JPH0616669Y2 - 釘打機における安全機構 - Google Patents

釘打機における安全機構

Info

Publication number
JPH0616669Y2
JPH0616669Y2 JP10010388U JP10010388U JPH0616669Y2 JP H0616669 Y2 JPH0616669 Y2 JP H0616669Y2 JP 10010388 U JP10010388 U JP 10010388U JP 10010388 U JP10010388 U JP 10010388U JP H0616669 Y2 JPH0616669 Y2 JP H0616669Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nail
feed
contact member
striking
movable cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10010388U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0223973U (ja
Inventor
俊雄 山田
道明 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Max Co Ltd filed Critical Max Co Ltd
Priority to JP10010388U priority Critical patent/JPH0616669Y2/ja
Priority to US07/265,840 priority patent/US4909419A/en
Priority to DE3837694A priority patent/DE3837694C2/de
Priority to FR888814506A priority patent/FR2622826B1/fr
Publication of JPH0223973U publication Critical patent/JPH0223973U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0616669Y2 publication Critical patent/JPH0616669Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンタクト部材と釘送り部材との協働によ
り、釘を射出する射出部に正常に釘送りがなされたとき
にのみ釘打機が起動でき、また起動時に射出部の釘供給
口から釘が飛び出すことがないように構成された釘打機
における安全機構に関する。
(従来技術とその問題点) 一般に、釘打機には手動操作によるコンタクトレバーの
操作と釘射出口を被打ち込み材への押し付け操作との2
つの操作によって初めて駆動できるようにする安全機構
が採用されている。一方、連結帯により帯状に連結され
た連結釘を使用する釘打機では、釘射出部の側面に形成
した釘供給口から釘を射出部内に供給するために、釘供
給口に連続している釘供給路に沿って往復動される釘送
り部材が用いられている。
上記釘送り部材は、先頭の釘の軸部の後ろ側に配置され
る爪状の釘送り爪を有し、該釘送り爪が先頭の釘を射出
部内に送り込んだ後前記釘供給口を覆い、射出口内で打
撃される釘が供給口から飛び出すのを防止している。
しかしながら、例えば釘が釘供給路に引っ掛かったり、
射出部内に2本の釘を供給した場合等のように、釘の供
給動作に不具合が生じた場合に誤って釘打機を駆動する
と、釘送り爪が釘供給口を塞ぐ位置まで移動することが
できないから、この間隙から射出部内の釘が飛び出す危
険が発生する。
また、上記釘送り部材は通常時には先頭の釘を射出部内
に供給した位置にバネ力とか空気圧力によって付勢され
ているとともに、供給路に対して進出、退避するように
回動可能に取付けられ、進出方向にバネ付勢されてい
る。射出部内で打撃された釘が送り部材に強く当たって
釘送り部材を上記バネ付勢力に抗して押し戻すことがあ
る。この場合、釘送り部材と釘供給口との間の隙間が生
じ、ここから打撃された釘が飛び出す危険がある。
(考案の課題) 本考案は上記欠点を解消し、特に釘送り部材の釘送り作
動の結果、釘送り状態に不具合が生じた場合、釘打機の
起動を不可能とするとともに、正常の釘送り状態であっ
ても射出部内で打撃された釘が釘供給口から飛び出す現
象を防止することができる釘打機における安全機構を提
供することをその技術的課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案に係る釘打機における
