JPH0242109Y2 - - Google Patents

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JPH0242109Y2
JPH0242109Y2 JP20456985U JP20456985U JPH0242109Y2 JP H0242109 Y2 JPH0242109 Y2 JP H0242109Y2 JP 20456985 U JP20456985 U JP 20456985U JP 20456985 U JP20456985 U JP 20456985U JP H0242109 Y2 JPH0242109 Y2 JP H0242109Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は椎茸種駒用駒打機における種駒保持装
置、詳しくは椎茸菌を植え込んだ種駒を原木に形
成した下孔に打込む駒打機であつて、種駒打込み
にあたつて種駒供給部から供給された種駒を駒打
機の打出し通路に保持するための種駒保持装置に
関する。
(従来技術) 椎茸菌を原木に植え込む場合、従来は原木に下
孔を形成した後、該下孔に予め椎茸菌を植え込ん
だ種駒を一個ずつハンマー等で打込む手作業によ
つて行なつている。しかし、これでは作業がはか
どらないので、下孔への種駒の打込みを工具によ
つて行なうことが提案されている。このような工
具としては、従来のネジ締め機のように、駒打機
と種駒供給部とを種駒送りパイプで連結し、種駒
供給部から供給された種駒を駒打機によつて打出
す駒打機が考えられる。
ところで、種駒供給部から駒打機の先端の打出
し通路に種駒を供給する場合、種駒が打出し通路
から抜け落ちないように安定に保持する機構が必
要になる。この種の技術としては、特公昭48−
12228号公報に示される木栓打込み機における木
栓の保持機構や特公昭36−18238号公報に示され
るネジ締め機におけるネジの保持機構がある。し
かし、前者は円柱状の木栓を保持する機構である
から、円錐台状に形成された種駒では安定して保
持することはできない。また、後者はネジの頭部
を係止して保持する機構であるから、同様に安定
性に劣るきらいがある。
種駒が打出し通路に安定して保持されないと、
種駒は傾き状態で原木に打込まれるので、下孔に
良好に挿入できないだけでなく、破損して無駄が
生じるおそれがある。
(考案の技術的課題) 本考案は上記問題点を解消し、駒打機の先端部
で確実に種駒を保持することができ、しかも原木
の下孔に確実に挿入して位置決めできるように駒
打機の先端部から所定量の突出長さを確保できる
椎茸種駒用駒打機における種駒保持装置を提供す
ることをその技術的課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案に係る種駒保
持装置は、ピストンを往復動自在に収容するシリ
ンダと、ピストンに一体に結合された駒打ち用ド
ライバ部材と、該ドライバ部材の軸方向の前方に
設けられてドライバ部材を摺動可能に収容し且つ
先端に椎茸種駒を装填する打出し通路と、上記シ
リンダ内に圧縮空気を導入してドライバ部材を作
動させるとともに、作動後にシリンダ内の圧縮空
気を排気通路から排気させてドライバ部材の戻し
工程を行わせるために圧縮空気供給源と上記シリ
ンダと上記排気通路との間に設けられた制御バル
ブとを有する椎茸種駒用駒打機において、上記打
出し通路に種駒供給路を開口させるとともに、打
出し通路の先端部周面には先端に種駒のテーパに
ほぼ一致するテーパ受け面を形成した複数の保持
部材を配置し、打出し通路の内側には上記保持部
材に保持されて打出し通路の先端から所定長さに
突出した種駒の後端に係合する戻り止め用爪部材
を設け、且つ上記保持部材及び爪部材をドライバ
部材の移動範囲に突出しないように規制したこと
を特徴とする。
(考案の作用、効果) 上述のように、本考案によれば、種駒供給部か
ら送り出された種駒は種駒供給通路から駒打機の
打出し通路の先端に供給され、該打出し通路の先
端部の保持部材の先端に形成されたテーパ受け面
に当接して保持される。このとき種駒の先端は打
出し通路から所定の長さだけ突出し、後端には爪
部材が係合する。このように、種駒は複数の保持
部材によつて保持され、しかも保持部材には円錐
