JPH08243946A - 鋲詰まりの排出機構付き打鋲具 - Google Patents

鋲詰まりの排出機構付き打鋲具

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JPH08243946A
JPH08243946A JP6183985A JP18398594A JPH08243946A JP H08243946 A JPH08243946 A JP H08243946A JP 6183985 A JP6183985 A JP 6183985A JP 18398594 A JP18398594 A JP 18398594A JP H08243946 A JPH08243946 A JP H08243946A
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JP
Japan
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front plate
rivet
plate
tack
hammer
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JP6183985A
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Inventor
Umberto Monacelli
モナセリ ウンベルト
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C5/00Manually operated portable stapling tools; Hand-held power-operated stapling tools; Staple feeding devices therefor
    • B25C5/16Staple-feeding devices, e.g. with feeding means, supports for staples or accessories concerning feeding devices
    • B25C5/1665Staple-feeding devices, e.g. with feeding means, supports for staples or accessories concerning feeding devices with means for preventing jamming or aiding unjamming within the drive channel

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジャムった鋲を搬送部から容易に除去出来る
ようにし、且つ的確な位置に安全に鋲を打つ。 【構成】 鋲が射出される搬送路を構成する後面板と正
面板のうち、正面板が一点で軸支されて、回転可能に構
成されている。また搬送路の先端部には、接触子を設
け、これが押し上げられることで、打鋲ハンマーが起動
するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は鋲を射出する打鋲具、
特に鋲が打鋲搬送路内で詰まった場合に、操作者が簡便
にその詰まった鋲をその搬送路から除去する事ができる
ように改良された打鋲具本体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋲、例えばピン、留め釘、ホチキス針、
等を高速で射出する打鋲具は、広く産業界で使用されて
いる。これらの打鋲具本体の標準的な構造は、ハウジン
グ、打鋲ハンマー、その打鋲ハンマーが直線運動する搬
送路を収納する先端部、打鋲ハンマーを上下運動させる
駆動装置、そして鋲を収納し搬送路に一つずつ送出する
鋲収納部、から構成されている。
【0003】これらの打鋲具は、全て、鋲が搬送路中に
正確に配置されているという前提に立って、その鋲は一
つずつ順番に留めるべく対象物に対し送出されることに
なってる。しかしながら実際には、そうは行かず、鋲と
打鋲具本体の誤差によって鋲が搬送路の所定の位置に搬
送されない場合がある。その搬送誤差が大きい場合に
は、鋲は留めるべく対象物に排出される前に搬送路中
で、いわゆるジャムを起こすことになる。
【0004】他の不具合の原因として、留めるべく対象
