JP5383118B2 - 記録装置および搬送ローラの原点検出方法 - Google Patents

記録装置および搬送ローラの原点検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、記録媒体の搬送制御に関する。特に、搬送ローラを用いて記録媒体を搬送する構成において、搬送ローラの回転時の原点あるいは位相を検出するための構成および方法に関する。
近年の記録装置においては、普通紙のみならず、専用紙への写真画像の印刷用途が多くなって来ている。特に、インクジェット記録装置ではインク滴の小液滴化が進み、銀塩写真と同等以上の画像を高解像に出力することが可能になって来ている。このような画像の高解像度化に伴って用紙搬送の高精度化も進められ、金属シャフトに砥石をコーティングした搬送ローラを用いたり、このような搬送ローラを精度よく搬送制御するための方法が数多く提案されたりしている。
例えば、特許文献1には、搬送ローラと同軸上にコードホイールを設け、その円周部に等間隔に形成されたスリットを装置内に固定されたエンコーダセンサで検知する構成が開示されている。これによれば、スリットを検知する周期などに応じて搬送ローラを回転するDCモータの駆動制御を行う技術が開示されている。そして同文献によれば、搬送ローラの偏心に起因する搬送誤差を補正するために、コードホイールに上記スリットとは別に回転位相検出用のパターンを設け、当該パターンをまた別のセンサで検出することにより、搬送ローラの原点を取得する方法が開示されている。
図20は、コードホイールと各センサの設置状態を説明するための断面図である。フィルム状のコードホイール2002は、搬送ローラ2001と回転軸を等しくし、その円周に広がって設置されている。コードホイール2002には、等間隔に配置され位置精度検出のために用いられるスリット2002aと、ローラ回転の位相検出のために用いられる帯状のパターン2002bが印刷されている。エンコーダセンサ2003は、コードホイール2002の回転に伴ってスリット2002aが通過する位置に設置され、コードホイール2002すなわち搬送ローラ2001の回転量を検出する。一方、エッジセンサ2004は、コードホイール2002の回転に伴って移動するパターン2002bのエッジを検知し、この検知したタイミングを利用してローラ回転時の原点を設定することが出来るようになっている。
図21は、搬送ローラの原点を検出するための別の構成例を示す図である。本例において、搬送ローラ2101の一部には被センサ部2102が取り付けられており、搬送ローラ2101の回転に伴って円を描いて移動する。フォトインタラプタ2103は、装置内の被センサ部2102が通過する位置に固定されており、被センサ部2102がフォトインタラプタ2103を遮断したタイミングから搬送ローラ2101の原点を検出することが出来る。
このように、搬送ローラの偏心に起因する搬送誤差を補正しつつ搬送制御を精度の高い状態で行うためには、搬送ローラの回転量を検出する仕組みとは別に、搬送ローラの原点を検出するための仕組みも必要になっている。
特開2006−240055号公報
しかしながら上記従来の構成では、原点検出のために位相検知用のフォトインタラプタのような電子デバイス素子やこれに対するケーブル配線が新たに必要となり、装置のコスト上昇が避けられない状況であった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、コストの上昇を伴わないような比較的簡易な構成で、記録媒体を搬送する搬送ローラの回転時の原点を正確に検出することが可能な記録装置を提供することである。
そのために本発明においては、録媒体に画像を記録する記録装置であって、前記記録媒体を搬送するための搬送ローラ、前記搬送ローラの回転を検出するエンコーダ手段と、前記搬送ローラの回転を所定の回転位置でロックするロック手段と、を有し、前記ロック手段によって前記搬送ローラがロックされた状態を、前記エンコーダ手段の検出における回転位相の原点とすることを特徴とする。
また、記録ヘッドを用いて記録媒体に画像を記録する記録装置における前記記録媒体を搬送するための搬送ローラの原点検出方法であって、前記搬送ローラをロックするためのトリガ手段をロックポジションに移動する工程と、前記搬送ローラを回転する回転工程と、前記回転工程における前記搬送ローラの回転の開始から前記搬送ローラがロックされた時までの前記搬送ローラの回転量をカウントするカウント工程と、前記カウント工程によって取得したカウント値を記憶する工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、新たな電子デバイスやこれに対するケーブル配線を設けることなく、安価な数点の機械部品の組み立てを追加することにより、搬送ローラの原点を正確に取得し、記録媒体を高精度に搬送制御することが可能となる。
本発明を実施する為の最良の形態について、以下に図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態における記録装置の機構部の斜視図である。
(A)給紙部
給紙部は記録媒体を積載する圧板21、記録用紙Pを1枚ずつ給紙する給紙ローラ28、記録用紙Pを分離する不図示の分離ローラ、記録媒体を積載位置に戻す為の不図示の戻しレバー、等が給紙部ベース20に取り付けられた構成となっている。圧板21には可動サイドガイド23が移動可能に設けられて、記録媒体の積載位置を規制している。圧板21は給紙部ベース20に結合された回転軸を中心に回転可能で、不図示の圧板バネにより給紙ローラ28の方向に付勢されている。給紙ローラ28は断面円弧の棒状をしており、記録媒体の表面に接触しながら回転することによってこれを装置内部へと給送する。記録媒体は給紙ローラ28と分離ローラから構成されるニップ部に突き当たり、このニップ部で分離され、最上位の記録媒体のみが更に内部へと搬送される。給紙ローラ28の回転力は、給紙駆動手段となる給紙モータ99の駆動力が駆動伝達ギアや遊星ギア等を介して得られている。給紙モータ99の駆動力は後述するクリーニング部にも伝達されている。
