JP2002137174A - 空気釘打機 - Google Patents

空気釘打機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膨張室、絞り穴、マフラーをハンドル部に設
け、軽量、コンパクトで排気音が小さい釘打機を提供す
ること。 【解決手段】 ハンドル18及びハンドル18の後端に
取り付けられるハンドルキャップ50の内部空間により
大容量の膨張室10を形成すると共に仕切壁22により
膨張室10を第1膨張室21、第2膨張室23に分割
し、シリンダ5、ヘッドバルブ室19及びトリガバルブ
3内の圧縮空気を膨張室10を介して排出するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧縮空気により駆動
される空気釘打機(以下単に釘打機という)に関するも
ので、排気の音及び圧力を減少させるようにしたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】圧縮空気によって駆動される空気工具の
排気圧力、排気音を減少させるためには、圧縮空気を膨
張室で膨張させて減圧する方法、絞り弁で圧縮空気の流
量を制限して減圧する方法、多孔質材料等からなるマフ
ラーの通過抵抗により減圧する方法、うず等の乱流を整
流して減音する方法、相反する波長を合わせて相殺させ
て減圧、減音する方法等がある。
【0003】一般に、釘打機の排気には、ピストン下死
点時のシリンダのピストン上側の圧縮空気の排気と、ヘ
ッドバルブを動作させるためにヘッドバルブ室に給排さ
れる圧縮空気の排気と、ヘッドバルブを動作させるため
にトリガバルブ内のバルブピストン下室に給排される圧
縮空気の排気がある。
【0004】図5に示す特開平8−336766号のよ
うな構造の釘打機は、蓄圧室がボデー40とハンドル1
8内にある。シリンダ5のピストン7上側の圧縮空気
は、ヘッドバルブ8の排気バルブ9を介して、釘打機1
の上部側面、外周に設けられた膨張室10に流入して減
圧され、図示しない絞り弁で更に減圧され図示しない多
孔質材料等からなるマフラーを通過して、釘打機1外に
排出される。ヘッドバルブ室19内の圧縮空気は、空気
通路25を介してバルブピストン26外周に流入した
後、バルブピストン26の排気バルブ27を介して膨張
室10に流入し以後上記したピストン上側の圧縮空気と
同様に釘打機1外に排出される。トリガバルブ3内のバ
ルブピストン下室20内の圧縮空気はプランジャ28の
排気バルブ41を介して釘打機1外に直接排出される。
【0005】図6に示す釘打機は、シリンダ5のピスト
ン7上側の圧縮空気は、ヘッドバルブ8の排気バルブ9
を介して、トップカバー42内に設けられた膨張室10
に流入して減圧された後図示しないマフラー31を通過
して更に減圧及び整流されて減音されて釘打機1外に放
出される。トップカバー42は、例えば登録実用新案第
2576553号のように周方向に回動可能に設けら
れ、排気方向を任意に変えることができる。また、トッ
プカバー42とエキゾーストカバー16の回動部には、
クリック機構39が設けられ、排気圧力で排気方向が勝
手に変わらないように構成されている。ヘッドバルブ室
19内の圧縮空気は、空気通路25を介してバルブピス
トン26外周に流入し、バルブピストン26の排気バル
ブ27を介して釘打機1外に直接排出される。トリガバ
ルブ8内のバルブピストン下室20内の圧縮空気はプラ
ンジャ28の排気バルブ41を介して釘打機1外に直接
排出される。
【0006】図7に示す特開平8−39454号の釘打
機は、シリンダ5のピストン7上側の圧縮空気を、ヘッ
ドバルブ8の排気バルブ9、空気通路17、43を介し
てハンドル18後端のエキゾーストリング30内側から
釘打機1外に排出する。図6に示す釘打機のトップカバ
ー42と同様にエキゾーストリング30は、周方向に回
動可能に設けられ、排気方向を任意に変えることができ
る。ヘッドバルブ室19内の圧縮空気は、空気通路25
