JP2001353671A - 空気圧工具のバンパ機構 - Google Patents
空気圧工具のバンパ機構Info
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- B25C1/04—Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by fluid pressure, e.g. by air pressure
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Abstract
バックチャンバの内圧が急激に上昇して打撃ピストンに
よる押し付け不良が発生するのを有効に防止すること。 【解決手段】打撃シリンダ2の上端から圧縮エアを供給
し、打撃ピストン4を打撃移動させた後、打撃ピストン
4の下部に結合したドライバビット3を回転させて打込
みネジを被打ち込み材にねじ込む空気圧工具において、
打撃ピストン4の下部には、上記打撃シリンダ2の内底
に形成したバンパ21の中心孔27に嵌合する小径部2
0を形成するとともに、上記打撃ピストン4の下部又は
バンパ21のいずれかに、打撃ピストン4の小径部がバ
ンパの中心孔27に嵌合したときに打撃シリンダ2の下
方のエアを大気に逃がす排気部Aを形成した。
Description
端から圧縮エアを供給し打撃ピストンを打撃移動させる
ことにより、打撃ピストンの下部に設けたドライバビッ
トを駆動するとともに、打撃ピストンが打撃シリンダの
底部に配置されたバンパに着地する直前の負荷を軽減さ
せる空気圧工具のバンパ機構に関する。
もので、打撃ピストンが打撃作動時に打撃ピストンを復
帰位置に戻すための圧縮エアをブローバックチャンバ内
に貯留する。ところが、打ち込み不良で釘の頭が浮いた
状態になったりすると、打撃ピストンがバンパに着地で
きないためにブローバックチャンバ内の圧縮エアがバン
パの中心孔から大気に排出されてしまい、打撃ピストン
が復帰できないという現象が生じる。このため、従来は
特願平11ー300461号に示されたように、打撃シ
リンダの下部に、バンパの中心孔に嵌合する小径部を突
出して形成し、打撃ピストンがバンパに着地する前に小
径部をバンパに嵌合させてブローバックチャンバをシー
ルするようにしたものが提案されている。
機構によれば、打撃ピストンがバンパに着地する前にバ
ンパの中心孔が密閉され、打撃ピストンの下方のエアが
バンパの中心孔から排気されないので、打撃ピストンの
下方のエア圧と上方のエア圧とがバランスしてしまい、
被打ち込み材に対する押し付け不良が発生するという問
題があった。
ンがバンパに着地する直前にブローバックチャンバの内
圧が急激に上昇して打撃ピストンによる押し付け不良が
発生するのを有効に防止することができる空気圧工具の
バンパ機構を提供することをその課題とする。
め、本発明に係る空気圧工具のバンパ機構は、打撃シリ
ンダの上端から圧縮エアを供給し、打撃ピストンを打撃
移動させた後、打撃ピストンの下部に結合したドライバ
ビットを回転させて打込みネジを被打ち込み材にねじ込
む空気圧工具において、上記打撃ピストンの下部には、
上記打撃シリンダの内底に形成したバンパの中心孔に嵌
合する小径部を形成するとともに、上記バンパには打撃
ピストンの小径部がバンパの中心孔に嵌合したときに打
撃シリンダの下方のエアを大気に逃がす排気部を形成し
たことを特徴とする。
打ち機を示す。このネジ打ち機はボディ1の内部に設け
られた打撃シリンダ2内に断面6角形状のドライバビッ
ト3を備えた打撃ピストン4を上下に摺動可能に収容
し、上記打撃シリンダ2内に圧縮エアを供給して上記打
撃ピストン4を駆動させ、上記ドライバビット3によっ
て上記ボディ1の先端に設けられたノーズ部5内の打ち
込みネジ6を打撃して被打ち込み材に打ち込む打撃機構
と、上記打撃シリンダ2に供給された圧縮エアの一部で
駆動されるエアモータ7により上記打撃ピストン4で打
撃された打ち込みネジ6を被打ち込み材に更にねじ込む
ネジ回転機構とを備えたものである。
ッサ等の圧縮エア供給源からグリップ8とボディ1とに
形成されたエアチャンバ9を介して打撃シリンダ2内に