(B)送紙部
送紙部の主な機構は、曲げ起こした板金シャーシ11およびモールド成型のシャーシ97、98に取り付けられている。送紙部に送られて来た記録媒体は、送紙部の入口に配設されたペーパガイドとピンチローラホルダ30に案内されて、搬送ローラ36とピンチローラ37から成るローラ対に挟持される。搬送ローラ36は金属軸の表面にセラミックの微小粒をコーティングした構成になっており、その両軸の金属部分はシャーシ11に取り付けられた軸受け部に支持されている。ピンチローラホルダ30には、ピンチローラばね31によって搬送ローラ36の表面に付勢されている複数のピンチローラ37が保持されており、ピンチローラ37は搬送ローラ36の表面に当接しこれに従動する。
図2および図3は、本実施形態の記録装置における送紙部を含む搬送機構を詳細に説明するための断面図および斜視図である。搬送ローラ36の回転力は、DCモータからなる搬送モータ35の駆動力がタイミングベルト39を介して搬送ローラ36の軸上に設けられたプーリギア361に伝達されることによって得られている。搬送ローラ36の同軸上には150〜360lpiのピッチでスリットを形成したコードホイール362が直結されている。そして、搬送ローラエンコーダセンサ363は、コードホイール362上のスリットが通過する回数やタイミングを読み取るようにシャーシ11の図の位置に固定されている。
再度図1を参照するに、搬送モータ35によって搬送ローラ36およびピンチローラ37からなるローラ対が回転すると、これらローラ対に挟持された記録媒体が装置内を搬送される仕組みになっている。ピンチローラホルダ30には記録媒体の先端や後端を検出したり、位置決めしたりするためのエッジセンサが設けられており、当該エッジセンサの検出によって、記録媒体はシャーシ11に取り付けられ記録部に位置するプラテン34上に位置決めされる。
(C)キャリッジ部
搬送ローラ36の下流側でプラテン34に下方から支持された記録媒体は、その上部を通過するキャリッジ50に搭載された記録ヘッド7によって、記録画像情報に基づいた画像が記録される。
キャリッジ50は、記録ヘッド7とこれにインクを供給するためのインクタンク71を搭載し、図のX方向へ移動可能になっている。本実施形態の記録ヘッド7は、個々の吐出口に対応した位置に備えられたヒータに電圧パルスを印加し、発生した膜沸騰における気泡の成長または収縮によって生じる圧力変化を利用して、個々の吐出口からインクを吐出する仕組みになっている。但し、このような吐出方法は、本発明を限定するものではない。
キャリッジ50は、記録媒体の搬送方向に対して直角方向に延在するキャリッジレール52とアッパーガイドレール111によって支持され、その移動方向が案内されている。キャリッジレール52はシャーシ11に取り付けられており、アッパーガイドレール111はシャーシ11に一体に形成されている。さらに、アッパーガイドレール111はキャリッジ50の端を保持し、記録ヘッド7の吐出口面と記録媒体との隙間を維持する役割も果たしている。
キャリッジ50の移動力は、シャーシ11に取り付けられたキャリッジモータ54の駆動力がアイドルプーリ542、およびアイドルプーリ542に張設、支持されているタイミングベルト541を介して供給される。150〜300lpiのピッチでマーキングを形成したコードストリップ561が、タイミングベルト541と平行な方向に張設されており、キャリッジ50に搭載された不図示のエンコーダセンサが、キャリッジ50移動中に上記マーキングを検知する。これにより、キャリッジ50の現在位置が検出できる仕組みになっている。フレキシブルケーブル57は、キャリッジ50の往復移動に追従しながら上記エンコーダセンサなどが設けられたキャリッジ50上のキャリッジ基板と装置内に固定されている電気基板91とを電気的に接続している。記録ヘッド7が記録を行うための記録信号は、電気基板91からフレキシブルケーブル34およびキャリッジ基板を介して送信され、この記録信号に従って移動中の記録ヘッド7の個々のヒータが駆動され、プラテン34上の記録媒体にドットが記録される。
(D)排紙部
排紙ローラ40の回転力は、搬送ローラ36の回転力が搬送ローラ36直結されたプーリギア361のギア部からアイドラギア45を介し、排紙ローラ40に直結された排紙ローラギア404に伝達することによって得られている。再度図2を参照するに、排紙ローラ40の軸上には排紙コードホイール402が設置され、排紙ローラエンコーダ403によって排紙ローラ40の回転量が検出されている。
拍車ホルダ43には複数の拍車が取り付けられており、これら拍車はコイルバネを棒状に設けた拍車バネによって排紙ローラ40の方へ押圧されている。記録ヘッド7によって画像が形成された記録媒体は、排紙ローラ40とこれら複数の拍車のニップに挟まれ、搬送されて排紙される。
(E)クリ−ニング部
クリーニング部60は、記録ヘッド7のクリーニングを行うポンプと記録ヘッド7の乾燥を抑えるためのキャップ、記録ヘッド7の吐出口面をクリーニングするブレード等から構成されている。クリーニング部の主な駆動力は、既に説明した給紙モータ99から伝達されることによって得られている。クリーニング部60は、キャップを記録ヘッド7に密着させた状態でポンプを作用させて記録ヘッド7から不要なインク等を吸引する吸引動作や、ブレードの移動により記録ヘッド7のフェース面をクリーニングするブレード動作などを実行する。
