JP3868762B2 - 打ち込み工具のバルブ構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばエア式釘打ち機におけるいわゆるトリガバルブの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、エア式の釘打ち機は、ドライバを備えた打撃ピストンと、該打撃ピストンを収容するシリンダの上室を蓄圧室に連通した状態と、逆に大気に開放した状態に切り換えるためのヘッドバルブを内装した本体を有し、該本体には上記蓄圧室を内蔵したハンドル部が設けられ、該ハンドル部の基部に上記トリガバルブおよびこれを操作するトリガが設けられている。このトリガを使用者が引き操作してトリガバルブをオンするとヘッドバルブへ圧縮空気が供給されて該ヘッドバルブが開かれ、これによりシリンダ上室に蓄圧室から圧縮空気が供給されて打撃ピストンが下動する。打撃ピストンの下動によりドライバは、本体下面から突き出して設けたドライバガイド内を下動し、これによりドライバガイド内に供給された1本の釘が該ドライバガイドの先端から打ち出される。
【0003】
釘打ち込み後、トリガの引き操作を止めてトリガバルブをオフすると、ヘッドバルブへの圧縮空気の供給が遮断されるとともに大気開放されるため該ヘッドバルブが閉じられてシリンダ上室への圧縮空気の供給が停止される。ヘッドバルブが閉じられると、シリンダ上室は大気開放されるため、打撃ピストンはシリンダ下室に供給されるリターンエアにより上死点に戻される。
このように、トリガバルブはオンオフさせることにより、本体に内蔵したヘッドバルブを開閉させる機能を有しており、これによりシリンダ上室を圧縮空気が供給される状態と大気開放された状態に切り換えて打撃ピストンを上下動させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成を有するエア釘打ち機において、シール部材等の損傷によりトリガバルブにエア洩れが発生した場合には、トリガの引き操作を止めてもヘッドバルブが閉じられてシリンダ上室が大気開放されないため、打撃ピストンが下動したまま停止して上死点に戻されなくなるおそれがある。
本発明は、トリガバルブのシール部材が損傷を受けてエア洩れを発生した場合であってもヘッドバルブを正常に作動させて、打撃ピストンを上死点に戻すことができるトリガバルブの構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は、前記請求項1に記載した構成のバルブ構造とした。
請求項1記載のバルブ構造によれば、トリガを引き操作してトリガバルブのバルブステムをオン位置に押し込み操作すると第2変圧室が大気開放される。第2変圧室が大気開放されると、第1変圧室が大気開放され、これによりヘッドバルブが開き位置に移動する。ヘッドバルブが開かれると、シリンダの上室(シリンダ上室)が蓄圧室に連通されて、該シリンダ上室に圧縮空気が供給され、これにより打撃ピストンが下動して釘がドライバガイドから打ち出される。
釘打ち出し後、トリガの引き操作を止めるとバルブステムがばね力あるいは圧縮空気の空気圧によりオフ位置に戻され、これにより第2変圧室が大気側から遮断される一方、蓄圧室に連通された状態となる。第2変圧室が蓄圧室に連通されて圧縮空気が供給されると、これが第1変圧室に供給され、これによりヘッドバルブが閉じ位置に移動する。ヘッドバルブが閉じられると、シリンダの上室が大気開放されて、打撃ピストンがシリンダの下室に流入する圧縮空気により上死点に戻される。
【0006】
上記第2変圧室が蓄圧室に連通された状態において、該第2変圧室と蓄圧室との間の圧縮空気供給側の最小流路面積が、該第2変圧室を大気側から遮断するシール部材がないと仮定した場合における洩れ側の最小流路面積よりも大きく設定されている。このため、トリガの引き操作を止めて第2変圧室が蓄圧室に連通された状態としたときに、例えば第2変圧室を大気側から気密に遮断するシール部材が破損等したために該第2変圧室と大気側との間でエア洩れが発生する場合であっても、大気側に洩れる圧縮空気の流量よりも蓄圧室から供給される圧縮空気の流量の方が多くなるため、該第2変圧室は依然として圧縮空気供給状態に維持される。このことから、第2変圧室の圧縮空気が大気側に洩れても、第1変圧室に圧縮空気が供給されてヘッドバルブが閉じ位置に移動し、これによりシリンダ上室が大気開放されて打撃ピストンを上死点に戻すことができる。
