は、CPU101側から与えられる目標値とリニアエンコーダ74からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値に基づいて制御値を算出して内部のモータドライバを介して主走査モータ5を駆動する。
同様に、副走査モータ駆動制御部111は、CPU101側から与えられる速度・位置プロファイルに基づいた目標値とモータエンコーダ143又はローラエンコーダ146からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値、位置検出値に基づいて、用紙の送り量を決定し、この送り量に応じた制御値を算出して内部のモータドライバを介して副走査モータ(搬送モータ)131を駆動する。
次に、この画像形成装置における用紙22の送り制御(用紙搬送制御)について図5以降をも参照して説明する。
ここでは、印刷データを受信すると、当該印刷モードが画像品質を優先(印刷速度は相対的に遅くなる)する高画質印刷モードであるか、印刷速度を優先(画像品質は相対的に低下する)する高速印刷モードであるかを判別する。
そして、高画質印刷モードのときには、ローラエンコーダ146の検出出力(検出結果)を検出値として副走査モータ131を駆動することで用紙22を搬送する制御を行い、高速印刷モードのときには、モータエンコーダ143の検出出力(検出結果)の検出値として副走査モータ131を駆動することで用紙22を搬送する制御を行う。
つまり、前述したように、駆動機構において搬送ローラ、搬送モータ以外に減速のための減速機構を有して駆動機構の小型化を図った場合、より搬送モータ軸に近い軸上の回転検出手段を使用してフィードバック制御を行なうと、回転検出手段が搬送ローラ軸からは遠いために駆動力伝達系における偏心の誤差が増え、実際の用紙の搬送で誤差が大きくなる。一方、より搬送ローラ軸に近い軸上に回転検出手段を設けてフィードバック制御を行なうと、モータ軸からは遠いために制御の遅れ要素や剛性の低下による制御性が低下し高速制御ができなくなる。
そこで、ここでは、駆動機構において搬送ローラ、搬送モータ以外に減速のための減速機構を有して駆動機構の小型化を図った上で、駆動機構に回転検出手段を複数有し、印刷モードに応じて使用する回転検出段の検出結果を選択するようにしているので、高画質、高速のいずれの印刷モードにも対応できる。
つまり、画質重視の場合は、搬送ローラ軸又は搬送ローラ軸により近い軸に設けた回転検出手段の検出結果に基づいて搬送モータをフィードバック制御で駆動することによって、駆動系の誤差による影響を低減して高画質画像の形成を行なえるようにする。
一方、速度重視の場合は、搬送モータ軸又はより搬送モータ軸に近い軸に設けた回転検出手段の検出結果に基づいて搬送モータをフィードバック制御で駆動することによって、制御の遅れ要素や剛性の低下による制御性が低下することなく、高速印刷を行なえるようにしている。
次に、本発明の他の実施形態について図6を参照して説明する。なお、同図は同実施形態における副走査駆動制御部を示すブロック図である。
この実施形態では、前述した実施形態と同様に、副走査モータ(搬送モータ)131の回転を検出するモータエンコーダ143と、搬送ローラ32の回転を検出するローラエンコーダ146と、印刷モードに応じて、モータエンコーダ143の検出出力又はローラエンコーダ146の検出出力と、フィードバック制御のための速度・位置プロファイルに従って送り量(搬送モータ131の回転量及び速度)を決定する送り量演算部151とを備えている。
そして、搬送モータ(副走査モータ)131から搬送ローラ32に至るまでに駆動力伝達系における、ローラやプーリの回転偏心量を予め補正値として記憶した補正値記憶手段152を備え、送り量演算部151は送り量を決定するときに、補正値に基づいてモータエンコーダ143の検出出力又はローラエンコーダ146の検出出力を補正し、あるいは、決定した送り量を補正する(いずれの補正方法をとるかは、補正値として記憶する内容に従うものであって、いずれの補正方法も本発明にいう「補正」である。)。