台状の種駒のテーパとほぼ同じテーパ面が形成さ
れているから、安定に保持される。また、種駒の
先端は打出し通路の先端から突出しているので、
この突出部を原木の下孔に確実に位置決めして挿
入することができる。そして、制御弁を作動させ
ることにより駒打機のシリンダ内に圧縮空気を導
入してドライバ部材を作動させると、打出し通路
内の種駒は原木の下孔に向つて打出される。この
とき、保持部材及び爪部材はドライバ部材の可動
範囲に突出しないように規制されているので、ド
ライバ部材の作動によつて保持部材又は爪部材が
破損することはない。
(実施例) 以下、図面によつて本考案の実施例につき説明
する。
図において、符号Aは椎茸種駒用駒打機を示
す。この駒打機Aにはピストン1を往復動自在に
収容するシリンダ2と、ピストン1に一体に結合
された駒打ち用ドライバ部材3と、該ドライバ部
材3の軸方向の前方に設けられてドライバ部材3
を摺動可能に収容し且つ先端に椎茸種駒4を装填
する打出し通路5と、上記シリンダ2内に圧縮空
気を導入してドライバ部材3を作動させるととも
に、作動後にシリンダ2内の圧縮空気を排気通路
から排気させてドライバ部材3の戻し工程を行わ
せるための制御バルブ6と、該制御バルブ6の作
動を操作するための操作バルブ機構7とが設けら
れている。
上記制御バルブ6はシリンダ2とシリンダ2の
後方に形成された排気通路8とエアコンプレツサ
等の圧縮空気供給源(図示せず)に連通する圧縮
空気貯留室9との間に設けられ、その後面に作用
する空気圧とバネ10のバネ圧によつて常時シリ
ンダ2と圧縮空気貯留室9との間の開口部11を
閉じ、上記空気圧とバネ圧に抗して上記開口部1
1を開く位置に移動したときは、その後部突端6
aがシール部12を圧接して排気通路8を閉じる
ように構成されている。また、制御バルブ6の後
面に対する空気圧は操作バルブ機構7によつて供
給制御されている。操作バルブ機構7は上記制御
バルブ6の後面に供給する空気通路13を圧縮空
気貯留室9又は大気に選択的に接続するトリガバ
ルブ14と、トリガバルブ14の開閉を操作する
トリガレバー15とから構成されている。
次に、上記駒打機Aの打出し通路5の先端部に
は種駒供給路16が開口されている。この種駒供
給路16は図示しない種駒供給装置に接続され、
該供給装置から一個ずつ種駒4が供給されるよう
に構成されている。そして、上記種駒供給路16
内には上記シリンダ2内の圧縮空気の排気通路8
が種駒供給方向に向けて開口されて開口されてい
る。
次に、打出し通路5の先端部周面には二個の保
持部材20,20が対向配置されている。保持部
材20はその略中間部が軸21により打出し通路
5に軸支され、後端は20aはバネ22によつて
打出し通路5から離反するように付勢され、これ
に対して先端20bは打出し通路5の先端部の前
方に突出するとともに打出し通路5の内面より内
側に突出するように構成され、しかも上記先端2
0bの内側には円錐台状の種駒4のテーパ4aに
ほぼ一致するテーパ受け面23が形成されてい
る。これにより、打出し通路5の先端に供給され
た種駒4は、先端が打出し通路5の先端から所定
長さに突出した状態で保持部材20,20に保持
される。このとき、保持部材20のテーパ受け面
23と種駒4のテーパ面4aとはほぼ一致してい
るので、種駒4は安定に保持される。また、種駒
4は長さが異なつても、テーパ角度は同じである
から、長短に関係なく同じように安定に保持でき
る。なお、保持部材は打出し通路5の周面に三個
以上配置してもよい。
また、打出し通路5の内側には上記保持部材2
0,20によつて保持された種駒4の後端に係合
する戻り止め用爪部材24が設けられている。こ
の戻り止め用爪部材24も後端24aはバネ25
によつて打出し通路5から離反するように付勢さ
れ、これに対して先端係合部26は打出し通路5
の内部に突出して上記種駒4の後端に係合するよ
うに形成されている。
なお、上記保持部材20及び爪部材24にはそ
れぞれ打出し通路5の外面に当接する当接部20
c,24bによつてドライバ部材3の移動範囲内
に突出しないように規制されている。
次に、上記構成の駒打機Aの作動態様について
説明する。
まず、種駒供給部から種駒供給路16を経て打
出し通路5内に種駒4を供給すると、該種駒4は
保持部材20,20に安定に保持され、その後端