このことは、第2変圧室を大気側から遮断するシール部材が所定の位置から脱落して、全く機能しなくなった状態であっても同様である。
【0007】
請求項2記載のバルブ構造によれば、トリガを引き操作してトリガバルブのバルブステムをオン位置に押し込み操作すると第3変圧室が大気開放され、これにより可動バルブ体がオン位置に移動して第2変圧室が大気開放される。第2変圧室が大気開放されると、第1変圧室が大気開放され、これによりヘッドバルブが開き位置に移動する。ヘッドバルブが開かれると、シリンダの上室(シリンダ上室)が蓄圧室に連通されて、該シリンダ上室に圧縮空気が供給され、これにより打撃ピストンが下動して釘がドライバガイドから打ち出される。
釘打ち出し後、トリガの引き操作を止めるとバルブステムがばね力あるいは圧縮空気の空気圧によりオフ位置に戻され、これにより第3変圧室が蓄圧室に連通される。第3変圧室が蓄圧室に連通されると、可動バルブ体がオフ位置に移動して第2変圧室が大気側から遮断される一方、蓄圧室に連通された状態となる。第2変圧室が蓄圧室に連通されて圧縮空気が供給されると、これが第1変圧室に供給され、これによりヘッドバルブが閉じ位置に移動する。ヘッドバルブが閉じられると、シリンダの上室が大気開放されて、打撃ピストンがシリンダの下室に流入する圧縮空気により上死点に戻される。
【0008】
上記第2変圧室が蓄圧室に連通された状態において、該第3変圧室と蓄圧室との間の圧縮空気供給側の最小流路面積が、該第3変圧室を大気側から遮断するシール部材がないと仮定した場合における洩れ側の最小流路面積よりも大きく設定されている。このため、トリガの引き操作を止めて第3変圧室が蓄圧室に連通された状態としたときに、例えば第3変圧室を大気側から気密に遮断するシール部材が破損等したために該第3変圧室と大気側との間でエア洩れが発生する場合であっても、大気側に洩れる圧縮空気の流量よりも蓄圧室から供給される圧縮空気の流量の方が多くなるため、該第3変圧室は依然として圧縮空気供給状態に維持される。このことから、第3変圧室の圧縮空気が大気側に洩れても可動バルブ体がオフ位置に維持されるため、第2変圧室ひいては第1変圧室に圧縮空気が供給されてヘッドバルブが閉じ位置に移動し、これによりシリンダ上室が大気開放されて打撃ピストンを上死点に戻すことができる。
このことは、第3変圧室を大気側から遮断するシール部材が所定の位置から脱落して、全く機能しなくなった状態であっても同様である。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。図1および図2は、本実施形態のトリガバルブ1を備えた圧縮空気式の釘打ち機50を示している。先ず、この釘打ち機50の全体の構成について簡単に説明する。
この釘打ち機50は、略円筒状の本体ハウジング51に打撃駆動部が内蔵されてなる本体部55と、この本体部55の下部から下方へ突き出して設けた筒体のドライバガイド52と、本体部55の側部ほぼ中央から側方へ突き出して設けたハンドル部53を備えている。図ではハンドル部53の先端側(図において右側半分)が省略されている。ハンドル部53の先端側とドライバガイド52との間には、釘マガジン54が取り付けられており、本体部55の釘打ち動作に連動してこの釘マガジン54から釘が1本ずつドライバガイド54内の釘打ち出し部に供給される。図では、釘マガジン54の一部のみが示されている。この釘マガジン54については従来構成と同様であり、本実施形態において特に変更を要しないので詳述しない。
【0010】
図示省略したハンドル部53の先端側には圧縮空気を供給するためのエアホースが接続されている。このエアホースを経て該ハンドル部53の内部には常時圧縮空気が供給されており、該ハンドル部53の内部が蓄圧室Aとされている。
ハンドル部53の基端部に本実施形態のトリガバルブ1が組み込まれている。このトリガバルブ1については後述する。本体部55にはシリンダ60が組み込まれており、このシリンダ60内には打撃ピストン61が上下方向に摺動可能に組み込まれている。この明細書では、シリンダ60の内周側であって、打撃ピストン61の上側の空間部をシリンダ上室60aといい、打撃ピストン61の下側の空間部をシリンダ下室60bという。
【0011】
この打撃ピストン61の図示下面側の中心部には、先端を前記ドライバガイド52内に臨ませたドライバ62が一体に取付けられている。
