JPS5828770Y2 - 気体圧駆動型釘打機における安全装置 - Google Patents
気体圧駆動型釘打機における安全装置Info
- Publication number
- JPS5828770Y2 JPS5828770Y2 JP1978112861U JP11286178U JPS5828770Y2 JP S5828770 Y2 JPS5828770 Y2 JP S5828770Y2 JP 1978112861 U JP1978112861 U JP 1978112861U JP 11286178 U JP11286178 U JP 11286178U JP S5828770 Y2 JPS5828770 Y2 JP S5828770Y2
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- cylinder
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- head
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Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は圧縮空気の圧力又は燃焼ガスの圧力等の気体圧
を動力源として、打撃ピストン・シリンダ機構を駆動し
、この打撃ピストンに一体結合されたロンド状のドライ
バによって予めノーズ内に装填された釘を一本づつ打出
すようにした気体正駆動型釘打機における安全装置に関
する。
を動力源として、打撃ピストン・シリンダ機構を駆動し
、この打撃ピストンに一体結合されたロンド状のドライ
バによって予めノーズ内に装填された釘を一本づつ打出
すようにした気体正駆動型釘打機における安全装置に関
する。
背景技術とその問題点
一般に、気体正駆動型釘打機の一種である圧縮空気駆動
型釘打機は、打撃シリンダと圧縮空気を常時貯溜するメ
インエアチャンバとの間をトリガの引き込み操作によっ
て開放し、上記圧縮空気を利用することによって打撃ピ
ストンを急速に下死点まで移動させて、上記打撃ピスト
ンに取り付けたドライバにより釘を被打込材に打込むよ
うな構成となっている。
型釘打機は、打撃シリンダと圧縮空気を常時貯溜するメ
インエアチャンバとの間をトリガの引き込み操作によっ
て開放し、上記圧縮空気を利用することによって打撃ピ
ストンを急速に下死点まで移動させて、上記打撃ピスト
ンに取り付けたドライバにより釘を被打込材に打込むよ
うな構成となっている。
ところで、近時釘打ち作業時における釘の誤射防止の見
地から誤射防止用コンタクトアームをノーズの外周部位
に装置し、このコンタクトアームの被打込材への押し付
けとトリガの引き込み操作の両動作を行なうことにより
初めて釘が被打込材に打込まれるように構成したコンタ
クトアーム付き釘打造機が提案されるに至り、釘打込み
作業中における人身事故等の未然防止として有効に機能
している。
地から誤射防止用コンタクトアームをノーズの外周部位
に装置し、このコンタクトアームの被打込材への押し付
けとトリガの引き込み操作の両動作を行なうことにより
初めて釘が被打込材に打込まれるように構成したコンタ
クトアーム付き釘打造機が提案されるに至り、釘打込み
作業中における人身事故等の未然防止として有効に機能
している。
しかし、一般にこの種の釘打機は重いものであるため、
例えば釘打作業者が成る場所で釘打作業を行なった後、
他の場所で釘打作業をするために移動する時に、釘打機
のトリガを引き込んだ状態でグリップを握るようなこと
が経験則上多々あり、そのため移動中などの際、コンタ
クトアームの先端が作業者の足などに不意に当接して釘
を誤って発射してしまい、人身事故の原因ともなってお
り、この点未だ釘の誤射防止を行なら上で不十分なもの
であった。
例えば釘打作業者が成る場所で釘打作業を行なった後、
