JP2006224357A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録ヘッドとサブタンクをキャリッジに搭載したキャリッジはサブタンクに記録液を供給する記録液供給チューブからの外力を受けて案内部材との間で傾きを生じる。
【解決手段】 キャリッジ4には記録ヘッド11とサブタンク15が搭載されて、サブタンク15にインク供給チューブ16が接続されるとともに、主走査モータ5に取り付けた駆動プーリ6Aと従動プーリ6Bとの間に張り渡されたタイミングベルト7をキャリッジ4のベルト結合部4aに固定し、タイミングベルト7とキャリッジ4のベルト結合部4aの位置を、駆動プーリ6Aと従動プーリ6Bの接線を結んだ位置からずれた位置にすることで、キャリッジ4にタイミングベルト7の張力によってガイドロッド2に対して副走査方向上流側に押し付ける方向(矢示a方向)のテンションが掛けられた状態にした。
【選択図】 図3

Description

本発明は画像形成装置に関し、特に記録ヘッドを主走査方向に走査し、用紙を副走査方向に送って画像を形成する画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、プリンタ/ファックス/複写機複合機等の各種画像形成装置としては、記録液(例えばインク)の液滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッドをキャリッジに搭載して、このキャリッジを用紙(材質を紙に限定するものではなく、また、被記録媒体、記録媒体、記録紙、転写材などとも称されるものを含む。)の搬送方向に対して直交する方向にシリアルスキャン(主走査)させるとともに、用紙を記録幅に応じて間歇的に搬送し、搬送と記録を交互に繰り返すことによって用紙に画像を形成(記録、印刷、印字、印写も同義で使用する。)するシリアル型画像形成装置がある。
このような画像形成装置として、特許文献1に記載されているようい、駆動プーリとアイドラプーリの間に張り渡された歯付きベルトに取り付けられ、案内部材を主走査方向に往復移動可能なキャリッジを備え、このキャリッジには記録液の液滴を吐出する記録ヘッド及びこの記録ヘッドに記録液を供給する記録液供給手段(サブタンク)を搭載し、装置本体側の記録液収容手段(メインタンク)から記録液供給チューブ(インク供給チューブ)を介してサブタンクに記録液を供給するサブタンク方式の画像形成装置が知られている。
特開平6−344626号公報
また、駆動プーリとアイドラプーリの間に張り渡された歯付きベルトに取り付けられ、案内部材を主走査方向に往復移動可能なキャリッジを備えた画像形成装置において、ベルトの振動がキャリッジに伝達されてキャリッジが振動するのを防止するため、特許文献2に記載されているように、ベルトに接触する振動防止部材を設けた画像形成装置がある。
特開平11−263049号公報
上述したような記録液(インク)供給チューブを有するサブタンク方式のインクジェット記録装置において、印字品質(画像品質)を確保するためには、用紙の送り精度を高精度にするとともに、キャリッジの動作(主走査)の精度を高精度にしなければならない。
このキャリッジの主走査精度が低くなると、主走査方向での液滴の着弾位置のバラツキが生じて画像品質が低下することになる。このためには、キャリッジやキャリッジを案内する案内部材、例えばガイドレールやガイドロッドなどの摺動部の部品寸法を高精度にすることによって対応することができるものの、キャリッジが摺動するためには案内部材との間でクリアランスが必ず必要になる。
しかしながら、最近における画像形成装置の高画質化の下では、このキャリッジが摺動するのに必要な最低限のクリアランス内のガタツキをも抑えなければならなくなっている。
この場合、通常の記録液供給チューブを有していないタイプのキャリッジを備える画像形成装置であれば、キャリッジの重量バランスと、駆動ベルトとキャリッジの係合位置を十分に評価吟味することで、摺動時にガタツキのない安定したキャリッジ動作(主走査)の精度を得ることができる。
ところが、記録液供給チューブを有するサブタンク方式の画像形成装置にあっては、キャリッジの往復動作によって、キャリッジが少なからず供給チューブからの安定しないベクトルを有する外力を受けるため、それが動作中のキャリッジのガタつきの原因となるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、サブタンク方式で、キャリッジの主走査精度を向上した画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、歯付きベルトの張力で、キャリッジには案内部材に対して主走査方向と直交する面内の一方向に押し付ける方向のテンションが掛けられている構成としたものである。