本体ハウジング51の内周側であってシリンダ60の外周側はハンドル部53の内部に連通されており、従ってこの空間部も蓄圧室Aとされている。
シリンダ60の上部と本体ハウジング51の上部との間にヘッドバルブ30が組み込まれている。本体ハウジング51の上部には、円筒形状をなす支持壁部51aが形成されており、この支持壁部51aの内周側には保持板31が固定されている。この保持板31のボス部31aと支持壁部51aとの間にヘッドバルブ30が上下動可能に収容されている。このヘッドバルブ30と保持板31の間には圧縮ばね32が介装されているため、該ヘッドバルブ30は図示下方へ付勢されている。
また、支持壁部51aの内周側であって、ヘッドバルブ30と保持板31との間の空間部は第1変圧室33とされている。この第1変圧室33は連通路34を経てトリガバルブ1の第2変圧室20に連通されている。
保持板31のボス部31aの内周側にはゴム製のダンパー36が取り付けられている。このダンパー36により打撃ピストン61が上死点にもどされた際の衝撃が吸収される。
【0012】
ヘッドバルブ30の周囲には受圧部35が設けられており、この受圧部35は、シリンダ60の外周側に張り出している。この受圧部35には、常時蓄圧室Aの圧縮空気が作用している。上記圧縮ばね32の付勢力は蓄圧室Aの空気圧よりも低く設定されている。このため、連通路34を経て第1変圧室33が大気開放されると、ヘッドバルブ30に作用する下動方向の力は圧縮ばね32の付勢力のみになるため、ヘッドバルブ30は蓄圧室Aの上動方向の圧力により圧縮ばね32に抗して上動し、これによりシリンダ60の上部が開口されて、シリンダ上室60aに蓄圧室Aの圧縮空気が供給され、従って打撃ピストン61が下動する。この状態が図2に示されている。
逆に、連通路34を経て第1変圧室33に圧縮空気が供給されると、ヘッドバルブ30に作用する下動方向の力は第1変圧室33の空気圧と圧縮ばね32の付勢力となって受圧部35が受ける上動方向の空気圧(蓄圧室Aの空気圧)よりも大きくなるため、ヘッドバルブ30は下動してシリンダ上室60aが蓄圧室Aから遮断される。また、ヘッドバルブ30が下動すると、ピストン上室60aは、ヘッドバルブ30とダンパー36との間の隙間、ボス部31aとダンパー36との間の隙間、本体ハウジング51の上面に設けた大気開放孔51b〜51b、本体ハウジング51の上面に取り付けたヘッドキャップ56の排気孔56aを経て外部に排気される。
【0013】
打撃ピストン61が下死点に至ると、ピストン上室60aの圧縮空気がシリンダ60に設けた連通孔60c〜60cを経てリターンエア室Bに流入する。このリターンエア室Bは本体ハウジング51とシリンダ60との間に設けられており、蓄圧室Aとは気密に区画されている。リターンエア室Bに流入した圧縮空気は、シリンダ60の下端部に設けた連通孔60d〜60dを経てシリンダ下室60bに流入する。このため、ピストン上室60aが大気開放されると、打撃ピストン61は上記リターンエア室Bからシリンダ下室60bに供給される圧縮空気により上死点に戻される。
このように、連通路34を経て第1変圧室33が大気開放されると、ヘッドバルブ30が上動してシリンダ上室60aに圧縮空気が供給され、これにより打撃ピストン61が下動して釘が打ち込まれる。一方、連通路34を経て第1変圧室33に圧縮空気が供給されると、ヘッドバルブ30が下動してシリンダ上室60aが大気開放され、これにより打撃ピストン61が上死点に戻される。ヘッドバルブ30の移動は、トリガバルブ1の操作によりなされる。
【0014】
トリガバルブ1は、ハンドル部53の基端部下方において支軸40aを中心にして上下に傾動可能に設けたトリガ40の背面側(図において上面側)に配置されている。トリガ40の背面には、支軸41aを中心にして上下に傾動可能なアイドラ41が取付けられており、トリガ40を図示上方に引き操作するとこのアイドラ41を介してトリガバルブ1がオン操作される。但し、トリガ40の引き操作は、ドライバガイド52の先端に上下動可能に設けたコンタクトアーム57が押し操作されて上動した時にのみ有効とされ、コンタクトアーム57が押し操作されていない状態では、トリガ40を引き操作してもアイドラ41が所定位置まで傾動されないため該トリガ40の引き操作は無効となってトリガバルブ1はオンしない。
【0015】
