WO2006057286A1

WO2006057286A1 - 打込機

Info

Publication number: WO2006057286A1
Application number: PCT/JP2005/021559
Authority: WO
Inventors: Junichi Tamura; Masafumi Satsuka
Original assignee: Max Co., Ltd.
Priority date: 2004-11-26
Filing date: 2005-11-24
Publication date: 2006-06-01
Also published as: CA2588672A1; AU2005308143A1; JP4577495B2; EP1825962A1; US20080105725A1; JP2006150477A

Abstract

　コンタクト部材１０は、ノーズ部４に保持され、先端方向に向けた係合爪２３、２４を備える。垂直ガイド１２は、ネジや釘を打ち込み軸線に沿って案内するように、打ち込み軸線を挟んで対向して回動可能に配置されるとともに先端部２２が互いに近接する方向に弾性手段によって回動付勢された一対のチャック部材１３、を備える。垂直ガイド１２は、ノーズ部４に対してネジや釘の打ち出し方向に沿って摺動自在に配置される。垂直ガイド１２は、通常時に垂直ガイド１２の先端部がコンタクト部材１０の係合爪２３、２４よりも突出するように弾力付勢される。

Description

打込機

技術分野

[0001] 本発明は、ネジ締め機や釘打機のノーズ部カゝら打ち出されるネジゃ釘を、ノーズ部の軸線方向に沿って打ち出して、被打込材に予め形成された穴内に誘導して、穴内にネジゃ釘を打ち込む、ネジ、釘の打込機に関する。

背景技術

[0002] 電動モータやエアモータ等によって回転駆動されるドライバビットによってネジをねじ込むネジ締め機や、圧縮空気等によって直線的に駆動されるドライバによって釘を打ち込むようにした釘打機がある。（以下、ネジ締め機や、釘打機などを、打込機という。）また、打ち込まれるネジゃ釘の先端部と軸部を打ち込み軸線に沿って案内するように打ち込み軸線を挟んで左右方向又は前後方向に開閉可能に枢着保持された一対のチャック部材カもなる垂直ガイドを備える打込機がある。この垂直ガイドによってネジ締め機や釘打機力被打込材へ向けて打ち出されるネジゃ釘の先端部と軸部を誘導して、被打込材の面に対してネジゃ釘をほぼ垂直に打ち込むことができる。

[0003] 実公平 06— 047669は、ネジ締め機や釘打機（打込機）のネジゃ釘の打ち込み方向に沿って摺動可能に打出部の先端方向に突出して配置されたコンタクト部材、を備える打込機を開示する。打込機を操作する際に、このコンタ外部材を被打込材と係合させて摺動操作することによって、打込機が起動される。また、このコンタクト部材に形成した爪を被打込材に食い込ませることによって、打込機は、被打込材の打込み位置に安定して位置決めされる。このような垂直ガイドとコンタクト部材をともに備えて、る打込機にぉ、ては、コンタクト部材が垂直ガイドの先端部を囲むように環状に形成される。また、コンタクト部材が前記垂直ガイドの先端よりも更に先端方向に突出して配置される。

[0004] また、ネジゃ釘を打ち込むための釘穴やねじ穴が予め形成されている建築用金具又は補強金具や、あるいは木割れを防止するための下穴を予め形成した一般の木材等への釘打ちゃネジ打ちを行うには、打込機の射出部から打ち出されるネジや釘の先端をこれらの金具に形成された釘穴やねじ穴又は下穴内へ誘導させる機能が必要となっている。実公平 06— 030377は、釘の打ち出しに先立って打出部に供給された釘を軸方向に推進させて釘の先端を打出部の先端から突出させる釘突き出し機構を備えるとともに、この釘突き出し機構によって打出部力突き出された釘の先端を下穴内に挿入してから打込機を起動させて建築用金具等を釘打ち止めするようにした打込機を開示する。

