JPH08336766A - 空気圧式釘打機の減音機構 - Google Patents
空気圧式釘打機の減音機構Info
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- JPH08336766A JPH08336766A JP16820395A JP16820395A JPH08336766A JP H08336766 A JPH08336766 A JP H08336766A JP 16820395 A JP16820395 A JP 16820395A JP 16820395 A JP16820395 A JP 16820395A JP H08336766 A JPH08336766 A JP H08336766A
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Abstract
排気音を減音する。 【構成】ボディ1の内部に配置された打撃シリンダ3a
の上端から圧縮エアを給排することにより打撃シリンダ
3a内の打撃ピストン3bを釘打ち込み駆動させる釘打
機において、打撃シリンダ3aの上方にインナーキャッ
プ17を配置し、インナーキャップ17の周囲をシリン
ダキャップ19で覆い、インナーキャップ17とシリン
ダキャップ19との間にはボディ1の内側面に沿うよう
に排気チャンバ20を形成し、排気チャンバ20の下方
には絞り穴21を形成し、打撃シリンダ3aの上方から
排出された排気エアを排気チャンバ20を経て絞り穴2
1から排出させる。
Description
を打込む空気圧式釘打機において、釘打込み駆動後の排
気エアをボディの側面に沿って排出させることによって
減音させる減音機構に関する。
圧式釘打機は、打撃シリンダ内に圧縮エアを供給して打
撃ピストンとともにドライバを駆動して釘を打撃するも
のであるが、釘打込み駆動後の排気エアは打撃シリンダ
の上端から直接に外部に排出されている。
来よりも高圧のエアの利用が認められるようになってい
る。このため、空気圧式釘打機に高圧エアを利用するこ
とにより、従来と同じ出力でも小型で操作性のよい釘打
機を開発することができる。
得られる半面、排気音も大きくなるという問題も生じ
る。排気音を小さくするためには、排気穴を絞るとか、
排気通路にフィルターを充填するとかの方法があるが、
これらはいずれも排気が遅れるので打撃ピストンの(釘
打込み後の)リターン性能を低下させてしまうほか、減
音効果もそれほど大きくなかった。
釘打機のボディに排気チャンバを設けることにより、打
撃ピストンのリターン性能を損なうことなく排気音を減
音することができる減音機構を提供することをその目的
とする。
め、本発明に係る空気圧式釘打機の減音機構は、ボディ
の内部に配置された打撃シリンダの上端から圧縮エアを
給排することにより打撃シリンダ内の打撃ピストンを釘
打ち込み駆動させる釘打機において、上記打撃シリンダ
の上方にインナーキャップを配置し、インナーキャップ
の周囲をシリンダキャップで覆い、インナーキャップと
シリンダキャップとの間にはボディの内側面に沿うよう
に排気チャンバを形成し、排気チャンバの下方には絞り
穴を形成し、打撃シリンダの上方から排出された排気エ
アを排気チャンバを経て絞り穴から排出させることを特
徴とする。
けるのが好ましい。
リンダ内に圧縮エアを供給することにより打撃ピストン
が駆動されて釘打込みが行なわれる。そして、釘打込み
作動後に打撃打撃シリンダの上方から上記圧縮エアが排
出されるが、この排気エアは排気チャンバに拡散して排
気され、さらに排気チャンバ内の排気エアは絞り穴を通
って排気カバーの排気口から拡散して排出される。
排気エアは一気に排気チャンバに排出され、さらに絞り
穴から拡散して排出されるから、排気時間を長くとるこ
とができ、直接に外部に排気される場合に比べ、排気音
は格段に減音される。特に、高圧の圧縮エアを使用する
場合は、同じ出力を得るのに小さな打撃ピストンで済む
ため、十分な大きさの排気チャンバを形成することがで
きる。したがって、本発明の排出機構は高圧エアを使用
するタイプの釘打機に有用である。
エアは一気に速やかに排気チャンバに排出されるから、
打撃シリンダ内の排気エアの排気が遅滞することがな
い。したがって、排気音の減音によって打撃ピストンの
リターン性能が損なわれることがない。
ャップの外周に間隔をおいてカバーを付けることによっ
て形成するものではなく、ボディの側面に沿って形成さ
れるもので、このように釘打機全体を高くしなくても排
気チャンバを確保できるから、この点からも釘打機が大
型化するのを避けることができる。
ンバの絞り穴の大きさは調整可能であるから、梱包作業
などのように音を犠牲にしても速射性を生かすときは、
絞り穴を大きくし、在来の建築工法などにおいて使用す
るように、速射性よりも減音効果を重要視するような場
合は、絞り穴を小さくすることにより減音効果をさらに