以下、本実施形態の特徴構成について詳細に説明する。
図4および図5は、本実施形態の搬送ローラ36における原点を検出する機構を説明するための図であり、図4は搬送ローラ36上のプーリギア361の表面から、図5は裏面からそれぞれ観察した場合を示している。ロックリング4001はプーリギア361に取り付けられており、円周部4001aと凹部4001bを有し、搬送ローラ36と一体に回転する。ロックレバー4002は、回転中心4002aを中心に回転することにより、ロック部4002bをロックリング4001の凹部4001bに突き当ててロックリング4001をロックすることが出来る。ロックリンクレバー4003はロックレバー4002の押圧や引き上げを行うレバーであり、ロックリンクレバー4003およびロックレバー4002間の押圧や引き上げ力はロックレバースプリング4004によって生成される。ロックリンクレバー4003を回動させる力Ftgは、キャリッジ50がホームポジションとは反対側の記録時の走査領域外にあるロックポジション(図1の左端部)に移動することによって発生する。
図6は、本実施形態の記録装置におけるキャリッジ50を図1とは反対の裏側から観察した状態を示す図である。キャリッジ50の背面には突起部50aが取り付けられており、キャリッジ50がロックポジションまで移動すると、突起部50aがロックリンクレバー4002の斜面4003aに当接するようになっている。このような当接によって所定の力Fcrがロックリンクレバー4002の斜面4003aに加わると、再度図4あるいは図5を参照するに、ロックリンクレバー4003を図の矢印の方向に回動させる方向のFtgが発生する。
図7(a)〜(c)は、図4〜図6で説明した機構によってロック機能が作用する工程を具体的に説明するための断面図である。
図7(a)は、キャリッジ50がロックポジションにない状態を示す図である。この時、ロックリンクレバー4003は押圧されていないので、ロックリング4001とロックリングレバー4002は離間している。記録動作中であれば、記録媒体を搬送するため、搬送ローラ36およびロックリング4001は図のCW方向に間欠的に回転している。
図7(b)は、キャリッジ50がロックポジションに移動し、ロックリンクレバー4003が突起部50aによって押圧され、メカ的なトリガがかかった状態を示している。Ftgの発生により、ロックリンクレバー4003が回動し、ロックレバースプリング4004の押圧力でロックレバー4002がロックリング4001の円周部4001aに当接する。このとき、ロックレバー4002がロックリングの円周部4001aから圧力を受けても、ロックレバー4002はロックリンクレバー4003内にストロークできるようになっている。よって、キャリッジ50の突起部50aとロックリンクレバー4003の間で衝突によるダメージは発生しない。また、このように、ロックレバー4002とロックリンクレバー4003を別部品で構成しておくことにより、ロックレバー4003のストローク量とロックリンクレバー4003のスウィング量をそれぞれ独立に設定することが出来る。結果、これら部品の公差に依存せず、ロックレバー4002がロックリングの凹部4001bに確実に入り込めるだけのストローク量を確保することが出来る。
図7(c)は、同図(b)の状態から更に搬送ローラ36を回転させて、当該回転がロックリング4001によってロックされた状態を示した図である。ロックレバー4002がロックリング4001の円周部4001aに当接した状態で、ロックリング4001が更にCW方向に回転すると、ロックレバー4002のロック部がロックリング4001の凹部4001bに入り込む。そして、その後のロックリング4001のCW方向の回転を阻害する。すなわち、ロックリング4001および搬送ローラ36は回転がロックされる。なお、このとき、ロックリング4001は、搬送モータ35からの動力を伝達するプーリギア361に固定されているので、搬送ローラ36とプーリギア361との間には、回転力が発生しない。
このようなロック状態が発生するのは、搬送ローラ36が一回転する中の決められた1つの位置のみである。よって、このように搬送ローラがロックされた位置を搬送ローラの位相の原点とすることが出来る。
なお、ロック状態を検出する際の搬送ローラの回転方向は、以上説明したように記録中の記録媒体を搬送する方向(CW方向)であることが好ましい。また、ロック状態においては、図8を参照するように、搬送ローラ36の駆動力Fdriveと、ロックレバー4002からのロック反力Flock、およびロックリング4001の回転モーメントMlockの合力Fが発生する。この際、搬送ローラ36を軸受け内に確実に設置させ、搬送の再現性を確保するために、合力Fが搬送ローラ36の軸を支持している軸受け8001の方向に働くように、個々の構成部材を配置することが好ましい。
以上では、ロックリング4001がタイミングベルト39の外れ防止機能も担っており、型構成においてプーリギア361と別体の構成で説明した。しかし、タイミングベルト39が外れる恐れが無かったり、搬送ローラ36がギアを介して駆動される形態であったりする場合には、ロックリング4001とプーリギア361は一体部品であってもよい。いずれにしても、搬送モータ35の駆動力や搬送ローラ36がロックされたときの反力が、搬送ローラ36とプーリギア361、もしくは搬送ローラ36とコードホイール362などの間に、回転位相のずれを招致しないように構成されることが要される。このとき、各部品に対するダメージを防止するために、搬送モータ35に対する駆動電圧やパルス幅に上限を定めたり、トルクに上限値を定めたりすることも有益である。