ここで、キャリッジには案内部材に対してキャリッジを下方向に押し付ける方向のテンション、あるいは、案内部材に対してキャリッジを副走査方向下流側に押し付ける方向のテンション、若しくは、案内部材に対してキャリッジを副走査方向上流側に押し付ける方向のテンションが掛けられていることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置によれば、歯付きベルトの張力で、キャリッジには案内部材に対して主走査方向と直交する面内の一方向に押し付ける方向のテンションが掛けられているので、サブタンク方式で、キャリッジと案内部材とのガタツキを低減してキャリッジの主走査精度を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を説明する側面説明図、図2は同じく概略平面説明図である。
この画像形成装置は、フレーム1を構成する左右の側板1A、1Bに横架したガイド部材(案内部材)であるガイドロッド2と、ガイド部材であるステー3とでキャリッジ4を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ5によって回転駆動される駆動プーリ6Aと従動プーリ6B間に架け渡した歯付きベルトであるタイミングベルト7にベルト結合部3aを介して結合し、主走査モータ5を回転駆動することでタイミングベルト7を介して図2で矢示方向(主走査方向)に移動走査される。
このキャリッジ4には、例えばイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド11を複数のインク吐出口(ノズル)を形成したノズル面11aのノズル列を主走査方向と直交する方向(副走査方向)に配列し、インク吐出方向を下方に向けて装着している。なお、ここでは独立した液滴吐出ヘッドを用いているが、各色の記録液の液滴を吐出する複数のノズル列を有する1又は複数のヘッドを用いる構成とすることもできる。また、色の数及び配列順序はこれに限るものではない。
記録ヘッド11を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
この記録ヘッド11にはドライバICを搭載し、図示しない制御部との間でハーネス(フレキシブルプリントケーブル)12を介して接続している。
また、キャリッジ4には、記録ヘッド11に各色のインクを供給するための各色の記録液供給手段であるサブタンク15を搭載している。この各色のサブタンク15には各色の記録液供給チューブであるインク供給チューブ16を介して、カートリッジ装填部9に装着された各色の記録液収容手段であるインクカートリッジ(メインタンク)10から各色のインクが補充供給される。なお、このカートリッジ装填部9にはインクカートリッジ10内のインクを送液するための供給ポンプユニット17が設けられ、また、インク供給チューブ16は這い回しの途中でフレーム1を構成する後板1Cに係止部材18にて保持されている。
一方、給紙トレイ20の用紙積載部(圧板)21上に積載した用紙22を給紙するための給紙部として、用紙積載部21から用紙22を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)23及び給紙コロ23に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド24を備え、この分離パッド24は給紙コロ23側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙22を記録ヘッド11の下方側に送り込むために、用紙22を案内するガイド部材25と、カウンタローラ26と、搬送ガイド部材27と、先端加圧コロ29を有する押さえ部材28とを備えるとともに、給送された用紙22を静電吸着して記録ヘッド11に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト31を備えている。
この搬送ベルト31は、無端状ベルトであり、搬送ローラ32とテンションローラ33との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成し、周回移動しながら帯電ローラ34によって帯電(電荷付与)される。
この搬送ベルト31としては、1層構造のベルトでも良く、又は複層(2層以上の)構造のベルトでもよい。1層構造の搬送ベルト31の場合には、用紙32や帯電ロー34に接触するので、層全体を絶縁材料で形成している。また、複層構造の搬送ベルト31の場合には、用紙22や帯電ローラ34に接触する側は絶縁層で形成し、用紙22や帯電ローラ34と接触しない側は導電層で形成することが好ましい。
1層構造の搬送ベルト31を形成する絶縁材料や複層構造の搬送ベルト31の絶縁層を形成する絶縁材料としては、例えばPET、PEI、PVDF、PC、ETFE、PTFEなどの樹脂又はエラストマーで導電制御材を含まない材料であることが好ましく、体積抵抗率は1012Ωcm以上、好ましくは1015Ωcmなるように形成する。また、複層構造の搬送ベルト31の導電層を形成する材料としては、上記樹脂やエラストマーにカーボンを含有させて体積抵抗率が10〜10Ωcmとなるように形成することが好ましい。