物、例えばホチキス針で紙を留める場合には、その紙が
堅かったり、貫通させるのが困難な場合に発生する。一
般に、鋲の足または軸の強度は、その材質によって決ま
る円柱部の強度にで決まる。ホチキスの場合、留めるべ
き対象物である紙の貫通抵抗値が、ホチキス針の強度よ
り大きい場合には、そのホチキス針は搬送路中で曲がっ
てしまい、ジャムを起こしてしまう。またこの他、不純
物の破片、木片等の混入によっても鋲は、搬送路中でジ
ャムり、その後再び正常に操作する前に、そのジャムっ
た鋲は、搬送路から取り除かなければならない。
【0005】搬送路でジャムった鋲を除去するために、
その搬送路を開けるいろいろな考案がされている。一般
にハウジングに取り付けた正面板と、打鋲具収納部の一
部を形成する後面板で形成する搬送路には、いろいろな
種類の構造がある。鋲収納部が、ロック機構でハウジン
グ内で保持されている場合には、搬送路を形成する正面
板と後面板は、隣接している。この場合、搬送路にアク
セスしようとすれば収納部のロック機構を一旦外し、後
面板を形成している収納部の一部を後ろに引いて正面板
から離さなければならない。このような打鋲具の一例と
して米国特許番号5,054,678がある。一般に打
鋲具の搬送路が正常に開放されても、ジャムった鋲の次
の鋲列が収納部に残っている。普通は、この残った金具
列全てを収納部から取り除かないと、ジャムった鋲を除
去する事はできない。その搬送路からジャムった鋲を取
り除いてから、もう一度鋲列をセット収納部を閉じ、ロ
ックを掛ける。この処理の時間が無駄になるばかりでな
く、ロック機構と収納部の可動部に余計なコストがかか
ってしまう。
【0006】米国特許番号3,273,777は、他の
先端部アッセンブリーについて、開示している。これに
よれば、先端部の軸止めされている正面板が、搬送路を
開放するように外側に開くようになっている。この分野
の専門家であればすぐに理解できることであるが、正常
動作時に正面板がしっかりと閉じた状態を保ち、かつジ
ャムが発生したときにはすぐに開放する様に機械的構造
を設計するのは、容易ではない。ここでは正面板は、摩
擦を利用したロック機構を使った部材が、正常動作時に
閉じているようになっている。もしこの正面板にロック
の摩擦力以上の力が加わると、正面板は自動的に開き、
非動作状態となる。この構造は、装置が新しいうちはう
まく動作するが、しばらく使用しロックの摩擦力が弱く
なると、ジャムが起こっていない正常動作時にも、不用
意に開放してしまうすことがある。このようにロック機
構の、すり減ったり故障したりした部材は、正常動作す
るように交換しなければならない。このような修理は、
また時間と修理費の無駄となる。
【0007】この他、類似の軸止めされた正面板とロッ
クを使用した構造を有した打鋲具には、手動でレバーや
カム機構で正面板をしっかりと保持するものがあるが、
これらの問題点はいずれも部材コストが高くなることで
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第一の目的
は、上述の問題点を解決するため鋲を射出する先端部を
改良したホチキス等の打鋲具を提供することである。第
二の目的は、ジャムった鋲を容易に搬送路から除去でき
る射出先端部を有する打鋲具を提供することである。第
三の目的は、その射出先端部の正面板が後面板に対し平
行に回転することによって、搬送路へ手が届くアクセス
容易な打鋲具を提供することである。第四の目的は、さ
らにその射出先端部を構成する部品点数が少なくなる打
鋲具を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、打鋲具に関するこの発明では、固定後面板と正面
板から構成される打鋲先端部を有しており、この正面板
は正常動作時には閉じられているが異常時には回転して
開放出来るようになっている。この後面板と正面板が搬
送路を構成し、正常動作時に正面板が閉じられてその間
隙を通って鋲が打鋲対象物へ射出される。後面板は、打
鋲駆動機構を収納するハウジングに付設されている。こ
の後面板には、鋲を収納し且つ順次送り出す鋲収納部が
付設している。正面板は搬送路の一方で、後面板に軸支
されており、ジャムが搬送路中で発生した場合には、正
面板を回転し搬送路中のジャムった鋲を取り出すことが
出来るようになっている。後面板に対向する側の正面板
の表面は、ほぼ平面を形成し、鋲または打鋲ハンマーが