本実施形態において、搬送ローラ36の回転がロックされた状態は、図2を参照するに、搬送ローラエンコーダセンサ363がコードホイール362上のスリットを検知しなくなった状態で判断する。
図9(a)および(b)は、横軸で示した時間軸tに対し、搬送ローラエンコーダセンサ363がコードホイール362のスリットを検知するタイミングを示した図である。図9(a)は、搬送ローラ36が所定の速度で回転している状態を示している。ここでは、所定の時間内にSn〜Sn+6の7つのスリットを検知した状態を示している。コードホイール362には一定の間隔でスリットが形成されているので、搬送ローラ36が一定の速度で回転している場合には、搬送ローラエンコーダセンサ363はこの様な一定の間隔でスリットを検出する。一方、図9(b)は、搬送ローラ36の回転が途中でロックされた状態を示している。ここでは、Sn+3までのスリットが検知された後、それ以降のスリットが所定時間以上経過しても検知されなくなっている。このような、状況が発生したタイミングで、記録装置の制御部は搬送ローラ36がロック状態になったと判断することが出来る。
具体的には、例えば200ms程度の所定時間内において、検出したスリットの数が10以下であった場合にロック状態であると判断することが出来る。また、例えば1つのスリットを検知したタイミングから所定時間内に次のスリットを検知出来なかった場合にロック状態であると判断しても良い。このような本実施形態の構成であれば、高解像度に構成されている既存のエンコーダセンサを有用することにより、新たな電子デバイスを備えることなく、搬送ローラの原点位置を確実に検出することが出来る。
図11は、本実施形態の記録装置の制御の構成を説明するためのブロック図である。CPU501は、ROM504に記憶された各種プログラムに従って、コントローラ502を介して装置内の各機構の制御を行う。その際、RAM503は各種データを一次的に保存したり、処理を実行したりする際のワークエリアとして使用される。外部に接続されたホスト装置から受信した画像データに対し、CPU501は記録装置が記録できるような記録信号に変換するための画像処理を行う。そして、モータドライバ507を介して各種モータ506を駆動したり、記録ヘッドドライバ509を介して記録ヘッド7を駆動したりして、記録媒体に画像を形成する。図において、モータ506やモータドライバ507は、先術した搬送モータ35、キャリッジモータ54、給紙モータ99およびそれぞれのドライバを、一括して示している。
電気的に書き込み可能なEEPROM508には、工場での設定値や更新されるデータが格納されており、このデータはコントローラ502及びCPU501によって制御パラメータとして用いられる。センサ505は、装置内の各所に設置された温度センサやエンコーダセンサを一括して示したものであり、先述した搬送ローラエンコーダセンサ363も、その1つとなっている。CPU501は、搬送ローラエンコーダセンサ363がスリットを検知したカウント情報を、随時RAM503のリングバッファにインクリメントする。そして、原点が検出された場合には、その原点情報をRAM503の別領域あるいはEEPROMに記憶する。
図12は、搬送ローラ36の原点を検出する際にCPU501が実行する処理の工程を説明するためのフローチャートである。
原点検出処理が開始されると、CPU501はステップS1201にて、キャリッジモータ54を駆動してキャリッジ50をロックポジションへ移動する。これにより、キャリッジ50に取り付けられている突起部50aがロックリンクレバーの斜面4003aに突き当たり、ロックリンクレバー4003が回動し、ロックレバー4002がロックリング4001の円周部4001aに当接する。
続くステップS1202において、CPU501は、搬送モータ35を駆動して搬送ローラ36を記録媒体を搬送する方向(図7のCW方向)へ回転させる。この際、搬送ローラエンコーダセンサ363のスリット検知も同時に行われる。搬送ローラエンコーダセンサ363のカウント情報により搬送ローラ36のロック状態を検出すると、搬送モータ35の駆動を中止して、搬送ローラ36を停止させる(ステップS1203)。
ステップS1204において、CPU501は、搬送ローラエンコーダセンサ363がロック状態を検出した回転位置を原点情報としてRAM503あるいはEEPROM508に格納する。
その後、ステップS1205にて、キャリッジ50をロックポジションから退避させる。更に、ステップS1206で、搬送モータ35を通常とは反対の方向に駆動して搬送ローラ36をCCW方向に所定量回転させる。これにより、ロックリングの凹部4002bはロックレバー4002から離間される。以上で本処理が終了する。
搬送ローラ36の1回転分に対し搬送ローラエンコーダセンサ363がカウントする値は既知の固定値であり、これが位相を管理する上での1周期となる。よって、以上説明した原点検出処理が行われた後の記録動作では、ステップS1204で格納された原点情報を基準にして、その後の搬送ローラエンコーダセンサ363が検知するカウント値から、搬送ローラ36の位相を常に把握することが出来る。すなわち、CPU501は、搬送ローラエンコーダセンサ363から得られる搬送ローラの回転量と位相を利用することによって、搬送ローラの偏心に起因する搬送誤差を補正しつつ、精度の高い状態で記録媒体を搬送することが出来る。
なお、以上では、搬送ローラエンコーダセンサ363がロック状態を検出した回転位置を原点情報として格納する内容で説明したが、このロック状態を検出したタイミングで随時格納および更新しているカウント値を0にリセットしてもよい。このようにすれば、カウント値0を原点とした状態でその後の位相管理を行うことが出来る。