第1実施形態のトリガバルブ1の詳細が図3および図4に示されている。このトリガバルブ1は、ハンドル部53の基部下面側に設けた円筒形状の壁部53aと、該壁部53aの大気側口元に固定したバルブケース5との間に収容されている。このトリガバルブ1は、上記壁部53aの内周側に固定した固定バルブ体4と、該固定バルブ体4の内周側に移動可能に支持した可動バルブ体3と、該可動バルブ体3の内周側に移動可能に支持したバルブステム2を主体として構成されている。
固定バルブ体4の外周面には、2つのシール部材(第1、第2シール部材4a,4b)が取り付けられている。この両シール部材4a,4bにより、固定バルブ体4と壁部53aとの間が気密にシールされている。なお、本実施形態では、シール部材としていわゆるOリングが用いられている。
また、この固定バルブ体4には、その内周側と外周側を連通する連通孔4cが形成されている。この連通孔4cは、固定バルブ体4と壁部53aとの間であって両シール部材4a,4b間に設けた円環形状の空間部53dを経て前記連通路34ひいては前記第1変圧室33に常時連通されている。
【0016】
可動バルブ体3の外周面には、3つのシール部材(第3〜第5シール部材3a,3b,3c)が取り付けられている。この可動バルブ体3と上記固定バルブ体4との間であって第4シール部材3bと第5シール部材3cとの間の空間部が、前記第2変圧室20とされている。この第2変圧室20には連通孔4cが連通されている。このため、第2変圧室20は常時第1変圧室33に連通されている。
図3に示すように、可動バルブ体3が固定バルブ体4に対して上動すると、第4シール部材3bが固定バルブ体4の内周面に押圧される一方、第5シール部材3cが固定バルブ体4の内周面から外れる。このため、この状態では、第2変圧室20は第4シール部材3bによって大気側から遮断される一方、可動バルブ体3の後部外周面と固定バルブ体4の後部内周面との間の隙間Cを経て蓄圧室Aに連通され、これにより圧縮空気が第2変圧室20、連通孔4c、空間部53dおよび連通路34を経て第1変圧室33に供給される。
【0017】
逆に、図4に示すように可動バルブ体3が固定バルブ体4に対して下動すると、第4シール部材3bが固定バルブ体4の内周面から離間する一方、第5シール部材3cが固定バルブ体4の内周面に押し付けられる。このため、この状態では、第2変圧室20は、第5シール部材3cによって蓄圧室A側から遮断される一方、壁部53aとバルブケース5との間の大気開放孔6〜6を経て大気側に開放され、従って第2変圧室20、連通孔4c、空間部53dおよび連通路34を経て第1変圧室33が大気開放される。
可動バルブ体3の下端側は、バルブケース5に対して第3シール部材3aを常時摺接させつつ上下に移動可能に支持されている。可動バルブ体3の内周側は、連通孔3dを経て常時蓄圧室Aに連通されている。
【0018】
バルブステム2の外周面には、2つのシール部材(第6、第7シール部材2a,2b)が相互に一定の間隔をおいて装着されている。このバルブステム2と可動バルブ体3との間には、圧縮ばね8が介装されている。
このバルブステム2の先端側(図において下端側)は、バルブケース5の中央に形成した挿通孔5bを経て下方へ突き出されている。前記トリガ40が有効に引き操作されない状態では、このバルブステム2は圧縮ばね8の付勢力と蓄圧室Aの空気圧により下方へ突き出したオフ位置に保持される。この状態が図3に示されている。これに対して前記トリガ40が有効に引き操作されると、バルブステム2が圧縮ばね8の付勢力と蓄圧室Aの空気圧に抗して上動してオン位置に至る。この状態が図4に示されている。
バルブステム2がオフ位置に位置する状態では、第6シール部材2aがバルブケース5のシール孔5aに摺接される一方、第7シール部材2bが可動バルブ体3の内周面から外れる。このため、可動バルブ体3とバルブケース5との間の空間部(第3変圧室7)が蓄圧室Aに連通され、該蓄圧室Aから流入する圧縮空気の空気圧により可動バルブ体3が固定バルブ体4に対して上動する。可動バルブ体3が上動すると、前記したように第2変圧室20が蓄圧室Aに連通されて第1変圧室33に圧縮空気が供給され、これによりヘッドバルブ30が下動してシリンダ上室60aが蓄圧室Aから遮断される一方大気開放された状態となる。
【0019】