まだ搬送路中にある場合にも、正面のドアーとしての正
面板を開放することが出来るようになっている。なお鋲
がジャムったり打鋲ハンマーの不具合が起こると、正面
板に対し直角の方向に力が係るので、正面板は不用意に
開放しないように構成されている。以上の発明の目的お
よび利点に関し、実施例および添付の図面で説明する。
【0010】
【実施例】以下、特に図1および図2を参考にして説明
する。ここでの実施例は、打鋲先端部10を示してい
る。この打鋲先端部10はこの発明に係る打鋲具の一部
分であり、ハウジング11の一部が図示されている。打
鋲具および鋲自体の種類は、この発明には無関係であ
る。打鋲具の構成として、打鋲駆動機構(図示せず)が
あり、ハウジング11内に収納されている。これは例え
ば電気、圧縮空気、その他の動力源によってホチキス、
ピン、留め釘、等の鋲を射出する。打鋲駆動機構は、打
鋲ハンマー12を含み、図示していないがトリガーで起
動し、直線運動するようになっている。この打鋲駆動機
構とハウジングは、例えば米国特許番号5,181,4
50に開示されている物である。本発明の適用製品とし
て、例えばATRO S.p.A.のMinor Tr
ipin /138、I/15−28.5 Stron
gそしてMonza Brad 64CS等がある。特
に、打鋲駆動機構が打鋲ハンマーを射出方向だけでなく
復帰方向へも力を加えるタイプが最適である。起動方法
として、鋲のサイズと安全規制に合わせてこの打鋲具
は、トリガー機構(図示せず)のみで始動させても、ま
た図3に示す打鋲対象物たとえば紙、木材等との接触子
で起動させてもよい。
【0011】打鋲先端部10は、固定された後面板14
と正面板15を有している。後面板14は、スクリュー
16でハウジング11に固定されている。正面板15
は、支軸スクリュー17で後面板14と回転可能な状態
で軸支されている。これによって図1に示すように正面
板15は閉じた状態から、開放状態にする事ができる。
図1のように正面板15が閉じた状態、すなわち稼働状
態では、正面板15と後面板14によって搬送路18が
形成されて、そこを通って鋲列から一つづつ鋲が打鋲対
象物(図示せず)に対し射出される。鋲収納部19は鋲
23を収納し且つ搬送路18へ送出する。鋲収納部19
は、スクリュー20と21で後面板14に付設されてい
る。鋲収納部19の他端は、ハウジング11に安定する
ように固定されている。
【0012】図2に一般的な鋲収納部19の詳細が図示
されており、それには鋲列23が収納できるように長手
方向にレール22が付設されている。このレール22
は、鋲前進機構24を収納するためにも使われている。
この例では鋲前進機構24は、前進金具25、シャフト
27、及びスプリング26から成り図2のように左方向
に付勢されている。鋲列23は鋲前進機構24によって
最前列の鋲23aが正面板15に接するまで押され、搬
送路18で打鋲ハンマー12の下に配置される。鋲列2
3は、後面板14の開口部28を通って搬送路18に入
る。打鋲動力源の電源が入ると打鋲駆動機構によって、
打鋲ハンマー12は図2にあるように下手方向に打ち下
ろされ、先頭の鋲23aが搬送路18を通って打鋲対象
物へと射出される。その後打鋲機構は、打鋲ハンマー1
2を引き上げて元の位置まで戻す操作を行う。打鋲ハン
マー12が鋲列23を通り過ぎると、鋲前進機構24が
次の最前列鋲23aを搬送路18へ押し出し、次の打鋲
操作に入る。スクリュー16によって固定されている小
さなガイド板29が、打鋲ハンマー16をうまく搬送路
16へ導く役割をしている。図1では、ガイド板29は
独立の部材となっているが、後面板14やハウジング1
1の一部分でもよい。
【0013】次に、図1と図2に示す実施例とは別な、
接触子13を持った他の実施例について図3と図4を参
考に説明する。これは接触子13が打鋲対象物に接触
し、上方へ押し上げられることによって、打鋲機構が起
動し打鋲ハンマーが打ち下ろされるようになっている。
打鋲具の中には、打鋲先端部10が打鋲対象物へ接触し
て初めて打鋲操作が開始されるように構成されたタイプ
が必要とされる。これを実現するためには、本実施例で
は、安全機構として知られる打鋲対象物への接触子13
が、トリガー機構として打鋲具本体を起動させるように
なっている。従ってこの種の打鋲具で打鋲操作を行うに
は、メインの引き金スイッチがONされる他に、この接
