JPH0546852Y2 - - Google Patents

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JPH0546852Y2
JPH0546852Y2 JP10010288U JP10010288U JPH0546852Y2 JP H0546852 Y2 JPH0546852 Y2 JP H0546852Y2 JP 10010288 U JP10010288 U JP 10010288U JP 10010288 U JP10010288 U JP 10010288U JP H0546852 Y2 JPH0546852 Y2 JP H0546852Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は最初の釘送り操作によつて次段の釘送
り操作を不能な状態にして釘の2度送りを防止す
ると同時に、釘打機の作動によつて次段の釘送り
の操作が可能な状態に自動復帰させる釘送り機構
に関する。
(従来技術とその問題点) 一般の釘打機には、打撃ピストンの作動と関連
して自動的に釘送り作動するようにした釘送り機
構が採用されている。これに対し、打撃ピストン
の複数回の往復作動により一本の釘を打ち込む繰
り返し作動式の釘打機では、従来の自動作動の釘
送り機構は採用できないため、手動操作によつて
釘を供給する機構が採用されている。このような
手動による釘送り機構としては、例えば特公昭57
−17663号公報に示されているような機構が知ら
れている。この機構では複数の釘が放射状に多数
の穴を形成した回転式マガジンの穴の中に収容さ
れて折り、このマガジンをマガジンの周囲に形成
した溝と係合している操作ハンドルの手動操作に
よつて回転させ、釘の収容されている穴を打撃ド
ライバの軸心と一致させることによつて釘を供給
する構成となつている。
しかし、上記従来技術のように手動によつて直
接釘を送り操作するものでは、送り操作に大きな
力を要し、釘送り操作のためには両手が必要とな
るから、釘打機を把持している手を一旦釘打機か
ら離さなければならず、作業性が阻害されるもの
である。
さらに、上記回転マガジン形式の釘送り機構で
は、釘の装填数が少ない上に、釘射出口の付近の
ボリウムが大きくなつて打込み箇所の目視が困難
となり、作業に支障が生じる。
そこで、上記従来技術に代え、一般の釘打機と
同様な圧縮空気圧によつて駆動されるピストン・
シリンダ機構を有する釘送り機構を、手動操作弁
によつて駆動するようにすることが考えられる。
しかし、この場合、上記釘送り機構を2度操作す
るという誤操作が発生することが予想される。こ
れによつて射出部内に2本の釘が送り込まれて内
部に釘詰まりが生じ、釘打ち作業に支障をきたし
たり、射出部やドライバ等の部品を損傷するおそ
れがある。
(考案の技術的課題) 本考案は上記欠点を解消し、特に釘の2度送り
を防止するとともに、釘打機の作動によつて釘送
り操作が可能な状態に自動復帰させることができ
る釘送り機構を提供することをその技術的課題と
する。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案に係る釘打機
における釘送り機構は、打撃シリンダと、該打撃
シリンダ中に摺動自在に収容されるとともに一端
に打撃ドライバを一体に形成した打撃ピストン
と、上記打撃シリンダの下方に配置されるととも
に打撃ドライバが内部を摺動できる略筒状に形成
された射出部と、該射出部の側面に開口された釘
供給口と連なる釘供給部に沿つて往復動可能な釘
送り部材と、上記釘送り部材を駆動する釘送りピ
ストン・シリンダ機構と、上記釘送りピストン・
シリンダ機構に対し圧縮空気を導入・排出するこ
とにより釘送りピストンを駆動させるフイードバ
ルブとを備えた釘打機において、上記フイードバ
ルムのバルブステムと当接可能な端部を備えると
ともに上記グリツプ部の近傍で手動操作可能に設
けられたフイードレバーと、該フイードレバーと