安全機構は、打撃ドライバを衝撃的に駆動する打撃機構
と、該打撃機構の下方に配置されるとともに打撃ドライ
バを摺動させる略筒状の射出部と、該射出部の側面に開
口された釘供給口と連なる釘供給路に沿って往復動可能
な釘送り部材と、前記射出部の周囲に配されて通常時射
出部の先端方向へ突出付勢されてトリガ機構と協働して
上記打撃機構を駆動させるコンタクト部材とを有する釘
打機において、前記釘送り部材には、釘供給路内の連結
釘の先頭の釘を釘供給口から射出部内に供給した状態
で、その前端面が上記釘供給口のほぼ全域を塞ぐように
配置された釘送り爪を設ける一方、前記コンタクト部材
には、上記射出部に対して相対的に上昇したときに釘供
給口塞ぎ位置にある釘送り爪の下端部を収容してその移
動を阻止する収容部を形成するとともに、上記塞ぎ位置
を除く位置にあるときの釘送り爪と係合してコンタクト
部材の摺動を阻止する突出部を形成したことを特徴とす
る。
(考案の作用、効果) 上記構成により、釘送り部材が釘供給路内の連結釘に係
合して正常な釘送りをしたときは、送り爪は釘送り終了
後にノーズ部の釘供給口を塞ぐ位置にある。このとき、
釘打機の駆動にあたってコンタクト部材を被打ち込み材
の表面に押しつけると、コンタクト部材がノーズ部に対
して相対的に上昇し、上記送り爪の先端は収容部の内側
に収容される。したがって、コンタクト部材とトリガ機
構との協動により釘打機を起動させることができる。ま
た、釘打機の起動により打撃された釘が釘供給口から飛
び出そうとする力が作用しても、送り爪の先端が収容部
内に収容保持されてロック状態となり、釘送り部材は回
動は不可能で、釘供給口の塞ぎ状態は確実に保持され、
打撃された釘がノーズ部外に飛び出すような現象を確実
に防止することができる。
これに対し、釘が釘供給路途中で引っ掛かったり、2度
送りされたりした場合などのように釘送り部材による釘
送り状態に不具合が生じたときは、送り爪は釘供給口の
塞ぎ位置に到達することができないから、この状態で釘
打機を起動しようとしても、コンタクト部材の突出部に
係合してしまい、コンタクト部材は十分に摺動すること
ができない。このため、コンタクト部材とトリガ機構と
の協働ができないので、釘打機の起動も不可能となり、
釘の飛び出し等の危険を事前に防ぐことができる。
(実施例) 以下、図面によって本考案の実施例について説明する。
第1図は繰返し作動式の釘打機の中央縦断面図を示すも
ので、この釘打機は、一側にグリップ部2を有するとと
もに下部に筒状の射出部3を設けたハウジング1と、該
ハウジング1内に上下方向に往復動自在に収容されると
ともに上記ハウジング1の下方にバネ付勢された可動シ
リンダ4と、該可動シリンダ4内に上下方向に往復動自
在に収容されるとともに、前記射出部3内を摺動可能な
打撃ドライバ5を一体に形成した打撃ピストン6と、上
記可動シリンダ4の往復動に伴って上記可動シリンダ4
内を圧縮空気供給源7と大気とに選択的に接続させる自
動切り換えバルブ機構8と、下端面が上記射出部3の先
端より下方に突出するように付勢されて設けられたコン
タクト部材9と手動操作可能に設けられたトリガ43と
の操作の協働により上記自動切り換えバルブ機構8を作
動させるトリガ機構11と、射出部3とグリップ部2と
の間に設けられたマガジン12と、上記マガジン12と
上記射出部3の釘供給口33との間の釘供給路34に設
けられた連結釘の送り機構とから構成され、可動シリン
ダ4に対する圧縮空気の供給、排出を反復させることに
より打撃ピストン6を繰り返し駆動し、打撃ドライバ5
によりマガジン12から射出部3に供給された釘13を
連打して打ち出すものである。
次に、上記釘打機の構成各部について詳しく述べる。
まず、ハウジング1は筒状に形成され、上下端の内壁に
はダンパ29、30が設けられ、内側中央部には筒状の
スリーブ15が設けられている。
スリーブ15の上部には上方に開口する環状収容部16
が形成され、該収容部16にヘッドバルブ17が上下動
可能に収容されている。ヘッドバルブ17は上部17a
が下部17bよりも小径に形成され、下部大径部17b
にはグリップ部2と可動シリンダ4とを接続させる圧縮
空気供給孔18が形成されているとともに、バネ19と
空気圧により下方に付勢されている。
また、スリーブ15の下部の外側にはスリーブガイド2
0が設けられ、その内側には可動スリーブ21が上下動
可能に設けられている。
可動シリンダ4は上記スリーブ15の内側に、上下の端
面が上記上下のダンパ29、30に当接する間を往復動
できるように収容されている。可動シリンダ4のヘッド
