JP2576553Y2 - 打込機の排気カバー装置 - Google Patents

打込機の排気カバー装置

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JP2576553Y2
JP2576553Y2 JP1992083753U JP8375392U JP2576553Y2 JP 2576553 Y2 JP2576553 Y2 JP 2576553Y2 JP 1992083753 U JP1992083753 U JP 1992083753U JP 8375392 U JP8375392 U JP 8375392U JP 2576553 Y2 JP2576553 Y2 JP 2576553Y2
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JP
Japan
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exhaust cover
driving machine
exhaust
plate
recess
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JP1992083753U
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禎紀 石澤
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は圧縮空気を動力源とする
打込機の排気口をカバーする排気カバー装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来構造の排気カバー2を備えた打込機
1の断面図を図4に示す。圧縮空気を動力源として打撃
ピストン3を往復動させる打込機1は、一般に打撃ピス
トン3上部に流入した圧縮空気を打撃ピストン3の復帰
行程中に外気へ放出するために排気口4を設けている。
また作業内容により排気が顔にかかったり、埃を舞い上
げたりすることを防止するために、排気方向を任意に変
更できるように排気カバー2を回転可能にしている。前
記排気カバー2は、排気圧によりすりばち状に形して
しまうのを防止するために鋼板を塑性変形させて成形
し、かつ回転し易いように周囲をゴムで成形している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記したように従来の
排気カバー2は、鋼板を塑性変形させその周囲をゴムで
成形していたが、このため製作が難しくコストが高くな
る問題があった。また打込機の落下、衝撃等の外力によ
って前記鋼板が変形してしまい排気方向を変更できなく
なるという問題があった。本考案の目的は、上記した従
来技術の欠点をなくし、排気カバーの製作を容易にして
コストを下げると共に外力によって鋼板が変形するのを
防止できるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、排気カバー
をゴム等の可撓性材料により一体成形すると共に貫通穴
を有する凹部を設け、凹部に嵌合し外形が凹部の側壁と
ほぼ同形状である鋼板等の高剛性材料から形成されたプ
レートを介して排気カバーを打込機本体に取付けるよう
にすることにより達成される。また前記排気カバーを打
込機本体に取付けるボルト等の締結部材の頭部と打込機
本体を結ぶ接線内に前記プレートが収まるようにした。
【0005】
【作用】上記したように排気カバーの凹部の側壁と外形
がほぼ同形状であるプレートを介して排気カバーを打込
機本体に取付けるようにしたことにより、ゴム等の可撓
性材料により一体成形された排気カバーとすることが可
能となった。またプレート5は外力により変形しにくく
なった。
【0006】
【実施例】本考案排気カバー装置を備えた打込機1の一
実施例を図1〜図3に示す。図1は打込機1の外観側面
図、図2は図1の排気口4付近の断面図、図3は排気カ
バー2とプレート5の取付前の断面図である。排気口4
は本考案打込機本体を構成するエキゾーストカバー7の
上部に設けれており、排気カバー2はゴム等の可撓性材
料によって一体成形されており、排気カバー2を回転さ
せることにより排気方向を任意に変えられるようにして
ある。排気カバー2のほぼ中心には、円筒状の側壁9
取付用ボルト6が貫通する穴10を有した底壁11
備えた凹部16が設けられている。図に示すプレート5
は鋼板等の高剛性材料で形成され、凹部16の側壁9の
内壁とほぼ同形状をしたの側壁12前記ボルト6が貫
通する穴13を有した底壁14とを備え、凹部16に嵌
合する形状をしている。凹部16にプレート5を嵌合さ
せると、プレート5の側壁12が凹部16の側壁9とほ
ぼ同形状をしているので、排気圧によって排気カバー2
がすりばち状に変形することを防止できる。またプレー
ト5は、排気カバー2の凹部16の側壁9と底壁11の
隅部から排気カバー2が破損してしまうのを防止するた
めに、側壁12と底壁14とをなだらかな曲面15でつ
いだ形状をしている。
【0007】図1に示すように、プレート5をボルト6
の頭部とエキゾーストカバー7を結ぶ接線8の内側に位
置するように設けることにより、プレート5は外力によ
って変形しにくくなる。排気カバー2はプレート5を介
してボルト6によりエキゾーストカバー7に回転可能に
取付けられている。
【0008】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、高剛性材
料で形成され、外形が排気カバーの凹部の側壁とほぼ同
形状であるプレートを介して排気カバーを打込機本体に
取付けるようにしたので、排気カバーをゴム等の可撓性
材料によって一体成形したとしても排気圧により排気カ
バーがすりばち状に変形してしまうことを防止でき、コ
ストを低減することができる。またプレートを、ボルト
等の締結部材と打込機本体を結ぶ接線より内側に位置す
るようにしたので、落下、衝撃等の外力によってプレー
トが変形し、排気カバーが操作不能になることを防止す
ることができる等の作用効果を奏し得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案排気カバー装置を装着した打込機の一
実施例を示す側面図。
【図2】 図1の要部断面図。
【図3】 排気カバーとプレートの装着前を示す断面
図。
【図4】 従来の排気カバー装置を装着した打込機の一
例を示す一部断面図。
【符号の説明】
2は排気カバー、4は排気口、5はプレート、6はボル
ト、7はエキゾースカバー、9は側壁、11は底壁、1
2は側壁、14は底壁、15は曲面である。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気を動力源とし、打込行程中に消
    費した圧縮空気を外気へ放出する排気口を打込機本体に
    設けると共に該排気口をカバーする排気カバーを有する
    打込機において、 ゴム等の可撓性材料により一体成形され、貫通穴を有す
    る凹部を設けた排気カバーと、鋼材等の高剛性材料で形
    成され、排気カバーの凹部に嵌合し外形が凹部の側壁と
    ほぼ同形状であるプレートと、プレート及び排気カバー
    を貫通して排気カバーを打込機本体に取付けるボルト等
    の締結部材とを備えたことを特徴とする打込機の排気カ
    バー装置。
  2. 【請求項2】 前記締結部材の頭部と打込機本体とを結
    ぶ接線内に前記プレートが収まるようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の打込機の排気カバー装置。
JP1992083753U 1992-12-04 1992-12-04 打込機の排気カバー装置 Expired - Lifetime JP2576553Y2 (ja)

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JPH0646874U JPH0646874U (ja) 1994-06-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002137174A (ja) * 2000-10-31 2002-05-14 Hitachi Koki Co Ltd 空気釘打機

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JP5286727B2 (ja) * 2007-09-26 2013-09-11 カシオ計算機株式会社 通気装置、発電ユニット及び電子機器
JP5730752B2 (ja) * 2011-12-28 2015-06-10 株式会社マキタ エア打込み工具

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