JPH0411019Y2 - - Google Patents

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JPH0411019Y2
JPH0411019Y2 JP5173686U JP5173686U JPH0411019Y2 JP H0411019 Y2 JPH0411019 Y2 JP H0411019Y2 JP 5173686 U JP5173686 U JP 5173686U JP 5173686 U JP5173686 U JP 5173686U JP H0411019 Y2 JPH0411019 Y2 JP H0411019Y2
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compressed air
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piston
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動釘送り装置を備えた圧縮空気式釘
打機において、供給された一本の釘に対して複数
回の打撃を加えることができるように釘送りを制
御する釘送り装置に関する。
(従来技術とその問題点) 圧縮空気式釘打機における釘送り装置には、大
別して釘の打込み作動に同期して自動的に釘を送
るものと、釘打ち作動には無関係で手動操作によ
つて釘を送るものがある。前者の例としては例え
ば実公昭51−15626号があり、後者の例としては
実公昭56−20224号がある。
ところが、前者においては1回の釘の打撃操作
に同期して自動的に次段の釘が釘打機の釘打込み
通路内に送られてしまうので、上記打撃による釘
の打込みが不完全なときは、この釘に対して再打
撃を加えることができない。また、手動送りの場
合には、釘の打込みの度に送り動作を行なわなけ
ればならず、迅速な連続作業ができないという欠
点があつた。
(考案の技術的課題) 本考案は上記欠点を解消し、特に自動的に釘送
りができるとともに、必要に応じて釘送り装置を
不作動の状態にして連続作業中に打込み不足の釘
に対して複数回の打撃を加えることができる圧縮
式釘打機における釘送り装置を提供することをそ
の技術的課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための手段として、本考案
に係る圧縮空気式釘打機における釘送り装置は、
釘打機本体の先端に設けられた釘打込み通路に対
し釘供給通路を介して連結釘の収納マガジンを設
け、且つ上記釘供給通路に沿つて配置された連結
釘に係合する供給爪を往復作動させるフイードピ
ストンをフイードシリンダ内に摺動自在に収容し
たフイードピストン・シリンダ機構を設けた圧縮
空気式釘打機において、 前記フイードシリンダの前端には釘打込み動作
と同期して圧縮空気供給源に接続する圧縮空気供
給口を形成するとともに、前記フイードシリンダ
の後部には筒体を連続して設け、該筒体内に圧縮
バネを設け、該圧縮バネの前端をフイードピスト
ンの後端部に当接させる一方、上記圧縮バネの後
端を上記筒体内に配置されたバネ受け部材に受け
止めさせ、しかも該バネ受け部材を前記圧縮バネ
が前記フイードピストンを常時前方に付勢し得る
位置と、フイードピストンに付勢力を与えない位
置とに移動可能に設けたことを特徴とする。
(考案の作用、効果) 前記構成によれば、バネ受け部材の位置を圧縮
バネがフイードピストンを常時前方に付勢し得る
位置に設定しておけば、釘打込み動作と同期して
フイードシリンダの前端の圧縮空気供給口から供
給された圧縮空気によつて、フイードピストンは
圧縮バネに抗して後方に後退した後、上記圧縮空
気供給口に対する圧縮空気の供給が停止されたと
きに、圧縮バネの付勢力によつて前進する。この
フイードピストンの往復動により供給爪が連結釘
に係脱して自動的に連結釘を釘供給通路に沿つて
釘打込み通路に供給する。
これに対し、バネ受け部材の位置を上記フイー
ドピストに付勢力を与えない位置に移動設定する
と、上記フイードピストンが圧縮空気によつてフ
イードシリンダ内を後退した後、圧縮空気の供給
が停止されても、圧縮バネによる付勢力は付与さ
れず、フイードピストンは元の位置に復帰するこ
とができないので、釘送り装置は不作動状態とな
り連結釘を釘打込み通路に供給することができな
い。したがつて、この場合に釘打機を作動させる
と、空打ちとなり、既に打込み済の釘に対して自
由に再打撃、再々打撃を加えることができる。
このように、本考案によれば、必要に応じて釘
送り装置を不作動の状態にして連続作業中に打込
み不足の釘に対して複数回の打撃を加えることが
できるので、実用上の効果は非常に大である。
(実施例) 以下、図面によつてこの考案の実施例について
説明する。
第1図において符号Aは釘打機を示す。この釘
打機Aは釘打機本体A1に設けたグリツプ部1の
