JP4682540B2 - 釘打機の射出部及びその製造方法 - Google Patents

釘打機の射出部及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4682540B2
JP4682540B2 JP2004174632A JP2004174632A JP4682540B2 JP 4682540 B2 JP4682540 B2 JP 4682540B2 JP 2004174632 A JP2004174632 A JP 2004174632A JP 2004174632 A JP2004174632 A JP 2004174632A JP 4682540 B2 JP4682540 B2 JP 4682540B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
tapered
flat
outer peripheral
nail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004174632A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005349541A (ja
Inventor
浩二 窪
泰宣 粟飯原
雅之 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Max Co Ltd filed Critical Max Co Ltd
Priority to JP2004174632A priority Critical patent/JP4682540B2/ja
Publication of JP2005349541A publication Critical patent/JP2005349541A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4682540B2 publication Critical patent/JP4682540B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C1/00Hand-held nailing tools; Nail feeding devices
    • B25C1/008Safety devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C7/00Accessories for nailing or stapling tools, e.g. supports

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

本発明は、中空状の射出口内へ供給された釘を圧縮空気または燃焼ガス等の動力によって駆動されるドライバを介して打撃して、射出口から打ち出して射出口の先端側に配置された被打込材中へ打ち込むようにした釘打機の射出部及びその製造方法に関する。
打撃シリンダ内に圧縮空気を導入することによってこの打撃シリンダ内に収容されている打撃ピストンを駆動させて、打撃ピストンの下面側に取り付けたドライバによって釘を打撃して被打込材へ打ち込むようにした釘打機が知られており、このような釘打機においては、圧縮空気供給源から供給される圧縮空気を貯留するエアチャンバが形成されたハウジング内に、打撃ピストンとこの打撃ピストンを収容している打撃シリンダ等により構成されている打撃機構が配置されており、該エアチャンバ内の圧縮空気を打撃シリンダの上端に形成されているメインバルブを介して打撃シリンダ内へ導入することによって打撃ピストンを駆動させて、該打撃ピストンの下面側に連結されているドライバによって釘を打撃させるようにしている。
前記釘打機のハウジングの下方には前記ドライバを摺動自在に案内させるとともに釘を被打込材へ打込み案内させる中空状の射出口を形成しているノーズ部が取り付けられている。前記ノーズ部には後方側に延びている釘供給ガイドが一体に連設されており、この釘供給ガイドの後方端部に連設されたマガジン内に装填されている連結釘が釘供給ガイドに沿って前記ノーズ部の射出口内へ順次供給されるようにされている。そして、ノーズ部の射出口内に供給された釘を前記ドライバによって打撃して、ノーズ部の射出口の先端に配置されている被打込材へ向けて打ち出すようにしている。
このような釘打機での通常の釘打ち作業では、ノーズ部の射出口の先端面を被打込材の平坦な面に当接させて釘打機を被打込材の面に対してほぼ垂直に保持して釘を打ち込むように作業を行う。しかしながら壁材と床材が直角に交わっている壁際等のコーナーの内側への釘打ち施工時等には、被打込材面に対して斜めに釘を打ち込んで釘打ち止めする作業が必要となり、このような場合には、ノーズ部の射出口の先端部を被打込材に対して斜め方向にあてがってノーズ部を傾斜させた状態で位置決めする必要がある。このように釘打機を被打込材に対して斜めに位置決めするようにした従来の釘打機では、ノーズ部の外周面側に射出口に沿って摺動自在に配置されている筒状のコンタクト部材が設けられており、このコンタクト部材を釘打機の射出口先端を被打込材に当接させることによって操作して釘打機を起動させるようにしており、このコンタクト部材の先端に傾斜打ち用のスパイク爪を形成して、このスパイク爪を被打込材に突き刺してノーズ部の射出口の中心線が被打込材に対して傾斜した状態に釘打機を位置決めするようにしている。
特開2000−52275号公報