他の場所で釘打作業をするために移動する時に、釘打機
のトリガを引き込んだ状態でグリップを握るようなこと
が経験則上多々あり、そのため移動中などの際、コンタ
クトアームの先端が作業者の足などに不意に当接して釘
を誤って発射してしまい、人身事故の原因ともなってお
り、この点未だ釘の誤射防止を行なら上で不十分なもの
であった。
なお、コンタクトアームを備えていない釘打機にあって
は、釘打作業の移動中での釘の誤射はさらに起り易いと
いう欠点があった。
は、釘打作業の移動中での釘の誤射はさらに起り易いと
いう欠点があった。
考案の目的
本考案の目的は、特に釘打機の移動中での釘の誤射に基
因する人身事故を未然に防止するための安全装置を提案
するにある。
因する人身事故を未然に防止するための安全装置を提案
するにある。
考案の概要
上記目的を遠戚するために、本考案は釘打機本体内に配
設された打撃シリンダと、このシリンダ内に摺動自在に
密嵌されるとともに釘を打出すドライバを有する打撃ピ
ストンと、上記シリンダの外周に形成された動力用気体
貯溜室と、この気体貯溜室と上記シリンダの打撃ピスト
ン上室との間を開閉するヘッドバルブとを有する気体圧
駆動型釘打機において、上記ヘッドバルブのバルブピス
トン上室と上記気体貯溜室との間あるいは上記バルブピ
ストン上室と大気との間に選択的に連通ずるパイロット
バルブと、上記釘打機本体の一側に突設したグリップ部
の基端に設けられ上記パイロットバルブに作動信号を送
るトリガバルブとを有し、上記パイロットバルブは上記
釘打機本体のヘッド部内に設けられたバルブシリンダと
、このバルブシリンダ内に配され一端が上記ヘッド部内
に収納される第1の位置と一端が上記ヘッド部から外部
に突出す第2の位置に移動自在なバルブステムを有し、
上記ヘッド部に上記バルブステムの一端の外部への突出
を許与する第1の位置と上記バルブステムの一端の外部
への突出を阻止する第2の位置に切換え自在なステムロ
ックレバ−を回転自在に設け、上記ロックレバ−が第1
の位置に切換えられている時には上記パイロットバルブ
は上記トリガバルブからの作動信号を受はヘッドバルブ
のバルブピストン上室と大気との間を連通ずるとともに
、上記ロックレバ−が第2の位置に切換えられている時
には上記パイロットバルブでは上記トリガバルブからの
作動信号を受けても上記バルブピストン上室と上記気体
貯溜室との間が連通される位置に保持されてなることを
特徴とするものである。
設された打撃シリンダと、このシリンダ内に摺動自在に
密嵌されるとともに釘を打出すドライバを有する打撃ピ
ストンと、上記シリンダの外周に形成された動力用気体
貯溜室と、この気体貯溜室と上記シリンダの打撃ピスト
ン上室との間を開閉するヘッドバルブとを有する気体圧
駆動型釘打機において、上記ヘッドバルブのバルブピス
トン上室と上記気体貯溜室との間あるいは上記バルブピ
ストン上室と大気との間に選択的に連通ずるパイロット
バルブと、上記釘打機本体の一側に突設したグリップ部
の基端に設けられ上記パイロットバルブに作動信号を送
るトリガバルブとを有し、上記パイロットバルブは上記
釘打機本体のヘッド部内に設けられたバルブシリンダと
、このバルブシリンダ内に配され一端が上記ヘッド部内
に収納される第1の位置と一端が上記ヘッド部から外部
に突出す第2の位置に移動自在なバルブステムを有し、
上記ヘッド部に上記バルブステムの一端の外部への突出
を許与する第1の位置と上記バルブステムの一端の外部
への突出を阻止する第2の位置に切換え自在なステムロ
ックレバ−を回転自在に設け、上記ロックレバ−が第1
の位置に切換えられている時には上記パイロットバルブ
は上記トリガバルブからの作動信号を受はヘッドバルブ
のバルブピストン上室と大気との間を連通ずるとともに
、上記ロックレバ−が第2の位置に切換えられている時
には上記パイロットバルブでは上記トリガバルブからの
作動信号を受けても上記バルブピストン上室と上記気体
