JP2002224974A - 手持ち式打ち込み工具 - Google Patents
手持ち式打ち込み工具Info
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Abstract
護カバーを設けたことに起因した弊害を除去する。 【手段】カバー4は、砲弾形の主体部4aと、ノーズ部材
31を覆う先端部4bとで2段構造になっている。先端部4b
は上下に長い縦長の断面形状で、かつ、ノーズ部材31を
囲うのに必要最小限度の左右横巾になっている。先端部
4bが縦長の断面形状であるため、溝形のワークに打ち込
むに際してカバー4が邪魔にはならず、かつ、下ガイド
体24は厚肉にして強度を向上することができる。
Description
手持ち式打ち込み工具に関するものである。
動する棒状のブレードで釘等のファスナーをワークに向
けて打ち出す構造になっており、ブレードを駆動する動
力源として、圧縮空気を使用したものや電気(電磁力)
を使用したもの、或いはガス燃焼圧を使用したものなど
がある。
は、ブレードを内蔵すると共にグリップを設けた本体
と、ブレードが前進する通路を備えたヘッド部と、ヘッ
ド部にファスナーを1本ずつ供給するファスナー収容部
と、ブレードを駆動するためのトリガーとを備えてい
る。
単にトリガーを引いただけでファスナーが打ち出される
と危険であるため、ヘッド部の先端部に、安全装置とし
て、本体に対して相対的に後退するノーズ部材を設けて
いる。
た状態にばねで押されており、この前進状態では、ブレ
ードの駆動にはロックが掛かっており、トリガーを引い
てもブレードは前進しない。
る、ノーズ部材がばねに抗して相対的に後退し、このノ
ーズ部材の相対的な後退動に連動してブレードの駆動に
対するロックが解除され、その結果、トリガーを引くと
ブレードが前進する。
と、他の物に当たるなどして損傷する虞がある。そこ
で、特開2000−781号公報及び特開2000−3
54979号公報は、ガス燃焼圧駆動式の打ち込み工具
において、ヘッド部をカバー(保護シールド)で覆うこ
とを提案している。
態では、溝形のワークにファスナーを打ち込む場合にカ
バーがワークにつかえることを防止するために、カバー
の先端部を小径の円筒状(真円の筒状)に形成すること
が記載されている。
端部はノーズ部材だけで構成されるとは限らず、ノーズ
部材の下方に、ファスナーの打ち出しをガイドするガイ
ド体も存在する。他方、ワークの狭い場所に打ち込む場
合にもカバーがワークにつかえないようにするために
は、カバーの先端部をできるだけ小径にするのが好まし
い。
の断面形状が真円であると、カバーの先端部をできるだ
け小径にするためにはガイド体の上下厚さ寸法は小さく
しなければならず、このため、ガイド体を頑丈な構造に
し難い虞がある。
とを課題とするものである。
は、空圧やガス燃焼圧のような動力で駆動されるブレー
ドを内蔵した本体と、前記ブレードの前進動でファスナ
ーを打ち出しできるようにファスナーを保持するヘッド
部と、前記ブレードを駆動させるためのトリガーと、前
記ヘッド部を囲うカバーとを備えている。
ち出し通路を囲う形状のノーズ部材が、本体に対して相
対的に後退するように設けられており、このノーズ部材
が本体に対して相対的に後退すると、前記トリガーの作
動によるブレードの前進動が可能となるように設定され
ている。
箇所を除いてヘッド部の大部分を覆う主体部と、ノーズ
部材を囲う先端部とを備えており、カバーの先端部は、
人が指でノーズ部材を動かし難い大きさで、かつ、左右
巾寸法よりも上下巾寸法が大きい断面形状になっている
一方、前記カバーの主体部は先端部に向けて先窄まりに
形成されている。
とは、人が打ち込み工具を普通に持って壁に向けている
状態で、当該人から見た左右・上下を言う。
下に長い縦長の断面形状であるため、ノーズ部材の下方
にガイド体が存在する場合に当該ガイド体の上下厚さ寸
法を大きくできるなど、ヘッド部のうちノーズ部材で囲
われた部位の設計の自由性を向上することができる。
の必要最小限度の寸法があれば足りるため、ファスナー
を溝形のワークに打ち込む場合でも、カバーがワークに
つかえて打ち込み不能になる事態を防止又は著しく抑制
することができる。
位への打ち込みの確実性を損なうことなく、ヘッド部の
