JPH02237777A - 空圧作動釘打機 - Google Patents

空圧作動釘打機

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JPH02237777A
JPH02237777A JP5791289A JP5791289A JPH02237777A JP H02237777 A JPH02237777 A JP H02237777A JP 5791289 A JP5791289 A JP 5791289A JP 5791289 A JP5791289 A JP 5791289A JP H02237777 A JPH02237777 A JP H02237777A
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JP
Japan
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nail
striking
valve
pneumatic cylinder
pneumatic
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JP5791289A
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Inventor
Takuzo Kageto
影戸 卓三
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、空圧作動により釘を連続的に打ち込むこと
のできる空圧作動釘打機に関する。
[従来の技術] 従来、空圧作動により釘を連続的に打ち込むことのでき
る空圧作動釘打機としては、特公昭47−9515公報
に示されるように、1回の打撃で1本の釘を最後まで打
ち込むように構成された機構が広く知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような1回の打撃で1本の釘を最終
的に打ち込もうとすると、その打撃力を大きく設定せざ
るを得す、その結果、空圧シリンダのサイズ(シリンダ
径)が大きくなり、釘打機全体の重量が重くなり、作業
性が悪いものとなる問題点が指摘されている。
また、このように空圧シリンダのサイズが大きいために
、打撃時の反動も大きくなってしまい、誰でも使用でき
るものではないという問題点も指摘されている。
この発明は上述した課題に鑑みなされたもので、この発
明の目的は、空圧シリンダを小さく設定することにより
、全体構成を小型化すると共に軽量化させ、操作性を向
上することが出来ると共に反動を小さくすることの出来
る空圧作動釘打機を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明
に係わる空圧作動釘打機は、釘打機本体と、この釘打機
本体の前部に設けられ、複数の釘が釘打位置に順次供給
されるよう収納された釘案内部と、前記釘打機本体の内
部に打撃方向に沿って摺動可能に設けられた空圧シリン
ダ体と、この空圧シリンダ体から側方に延出するように
一体的に形成されたハンドル部と、前記空圧シリンダ体
に打撃方向に沿って摺動可能に支持され、釘打位置にも
たらされた釘を打撃するための打撃ピストン体と、前記
ハンドル部内に配設され、前記空圧シリンダ体に供給さ
れる空圧を、打撃ピストンが釘を連続打撃するように設
定するバルブ手段とを具備することを特徴としている。
また、この発明に係わる空圧作動釘打機は、前記打撃ピ
ストンによる最終打撃位置を調整するためのシリンダス
トローク調整手段を更に具備した事を特徴としている。
また、この発明に係わる空圧作動釘打機においては、前
記ハンドル部には、押し付けられることにより前記バル
ブ手段を駆動状態に設定するトリガレバーが取り付けら
れ、このトリガレバーが押し付けられていない打撃停止
状態において、前記バルブ手段は、打撃ピストン体を後
方に引き込む方向に付勢する初期位置設定手段を備えて
いる事を特徴としている。
[作用] 以上のように構成される空圧作動釘打機においては、空