ところで、以上説明した原点検出処理後の位相管理は、搬送ローラエンコーダセンサ363が動作している間については正しく行うことが出来る。しかし、一度ハードパワーオフすると搬送ローラエンコーダセンサ363も動作しなくなり、RAMの情報も消去されるので、原点情報やカウント値は失われてしまう。よって、本実施形態の記録装置では、ハードパワーオフからの復帰時には、図12のフローチャートで示したような一連の原点検出処理を実行し、新たに原点情報を取得しなおすものとする。
また、ハードパワーがオンの状態であっても、省電力化やエンコーダの長寿命化を重視する場合には、ソフトパワーオフ時や記録動作を行っていない時に搬送ローラエンコーダセンサ363を作動させないことがある。このような場合には、搬送ローラエンコーダセンサ363が動作復帰するたびに、図12のフローチャートで示したような一連の原点検出処理を実行してもよい。また、搬送ローラエンコーダセンサ363の動作停止中に、搬送ローラ36が外力によって回転する懸念が少ない場合は、搬送ローラエンコーダセンサ363の動作を停止させる直前に、その時点での位相および原点情報を記憶しておくことも有効である。
さらに、画像データの種類や記録媒体の種類などによって、搬送ローラ36の位相管理を行わなくても良いと判断できる場合もある。このよう場合には、ソフトパワーONされた後であって、搬送ローラ36の位相管理が必要な記録動作が最初に行われるタイミングで、上記原点検出処理を実行しても良い。
以上説明した本実施形態では、図4、図5で説明したように、ロックリング4001に凹部4001bを設け、ここにロックレバー4002の先端が進入する形態のロック機能としたが、ロックリングの形状はこれに限るものではない。例えば図10のように、ロックリング4001の円周の一部に凸部を設け、その側面4001cにロックレバー4002の先端が突き当たるようにしても、同様の機能を実現することができる。
また、以上では、搬送ローラエンコーダセンサ363の情報を用いて搬送ローラ36の回転がロックされたことを検出する内容で説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものでもない。例えば、搬送ローラ36と排紙ローラ40の回転比が1:1である場合には、排紙ローラエンコーダ403の情報を用いて搬送ローラ36がロック状態であることを検出することも出来る。また、ローラをロックする機構を排紙ローラ40の側に設け、排紙ローラ40のロック状態を搬送ローラエンコーダセンサ363の情報や排紙ローラエンコーダ403の情報を用いて検出することも出来る。同様に、駆動力の伝達に用いられている例えばアイドラギア45のようなギア類をロックする対象にしてもよいし、これらギア類の回転量を検知するための手段が別途設けられていても良い。
以上説明したように本実施形態によれば、高解像度に構成されている既存のエンコーダセンサと安価な数点の機械部品の組み立てにより、新たな電子デバイスやこれに対するケーブル配線を設けることなく、搬送ローラの原点を高精度に取得することが出来る。
(第2の実施形態)
本実施形態においても、図1〜図5で説明した記録装置を用いるものとする。但し本実施形態では、キャリッジ50の背面に予め備えられている紙間切り替え機構を、ロックリンクレバー4003を押圧する手段として兼用する。この紙間切り替え機構とは、記録ヘッド7の吐出口面と記録媒体との距離を記録媒体の種類に応じて調整するためにキャリッジに備えられた機構である。
図13(a)〜(c)は、本実施形態の紙間切り替え機構を説明するため、キャリッジ50を背面から観察した場合の図である。また、図14(a)〜(c)は、図13(a)〜(c)のスライドベアリング1301をキャリッジ側から観察した場合の図である。
スライドベアリング1301は、キャリッジ50が移動する際にキャリッジレール52上をスライドする軸部材である。紙間切り替えスライダ1302は、キャリッジ50とスライドベアリングの間に挟まれ、図のAB方向にスライドすることにより、キャリッジ50とスライドベアリング1301の距離、すなわちキャリッジ50の高さを変化させる。
図13(a)および図14(a)は普通紙や写真専用紙に記録する際のポジションで紙間が狭い状態を示している(通常ポジション)。この状態からキャリッジ50をA方向に移動させると、紙間切り替えスライダ1302に取り付けられている突起部1302aは障害物で抑えられているので、キャリッジ50およびスライドベアリング1301のみがA方向に移動する。すなわち、紙間切り替えスライダ1302とスライドベアリング1301の横方向の相対位置が変位し、互いの斜面によって高さ方向の相対位置も変わる。結果、紙間切り替えスライダ1302の上に乗っているキャリッジ50は上昇する。図13(b)および図14(b)は、このようにしてキャリッジ50が一段階上昇し厚紙などに記録する際の紙間が広いポジションにある状態を示している(厚紙ポジション)。また、同様の方法でキャリッジ50を更にA方向に移動させると、キャリッジ50は更にもう一段階上昇する。図13(c)および図14(c)は、キャリッジ50が更にもう一段階上昇し、CD−Rなどのディスクに印刷する際の紙間が最も広いポジションにある状態を示している(最大ポジション)。なお、突起部1302aが障害物で抑えられている状態でキャリッジ50をB方向に移動させると、キャリッジ50は元のポジションに戻すことが出来る。本実施形態の記録装置は、このような仕組みによって、記録媒体の種類に応じ、3段階に紙間距離を調整することが出来るようになっている。