供給される。また、打ち込みネジ6は連結材を介して連
結されてマガジン10内にコイル状に収容されている。
そして、フィードピストン11によって1本ずつノーズ
部5内に供給される。
によって作動する。トリガレバー12によりトリガバル
ブ13を作動させ、このトリガバルブ13に連動してヘ
ッドバルブ14を開き作動させ、エアチャンバ9内の高
圧の圧縮エアを打撃シリンダ2内に瞬時に供給して打撃
ピストン4を打撃移動させる。打撃機構aによって被打
ち込み材に打ち込まれた打ち込みネジ6は、更にネジ回
転機構bによってねじ込まれる。
トリガバルブ13によってヘッドバルブ14が閉じ、打
撃シリンダ2をエアチャンバ9に閉じ、排気口に開くよ
うに作動するので打撃ピストン4の上面に加えられてい
た圧力が減少し、打撃ピストン4の下面に対する圧力は
打ち込み時に通気ポート23を介してブローバックチャ
ンバ16内に貯留された圧縮エアの作用で押し上げられ
て上昇し、打撃ピストン4の上下面における圧力の差が
逆転するので、打撃ピストン4は上死点に復帰するよう
になっている。
17の回転を中間歯車18を介して駆動歯車19に伝達
し、駆動歯車19の中心に形成された6角形状の貫通孔
に挿通されたドライバビット3を回転させ、先端が打ち
込みネジ6の頭部に形成された十字溝に係合して打ち込
みネジ6を被打ち込み材にねじ込むものである。
ン4の下端面から小径部20が突出形成されていて、小
径部20の外径はバンパ21の中心孔27の内径と等し
く、先端部のみがやや細くなっているが、打撃ピストン
4が下降したときに小径部20がバンパ21の中心孔2
7に嵌合して中心孔27を塞ぎ、ブローバックチャンバ
16をシールするようになっている。
されている。この排気部Aは上記バンパ21の内周面に
周方向に直交して(図面上で上下方向)形成されたスリ
ット22で溝状に形成され、このスリット22は、図3
に示すように、小径部20の先端部がバンパ21の中心
孔27に嵌合した状態で、ブローバックチャンバ16を
完全にシールしないようにし、ブローバックチャンバ1
6内のエアの一部がスリット22を抜けて矢印pのよう
に大気に流出させ、打撃ピストン4の下降時の負荷が急
激に上昇して打ち込みネジ6をねじ込む際のエアモータ
7の負荷が増大して、打ち込みネジ6のねじ込みが確実
に実行できないことがないようにするもので、打撃ピス
トン4がバンパ21に着地した状態では、図4に示すよ
うに打撃ピストン4の下面4aとバンパ21の上面21
aとが密着してブローバックチャンバ16を完全にシー
ルすることができ、ブローバックチャンバ16内には通
気ポート23を経由してメインチャンバ9内の高圧の圧
縮エアが貯留される。
21に着地する直前にブローバックチャンバ16を完全
にシールすることはないので、ブローバックチャンバ1
6の内圧の急激な上昇を抑え、打撃ピストン4の着地直
前の負荷が大きくなることによるエネルギーのロスを抑
えることができ、打ち込みネジ6を被打ち込み材に確実
にねじ込むことができる。
地すると、打撃シリンダ2内の圧縮エアは通気孔25を
介して、矢印qに示すように流れてストップバルブ26
に供給され、エアモータ7は停止する。
シリンダ2とを連通する通気ポート23は逆止弁24に
よりエアの逆流が阻止され、ブローバックチャンバ16
内に貯留した圧縮エアは通気ポート23を介して漏れる
ことはないので、ブローバックチャンバ16内に充分な
圧縮エアを貯留することができ、ブローバックチャンバ
16内に貯留した圧縮エアで打撃シリンダを上死点まで
確実に復帰移動させることができる。
形成されたものであるが、これに限定されない。図5に
排気部Aの他の例を示す。この排気部Aはバンパ21の
上面21aからバンパ21の下方に貫通する小孔29に
よって形成したもので、打撃ピストン4がバンパ21に
着地するまでは、図5(a)に示すように、バンパ21
の中心孔27が打撃ピストン4の小径部20で塞がれて
いても小孔29を介してブローバックチャンバ16を大
気に導通させ、ブローバックチャンバ16の内圧の急激
な上昇を抑えるようにしたもので、打撃ピストン4がバ
ンパ21に着地すれば、図5(b)に示すように、小孔
29は打撃ピストン4の下面4aでシールされ、ブロー
