JP2002134518A - 抵抗率を調整したシリコンウェーハ及びそのウェーハの製造方法 - Google Patents

抵抗率を調整したシリコンウェーハ及びそのウェーハの製造方法

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JP2002134518A
JP2002134518A JP2000328796A JP2000328796A JP2002134518A JP 2002134518 A JP2002134518 A JP 2002134518A JP 2000328796 A JP2000328796 A JP 2000328796A JP 2000328796 A JP2000328796 A JP 2000328796A JP 2002134518 A JP2002134518 A JP 2002134518A
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type impurity
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JP2000328796A
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Jun Furukawa
純 古川
Takeshi Nakajima
健 中嶋
Hiroyuki Shiraki
弘幸 白木
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Mitsubishi Materials Silicon Corp
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Mitsubishi Materials Silicon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デバイス工程の熱処理でウェーハ面内で均一
なゲッタリング効果が得られ、比較的高い引上げ速度で
も点欠陥の凝集体が殆ど存在せず、高い歩留まりで半導
体集積回路を製造できる。ウェーハの抵抗率を所望の値
に調整し得る。 【解決手段】 点欠陥の凝集体の数が検出下限値である
1×103個/cm3以下でありかつ1〜15Ωcmの範
囲内に抵抗率を調整したp型シリコンウェーハである。
インゴット中のボロン濃度C1が1×1017〜1×10
20atoms/cm3の範囲内に、リン濃度が0.90
1〜0.999C1atoms/cm3の範囲内になる
ようにボロンとリンをドープし、かつインゴットの引上
げ速度をVとし、シリコン融液とインゴットの接触面の
インゴット鉛直方向の温度勾配をGとするとき、ウェー
ハ状態で熱酸化処理をした際にリング状に発生するOS
Fがウェーハ中心部で消滅するように、V/G値を決め
てインゴットを引上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チョクラルスキー
法(以下、CZ法という。)により作られた、抵抗率を
調整したシリコンウェーハ及びそのウェーハの製造方法
に関する。更に詳しくは点欠陥の凝集体が殆ど存在しな
い抵抗率が1〜15Ωcmのp型のシリコンウェーハ及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路を製造する工程に
おいて、歩留りを低下させる原因として酸化誘起積層欠
陥(Oxidation Induced Stacking Fault、以下、OSF
という。)の核となる酸素析出物の微小欠陥や、結晶に
起因したパーティクル(Crystal Originated Particl
e、以下、COPという。)や、或いは侵入型転位(Int
erstitial-type Large Dislocation、以下、LDとい
う。)の存在が挙げられている。OSFは、結晶成長時
にその核となる微小欠陥が導入され、半導体デバイスを
製造する際の熱酸化工程等で顕在化し、作製したデバイ
スのリーク電流の増加等の不良原因になる。またCOP
は、鏡面研磨後のシリコンウェーハをアンモニアと過酸
化水素の混合液で洗浄したときにウェーハ表面に出現す
る結晶に起因したピットである。このウェーハをパーテ
ィクルカウンタで測定すると、このピットも本来のパー
ティクル(異物)とともに光散乱欠陥として検出され
る。このCOPは電気的特性、例えば酸化膜の経時絶縁
破壊特性(Time Dependent dielectric Breakdown、T
DDB)、酸化膜耐圧特性(Time Zero Dielectric Bre
akdown、TZDB)等を劣化させる原因となる。またC
OPがウェーハ表面に存在するとデバイスの配線工程に
おいて段差を生じ、断線の原因となり得る。そして素子
分離部分においてもリーク等の原因となり、製品の歩留