帯電ローラ34は、搬送ベルト31の表層をなす絶縁層(複層構造のベルトの場合)に接触し、搬送ベルト31の回動に従動して回転するように配置され、軸の両端に加圧力をかけている。この帯電ローラ34は、体積抵抗率が10〜10Ω/□の導電性部材で形成している。この帯電ローラ34には、後述するように、ACバイアス供給部(高圧電源)から例えば2kVの正負極のACバイアス(高電圧)が印加される。このACバイアスは、正弦波や三角波でもよいが、方形波の方がより好ましい。
また、搬送ベルト31の裏側には、記録ヘッド11による印写領域に対応してガイド部材35を配置している。このガイド部材35は、上面が搬送ベルト31を支持する2つのローラ(搬送ローラ32とテンションローラ33)の接線よりも記録ヘッド11側に突出させることで搬送ベルト31の高精度な平面性を維持するようにしている。
この搬送ベルト31は、副走査モータ36によって駆動ベルト37及びタイミングローラ38を介して搬送ローラ32が回転駆動されることによって図2のベルト搬送方向に周回移動する。なお、図示しないが、搬送ローラ32の軸には、スリットを形成したエンコーダホイールを取り付け、このエンコーダホイールのスリットを検知する透過型フォトセンサを設けて、これらのエンコーダホイール及びフォトセンサによってホイールエンコーダを構成している。
さらに、記録ヘッド11で記録された用紙22を排紙トレイ40に排紙するための排紙部として、搬送ベルト31から用紙22を分離するための分離爪41と、排紙ローラ42及び排紙コロ43とを備えている。
また、装置本体1の背面部には、両面印刷を行なうときに用紙22を反転させる手段である両面ユニット51が着脱自在に装着されている。この両面ユニット51は搬送ベルト31の逆方向回転で戻される用紙22を取り込んで反転させて再度カウンタローラ26と搬送ベルト31との間に給紙する。また、この両面ユニット51の上面は手差しトレイ52としている。
さらに、キャリッジ4の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド11のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構61を配置している。この維持回復機構61には、記録ヘッド11の各ノズル面11aをキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)62a〜62d(区別しないときは「キャップ62」という。)と、ノズル面11aをワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード63と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行なうときの液滴を受ける空吐出受け64などを備えている。ここでは、キャップ62aを吸引及び保湿用キャップとし、他のキャップ62b〜62dは保湿用キャップとしている。
また、キャリッジ4の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行なうときの液滴を受ける空吐出受け68を配置し、この空吐出受け68には記録ヘッド11のノズル列方向に沿った開口69などを備えている。
また、図1に示すように、キャリッジ4の前方側には、スリットを形成したエンコーダスケール72を主走査方向に沿って設け、キャリッジ4の前面側にはエンコーダスケール72のスリットを検出する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ73を設け、これらによって、キャリッジ4の主走査方向位置(ホーム位置に対する位置)を検知するためのリニアエンコーダ74を構成している。
さらに、キャリッジ4の印字領域側側面部に搬送ベルト31で搬送される用紙22の有無を検知する反射型フォトセンサで構成した検知手段である用紙センサ75を設けている。この第1用紙センサ75は記録ヘッド11による記録位置(印字領域)よりも用紙搬送方向上流側で用紙22を検知できる位置に設けている。また、この用紙センサ75はキャリッジ3がホーム位置(図2で右端に移動した位置)にあるときに記録領域側(搬送ベルト31側)に位置する側に設けている。
また、搬送ローラ31とカウンタローラ26とで搬送ローラニップ部78を形成し、この搬送ローラニップ部78よりも用紙搬送方向上流側の所定の位置に用紙22を検出する用紙センサ77を配置している。この用紙センサ77は用紙22が検知レバー77aを変位させることで用紙22を検出する(図1の破線図示の位置がオン位置である)。なお、この用紙センサ77は用紙22の給紙を検出するためのものである。