部4aとハウジング1の上端内壁との間にはバネ22が
設けられている。該バネ22は可動シリンダ4を常に下
死点に位置するように下方に付勢するとともに、可動シ
リンダ4の往復動の際、撓み状態は最小から最大まで変
化する。また、可動シリンダ4の側壁の上部には圧縮空
気の給排孔23が形成され、中間部と下部には可動シリ
ンダ4とスリーブ15との間に形成されたリターン用エ
アチャンバ24に連通する連通孔25、26が形成され
ている。可動シリンダ4の上下端の内壁にもダンパ3
1、32が設けられ、打撃ピストン6は、その上下の端
面がそれぞれ可動シリンダ4の上下ダンパ31、32に
当接する間を往復動できるように収容されている。そし
て、上記可動シリンダ4と打撃ピストン6により打撃機
構が構成されている。
グリップ部2は中空に形成され、内部にはエアチャンバ
27が形成されているとともに、先端には圧縮空気供給
源7に接続するエアホースのエアプラグの取付部28が
設けられている。
射出部3はハウジング1から打ち出された打撃ドライバ
5の摺動を案内するとともに、一側にはマガジン12か
ら供給された連結釘Nを受容する釘供給口33が開口さ
れている。
マガジン12は渦巻き状に巻装した連結釘Nを収容する
部材で、マガジン12と釘供給口33との間には釘送り
機構が設けられている。
次に、自動切り換えバルブ機構8はヘッドバルブ17と
可動シリンダ4とにより構成され、上記可動シリンダ4
の往復動に伴って上記可動シリンダ4内に対する圧縮空
気の供給、排気を自動的に切り換えることにより可動シ
リンダ4と打撃ピストン6が繰返し往復作動させるもの
である。すなわち、可動シリンダ4の給排孔23の上部
及び下部の外周面に上部Oリング35a及び下部Oリン
グ35bが周設され、これに対してヘッドバルブ17の
小径部17aの内面には上記上下部のOリングが当接す
る当接面36が形成されている。
上記構成において、ヘッドバルブ17が可動シリンダ4
に対して相対的に上方に移動すると、下部Oリング35
bがヘッドバルブ17の小径部17aの当接面36の内
壁から離れ、同時に上部Oリング35aが上記当接面3
6に当接するため、可動シリンダ4の内部は給排孔23
と圧縮空気供給孔18とグリップ部2のエアチャンバと
を介して圧縮空気供給源7に接続する。このため、圧縮
空気が可動シリンダ4内に急激に供給されるから、打撃
ピストン6は下方に駆動されると同時に、その反動によ
り可動シリンダ4がバネ22のバネ力に抗して上方に駆
動される。
可動シリンダ4が上方に移動すると、上部Oリング35
aがヘッドバルブ17の小径部の当接面36から離れ、
同時に下部Oリング35bが上記当接面36に当接する
ため、可動シリンダ4の給排孔23は大気に通じ、可動
シリンダ4内に供給された圧縮空気は大気に排気され
る。このため、自動的に可動シリンダ4内に対する圧縮
空気の給排の切り換えが行なわれ、可動シリンダ4のシ
リンダヘッド4aの下面に作用する空気圧は急減するか
ら、バネ22の力によって可動シリンダ4は下方に移動
する。可動シリンダ4が下方に移動すると、上述のよう
に再び圧縮空気の給排の切り換えが自動的に行なわれる
ので、可動シリンダ4は上方に移動する。以下、同様に
して可動シリンダ4は上下方向に繰り返し往復作動す
る。
また、可動シリンダ4内に圧縮空気が供給されて可動シ
リンダ4が上方に駆動されるとき、同時に打撃ピストン
6が下方に駆動されるが、その下面により圧縮された空
気は連通孔25、26からリターン用エアチャンバ24
内に貯留される。そして、上記圧縮空気が排気される
と、打撃ピストン6の上面に作用する圧力は、リターン
用エアチャンバ24から連通孔26を経て可動シリンダ
4内に供給されて打撃ピストン6の下面に作用する圧力
よりも小さくなるから、打撃ピストン6は上昇する。こ
のようにして、可動シリンダ4の往復動に伴って自動切
り換えバルブ機構8が自動的に作動すると同時に、打撃
ピストン6が可動シリンダ4と逆向きに繰り返し往復作
動し、射出部3内の釘13は打撃ドライバ5により連打
されて被打ち込み材50内に打ち込まれる。
上述のように、上記自動切り換えバルブ機構8の作動
は、ヘッドバルブ17の上昇によって自動的に開始され
るものであるが、ヘッドバルブ17の上昇は、トリガ機
構11の作動操作によって行なわれる。
トリガ機構はトリガバルブ11によって構成されてい
る。トリガバルブ11はヘッドバルブ17の環状収容部
16の下端面に開口するエア通路37を大気又はグリッ
プ部2のエアチャンバ27に選択的に接続させるもの
で、通常は第2図のようにバネ38により上記エア通路
37を大気に開くように付勢され、トリガバルブステム