うちカバーの先端部で覆われた部分の設計の自由性を向
上することができる。
づいて説明する。
はガス燃焼式の打ち込み工具に適用しており、図1で打
ち込み工具の全体を示している。
グ)1と、本体1の先端に取り付けたヘッド部2と、フ
ァスナー収容部の一例としての傾斜状に延びるマガジン
3と、ヘッド部2を覆う金属板製のカバー(シュラウ
ド)4とを備えている。
り、グリップ5にはトリガー6を設けている。マガジン
3は着脱式であり、上端はヘッド部2に固定され、下端
はグリップ5に固定されている。
込みに使用している。図2に示すように、多数本の釘n
を並列状に並べた状態でテープtに固定することによっ
て連結釘Nが構成されており、この連結釘Nがマガジン
3に装填される。連結釘Nは図示しないばねで上向きに
付勢されている。
設けており、この蓋板7は、その上端部において2本の
ねじ8でマガジン3に固定されている。
釘nは軸方向に少しずつずれている。また、釘nを隙間
なく重ねるために、釘nの頭を部分的にカットしてい
る。
リベットなど、様々の棒状ファスナーの打ち込みに使用
することができる。また、マガジン3は、ヘッド部2か
ら真下に延びる形態にしたり、ドラム型に形成するな
ど、様々の形態を採用できる(マガジン3の形態の違い
に応じて連結ファスナーの形態も違ってくる)。
明する。図3はカバー4を分離した状態での全体の縦断
側面図、図4は要部の縦断側面図、図5はヘッド部2の
分離斜視図である。
れており、その内部にはシリンダ9を配置している。シ
リンダ9の内部には、棒状のブレード11を備えたピス
トンが摺動自在にはめ込まれている。シリンダ9の後方
には燃焼室12を設けており、燃焼室12にはファン1
3を露出させている。
は、ガスカートリッジ(ボンベ)14を装填するポケッ
ト15が設けられている。ポケット15の端部に、ガス
カートリッジ14のガスを一定量だけ噴出させる定量弁
装置16を設けている。定量弁装置14にはノズル(図
示せず)が内蔵されており、ノズルと燃焼室12とは通
路を介して接続されている。
のノズルを作動させるための押圧部材17がピン18に
て回動自在に取付けられている。押圧部材17がピン1
8を中心に時計回りに回動すると、定量弁装置14のノ
ズルが押されて、一定量のガスが燃焼室12に供給され
る。
から嵌まっており、スリーブ19が後退すると前記した
押圧部材17が回動する。スリーブ19の上部には、シ
リンダ9の上面に沿って延びる連動板20が係止されて
おり、連動板20の前端部20aは、シリンダ9の前方
で下向きに延びている。連動板20は、圧縮ばね21で
前向きに付勢されている。
4を備えている。上ガイド体23の下面には、1本の釘
nが通るガイド溝25が全長にわたって延びるように形
成されている。ブレード11がガイド溝25の内部を前
進すると、連結釘Nの最上端に位置した1本の釘nが打
ち出される。
容するため、後ろ向きに大きく切り開かれている(切り
開き溝を図4に符号26で示す)。
8を介してフロントブロック27が第1ボルト(六角穴
付きボルト)29で固定されており、このフロントブロ
ック27に、上ガイド体23の後部がピン(図示せず)
で固定されている。第1ボルト29は、本体1の前面の
うち正面視で上部の1ヶ所と左右下部の2ヶ所との合計
3箇所に設けている。
に、上下ガイド体23,24とマガジン3とは側面視傾
斜状のピンで固定されている。図では詳細は示していな
いが、前記ピンは下ガイド体24に固定されており、こ
のピンに上ガイド体23が上方から嵌まり、下方からマ
ガジン3が嵌まっている。
のノーズ部材31が外側から嵌まっている。ノーズ部材
31はガイド体23,24の先端から突出している。更
に、ノーズ部材31は、上ガイド体23の上面に沿って
後方に延びる連結部31aを備えており、連結部31a
には、後方に延びる作動板32が第2ボルト33で締結
されている。
貫通して本体1の内部に延びており、作動板32の後端
には、連動板20の前端部20aと重なる下向き押圧部
32aが折曲げ形成されている。
スリーブ19はばね21によって前進しているため、ガ
スは燃焼室12は供給されない。このため、トリガー6
を引いてもブレード11は前進しない。すなわち、ブレ
ード11は前進不能にロックされている。