貯溜室との間が連通される位置に保持されてなることを
特徴とするものである。
実施例
以下、本考案の好適な実施例について第1図ないし第4
図に基づいて詳細に説明する。
図に基づいて詳細に説明する。
上記第1図には本考案の安全装置を組込んだ気体圧駆動
型の釘打機1の側縦断面が示されており、第2図にはパ
イロットバルブのステム移動阻止用のロックレバの平面
図が示されている。
型の釘打機1の側縦断面が示されており、第2図にはパ
イロットバルブのステム移動阻止用のロックレバの平面
図が示されている。
この釘打機1は本体となるハウジング2の内部に打撃シ
リンダ3及び打撃ピストン4を有している。
リンダ3及び打撃ピストン4を有している。
打撃ピストン4は、打撃シリンダ3内に摺動自在に密嵌
され、釘を打出すロッド状のドライバ5を一体結合して
いる。
され、釘を打出すロッド状のドライバ5を一体結合して
いる。
第1図中、打撃シリンダ3の下端部位には図示しないノ
ーズが配設され、このノーズの中を上記ドライバ5が往
復動するようになっている。
ーズが配設され、このノーズの中を上記ドライバ5が往
復動するようになっている。
打撃シリンダ3の上方には、シリンダキャップ6が配設
され、このシリンダキャップ6はハウジング2の上端部
を蓋閉している。
され、このシリンダキャップ6はハウジング2の上端部
を蓋閉している。
このシリンダキャップ6の下端部分には例えばゴムなど
の材料より成る打撃ピストン受は止め用のバンパ6aが
固着されている。
の材料より成る打撃ピストン受は止め用のバンパ6aが
固着されている。
打撃シリンダ3の外周には圧縮空気を貯溜する動力用気
体貯溜室としてのメインエアチャンバ7が形成されてい
。
体貯溜室としてのメインエアチャンバ7が形成されてい
。
上記打撃シリンダの上方部位には、上記打撃シリンダ3
の打撃ピストン上室4aと上記メインエアチャンバ7と
の間あるいは上記打撃ピストン上室4aと排気孔50と
の間を選択的に連通ずるヘッドバルブ8が配設されてい
る。
の打撃ピストン上室4aと上記メインエアチャンバ7と
の間あるいは上記打撃ピストン上室4aと排気孔50と
の間を選択的に連通ずるヘッドバルブ8が配設されてい
る。
上記ヘッドバルブ8はバルブシリンダ9とこのバルブシ
リンダ9内に01Jング11,12,13を介して摺動
自在に密嵌されたバルブピストン10とからなる。
リンダ9内に01Jング11,12,13を介して摺動
自在に密嵌されたバルブピストン10とからなる。
なお、このヘッドバルブ8は、バルブシリンダ9のバル
ブピストン上室10A内に配置されたコイルスプリング
16によって常時ノーズ(図示しない)方向に弾発付勢
されている。
ブピストン上室10A内に配置されたコイルスプリング
16によって常時ノーズ(図示しない)方向に弾発付勢
されている。
ハウジング2θ)ヘッド部60内には、小径環状部17
が一体的に形成されており、この小径環状部17内には
、上下外周壁部に01Jング18,19が嵌着されたパ
イロットバルブ200のバルブシリンダ20が取り付け
られている。
が一体的に形成されており、この小径環状部17内には
、上下外周壁部に01Jング18,19が嵌着されたパ
イロットバルブ200のバルブシリンダ20が取り付け
られている。
このバルブシリンダ20内にはバルブステム22が摺動
自在に配されている。
自在に配されている。
上記バルブシリンダ20の真下のハウジング2の一部に
は底が比較的に深い凹状部21が形成されている。
は底が比較的に深い凹状部21が形成されている。
この凹状部21の内部には、上記バルブステム22の下
端に形成した膨張部23が挿入されている。
端に形成した膨張部23が挿入されている。
なお、上記バルブステム22の膨張部23の外周壁部に
は、0リング24が嵌着されており、この0リング24
の取付は位置よりも下方向外周面は傾斜面となっている
。
は、0リング24が嵌着されており、この0リング24