を介してトリガバルブ3に流入した後空気通路43を介
して、エキゾーストリング30から釘打機1外に排出さ
れる。
【0007】図8に示す例えばエアインパクトレンチ等
のエア工具は、蓄圧室4から流量可変のトリガバルブ
3、空気通路44を介してエアモータ室45に流入して
エアモータ46を回転させた後トリガバルブ3の外周を
通過し、空気通路47を介してエア工具外に排出され
る。エキゾーストリング30には、うず等の乱流を整流
する周方向に回動可能なマフラー31が設けられ、排気
方向を任意に変えることができる。トリガバルブ3は、
蓄圧室4と空気通路44を断続するだけであり、圧縮空
気を排出することはない。また、図8のエア工具は、蓄
圧室4から空気通路44への通過面積を絞って流量を変
えているので、空気通路44は蓄圧室4に比べて減圧さ
れる。更に、エアモータ46を回転させて減圧されてエ
ア工具外に排出される。このため、図5〜図7に示す釘
打機に比べて排気圧力が低く、若干の通過抵抗とうず等
の乱流を整流するマフラー31だけで問題なく、膨張
室、絞り弁等の減圧機構は特に設けられていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図5の構成によると、
膨張室10を釘打機の上部側面、外周に設けたので、釘
打機の上部外径が大きくなってしまい、隅打ち性能が悪
くなるという問題があった。また、絞り弁の圧縮空気通
過面積を極端に小さくしたり、マフラーの多孔質材料の
通過抵抗を極端に大きくすると、排気時間がかかり、連
続打ち込みができなくなったり、圧縮空気の断熱膨張に
よって凍結して目詰まりを起し使用不能になる恐れがあ
った。
【0009】図6の構成によると、トップカバー42内
に膨張室10、マフラーを設けたため、十分な膨張室容
積とマフラー容積を確保すると釘打機の高さが高くなっ
てしまい、狭いところに入らないという問題があった。
また、図5同様、マフラーの通過抵抗を極端に大きくす
ると、排気時間がかかり、連続打ち込みができなくなっ
たり、圧縮空気の断熱膨張によって凍結して目詰まりを
起し使用不能になることがあった。また、ヘッドバルブ
室19、バルブピストン下室20の圧縮空気が圧力が高
いまま排気されるので、不快であるという問題があっ
た。
【0010】図7の構成によると、ハンドル18のトリ
ガバルブ3部に空気通路43があるため、蓄圧室のハン
ドル18部の圧縮空気が絞られて、蓄圧室のボデー部に
流れにくくなり、十分な出力が出ないという問題があっ
た。また、排気がハンドル端部のため、十分な膨張室容
積とマフラー容積を確保すると釘打機の長さが長くなっ
てしまい、取り回しが悪くなってしまうという問題があ
った。また、図5同様、マフラーの通過抵抗を極端に大
きくすると、排気時間がかかり、連続打ち込みができな
くなったり、圧縮空気の断熱膨張によって凍結して目詰
まりを起し使用不能になることがあった。
【0011】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
をなくし、膨張室、絞り弁の構成を適正化し、軽量、コ
ンパクトな釘打機を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ハンドルの
ほぼ全体を排気の膨張室にし、ハンドルの後端部から排
出させることにより達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜図4に本発明釘打機1の一
実施形態を示し、これをもとにまず全体構成を説明す
る。
【0014】図示しない圧縮機からの圧縮空気は、図示
しないエアホース、エアプラグ51、エアパイプ2、ト
リガバルブ3の外周を通過して、蓄圧室4に蓄積され
る。釘打機1本体内には円筒状のシリンダ5が設けら
れ、シリンダ5内には釘を打ち込むドライバブレード6
が一体になったピストン7が上下に摺動可能に設けられ
ている。前記蓄圧室4はシリンダ5のほぼ上半分の周囲
に設けられている。シリンダ5の上側にはヘッドバルブ