フイードバルブステムとの当接を阻止する第1の
位置と、フイードレバーとフイードバルブステム
との当接を許容する第2の位置間で移動可能なロ
ツクプレートと、釘打機の作動中に供給された圧
縮空気により上記ロツクプレートに係合するよう
に作動して該ロツクプレートを上記第2の位置へ
強制的に移動させるとともに、この状態に維持さ
れるロツクステムとを備え、上記フイードレバー
の操作によつてロツクプレートとロツクステムと
の係合を解除してロツクステムを作動前に位置に
復帰させ、且つロツクプレートを上記第1の位置
へ復帰させることを特徴とする。
(考案の作用、効果) 上記構成によれば、ロツクプレートが第1の位
置にあるときは、フイードレバーはフイードバル
ブステムに当接することはできないから、該フイ
ードバルブステムを作動させることができない。
これに対し、釘打機の作動中に供給された圧縮
空気によりロツクステムは上記ロツクレバーに係
合して第2の位置へ強制的に移動させるととも
に、この状態に維持されるので、フイードレバー
の手動操作によりフイードバルブステムとの当接
が許容され、釘送り機構が作動し、釘送りが行な
われる。
ところで、上記フイードレバーの操作によつて
ロツクプレートとロツクステムとの係合が解除さ
れ、ロツクステムは作動前の位置に復帰し、且つ
ロツクプレートも上記第1の位置へ復帰するの
で、再びフイードレバーはフイードバルブステム
に当接することはできず、該フイードバルブステ
ムを作動させることができないから釘送り機構を
作動させることができない。
このように、釘送りの操作はグリツプ部の近傍
でフイードレバーを片手で行なうことができるの
で、非常に簡単である。
また、一度釘送り機構を作動させると、再度釘
送り機構を作動させることができない。したがつ
て、釘詰まりや釘打機の部品損傷等の事故を未然
に防止することができる。
さらに、釘打機を作動させたときに、ロツクス
テムが作動してロツクプレートは第2の位置(ロ
ツク解除位置)に維持されるので、次の釘送りの
操作が可能な状態に自動復帰される。したがつ
て、ロツク解除のための機構、操作を必要としな
い。
(実施例) 以下、図面によつて本考案の実施例について説
明する。
第2図は繰返し作動式の釘打機の中央縦断面
図、第3図はそのエア回路を示すもので、この釘
打機は、一側にグリツプ部2を有するとともに下
部に筒状の射出部3を設けたハウジング1と、該
ハウジング1内に上下方向に往復動自在に収容さ
れるとともに上記ハウジング1の下方にバネ付勢
された可動構成の打撃シリンダ4(以下単に可動
シリンダという)と、該可動シリンダ4内に上下
方向に往復動自在に収容されるとともに、前記射
出部3内を摺動可能な打撃ドライバ5を一体に形
成した打撃ピストン6と、上記可動シリンダ4の
往復動に伴つて上記可動シリンダ4内を圧縮空気
供給源7と大気とに選択的に接続させる自動切り
換えバルブ機構8と、上記自動切り換えバルブ機
構8を作動させるトリガ機構11と、射出部3と
グリツプ部2との間に設けられたマガジン12と
該マガジン12と、上記射出部3との間の釘供給
路34に設けられた連結釘Nの釘送り機構とから
構成され、可動シリンダ4に対する圧縮空気の供
給、排出を反復させることにより打撃ピストン6
を繰り返し駆動し、打撃ドライバ5によりマガジ
ン12から射出部3に供給された釘13を連打し
て打ち出すものである。
次に、上記釘打機の構成各部について詳しく述
べる。
まず、ハウジング1は筒状に形成され、上下端
の内壁にはダンパ29,30が設けられ、内側中
央部には筒状のスリーブ15が設けられている。
スリーブ15の上部には上方に開口する環状収
容部16が形成され、該収容部16にヘツドバル
ブ17が上下動可能に収容されている。ヘツドバ
ルブ17は上部17aが下部17bよりも小径に
形成され、下部大径部17bにはグリツプ部2と
可動シリンダ4とを接続させる圧縮空気供給孔1
8が形成されているとともに、バネ19と空気圧
により下方に付勢されている。
可動シリンダ4は上記スリーブ15の内側に、