[0005] 従来のコンタクト部材と垂直ガイドとをともに備えている打込機では、打込部を形成しているノーズ部に対して垂直ガイドが取り付けられている。更に、コンタクト部材が前記打込部に対して摺動可能に支持される。また、前記コンタクト部材の先端が垂直ガイドの先端より更に先端方向に突出して配置される。また、このコンタクト部材の先端部分は垂直ガイドを構成して、る一対のチャック部材の先端部を囲むように環状に形成されている。このため、前記垂直ガイドの先端部が目視しづらくなり垂直ガイドの先端部で被打込材に予め形成されている下穴等に打込機を位置決めさせることが困難である。この結果、ネジゃ釘がこれらの穴内に打ち込めずに打込み不良が発生することがある。

[0006] また、垂直ガイドを形成して!/ヽる一対のチャック部材は、ネジゃ釘の拡径された頭部を通過させる際にチャック部材の先端部が開く方向に回動する。このチャック部材の先端部外周面を先細状に形成して、この先端を下穴内に挿入して位置決めさせるようにすると、チャック部材の先端が穴内に侵入してネジゃ釘の頭部がチャック部材を通過するときの開きが規制される。この結果、ネジゃ釘の頭部が被打込材に着座したときに、チャック部材の先端部分が穴の中に巻き込まれたり、チャック部材の先端部が破損することがある。

[0007] 更に、釘突き出し機構を備えた上記従来の打込機では、ネジ穴や釘穴又は下穴への打込み以外の用途例えば、下穴を形成していない平らな被打込材の面へ通常に打ち込む場合では、打出部力突出されたネジゃ釘の先端が平らな被打込材の面に当接してしまい、打込機を被打込材に対して安定して位置決めすることが困難である。このため、このような用途には使用できない。この結果、それぞれ専用の打込機を準備する必要が生ずる。発明の開示

[0008] 本発明の一または一以上の実施例は、通常の平坦な被打込材の面へ打込機の位置決めが容易に行えるとともに、被打込材に予め形成されている下穴内へネジゃ釘の誘導が確実に行える、打込機を提供する。

[0009] 本発明の一または一以上の実施例によれば、打込機は、ノ、ウジングと、前記ハウジングの先端部に取り付けられドライバ部材を摺動自在に案内するドライバガイドを形成しているノーズ部と、前記ノーズ部に保持されたコンタクト部材と、打込み軸線を挟んで対向して回動可能に配置され先端部が互いに近接する方向に弾性手段によつて回動付勢された一対のチャック部材を有し前記ノーズ部に対してネジゃ釘の打ち出し方向に沿って摺動自在に配置された垂直ガイドと、を備える。前記垂直ガイドは、通常時に垂直ガイドの先端部が前記コンタクト部材の先端よりも先端側へ突出するように弾力付勢される。

[0010] また、本発明の一または一以上の実施例によれば、前記ハウジングはネジゃ釘を打ち出すようにしたドライバ部材と該ドライバ部材を駆動する駆動機構とを収容してもよぐ前記コンタクト部材は先端方向に向けた係合爪を有してもよぐ前記係合爪は被打込材と係合可能であってもよぐ前記垂直ガイドは前記ドライバ部材によって打ち込まれるネジゃ釘を打ち込み軸線に沿って案内してもよい。

[0011] また、本発明の一または一以上の実施例によれば、打込機は、更に、前記ノーズ部に対して、ネジの打込み方向に沿って摺動可能に保持される保持ブロック、を具備してもよい。前記コンタクト部材は、前記保持ブロックに装着されてもよい。

[0012] また、本発明の一または一以上の実施例によれば、コンタクト部材が被打込材と係合されて前記ノーズ部に対して摺動作動され、かつ、トリガレバーが操作されることによって、打込機が起動されてもよい。

[0013] また、本発明の一または一以上の実施例によれば、前記一対のチャック部材は

、前記保持ブロックに、ネジの打込み方向に沿って摺動可能に保持されてもよい。

[0014] また、本発明の一または一以上の実施例によれば、打込機は、更に、前記保持ブロックに設けられたガイド穴と、前記保持ブロックに設けられたチャックホルダと、を備えてもよい。前記一対のチヤック部材は、前記チャックホルダに回動可能に支持されてもよぐ前記チャックホルダに形成されているガイドロッドが前記ガイド穴内に遊嵌されることによって前記チャックホルダが前記保持ブロックに対して摺動可能に保持されてもよい。