圧シリンダの直径を小さく設定し、その打撃力は弱くな
されている。一方、この打撃力では1回の打撃で釘を最
終的に打ち込む事は不可能であるので、打撃ピストン体
を連続的に往復駆動することにより連続打撃状態を達成
し、釘を最終的に打ち込む事が出来ることになる。ここ
で、連続的な打撃に応じて、釘は徐々に打ち込まれてい
くことになるが、この打ち込みに応じて、空圧シリンダ
は前方に送られなければならない。この発明においては
、空圧シリンダ体を釘打機本体に対して打撃方向に沿っ
て摺動可能としており、空圧シリンダ体に一体的に形成
されたハンドル部を操作者が握り、これを釘打機.本体
に対して前方に移動させるように送ることにより、空圧
シリンダ体は前方に送られることになる。
[実施例コ 以下に、この発明に係わる空圧作動釘打機の一実施例の
構成を添付図面を参照して、詳細に説明する。
この一実施例の空圧作動釘打機10は、第1図に示すよ
うに、内部が中空に形成された略円筒状の釘打機本体1
2を備えている。この釘打機本体12は、その中心軸を
矢印Δで示す打撃方向に一致するよう設定され、打撃方
向Aに関して前方及び後方に夫々開口12a.12bを
備えると共に、その下部には、打撃方向Aに沿って延出
したスリット12cが形成されている。
この釘打機本体12の中空部内には、上述した打撃方向
Aに沿って摺動可能に空圧シリンダ体14が収納されて
いる。この空圧シリンダ体14の前部は、釘打機本体1
2内に収容され、これの後部は、釘打機本体12の後部
間口12bを介して後方に取り出されている。ここで、
この空圧シリンダ体14の前部には、外方フランジ部1
4aが一体的に形成されており、また、釘打機本体12
の内周面の略中央部には、この外方フランジ部14aに
係止する突起12dが一体的に形成されている。そして
、図示するように、外方フランジ部14aが突起12d
に当接することにより、空圧シリンダ体14の最後方位
置が規定されることになる。
尚、空圧シリンダ体14の後部には、外方フランジ部を
構成するリング16が螺着されており、このリング16
の前部と釘打機本体12の後部との間には、空圧シリン
ダ体14を後方に付勢するコイルスプリング18が介設
されている。即ち、この空圧シリンダ体14に外力が作
用しない限において、この空圧シリンダ体14は、コイ
ルスプリング18の付勢力により、上述した最後方位置
に規制されている。
また、このリング18には、打撃方向Aに沿って進退可
能に、シリンダストローク調整手段としての位置決めボ
ルト20が螺着されており、この位置決めボルト20の
先端が、釘打機本体12の後面に当接することにより、
空圧シリンダ体14におけるシリンダストローク、即ち
、空圧シリンダ体l4の最前方位置が規定されることに
なる。
尚、この最前方位置は、この位置決めボルト20を打撃
方向Aに沿って進退させることにより、調節可能となさ
れている。
ここで、この空圧シリンダ体l4は、その外方フランジ
部14aの外周面が釘打機本体12の内周面に摺接し、
また、その中間部分の外周面が後部開口12bの内周面
に摺接することにより、上述した打撃方向に沿って正確
に往復摺動するよう設定されている. このように構成された空圧シリンダ体14の内部空間は
シリンダ室22として規定され、このシリンダ室22内
には、打撃ピストン体24が打撃方向Aに沿って摺動可
能に収納されている。この打撃ピストン体24は、シリ
ンダ室22の内周面に摺接するピストン本体24aと、
このピストン本体24aから打撃方向Aに沿って前方に
延出し、空圧シリンダ体14の前端部に形成された取り
出し用の透孔14bを介して前方の取り出された打撃ロ
ツド24bとから構成されている。
ここで、シリンダ室22は、ピストン本体24aよりも
前方に位置する部分で、前部シリンダ室22aを規定さ
れ、また、ピストン本体24aよりも後方に位置する部
分で、後部シリンダ室22bを規定されている.尚、こ
の打撃ピストン体24の往復摺動軸線により、符合Bで
示す打撃中心軸が規定されている。