バックチャンバ16内には通気ポート23を介して、打
撃ピストン4の復帰用の圧縮エアが貯留される。
することにより打撃ピストン4がバンパ21に着地する
直前に、ブローバックチャンバ16を完全にシールする
ことがなく、打撃ピストン4がバンパ21に着地する直
前の負荷の急激な高まりを抑えてエネルギーの余分な消
費を抑えることができ、エネルギーロスを最小限にする
ことができ、エアドライバ7による打ち込みネジの被打
ち込み材に対するねじ込みを確実に実行することができ
る。
されない。釘打機などの他の空気圧工具にも適用するこ
とができる。
パに形成した例であるが、排気部はバンパに形成するこ
とに限定されない。例えば、図6及び図7は、排気部A
を打撃ピストン4の小径部20の外周面に形成した溝3
0によって形成した例である。
トン4がバンパ21に着地するまでは、図8(a) に示す
ように、釘打ち込み時にバンパ21の中心孔27が打撃
ピストン4の小径部20で塞がれていても溝30を介し
てブローバックチャンバ16を大気に導通させ、ブロー
バックチャンバ16の内圧の急激な上昇を抑えることが
できる。打撃ピストン4がバンパ21に着地すれば、図
8(b)に示すように、溝30は打撃ピストン4の下面
4aでシールされ、ブローバックチャンバ16内には通
気ポート23を介して、打撃ピストン4の復帰用の圧縮
エアが貯留され、打撃ピストン4の復帰が準備される。
排気部Aを形成することにより打撃ピストン4がバンパ
21に着地する直前に、ブローバックチャンバ16を完
全にシールすることがなく、打撃ピストン4がバンパ2
1に着地する直前の負荷の急激な高まりを抑えてエネル
ギーの余分な消費を抑えることができ、エネルギーロス
を最小限にすることができ、エアドライバ7による打ち
込みネジの被打ち込み材に対するねじ込みを確実に実行
することができる。
方に形成するようにしてもよい。
に着地する直前にブローバックチャンバをシールするこ
とはないので、ブローバックチャンバの内圧の急激な上
昇を抑え、打撃ピストンの着地直前の負荷が大きくなる
ことによるエネルギーのロスを抑えることができ、打ち
込み部材の被打ち込み部材に対する押し付け不良を回避
することができる。
り、バンパ又は打撃ピストンに対する加工が容易とな
る。
断面図
断面図
断面図
を説明する要部断面図
面図
Claims (4)
- 【請求項1】 打撃シリンダの上端から圧縮エアを供給
し、打撃ピストンを打撃移動させた後、打撃ピストンの
下部に結合したドライバビットを回転させて打込みネジ
を被打ち込み材にねじ込む空気圧工具において、 上記打撃ピストンの下部には、上記打撃シリンダの内底
に形成したバンパの中心孔に嵌合する小径部を形成する
とともに、上記打撃ピストンの下部又はバンパのいずれ
かに、打撃ピストンの小径部がバンパの中心孔に嵌合し
たときに打撃シリンダの下方のエアを大気に逃がす排気
部を形成したことを特徴とする空気圧工具のバンパ機
構。 - 【請求項2】 前記排気部が上記バンパに形成された、
請求項1記載の空気圧工具のバンパ機構。 - 【請求項3】 前記排気部が上記打撃ピストンに形成さ
れた、請求項1記載の空気圧工具のバンパ機構。 - 【請求項4】 前記排気部が溝状に形成されたものであ
る、請求項1、2又は3に記載の空気圧工具のバンパ機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
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JP2000114219 | 2000-04-14 | ||
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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-
2000
- 2000-12-05 JP JP2000370696A patent/JP4590721B2/ja not_active Expired - Fee Related
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