の取付は位置よりも下方向外周面は傾斜面となっている
。
上記バルブステム22の上端部位には、下から上に向っ
て順に該ステム22自体を所定位置に保持するための環
状のストッパ部25、パルプステム22外周部に01J
ングを嵌着して成る第1のシール部26、同じくパルプ
ステム22外局部に0リングを嵌着して成る第2のシー
ル部27がそれぞれ形成されており、このバルブステム
22の第2のシール部27は平常時にはバルブシリンダ
20の内部に嵌挿されている。
て順に該ステム22自体を所定位置に保持するための環
状のストッパ部25、パルプステム22外周部に01J
ングを嵌着して成る第1のシール部26、同じくパルプ
ステム22外局部に0リングを嵌着して成る第2のシー
ル部27がそれぞれ形成されており、このバルブステム
22の第2のシール部27は平常時にはバルブシリンダ
20の内部に嵌挿されている。
このバルブステム22は、上下の各死点の位置まで往復
動可能であって、凹状部21の底部とバルブステム22
の下端部の膨出部23の下端面とが接する下死点の位置
(第1の位置)にバルブステム22が移動しているとき
には、バルブステム22の最上端部2Bは、第1図に示
すようにシリンダキャップ6の上端面とほぼ同一面の位
置にあす、バルブステム22のストッパ部25とバルブ
シリンダ20とが接する上死点の位置(第2の位置)に
バルブステム22が移動しているときには、シリンダキ
ャップ6の上端面より外部に突出するようになっている
。
動可能であって、凹状部21の底部とバルブステム22
の下端部の膨出部23の下端面とが接する下死点の位置
(第1の位置)にバルブステム22が移動しているとき
には、バルブステム22の最上端部2Bは、第1図に示
すようにシリンダキャップ6の上端面とほぼ同一面の位
置にあす、バルブステム22のストッパ部25とバルブ
シリンダ20とが接する上死点の位置(第2の位置)に
バルブステム22が移動しているときには、シリンダキ
ャップ6の上端面より外部に突出するようになっている
。
上記凹状部21の近接位置となるグリップ部70の基端
には上記パイロットバルブ200に作動信号を送るトリ
ガバルブ300が配されている。
には上記パイロットバルブ200に作動信号を送るトリ
ガバルブ300が配されている。
上記トリガバルブ300は連通孔29を介して内部が前
記メインエアチャンバ7と連通ずるバルブシリンダ31
を有し、このシリンダ31の内部には、上下動自在な操
作ステム32と同じく上下動自在な開閉ステム33とが
挿入されている。
記メインエアチャンバ7と連通ずるバルブシリンダ31
を有し、このシリンダ31の内部には、上下動自在な操
作ステム32と同じく上下動自在な開閉ステム33とが
挿入されている。
上記操作ステム32は、コンタクトアーム34の上動と
、ハウジング2に回動自在に枢着されたトリガレバ−3
5G引き込み操作とが行なわれたとき上動し、開閉ステ
ム33はこの操作ステム32が上動したときこれに連動
してコイルスプリング36の弾発力に抗して上動するよ
うになっている。
、ハウジング2に回動自在に枢着されたトリガレバ−3
5G引き込み操作とが行なわれたとき上動し、開閉ステ
ム33はこの操作ステム32が上動したときこれに連動
してコイルスプリング36の弾発力に抗して上動するよ
うになっている。
一方、シリンダキャップ6の上端部であって、かつパイ
ロットバルブ200のバルブステム22の最上端部28
が外部に突出する位置の近接位置には、全体形状がL字
状のステムロックレバ−37が、ゴム材料などにより誤
レバー37の回転に渋さを付与するためのカラー38を
介してボルト39によって回動自在に取り付けられてい
る。
ロットバルブ200のバルブステム22の最上端部28
が外部に突出する位置の近接位置には、全体形状がL字
状のステムロックレバ−37が、ゴム材料などにより誤
レバー37の回転に渋さを付与するためのカラー38を