後端から供給された圧縮空気をメインチヤンバ2
に貯めておき、トリガレバー3を手動により引い
てバルブステム5を押込むことによりトリガバル
ブ4を作動させてメインバルブ7のシリンダ上室
8に通じる空気通路9内の圧縮空気を外部に排気
して減圧させ、これによつて生じた差圧によりメ
インバルブ7を上動させて開口部2aを開き、こ
こからメインチヤンバ2内の圧縮空気をメインピ
ストン10上面に供給して該メインピストン10
を下死点まで駆動し、該ピストン10の下部に設
けられた打撃部材11を釘打込み通路12に沿つ
て摺動させ、該釘打込み通路12内に装填された
釘Nを打込む。このようにメインピストン10が
駆動されるとき、メインピストン10がメインシ
リンダ13の壁に形成した上部連通孔14を通過
すると、該上部連通孔14からメインピストン1
0の上面に作用している圧縮空気の一部がブロー
バツクチヤンバ16内に供給され、この圧縮空気
は逆止弁17によつて逆流できないので、ブロー
バツクチヤンバ16内圧力は昇圧する。
そして、上記トリガレバー3を離してバルブス
テム5を元の位置に戻すと、トリガバルブ6も元
の位置に復帰し、上記空気通路9とメインバルブ
上室8とが連通し、ここに圧縮空気が供給されて
メインバルブ7を下動させ、開口部2aを閉じ
る。このときメインバルブ7とメインピストン受
部材18との間に生じた隙間から矢印のようにメ
インピストン10の上面に作用した圧縮空気が大
気中に排気され、メインピストン10の上面に対
する空気圧が減圧する。同時にブローバツクチヤ
ンバ16内の圧力はメインシリンダ13の壁の下
部に形成した下部連通孔14aからメインシリン
ダ13内に供給されて下死点位置にあるメインピ
ストン10の下面に作用し、この空気圧と減圧さ
れた上面とに作用する。これによつて生じた差圧
によりメインピストン10は元の上死点位置まで
上動する。ブローバツクチヤンバ16とメインシ
リンダ13内に残留した圧縮空気は、釘打込み通
路12から外部に排気される。
なお、19は安全バルブで、メインチヤンバ2
内の圧力が異常に高圧になつたときにはバネ19
aに抗してメインチヤンバ2を大気に解放する位
置に移動するものである。
次に、上記釘打機本体A1の先端の釘打込み通
路12に対し釘供給通路20を介して連結釘Nの
収納マガジン21が設けられ、さらにこの収納マ
ガジン21内の連結釘Nを自動的に釘打込み通路
12内に供給する釘送り装置22が設けられてい
る。
連結釘Nは帯状又は線状の連結手段(図示せ
ず)によつて所定の間隔に釘を連結してなり、収
納マガジン21は連結釘Nをコイル状に巻装する
ように形成され、第2図a,bに示す釘供給通路
20を介して釘打込み通路12に接続している。
釘送り装置22は、同図に示すように、上記釘
供給通路20に沿つて配置された連結釘Nに係合
する供給爪23を往復作動させるフイードピスト
ン24をフイードシリンダ25内に摺動自在に収
容したフイードピストン・シリンダ機構によつて
供給爪23を作動させ、該供給爪23を釘供給通
路20内の連結釘Nに係合させてこれを釘打込み
通路12内に送り込むものである。
フイードピストン・シリンダ機構は、釘供給通
路20の一側に沿つて往復動するフイードピスト
ン24と、該フイードピストン24を摺動自在に
収容するフイードシリンダ25とを備えるもの
で、フイードピストン24に一体に結合されたロ
ツド24aの先端には供給爪23が揺動自在に設
けられ、該供給爪23はバネ26により釘供給通
路20側に付勢されている。なお、釘供給通路2
0の反対側には逆止爪27が揺動自在に設けられ
ているとともに、バネ28によつて釘供給通路2
0側に付勢されている。
上記フイードピストン・シリンダ機構におい
て、フイードシリンダ25の前端には空気通路2
9を介してブローバツクチヤンバ16に接続する
圧縮空気供給口30が開口形成されている。ま
た、フイードシリンダ25の後部には筒体31が
連続して設けられ、該筒体31内に圧縮バネ32
が設けられている。圧縮バネ32の前端はフイー
ドピストン24の後端部24bに当接される一
方、後端は上記筒体31内に配置されたバネ受け
部材33に受け止められている。バネ受け部材3
3の両端には操作つまみ34が固定され、操作つ
まみ34は筒体31に形成された開口溝35を貫
通して外部に突出している。そして、操作つまみ
34を開口溝35に沿つて動かすことにより、バ
ネ受け部材33も前記圧縮バネ32が前記フイー
ドピストン24を常時前方に付勢し得る第1の位
置pと、フイードピストン24に付勢力を与えな
い第2の位置qとに移動することができるように
設定されている。
次に、上記構成の釘送り装置22の作動につい
て説明する。まず、操作つまみ34を操作してバ
ネ受け部材33を第1の位置pに設定しておいて
釘打機Aを作動させると、釘打込み動作と同期し
てメインピストン10が上死点から下死点に向け
て駆動されてブローバツクチヤンバ16が昇圧し
たとき、ここから空気通路29を経て圧縮空気供