[0015] また、本発明の一または一以上の実施例によれば、打込機はネジ締め機であつてよい。

[0016] また、本発明の一または一以上の実施例によれば、打込機は釘打機であってよい。

[0017] 本発明の一または一以上の実施例によれば、ドライバ部材によって打ち込まれるネジゃ釘を打ち込み軸線に沿って案内する垂直ガイドがノーズ部に対して打ち込み軸線に沿って摺動自在に配置され、該垂直ガイドは通常時に垂直ガイドの先端部が前記コンタクト部材の先端よりも先端側へ突出するように弾力付勢されているので、垂直ガイドを形成してヽるチャック部材の先端で下穴を狙ヽ易ヽ。例えば先細の円筒形状等に形成することによって、ネジゃ釘等の打込み位置や下穴狙い作業時の穴狙、の精度が高くでき、作業の効率アップを図ることができる。

[0018] また、垂直ガイドは前記ノーズ部に対して打ち込み軸線に沿って摺動自在に配置され、このノーズ部に先端方向に向けた係合爪を形成したコンタクト部材が設けられているので、垂直ガイドのチャック部材によって下穴内に狙いを付けた状態で、打込機を被打込材へ押し付け操作することによりコンタクト部材の係合爪を被打込材と係合させて打込み位置と打込み角度を安定させることができ作業効率を向上することができる。また、ネジゃ釘が被打込材に打ち込まれる際には垂直ガイドが更に上方へ摺動することが可能であり、打込機を被打込材へ押し付け操作している押し付け力によって垂直ガイドが被打込材に強く押圧されることがなくなり、垂直ガイドが下穴内に巻き込まれてしまったり又は垂直ガイドを破損してしまうことが防止できる。更に、前記垂直ガイドの先端がコンタクト部材の先端より引っ込んだ位置まで摺動することが可能であるため、打込ガイド機構を搭載した打込機で穴狙い作業と平坦な被打込材面への打ち込み作業に使用でき、打込機を交換、または、部品交換や切替スイツチ等による機能の変更をする必要がなく作業効率を低下してしまうことがない。 [0019] その他の特徴および効果は、実施例の記載および添付のクレームより明白である。

図面の簡単な説明

[0020] [図 1]打込機の一実施例としての発明のネジ締め機を示す斜視図

[図 2]図 1のネジ締め機のノーズ部を示す背面図

[図 3]図 1のネジ締め機のノーズ部を示す平面図

[図 4]図 1のネジ締め機の打込ガイド機構を構成している部材を示す斜視図

[図 5]図 3における A— A線上の断面図

[図 6]垂直ガイドが上方へスライド移動された状態の図 5と同じ位置での断面図

[図 7]ネジの打ち込みが完了した状態の図 5と同じ位置での断面図

符号の説明

[0021] 1 ネジ締め機

4 ノーズ部

10 コンタクト部材

12 垂直ガイド

13 チャック部材

14 チャックホノレダ

19 ノ^ネ

20 ノ^ネ

21 ガイド面

22 先端部

23 係合爪

24 係合爪

発明を実施するための最良の形態

[0022] 以下、図面を参照して、本発明の一または一以上の実施例を説明する。

実施例 1

[0023] 図は、本発明の打込機の一例としての圧縮空気によって作動するネジ締め機と、ネジ締め機のノーズ部を示す。上記実施例にカゝかるネジ締め機 1は、後方側に向けられたグリップ部 3を一体に形成しているハウジング 2内にネジの頭部に形成されているリセスと係合する係合部が形成されているドライバビットと、このドライバビットを回転駆動するとともに軸方向に推進させる駆動機構が収容されて、る。前記ハウジング 2の先端部下方にはノーズ部 4が取り付けられており、図 2に示すように、このノーズ部 4の上方に形成されているドライバガイド 5内に前記ドライバビット 6が収容されて案内されている。更に、図 4に示すように、前記ノーズ部 4のドライバガイド 5の下方にはネジを被打込材へ向けて誘導案内する筒状ガイド部 4aがー体に形成されており、この筒状ガイド部 4aの後方側に向いた周面には筒状ガイド部 4a内へネジを導入するための開口 4bが形成されている。