これに対して、トリガ40の有効な引き操作により、バルブステム2がオン位置に至った状態では、第6シール部材2aがバルブケース5のシール孔5aから外れる一方、第7シール部材2bが可動バルブ体3の内周面に摺接されて、第3変圧室7が蓄圧室A側から遮断される一方バルブケース5の挿通孔5bを経て大気開放される。第3変圧室7が大気開放されると、可動バルブ体3の後端面(図示上端面)に作用する蓄圧室Aの空気圧により該可動バルブ体3が下動し、これにより前記したように第2変圧室20が大気開放されてヘッドバルブ30が上動し、従ってシリンダ上室60aが蓄圧室Aに開放されて圧縮空気が供給される。シリンダ上室60aに圧縮空気が供給されると、打撃ピストン61が下動して釘打ちがなされる。
釘打ち込み動作完了後(打撃ピストン61が下死点に至った後)、トリガ40の引き操作を止めると、バルブステム2が圧縮ばね8の付勢力と蓄圧室Aの空気圧によりオフ位置まで下動する。このため、前記したように第3変圧室7が第6シール部材2aによって大気側から遮断される一方蓄圧室Aに連通されて第2変圧室20ひいては第1変圧室33に圧縮空気が供給され、これによりピストン上室60aがヘッドバルブ30により閉じられるとともに大気開放されて打撃ピストン61が上死点に戻される。
【0020】
次に、前記したようにバルブステム2がオフ位置に位置する状態(図3に示す状態)において、第2変圧室20は可動バルブ体3の後部外周面と固定バルブ体4の後部内周面との間の隙間Cを経て蓄圧室Aに連通されるのであるが、この隙間Cによる流路面積SCは、蓄圧室Aから第2変圧室20に至る流路中最も小さな面積(流入側の最小流路面積SC)に設定されている。
また、バルブステム2がオフ位置に位置する状態では、第2変圧室20は、第4シール部材3bにより大気側から気密に遮断される。ここで、図5に示すようにこの第4シール部材3bがないと仮定した場合における、該第4シール部材3bの取り付け部における可動バルブ体3と固定バルブ体4間の隙間であって、第2変圧室20から大気側に至る経路中最小の面積となる隙間Dの流路面積SDは、上記隙間Cによる流入側の最小流路面積SCよりも小さくなるよう(SD<SC)、該可動バルブ体3および固定バルブ体4の形状および寸法等が設定されている。
【0021】
以上のように構成した本実施形態のトリガバルブ1の構造によれば、例えば第4シール部材3bが損傷等したために、当該トリガバルブ1のオフ状態(トリガ40の引き操作を止めた状態)において第2変圧室20と大気側との間でエア洩れが発生した場合であっても、隙間Cにおける圧縮空気の単位時間当たりの流入量は、隙間Dにおける圧縮空気の単位時間当たりの洩れ量よりも多くなるため、第2変圧室20には依然として圧縮空気が供給される状態に維持され、従って第1変圧室33に圧縮空気が供給されてシリンダ上室60aが大気開放され、これにより釘打ち込み後打撃ピストン61が上死点に戻される。
また、シール部材3bが損傷等したために第2変圧室20の圧縮空気が大気側に洩れる場合であっても打撃ピストン61が確実に上死点に戻されるので、当該釘打ち機50の作動不良を発生することなく、エア洩れにより使用者に当該釘打ち機50の異常を知らせることができる。
【0022】
以上説明した第1実施形態は請求項1記載の発明の実施形態に相当する。第1実施形態では第2変圧室20を大気側から遮断する第4シール部材3bが損傷して第2変圧室20にエア洩れが発生した場合を例示したが、以下説明する第2実施形態では、可動バルブ体3を移動させて上記第2変圧室20を圧縮空気供給状態と大気開放状態に切り換えるための第3変圧室7について例えば第3シール部材3aが損傷してエア洩れが発生した場合を想定している。
第1実施形態のように第2変圧室20にエア洩れが発生しなくても、第3シール部材3aが損傷等して第3変圧室7にエア洩れが発生すると、可動バルブ体3が十分に上動しないため第2変圧室20が大気側から遮断されず、その結果第1実施形態と同様ヘッドバルブ30が閉じられないためピストン上室60bが大気開放されず、従って下動した打撃ピストン61が上死点に戻されなくなる。しかしながら以下説明する第2実施形態では、上記第3変圧室7にエア洩れが発生しても打撃ピストン61が確実に上死点に戻されるようになっている。
【0023】
第2実施形態のトリガバルブ1が図6に示されている。第1実施形態と同様の構成および部材については説明を省略し、同位の符号を用いる。図6に示すようにバルブステム2がオフ位置に位置する状態(トリガバルブ1のオフ状態)では、可動バルブ体3の内周面とバルブステム2との間の隙間Eを経て第3変圧室7が蓄圧室Aに連通され、これにより第3変圧室7に圧縮空気が供給される。本実施形態において隙間Eはその流路面積SEが、蓄圧室Aから第3変圧室7に至る流路中最も小さな面積(流入側の最小流路面積SE)となる部位に設定されている。