また、ハウジングに取り付けたノーズ部の先端に、このノーズ部に形成されている射出口と同心状に配置される先端側の射出口を形成しているコンタクトノーズを設け、このコンタクトノーズをノーズ部に対して摺動自在に保持させるとともにこのコンタクトノーズを射出口の尖端方向に突出付勢させて構成し、このコンタクトノーズの先端を被打込材と係合させることによって摺動操作して釘打機を起動させるようにした釘打機が知られており、このような釘打機では、前記コンタクトノーズの先端部外周を先細のテーパー状に形成するとともに、このテーパー状の外周面に斜め打ちの際の滑り防止用のスパイク爪を突出させて形成し、このスパイク爪を被打込材と係合させてノーズ部の射出口の中心線が被打込材に対して傾斜した状態に釘打機を位置決めするようにした技術も知られている。
特開2000−218567号公報
上記の前者の従来技術のように、ノーズ部の射出口の外周側に摺動自在に配置したコンタクト部材に形成したスパイク爪を被打込材に突き刺すことによって、釘打機を被打込材に対して傾斜した状態に位置決めさせるようにした機構では、外径が大きなコンタクト部材の外周側に形成されているスパイク爪を被打込材と係合させてノーズ部の射出口を傾斜状態に位置決めするので、釘を打ち込み案内する射出口の先端部が被打込材の面から大きく離れてしまい、釘をこの傾斜した被打込材へ打ち込むためにはドライバの射出口の先端からの突出量を大きく設定する必要がある。このためには、ピストンの駆動ストロークを大きく設定したり又はピストンを駆動するパワーを大きく設定した釘打機を使用する必要がある。
また、後者の従来技術によればコンタクトノーズの先端がテーパー状に形成されているため、先端側射出口の先端部を被打込材に近く設定できるので釘打機のパワーもそれほど大きなものは必要ない。しかしながら、先細テーパー状に形成されている射出口の外周面に斜め打ちの際の滑り防止用のスパイク爪をテーパー面から突出させるように形成したものであり、このようなスパイク爪はコンタクトノーズを鋳造する際に一体に形成するのでスパイク爪の先端を先鋭な形状にすることが困難であり、被打込材にスパイク爪を突き刺して釘打機を傾斜した状態に確実に位置決めさせることが困難である。
本発明は上記従来技術における問題点を解決して、射出口の先端部を被打込材面に対して近接させた状態でノーズ部を傾斜した状態で確実に位置決めすることができるようにした釘打機の釘射出部と、この釘射出部を製造する方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため本発明の釘打機の釘射出部は、ハウジング内に形成されている打撃機構によって駆動されるドライバと、前記ハウジングの下部に摺動可能に配置されるとともに前記ドライバを摺動可能に案内する射出口が形成されたコンタクトノーズとを備え、前記コンタクトノーズを摺動操作することによって前記ドライバを下方に駆動させて射出口内に供給された釘を被打込材へ打ち込むようにした釘打機において、前記コンタクトノーズの先端に、射出口を取り囲むように外形形状が先細のテーパー状に形成されるとともに先端面を平坦に形成した平打ちガイド部を形成し、該平打ちガイド部の外周側に、コンタクトノーズの外周面と同一の外周面の円周方向に沿って複数の下端が尖った尖端部を、それぞれ上記同一の外周面で下端方向に向けて突出し、かつ内側が抉れるように形成するとともに、これらの複数の尖端部の抉られた内周面側を端方向に向けて内径を大きくしたテーパー面とすることにより上記各尖端部を先鋭にし傾斜打ち用のスパイク爪を形成し、前記平打ちガイド部の端面を前記スパイク爪よりも端方向に突出形成したことを特徴とする。
また、請求項2の釘打機の釘射出部の製造方法にかかる発明は、コンタクトノーズの素材に中空の射出口を形成するための開口中心部に形成、この開口の先端に平打ちガイド面を形成するための平坦面を形成した後、コンタクトノーズの素材の先端部外周面には先端方向に向けて突出する複数の尖った尖端部形成し、さらに上記素材の端面を切削加工することによって、前記素材端面の外周面と前記開口との間にV字状の環状溝を形成し、この環状溝によって射出口の外周側に先細テーパー面を形成すると同時に、前記先端方向に向けて尖った尖端部の内側面に先端方向に向けて径が大きくなるテーパー面を形成し、前記先細テーパー面と前記平坦面とによって前記平打ちガイド部を形成し、前記テーパー面によって前記尖端部の先端に先鋭なスパイク爪を形成するとともに、前記平打ちガイド部の先端面を前記スパイク爪よりも先端方向に突出形成することを特徴とする。
本発明の釘打機の釘射出部によれば、射出口が形成されるとともに摺動可能に支持されているコンタクトノーズの先端に、射出口を取り囲むように外形形状が先細のテーパー状に形成されるとともに先端面を平坦に形成した平打ちガイド部を形成し、この平打ちガイド部の外周側に、傾斜打打ち用のスパイク爪を前記コンタクトノーズと一体に形成しているので、射出口を形成しているノーズ部に摺動自在に保持させたコンタクト部材にスパイク爪を形成したものに比べて、尖端部の外形形状がスリムにでき打ち込み箇所の狙いがしやすくなる。また、傾斜打打ち用のスパイク爪を、コンタクトノーズの外周面と同一の外周面で先端方向に向けて尖った形状で突出形成された尖端部の内側面を先端方向に向けて内径が大きくなるテーパー面に形成しているので、スパイク爪の先端部が先鋭に形成できコンタクトノーズを被打込材へ傾斜した状態で打ち込み方向に沿って打ち当てることによって、スパイク爪が被打込材に食い込んでコンタクトノーズを被打込材へ保持させて釘打機を傾斜した状態に位置決めすることができる。