介してボルト39によって回動自在に取り付けられてい
る。
このロックレバ−37には、該レバ−37全体を所定位
置にまで回転させるときに使う回転操作突片40と、シ
リンダキャップ6の貫通穴41の上方向に突出するバル
ブステム22の上動を阻止するためのロック用突片42
とが一体的に形成されている。
置にまで回転させるときに使う回転操作突片40と、シ
リンダキャップ6の貫通穴41の上方向に突出するバル
ブステム22の上動を阻止するためのロック用突片42
とが一体的に形成されている。
次に、以上のような構成を有する本考案の作用について
説耐する。
説耐する。
まず、釘打作業を行なうには、ステムロックレバ−37
の回転操作用突片40を指で摘んでロックレバ−37を
回転し、パイロットバルブ200のバルブステム22の
最上端部28が自由に外部に突出し得るようにロック用
突片42を第2図に示す位置まで移動しておき、そのよ
うな状態で、コンタクトアーム34の先端を被打込材に
押し当ててコンタクトアーム34を上動させると共にト
リガレバ−35の引き込み操作を行なう。
の回転操作用突片40を指で摘んでロックレバ−37を
回転し、パイロットバルブ200のバルブステム22の
最上端部28が自由に外部に突出し得るようにロック用
突片42を第2図に示す位置まで移動しておき、そのよ
うな状態で、コンタクトアーム34の先端を被打込材に
押し当ててコンタクトアーム34を上動させると共にト
リガレバ−35の引き込み操作を行なう。
これら両者の操作を行なうと、コンタクトレバー43に
よって操作ステム32が押し上げられ、このステム32
の上動によって開閉ステム33がコイルスプリング36
の弾発力に抗して上動する。
よって操作ステム32が押し上げられ、このステム32
の上動によって開閉ステム33がコイルスプリング36
の弾発力に抗して上動する。
開閉ステム33が上動すると、0リング45aとトリガ
バルブ300のバルブシリンダ31内の環状部44との
間には隙間が生ずると共に、シリンダ31内壁部と操作
ステム32のOリング45bとの間は密封されるので、
メインエアチャンバ7内に貯溜されている圧縮空気がキ
ャップ30の連通孔29及び上記の隙間を通してバルブ
シリンダ31内に供給される。
バルブ300のバルブシリンダ31内の環状部44との
間には隙間が生ずると共に、シリンダ31内壁部と操作
ステム32のOリング45bとの間は密封されるので、
メインエアチャンバ7内に貯溜されている圧縮空気がキ
ャップ30の連通孔29及び上記の隙間を通してバルブ
シリンダ31内に供給される。
このとき、上述のようにバルブシリンダ31内壁と操作
ステム32の外周部に嵌着した0 1Jング45bとの
間は完全に密封状態となっているので、バルブシリンダ
31内に供給された圧縮空気は、前記凹状部21とバル
ブシリンダ31との間に形成された連通孔46内を通し
て凹状部21内に供給される。
ステム32の外周部に嵌着した0 1Jング45bとの
間は完全に密封状態となっているので、バルブシリンダ
31内に供給された圧縮空気は、前記凹状部21とバル
ブシリンダ31との間に形成された連通孔46内を通し
て凹状部21内に供給される。
凹状部21内に圧縮空気が供給されると、パイロットバ
ルブ200のバルブステム22の下端位置に形成した膨
張部23の下端面は傾斜状に形成されているので、この
傾斜面に上記圧縮空気が作用してバルブステム22がバ
ルブシリンダ20の下端面20.aにストッパ25の上
面25aが当接する上死点位置まで上動する。
ルブ200のバルブステム22の下端位置に形成した膨
張部23の下端面は傾斜状に形成されているので、この
傾斜面に上記圧縮空気が作用してバルブステム22がバ
ルブシリンダ20の下端面20.aにストッパ25の上
面25aが当接する上死点位置まで上動する。
完全に上記バルブステム22が上死点位置まで上動する
と、バルブステム22の第2のシール部27とバルブシ