[0024] 図 1に示すように、前記ノーズ部 4の後方側には多数のネジ Nの各軸部を互いに連結して構成されて、る連結ネジを装填するマガジン部 7が連設されており、このマガジン部 7に装填された連結ネジを該マガジン部 7に形成されている供給機構 8によってノーズ部 4の方向へ推進させて、連結ネジの先頭のネジ Nを順次前記ノーズ部 4の筒状ガイド部 4a内へ供給するようにして、る。前記グリップ部 3の後端に取り付けられているエアプラグ 9からネジ締め機 1内に供給される圧縮空気により前記駆動機構を介してドライバビット 6を駆動することによって、前記ドライバビット 6の先端部をノーズ部 4の筒状ガイド部 4a内へ供給されているネジのリセスと係合させて該ネジを回転させるとともに該ネジをネジの先端方向へ向けて推進駆動させながらノーズ部 4の先端方向へ打ち出すようにして、る。

[0025] 前記ノーズ部 4の筒状ガイド部 4aには、該ノーズ部 4に対してネジの打込み方向に沿って摺動可能に保持されている保持ブロック 17が取り付けられており、この保持ブロック 17は図 1に示すようにパネ 25によって通常時にノーズ部 4の先端方向に配置されるように摺動付勢されている。更に、この保持ブロック 17にはネジの打込み操作をする際に被打込材と当接されるコンタクト部材 10が装着されており、ネジ締め機 1によってネジ締め作業を行う際にノーズ部 4を被打込材へ押圧させることによってこのコンタクト部材 10を被打込材と係合させて前記保持ブロック 17をノーズ部 4に対して摺動作動させるとともに、前記グリップ部 3の基部に形成されているトリガレバー 1 1とを操作することによってネジ締め機 1を起動させるようにして、る。

[0026] 更に、前記保持ブロック 17には、ドライバビット 6によってノーズ部 4の先端方向へ打ち出されるネジの先端部と軸部を打ち込み軸線に沿うように誘導するための垂直ガイド 12が形成されている。図 4及び図 5に示すように、該垂直ガイド 12はチャックホルダ 14に枢支軸 15によって回動可能に支持されている一対のチャック部材 13によって構成されており、前記チャックホルダ 14に形成されているガイドロッド 16が前記保持ブロック 17に形成されたガイド穴 18内に遊嵌されることによってチャックホルダ 1 4が前記保持ブロック 17に対して摺動可能に保持されている。前記一対のチャック部材 13はこのチャックホルダ 14を介して前記保持ブロック 17に対して摺動可能に保持されている。

[0027] 図 5に示すように、前記一対のチャック部材 13は前記チャックホルダ 14との間に配置されてヽるパネ 19によってチャック部材 13の先端部に形成されて!ヽるガイド面 2 1が互いに近接される閉じ方向に回動付勢されており、ネジ N頭部に形成されて!ヽるリセスにドライバビット 6が係合された状態で打ち出されるネジ Nの先端部と軸部とを前記一対のチャック部材 13の各ガイド面 21と係合させることによって、ネジ Nの軸部が打ち込み軸線方向に沿うように誘導案内される。

[0028] 更に、前記一対のチャック部材 13は前記ガイドロッド 16に装着されているパネ 2 0によってチャック部材 13の先端部 22がネジのねじ込み方向に突出して配置されるように摺動付勢されており、ネジの打込み操作に伴ってネジ締め機 1を被打込材へ押し当て操作したときに、最初にこのチャック部材 13の先端部 22が被打込材の面と当接されるようにしている。更に、これらの各チャック部材 13の先端部 22の外形形状は外径が細く形成された円筒形に形成されており、この先端部 22によって被打込材に予め形成されて、る下穴への狙、をつけやすくして、る。

