JP2002127038A - 釘打機における排気構造 - Google Patents
釘打機における排気構造Info
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Abstract
打機の排気構造。 【解決手段】釘打機本体1の打撃シリンダ2内に打撃ピ
ストン3を摺動自在に収容し、打撃シリンダ2の中央上
部にはシリンダヘッド5を設け、シリンダヘッド5の周
囲には、上記シリンダヘッド5の外周縁と打撃シリンダ
2の上端内周縁との間の開口部10をヘッドバルブ8の
内側とシリンダヘッド5の外側との間に形成された排気
通路11又は圧縮空気を貯留するエアチャンバ4に選択
的に接続する環状のヘッドバルブ8を上下動自在に設
け、ヘッドバルブ8の下動によって開口部10を閉じた
ときには排気通路11から排気させる釘打機において、
排気通路11には、打撃シリンダ2から排出された排気
をヘッドバルブ8の上端外周に取り付けたOリング9a
に回り込むように誘導する誘導壁16を形成した。
Description
み駆動後に打撃シリンダから排出される排気をヘッドバ
ルブのOリングに回すようにして、排気に含まれるオイ
ルをOリングに付着するようにした釘打機における排気
構造に関する。
示されるように、打撃シリンダ2内に打撃ピストン3を
摺動自在に収容し、打撃シリンダ2の上部に配置された
ヘッドバルブ8を上下動させることにより、エアチャン
バ4内の高圧空気を打撃シリンダ2内に給排して打撃ピ
ストン3を駆動し、これによって釘打ち込み作動させる
ように構成されている。
撃シリンダ2やバルブハウジング19の内面とシール状
態を保つため、その外周面に0リング9a、9bが取り
付けられている。そして、摺動を円滑にするため0リン
グ9a、9bの表面には潤滑オイルが付着している。そ
のために、通常は、エアコンプレッサ等の圧縮空気供給
源からときどきオイルを霧状にして圧縮空気とともに釘
打機内に供給し、圧縮空気が打撃シリンダ内に供給さ
れ、あるいは排気される際にオイルがOリング9a、9
bに回り込んでその表面に付着するようにしている。
釘打機はヘッドバルブ8の動きが悪くなることがあり、
作動不良により打ち込みそのものができなくなったり、
充分な打ち込み力が得られなくなるという問題があっ
た。そこで、これらの打ち込み不良の原因を調べてみる
と、同図に示されるように、ヘッドバルブ8の内側に形
成された排気通路11の幅は一定ではなく、ヘッドバル
ブ8の上部のOリング9aの付近で大きくえぐられてお
り、このため、排出された空気がOリング9aにまで回
り込むことができず、ヘッドバルブ8の摺動抵抗が大き
くなり、ヘッドバルブの作動不良による打ち込み不良が
生じることが判明した。
バルブを円滑に作動させることができる釘打機における
排気構造を提供することをその課題とする。
め、本発明に係る釘打機における排気構造は、釘打機本
体内に設けた打撃シリンダ内に打撃ピストンを摺動自在
に収容し、打撃シリンダの中央上部には打撃ピストンの
上動を規制するシリンダヘッドを設け、シリンダヘッド
の周囲には、上記シリンダヘッドの外周縁と打撃シリン
ダの上端内周縁との間に形成された開口部を、ヘッドバ
ルブの内側とシリンダヘッドの外側との間に形成された
排気通路又は圧縮空気を貯留するエアチャンバに選択的
に接続する環状のヘッドバルブを上下動自在に設け、ヘ
ッドバルブの下動によって上記開口部を閉じたときには
上記排気通路から排気させる釘打機において、上記排気
通路には、上記打撃シリンダから排出された排気を上記
ヘッドバルブの上端外周に取り付けたOリングに回り込
むように誘導する誘導壁を形成したことを特徴とする。
の上部の拡大断面図であり、同図において符号1は釘打
機本体を示す。釘打機本体1の内側には打撃シリンダ2
が配置され、打撃シリンダ2内には打撃ピストン3が摺
動自在に収容されている。打撃シリンダ2と打撃本体1
の側壁との間にはエアチャンバ4が形成されている。エ
アチャンバ4は図示しないグリップに接続し、グリップ
は圧縮空気供給源にエアホースを介して接続している。
したがって、使用時にはエアチャンバ4には常時圧縮空
気が貯留されている。
ン3の上動を規制するシリンダヘッド5が設けられ、シ
リンダヘッド5の上部にはシリンダキャップ6が一体的
に固定されている。すなわち、シリンダキャップ6は下
方に開口する有底筒状に形成され、下端周縁6aは釘打
機本体1の上端1aに突合せ結合されているとともに、
上底部の中央部には凸部7が下方に突出形成され、凸部
7の先端にはシリンダヘッド5が一体に結合している。
このように、シリンダヘッド5はシリンダキャップ6の
内部に配置されている。
ッドバルブ8のバルブハウジング19が形成され、その
内側にはヘッドバルブ8が上下に摺動自在に配置されて