上下の端面は上記上下のダンパ29,30に当接
する間を往復動できるように収容されている。可
動シリンダ4のヘツド部4aとハウジング1の上
端内壁との間にはバネ22が設けられている。該
バネ22は可動シリンダ4を常に下死点に位置す
るように下方に付勢するとともに、可動シリンダ
4の往復動の際、撓み状態は最小から最大まで変
化する。また、可動シリンダ4の側壁の上部には
圧縮空気の給排孔23が形成され、中間部と下部
には可動シリンダ4とスリーブ15との間に形成
されたリターン用エアチヤンバ24に連通する連
通孔25,26が形成されている。可動シリンダ
4の上下端の内壁にもダンパ31,32が設けら
れ、打撃ピストン6は、その上下の端面がそれぞ
れ可動シリンダ4の上下ダンパ31,32に当接
する間を往復動できるように収容されている。そ
して、上記可動シリンダ4と打撃ピストン6によ
り打撃機構が構成されている。
グリツプ部2は中空に形成され、内部にはエア
チヤンバ27が形成されているとともに、先端に
は圧縮空気供給源7に接続するエアホースのエア
プラグの取付部28が設けられている。
射出部3はハウジング1から打ち出された打撃
ドライバ5の摺動を案内するとともに、一側には
マガジン12から供給された連結釘Nを受容する
釘供給口33が開口されている。
マガジン12は渦巻き状に巻装した連結釘Nを
収容する部材で、上記マガジン12と上記射出部
3の釘供給口33との間に連結釘Nの釘送り機構
が設けられている。
次に、自動切り換えバルブ機構8はヘツドバル
ブ17と可動シリンダ4とにより構成され、上記
可動シリンダ4の往復動に伴つて上記可動シリン
ダ4内に対する圧縮空気の供給、排気を自動的に
切り換えることにより可動シリンダ4と打撃ピス
トン6が繰返し往復作動させるものである。すな
わち、可動シリンダ4の給排孔23の上部及び下
部の外周面に上部Oリング35a及び下部Oリン
グ35bが周設され、これに対してヘツドバルブ
17の小径部17aの内面には上記上下部のOリ
ングが当接する当接面36が形成されている。
上記構成において、ヘツドバルブ17が可動シ
リンダ4に対して相対的に上方に移動すると、下
部Oリング35bがヘツドバルブ17の小径部1
7aの当接面36の内壁から離れ、同時に上部O
リング35aが上記当接面36に当接するため、
可動シリンダ4の内部は給排孔23と圧縮空気供
給孔18とグリツプ部2のエアチヤンバ27とを
介して圧縮空気供給源7に接続する。このため、
圧縮空気が可動シリンダ4内に急激に供給される
から、打撃ピストン6は下方に駆動されると同時
に、その反動により可動シリンダ4がバネ22の
バネ力に抗して上方に駆動される。
可動シリンダ4が上方に移動すると、上部Oリ
ング35aがヘツドバルブ17の小径部の当接面
36から離れ、同時に下部Oリング35bが上記
当接面36に当接するため、可動シリンダ4の給
排孔23は大気に通じ、可動シリンダ4内に供給
された圧縮空気は大気に排気される。このため、
自動的に可動シリンダ4内に対する圧縮空気の給
排の切り換えが行なわれ、可動シリンダ4のシリ
ンダヘツド4aの下面に作用する空気圧は急減す
るから、バネ22の力によつて可動シリンダ4は
下方に移動する。可動シリンダ4が下方に移動す
ると、上述のように再び圧縮空気の給排の切り換
えが自動的に行われるので、可動シリンダ4は上
方に移動する。以下、同様にして可動シリンダ4
は上下方向に繰り返し往復作動する。
また、可動シリンダ4内に圧縮空気が供給され
て可動シリンダ4が上方に駆動されるとき、同時
に打撃ピストン6が下方に駆動されるが、その下
面により圧縮された空気は連通孔25,26から
リターン用エアチヤンバ24内に貯留される。そ
して、上記圧縮空気が排気されると、打撃ピスト
ン6の上面に作用する圧力は、リターン用エアチ
ヤンバ24から連通孔26を経て可動シリンダ4
内に供給されて打撃ピストン6の下面に作用する
圧力よりも小さくなるから、打撃ピストン6は上
昇する。このようにして、可動シリンダ4の往復