8が設けられ、ヘッドバルブ8の上昇でシリンダ5上端
が開くと共に排気バルブ9が閉じ、蓄圧室4とシリンダ
5内のピストン7上側が連通し、ヘッドバルブ8の下降
でシリンダ5上端が閉じると共に排気バルブ9が開き、
シリンダ5内のピストン7上側が、本発明を構成する膨
張室10を介して大気と連通するようになっている。シリ
ンダ5の下方外周にはピストン7を上死点に復帰させる
ための圧縮空気を貯める戻し空気室11が設けられ、戻
し空気室11は、周知の如く、ピストン7往復行程途中
において通過する位置のシリンダ5に設けられた多数の
穴13、逆止弁12を介してシリンダ5内と連通してい
る。シリンダ5の下端には戻し空気室11内の圧縮空気
をシリンダ5内に戻すための多数の穴14が設けられて
いる。更にシリンダ5下端には釘打ち込み後のピストン
7の余剰エネルギーを吸収するピストンバンパ15が設
けられている。ピストンバンパ15はゴム等の可撓性材
料からなり、変形することによって余剰エネルギーを熱
や音に変換する。
【0015】ヘッドバルブ8を収納するエキゾーストカ
バー16には、排気バルブ9とハンドル18内とを連通
する空気通路17が設けられている。ハンドル18内の
ほぼ全体が膨張室10を構成するように形成されてい
る。すなわち膨張室10は、ハンドル18の後端に図示
しないねじ等の手段によって取り付けられるほぼ円筒状
のハンドキャップ50の内部空間及びハンドル18のエ
アパイプ2を除く内部空間によって構成される。
【0016】ハンドル18のトリガバルブ3近傍には仕
切壁22が設けられ、仕切壁22のほぼ中央には絞り穴
22aが設けられている。仕切壁22により、膨張室1
0は第1膨張室21、第2膨張室23に分割される。第
2膨張室23は、ハンドルキャップ50の長手方向に設
けられた穴52、ハンドルキャップ50のフランジに設
けられた絞り穴53、エキゾーストリング30に設けら
れたマフラー31を介して大気に連通している。エキゾ
ーストリング30は、ハンドル18とハンドルキャップ
50との間に回動可能に支持されており、回動させるこ
とにより排気方向を任意に変更することが可能である。
エキゾーストリング30とハンドルキャップ50の回動
部にはクリック機構39が設けられ、排気圧力でエキゾ
ーストリング30が勝手に回動するのを阻止するように
している。前記絞り穴53の面積は絞り穴22aの面積
より小さく設定されている。膨張室10は、上記したよ
うに、第1膨張室21、絞り穴22a、第2膨張室2
3、絞り穴53等により構成され、膨張と圧縮空気の流
量の制限を繰り返して減圧するようになっている。ま
た、絞り穴22a、53の面積差により徐々に減圧する
と共に流量を制限するようにしている。
【0017】トリガバルブ3上端は膨張室10すなわち
第1膨張室21と連通し、ヘッドバルブ室19内の圧縮
空気は、空気通路25を介してバルブピストン26外周
に流入し、バルブピストン26の排気バルブ27を介し
て、第1膨張室21に流入するようになっている。また
トリガバルブ3内のバルブピストン下室20内の圧縮空
気は、プランジャ28の排気バルブ29を介して第1膨
張室21に流入するようになっている。
【0018】次に、上記構成の釘打機1の動作を図1〜
図4を参照して説明する。
【0019】圧縮空気を蓄圧室4に貯溜した状態を図1
に示す。圧縮空気は、エアパイプ2及びトリガバルブ3
の図示しない通路を介してヘッドバルブ室19内に流入
すると共にトリガバルブ3内の空気通路31を介してバ
ルブピストン下室20にも流入している。
【0020】ヘッドバルブ8は、蓄圧室4とシリンダ5
を遮断し、シリンダ5のピストン7上側は空気通路1
7、膨張室10を介して大気と連通している。ピストン
7は上死点に位置している。
【0021】次にトリガ33、プッシュレバー34を操
作して、トリガバルブ3のプランジャ28を押し上げた
状態を図2に示す。バルブピストン下室20は蓄圧室4
と遮断されると共に第1膨張室21と連通し、バルブピ
ストン下室20内の圧縮空気は第1膨張室21に排気さ