39を上記バネ38のバネ力に抗して押し込むことによ
り上部に設けられたOリング40を移動させて上記エア
通路37をグリップ部2のエアチャンバ27に通じるエ
ア通路41に接続させるものである。
上記エア通路37が大気に開かれているときは、ヘッド
バルブ17はバネ38の力と空気圧により第1図に点線
で示す下端位置にあり、トリガバルブステム39の押し
込み操作によりトリガバルブ11が作動し、ヘッドバル
ブ17はバネ19のバネ力に抗して点線のように上昇移
動し、自動切り換えバルブ機構8が作動するのである。
ところで、トリガ機構11の作動は、コンタクト部材9
の押し上げ操作とコンタクトレバー10の手動操作とに
より初めて可能となるように構成されている。
次に、コンタクト部材9はコンタクトアーム98と上記
射出部3の先端膨突部3aを取り囲んで配置されるとと
もに射出部3の軸線に沿って摺動可能な環状部99とか
ら構成され、コンタクトアーム98は環状部99に係合
し、バネ42により環状部99の先端が射出部3の先端
から突出するように付勢されている。
なお、コンタクト部材はコンタクトアーム98と環状部
99の2部材から構成する例に限定されない。一体構成
でもよく、あるいは3部材以上の部材から構成してもよ
い。
コンタクトレバー10は第3図のように、グリップ部2
の基部に設けられたトリガ43の下方に延長形成された
延長杆44の下端に枢着されている。該コンタクトレバ
ー10の中間部はトリガバルブステム39に、また先端
は上記コンタクト部材9の上端9bに対峙するように配
置され、また弱いバネ45により先端が上方に位置する
ように付勢されている。
上記構成により、射出部3の先端を被打ち込み材50の
表面に押し当てることにより、コンタクト部材9がハウ
ジング1に対して相対的に上方に移動し、その一方の上
端9bがコンタクトレバー10の先端に接触する。次
に、トリガ43を上方に引き上げると、コンタクトレバ
ー10の中間部も上方に移動するから、トリガバルブス
テム39を上方に押し込む。これにより、トリガ機構1
1が上述のように作動するのである。
次に、マガジン12から射出部3への釘送り機構は、第
2図のように、射出部3の側面に開口された釘供給口3
3と連なる釘供給路34に沿って往復動可能に設けられ
た釘送り部材61と、該釘送り部材61を駆動する送り
ピストン・シリンダ装置62と、この送りピストン・シ
リンダ装置62の作動を制御するフィードバルブ63と
から構成されている。
釘供給路34は、射出部3の釘供給口33の一側からマ
ガジン方向に突出形成されたガイド杆90と、該ガイド
杆90とほぼ連結釘Nの幅分の間隔をおいて対向配置さ
れたドア部材71とによって構成され、上記ガイド杆9
0の上部には平行に上部ガイド91が配置されている。
送りピストン・シリンダ装置62は、上記釘供給路34
の一側を構成するガイド杆90とマガジンとの間に固定
されたフィード用シリンダ62b内に送りピストン62
aを往復動自在に収容したもので、釘送り部材61は上
記送りピストン62aの先端に支軸93により回動自在
に連結される連結部61bと、連結釘Nの釘軸とほぼ同
じ長さの板状送り爪61aとを備え、送り爪61aに上
記ガイド杆90及び上部ガイド91を収容する収容溝7
2を形成し、且つ上記支軸93にバネを設けることによ
り送り爪61aを釘供給路34の内側に進入するように
付勢するものである。釘送り部材61は上記送りピスト
ン62aに連動して釘供給路34の一側に沿って往復動
する。
フィードバルブ63は第2図に示すように、トリガバル
ブ11を介してグリップ部2のエアチャンバ27に通じ
るエア通路64、41をフィード用シリンダ62bの前
端(図中左端)に通じるエア通路65とを常時接続する
とともに、フィードバルブステム66によりフィード用
シリンダ62bの後端(図中右端)に通じるエア通路6
7を上記エアチャンバ27に通じるエア通路64、41
又は大気に選択的に接続するものである。
フィードバルブステム66はバネ68によりフィード用
シリンダ62bの後端(図中右端)に通じるエア通路6
7をエアチャンバ27に通じるエア通路64、41に接
続させる位置にあるように付勢されている。この位置で
は、フィード用シリンダ62bの前後端から圧縮空気が
供給されるので、送りピストン62aの前後の有効受圧
面積差により送りピストン62aは前方に押し出され、
これに対し、フィードバルブステム66を押し込んだと
きは、Oリング89が移動してフィード用シリンダ62
bの後端に通じるエア通路67が大気に開放されて送り
ピストン62aは後退する。このとき第4図に点線で示
すように送り爪61aは釘供給路34内の連結釘Nの先