動に伴つて自動切り換えバルブ機構8が自動的に
作動すると同時に、打撃ピストン6が可動シリン
ダ4と逆向きに繰り返し往復作動し、射出部3内
の釘13は打撃ドライバ5により連打されて被打
ち込み材50内に打ち込まれる。
上述のように、上記自動切り換えバルブ機構8
の作動は、ヘツドバルブ17の上昇によつて自動
的に開始されるものであるが、ヘツドバルブ17
の上昇は、トリガバルブ11の作動操作によつて
行なわれる。
トリガバルブ11はヘツドバルブ17の環状収
容部16の下端面に開口するエア通路37を大気
又はグリツプ部2のエアチヤンバ27に選択的に
接続させるもので、通常は第2図のようにバネ3
8により上記エア通路37を大気に開くように付
勢され、トリガバルブステム39を上記バネ38
のバネ力に抗して押し込むことにより、上部に設
けられたOリング40を移動させて上記エア通路
37をグリツプ部2のエアチヤンバ27に通じる
エア通路41に接続させるもので、このときヘツ
ドバルブ17をバネ19のバネ力に抗して上昇移
動させ、自動切り換えバルブ機構8が作動するの
である。
次に、マガジン12から射出部3への釘送り機
構は、第4図に示すように、射出部3の側面に開
口された釘供給口33と連なる釘供給路34に沿
つて往復動可能に設けられた釘送り部材61と、
該釘送り部材61を駆動する送りピストン・シリ
ンダ装置62と、この送りピストン・シリンダ装
置62の作動を制御するフイードバルブとから構
成されている。
釘送り部材61は板状送り爪61aを備え、送
りピストン62aの先端に左右に回動可能に軸支
され、釘送り爪61aが釘供給路34の内側に侵
入するようにバネ付勢されている。
フイードバルブ63は第2図に示すように、ト
リガバルブ11を介してグリツプ部2のエアチヤ
ンバ27に通じるエア通路64,41をフイード
用シリンダ62bの前端(図中左端)に通じるエ
ア通路65とを常時接続するとともに、フイード
バルブステム66によりフイード用シリンダ62
bの後端(図中右端)に通じるエア通路67を上
記エアチヤンバ27に通じるエア通路64,41
又は大気に選択的に接続するものである。
フイードバルブステム66はバネ68によりフ
イード用シリンダ62bの後端(図中右端)に通
じるエア通路67をエアチヤンバ27に通じるエ
ア通路64,41に接続させる位置にあるように
付勢されている。この位置では、フイード用シリ
ンダ62bの前後端から圧縮空気が導出されるの
で、送りピストン62aの前後の有効受圧面積差
により送りピストン62aは前方に押し出され、
これに対し、フイードバルブステム66を押し込
んだときは、Oリング89が移動してフイード用
シリンダ62bの後端に通じるエア通路67が大
気に開放され、エア通路67内の上記圧縮空気が
排出されて送りピストン62aは後退する。この
とき釘送り爪61aは第4図に点線で示すよう
に、釘供給路34内の連結釘Nに係合してバネ付
勢に抗して釘供給路34から退避し、移動端で釘
送り爪61aは先頭の釘13の釘軸の後ろ側に係
合する。フイードバルブステム66に対する押し
込み力が解除されると、送りピストン62aは再
び射出部3側に移動し、送り爪61aを連結釘N
を釘供給路34に沿つて移動させ、上記釘13を
射出部内に送り込む。以上の動作を繰り返して釘
を瞬時釘供給口33から射出部3内に送るのであ
る。
次に、上記釘送り機構には、釘打機が釘の打ち
込み作動したときにのみ釘送りが可能で、しかも
連結釘Nを2度送りすることができない2度送り
防止装置が設けられている。
この2度送り防止装置は第2図の断面と平行な
平面で切断された第1図aに示されるように、フ
イードバルブ63を操作するためのフイードレバ
ー69と、フイードレバー69の作動の可不可を
制御するロツクプレート70と、ロツクプレート
70の作動を制御するロツクステム71とから構
成されている。
フイードレバー69の一端はハウジング1の係
合部72に係合され、他端はグリツプ部2の近傍
に配置されたフイードアーム73に結合されてい
