JP3117696U - 釘打機の釘詰まり解消工具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】釘打機Aの発射ノズル17の先端部からノーズ11内に差し込むことができる太さの軸1を備えている。この軸1の先側に長手方向にわたって溝2を形成する。溝2の断面形状は内突弧状である。軸1の基部に握り3を取り付ける。
【効果】打込通路11aに突出したドライバー12を簡単に引っ込めることができるので、詰まった釘B’を簡単に取り除くことができる。軸2を釘打機Aの発射ノズル17の先端部からノーズ11内に差し込んだとき、詰まった釘B’をかわしやすいから、軸1の先をドライバー12の先端部分に確実に当てることができ、打込通路11aに突出したドライバー12を確実に引っ込めることができる。軸1を釘打機Aの発射ノズル17の先端部からノーズ11内に差し込む際握りやすいのみならず、この握り3があるためにその頭部をハンマーEなどで叩きやすい。
【選択図】図5
【効果】打込通路11aに突出したドライバー12を簡単に引っ込めることができるので、詰まった釘B’を簡単に取り除くことができる。軸2を釘打機Aの発射ノズル17の先端部からノーズ11内に差し込んだとき、詰まった釘B’をかわしやすいから、軸1の先をドライバー12の先端部分に確実に当てることができ、打込通路11aに突出したドライバー12を確実に引っ込めることができる。軸1を釘打機Aの発射ノズル17の先端部からノーズ11内に差し込む際握りやすいのみならず、この握り3があるためにその頭部をハンマーEなどで叩きやすい。
【選択図】図5
Description
本考案は、釘打機のノーズ内に詰まった釘を取り除くのに用いる工具に関するものである。
例えば、圧縮空気を動力源とするエアー釘打機には、ノーズ内の打込通路に釘を1本ずつ送り込み、この釘をノーズ内の打込通路に突出させたドライバーにより叩打して壁その他の部材に打ち込む形式のものがある。
この形式の釘打機は、多数の釘を連続して自動的に壁その他の部材に打ち込むことができるので極めて便利であるが、ノーズ内で釘が詰まると、それを取り除くのが極めて厄介である。なぜならば、この釘を叩打するべく打込通路に突出しているドライバーが突出したまま留まっており、詰まった釘を取り除くことができないからである。
この形式の釘打機は、多数の釘を連続して自動的に壁その他の部材に打ち込むことができるので極めて便利であるが、ノーズ内で釘が詰まると、それを取り除くのが極めて厄介である。なぜならば、この釘を叩打するべく打込通路に突出しているドライバーが突出したまま留まっており、詰まった釘を取り除くことができないからである。
そこで、ノーズ内で詰まった釘をできるだけ簡単に取り除くことができるように工夫したものが開発されている(例えば、特許文献1、2参照)。
しかしながら、ここに例示する技術は、釘が詰まりやすいノーズ先端付近を開閉自在に構成したものであって、釘が詰まったときにはその部分を開いて詰まった釘を取り除くようにしているため、ノーズ先端付近が構造的に複雑とならざるを得ないという欠点があった。
そこで、本考案では、釘打機の発射ノズルの先端部からノーズ内に差し込むことができる特殊な工具を発案し、それを用いることによって打込通路に突出しているドライバーを引っ込め、詰まった釘を簡単に取り除くことができるようにしたものである。
そこで、本考案では、釘打機の発射ノズルの先端部からノーズ内に差し込むことができる特殊な工具を発案し、それを用いることによって打込通路に突出しているドライバーを引っ込め、詰まった釘を簡単に取り除くことができるようにしたものである。
すなわち、本考案に係る釘打機の釘詰まり解消工具は、釘打機の発射ノズルの先端部からノーズ内に差し込むことができる太さの軸を備え、この軸の先側に長手方向にわたって溝を形成したことを特徴とするものである。
この工具の軸を釘打機の発射ノズルの先端部からノーズ内に差し込み、詰まった釘をかわしながらドライバーの先端部分に当て、軸の頭部をハンマーなどで軽く叩くと、打込通路に突出したドライバーを簡単に引っ込めることができるので、詰まった釘を簡単に取り除くことができる。ノーズのドア部分を開閉することができるようになっている場合には、その部分を開けると、詰まった釘を極めて簡単に取り除くことができる。
この工具の軸を釘打機の発射ノズルの先端部からノーズ内に差し込み、詰まった釘をかわしながらドライバーの先端部分に当て、軸の頭部をハンマーなどで軽く叩くと、打込通路に突出したドライバーを簡単に引っ込めることができるので、詰まった釘を簡単に取り除くことができる。ノーズのドア部分を開閉することができるようになっている場合には、その部分を開けると、詰まった釘を極めて簡単に取り除くことができる。