リンダ20の内壁との間には隙間が生ずると共に、バル
ブシリンダ20の内壁と第1のシール部26との間は密
封されるので、ヘッドバルブ8のバルブピストン上室1
0Aと大気とは、該バルブピストン上室8とバルブシリ
ンダ20との間に穿設された連通孔47を介して連通状
態となる。
と、バルブステム22の第2のシール部27とバルブシ
リンダ20の内壁との間には隙間が生ずると共に、バル
ブシリンダ20の内壁と第1のシール部26との間は密
封されるので、ヘッドバルブ8のバルブピストン上室1
0Aと大気とは、該バルブピストン上室8とバルブシリ
ンダ20との間に穿設された連通孔47を介して連通状
態となる。
したがって、上記バルブピストン上室10A内の圧縮空
気は、大気と同気圧となり、メインエアチャンバγ内に
貯溜されている圧縮空気のエア圧と比較して低圧となる
。
気は、大気と同気圧となり、メインエアチャンバγ内に
貯溜されている圧縮空気のエア圧と比較して低圧となる
。
そのため、メインエアチャンバ7内の圧縮空気によって
ヘッドバルブ8のバルブピストン10全体が上動し、該
バルブピストン10の下端部に嵌着したOリング14と
打撃シリンダ3の上端部3aとの間に隙間が生じ、この
ためメインエアチャンバ7内の圧縮空気は打撃ピストン
上室4a内に供給される。
ヘッドバルブ8のバルブピストン10全体が上動し、該
バルブピストン10の下端部に嵌着したOリング14と
打撃シリンダ3の上端部3aとの間に隙間が生じ、この
ためメインエアチャンバ7内の圧縮空気は打撃ピストン
上室4a内に供給される。
このため、打撃ピストン4は上記圧縮空気の作用により
急速に下死点位置まで下動し、打撃ピストン4に取り付
けられたドライバ5によって、予めノーズ内に装填され
ている釘を強打し、これにより釘を被打込材に打込まれ
る。
急速に下死点位置まで下動し、打撃ピストン4に取り付
けられたドライバ5によって、予めノーズ内に装填され
ている釘を強打し、これにより釘を被打込材に打込まれ
る。
次に、釘打作業の休止時あるいは斜打込機の移動時には
、ステムロックレバ−37の回転操作突片40を指で摘
み、該レバー37のロック用突片42が第3図及び第4
図に示すようにシリンダキャップ6の貫通穴41をふさ
ぐ位置までレバー37を回転する。
、ステムロックレバ−37の回転操作突片40を指で摘
み、該レバー37のロック用突片42が第3図及び第4
図に示すようにシリンダキャップ6の貫通穴41をふさ
ぐ位置までレバー37を回転する。
このように上記レバー37を上述した位置まで回転して
おけば、パイロットバルブ200のバルブステム22の
最上端部28は上記レバー37のロック用突片42によ
ってその移動が阻止されるので、例えば斜打込機のグリ
ップ部70を握った状態で釘打機1をある作業現場から
他の作業現場に運ぶ際にトリガ35を引き込んだ状態に
て釘打機1を運び、しかもその状態の際に作業者の足元
などにコンタクトアーム34の先端を引っ掛は不用意に
コンタクトアーム34を押し上げ、コンタクトレバ43
、操作ステム32及び受開閉ステム33の上動を許して
メインエアチアンバフ内の圧縮空気をキャップ30の連
通孔29及び凹状部21とバルブシリンダ31との間の
連通孔46内に供給してしまった場合にでも、パイロッ
トバルブ200のバルブステム22は全く上動しない。
おけば、パイロットバルブ200のバルブステム22の
最上端部28は上記レバー37のロック用突片42によ
ってその移動が阻止されるので、例えば斜打込機のグリ
ップ部70を握った状態で釘打機1をある作業現場から
他の作業現場に運ぶ際にトリガ35を引き込んだ状態に
て釘打機1を運び、しかもその状態の際に作業者の足元
などにコンタクトアーム34の先端を引っ掛は不用意に
コンタクトアーム34を押し上げ、コンタクトレバ43
、操作ステム32及び受開閉ステム33の上動を許して
メインエアチアンバフ内の圧縮空気をキャップ30の連
通孔29及び凹状部21とバルブシリンダ31との間の