頭釘に係合してバネ付勢に抗して釘供給路34から退避
し、移動端で上記先頭釘13の釘軸の後ろ側に係合す
る。フィードバルブステム66に対する押し込み力が解
除されると、送りピストン62aは再び射出部3側に移
動し、送り爪61aを連結釘Nを釘供給路34に沿って
移動させ、上記釘13をノーズ部内に送り込む。以上の
動作を繰り返して釘を順次釘供給口33から射出部3内
に送るのである。
なお、釘送り時に射出部3内に打撃ドライバが位置して
いると、釘送りができない。このため、リターン用エア
チャンバ24に通じるエア通路130をフィードバルブ
63に開き、フィードバルブ63が作動したときに上記
エア通路130と上記エア通路64とを接続させ、エア
チャンバ27内の圧縮空気をリターン用エアチャンバ2
7内の圧縮空気をリターン用エアンチャンバ24から連
通孔26を経て可動シリンダ4内に供給して打撃ピスト
ン6を確実に初期位置に復帰させるように構成されてい
る。
送り爪61aは射出部3側に移動したとき、その移動端
において先頭の釘13を釘供給口33から射出部3内に
供給した状態で、その前端面が上記釘供給口33のほぼ
全域を塞ぐように構成されている。
次に、前記コンタクト部材9が射出部3に対して相対的
に上昇したときに、第1図のように環状部99と射出部
3との間に、釘供給口33塞ぎ位置にある送り爪61a
の下端部を収容してその移動を阻止する収容部95が形
成されるように構成されている。
また、環状部99には、上記塞ぎ位置を除く位置にある
ときの該送り爪61aと係合してコンタクト部材9の摺
動を阻止する突出部96が形成されている。
上記構成により、釘送り部材61が釘供給路34内の連
結釘Nに係合して正常な釘送りをしたときは、送り爪6
1aは釘送り終了後に射出部3の釘供給口33を塞ぐ位
置にある。このとき、釘打機の駆動にあたってコンタク
ト部材9を被打ち込み材50の表面に押しつけると、コ
ンタクト部材9が射出部3に対して相対的に上昇し、上
記送り爪61aの先端は収容部95の内側に収容され
る。したがって、コンタクト部材9とトリガ機構11と
の共働により釘打機を起動させることができる。また、
釘打機の起動により打撃された釘が釘供給口33から飛
び出そうとする力が作用しても、送り爪61aの先端が
収容部95内に収容保持されて釘送り部材61は回動は
不可能で、釘供給口33の塞ぎ状態は確実に保持されて
いるから、打撃された釘13が射出部3外に飛び出すこ
とはできない。
これに対し、釘が釘供給路34途中で引っ掛かったり、
2度送りされたりした場合などのように釘送り部材61
による釘送り状態に不具合が生じたときは、送り爪61
aは釘供給口33の塞ぎ位置に到達することができない
から、この状態で釘打機を起動しようとしても、コンタ
クト部材9の突出部96に係合してしまい、移動量が不
十分となる。したがって、コンタクト部材9とトリガ機
構との協働ができないから、釘打機の起動も不可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は繰返し作動式の釘打機の中央縦断面図、第2図
は上記釘打機のエア回路説明図、第3図は上記釘機の釘
送り機構説明図、第4図は上記釘送り機構の釘送り部材
の取付け態様説明図、第5図は上記釘送り機構部分の分
解斜視図である。 符号3……射出部、5……打撃ドライバ、9……コンタ
クト部材、11……トリガ機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】打撃ドライバを衝撃的に駆動する打撃機構
    と、該打撃機構の下方に配置されるとともに打撃ドライ
    バを摺動させる略筒状の射出部と、該射出部の側面に開
    口された釘供給口と連なる釘供給路に沿って往復動可能
    な釘送り部材と、前記射出部の周囲に配されて通常時射
    出部の先端方向へ突出付勢されてトリガ機構と協働して
    上記打撃機構を駆動させるコンタクト部材とを有する釘
    打機において、 前記釘送り部材には、釘供給路内の連結釘の先頭の釘を
    釘供給口から射出部内に供給した状態で、その前端面が
    上記釘供給口のほぼ全域を塞ぐように配置された釘送り
    爪を設ける一方、前記コンタクト部材には、上記射出部
    に対して相対的に上昇したときに釘供給口塞ぎ位置にあ
    る釘送り爪の下端部を収容してその移動を阻止する収容
    部を形成するとともに、上記塞ぎ位置を除く位置にある
    ときの釘送り爪と係合してコンタクト部材の摺動を阻止
    する突出部を形成したことを特徴とする釘打機における
    安全機構。