溝の断面形状は内突弧状であることが望ましい。この場合には、工具の軸を釘打機の発射ノズルの先端部からノーズ内に差し込んだとき、詰まった釘をかわしやすいから、軸の先をドライバーの先端部分に確実に当てることができ、打込通路に突出したドライバーを確実に引っ込めることができる。
軸の基部に握りを取り付けておくと良い。この場合には、工具の軸を釘打機の発射ノズルの先端部からノーズ内に差し込む際握りやすいのみならず、この握りがあるためにその頭部をハンマーなどで叩きやすい。
請求項1記載の工具を用いると、打込通路に突出したドライバーを簡単に引っ込めることができるので、詰まった釘を簡単に取り除くことができる。
請求項2記載の工具を用いると、その軸を釘打機の発射ノズルの先端部からノーズ内に差し込んだとき、詰まった釘をかわしやすいから、軸の先をドライバーの先端部分に確実に当てることができ、打込通路に突出したドライバーを確実に引っ込めることができる。
請求項3記載の工具を用いると、工具の軸を釘打機の発射ノズルの先端部からノーズ内に差し込む際握りやすいのみならず、この握りがあるためにその頭部をハンマーなどで叩きやすい。
本考案に係る釘打機の釘詰まり解消工具の一例を、釘打機とともに図面を参照しながら詳細に説明する。この工具は、以下に例示する釘打機のノーズ内に詰まった釘を取り除くための専用工具である。図1(a)に示すように、軸1の先側に長手方向にわたって溝2が形成されている。軸1は釘打機の発射ノズルの先端部からノーズ内に差し込むことができる太さである。そして、図1(b)に示すように、この溝2の断面形状は内突弧状である。また、図1(a)に示すように、軸1の基部には握り3が取り付けられている。
一方、ここに例示する釘打機Aは、圧縮空気を動力源とするエアー釘打機であって、ノーズ11内の打込通路11aに釘Bを1本ずつ送り込み、この釘Bをノーズ11内の打込通路11aに突出させたドライバー12により叩打して壁その他の部材D(図4(b)参照)に打ち込むことができる形式のものである。圧縮空気は図示されていないエアーコンプレッサーから図4において図面符号13で示すエアーホースを通って本釘打機Aに送り込まれ、ボディー14内に備えられているピストン(図示しない)の往復動作により、ドライバー12が図4(b)に示すようにノーズ11内の打込通路11aに突出し、あるいは、打込通路11aから引っ込む。そして、ドライバー12の打込通路11aへの突出動作により、打込通路11aに位置する釘Bを叩打することができる。
釘Bは、図3に示すように、連接帯Cの対向する各保持孔c,cに1本ずつ差し込まれていて連なっており、帯状に連なるこの連結釘B”が図4に示すようにマガジン15内のマガジンプレート15aに巻回された状態で装填されている。そして、このマガジン15から順次強制的に送り出されてノーズ11の給送通路11bに送り込まれ、その先頭のものが打込通路11aに位置し、上述したようにドライバー12により叩打され、壁その他の部材Dに打ち込むことができる。
ここに例示する釘打機Aのノーズ11はドア11cを開閉することができる形式のものであり、ドア11cを開いた状態で帯状に連なる連結釘B”の先頭のものを打込通路11aの所定位置にセットし、以降の釘を給送通路11bでたるみのないようにセットすることができる。そして、開いたドア11cを閉じ、さらに、図2において図面符号11dで示すガイドラッチをロックすると、釘打作業を安全に行うことができる。なお、釘Bが打ち込まれて抜けた後の連接帯Cはノーズ11の上部に形成されている排出口(図示しない)から排出されるようになっており、長くなって来ればそれを引き千切ると良い。
ここに例示する釘打機Aにあっては、トリガ(引金)16を引くことにより打込通路11aに位置する釘Bを叩打することができるが、壁その他の部材Dに打ち込む際には、ハンドル14’を握ってノーズ先端の発射ノズル17を壁その他の部材Dに押し付けて行う。なお、ここに例示する釘打機は、上記トリガ(引金)16に備えられている切替レバー(図示しない)を回すことにより連続打ちと単発打ちができるようになっている。連続打ちとは、トリガ(引金)16を引いたまま発射ノズル17を壁その他の部材Dに押し付けた状態で連続して釘打作業ができる打ち方で、主として床、壁、屋根などの下地打ちに適している。また、単発打ちとは、発射ノズル17を壁その他の部材Dに押し付けてからトリガ(引金)16を引く操作で釘Bを1本しか打たない打ち方で、狙い打ちなど釘の打込位置を合わせたりする作業に適している。