図15(a)〜(c)は、キャリッジがロックポジションに移動してきた時のスライドベアリング1301と搬送ローラのロック機構の関係を、紙間が通常ポジション、厚紙ポジションおよび最大ポジションのそれぞれについて示した図である。図15(a)および(b)を参照するに、通常ポジションあるいは厚紙ポジションの状態でキャリッジ50がロックポジションに移動しても、突出部1302aはロックリンクレバー4003と離間したままであるので、ロックリンクレバー4003は回動しない。すなわち、トリガ手段としての機能は無効になっている。これに対し、図15(c)を参照するに、紙間が最大ポジションにある場合、キャリッジ50がロックポジションに移動すると、突出部1302aがロックリンクレバー4003の斜面4003aに当接するので、ロックリンクレバー4003はCW方向に回動する。すなわち、トリガ手段としての機能は有効になっている。なお、ロックリンクレバー4003を回動させる際に紙間切り替えスライダ1302がずれてしまわないように、ロックリンクレバー4003を回動させる力は紙間切り替えスライダ1302のスライド力に比べて充分小さくなるように設計されている。
図16(a)および(b)は、本実施形態における紙間ポジションとキャリッジ50の移動領域を説明するための図である。記録媒体が普通紙や写真専用紙や厚紙などのような定形サイズである場合、記録媒体の幅方向の全域に記録を行うために、キャリッジは図16(a)の実線矢印が示す範囲を往復移動する。すなわち、キャリッジ50は記録動作中にロックポジションにも移動する。しかし、このとき紙間ポジションは通常ポジションまたは厚紙ポジションであるので、キャリッジ50がロックポジションに到達しても、突出部1302aがロックリンクレバー4003の斜面4003aに当接せず、ロックリンクレバー4003は回動しない。
記録媒体がCD−Rである場合、記録動作中、キャリッジは図16(b)の実線矢印が示す範囲しか移動の必要がなくロックポジションに移動することはない。すなわち、CD−Rのへの記録動作を行っている最中に、搬送ローラ36がロックされる恐れはない。その一方、搬送ローラ36の原点情報を取得する際には、紙間を最大ポジションに設定し、キャリッジ50を波線矢印のロックポジションまで移動させる。
図18は、搬送ローラ36の原点を検出する際にCPU501が実行する処理の工程を説明するためのフローチャートである。
本実施形態において、原点検出処理が開始されると、まずステップS1801において紙間距離を最大ポジションに設定する。これは、CPU501が自動で行ってもよいし、ユーザが行う形態であっても良い。続くステップS1802で、キャリッジモータ54を駆動してキャリッジ50をロックポジションへ移動する。このとき、紙間は最大ポジションに設定されているので、キャリッジ50がロックポジションに到達したタイミングで、突出部1302aがロックリンクレバー4003の斜面4003aに当接し、ロックリンクレバー4003が回動する。以下ステップS1803からステップS1807の工程は第1の実施形態で説明した図12のフローチャートと同様である。
記録動作の最中に搬送ローラ36をロックさせないためには、ロックリンクレバー4003とこれに当接するキャリッジ50上のトリガ手段が、キャリッジ50の記録動作中の移動領域の外で当接することが必要とされる。つまり、第1の実施形態のように、キャリッジ50の背面に固定された突起部50aをトリガ手段とした場合には、定型サイズの記録媒体への記録動作に必要な移動領域にロックポジションの幅を加えた領域が、キャリッジ50の移動可能領域として要される。結果、第1の実施形態の記録装置では、図16で示したよりも更にロックポジションの幅を加えた幅が必要になり、本実施形態に比べて装置のサイズが大きくなってしまう。本実施形態の記録装置において、記録装置のロックポジションは、記録領域が広い場合には通常の記録領域に含まれ、記録領域幅が狭い場合のみロックポジションとなる。これにより、第1の実施形態に比べて、記録装置の大型化を招くことなく、搬送ローラの原点情報を取得することが出来る。
ところで、上記構成では、定形幅の記録媒体に最大ポジションの紙間で記録するような状況が発生すると、通常の記録動作と原点取得動作とを切り分けることが出来なくなる。但し、このような場合であっても、同じ紙間を実現するスライダのストローク領域を更に広げ、当該領域を紙間切り替えスライダ1303の2つのポジションに対応させるような構成とすれば、上記問題を解決することが出来る。
図17(a)および(b)は、2段階の紙間を実現する構成であって、紙間が大きいポジションにおけるストローク領域を、紙間切り替えスライダ1303の2つのポジションに対応させた構成を説明するための図である。図17(a)は、紙間が広い状態であって通常の記録動作を行う場合の、紙間切り替えスライダ1303とスライドベアリング1301の位置関係を示した図である。一方、図17(b)は、原点情報を取得する際の紙間切り替えスライダ1303とスライドベアリング1301の位置関係を示した図である。どちらにおいても紙間は広い状態であるが、図17(a)ではキャリッジ50がロックポジションに移動しても突出部がロックリンクレバーに接触しないのに対し、同図(b)では突出部がロックリンクレバーに接触し搬送ローラ36をロックするようになっている。
以上説明したように本実施形態によれば、紙間切り替えスライダに取り付けた突出部を、搬送ローラをロックするためのトリガ手段とし、紙間切り替えスライダによって、トリガ手段の機能の有効および無効を切り替えることができるようになっている。これにより、第1の実施形態と同様の効果を記録装置の大型化を招くことなく実現することが出来る。
(第3の実施形態)