向上させることができる。
示すもので、この釘打機は、通常の空気圧式の釘打機と
同様に、ボディ1の内部に圧縮エア供給源(図示せず)
から取り入れた圧縮エアを貯留するエアチャンバ2と打
撃シリンダ・ピストン機構3とを配置し、トリガレバー
4の操作によって連動する起動バルブ5とヘッドバルブ
6の作動により圧縮エアを打撃シリンダ3aに給排させ
て打撃シリンダ3a内の打撃ピストン3bを往復動さ
せ、打撃ピストン3bに一体に結合したドライバ7をボ
ディ1の先端のノーズ部8に打ち出し、ノーズ部8の射
出口内に供給された釘9を打撃して被打込み材に打込み
駆動するものである。
バー4で起動バルブ5のバルブステム10を押し込み、
パイロットバルブ11を下動させてエア通路12を排気
口13に開くことにより、ヘッドバルブ6の上室14の
圧縮エアを排気口13から排出させてヘッドバルブ6を
開き作動させ、エアチャンバ2の圧縮エアを打撃シリン
ダ3a内に急激に供給して打撃ピストン3bを釘打込み
駆動させる。
することにより、起動バルブ5のバルブステム10はバ
ネ15により下動し、同時にパイロットバルブ11は上
動して再びエア通路12からヘッドバルブの上室14に
圧縮エアが供給されてヘッドバルブ6が閉じ作動すると
ともに、排気孔が開いて打撃シリンダ3a内に供給され
た圧縮エアは外部に排気される。同時に打撃時に圧縮さ
れた打撃シリンダ3aの周囲のブローバックチャンバ1
6内に貯留した圧縮エアにより打撃ピストン3bは上動
し、初期の上死点位置に復帰し、次の釘打ち込みが準備
されるのである。
後に打撃シリンダ3aから圧縮エアが排出される際には
排気音が発生するが、この排気音は次の減音機構により
減音されるように構成されている。すなわち、上記打撃
シリンダ3aの上方にはヘッドバルブ6を収容するイン
ナーキャップ17が配置され、インナーキャップ17に
は打撃シリンダ3aから排出された排気エアの排気孔1
8が形成されている。そして、インナーキャップ17の
周囲はシリンダキャップ19で覆われ、インナーキャッ
プ17とシリンダキャップ19との間にはボディ1の内
側面に沿うように排気チャンバ20が形成されている。
排気チャンバ20の下方には絞り穴21が形成され、さ
らにその下方には多数の排気口22を備えた排気カバー
23が設けられている。
ときは、インナーキャップ17の排気孔18は開き、ヘ
ッドバルブ6が開き作動しているときは、排気孔18は
閉じている。
のように閉じ作動したとき、インナーキャップ17の排
気孔18が開くので、打撃ピストン3bが上動(リター
ン)して打撃シリンダ3aの上方から排出された排気エ
アは、上記排気孔18から排気チャンバ20内に排出さ
れ、さらに排気チャンバ20内の排気エアは絞り穴21
を通って排気カバー23の排気口22から拡散して排出
される。
された排気エアはインナーキャップ17の排気孔18か
ら一気に排気チャンバ20内に排出され、さらに排気チ
ャンバ20内の排気エアは絞り穴21から拡散して排出
されるから、排気孔18から直接外部に排気される場合
に比べ排気音は格段に減音する。
排気エアは迅速に排気チャンバ20に排出されるから、
打撃シリンダ3a内の排気エアの排気が遅滞することが
ない。したがって、排気音の減音によって打撃ピストン
3bのリターン性能が損なわれることがない。
ダキャップ19の外周に間隔をおいてカバーを付けるこ
とによって形成するものではなく、ボディ1の側面に沿
って形成されるもので、このように釘打機全体を高くし
なくても排気チャンバ20を確保できるから、この点か
らも釘打機が大型化するのを避けることができる。
絞り穴21の上部に取付けスペース24を形成し、この
取付けスペース24に円弧状の邪魔部材25(図6参
照)を装着することによって絞り穴21をさらに小さく
調整できるように構成してもよい。
の大きさを調整可能とすることにより、梱包作業などの
ように音を犠牲にしても速射性を生かすときは、上記邪
魔部材25を装着せずに使用し、在来の建築工法などに
おいて使用するように、速射性よりも減音効果を重要視
するような場合は、上記邪魔部材25を装着することに
より減音効果をさらに向上させることができる。
で表わした要部の縦断面図
Claims (2)
- 【請求項1】 ボディの内部に配置された打撃シリンダ
の上端から圧縮エアを給排することにより打撃シリンダ
内の打撃ピストンを釘打ち込み駆動させる釘打機におい
て、 上記打撃シリンダの上方にインナーキャップを配置し、
インナーキャップの周囲をシリンダキャップで覆い、イ
ンナーキャップとシリンダキャップとの間にはボディの
内側面に沿うように排気チャンバを形成し、排気チャン
バの下方には絞り穴を形成し、打撃シリンダの上方から
排出された排気エアを排気チャンバを経て絞り穴から排
出させることを特徴とする空気圧式釘打機の減音機構。 - 【請求項2】 前記絞り穴の大きさが調整可能に設けら