押し当てると、連動板20及びスリーブ19が本体1に
対して相対的に後退するため、押圧部材17が回動して
(ロックが解除されて)ガスが燃焼室6に供給される。
このため、トリガー6を引くと、ファン12によって攪
拌されたガスが爆発し、ブレード11が前進して釘nが
打ち出される。
示している。図6(A)は斜め前方から見た斜視図、図
6(B)は斜め後方から見た斜視図、図7は縦断右側面
図、図8は正面図である。
ド部2を上方から覆う主体部4aと、ノーズ部材31を
囲う先端部4bと、主体部4aの後端に溶接やろう付け
で固着した底板4cとから成っている。
形に形成されており、その下面には、ヘッド部2に上方
から嵌まるように切り開かれている(下向き切り開き穴
を符号37で示す)。
前後2ヶ所に上向き抉り部38が形成されている。この
ため、下向き開口穴37は側面視で略M字状になってい
る。これは、ヘッド部2をできるだけ広く覆いつつ、前
記したマガジン3のカバー4を着脱するため等のねじ8
の回転操作を可能ならしめるためである(上向き抉り部
38の箇所にねじ8の頭が位置する)。ねじ8はマガジ
ン3を下ガイド体24に固定するものであってもよい。
ントブロック27とを、第1ボルト29で本体1に一体
に共締めしている。底板4cには、ボルト挿入穴39の
他に、フロントブロック27に嵌まる窓穴40が空いて
いる。
3の上方の部位には、前後方向に延びる長穴41が空い
ている。図3及び図4から容易に理解できるように、長
穴41の存在により、頂点箇所に位置した第1ボルト2
9のねじ込み・ねじ戻しが可能となると共に、第2ボル
ト33を回転操作してのノーズ部材31の位置調節が可
能となる。
水平状の姿勢にして普通に持った状態で左右巾寸法W1
よりも上下巾寸法W2が大きい長楕円の断面形状であ
り、かつ、ストレート状に形成されている。また、先端
部4bの左右巾寸法は、その左右内側面とノーズ部材3
1との間に僅かの隙間しかできない大きさに設定されて
いる。
後退することを許容するため、ノーズ部材31は、その
移動ストロークよりも多少大きい寸法だけカバーの先端
部4bから露出している(図9も参照)。
に長い断面形状であるため、下ガイド体24の先端部の
厚さ寸法Tを大きくすることができ、その結果、下ガイ
ド体24の強度を向上することができる。
が溝巾の小さいチャンネル材であっても、カバー4がワ
ークWにつかえて打ち込み不能になることは全く又は殆
どない。
る場合は、打ち込み工具を横向きに寝かした姿勢で作業
を行えば良い。すなわち、ブレード12の軸方向から見
てカバー4の先端部4bがワークWの溝と同じ方向に長
く延びる姿勢になるようにしたら良い。
部材31との間に人の指を差し込むことはできないた
め、人が指でノーズ部材31を後退させて空打ちを行お
うとすると、指先でノーズ部材31の先端縁を掴まなけ
ればならない。すると、指先がノーズ部材31の内側に
はみ出て、釘nの発射によって怪我をする虞がある。
うとする気持ちを抱くことは一般には生じず、このた
め、釘の空打ちを抑制して安全性を向上することができ
る。
している。 (A)は平面図、 (B)は右側面図、 (C)は正面
図である。
形態の場合よりも長くなっており、他方、主体部4aは
ずんぐりとしている。また、底板4cの窓穴40は下向
きに開口している。
あり、図10との違いは、先端部4bが横向きD字状に
形成されている点だけである。この場合も、先端部4b
は上下方向に長くなっている。
(B)は右側面図、 (C)は正面図である。この実施形態で
は、カバー4における先端部4bの左右両側面に前向き
に開口した切り開き溝42を形成し、かつ、平面視で先
窄まりに形成している。
見やすくなるため、ワークWが細巾である場合でも、打
ち込み箇所を確認が容易になる利点がある。
の先端縁4eを鋸歯状に形成している。このように形成
すると、人がノーズ部材31を指で摘んで後退させるの
が益々やりにくくなるため、安全性を一層向上させるこ
とができる。
を図14の第5実施形態で示している。
4bは、図において左右方向に移動して密着・離反する
金型43,44を使用した射出成形法によってごく簡単
に成形できる。なお、主体部4aは先窄まりになってい
るため、切り開き穴37の箇所での型抜きも支障無く行
われる。
止めなどで主体部4aに固着されている。