触子13が押上げられなければならない。その接触子1
3の付設場所とサイズについては、特定の用途ごとによ
り、大きく異なる。普通は、特に小さな打鋲具の場合に
は打鋲先端部10の一番先端35に付設される。接触子
13は普通、打鋲先端部10から下手方向に付勢されて
おり、打鋲先端部10が打鋲対象物で接触すると同時
に、この接触子13も押し上げられるようになってい
る。上方向への動きは、接触伝達機構30へ伝えられ、
これが入力スイッチ機構をオンの状態にし打鋲動作がス
タートするようになっている。図3と図5に示したよう
に、接触子13の実施例として、正面板15の横にある
薄い金属板が考えられる。また図3のように接触子13
は縦方向に動き、その動きを接触伝達機構30の縦方向
の動きとして伝達される。
【0014】接触伝達機構30は通常、ハウジング11
の外側に置かれるため、接触子13と接触伝達機構30
は、正面板15が閉じられて稼働状態にあるときには、
相互に独立して動くようにして方がよい。図4に示すよ
うに接触伝達機構30は、下手方向に打鋲先端部10へ
向かう連結棒31を含む。連結棒31は、ハウジング1
1沿いに延びる部分と、接触子13の上手方向に配置さ
れた接触部分32で構成されている。接触子13の上部
には上部接触部33があり、正面板15が閉じられて稼
働状態にある時には連結棒31の接触部分33を押し上
げるように配置されている。スプリング34で接触伝達
機構30は接触子13に対し付勢されており、これによ
って接触子13は打鋲先端部10の最下位部分である先
端35まで押し下げられている。したがって接触伝達機
構30と接触子13は、正面板15が閉じられて稼働状
態にあるときには、あたかも一つの部材として連動して
いる。この打鋲具を使用している時に、鋲列23の最前
列の鋲23aがうまく放出されず搬送路18の中でジャ
ムを起こすことがある。本発明の目的の一つは、正面板
15を支軸スクリュー17を中心に回転させ、図5に示
すように開放状態にすることにある。これによって使用
者は搬送路18へ直接手が届くようになる。接触子13
に関するこの実施例では、接触子13は正面板15に摺
動可能な状態で取り付けられており、正面板15が回転
しジャムた鋲を取り出すために開放状態になった時に
は、接触子13も同時に回転するようになっている。
【0015】図6には、正面板15、後面板14、鋲収
納部19のそれぞれの配置関係がより詳細に示されてい
る。この場合鋲列23は便宜上、頭部がT形をした釘を
例示しているが、もちろんピンでもホチキスでもかまわ
ない。鋲収納部19は、スクリュー21と20で後面板
14に付設されている(スクリュー20は図5に示
す)。鋲列23は、レール22に沿って開口部の溝36
の中に配置され、後面板14の開口部28に合致するよ
うに配置されている。後面板14の前部表面には長い溝
37が開口部28の中央に沿って設けられており、これ
を通って打鋲ハンマー12が上下するようになってい
る。後面板14に接する正面板15が閉じられて稼働状
態になると、そこに搬送路18が形成されることにな
る。この実施例では、搬送路18は長方形をしている。
【0016】図2と図6に図示するように、後面板の開
口部28はずっと下まで延びているのではなく、いちば
ん長い鋲23が通る分だけ開けられている。打鋲先端部
10を打鋲位置に合わせることで、正確に鋲を打つ場所
を特定できる。もしも打鋲対象物が堅すぎたり、鋲列2
3が所定の所に合っていないときには、鋲に歪みが発生
する。搬送路18は後面板14に設けられた長い溝37
と、後面板15によって形成されているため、その鋲の
歪みで発生する力は、これらの2つの部材にのみ掛かる
ことになる。搬送路18の三面が後面板14の中で形成
されるので、ジャムが発生した場合にも、そこでは歪は
発生しない。正面板15と後面板14とを接続する機構
は、正常動作時にはしっかりとロックされていなければ
ならず、且つジャムが発生した場合には容易に手が届か
なければならない。
【0017】本発明では正面板15の後ろ側、すなわち
後面板に接する側は平面を形成し、後面板14には2点
で留められている。第一は支軸スクリュー17で搬送路
18の一方の側に留められている。図7に示すように、
支点39を中心に、正面板15が回転可能の状態にして
あり、支軸スクリュー17が取り付けられてそこを中心
に回転移動させる事ができる。ここでは支軸スクリュー