[0029] 図 4に示すように前記コンタクト部材 10は中心部が中空にされた角筒状に形成されており、この中空内に前記保持ブロック 17を収容するように前記保持ブロック 17 の外側面に一体に取り付けられており、保持ブロック 17に取り付けられている前記一対のチャック部材 13の先端部がこのコンタクト部材 10の中空内で開閉作動とネジの打ち出し方向に沿った摺動ができるようにされて!、る。前記コンタクト部材 10の前面先端にはネジの打込み方向に向いて尖った 2つの係合爪 23が形成されており、更にコンタクト部材 10の両側面先端には各 1つずつの打込み方向に向いて尖った係合爪 24が形成されている。

[0030] コンタクト部材 10前面先端に形成されている 2つの前記係合爪 23は、ネジ締め機 1を平坦な被打込材の面へ垂直にネジ打ち込みをする際に、ネジ締め機 1を被打込材に押し当てたときに 2つの係合爪 23が被打込材 Wの面に当接係合してネジ締め機 1を被打込材 Wの面に対して垂直な姿勢に安定させて位置決めさせる。また、コンタクト部材 10の両側面に形成した係合爪 24は被打込材の面に対して傾斜してネジ締めを行う際に、何れか一方側の係合爪 24を被打込材の面に食い込ませて、ネジ締め機 1を被打込材 Wの面に対して傾斜した状態で安定して位置決めさせる。

[0031] 上記実施例に係るネジ締め機 1による打込ガイド機構の作動を説明する。ネジ締め機 1が操作される以前には、図 5に示すように、コンタクト部材 10と垂直ガイド 12 を保持している保持部材 17がパネ 25によってノーズ部 4に対して先端方向へ押圧されて配置されており、先端部が閉じた状態にパネ 19によって回動されている一対のチャック部材 13がパネ 20の作用によって該チャック部材 13の先端部 22がコンタクト部材 10の先端に形成されている係合爪 23よりも先端方向に突出した位置に配置されている。この状態で、ネジ締め機 1のノーズ部 4の先端を被打込材 Wの打込み面に押圧させると、一対のチャック部材 13の先端部 22が被打込材面に当接するので、この円筒形に形成されている一対のチャック部材 13の先端部 22を被打込材 Wに予め形成されている下穴 Hにあてがった状態にネジ締め機 1を下穴に対して正確に位置決めさせることができる。

[0032] この後、チャック部材 13の先端を穴にあてがった状態でネジ締め機 1のノーズ部 4を被打込材 Wに押圧させると、図 6に示すように、一対の垂直ガイド 13が被打込材 Wに押されてパネ 20の弾力に抗してノーズ部 4の上方へ後退し、ノーズ部 4の筒状ガイド部 4aに装着されている保持部材 17がこのノーズ部 4と一緒に被打込材 Wに向けて推進して、保持部材 17に装着されているコンタクト部材 10の先端に形成されている 2つの係合爪 23が被打込材と係合する。 2つの係合爪 23の先端が被打込材の面に食い込んでこの係合爪によってネジ締め機 1を被打込材に対して位置決めさせる。

[0033] 更に、ネジ締め機 1のノーズ部 4を被打込材の面へ押圧させると、コンタクト部材 10を保持している保持部材 17がノーズ部 4に対して上方へ作動され、更にグリップ部 3を把持している手によってトリガレバー 11が操作されたときにネジ締め機 1が起動される。ネジ締め機 1が起動されると図 7に示すように、ドライバビット 6が筒状ガイド部 4a内に供給されて、るネジの頭部と係合して該ネジを回転させるとともに先端方向へ推進させてこのネジを被打込材 Wへねじ込みを行う。ネジ込まれるネジは閉じ方向に回動付勢されて、る一対のチャック部材 13で構成されて、る垂直ガイド 12によつて打ち込み軸線上に誘導案内されるので被打込材 Wの下穴 H内に正確に誘導されてねじ込みが行われる。このように、チャック部材 13の先端によって下穴位置に狙いを定めた後コンタクト部材の係合爪を被打込材と係合させてネジ締め機 1を位置決めするようにしているので、下穴内へのネジ締め作業が正確に安定して行える。