このように構成した画像形成装置においては、給紙部から用紙22が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙22はガイド25で案内され、搬送ベルト31とカウンタローラ26との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド27で案内されて先端加圧コロ29で搬送ベルト31に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、後述するACバイアス供給部から帯電ローラ34に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト31が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト31上に用紙32が給送されると、用紙22が搬送ベルト31に静電力で吸着され、搬送ベルト31の周回移動によって用紙22が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ4を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド11を駆動することにより、停止している用紙22にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙22を所定量搬送後、次の行の記録を行なう。記録終了信号又は用紙22の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙22を排紙トレイ40に排紙する。
また、両面印刷の場合には、表面(最初に印刷する面)の記録が終了したときに、搬送ベルト31を逆回転させることで、記録済みの用紙32を両面給紙ユニット51内に送り込み、用紙22を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)再度カウンタローラ26と搬送ベルト31との間に給紙し、タイミング制御を行って、前述したと同様に搬送ベル31で搬送して裏面に記録を行った後、排紙トレイ40に排紙する。
次に、この画像形成装置における主走査駆動機構の詳細について図3以降をも参照して説明する。なお、図3以降では図を簡単にするためにキャリッジ4に搭載するヘッドは2ヘッド構成としている。
先ず、図3に示す第1実施形態は、図2にも示すように、主走査モータ(駆動モータ)5を垂直方向に配置し、この駆動モータ5のモータ軸に取り付けた駆動プーリ6Aと従動プーリ6Bとの間に張り渡された歯付きベルトであるタイミングベルト7を、キャリッジ4のベルト結合部4aに固定されている。
ここで、タイミングベルト7とキャリッジ4のベルト結合部4aの位置関係は、駆動プーリ6Aと従動プーリ6Bの接線を結んだ位置からずれた位置に、ここでは副走査方向下流側にキャリッジ4のベルト結合部4aがずれた位置にある。そのため、キャリッジ4には、タイミングベルト7の張力によって案内部材であるガイドロッド2に対して、主走査方向と直交する面内の一方向である副走査方向上流側に押し付ける方向(矢示a方向)のテンションが掛けられることになる。
この状態で、キャリッジ4は、動作中にも矢示a方向に、動作中も常にタイミングベルト7の張力の影響を受けることになる。
ここで、キャリッジ4に働く外力の代表例としてインク供給チューブ16による例を図4ないし図6を参照して説明する。
キャリッジ4が図4に示すように右端にあるとき、この例のようなインク供給チューブ16の這いまわしの場合には、この状態が一番チューブ16に無理がかからない自然な状態となり、キャリッジ4は矢印Bの方向にチューブ16の反発力を受ける。
この状態からキャリッジ4が左方向に移動して図5に示すように中央付近に位置すると、チューブ16に徐々に無理が掛かり始め、キャリッジ4が受けるチューブ16の反発力は増加しつつ、矢印Cの方向にチューブ16の反発力を受けることになる。
さらに、キャリッジ4が左方向に移動して図6に示すように左端に位置すると、このときにはチューブ16に最も負荷をかけた状態であるので、キャリッジ4が受けるチューブ16からの反発力は最大となり、矢印Dの方向にチューブ16の強い反発力を受けることになる。
このように、インク供給チューブ16を有するキャリッジ4は往復動作中にもこのような外力を受けつつ動作している。また、動作することにより発生する各部品の振動も大きな外力となっている。
これらのキャリッジ4に働く外力が変動することによって、キャリッジ4の摺動部では摺動クリアランスの範囲内でがたつきを生じることになる。つまり、図7に示すように、キャリッジ4側に摺動部であるガイドブッシュ2A、2Bを嵌装し、このガイドブッシュ2A、2B内にガイドロッド2を挿通することでキャリッジ4がガイドロッド2に沿って摺動できるようにしているが、ガイドブッシュ2A、2Bとガイドロッド2との間には摺動可能とするためにクリアランスEが必要である。
ここで、キャリッジ4に外力が作用すると、例えば図8に示すように、ガイドロッド2に対してキャリッジ4が傾くことになり、キャリッジ4に作用する外力やその方向が変動することによって、キャリッジ4の傾きも変動することになるので、記録ヘッド11から吐出した液滴の着弾位置にバラツキが生じて画像品質が影響を受けることになる。