本実施形態においても、図1〜図5で説明した記録装置を用いるものとする。但し本実施形態では、給紙モータによって駆動されるトリガ部材を用いて、搬送ローラをロックする仕組みとする。
図1を参照するに、本実施形態の記録装置では、給紙モータ99が正回転することによって給紙ローラ28が記録媒体を給紙する方向に回転し、次いで圧版21が上昇する仕組みになっている。この一連の動作によって、積載されている複数の記録媒体のうち最上位にある1枚が装置内に給紙される。このように、給紙ローラ28の所定の正回転量まで圧板21が上がらないようにするためには、公知の駆動ディレイ機構を設けて不感回転量を確保しておけばよい。ところで、この仕組みにおいて、給紙待機中のように圧版21が上昇していない状態では、給紙モータ99が正逆どちらの方向に一定量回転しても、給紙ローラ28と記録媒体は接触せず、記録媒体は移動しない。本実施形態では、このように圧版21が上昇していない状態での給紙ローラ28の所定量の正逆回転を利用してトリガ部材を作動させ、搬送ローラ36の原点を取得する。
図19(a)および(b)は、本実施形態の記録装置におけるロック機能が作用する工程を説明するための断面図である。トリガ部材1901は、給紙ローラ28にフリクション回転締結(トルクリミッタ締結)されており、給紙ローラ28が正方向に回転するときは図19(a)の位置まで、逆方向に回転するときは同図(b)の位置まで回転するようになっている。原点を取得する際、圧版21が下がっている状態で給紙ローラ28を逆方向に所定量回転させると、トリガ部材1901がCW方向に回転する。トリガ部材が所定の回転位置(ロックポジション)まで回転すると、トリガ部材1901のレバー部1901aがロックリンクレバー4003に設けられた突起部4003aに当接してこれを下方に押し、ロックリンクレバー4003を回動させる。その状態で搬送ローラ36をCW方向に回転させれば、上記実施形態と同様の仕組みで、ロックリンクレバー4003のロックレバー4002がロックリング4001の凹部4002aに入り込み、搬送ローラ36がロックされ、原点情報を取得することが出来る。
その後、給紙ローラ28を正方向に回転させてトリガ部材1901を図19(a)の位置まで戻した後、搬送ローラ36をCCW方向に回転させれば、ロックレバースプリング4004の作用力でロック状態は解除される。
以上説明したように本実施形態によれば、給紙ローラ28にフリクション回転締結したトリガ手段を用意することにより、新たな電子デバイスやこれに対するケーブル配線を設けることなく、搬送ローラの原点を高精度に取得することが出来る。
本発明の実施形態に適用可能な記録装置の機構部の斜視図である。 本発明の実施形態の記録装置における送紙部を含む搬送機構を詳細に説明するための断面図である。 本実施形態の記録装置における送紙部を含む搬送機構を詳細に説明するための斜視図である。 本発明の実施形態の搬送ローラにおける原点を検出する機構を説明するための図である。 本発明の実施形態の搬送ローラにおける原点を検出する機構を説明するための図である。 第1の実施形態の記録装置におけるキャリッジを裏側から観察した状態を示す図である。 (a)〜(c)は、図4〜図6で説明した機構によってロック機能が作用する工程を具体的に説明するための断面図である。 搬送ローラの駆動力Fdriveと、ロックレバーからのロック反力Flock、およびロックリングの回転モーメントMlockの合力Fの向きを説明するための図である。 (a)および(b)は、搬送ローラエンコーダセンサがコードホイールのスリットを検知するタイミングを示した図である。 第1の実施形態におけるロックリングの別の形状例を示した図である。 本発明の実施形態の記録装置の制御の構成を説明するためのブロック図である。 実施形態1における搬送ローラの原点を検出する際にCPUが実行する処理の工程を説明するためのフローチャートである。 (a)〜(c)は、第2の実施形態の紙間切り替え機構を説明するため、キャリッジを背面から観察した場合の図である。 (a)〜(c)は、スライドベアリングをキャリッジ側から観察した場合の図である。 (a)〜(c)は、キャリッジがロックポジションに移動してきた時のスライドベアリングと搬送ローラのロック機構の関係を、紙間が通常ポジション、厚紙ポジションおよび最大ポジションのそれぞれについて示した図である。 (a)および(b)は、第2の実施形態における紙間ポジションとキャリッジの移動領域を説明するための図である。 (a)および(b)は、紙間が大きいポジションにおけるストローク領域を、紙間切り替えスライダの2つのポジションに対応させた構成を説明するための図である。 第2の実施形態における搬送ローラの原点を検出する際にCPUが実行する処理の工程を説明するためのフローチャートである。 (a)および(b)は、第3の実施形態の記録装置におけるロック機能が作用する工程を説明するための断面図である。 コードホイールと各センサの設置状態を説明するための断面図である。 搬送ローラの原点を検出するための別の構成例を示す図である。
符号の説明
7 記録ヘッド
11 板金シャーシ
20 給紙部ベース
21 圧板
23 可動サイドガイド
28 給紙ローラ
30 ピンチローラホルダ
31 ピンチローラバね
34 プラテン
35 給紙モータ
36 給紙ローラ
37 ピンチローラ
39 タイミングベルト
40 排紙ローラ
43 拍車ホルダ
45 アイドラギア
50 キャリッジ
52 キャリッジレール
54 キャリッジモータ
57 フレキシブルケーブル
60 クリーニング部
71 インクタンク
91 電気基板
97 モールド成型シャーシ
98 モールド成型シャーシ
99 給紙モータ
361 プーリギア