一方、上述した空圧シリンダ体14の下側には、これを
前方に送るためのハンドル部26が一体に形成されてい
る.そして、このハンドル部26は、上述したスリット
12cを介して釘打機本体12の下方に取り出されてお
り、操作者により握られるよう設定されている。即ち、
操作者は、このハンドル部26を握り、これを前方に押
し込むことにより、コイルスプリング18の付勢力に抗
して、空圧シリンダ体14を前方に送ることが出来るこ
とになる。
また、この空圧シリンダ体14の上側の略中央部には、
シリンダ室22を大気に開放するための空気抜き穴14
cが形成されている。ここで、この空気抜き穴14cの
位置は、打撃ピストン24が後方に付勢され、略中央部
よりも後方に偏倚した時点で、前部シリンダ室22aと
連通し、この前部シリンダ室22aを大気に開放する一
方で、打撃ピストン24が前方に付勢され、略中央部よ
りも前方に偏倚した時点で、後部シリンダ室22bと運
通し、この後部シリンダ室22bを大気に開放するよう
に設定されている。
このハンドル部26の前面には、釘打動作を起動・停止
させるための1・リガ2日が軸支されており、また、こ
のハンドル部26内には、シリンダ室22内に作動圧縮
空気を打撃ピストン体24が往復駆動するように導入す
るための弁装置30が配設されている.この弁装置30
に関しては後述する。
一方、釘打機本体12の前部には、複数の釘32が収納
された所謂レボルバー式の釘収納部34取り付けられて
いる.この釘収納部34は、釘打機本体12の前部間口
12aを閉塞するように取り付けられた収納部本体36
と、この収納部本体36内に、上述した打撃中心軸Bか
ら偏心した状態に設定された回転中心軸Cを中心として
回転可能に配設さわた回転体38とから構成されている
。尚、収納部本体36の前・後部には、打撃中心軸Bと
夫々整合した状態で、釘取り出し口36aと、打撃ロツ
ド取り入れ口36bとが形成されている。
ここで、釘収納部34の回転体38には、打撃方向に延
出し前後に開口した状態で釘挿入孔40が等間隔に形成
さねており、各釘挿入孔40には、釘32が1本づつ挿
入されている。一方、各釘挿入孔40の中心軸Dは、回
転体38の回転に伴ない、その中の1本が選択的に打撃
中心軸Bと整合する位置にもたらされるよう設定されて
おり、この打撃中心軸Bと整合する位霞において、釘打
撃位置が規定されている。
尚、」二述した打撃ロツド24bの長さは、空圧シリン
ダ体l4が第1図に示す最後方位置にある状態において
、第6図に示すように、打撃位置にある釘32が途中に
までしか打ち込まれずに、空圧シリンダ体14が前方に
送られた状態で、打撃位置にある釘32が完全に釘取り
出し口36aから取り出される、換言すれば、最終的に
釘32が打ち込まれるに充分な長さに設定されている。
次に、第2図乃至第5図をも参照して、」二述した弁装
置30の構成を詳細に説明する。
先ず、第1図に示すように、トリガ28の先端部近傍の
ハンドル部26の前面には、第1の弁機構42が収納さ
れる第1の凹部44が形成されている。この第1の弁機
構42は、圧力源46と、後述するように、シリンダ室
22の前部シリンダ室22a及び後部シリンダ室22b
に交互に作動圧縮空気を導入するよう構成された切換弁
として機能する第2の弁機構48との連通状態を制御す
る開閉弁として構成されている。
この第1の凹部44は、内方が径少に形成された2段に
形成されており、表面側の径大部44aには、円筒状の
第1の挿入体50が嵌入・固定されている。ここで、第
1の凹部44の奥側の径少部44は、圧力導入路52を
介して、ハンドル部26の底部に形成され、圧力源46
に図示しない接続チューブにより接続される入力ボート
54に連通されている。
この第1の挿入体50の透孔50a内には、第2図に詳
細に示すように、開閉弁体56が摺動可能に挿入されて
いる。
ここで、この開閉弁体56は、ハンドル部26の前面よ
り前方に突出し、トリガ28により押し込み可能になさ
れた押し込み部56aと、第1の挿入体50の後面より
後方に向けて第1の凹部44の径少部44b内に突出し
