JP3289763B2 - 空気圧式釘打機の排気カバー - Google Patents

空気圧式釘打機の排気カバー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気圧式釘打機に
おいて圧縮空気によって釘を打撃するように駆動された
打撃ピストンが初期位置に復帰するときに打撃シリンダ
から排出された排気の圧力で外れることのない排気カバ
ーに関する。
【0002】
【従来技術】一般に空気圧式の釘打機は、釘打撃用の打
撃ピストンを摺動自在に収容する打撃シリンダと、打撃
ピストンに一体に結合したドライバとを備え、上記打撃
シリンダ内に圧縮空気を給排して打撃ピストンとともに
ドライバを往復駆動させ、打撃ピストンの往動時に射出
部に供給された釘を打撃し、復動時に上記打撃シリンダ
から排出された排気をシリンダヘッドの排気部から大気
に放出させるものであるが、排気の圧力は高圧であり、
作業者が作業中に排気圧の影響を受けないように排気方
向を可変できるようにした構成のものがある。これは上
記排気部の外側にさらに排気カバーを回転可能に被せ、
排気カバーに排気口を形成するとともに、この排気カバ
ーを適宜に回転させて排気方向を調整するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
排気カバーは軟質プラスチックで単に短筒状に形成され
た構造であったから、高い排気圧を受けたときに排気カ
バーが膨出し、排気部から外れてしまうことがあった。
【0004】本発明は上記欠点を解消し、排気圧によっ
て外れることがない空気圧式釘打機の排気カバーを提供
することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る空気圧式釘打機の排気カバーは、釘打
ち込み用の打撃シリンダ上に立ち上げられるとともに側
部に打撃シリンダからの排気を排出する排気口を備えた
シリンダヘッドの側壁部に嵌合装着された短筒状の空気
圧式釘打機の排気カバーであって、上記排気カバーを軟
質材から形成し、該排気カバーの上下端部にシリンダヘ
ッドに回転可能に嵌合装着するための上部係合縁と下部
係合縁を形成し、これらの上部係合縁と下部係合縁とを
それぞれ上記シリンダヘッドの側壁部の上下部に形成さ
れた上縁部の係合凹部及び下縁部の係合溝に係合すると
ともに、上記打撃シリンダから排気された排気圧が上記
排気カバーの下部係合縁に対して作用する受圧有効面積
の方が、上記上部係合縁に対する受圧有効面積よりも大
きくなるように、上記下部係合縁の径を小さくしたこと
を特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は空気圧式釘打機の縦断面図
で、符号1はボディ、2はグリップ、3はマガジンを示
す。ボディ1には、打撃シリンダ4と、打撃シリンダ4
内に摺動自在に収容されるとともにドライバ5を一体に
結合した打撃ピストン6と、打撃シリンダ4内にエアチ
ャンバ7(圧縮空気供給源に接続している)内の圧縮空
気を給排して打撃ピストン6を駆動制御するヘッドバル
ブ8とが配置されている。ボディ1の先端にはノーズ部
9が設けられ、上記ドライバ5はノーズ部9内を摺動す
るように案内されている。ノーズ部9にはマガジン3の
先端が開口し、マガジン3内の釘10はノーズ部9に供
給されるように構成されている。
【0007】釘打ち込み時にはグリップ2の基部のトリ
ガレバー11を操作することによりトリガバルブ12が
作動し、これに連動してヘッドバルブ8が上動して打撃
シリンダ4の上端を開くように制御することにより、エ
アチャンバ7内の圧縮空気が打撃シリンダ4内に供給さ
れて打撃ピストン6とともにドライバ5を駆動し、射出
部内の釘を打撃して被打込み材に打込むのである。その
後、トリガレバー11を解放することにより再びトリガ
バルブ12が作動し、さらにヘッドバルブ8が下動して
図1のように打撃シリンダ4を閉じるように作動し、同
時に打撃シリンダ4は大気に接続されて排気され、打撃
ピストン6は初期位置に復帰して次の釘打ち込み作動が
準備される。上記トリガバルブ12、ヘッドバルブ8の
作動による釘打機の打ち込み制御の機構は公知のものと
同じである。
【0008】次に、図2に示されるように、打撃シリン
ダ4の上部にはシリンダヘッド15が筒状に立ち上げら
れている。シリンダヘッド15の上端は閉塞され、また
中間の側壁にはその上端と下端にはそれぞれ上縁部16