また、バルブステム2がオフ位置に位置する状態では、第3変圧室7は第3シール部材3aにより大気側から気密に遮断される。ここで、この第3シール部材3aがないと仮定した場合における、該第3シール部材3aの取り付け部における可動バルブ体3とバルブケース5との間の隙間であって、第3変圧室7から大気側に至る経路中最小の面積となる隙間Fによる流路面積SFは、上記隙間Eによる流入側の最小流路面積SEよりも小さくなるよう(SF<SE)、該可動バルブ体3およびバルブケース5の形状および寸法等が設定されている。
【0024】
このため、例えば第3シール部材3aが損傷等したために、当該トリガバルブ1のオフ状態(トリガ40の引き操作を止めた状態)において、第3変圧室7と大気側との間でエア洩れが発生した場合であっても、隙間Eにおける圧縮空気の単位時間当たりの流入量は、隙間Fにおける圧縮空気の単位時間当たりの洩れ量よりも多くなり、その結果第3変圧室7は依然として圧縮空気が供給される状態に維持される。第3変圧室7が圧縮空気供給状態に維持されるので、可動バルブ体3が上動して第2変圧室20が圧縮空気供給状態に維持され、これにより第1実施形態と同様ヘッドバルブ30が閉じられて打撃ピストン61が確実に上死点に戻される。
【0025】
この第2実施形態では、第3シール部材3aが損傷等を受けた場合を想定したが、バルブステム2に装着した第6シール部材2aが損傷等を受けて第3変圧室7にエア洩れが発生する場合にも適用することができる。この場合には、第6シール部材2aがないと仮定した場合におけるバルブケース5のシール孔5aとバルブステム2との間の隙間であって流路面積が最小となる隙間Gによる流路面積SG(洩れ側の最小流路面積)が上記隙間Eによる流路面積SE(圧縮空気供給側の最小流路面積)よりも小さくなるよう(SG<SE)、該バルブケース5およびバルブステム2の形状および寸法等が設定すればよい。この構成により、第6シール部材2aが損傷等を受けたことにより第3変圧室7にエア洩れが発生しても、可動バルブ体3を上動させて第2変圧室20を圧縮空気供給状態に維持することができる。
【0026】
また、隙間Fによる流路面積SFと隙間Gによる流路面積SGとの合計流路面積(SF+SG)を、隙間Eによる流路面積SEよりも小さく設定する(SF+SG<SE)ことにより、第3シール部材3aまたは第6シール部材2aの双方が損傷等を受けても、第3変圧室7を圧縮空気供給状態に維持することができる。
さらに、この構成に前記第1実施形態の構成を加えて、第3または第4または第6シール部材3a,3b,2aの全てが損傷等を受けることにより、第2変圧室20および第3変圧室7の双方でエア洩れが発生しても該第2変圧室20を圧縮空気供給状態に維持することができる。
【0027】
次に、以上説明した第1および第2実施形態では、バルブステム2と可動バルブ体3と固定バルブ体4を有するトリガバルブ1を例示したが、図7および図8に示す第3実施形態のトリガバルブ70についても同様の作用効果を得ることができる。以下の説明において、変更を要しない部材等については同位の符号を用いる。
このトリガバルブ70は、前記可動バルブ体3および固定バルブ体4に相当する部材を有していない。このトリガバルブ70のバルブステム71は、ハンドル部80の基端部に形成した凹部81に移動可能に収容されている。この凹部81内には、大径の第2変圧室81aと、これよりも小径の円筒形状をなす壁部81eの内周側に形成された蓄圧補助室81bが段付き状に形成されている。蓄圧補助室81bは、連通孔81cを経て常時蓄圧室Aに連通されている。
【0028】
バルブステム71には、3つのシール部材(第8〜第10シール部材71a〜71c)が装着されている。このバルブステム71の先端側は、凹部81の口元に気密に取り付けたバルブケース72の挿通孔72bを経て下方へ突き出されている。このバルブステム71は圧縮ばね73により下方へ突き出す方向(オフ側)に付勢されている。
また、バルブステム71の中心には大気連通孔71dが形成されている。この大気連通孔71dを経て、凹部81の最も奥側の大気室81d(第10シール部材71cにより蓄圧室Aから常時気密に遮断された室)が常時大気側に連通され、これによりバルブステム71のスムーズな動きが確保されている。
【0029】