て、透孔50aの内周縁で規定される弁座面50bに密
着するテーバ面を有する弁本体56bと、押し込み部5
6aと弁本体56bとを一体的に接続ずる連接ロツド5
6cとから構成されている。
このように構成される開閉弁体56は、第1図に再び示
すように、第1の凹部44の径少部44b内に収納され
たコイルスプリング58により、弁座面50bに弁本体
56bのテーバ面が当接ずるよう付勢されている。ここ
で、第1図及び第2図に示すように、このように弁座面
50bが弁本体56bにより閉塞される状態で、透孔5
0aと第1の凹部44の径少部44bとは互いに隔離さ
れ、第1の弁機構42が閉塞状態となるものである。
一方、この第1の弁機構42は、第3図に示すように、
トリガ28が引き込まれることにより、換言すれば、こ
のトリガ28の引き込みにより、コイルスプリング58
の付勢力に抗して後方に偏倚させられるよう設定されて
いる。このように開閉弁体56が後方に偏倚することに
より、第1の弁機構42においては、テーバ面が弁座面
50bから離間して、透孔50aは径少部44b、即ち
、圧力導入路52を介して圧力源46と連通状態となる
ものである。
一方、第2図及び第3図に示すように、第1の挿入体5
0の透孔50aの、丁度、連接ロツド56cに対応する
後方部分は、第1の挿入体50に半径方向に沿って延出
するように形成された連通孔50cを介して、第1の凹
部44の径大部44aの内周面に形成された環状溝44
cに連通している。この環状満44cは、後述する第2
の弁機構48用の第2の凹部60に形成された第1の環
状溝60aに、第1図に示すように、第1の連通路62
を介して連通されている。
一方、上述した第2の弁機構48は、第4図に示すよう
に、第1の弁機構42よりも上方に位置した状態で配設
され、第1の弁機構42と同様に、ハンドル部26の・
前面に開口した第2の凹部60内に収納されている。そ
して、この第2の弁機構48は、第2の凹部60内に嵌
入・固定される第2の挿入体64を備えいてる。この第
2の挿入体64は、内部に弁室66を略前後方向に沿っ
て延出した状態で備え、この弁室66内には、切換弁体
68が略前後方向に沿って摺動可能に所定の隙間を有し
て遊嵌されている。
また、この弁室66の前端面の外周には狭い幅を有した
環状の第1の外周溝64aが形成され、また、後端面の
外周には、狭い幅を有した環状の第2の外周溝64bが
形成されている。尚、第2の挿入体64の後部には、弁
室66と連通した状態で後部連通路64cが形成されて
おり、この後部連通路64cは、後部シリンダ室22b
と第2の連通路70を介して互いに連通している。
そして、第2の挿入体64の前部には、弁室66と運通
した状態で前部連通路64dが形成されており、この前
部連通路64dは、これの先端において、半径方向に沿
って延出するように形成された連通孔64eに連通して
いる。一方、この連通孔64θは、第2の凹部60に形
成された第2の環状溝60bと、第3の連通路72とを
介して、前部シリンダ室22aに連通している。
一方、上述した第1の環状溝60aと弁室66とは、弁
室66の前方部分と前部連通溝64fを介して、また、
後方部分と後部達通溝64gを介して、夫々連通するよ
うに設定されている.以上のように第2の弁機構48は
構成されているので、以下に説明するように、打撃ピス
トン体24は往復駆動されることになる。
即ち、弁室66は、先ず、切換弁体68が何れの位置に
あろうとも、第1の連通路62と連通状態が維持される
ことになる.そして、弁室66内において、切換弁体6
8が第1図及び第4図に示すように、後方に偏倚されて
いる状態において、後部連通路64cはこの切換弁体6
8により閉塞され、また、前部連通路64dは開放され
ることになる。このようにして、第4図において、第1
の連通路62は、第1の環状溝60a、前部連通溝64
f、弁室66、前部連通路64d、連通孔64e、そし
て、第2の環状溝60bを順次介して、第3の連通路7
2と連通ずることになる。
一方、第5図に示すように、弁室66内において、切換