また、請求項2の発明にかかる釘打機の釘射出部の製造方法によれば、中空の射出口を形成するための開口が中心部に形成され、この開口の先端に平打ちガイド面を形成するための平坦面が形成されており、更に、先端部の外周面には先端方向に向けて尖った尖端部が円周方向に沿って複数形成されたコンタクトノーズ素材を鋳造等により形成するとともに、上記コンタクトノーズ素材の端面を切削加工することによって、前記素材端面の外周面と前記開口との間にV字状の環状溝を形成し、この環状溝によって射出口の外周側に先細のテーパー面を形成するとともに、更に前記先端方向に向けて尖った尖端部の内側面に先端方向に向けて径が大きくなるテーパー面を形成して前記尖端部の先端に先鋭なスパイク爪を形成するようにしているので、一カ所だけの切削加工によって鋳造のみによっては形成することのできない先鋭な尖端のスパイク爪と先細状の射出口尖端とを形成することができ、傾斜した被打込材の面に確実に食い込ませることが可能となり釘の傾斜打ち作業を効率よく行うことができる。
本発明は、射出口の先端部を被打込材面に対して近接させた状態でノーズ部を傾斜した状態で確実に位置決めするという目的を、射出口が形成されるとともに摺動可能に支持されているコンタクトノーズの先端に、射出口を取り囲むように外形形状が先細のテーパー状に形成されるとともに先端面を平坦に形成した平打ちガイド部を形成し、該平打ちガイド部の外周側に、コンタクトノーズの外周面と同一の外周面上で先端方向に向けて突出形成されるとともに内側面を先端方向に向けて内径が大きくなるテーパー面に形成された傾斜打打ち用のスパイク爪を前記コンタクトノーズの外周面に円周方向に沿って複数形成することによって実現したものであり、更に具体的な実施例を以下に説明する。
図1は本発明の実施例にかかる釘射出部を形成した釘打機のノーズ部を示す断面図であり、このノーズ部1は、釘を打撃するドライバを一体に結合した打撃ピストンと該打撃ピストンを摺動自在に収容した打撃シリンダ等とから構成されている打撃機構を収容しているハウジングの下方に取り付けられている。この該ノーズ部1には、打撃シリンダ内で圧縮空気によって駆動される打撃ピストンに結合されているドライバを摺動可能に案内させるドライバガイド2が形成されている。前記ノーズ部1のドライバガイド2の後方側には釘をドライバガイド2内へ導入させるための開口3が形成されており、この開口3の一側縁に沿ってノーズ部1の後方側に向けて釘供給ガイド4が一体に形成されている。この釘供給ガイド4の背面側には釘供給ガイド4に沿って配置される釘と係合して該釘をノーズ部の方へ供給させる釘供給機構5が配置されており、この釘供給機構5によって釘供給ガイド4の後端側に連結されるマガジンに装填されている連結釘を前記ドライバガイド2内へ順次供給させるようにしている。
前記ノーズ部1に形成されているドライバガイド2の下端部側には、釘を被打込材へ向けて打込み案内する射出口6を形成しているコンタクトノーズ7が射出口6の軸線方向に沿って摺動自在に保持されている。このコンタクトノーズ7に形成されている射出口6は前記ノーズ部1のドライバガイド2と同心状に整合されるように配置されており、このコンタクトノーズ7の射出口6の上部には後方側に向けて切欠き8が形成されており釘供給機構5によって前記釘供給ガイド4に沿って供給される釘がコンタクトノーズ7の射出口6内へ供給されるようにされている。更に、このコンタクトノーズ7は前記ノーズ部1のドライバガイド2内の下方に形成されている凹部内に摺動自在に収容されており、コンタクトノーズ7の先端がノーズ部1の凹部の先端方向から常時突出するように付勢されて配置されており、釘打機を被打込材の打込み位置へ配置することによって被打込材と接触させられて摺動作動されるようにされている。
更に、このノーズ部1には、打撃シリンダ内へ圧縮空気を導入して打撃ピストンを駆動させて釘打機を起動させるトリガ機構9が形成されており、このトリガ機構9はハウジングに一体に形成されているグリップ部の下部に回動自在に配置されるトリガレバー10の手動操作と、前記ノーズ部1の先端部に突出して配置されているコンタクトノーズ7を被打込材面と当接させて作動させることの2つの操作によって、打撃シリンダ内へ圧縮空気を導入して打撃ピストンを駆動させて釘打機を起動させるようにしている。前記コンタクトノーズ7は、上端11aが前記トリガ機構9の近傍に配置されているコンタクトアーム11と連結されており、このコンタクトアーム11の上端11aが前記トリガレバー10の近傍に配置され、釘打機を被打込材の打ち込み位置へ押圧させることによるコンタクトノーズ7の摺動作動がコンタクトアーム11を介して前記トリガ機構9へ伝達されるようにしている。
図2に示すように、前記ノーズ部1のドライバガイド2の下方に形成されている凹部内には上端がコンタクトアーム11に連結された連結部材12が配置されており、この連結部材12の下端に形成されている半切環状形の連結部13に前記コンタクトノーズ7の上端部が連結されて、コンタクトノーズ7とコンタクトアーム11とが前記連結部材12を介して一体に連結されてノーズ部のドライバガイド2に沿って摺動可能に保持されている。更に、この実施例では、連結部13の半切環状形の外周面から半切環状形の内周円の接線方向に向けて貫通している貫通孔14が形成されており、この貫通孔14内に貫挿させたU字リング15の平行な一対の脚部を連結部13の半切環状形の内側に挿入したコンタクトノーズ7の外周面に形成した環状溝16と弾力的に係合させることによって、コンタクトノーズ7と連結部材12とを着脱可能に連結しており、コンタクトノーズ7の射出口6内で釘詰まり等が発生したときやコンタクトノーズ7が摩耗や損傷した場合に容易に交換できるようにしている。