いる。
中間部外周にはそれぞれOリング9a、9bが取り付け
られ、下端部8aはゴムや合成樹脂などで構成されてい
る。ヘッドバルブ8は上記シリンダヘッド5の周囲に配
置され、上下動したときには、その下端が打撃シリンダ
2の上端縁2aに当接、離間することにより、上記シリ
ンダヘッド5の外周縁と打撃シリンダ2の上端内周縁と
の間の開口部10を、ヘッドバルブ8の内側とシリンダ
ヘッド5の外側との間に形成された排気通路11又は圧
縮空気を貯留するエアチャンバ4に選択的に接続するよ
うに構成されている。
内周面とシリンダヘッド5の外周面との間の空間からシ
リンダキャップ6のバルブハウジング19と凸部7との
間の空間を経てシリンダキャップ6の上底部に形成され
た排気穴12を通り、排気カバー20の内側に形成され
た排気口13に通じるように形成されている。
で大きくえぐられ、ここに大きな空間14が形成されて
いるが、凸部7の周囲にはリング15が取り付けられ、
えぐられた空間には誘導壁16が形成される。誘導壁1
6の上部は下死点にあるときのヘッドバルブ8の内側面
の上部に接近するように形成され、排気通路11が狭く
なっている。上記誘導壁16により、打撃シリンダ2か
ら排出された排気はヘッドバルブ8の上端外周に取り付
けたOリング9aに回り込むように誘導される。
17により常時閉じるように付勢され、トリガレバー
(図示せず)を操作しないときは、図1のようにヘッド
バルブ上室18にエアチャンバ4から圧縮空気が供給さ
れていることにより、ヘッドバルブ8は下動して、打撃
シリンダ2上部の開口部10は排気通路11に接続さ
れ、エアチャンバ4に対して閉じている。
操作すると、ヘッドバルブ上室18内に供給されていた
圧縮空気が外部に排出され、ヘッドバルブ8の下端に加
わる空気圧によってバネ17のバネ力に抗して上動し、
図2のようにヘッドバルブ8は上動し、打撃シリンダ2
上部の開口部10はエアチャンバ4に接続され、排気通
路11に対して閉じる。このため、エアチャンバ4から
圧縮空気が急激に打撃シリンダ2内に供給されるから、
打撃ピストン3が駆動され、打撃ピストン3に一体に結
合されたドライバ21によって釘打ち込みが行なわれ
る。
レバーに加えた力を解放すると、図1のようにヘッドバ
ルブ8は下動して打撃シリンダ2の上部の開口部10は
排気通路11に接続されるから、打撃シリンダ2内の圧
縮空気は排気通路11を通って排気口13から排出され
る。その際、排気は上記誘導壁16に当たってヘッドバ
ルブ8の上端外周のOリング9aに回り込むように誘導
される。
一部は誘導壁16によってヘッドバルブ8の上端外周の
Oリング9aに回り込むように誘導されるから、圧縮空
気供給源からオイルを霧状にして圧縮空気とともにエア
チャンバ4から排気通路11を経て排気させると、排気
にミスト状に含まれるオイル分がOリング9aに回り込
んでその表面に付着する。このため、Oリング9aに潤
滑オイルを必要に応じて供給してやれば、ヘッドバルブ
8はいつも円滑に作動し、打撃ピストン3の打ち込み力
の低下等の打ち込み不良が発生することがない。したが
って、常に確実に釘を打ち込むことができる。
の拡大断面図
Claims (1)
- 【請求項1】 釘打機本体内に設けた打撃シリンダ内に
打撃ピストンを摺動自在に収容し、打撃シリンダの中央
上部には打撃ピストンの上動を規制するシリンダヘッド
を設け、シリンダヘッドの周囲には、上記シリンダヘッ
ドの外周縁と打撃シリンダの上端内周縁との間に形成さ
れた開口部を、ヘッドバルブの内側とシリンダヘッドの
外側との間に形成された排気通路又は圧縮空気を貯留す
るエアチャンバに選択的に接続する環状のヘッドバルブ
を上下動自在に設け、ヘッドバルブの下動によって上記
開口部を閉じたときには上記排気通路から排気させる釘
打機において、 上記排気通路には、上記打撃シリンダから排出された排
気を上記ヘッドバルブの上端外周に取り付けたOリング
に回り込むように誘導する誘導壁を形成したことを特徴
とする釘打機における排気構造。
Priority Applications (2)
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- 2000-10-23 JP JP2000323085A patent/JP4507384B2/ja not_active Expired - Fee Related
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2001
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Also Published As
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