連通孔46内に供給してしまった場合にでも、パイロッ
トバルブ200のバルブステム22は全く上動しない。
したがって、上記バルブステム22の第2のシール部2
7はそのままバルブシリンダ20内部に位置しているこ
ととなり、そのためヘッドバルブ8のバルブピストン上
室10入内の圧縮空気をこのピストン上室10Aとバル
ブシリンダ20との間の連通孔47及びシリンダキャッ
プ6の連通穴41を通して大気中に排出させるようなこ
とがない。
7はそのままバルブシリンダ20内部に位置しているこ
ととなり、そのためヘッドバルブ8のバルブピストン上
室10入内の圧縮空気をこのピストン上室10Aとバル
ブシリンダ20との間の連通孔47及びシリンダキャッ
プ6の連通穴41を通して大気中に排出させるようなこ
とがない。
そのため、ヘッドバルブ15を上動してメインエアチャ
ンバ7内の圧縮空気を打撃ピストン上室4a内に供給し
、打撃ピストン4を下動させるようなことはないので、
誤ってノーズ内に装填されている釘をノーズ外に発射さ
せるような事態は生じない。
ンバ7内の圧縮空気を打撃ピストン上室4a内に供給し
、打撃ピストン4を下動させるようなことはないので、
誤ってノーズ内に装填されている釘をノーズ外に発射さ
せるような事態は生じない。
考案の効果
本考案は、以上の説明から明らかなように、ステムロッ
クレバ−を回動操作するのみで、仮に不用意にトリガバ
ルブを作動させても動力用気体貯溜室内の気体を打撃ピ
ストン上室内に供給してしまうようなことがないので、
釘が誤まって発射されるような事態が生じない。
クレバ−を回動操作するのみで、仮に不用意にトリガバ
ルブを作動させても動力用気体貯溜室内の気体を打撃ピ
ストン上室内に供給してしまうようなことがないので、
釘が誤まって発射されるような事態が生じない。
このため、人身事故等の事態を未然に防止することがで
きる効果を奏するものである。
きる効果を奏するものである。
図面はいずれも本考案の一実施例を示し、第1図はステ
ムロックレバ−を操作する前の状態を示す気体正駆動型
釘打機の縦断面図、第2図は上記ロックレバ−の周辺を
示す平面図、第3図は上記ロックレバ−を操作した後の
状態を示す気体正駆動型釘打機の縦断面図、第4図は操
作後のステムロツクレバーの周辺を示す平面図である。 1・・・・・・釘打機、2・・・・・・ハウジング、3
・・・・・・打撃シリンダ、4・・・・・・打撃ピスト
ン、4a・・・・・・打撃ピストン上室、5・・・・・
・ドライバ、6・・・・・・シリンダキャップ、8・・
・・・・ヘッドバルブ、9・・・・・・バルブシリンダ
、10・・・・・・ヘッドバルブピストン、10人・・
・・・・バルブピストン上室、20・・・・・・バルブ
シリンダ、22・・・・・・バルブステム、28・・・
・・・バルブステムの最上端部、31・・・・・・トリ
ガバルブ、37・・・・・・ステムロックレバ−160
・・・・・・ヘッド部、70・・・・・・グリップ部、
200・・・・・・パイロットバルブ、300・・・・
・・トリガバルブ。
ムロックレバ−を操作する前の状態を示す気体正駆動型
釘打機の縦断面図、第2図は上記ロックレバ−の周辺を
示す平面図、第3図は上記ロックレバ−を操作した後の
状態を示す気体正駆動型釘打機の縦断面図、第4図は操
作後のステムロツクレバーの周辺を示す平面図である。 1・・・・・・釘打機、2・・・・・・ハウジング、3
・・・・・・打撃シリンダ、4・・・・・・打撃ピスト
ン、4a・・・・・・打撃ピストン上室、5・・・・・
・ドライバ、6・・・・・・シリンダキャップ、8・・
・・・・ヘッドバルブ、9・・・・・・バルブシリンダ
、10・・・・・・ヘッドバルブピストン、10人・・
・・・・バルブピストン上室、20・・・・・・バルブ
シリンダ、22・・・・・・バルブステム、28・・・
・・・バルブステムの最上端部、31・・・・・・トリ
ガバルブ、37・・・・・・ステムロックレバ−160