側断面図、 (B)は (A)の B-B視断面図である。この実施
形態でもカバー4と合成樹脂製であり、主体部4aと底
板4cとを別体に成形している。
込んだ受け座45を円周方向に沿って複数個設ける一
方、底板4cには、受け座45の穴に貫通する突起46
を一体に設け、突起46を熱盤で加熱することにより、
底板4cを主体部4aにかしめ固定している。受け座4
5及び突起46は、第1ボルト29と干渉しないように
配置されている。
は、カバー4は底板は備えていない。そして、主体部4
aに、第6実施形態と同様の受け座45を形成して、こ
の受け座45を第1ボルト29で本体1に固定してい
る。カバー4は合成樹脂製でも良いし、板金製でも良
い。
形態でも、第1実施形態と同様に、第2ボルト36を回
転操作するための長穴が空いている。
バーはヘッド部の形状に合わせて様々の形状を採用する
ことができる。ノーズ部材にはゴム等のキャップを装着
することも可能である。
である。
ある。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】空圧やガス燃焼圧のような動力で駆動され
るブレードを内蔵した本体と、 前記ブレードの前進動でファスナーを打ち出しできるよ
うにファスナーを保持するヘッド部と、 前記ブレードを駆動させるためのトリガーと、 前記ヘッド部を囲うカバーとを備えており、 前記ヘッド部の先端には、ファスナーの打ち出し通路を
囲う形状のノーズ部材が、本体に対して相対的に後退す
るように設けられており、このノーズ部材が本体に対し
て相対的に後退すると、前記トリガーの作動によるブレ
ードの前進動が可能となるように設定されており、 更に、前記カバーは、前記ノーズ部材の箇所を除いてヘ
ッド部の大部分を覆う主体部と、ノーズ部材を囲う先端
部とを備えており、カバーの先端部は、人が指でノーズ
部材を動かし難い大きさで、かつ、左右巾寸法よりも上
下巾寸法が大きい断面形状になっている一方、前記カバ
ーの主体部は先端部に向けて先窄まりに形成されてい
る、手持ち式打ち込み工具。
Priority Applications (1)
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JP2001022238A JP3811619B2 (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | ガス燃焼圧駆動方式の手持ち式打ち込み工具 |
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Publications (2)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005212060A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-08-11 | Hitachi Koki Co Ltd | 燃焼式動力工具 |
JP2006026786A (ja) * | 2004-07-14 | 2006-02-02 | Hitachi Koki Co Ltd | 打込機 |
JP2006142471A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-06-08 | Max Co Ltd | 動力駆動釘打機のタール付着防止機構 |
JP2008511455A (ja) * | 2004-09-01 | 2008-04-17 | イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド | 動力工具用の第1ハンドルおよび第2ハンドル |
JP2009045705A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Hitachi Koki Co Ltd | 燃焼式打込機 |
-
2001
- 2001-01-30 JP JP2001022238A patent/JP3811619B2/ja not_active Expired - Fee Related
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