給口30よりフイードシリンダ25内に圧縮空気
が供給されるので、この空気圧によつてフイード
ピストン24が圧縮バネ32に抗して後退し、こ
れに従つて供給爪23は連結釘Nとの係合を外し
てバネ26に抗して揺動し、釘一本分だけ後退し
た後、第2位の釘N2に係合する(第2図b参
照)。このとき、逆止弁27により釘供給通路2
0内の連結釘Nが後方に押戻されるのが防止され
る。
次に、釘打込み終了後に下死点位置のメインピ
ストン10が上動してブローバツクチヤンバ16
が減圧すると、フイードシリンダ25内圧力も減
圧するため、圧縮バネ32の付勢力が勝り、第2
図aに示すように、フイードピストン24が前進
し、これに従つて供給爪23が連結釘Nを釘一本
分だけ前進させ、上記先頭の釘N1を空になつた
打込み通路12に供給する。以下、同様にしてメ
インピストン10駆動時の打撃ストロークに同期
して上記フイードピストン・シリンダ機構が作動
し、各ストローク毎に打込み通路12に釘が一本
ずつ自動的に供給される。したがつて、上記釘打
機Aにより連続的な釘打ち作業を行なうことがで
きる。
これに対し、操作つまみ34を操作してバネ受
け部材33を第3図に示す第2の位置qに設定し
ておくと、釘打込み終了後に下死点位置のメイン
ピストン10が上動して上記ブローバツクチヤン
バ16が減圧し、上記フイードシリンダ25内が
減圧しても、圧縮バネ32はフイードピストン2
4に付勢力を与えない第2の位置qにあるから、
フイードピストン24は前進することができず、
フイードピストン・シリンダ機構は不作動状態と
なる。したがつて、この状態で釘打機Aを作動さ
せると、駆動された打撃部材11は空打ちするこ
とになる。
このように上記釘打ち機Aによれば、釘送り装
置22の作動、不作動を自由に選択することがで
きるから、例えばコンクリート等に釘打ちを施工
する場合、釘送り装置22を作動状態にして連続
施工をおこない、釘の不完全打込みが生じたとき
は、バネ受け部材33の位置を移動させる簡単な
操作により釘送り装置22を不作動状態にし、打
撃部材11を空打ちさせて浮いた釘に対し再打
撃、再々打撃を加えることにより完全に打込むこ
とができ、作業を能率的かつ迅速に行なうことが
できる。
なお、フイードピストンを駆動する圧縮空気供
給源としては、釘打込み動作に同期してフイード
シリンダの前端の圧縮空気供給口に圧縮空気を供
給するものであれば、上記実施例のようにブロー
バツクチヤンバに限定されない。例えばトリガバ
ルブの操作に同期して圧縮空気を供給するもので
あつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る釘打機の縦断面図、第2
図a,bは釘送り装置の作動態様説明図、第3図
は上記釘送り装置の不作動状態の説明図であり、
第4図はバネ受け部材の移動操作説明図である。 符号、A……釘打機、N……連結釘、10……
メインピストン、11……打撃部材、12……釘
打込み通路、13……メインシリンダ、16……
ブローバツクチヤンバ、20……釘供給通路、2
1……収納マガジン、22……送り装置、23…
…釘供給爪、24……フイードピストン、25…
…フイードシリンダ、31……筒体、32……圧
縮バネ、33……バネ受け部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 釘打機本体の先端に設けられた釘打込み通路に
    対し釘供給通路を介して連結釘の収納マガジンを
    設け、且つ上記釘供給通路に沿つて配置された連
    結釘に係合する供給爪を往復作動させるフイード
    ピストンをフイードシリンダ内に摺動自在に収容
    したフイードピストン・シリンダ機構を設けた圧
    縮空気式釘打機において、 前記フイードシリンダの前端には釘打込み動作
    と同期して圧縮空気供給源に接続する圧縮空気供
    給口を形成するとともに、前記フイードシリンダ
    の後部には筒体を連続して設け、該筒体内に圧縮
    バネを設け、該圧縮バネの前端をフイードピスト
    ンの後端部に当接させる一方、上記圧縮バネの後
    端を上記筒体内に配置されたバネ受け部材に受け
    止めさせ、しかも該バネ受け部材を前記圧縮バネ
    が前記フイードピストンを常時前方に付勢し得る
    位置と、フイードピストンに付勢力を与えない位
    置とに移動可能に設けたことを特徴とする圧縮空
    気式釘打機における釘送り装置。
JP5173686U 1986-04-04 1986-04-04 Expired JPH0411019Y2 (ja)

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JPS62161982U JPS62161982U (ja) 1987-10-15
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