トリガ40を引き操作しない状態(トリガバルブ70のオフ状態)では、図7に示すようにバルブステム71は圧縮ばね73により突き出し側(オフ側)に保持されている。この状態では、蓄圧補助室81bを形成する円筒形状の壁部81eから第9シール部材71bが外れるため、蓄圧補助室81bが第2変圧室81aに連通され、その結果蓄圧室Aの圧縮空気が連通孔81cおよび蓄圧補助室81bを経て第2変圧室81aに流入する。第2変圧室81aは、連通路82を経てヘッドバルブ側の第1変圧室33に連通されている。このため、このオフ状態では、ヘッドバルブ30が下動するためシリンダ上室60aが閉じられて蓄圧室Aから遮断されるとともに大気開放され、これにより打撃ピストン61が上死点に戻され、また上死点に保持される。
トリガ40を有効に引き操作して、バルブステム71を圧縮ばね73に抗して上動させると、第9シール部材71bが蓄圧補助室81bに嵌り込んで第2変圧室81aへの圧縮空気の供給が遮断される。これとともに、第8シール部材71aがバルブケース72のシール孔72cから外れるため、第2変圧室81aが挿通孔72bおよび大気開放孔72a〜72aを経て大気開放される。この状態が図8に示されている。
【0030】
こうして第2変圧室81aが大気開放されると、連通路82を経て第1変圧室33が大気開放され、従ってヘッドバルブ30が上動してシリンダ上室60aが開かれ、これにより該シリンダ上室60aに圧縮空気が供給されて打撃ピストン61が下動し、従って釘打ちがなされる。
釘打ち後、トリガ40の引き操作を止めると、バルブステム71が圧縮ばね73によりオフ側に戻されるため、第2変圧室81aが蓄圧室Aに連通され、従って該第2変圧室81aに圧縮空気が供給され、従ってヘッドバルブ30が閉じられて打撃ピストン61が上死点に戻される。
以上のことから、このトリガバルブ70においても、バルブステム71の移動操作により第2変圧室81aを蓄圧室Aに連通させた状態と、大気開放した状態に切り換えることによりヘッドバルブ30を上下動させ、これにより打撃ピストン61が下動して釘が打ち込まれ、また釘打ち込み後打撃ピストン61が上死点に戻される。
【0031】
この第3実施形態においても、図9に示すようにバルブステム71がオフ位置に位置する状態において、第2変圧室81aは連通孔81cを経て蓄圧室Aに連通されている。本実施形態では、蓄圧室Aから第2変圧室81aに至る経路中、蓄圧補助室81bとバルブステム71との間の隙間Cが該経路中最も小さな面積(圧縮空気供給側の最小流路面積SC)に設定されている。また、バルブステム71がオフ位置に位置する状態では、第2変圧室81aは、第8シール部材71aにより大気側から気密に遮断される。ここで、図9に示すようにこの第8シール部材71aがないと仮定した場合における、該第8シール部材71aの取り付け部とシール孔72cとの間の隙間であって、第2変圧室81aから大気側に至る経路中最小の面積となる隙間Dの最小流路面積SDは、上記隙間Cによる供給側の最小流路面積SCよりも小さくなるよう(SD<SC)、バルブステム71およびバルブケース72等の形状および寸法等が設定されている。
【0032】
このため、前記第1および第2実施形態と同様、この第3実施形態のトリガバルブ1の構造によれば、例えば第8シール部材71aが損傷等したために、当該トリガバルブ70のオフ状態(トリガ40の引き操作を止めた状態)において第2変圧室81aと大気側との間でエア洩れが発生した場合であっても、隙間Cにおける圧縮空気の単位時間当たりの流入量は、隙間Dにおける圧縮空気の単位時間当たりの洩れ量よりも多くなるため、第2変圧室81aには依然として圧縮空気が供給される状態に維持され、従って第1変圧室33に圧縮空気が供給されてシリンダ上室60aが大気開放され、これにより釘打ち込み後打撃ピストン61が上死点に戻される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のトリガバルブを備えた釘打ち機の内部構造を示す縦断面図である。本図は、トリガを引き操作せず、従ってトリガバルブがオフ状態で打撃ピストンが上死点に位置している当該釘打ち機の待機状態を示している。
【図2】本発明の第1実施形態のトリガバルブを備えた釘打ち機の内部構造を示す縦断面図である。本図は、トリガを引き操作してトリガバルブをオンさせ、これにより打撃ピストンが下死点に至った状態を示している。
【図3】第1実施形態のトリガバルブの縦断面図である。本図は、オフ状態のトリガバルブを示している。