362 コードホイール
363 搬送ローラエンコーダセンサ
402 排紙コードホイール
403 排紙ローラエンコーダ
404 排紙ローラギア
541 タイミングベルト
542 アイドルプーリ
1301 スライドベアリング
1302 紙間切り替えスライダ
1901 トリガ部材
4001 ロックリング
4002 ロックレバー
4003 ロックリンクレバー
4004 ロックレバースプリング

Claims (16)

  1. 録媒体に画像を記録する記録装置であって、
    前記記録媒体を搬送するための搬送ローラ
    前記搬送ローラの回転を検出するエンコーダ手段と、
    前記搬送ローラの回転を所定の回転位置でロックするロック手段と、を有し、
    前記ロック手段によって前記搬送ローラがロックされた状態を、前記エンコーダ手段の検出における回転位相の原点とすることを特徴とする記録装置。
  2. 前記ロック手段によるロックを機能させるためのトリガ手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記トリガ手段は、記録ヘッドを移動させるキャリッジであり前記キャリッジがロックポジションに移動すると前記ロック手段が機能することを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  4. 前記トリガ手段に、該トリガ手段の機能の有効および無効を切り替えるための手段が備えられていることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 録ヘッド記録媒体との間の距離を調整するための機構により設定される前記距離に応じて、前記トリガ手段の機能有効になるか無効になるかが切り替えられることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 記録動作中における前記キャリッジの移動の範囲は、前記トリガ手段の機能が有効になっている場合の方が、前記トリガ手段の機能が無効になっている場合よりも小さいことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 前記トリガ手段、前記記録媒体を給紙するための給紙駆動手段によって回転する部材であり、前記部材がロックポジションまで回転すると前記ロック手段が機能することを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  8. 前記ロック手段は、前記搬送ローラとともに回転し円周の一部に凹または凸の部位が形成されているリング部と、前記リング部の前記円周に当接することが可能なレバーを含み、前記搬送ローラとともに前記リング部を回転させて前記凹または凸の部位に前記レバーを突き当てることにより、前記搬送ローラの回転をロックすることを特徴とする請求項乃至7のいずれかに記載の記録装置。
  9. 前記エンコーダ手段は、前記搬送ローラの回転軸に取り付けられたコードホイールと、該コードホイール形成されているスリットを検出するセンサを含むことを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  10. 前記ロック手段が前記搬送ローラの回転をロックする際の前記搬送ローラの回転方向と、前記記録媒体を搬送する際の前記搬送ローラの回転方向は、等しいことを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  11. 前記ロック手段によって前記搬送ローラがロックされた状態であることが検出されたら、前記エンコーダ手段のパルス信号をカウントするカウンタのカウント値を記憶し前記カウント値を基準として回転位相を検出する、もしくは前記カウンタをリセットして回転位相を検出することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の記録装置。
  12. 前記搬送ローラを回転させるべく駆動しても前記エンコーダ手段のパルス信号が出なくなったら、前記搬送ローラがロックされた状態であると検出することを特徴とする請求項11に記載の記録装置。
  13. 前記ロック手段による前記搬送ローラのロックを、ハードパワーオフからの復帰時に実行することを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の記録装置。
  14. 前記ロック手段による前記搬送ローラのロックを、前記エンコーダ手段が動作復帰するたびに実行することを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の記録装置。
  15. 前記ロック手段による前記搬送ローラのロックを、前記エンコーダ手段が動作復帰した後の所定のタイミングに実行することを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の記録装置。
  16. 記録ヘッドを用いて記録媒体に画像を記録する記録装置における前記記録媒体を搬送するための搬送ローラの原点検出方法であって、
    前記搬送ローラをロックするためのトリガ手段をロックポジションに移動する工程と、
    前記搬送ローラを回転する回転工程と、
    前記回転工程における前記搬送ローラの回転の開始から前記搬送ローラがロックされた時までの前記搬送ローラの回転量をカウントするカウント工程と、
    前記カウント工程によって取得したカウント値を記憶する工程と、
    を有することを特徴とする原点検出方法。
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