図3乃至図5に示すように、前記コンタクトノーズ7の先端にはコンタクトノーズ7の射出口6を被打込材面に対して傾斜状態に位置決めするための複数のスパイク爪17が射出口6の外周側に形成されている。各々のスパイク爪17はコンタクトノーズ7の外周面上でコンタクトノーズ7の先端方向へ向けて尖った尖端部18を形成しており、更にこの尖った尖端部18の内周面側にコンタクトノーズ7の先端側に向けて内径を大きくしたテーパー面19が形成されており、これによって前記尖端部18が先鋭な形状に形成されている。
この実施例においては、コンタクトノーズ7の射出口6を取り囲むように8つのスパイク爪17が周方向に等間隔に形成されており、これらのスパイク爪17の内側に、コンタクトノーズ7の先端方向に向けて外径が縮小されたテーパー面21によって形成されている平打ちガイド部20が形成されており、この平打ちガイド部20の平坦な先端面が前記スパイク爪17の尖端部よりも先端方向に突出されて、平坦な被打込材面へ垂直に釘打ちを行う場合にコンタクトノーズ7の平打ちガイド部20を被打込材面に対して垂直に当接させたときにスパイク爪17が被打込材面へ当たらないようにしている。
図6に示すように、互いに直角に配置された被打込材Wの隅部への釘打ち作業では、釘打機を被打込材面に対して傾斜させた状態で把持して釘の打ち込み方向に沿って釘打機を被打込材へ向けて押し付け操作する。これによって、コンタクトノーズ7の先端部外周面に形成されているスパイク爪17が被打込材Wに突き刺さってコンタクトノーズ7を打込み位置へ傾斜させた状態で位置決めできるようにしている。このとき、釘Nの射出口6の先端外周が先細のテーパー面21に形成されるとともに、この射出口6の外周側に先端方向に向けた先鋭部を形成したスパイク爪17が形成されていることによって、コンタクトノーズ7を被打込材Wに対して斜めにしてスパイク爪17を突き刺して位置決めしたときに射出口6の中心線を被打込材Wの打込み箇所により近く接近して配置させることができ、これによって、釘Nを打撃するドライバDの射出口6の先端からの突出量を小さく設定することができ、釘打ち込み時の反動を軽減させることができる。
図7乃至図9は上記実施例に係るコンタクトノーズ7を生産する際に鋳造等の成型によって製造したコンタクトノーズ素材22を示すものであり、このコンタクトノーズ素材22には、射出口6を形成するための中空の開口23が中心部に形成され、この開口23の先端に平打ちガイド面20を形成するための平坦面24が形成されており、更に、コンタクトノーズ素材22の先端部外周面にはスパイク爪17を形成するための先端方向に向けて尖った複数の尖端部25が前記平坦面24の外周側に形成されている。前記尖端部25の先端25aは先端方向に向けて尖って形成されており、円周方向に沿って等間隔に複数形成されたこれらの尖端部25の間には隣接した尖端部25の先端25a間を円弧によって連続させた弧状部26が形成されており、全体として先端が尖った連続した波形状に形成されている。なお、前記尖端部25の先端25aは前記コンタクトノーズ素材22の先端の平坦部24と同一の面でなくてもよい。
図9に示すように、例えば旋盤等によってコンタクトノーズ素材22の前記平坦面24にV字状の工具T等によって切削加工を行い、コンタクトノーズ素材22の外周面と前記開口23の間の平坦面24にV字状の環状溝を形成し、このV字状の環状溝によって尖った尖端部25の内側面に端方向に向けて径が大きくなるようなテーパー面19を形成し、これによって図10に示すように、尖った尖端部18を先端方向に向けて先鋭にされたスパイク爪17が形成される。同時に、V字状の工具等により形成されるV字状の環状溝によって、コンタクトノーズ素材22の先端部の開口23の外周面に先細状のテーパー状外周面21が形成されて、図10に示すように、先端方向に向けて先細状にされた射出口6の先端形状が形成される。
尚、上記V字状の工具Tにより平坦面24へV字状の環状溝を加工することと併せて、コンタクトノーズ素材22の外周面を旋盤等によって切削加工して、コンタクトノーズ素材22に形成した尖端部25の外周面を切削加工することによって、この尖った尖端部18を更に先鋭な刃状に形成したスパイク爪17として形成することが可能となる。
以上、上記実施例においては、8つのスパイク爪17をコンタクトノーズ7の外周に等間隔に形成したものであるが、スパイク爪17の数はこれに限定されるものではなく、これより少なく形成したり又は形状を小さくして数を更に多く形成しても良い。また、スパイク爪17をコンタクトノーズ7の外周に均等に設置する必要もなくも例えば、3つのスパイク爪17を釘打機の前方側と両側面側となる位置に設置するようにしても良い。
本発明の実施例を示す釘打機のノーズ部を示す断面図 図1のコンタクトノーズの連結機構を示す斜視図 図1のコンタクトノーズの底面図 図1のコンタクトノーズの先端部を示す図3におけるA−A線上の断面図 図1のコンタクトノーズの先端部を示す斜視図 図1の釘打ちにより傾斜打ちをしている状態を示す側面図 コンタクトノーズ素材の先端部を示す斜視図 図7のコンタクトノーズ素材の底面図 図7のコンタクトノーズ素材を示す図8におけるB−B線上の断面図 切削加工をした後のコンタクトノーズの先端部を示す側面図
符号の説明
1 ノーズ部
6 射出口
7 コンタクトノーズ
17 スパイク爪
18 尖端部
19 テーパー面
20 平打ちガイド部
21 テーパー面