弁体68が前方に偏倚している状態において、後部連通
路64cは開放され、前部連通路64dはこの切換弁体
68により閉塞されることになる。このようにして、第
5図において、第1の運通路62は、第1の環状溝60
a、後部連通溝64g、弁室66、そして、後部連通路
64cを介して、第2の連通路70と連通ずることにな
る。
ここで、このように構成される第2の弁機構48におい
ては、第1の弁機構42がトリガ28により開放される
と、第1の連通路62を通って作動圧縮空気が弁室66
内に導入されてくる。ここで、この第2の弁機構48に
おいては、後述する構成に基づき、トリガ28の非作動
状態において、切換弁体68は第4図に示すように、後
方に付勢される位置に規制されている。この結果、この
第2の弁機構48においては、第1の連通路62を介し
て導入された作動圧縮空気は、前部シリンダ室22a内
に供給されることになる。
ここで、上述したように、打撃ピストン24は後方に偏
倚されているので、前部シリンダ室22aに供給された
作動圧縮空気は、空気抜き穴14cを介して大気に抜け
るので、この前部シリンダ室22a内の圧力は増大せず
、従って、弁室66内の圧力も増大しないことになる。
しかしながら、切換弁体68と弁室66の周壁との間の
間隙を介して第2の外周溝64b内にも作動圧縮空気が
導入され、この第2の外周溝64bは大気に対して閉じ
さねているので、ここの圧力が増大することになる。
この結果、この第2の外周溝641〕内で蓄圧された圧
力に基づき、切換弁体68を前方に付勢する力が、弁室
66内の圧力に基づき切換弁体68を後方に付勢する力
より勝った時点で、切換弁体68は前方に移動すること
となる。このようにして、後方連通路64cは開放され
、前方連通路64dは閉塞され、第1の連通路62にも
たらされた作動圧縮空気は、第2の連通路70を介して
、後部シリンダ室22bに切り換えられた状態で供給さ
れることになる。
そして、後部シリンダ室22bに供給された作動圧縮空
気により、打撃ピストン体24は前方に勢いよく移動さ
れることになる。即ち、この前方に勢いよく移動する打
撃ビス1・ン体24により、釘収納部34において打撃
位宜にもたらされていた釘32は、前方に打撃されるこ
とになる。
一方、第6図に示すように、打撃ピストン体24のピス
トン本体24aが空気抜き穴14cを通過て前方に偏倚
した時点で、後部シリンダ室22bは、この空気抜き穴
14eを介して大気に連通ずることになる。この結果、
後部シリンダ室22b内の圧力は低下し、従って、弁室
64a内の圧力も低下することになる.しかしながら、
切換弁体68と弁室66の周壁との間の間隙を介して第
1の外周溝64a内にも作動圧縮空気が導入され、この
第1の外周溝64aは大気に対して閉じさわているので
、ここの圧力が増大ずることになる。
この結果、この第1の外周溝64a内で蓄圧された圧力
に基づぎ、切換弁体68を後方に付勢する力が、弁室6
6内の圧力に基づき切換弁体68を前方に付勢する力よ
り勝った時点で、切換弁体68は後方に移動することと
なる。このようにして、前方連通路64dは開放され、
後方連通路64cは閉塞され、第1の連通路62にもた
らされた作動圧縮空気は、第3の連通路72を介して、
前部シリンダ室22aに切り換えられた状態で供給され
ることになる7 従って、打撃ピストン体24は、前部シリンダ室22a
に供給された作動圧縮空気により後方に戻されるよう移
動することとなる。このようにして、打撃ピストン体2
4の1回の往復動作が完了し、同様な動作が1・リガ2
8が引き込まれている状態において繰り返し行なわれる
ことにより、1本の釘32は繰り返し打撃され、相手材
に徐々に打ち込まれることになる。
ここで、再び、第1図及び第2図に示すように、上述し
た第1及び第2の弁機構42.48には、トリガ28が
引き込み状態から開放さA″lだ状態において、換言す
れば、釘打動作が停止された状態において、打撃ピスト
ン体24を後方位置に付勢するための初期位置設定機構
74が接続されている。
即ち、この初期位置設定機構74は、第1の弁機構42