が一例として挙げられているが、その他ブッシュや普通
のスクリュー、ボルト等を使用してもよい。本発明はこ
れら特定の支持方法に限定される物ではなく、当業者が
容易に設計変更できる物も含む。
【0018】図1、図3、図5に示すように、支軸スク
リュー17と、搬送路18をはさんだ反対側には、正面
板15を正常動作時に保持するロック機構が設けられて
いる。このロック機構の一例として、図中では鋲収納部
19を保持するスクリュー21が、正面板15のロック
機構用スクリューとして兼用されている。図5と図8で
は、一例としてスクリュー21を完全に取り外すのでは
なく、2回転ほど緩めた後、正面板15を回転させ、搬
送路18を開くように構成されている。
【0019】図8に示すように、スクリュー21の裏
は、円錐形の表面40になっている。またこれに対応し
て表面板15の方も、斜めに切り口41があり、スクリ
ュー21がしっかりと固持されるようになっている。正
面板15を完全に取り外さなくても回転できるように、
図5のように正面板15には外周から切り口42が設け
られている。その切り口42は、正面板15が回転でき
るように、支軸スクリュー17とロック用のスクリュー
21を半径とする円弧に対応して設けられている。もし
ジャムが発生したら、ロック用のスクリュー21を緩
め、正面板15が回転できるようにする。鋲が搬送路1
8の中でジュムっても、それによって生じた力は正面板
15の平らな表面38に対し垂直方向に掛かるため、図
6と図8に示すように、正面板が回転してしまう方向に
は、ほとんど力が加わらない。ジャムった鋲を取り除い
た後、正面板15は再びスクリュー21でロックされて
稼働可能な状態に戻される。
【0020】接触子13を含む図3、図4、図7の実施
例でも、接触子13は正面板15に付設されており、正
面板15が開放状態で稼働中でない場合にも搬送路18
の邪魔にはならないため、ジャムった鋲は簡単に取り除
くことができる。接触子13の取付は、スクリューやブ
ッシュでも出来るが、この実施例では図3、図5、図
7、図8にあるように、正面板15の縁で後面板14に
面する方に面取り43が設けられている。すなわち図8
にあるように、側面44、45がその面取り43を包む
ようにして構成されているため、接触子13は垂直方向
のみ摺動可能となっている。図5にある接触子13の開
口部46は、ロック用のスクリュー21を受け入れるた
めのものである。接触子13の端部47は、正面板15
の下部より長くならないような形状になっているが、た
だその先端35だけは、正面板15より少し長くしてあ
る。これは端部7が打鋲対象物に接触し、打鋲先端部1
0が対象物に接触する前に、接触子13が上方向へ移動
するようにするためのものである。
【0021】正面板15と接触子13が回転し、稼働状
態にない場合には接触子13はピン48で正面板15上
に留まっている。ピン48を中心とした垂直方向の溝4
9は、接触子13の可動範囲を決めるためのものであ
る。従って稼働状態にない場合にも、接触子13は正面
板15からずり落ちることはない。ジャムった鋲を取り
除いた後、正面板15は元の位置に回転し、図3にある
様にスクリュー21で再び固定される。接触子13の上
部接触部33は、再び接触伝達機構30の接触部分32
に対向する位置に配置される。これによって、この打鋲
具は再び稼働可能となる。すなわち接触子13の先端3
5が打鋲対象物で押され、接触伝達機構30へ伝えら
れ、これが入力スイッチ機構をオンにし、打鋲動力源を
動かし、そして打鋲ハンマーで鋲を対象物へ射出するこ
とになる。
【0022】上記の実施例は単なる例示に過ぎず、この
他当業者が容易に変更できる様な物も多くあり、その技
術範囲は上記の特許請求の範囲で特定される範囲まで及
ぶものと理解される。
【0023】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。本発明によれば、正
面板を回転させることによって、ジャムった鋲を搬送路
から容易に除去する事ができ、かつ部品点数も少なく従
って安価に製造できる。また接触子を設けることによっ
て、的確な位置へ安全に鋲を打つことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る打鋲具の部分的正面図で、特に
打鋲先端部を示し、正面板が閉じた状態を表している。
【図2】図1中の点線2−2における部分的断面図であ