Claims (2)

  1. ハウジング内に形成されている打撃機構によって駆動されるドライバと、前記ハウジングの下部に摺動可能に配置されるとともに前記ドライバを摺動可能に案内する射出口が形成されたコンタクトノーズとを備え、前記コンタクトノーズを摺動操作することによって前記ドライバを下方に駆動させて射出口内に供給された釘を被打込材へ打ち込むようにした釘打機において、前記コンタクトノーズの先端に、射出口を取り囲むように外形形状が先細のテーパー状に形成されるとともに先端面を平坦に形成した平打ちガイド部を形成し、該平打ちガイド部の外周側に、コンタクトノーズの外周面と同一の外周面の円周方向に沿って複数の下端が尖った尖端部を、それぞれ上記同一の外周面で下端方向に向けて突出し、かつ内側が抉れるように形成するとともに、これらの複数の尖端部の抉られた内周面側を端方向に向けて内径を大きくしたテーパー面とすることにより上記各尖端部を先鋭にし傾斜打ち用のスパイク爪を形成し、前記平打ちガイド部の端面を前記スパイク爪よりも端方向に突出形成したことを特徴とする釘打機の釘射出部。
  2. コンタクトノーズの素材に中空の射出口を形成するための開口中心部に形成、この開口の先端に平打ちガイド面を形成するための平坦面を形成した後、コンタクトノーズの素材の先端部外周面には先端方向に向けて突出する複数の尖った尖端部形成し、さらに上記素材の端面を切削加工することによって、前記素材端面の外周面と前記開口との間にV字状の環状溝を形成し、この環状溝によって射出口の外周側に先細テーパー面を形成すると同時に、前記先端方向に向けて尖った尖端部の内側面に先端方向に向けて径が大きくなるテーパー面を形成し、前記先細テーパー面と前記平坦面とによって前記平打ちガイド部を形成し、前記テーパー面によって前記尖端部の先端に先鋭なスパイク爪を形成するとともに、前記平打ちガイド部の先端面を前記スパイク爪よりも先端方向に突出形成することを特徴とする釘打機の釘射出部の製造方法。
JP2004174632A 2004-06-11 2004-06-11 釘打機の射出部及びその製造方法 Expired - Lifetime JP4682540B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004174632A JP4682540B2 (ja) 2004-06-11 2004-06-11 釘打機の射出部及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004174632A JP4682540B2 (ja) 2004-06-11 2004-06-11 釘打機の射出部及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005349541A JP2005349541A (ja) 2005-12-22
JP4682540B2 true JP4682540B2 (ja) 2011-05-11