における開閉弁体56の外周面の中程に形成された環状
溝76と、この環状溝76と連通可能に第1の挿入体5
0に形成された連通路78と、この連通路78と圧力導
入路52とを接続する第1の接続路80ど、この連通路
78と第2の弁機構48における第2の環状溝sobと
を接続する第2の接続路82とから構成されている。
ここで、環状溝76と連通路78とは、トリガ28が引
き込まれない状態(即ち、非作動状態)において互いに
連通し、1−リガ28が引き込まれた状態(即ち、釘打
動作状態)において、非運通の状態に設定されている, この結果、第2図に示すように、トリガ28が引き込ま
れずに、釘打動作が停止されている状態において、圧力
源46からの作動圧縮空気は、第1の連通路62には導
入されないものの、第1の接続路80と、連通路78と
、環状溝76と、第2の接続路82とを順次通って、第
2の環状溝60bと連通孔64eと前部連通路64dと
を介して、弁室66内に導入され、切換弁体6Bを後方
に押し込むと共に、連通孔64eから、第3の連通路7
2を通って前部シリンダ室22aに導入され、打撃ピス
トン体24を後方位置に押し込むようになる。
このように、この一実施例においては、弁装置30、即
ち、第1及び第2の弁機構42.4.8に、初期位置設
定機構74が設けられているので、第7図に示すように
、所定の釘打動作が終了した時点で、トリガ28を離し
たとしても、打撃ピストン体24の打撃ロツド24bの
先端は、釘収納部34内に留まることなく、後方に強制
的に押し込まれることとなる。この結果、次の釘打ちを
行なうべく、釘収納部34において、回転体38を回転
して、次の釘挿入孔40に挿入された釘32をを釘打位
置まで供給する動作が、この打撃ロツド24bに邪魔さ
れることなく、確実に実行されることになる。
以上のように構成される空圧作動釘打機10において、
以下に、その釘打作動を説明する。
先ず、釘収納部34において、釘32が入った釘挿入孔
40を、回転体38を回転させて、釘打撃位置にもたら
す。そして、釘取り出し口36aの先端を、相手材の釘
打希望位置に当て付け、]・リガ28を引き込むことに
より、弁装置30における第1の弁機構42が開放され
、圧力源(空圧源)からの作動圧縮空気が、第1の連通
路62を通って第2の弁機構48にもたらされる。そし
て、」二述した第2の弁機構48の作動に基づき、打撃
ピストン体24は後方位置から往復駆動が開始され、こ
の打撃ピストン体24の打撃ロツl・24bにより、釘
32は繰り返し打撃され、相手材内に徐々に打ち込まね
ることになる。
ここで、第6図に示すように、打撃ピストン体24にお
ける打撃ロツド24bの長さの関係から、空圧シリンダ
体14が最後方位置にある状態において、釘32は完全
には相手材に打ち込まオ]ない状態が設定されている。
このため、空圧シリンダ体14を釘打作動中において前
方に送る必要が生じるが、この一実施例においては、こ
の空圧シリンダ体14の前方送りのために、この空圧シ
リンダ体14は、釘打機本体12内において打撃方向A
に沿って摺動可能に支持さねている。
このようにして、釘打作動中において、操作者は、空圧
シリンダ体l4と一体のハンドル部26を握り、これを
コイルスプリングl8の付勢力に抗して前方に押し込む
ことにより、空圧シリンダ体14は前方に送られ、釘3
2は完全に相手材内に打ち込まれることになる. ここで、打撃ピストン体24の打撃ロツド24bの先端
が、相手材内に入り込まずに、相手材の表面において丁
度戻るようにするために、」二連した位置決めボルト2
0の打撃方向Aに沿う進退位置が規定されることになる
。このように位置決めボルト20を介して、打撃ピスト
ン体24の最前方位置が正確に規定されることにより、
釘32が相手材内に無用に打ち込まれる(埋め込まれる
)ことが確実に防止されることになる。
以上詳述したように、この一実施例においては、釘32
を1回の打撃動作で相手材に打ち込むことな《、繰り返
し打撃ピストン体24を往復駆動することにより、釘3
2を徐々に打ち込むようになされている.この結果、空