通常、キャリッジ4のガイドブッシュ2A、2Bとガイドロッド2との間のクリアランスEは、数10μm程度の摺動に必要な最低限の僅かなクリアランスであるが、この数10μmのガタつきでも、画像品質に悪影響を及ぼしてしまうことがある。
そこで、上記実施形態のように、キャリッジ4に、タイミングベルト7の張力によって、ガイドロッド2に対して、主走査方向と直交する面内の一方向である副走査方向上流側に押し付ける方向(矢示a方向)のテンションを掛けた状態にすることで、図9に示すように、矢示a方向に軽く引っ張られたキャリッジ4の摺動部であるガイドブッシュ2A、2Bはガイドロッド2に対してクリアランス分片側に寄りやすくなり、クリアランス内での遊び、ばたつきが小さくなる。
このように、歯付きベルトの張力で、キャリッジには案内部材に対して主走査方向と直交する面内の一方向に押し付ける方向のテンションが掛けられている構成とすることで、サブタンク方式であっても、キャリッジと案内部材とのガタツキを低減してキャリッジの主走査精度を向上することができる。
次に、キャリッジを引っ張る方向、つまり、テンションの方向を変えた他の異なる実施形態について図10及び図11を参照して説明する。
図10に示す他の実施形態は、タイミングベルト7の張力によって、キャリッジ4を搬送方向下流側に向けて(矢示b方向)に押すようにプーリ6A,6Bを配置した例である。図11に示す更に他の実施形態は、タイミングベルト7の張力によって、キャリッジ4を下方に(矢示c方向)に押すように、プーリ6A,6Bを配置した例であり、このときには、キャリッジ4の自重もタイミングベルト7を下方に押す作用を与えることになるので、大きなテンションを与えることができる。
なお、上記実施形態では搬送ベルトで用紙を搬送する構成で説明しているが、搬送ローラだけで用紙を搬送する構成であってもよく、また、本発明はプリンタ構成のインクジェット記録装置に限らず、複写装置、ファクシミリ装置、複写装置/プリンタ/ファクシミリ装置の複合機などの画像形成装置にも適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の一例の全体構成を説明する側面説明図である。 同じく模式的平面説明図である。 本発明の実施形態を説明する模式的説明図である。 キャリッジが右端にあるときにキャリッジに作用するインク供給チューブからの外力の説明に供する模式的説明図である。 同じくキャリッジが中央付近にあるときにキャリッジに作用するインク供給チューブからの外力の説明に供する模式的説明図である。 同じくキャリッジが左端にあるときにキャリッジに作用するインク供給チューブからの外力の説明に供する模式的説明図である。 キャリッジとガイドロッドのクリアランスの説明に供する説明図である。 外力によってキャリッジがガイドロッドに対して傾いた状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の作用を説明する説明図である。 本発明の他の実施形態を説明する模式的説明図である。 本発明の更に他の実施形態を説明する模式的説明図である。
符号の説明
4…キャリッジ
5…主走査モータ
6A…駆動プーリ
6B…従動プーリ
7…タイミングベルト
11…記録ヘッド
10…インクカートリッジ
15…サブタンク
16…インク供給チューブ
20…給紙トレイ
22…被記録媒体(用紙)
31…搬送ベルト
32…搬送ローラ

Claims (4)

  1. 駆動プーリとアイドラプーリの間に張り渡された歯付きベルトに取り付けられ、案内部材を主走査方向に往復移動可能なキャリッジを備え、このキャリッジには記録液の液滴を吐出する記録ヘッド及びこの記録ヘッドに記録液を供給する記録液供給手段を搭載し、装置本体側の記録液収容手段から記録液供給チューブを介して前記記録液供給手段に記録液を供給する画像形成装置において、前記歯付きベルトの張力で、前記キャリッジには前記案内部材に対して主走査方向と直交する面内の一方向に押し付ける方向のテンションが掛けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記キャリッジには前記案内部材に対してキャリッジを下方向に押し付ける方向のテンションが掛けられていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記キャリッジには前記案内部材に対してキャリッジを副走査方向下流側に押し付ける方向のテンションが掛けられていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記キャリッジには前記案内部材に対してキャリッジを副走査方向上流側に押し付ける方向のテンションが掛けられていることを特徴とする画像形成装置。
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