Family

ID=35584415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004174632A Expired - Lifetime JP4682540B2 (ja) 2004-06-11 2004-06-11 釘打機の射出部及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4682540B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6102524B2 (ja) * 2013-05-30 2017-03-29 マックス株式会社 打込み工具

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01132381U (ja) * 1988-02-29 1989-09-08
JP2000052275A (ja) * 1998-08-11 2000-02-22 Makita Corp 釘打ち機のコンタクトアーム
JP2000167781A (ja) * 1998-12-03 2000-06-20 Makita Corp 釘打ち機
JP2000218567A (ja) * 1999-02-02 2000-08-08 Makita Corp 釘打ち機

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS562379U (ja) * 1979-06-15 1981-01-10
JPS5817978U (ja) * 1981-07-27 1983-02-03 日立工機株式会社 打込機の操作子構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01132381U (ja) * 1988-02-29 1989-09-08
JP2000052275A (ja) * 1998-08-11 2000-02-22 Makita Corp 釘打ち機のコンタクトアーム
JP2000167781A (ja) * 1998-12-03 2000-06-20 Makita Corp 釘打ち機
JP2000218567A (ja) * 1999-02-02 2000-08-08 Makita Corp 釘打ち機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005349541A (ja) 2005-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8220687B2 (en) Nailing drive guide mechanism for nailing machine
JP5055775B2 (ja) 釘打機
JP4207700B2 (ja) 釘打機における打込みガイド機構
JP4577495B2 (ja) ネジ、釘等の打込機における打込ガイド機構
JP4682540B2 (ja) 釘打機の射出部及びその製造方法
JP2002066950A5 (ja)
JP2002066950A (ja) 釘打機
EP1623798B1 (en) Nailing machine
JP5354839B2 (ja) フロア施工用釘打機
JP5218330B2 (ja) 衝撃工具
JP4120574B2 (ja) 釘打機のコンタクトノーズ連結機構
JP2024099051A (ja) 打込み工具
JP4577472B2 (ja) 釘打機における連結釘供給機構
JP2006026785A (ja) 打込機
JP6380740B2 (ja) ファスナー打ち込み工具
JP3952887B2 (ja) 釘打機におけるコンタクト部材ガイド機構
JP5168733B2 (ja) 釘打機
JP2000246664A (ja) 釘打機用マガジンにおける連結釘の案内機構
JPH0544475U (ja) ばら釘用釘打機の釘エスケープ装置
JP2002210677A (ja) 釘打機の起動レバー装置
JP2002239942A (ja) 釘打機における連結釘供給機構
JP2010036312A (ja) 打込機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100803

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101104

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20101111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4682540

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150