圧シリンダ体14におけるシリンダ室22のサイズを小
さく形成することが可能となり、従って、その大きさを
小さく設定出来て、全体構成を小型化することが可能と
なる。また、1回の打撃動作による打撃力は小さく設定
されることになるので、その反力も弱いものとなり、こ
の結果、操作性が極めて向上することになる。
また、釘32の打ち込みに応じて、打撃ピストン体24
を全体的に前方に送り動作しなければならないが、この
一実施例においては、この打撃ビストン体24が収納さ
れた空圧シリンダ体14を打撃方向Aに沿って摺動可能
に支持すると共に、この空圧シリンダ体14をコイルス
プリング18の付勢力に抗して最後方位置から徐々に押
し込むことにより、上述した送り動作を実行するように
している。この結果、全体構成は簡略化され、軽量化と
共に、低廉化が達成されることになる。
この発明は、上述したー実施例の構成に限定されること
なく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
であることは言うまでもない。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明に係わる空圧作動釘打機
は、釘打機本体と、この釘打機本体の前部に設けられ、
複数の釘が釘打位置に順次供給されるよう収納された釘
案内部と、前記釘打機本体の内部に打撃方向に沿って摺
動可能に設けられた空圧シリンダ体と、この空圧シリン
ダ体から側方に延出するように一体的に形成されたハン
ドル部と、前記空圧シリンダ体に打撃方向に沿って摺動
可能に支持され、釘打位置にもたらされた釘を打撃する
ための打撃ピストン体と、前記ハンドル部内に配設され
、前記空圧シリンダ体に供給される空圧を、打撃ピスト
ンが釘を連続打撃するように設定するバルブ手段とを具
備することを特徴としている。
また、この発明に係わる空圧作動釘打機は、前記打撃ピ
ストンによる最終打撃位置を調整するためのシリンダス
トローク調整手段を更に具備した事を特徴としている。
また、この発明に係わる空圧作動釘打機においては、前
記ハンドル部には、押し付けられることにより前記バル
ブ手段を駆動状態に設定するトリガレバーが取り付けら
れ、このトリガレバーが押し付けられていない打撃停止
状態において、前記バルブ手段は、打撃ピストン体を後
方に引き込む方向に付勢する初期位置設定手段を備えて
いる事を特徴としている。
従って、この発明によれば、空圧シリンダを小さく設定
することにより、全体構成を小型化すると共に軽量化さ
せ、操作性を向上ずることが出来ると共に反動を小さく
することの出来る空圧作動釘打機が提供されることにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係わる空圧作動釘打機の一実施例の
構成を示す正面断面図; 第2図は第1の弁機構の構成を、トリガが引き込まれて
いない状態(弁の閉塞状態)において、取り出して示す
正面断面図; 第3図は第1の弁機構の構成を、トリガが引き込まれた
状態(弁の開放状態)において、取り出して示す正面断
面図; 第4図は第2の弁機構の構成を、前部シリンダ室に圧縮
空気を送る状態で示す正面断面図;第5図は第2の弁機
構を、後部シリンダ室に圧縮空気を送る状態で示す正面
断面図; 第6図は第1図に示す釘打機を、空圧シリンダ体が最後
方位置にある状態で打撃ピストン体が最前方位置まで押
し込まれた状態を示す正面断面図;そして、 第7図は第1図に示す釘打機を、空圧シリンダ体が前方
位置に送られた状態で打撃ピストン体が最前方位置まで
押し込まねた状態を示す正面断面図である。 図中、A・・・打撃方向、B・・・打撃中心軸、C・・
・回転中心軸、10・・・空圧作動釘打機、12・・・
釘打機本体、12a・・・前部開口、12b・・・後部
開口、12e・・・スリット、12d・・・突起、14
・・・空圧シリンダ体、14a・・・外方フランジ部、
14b・・・透孔、14c・・・空気抜き穴、16・・
・リング、l8・・・コイルスプリング、20・・・位