れる。この排気は絞り穴22a、第2膨張室23、絞り
穴53で減圧され、マフラー31を通過して更に減圧、
整流され減音されて大気に排出される。
【0022】バルブピストン下室20内の圧縮空気が排
出されてバルブピストン26が下降した状態を図3に示
す。図2の操作により、バルブピストン下室20がほぼ
大気圧になると、φA、φBの圧力差によって、バルブ
ピストン26が下降する。バルブピストン26が下降す
ると、空気通路25と蓄圧室4間が遮断されると共に空
気通路25と膨張室10間が連通し、ヘッドバルブ室1
9内の圧縮空気は、第1膨張室21に排気される。ヘッ
ドバルブ室19の圧縮空気は、バルブピストン下室20
の圧縮空気と同様に、絞り穴22a、第2膨張室23、
絞り穴53で減圧され、マフラー31を通過して更に減
圧、整流され減音されて大気に排出される。
【0023】ヘッドバルブ8が上昇した状態を図4に示
す。ヘッドバルブ8が急激に上昇し、蓄圧室4の圧縮空
気がシリンダ5に流入してピストン7を押し下げ、ドラ
イバブレード6先端で釘35を木材、外壁材等の被打込
材に打ち込む。打ち込み後の余剰なエネルギーは、ピス
トンバンパ15を変形させて熱や音に変換される。
【0024】シリンダ5のピストン7下側の空気は、徐
々に圧縮されてシリンダ5下端の穴14を介して戻し空
気室11に流入する。ピストン7が下降して穴13を通
過すると、シリンダ5のピストン7上側の圧縮空気が戻
し空気室11に流入する。
【0025】次にトリガ33またはプッシュレバー34
を放すと初期の図1の状態に戻る。トリガバルブ3のプ
ランジャ28は、φC、φDの圧力差及びプランジャス
プリング36の押圧力によって下降する。バルブピスト
ン下室20と膨張室10は遮断され、バルブピストン下
室20と蓄圧室4は連通する。蓄圧室4の圧縮空気は、
バルブピストン下室20に流入する。バルブピストン下
室20に流入した圧縮空気によってφE、φFの圧力差
が生じ、プランジャスプリング36の押圧力と共にバル
ブピストン26は上昇する。
【0026】バルブピストン26が上昇すると空気通路
25と膨張室10が遮断され、空気通路25と蓄圧室4
が連通し、蓄圧室4の圧縮空気はヘッドバルブ室19に
流入する。ヘッドバルブ室19に流入した圧縮空気によ
ってφG、φHの圧力差が生じ、ヘッドバルブスプリン
グ37の押圧力と共にヘッドバルブ8は下降する。
【0027】ヘッドバルブ8が下降すると排気バルブ9
が開き、シリンダ5のピストン7上側の圧縮空気が空気
通路25、戻し空気室11のピストン7を上死点に戻し
た後の余剰な圧縮空気がシリンダ5上端の空気通路38
及び空気通路25を介して第1膨張室21に流入する。
圧縮空気は絞り穴22a、第2膨張室23、絞り穴53
を順次通過して減圧されてエキゾーストリング30内側
に流入し、マフラー31を通過して更に減圧、整流され
減音されて大気に排出される。
【0028】上記した実施形態において、蓄圧室4をシ
リンダ5の上半分の周囲に設け、エアパイプ2によりト
リガバルブ3の周りを介して圧縮空気が供給される構成
とした。このため、従来一般的な空気釘打機のように、
ハンドル付け根のような絞り部がなく圧縮空気がスムー
ズに供給されるようになると共に蓄圧室4内の圧縮空気
がシリンダ5内に効率よく導入されるようになる。この
結果蓄圧室4内の圧縮空気がシリンダ5内に直ちに流入
できるようになり、打撃力の向上が図られる。また蓄圧
室4内には通常の釘打機と同様にハンドル後端から圧縮
空気が供給されるようになり、ホースの形態は変化しな
いので操作性が低下する恐れはない。
【0029】上記した実施形態においては、膨張室10
を2個の膨張室21、23に分割すると共に絞り穴22
a、53を2個設けるとしたが、これらの数は任意に設
定できるものである。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ハンドル
のほぼ全体を排気の膨張室にして、ハンドル後端から排