れた請求項1記載の空気圧式釘打機の減音機構。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16820395A JP3211225B2 (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 空気圧式釘打機の減音機構 |
US08/657,882 US5878936A (en) | 1995-06-09 | 1996-06-07 | Exhaust mechanism of pneumatic nailing machine |
EP96109193A EP0747175B1 (en) | 1995-06-09 | 1996-06-07 | Exhaust mechanism of pneumatic nailing machine |
DE69629623T DE69629623T2 (de) | 1995-06-09 | 1996-06-07 | Auslasssystem für eine Maschine zum Eintreiben von Nägeln |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16820395A JP3211225B2 (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 空気圧式釘打機の減音機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08336766A true JPH08336766A (ja) | 1996-12-24 |
JP3211225B2 JP3211225B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=15863707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16820395A Expired - Lifetime JP3211225B2 (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 空気圧式釘打機の減音機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3211225B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002137174A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-05-14 | Hitachi Koki Co Ltd | 空気釘打機 |
JP2004001135A (ja) * | 2002-05-31 | 2004-01-08 | Hitachi Koki Co Ltd | エアダスタ付き釘打機 |
JP2013215870A (ja) * | 2012-04-12 | 2013-10-24 | Makita Corp | エア打込み工具 |
JP2018103273A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | 株式会社マキタ | 打ち込み工具 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102621216B1 (ko) | 2020-12-21 | 2024-01-04 | 김명화 | 센터마크를 포함하는 양말 |
-
1995
- 1995-06-09 JP JP16820395A patent/JP3211225B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002137174A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-05-14 | Hitachi Koki Co Ltd | 空気釘打機 |
JP2004001135A (ja) * | 2002-05-31 | 2004-01-08 | Hitachi Koki Co Ltd | エアダスタ付き釘打機 |
JP2013215870A (ja) * | 2012-04-12 | 2013-10-24 | Makita Corp | エア打込み工具 |
JP2018103273A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | 株式会社マキタ | 打ち込み工具 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3211225B2 (ja) | 2001-09-25 |
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