は爪部材24に係合される。このとき、種駒4の
先端は打出し通路5の先端よりも所定の長さだけ
突出しているので、原木28の下孔29に位置決
めしやすい。その後、トリガレバー15を引いて
トリガバルブ14を作動させることにより、空気
通路13は大気に開かれ、制御バルブ6後面に作
用していた圧縮空気は大気に解放されるので、制
御バルブ6の前端周面に作用していた圧縮空気の
空気圧により制御バルブ6は後退し、排気通路8
を閉じ、開口部11を開く。これにより圧縮空気
貯留室9内の圧縮空気は開口部11からシリンダ
2内に導入され、ピストン1とドライバ部材3を
駆動し、打出し通路5の先端保持部材20,20
に保持された種駒4を原木28の下孔29に打込
む。このとき、保持部材20及び爪部材24には
それぞれ打出し通路5の外面に当接する当接部2
6,27によつてドライバ部材3の移動範囲内に
突出しないように規制されているので、上記部材
20,24がドライバ部材3に当つて破損するこ
とがない。
種駒4の打込み終了後、トリガレバー15を離
すと、トリガバルブ14は圧縮空気貯留室9を空
気通路に接続するので、圧縮空気が制御バルブ6
の後面に作用して該制御バルブ6を再び開口部1
1を閉じ、排気通路8を開く位置に復帰作動させ
る。
上述のように、上記駒打機Aによれば、先端部
で確実に種駒4を保持することができ、しかも種
駒4は駒打機Aの先端部から所定量の突出長さを
確保できるので、原木28の下孔29に確実に挿
入して位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る種駒保持装置を含む椎茸
種駒用駒打機の縦断面図であり、第2図は第1図
の−線上の拡大断面図である。 符号、A……駒打機、1……ピストン、2……
シリンダ、3……ドライバ部材、4……椎茸用種
駒、4a……テーパ、5……打出し通路、6……
制御バルブ、7……操作バルブ機構、8……排気
通路、9……圧縮空気貯留室、13……空気通
路、16……種駒供給路、20……保持部材、2
2……バネ、23……テーパ受け面、24……爪
部材、26……係合部、29……下孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストンを往復動自在に収容するシリンダと、
    ピストンに一体に結合された駒打ち用ドライバ部
    材と、該ドライバ部材の軸方向の前方に設けられ
    てドライバ部材を摺動可能に収容し且つ先端に椎
    茸種駒を装填する打出し通路と、上記シリンダ内
    に圧縮空気を導入してドライバ部材を作動させる
    とともに、作動後にシリンダ内の圧縮空気を排気
    通路から排気させてドライバ部材の戻し工程を行
    わせるために圧縮空気供給源と上記シリンダと上
    記排気通路との間に設けられた制御バルブとを有
    する椎茸種駒用駒打機において、上記打出し通路
    に種駒供給路を開口させるとともに、打出し通路
    の先端部周面には先端に種駒のテーパにほぼ一致
    するテーパ受け面を形成した複数の保持部材を配
    置し、打出し通路の内側には上記保持部材に保持
    されて打出し通路の先端から所定長さに突出した
    種駒の後端に係合する戻り止め用爪部材を設け、
    且つ上記保持部材及び爪部材をドライバ部材の移
    動範囲に突出しないように規制したことを特徴と
    する椎茸種駒用駒打機の種駒保持装置。
JP20456985U 1985-12-30 1985-12-30 Expired JPH0242109Y2 (ja)

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JP20456985U JPH0242109Y2 (ja) 1985-12-30 1985-12-30

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JPS62111345U JPS62111345U (ja) 1987-07-15
JPH0242109Y2 true JPH0242109Y2 (ja) 1990-11-09

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