る。したがつて、フイードレバー69は上記一端
を中心に回動可能となつている。またフイードレ
バー69にはフイードバルブステム66の上端に
当接する当接片74とロツクプレート70に上部
に配置された回動防止片75とが並設されてい
る。
ロツクプレート70は上記フイードレバー69
の回動防止片75に対応する第1の透孔76とロ
ツクステム71に貫通される第2の透孔77とを
備え、ハウジング1に対し、上記回動防止片75
が第1の透孔76に挿入不可能な第1の位置(第
1図cの位置)と、上記回動防止片75が第1の
透孔76に挿入してフイードバルブステム66と
の当接が許容される第2の位置(同図aの位置)
との間で移動可能に設けられ、バネ78により第
1の位置側に付勢されている。
ロツクステム71の下部はハウジング1に形成
された収容部79内に上下に摺動可能に収容さ
れ、バネ80により下端に位置するように付勢さ
れている。収容部79の下端には、ヘツドバルブ
17に通じるエア通路37から分岐するエア通路
81が開口しているから、該エア通路81に圧縮
空気が供給されたとき(釘打機が起動したとき)
はロツクステム71はバネ80に抗して上方に移
動する。ロツクステム71の中間部には絞り部8
2が形成され、該絞り部82の下部にはテーパ面
83が形成され、さらに絞り部82の下部には受
け溝84が形成されている。ロツクステム71は
上記ロツクプレート70の第2の透孔77を貫通
するように配置されている。
上記構成において、第1図aは初期状態を示す
もので、このときロツクステム71はバネ80に
抗して上方に移動し、ロツクプレート70の第2
の透孔77が受け溝84に係合しているから、ロ
ツクプレート70はバネ78に抗して第2の位置
に保持されている。
ここで、前述のように第3図のトリガバルブス
テム39を押し込み操作することにより、ヘツド
バルブ17を作動させるためのエア通路37に圧
縮空気が供給されると、釘打機が繰り返し連打作
動し、釘打ち込みが行なわれるが、同時にそれに
伴い上記エア通路37から分岐するエア通路81
(同図a参照)にも圧縮空気が供給される。その
後、トリガバルブステム39の押し込み操作が解
除されると、釘打機の作動が停止するとともに、
前記エア通路81に供給された圧縮空気は排気さ
れる。しかしロツクステム79はロツクプレート
70の第2の透孔77との係合により同じ状態が
維持される。
次に、釘送りにあたり、フイードアーム73
を、同図bのように押し下げ操作すると、フイー
ドレバー69の回動防止片75がロツクプレート
70の第1の透孔76に挿入され、フイードレバ
ー69は回動し、当接片74がフイードバルブス
テム66をバネ68に抗して押し下げる。これに
より、前述のように釘送り機構が作動し、釘送り
が行なわれる。
ところで、フイードアーム73の押し下げ操作
によりフイードレバー69は回動するので、この
回動により第1の透孔76に係合した回動防止片
75はロツクプレート70をさらにバネ78に抗
して第2の位置の延長側に押し出す。これによ
り、ロツクステム71の受け溝84とロツクプレ
ート70の第2の透孔77との係合が外れ、同図
cのように、ロツクステム71はバネ80により
再び下方に移動復帰する。フイードアーム73か
ら指を離すことによりフイードレバー69が上昇
し、再び回動防止片75が第1の透孔76から出
たとき、ロツクプレート70はバネ78により第
1の位置に復帰する。
ロツクプレート70が第1の位置にあるとき
は、フイードアーム73を押し下げ操作しても、
フイードレバー69の回動防止片75がロツクプ
レート70に当接するから、フイードレバー69
は回動することができず、このためフイードバル
ブステム66を作動させることができない。した
がつて2度目の釘送り操作は禁止される。
その後、再び第3図のトリガバルブステム39
を押し込み操作して釘の打ち込みが行なわれる
と、上述のようにエア通路81にも圧縮空気が供
給され、その空気圧によりロツクステム71が上