[0034] このネジの頭部が前記一対のチャック部材 13のガイド面 21を通過するときに、該ネジの頭部によってチャック部材 13のガイド面 21が押圧されてチャック部材 13が開く方向に回動作動されるが、このチャック部材 13にはネジ締め機 1を被打込材へ押し付け操作して、る作用力が作用されて、な、ので、チャック部材 13の先端が被打込材に押圧されて開き方向の動きが規制されることがなぐパネ 20の押圧力に抗して各チャック部材 13がそれぞれ上方へ移動することによって先端部 22が開き方向に回動可能となる。従って、ネジが下穴内にねじ込まれる際にチャック部材 13の先端部を下穴に巻きんでしまうことが防止でき、更に、チャック部材の先端部の肉厚さを薄く形成しても破損してしまうことがないため円筒状の先端部の径を更に細く形成することができ、下穴狙いの精度を高くすることができる。

[0035] なお、上記の実施例にお!、ては、打込機の一例として、ネジ締め機を説明した力この実施例を釘打機にも同様に適用することができる。

[0036] 本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。

[0037] 本出願は、 2004年 11月 26日出願の日本特許出願 (特願 2004— 341603)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。

産業上の利用可能性

本発明の一または一以上の実施例に係る打込機によれば、通常の平坦な被打込材の面へのネジゃ釘等の打込機の位置決めが可能であり、かつ、被打込材に予め形成されている下穴内へもネジゃ釘等を確実に誘導することが可能である。

Claims

請求の範囲

[1] ハウジングと、

前記ハウジングの先端部に取り付けられ、ドライバ部材を摺動自在に案内するドラィバガイドを形成してヽるノーズ部と、

前記ノーズ部に保持されたコンタクト部材と、

打込み軸線を挟んで対向して回動可能に配置され、先端部が互いに近接する方向に弾性手段によって回動付勢された一対のチャック部材、を有し、前記ノーズ部に対してネジゃ釘の打ち出し方向に沿って摺動自在に配置された、垂直ガイドと、を具備し、

前記垂直ガイドは、通常時に垂直ガイドの先端部が前記コンタクト部材の先端よりも先端側へ突出するように弾力付勢される、

打込機。

[2] 前記ハウジングは、ネジゃ釘を打ち出すようにしたドライバ部材と該ドライバ部材を駆動する駆動機構とを収容し、

前記コンタクト部材は、先端方向に向けた係合爪を有し、

前記係合爪は、被打込材と係合可能であり、

前記垂直ガイドは、前記ドライバ部材によって打ち込まれるネジゃ釘を打ち込み軸線に沿って案内する、

請求項 1の打込機。

[3] 更に、前記ノーズ部に対して、ネジの打込み方向に沿って摺動可能に保持される保持ブロック、を具備し、

前記コンタクト部材は、前記保持ブロックに装着される、

請求項 1の打込機。

[4] コンタクト部材が被打込材と係合されて前記ノーズ部に対して摺動作動され、かつ、トリガレバーが操作されることによって、打込機が起動される、請求項 3の打込機。

[5] 前記一対のチャック部材は、前記保持ブロックに、ネジの打込み方向に沿って摺動可能に保持される、

請求項 3の打込機。更に、

前記保持ブロックに設けられたガイド穴と、

前記保持ブロックに設けられたチャックホルダと、

を具備し、

前記一対のチャック部材は、前記チャックホルダに回動可能に支持され、前記チャックホルダに形成されているガイドロッドが前記ガイド穴内に遊嵌されることによって前記チャックホルダが前記保持ブロックに対して摺動可能に保持される、請求項 5の打込機。