このような釘打作業をしていると、時として図5(a)に示すようにノーズ11で釘が詰まる場合がある。その場合には、エアーホース13を外した上でノーズ11のドア11cを開け、給送通路11bにあるものも含めてノーズ11内の釘Bを全て抜き取る。しかる後、図5(b)に示すように、本工具の軸1を釘打機Aの発射ノズル17の先端部からノーズ11内に差し込み、詰まった釘B’をかわしながらドライバー12の先端部分に当て、軸1の頭部をハンマーEなどで軽く叩くと、打込通路11aに突出したドライバー12を簡単に引っ込めることができる。すると、打込通路11a内の邪魔物が無くなるので、発射ノズル17内に詰まった釘B’をマイナスドライバーなどで簡単に取り除くことができる。このように、ノーズ11のドア11c部分を開閉することができるようになっている場合には、ドア11cを開けることによって、詰まった釘を極めて簡単に取り除くことができる。
なお、詰まった釘を取り除く場合には、図5(b)に示すように、発射ノズル17が上向きになるように釘打機Aを立てて行うと、作業しやすい。
なお、詰まった釘を取り除く場合には、図5(b)に示すように、発射ノズル17が上向きになるように釘打機Aを立てて行うと、作業しやすい。
本工具における軸1の溝2は、図1(b)に示すように、断面形状が内突弧状である。軸1の溝2の断面形状がこのような形状になっていると、本工具の軸1を釘打機Aの発射ノズル17の先端部からノーズ11内に差し込んだとき、詰まった釘B’をかわしやすいから、軸1の先をドライバー12の先端部分に確実に当てることができ、打込通路11aに突出したドライバー12を確実に引っ込めることができる。
また、本工具の軸1の基部には握り3が取り付けられている。この場合には、本工具の軸1を釘打機Aの発射ノズル17の先端部からノーズ11内に差し込む際握りやすいのみならず、この握りがあるためにその頭部をハンマーEなどで叩きやすい。
ここに例示する釘打機Aにあっては、打ち込み深さを調整し得るアジャスター18や圧縮空気の排気口19bが備えられている。アジャスター18を一方向に回すと打ち込み深さを深くすることができ、逆方向に回すと打ち込み深さを浅くすることができる。また、圧縮空気の排気口19bは、図2、図4に示すように、シリンダーキャップ19の排気カバー19aに形成されており、この排気カバー19aを360度の範囲で回すことにより、排気の方向を360度の範囲で変えることができる。なお、図2、図4において、図面符号20はノーズ11を周囲を覆う防塵カバーである。
1…軸、2…溝、3…握り、A…釘打機、B…釘、B’…詰まった釘、B”…連続釘、11…ノーズ、11a…打込通路、12…ドライバー、14’…ハンドル、15…マガジン、16…トリガ(引金)、17…発射ノズル。
Claims (3)
- 釘打機の発射ノズルの先端部からノーズ内に差し込むことができる太さの軸を備え、この軸の先側に長手方向にわたって溝を形成したことを特徴とする釘打機の釘詰まり解消工具。
- 溝の断面形状が内突弧状であることを特徴とする請求項1記載の釘打機の釘詰まり解消工具。
- 軸の基部に握りを取り付けたことを特徴とする請求項1記載の釘打機の釘詰まり解消工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005008522U JP3117696U (ja) | 2005-10-17 | 2005-10-17 | 釘打機の釘詰まり解消工具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005008522U JP3117696U (ja) | 2005-10-17 | 2005-10-17 | 釘打機の釘詰まり解消工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3117696U true JP3117696U (ja) | 2006-01-12 |
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Family Applications (1)
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JP2005008522U Expired - Fee Related JP3117696U (ja) | 2005-10-17 | 2005-10-17 | 釘打機の釘詰まり解消工具 |
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2005
- 2005-10-17 JP JP2005008522U patent/JP3117696U/ja not_active Expired - Fee Related
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