つまり、より搬送モータ軸に近い軸上の回転検出手段の検出結果に基づいてフィードバック制御を行なう場合、フィードバック制御は高速かつ安定化が容易なものの、搬送ローラ軸からは遠いための偏心の誤差が増え実際の用紙搬送での誤差が相対的に大きくなる。そこで、予め、搬送ローラや各プーリの回転偏心量を補正値として求めて記憶手段に記憶しておき、また、それぞれの回転検出手段にホームポジションを設け、それぞれの回転検出手段の検出出力から記憶手段に記憶されている補正値を選択又は算出して、用紙の搬送量を補正することで、搬送モータ軸上の回転検出手段を使用してフィードバック制御を行なう場合でも、制御性を損なわないまま、用紙の搬送誤差を低減することができる。
さらに、この実施形態では、補正値記憶手段152に記憶した補正値を修正するための補正値修正手段153を備えている。なお、この場合には補正値記憶手段152は書替え可能な不揮発性メモリ、例えば前記実施形態におけるVRAMを使用する。
この補正値修正手段153は、補正値の修正指示(例えば、ホスト200のプリンタドライバ201からの指示、或いは操作パネル114からの指示)が与えられたときには、この画像形成装置自体を制御して予め保持している特定のパターン画像(送り量をパラメートとする複数のテストパターン)を印刷出力させる。そして、ユーザー側で出力された特定のパターン画像のうち、画質が最も良いと判断するパターンに関する情報を入力することで、当該パターンに応じて補正値を修正する。
これによって、搬送ローラの磨耗やその他の駆動力伝達系の変動要因によって記憶手段に記憶している補正値に誤差が生じた場合でも、その誤差を修正することができて、安定して高い精度での紙送り制御を行なうことができるようになる。
なお、上記実施形態においてはシリアル型画像形成装置の副走査駆動について説明したが、ライン型画像形成装置において被記録媒体を間歇的に搬送駆動する場合にも同様に適用することができる。また、搬送ベルトを用いないで搬送ローラだけで被記録媒体を搬送する画像形成装置にも同様に適用することができる。さらに、搬送モータと搬送ローラとの間の減速機構の軸の回転を検出する手段を備える場合でも同様に適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の全体構成を説明する側面説明図である。 同機構部の要部平面説明図である。 同機構部の副走査駆動機構の要部説明図である。 同装置の制御部の概略ブロック説明図である。 同装置における用紙搬送制御の説明に供するフロー図である。 本発明に係る画像形成装置の他の実施形態の説明に供するブロック図である。
符号の説明
3…キャリッジ
4…主走査モータ
11…記録ヘッド
31…搬送ベルト
32…搬送ローラ
131…副走査モータ(搬送モータ)
134、135…減速プーリ
143…モータエンコーダ
146…ローラエンコーダ
111…副走査モータ駆動部

Claims (3)

  1. 画像が形成される被記録媒体を搬送するための搬送ローラに対して搬送モータの駆動力を減速機構を介して伝達する画像形成装置において、前記搬送ローラの軸、前記搬送モータ軸及び前記減速機構の回転軸のうちの少なくとも2以上の軸の回転をそれぞれ検出する複数の検出手段を備え、前記被記録媒体に画像を形成するときの速度又は画像品質が異なる複数の印刷モードを有し、この印刷モードに応じて前記複数の検出手段による1又は複数の検出結果に基づいて前記被記録媒体の搬送を制御する手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記搬送ローラ、減速機構、搬送モータの回転偏心量を予め補正値として記憶する記憶手段を有し、前記各検出手段の検出結果及び前記補正値に基づいて前記被記録媒体を搬送することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、前記被記録媒体に予め定めた特定の画像パターンの画像を形成する手段と、前記形成した特定の画像パターンに対応して入力される補正値に関する情報に応じて前記補正値を修正する手段とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101488562B1 (ko) 2011-08-19 2015-02-02 캐논 가부시끼가이샤 인쇄 장치 및 인쇄 매체의 반송 방법

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