【図4】第1実施形態のトリガバルブの縦断面図である。本図は、オン状態のトリガバルブを示している。
【図5】第1実施形態のトリガバルブの一部であって、第2変圧室およびその周辺の縦断面図である。本図は、第4シール部材がないと仮定した場合における圧縮空気の洩れる様子を示している。
【図6】第2実施形態のトリガバルブの一部であって、第3変圧室およびその周辺の縦断面図である。本図は、第3シール部材がない仮定した場合における第3変圧室から圧縮空気が洩れる様子を示している。
【図7】第3実施形態のトリガバルブの縦断面図である。本図は、オフ状態のトリガバルブを示している。
【図8】第3実施形態のトリガバルブの縦断面図である。本図は、オン状態のトリガバルブを示している。
【図9】第3実施形態のトリガバルブの一部であって、第2変圧室およびその周辺の縦断面である。本図は、第8シール部材がないと仮定した場合における圧縮空気の洩れる様子を示す図である。
【符号の説明】
A…蓄圧室
C,E…圧縮空気供給側の隙間
D,F,G…大気側の隙間
SC…第2変圧室への圧縮空気流入側の最小流路面積
SD…第2変圧室から大気側への最小流路面積
SE…第3変圧室への圧縮空気流入側の最小流路面積
SF,SG…第3変圧室から大気側への最小流路面積
1…トリガバルブ(第1,2実施形態)
2…バルブステム、2a…第6シール部材
3…可動バルブ体、3a…第3シール部材、3b…第4シール部材
4…固定バルブ体
7…第3変圧室
20…第2変圧室
30…ヘッドバルブ
33…第1変圧室
40…トリガ
50…釘打ち機
52…ドライバガイド
60…シリンダ、60a…シリンダ上室、60b…シリンダ下室
61…打撃ピストン
70…トリガバルブ(第3実施形態)
71…バルブステム、71a…第8シール部材
81a…第2変圧室、81b…蓄圧補助室、81c…連通孔
81d…大気室

Claims (2)

  1. ドライバを備えた打撃ピストンと、該打撃ピストンを収容するシリンダと、該シリンダの上室を開いて該上室を蓄圧室に連通した状態と、該上室を閉じて該上室を大気開放した状態に切り換えるヘッドバルブと、該ヘッドバルブの第1変圧室を前記蓄圧室に連通して該ヘッドバルブを前記閉じ位置に移動させ、また前記第1変圧室を大気開放して該ヘッドバルブを前記開き位置に移動させるトリガバルブを備え、
    該トリガバルブは、前記第1変圧室に連通された第2変圧室とバルブステムを備え、該バルブステムの移動操作により前記第2変圧室が蓄圧室に連通した状態と大気開放した状態に切り換えられる打ち込み工具の前記トリガバルブの構造であって、
    前記第2変圧室が前記蓄圧室に連通した状態における該第2変圧室と前記蓄圧室との間の最小流路面積が、該第2変圧室を大気側から遮断するシール部材がないと仮定した場合における該第2変圧室と大気側との間の最小流路面積よりも大きく設定され、常時には該第2変圧室が前記シール部材により大気側から遮断されることを特徴とするトリガバルブ構造。
  2. ドライバを備えた打撃ピストンと、該打撃ピストンを収容するシリンダと、該シリンダの上室を開いて該上室を蓄圧室に連通した状態と、該上室を閉じて該上室を大気開放した状態に切り換えるヘッドバルブと、該ヘッドバルブの第1変圧室を前記蓄圧室に連通して該ヘッドバルブを前記閉じ位置に移動させ、また前記第1変圧室を大気開放して該ヘッドバルブを前記開き位置に移動させるトリガバルブを備え、
    該トリガバルブは、前記第1変圧室に連通された第2変圧室と、該第2変圧室を前記蓄圧室に連通させるオフ位置と該第2変圧室を大気開放させるオン位置との間を移動する可動バルブ体と、該可動バルブ体を前記オフ位置と前記オン位置との間で移動させるための第3変圧室と、バルブステムを備え、該バルブステムの移動操作により前記第3変圧室が前記蓄圧室に連通されると前記可動バルブ体がオフ位置に移動し、前記第3変圧室が大気開放されると前記可動バルブ体がオン位置に移動する打ち込み工具の前記トリガバルブの構造であって、
    前記第3変圧室が前記蓄圧室に連通した状態における該第3変圧室と前記蓄圧室との間の最小流路面積が、該第3変圧室を大気側から遮断するシール部材がないと仮定した場合における該第3変圧室と大気側との間の最小流路面積よりも大きく設定され、常時には該第3変圧室が前記シール部材により大気側から遮断されることを特徴とするトリガバルブ構造。
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