・・・・・・ヘッド部、70・・・・・・グリップ部、
200・・・・・・パイロットバルブ、300・・・・
・・トリガバルブ。
Claims (1)
- 釘打機本体内に配設された打撃シリンダと、このシリン
ダ内に摺動自在に密嵌されるとともに釘を打出すドライ
バを有する打撃ピストンと、上記シリンダの外周に形成
された動力用気体貯溜室と、この気体貯溜室と上記シリ
ンダの打撃ピストン上室との間を開閉するヘッドバルブ
とを有する気体正駆動型釘打機において、上記ヘッドバ
ルブのバルブピストン上室と上記気体貯溜室との間ある
いは上記バルブピストン上室と大気との間を選択的に連
通ずるパイロットバルブと、上記釘打機本体の一側に突
設したグリップ部の基端に設けられ上記パイロットバル
ブに作動信号を送るトリガバルブとを有し、上記パイロ
ットバルブは上記釘打機本体のヘッド部内に設けられた
バルブシリンダと、このバルブシリンダ内に配され一端
が上記ヘッド部内に収納される第1の位置と一端が上記
ヘッド部から外部に突出する第2の位置に移動自在なバ
ルブステムを有し、上記ヘッド部に上記バルブステムの
一端の外部への突出を許与する第1の位置と上記バルブ
ステムの一端の外部への突出を阻止する第2の位置に切
換え自在なステムロックレバ−を回転自在に設け、上記
ロックレバ−が第1の位置に切換えられている時には上
記パイロットバルブは上記トリガバルブからの作動信号
を受はヘッドバルブのバルブピストン上室と大気との間
を連通ずるとともに、上記ロックレバ−が第2の位置に
切換えられている時には上記パイロットバルブは上記ト
リガバルブからの作動信号を受けても上記バルブピスト
ン上室と上記気体貯溜室との間が連通される位置に保持
されてなることを特徴とする気体正駆動型釘打機におけ
る安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978112861U JPS5828770Y2 (ja) | 1978-08-17 | 1978-08-17 | 気体圧駆動型釘打機における安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978112861U JPS5828770Y2 (ja) | 1978-08-17 | 1978-08-17 | 気体圧駆動型釘打機における安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5531538U JPS5531538U (ja) | 1980-02-29 |
JPS5828770Y2 true JPS5828770Y2 (ja) | 1983-06-23 |
Family
ID=29062112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978112861U Expired JPS5828770Y2 (ja) | 1978-08-17 | 1978-08-17 | 気体圧駆動型釘打機における安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5828770Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5120939Y2 (ja) * | 1971-08-30 | 1976-05-31 | ||
JPS5625825Y2 (ja) * | 1976-03-05 | 1981-06-18 |
-
1978
- 1978-08-17 JP JP1978112861U patent/JPS5828770Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5531538U (ja) | 1980-02-29 |
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