出するようにしたので、釘打機の上部外径及び高さを小
さくでき、蓄圧室に絞られている個所がないので、蓄圧
室の圧縮空気を効率良く使用することができる。またヘ
ッドバルブ室、バルブピストン下室の圧縮空気を膨張室
に排出するようにしたので、排気圧力、音量を減少する
ことができる。
【0031】前記膨張室を少なくとも2個に分割し、膨
張室間及び後段の膨張室の後に絞り穴を設けると共に絞
り穴の面積を排出口に向かって徐々に小さくして排気圧
力を徐々に減圧するようにしたので、排気時間がかかっ
て、連続打ち込みができなくなったり、圧縮空気の断熱
膨張によって凍結して目詰まりをおこし、使用不能にな
ることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明釘打機の一実施形態を示す一部断面側面
図。
【図2】図1からプランジャを押し上げた状態を示す一
部断面側面図。
【図3】図2からバルブピストンが下降した状態を示す
一部断面側面図。
【図4】図3からピストンが下死点に下降した状態を示
す一部断面側面図。
【図5】従来の釘打機の一例を示す一部断面側面図。
【図6】従来の釘打機の他の例を示す一部断面側面図。
【図7】従来の釘打機の更に他の一例を示す一部断面側
面図。
【図8】従来のエア工具の一例を示す一部断面側面図。
【符号の説明】
1は釘打機、3はトリガバルブ、10は膨張室、18は
ハンドル、21は第1膨張室、22a、53は絞り穴、
23は第2膨張室、30はエキゾーストリング、31は
マフラーである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気によって駆動され、本体内に設
    けられた膨張室を介して圧縮空気を本体外に排出する空
    気釘打機であって、 ハンドル内部のほぼ全体を前記膨張室としたことを特徴
    とする空気釘打機。
  2. 【請求項2】 本体内に設けられたシリンダと、シリン
    ダ内に往復動可能に支持され、下方にドライバブレード
    を装着したピストンと、圧縮空気によって駆動されてシ
    リンダ上端を開閉するヘッドバルブと、シリンダの周壁
    に対してほほ垂直方向に延びて形成されたハンドルと、
    圧縮空気によって駆動され、ヘッドバルブ上面への圧縮
    空気の給排を制御し、ハンドル部に設けられたトリガバ
    ルブとを備え、トリガバルブを操作してヘッドバルブを
    持ち上げシリンダ上端を開放しシリンダ内に圧縮空気を
    導入してピストンを駆動することによって釘を打撃して
    打ち込む空気釘打機であって、 前記シリンダ内に導入された圧縮空気、ヘッドバルブを
    駆動した圧縮空気、トリガバルブを駆動した圧縮空気を
    ハンドル内部のほぼ全体に設けられた膨張室を介して排
    出することを特徴とした空気釘打機。
  3. 【請求項3】 前記ハンドルの後端に円筒状のハンドル
    キャップを取り付け、ハンドル及びハンドルキャップの
    内部空間により前記膨張室を構成することを特徴とした
    請求項1または請求項2記載の空気釘打機。
  4. 【請求項4】 前記シリンダのほぼ上半分の外側に圧縮
    空気を貯める蓄圧室を形成したことを特徴とする請求項
    2記載の空気釘打機。
  5. 【請求項5】 前記ハンドル後端のエアプラグを介して
    供給される圧縮空気をハンドルの下方に設けられた空気
    パイプを介して前記蓄圧室内に供給するようにしたこと
    を特徴とする請求項4記載の空気釘打機。
  6. 【請求項6】 前記膨張室を少なくとも2個の膨張室に
    分割し、2個の膨張室の前後に少なくとも2個の絞り穴
    を設け、絞り穴の面積を排気口に向かって徐々に小さく
    したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の空
    気釘打機。
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