と下縁部17とが円盤状に対応するように形成されてい
る。そして、上記ヘッドバルブ8の上部中央には打撃シ
リンダの上方に開口する排気通路18が形成され、この
排気通路18に連通するようにシリンダヘッド15の側
壁にはヘッドバルブ8が上下動に応じて閉じ開きする排
気口19(内側排気口)が形成されている。
【0009】また、シリンダヘッド15の上縁部16の
周縁下部は多角形(12角形)に形成され、上部との間
に12個の係合凹部20が形成されている。これに対
し、下縁部17の周面には係合溝21が形成されてい
る。
【0010】上記シリンダヘッド15の上縁部16と下
縁部17には排気カバー22が回転可能に嵌合装着され
ている。排気カバー22はウレタンゴム等の軟質材によ
って構成されるとともに、図3(a)(b)に示されるよ
うに全体は短筒状であるが、その上端には内面が多角形
(12角形)に形成された上部係合縁23が形成されて
いる。また、排気カバー22の下端部にはその径が小さ
くなるように下部係合縁24が形成されている。さら
に、排気カバー22には外側排気口26が形成されてい
る。なお、排気カバー22の外周面には滑り止め用の凹
凸部25が形成されている。そして、排気カバー22は
図2のように上縁部16と下縁部17の周面部の外側か
ら嵌め合わせ、その下端部の下部係合縁24を下縁部1
7の係合溝21に係合させ、上部係合縁23を係合凹部
20に係合させることにより装着されている。
【0011】上記構成によれば、釘打ち込み作動後に打
撃ピストン6の復動に伴い打撃シリンダ4内に供給され
た圧縮空気は打撃シリンダ4のシリンダヘッド15の上
部に形成された排気通路18から内側排気口19を通
り、さらに排気カバー22に形成された外側排気口26
から大気に放出される。そして、排気カバー22を回転
させて外側排気口26の向きを変えて排気方向を選択す
ることができる。その際、上縁部16の係合凹部20と
排気カバー22の上端の係合縁23との係合により一定
の回転角毎に自由な回転を抑制する回転止めが行なわれ
る。
【0012】ところで、排気カバー22の下端部の径は
小さく形成されているので、打撃シリンダ4からの排気
圧は上記下部係合縁24の上面に作用することにより、
排気カバー22の上端部と下端部の受圧面積は下端部の
小径部(下部係合縁24)の上面の方が大きいので、排
気カバー22は排気圧が加わることにより下方に(図2
の矢印方向に)、すなわちシリンダヘッド15の下方に
押しつけられるように付勢されることになるから、排気
カバー22が排気圧によって外れることはない。
【0013】なお、排気カバー22とシリンダヘッド1
5の上下縁部16、17との係合は周面部に限らない。
排気カバーを係合装着できるものであればよく、周面又
はその周辺の周縁部であればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る釘打機の要部の縦断面図
【図2】上記釘打機における排気カバー部分の拡大図
【図3】(a) (b) は排気カバーの平面図及びそのA−A
線上の断面図
【符号の説明】
4 打撃シリンダ 15 シリンダヘッド 16 排気口(内側排気口) 22 排気カバー 24 下部係合縁(小径部)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釘打ち込み用の打撃シリンダ上に立ち上
    げられるとともに側部に打撃シリンダからの排気を排出
    する排気口を備えたシリンダヘッドの側壁部に嵌合装着
    された短筒状の空気圧式釘打機の排気カバーであって、 上記排気カバーを軟質材から形成し、該排気カバーの上
    下端部にシリンダヘッドに回転可能に嵌合装着するため
    の上部係合縁と下部係合縁を形成し、これらの上部係合
    縁と下部係合縁とをそれぞれ上記シリンダヘッドの側壁
    部の上下部に形成された上縁部の係合凹部及び下縁部
    係合溝に係合するとともに、上記打撃シリンダから排気
    された排気圧が上記排気カバーの下部係合縁に対して作
    用する受圧有効面積の方が、上記上部係合縁に対する受
    圧有効面積よりも大きくなるように、上記下部係合縁の
    径を小さくしたことを特徴とする空気圧式釘打機の排気
    カバー。
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