JP10010388U 1987-11-05 1988-07-28 釘打機における安全機構 Expired - Lifetime JPH0616669Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10010388U JPH0616669Y2 (ja) 1988-07-28 1988-07-28 釘打機における安全機構
US07/265,840 US4909419A (en) 1987-11-05 1988-11-01 Percussion tool
DE3837694A DE3837694C2 (de) 1987-11-05 1988-11-06 Schlagwerkzeug
FR888814506A FR2622826B1 (fr) 1987-11-05 1988-11-07 Outil a percussion

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10010388U JPH0616669Y2 (ja) 1988-07-28 1988-07-28 釘打機における安全機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0223973U JPH0223973U (ja) 1990-02-16
JPH0616669Y2 true JPH0616669Y2 (ja) 1994-05-02

Family

ID=31327871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10010388U Expired - Lifetime JPH0616669Y2 (ja) 1987-11-05 1988-07-28 釘打機における安全機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0616669Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI590928B (zh) * 2009-10-21 2017-07-11 Max Co Ltd Link the nail into the machine
CN102039581B (zh) * 2009-10-21 2015-04-01 美克司株式会社 连结紧固件
JP5459097B2 (ja) * 2009-10-21 2014-04-02 マックス株式会社 ファスナー打込み機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0223973U (ja) 1990-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8276798B2 (en) Feeder mechanism retention device for fastener driving tool
US5131579A (en) Nailing machine
CA2422447C (en) Framing tool with automatic fastener-size adjustment
US8931677B2 (en) Fastener feeder delay for fastener driving tool
CA2492767C (en) Cap feeding apparatus for a fastener gun
CA2842933C (en) An actuation lockout for a fastener-driving tool
JP4063233B2 (ja) 燃焼ガス式釘打機
JPH0616669Y2 (ja) 釘打機における安全機構
JP3832247B2 (ja) 釘打機の空打ち防止装置
KR200389873Y1 (ko) 타카장치의 네일 낙하방지부재
JPH0546853Y2 (ja)
JPH0616670Y2 (ja) 釘打機における安全装置
JPH0546854Y2 (ja)
JP4461638B2 (ja) タッカーにおける空打ち防止機構
JPH0411019Y2 (ja)
JPH0544062Y2 (ja)
JPS6133673B2 (ja)
JPH0546852Y2 (ja)
JP4047988B2 (ja) 連打式固着具打込機
JPH0544061Y2 (ja)
JPH0544060Y2 (ja)
JP2002346950A (ja) 釘打機における空打ち防止機構
JP2549592Y2 (ja) ばら釘用釘打機の釘エスケープ装置
JPH0521332Y2 (ja)
JPS6210785B2 (ja)