置決めボルト、22・・・シリンダ室、22a・・・前
部シリンダ室、22b・・・後部シリンダ室、24・・
・打撃ピストン体、24a・・・ピストン本体、24b
・・・打撃ロツド、26・・・ハンドル部、28・・・
トリガ、30・・・弁装置、32・・・釘、34・・・
釘収納部、36・・・収納部本体、36a・・・釘取り
出し口、36b・・・打撃ロツド取り入れ口、38・・
・回転体、40・・・釘挿入孔、42・・・第1の弁機
構、44・・・第1の凹部、44a・・・径大部、44
b・・・径少部、44c・・・環状溝、46・・・圧力
源、48・・・第2の弁機構、50・・・第1の挿入体
、50a・・・透孔、50b・・・弁座面、50c・・
・連通孔、52・・・圧力導入路、54・・・入力ボー
ト、56・・・開閉弁体、56a・・・押し込み部、5
6b・・・弁本体、56c・・・連接ロツド、58・・
・コイルスプリング、60・・・第2の凹部、60a・
・・第1の環状溝、60b・・・第2の環状溝、62・
・・第1の連通路、64・・・第2の挿入体、64a・
・・第1の外周溝、64b・・・第2の外周溝、64c
・・・外周溝、64c・・・後部連通路、64d・・・
前部連通路、64e・・・連通孔、66・・・弁室、6
8・・・切換弁体、70・・・第2の運通路、72・・
・第3の連通路、74・・・初期位置設定機構、76・
・・環状溝、78・・・連通路、80・・・第1の接続
路、82・・・第2の接続路である。 第3図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)釘打機本体と、 この釘打機本体の前部に設けられ、複数の釘が釘打位置
    に順次供給されるよう収納された釘案内部と、 前記釘打機本体の内部に打撃方向に沿つて摺動可能に設
    けられた空圧シリンダ体と、 この空圧シリンダ体から側方に延出するように一体的に
    形成されたハンドル部と、 前記空圧シリンダ体に打撃方向に沿つて摺動可能に支持
    され、釘打位置にもたらされた釘を打撃するための打撃
    ピストン体と、 前記ハンドル部内に配設され、前記空圧シリンダ体に供
    給される空圧を、打撃ピストンが釘を連続打撃するよう
    に設定するバルブ手段とを具備することを特徴とする空
    圧作動釘打機。
  2. (2)前記打撃ピストンによる最終打撃位置を調整する
    ためのシリンダストローク調整手段を更に具備した事を
    特徴とする請求項第1項に記載の空圧作動釘打機。
  3. (3)前記ハンドル部には、押し付けられることにより
    前記バルブ手段を駆動状態に設定するトリガレバーが取
    り付けられ、 このトリガレバーが押し付けられていない打撃停止状態
    において、前記バルブ手段は、打撃ピストン体を後方に
    引き込む方向に付勢する初期位置設定手段を備えている
    事を特徴とする請求項第1項に記載の空圧作動釘打機。
JP5791289A 1989-03-13 1989-03-13 空圧作動釘打機 Pending JPH02237777A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105167A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 De Poan Pneumatic Corp エアードライバー
JP2008110469A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 De Poan Pneumatic Corp エアードライバー

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JP2008105167A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 De Poan Pneumatic Corp エアードライバー
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