昇するから、絞り部82のテーパ面83がロツク
プレート70の第2の透孔77の周縁部に係合し
て押し上げるので、ロツクプレート70はバネ7
8に抗して同図dのように第2の位置に強制的に
移動させられ、第2の透孔77は受け溝84に係
合して停止し、同図aと同じ初期状態となる。ト
リガバルブステム39の押し込み操作が解除され
ると、釘打機の作動が停止するとともに、前記エ
ア通路81に供給された圧縮空気は排気される
が、ロツクステム79は第2の透孔77との係合
により初期状態は維持される。
このように、釘送りの操作はグリツプ部に配置
されたフイードアーム73を押し込むことにより
片手で簡単に操作することができる。
また、一度釘送り機構を作動させると、その操
作に起因してフイードレバー69は回動すること
ができない状態となるから、再度釘送り機構を作
動させることができない。
さらに、トリガバルブステム39を押し込み操
作して釘打機を作動させたときに、ロツクステム
71が作動してロツクプレート70は第2の位置
(ロツク解除位置)に維持されるので、次の釘送
りの操作が可能な状態に自動復帰される。したが
つて、ロツク解除のための機構、操作を必要とし
ない。
なお、何らかの原因でロツクステム71やフイ
ードレバー69がロツクしたときなどの場合は、
ロツクプレート70の端部を押してロツクを解除
すればよい。
また、上述の2度送り防止機構は必ずしも上記
実施例のような繰り返し作動式の釘打機だけでな
く、単打式の釘打機にも適用することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,c,dは本考案に係る釘打機の
2度送り防止機構の作動態様説明図、第2図は繰
返し作動式の釘打機の中央縦断面図、第3図は上
記釘打機のエア回路を示す説明図、第4図は釘送
り機構説明図である。 符号、3……射出部、4……打撃シリンダ(可
動シリンダ)、5……打撃ドライバ、6……打撃
ピストン、34……釘供給路、63……フイード
バルブ、66……フイードバルブステム、69…
…フイードレバー、70……ロツクプレート、7
1……ロツクステム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 打撃シリンダと、該打撃シリンダ中に摺動自在
    に収容されるとともに一端に打撃ドライバを一体
    に形成した打撃ピストンと、上記打撃シリンダの
    下方に配置されるとともに打撃ドライバが内部を
    摺動できる略筒状に形成された射出部と、該射出
    部の側面に開口された釘供給口と連なる釘供給部
    に沿つて往復動可能な釘送り部材と、上記釘送り
    部材を駆動する釘送りピストン・シリンダ機構
    と、上記釘送りピストン・シリンダ機構に対し圧
    縮空気を導入・排出することにより釘送りピスト
    ンを駆動させるフイードバルブとを備えた釘打機
    において、 上記フイードバルムのバルブステムと当接可能
    な端部を備えるとともに上記グリツプ部の近傍で
    手動操作可能に設けられたフイードレバーと、該
    フイードレバーとフイードバルブステムとの当接
    を阻止する第1の位置と、フイードレバーとフイ
    ードバルブステムとの当接を許容する第2の位置
    間で移動可能なロツクプレートと、釘打機の作動
    中に供給された圧縮空気により上記ロツクプレー
    トに係合するように作動して該ロツクプレートを
    上記第2の位置へ強制的に移動させるとともに、
    この状態に維持されるロツクステムとを備え、上
    記フイードレバーの操作によつてロツクプレート
    とロツクステムとの係合を解除してロツクステム
    を作動前の位置に復帰させ、且つロツクプレート
    を上記第1の位置へ復帰させることを特徴とする
    釘打機における釘送り機構。
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