る。
【図3】他の実施例に関する部分的正面図で、打鋲対象
物に接触しこの打鋲具を起動させる接触子付きのものを
表す。
【図4】図3に示す実施例の側面図である。
【図5】図3に示す実施例の軸支されている正面板が回
転して、搬送路が開放している状態を示す。
【図6】図1の点線6−6における拡大断面図である。
【図7】図3の点線7−7における拡大断面図である。
【図8】図3の点線8−8における拡大断面図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打鋲対象物に対する打鋲用装置であり、 ハウジングと、 前記ハウジングに付設された後面板と、 前記後面板の前面に付設された正面板と、 前記後面板と前記正面板の間隙に形成された、鋲を射出
    するための搬送路と、 前記搬送路へ鋲列を導く鋲収納手段と、 前記鋲収納手段の鋲列を前記搬送路へ前進させる前進手
    段と、 前記後面板に対し前記正面板を軸支可能に構成し、前記
    正面板を開閉する時にはその軸部を中心にして円弧をか
    くように前記正面板を回転でき、ハウジング外で当該搬
    送路中の鋲に対し直接アクセスできるように構成されて
    いる軸支手段と、 前記搬送路に対し前記軸子手段とは反対側に付設され、
    そのロック解除により前記正面板を開閉可能に構成され
    たロック機構と、 前記搬送路中を上下運動する打鋲ハンマーと、 前記打鋲ハンマーの上下運動を行う駆動機構と、 打鋲対象物によってその先端が押上げられることによっ
    て、前記駆動機構が駆動可能になるように構成された接
    触子と、 第一のポジションでは前記正面板からさらに下方へ延
    び、第二のポジションでは前記接触子が前記正面板の下
    端まで押し上げられるように前記正面板に対し摺動可能
    である接触子の装着機構と、 前記第一のポジションへ前記接触子を押し下げるように
    付勢する付勢手段、からなる打鋲用装置
  2. 【請求項2】 上記ロック機構が、スクリューを手動で
    回転させることによって正面板の開閉を行うことができ
    るように構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の装置
  3. 【請求項3】 上記正面板が、その後面板に対した側が
    平面であり、容易に回転できるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の装置
  4. 【請求項4】 上記正面板が、その端部に切り口を有
    し、前記ロック機構と回転繋合できるように構成されて
    いることを特徴とする請求項1の装置
JP6183985A 1993-07-13 1994-07-13 鋲詰まりの排出機構付き打鋲具 Pending JPH08243946A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/090,254 1993-07-13
US08/090,254 US5350103A (en) 1993-07-13 1993-07-13 Easy fastener jam removal tool

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08243946A true JPH08243946A (ja) 1996-09-24

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ID=22221984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6183985A Pending JPH08243946A (ja) 1993-07-13 1994-07-13 鋲詰まりの排出機構付き打鋲具

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5350103A (ja)
EP (1) EP0634251B1 (ja)
JP (1) JPH08243946A (ja)
AT (1) ATE173662T1 (ja)
CA (1) CA2127851A1 (ja)
DE (1) DE69414768T2 (ja)

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