りを低くする。更にLDは、転位クラスタとも呼ばれた
り、或いはこの欠陥を生じたシリコンウェーハをフッ酸
を主成分とする選択エッチング液に浸漬するとピットを
生じることから転位ピットとも呼ばれる。このLDも、
電気的特性、例えばリーク特性、アイソレーション特性
等を劣化させる原因となる。
【0003】以上のことから、半導体集積回路を製造す
るために用いられるシリコンウェーハからOSF、CO
P及びLDを減少させることが必要となっている。この
OSF、COP及びLDを有しない無欠陥のシリコンウ
ェーハが特開平11−1393号公報に開示されてい
る。この無欠陥のシリコンウェーハは、シリコン単結晶
インゴット内での空孔型点欠陥の凝集体及び格子間シリ
コン型点欠陥の凝集体がそれぞれ存在しないパーフェク
ト領域を[P]とするとき、パーフェクト領域[P]か
らなるインゴットから切出されたシリコンウェーハであ
る。パーフェクト領域[P]は、格子間シリコン型点欠
陥が支配的に存在する領域[I]と、シリコン単結晶イ
ンゴット内で空孔型点欠陥が支配的に存在する領域
[V]との間に介在する。このパーフェクト領域[P]
からなるシリコンウェーハは、インゴットの引上げ速度
をV(mm/分)とし、シリコン融液とインゴットの接
触面におけるインゴット鉛直方向の温度勾配をG(℃/
mm)とするとき、熱酸化処理をした際にリング状に発
生するOSFがウェーハ中心部で消滅するように、V/
G(mm2/分・℃)の値を決めて作られる。一方、シ
リコンウェーハはOSF、COP及びLDを有しない上
に、既存のデバイス工程との整合を図るために、抵抗率
が1〜15Ωcmの範囲内にあることが求められる。ま
た半導体デバイスメーカーの中には、デバイス工程で生
じる金属汚染をゲッタリングする能力を有するシリコン
ウェーハを求める場合がある。ゲッタリング能力が十分
に備わっていないウェーハでは、デバイス工程で金属に
より汚染されると、接合リークや、金属不純物によるト
ラップ準位によるデバイスの動作不良等を生じ、これに
より製品の歩留りが低下する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記パーフェクト領域
[P]からなるインゴットから切出されたシリコンウェ
ーハは、通常抵抗率が1〜15Ωcmであり、OSF、
COP及びLDを有しないけれども、デバイス工程の熱
処理において、必ずしもウェーハ面内で均一に酸素析出
が起らず、これによりゲッタリング効果が十分に得られ
ない場合がある。またパーフェクト領域[P]からなる
シリコンウェーハを作り出すV/G値は、温度勾配Gが
一定である場合、インゴットの引上げ速度Vに比例し、
狭い範囲に制御された比較的低い速度でインゴットを引
上げることが要求されるが、この要求を確実に充足する
ことは技術的に必ずしも容易ではなく、インゴットの生
産性も高くない。
【0005】本発明の目的は、比較的高い速度でかつ広
い範囲のV/G値でインゴットを引上げても点欠陥の凝
集体が殆ど存在せず、高い歩留まりで半導体集積回路を
製造でき、抵抗率が1〜15Ωcmであることにより、
既存のデバイス工程との整合を図ることができるシリコ
ンウェーハ及びその製造方法を提供することにある。本
発明の別の目的は、デバイス工程の熱処理でウェーハ面
内で均一なゲッタリング効果が得られるシリコンウェー
ハ及びその製造方法を提供することにある。本発明の更
に別の目的は、所望の抵抗率に調整し得るシリコンウェ
ーハ及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
点欠陥の凝集体の検出下限値を1×103個/cm3とす
るとき、前記点欠陥の凝集体の数が前記検出下限値以下
でありかつ導電型がp型であって、1〜15Ωcmの範
囲内に抵抗率を調整したシリコンウェーハである。請求
項1に係る発明によれば、点欠陥の凝集体が殆ど存在し
ないため、高い歩留まりで半導体集積回路を製造でき
る。また抵抗率が1〜15Ωcmであるため、既存のデ
バイス工程との整合を図ることができる。
【0007】請求項2に係る発明は、チョクラルスキー
法に基づいて、シリコン単結晶インゴット中のp型不純
物が所定の第1濃度C1、n型不純物が第1濃度より小
さい所定の第2濃度C2にそれぞれなるように、p型不
純物とn型不純物とを原料シリコンを融解したシリコン
融液にそれぞれ含ませて、シリコン融液からインゴット
を引上げ、このインゴットから抵抗率を調整したシリコ
ンウェーハを製造する方法である。請求項2に係る発明
によれば、n型不純物の第2濃度C2がp型不純物の第
1濃度C1より小さいため、導電型がp型であって、し
かも抵抗率の調整されたシリコンウェーハを作製するこ
とができる。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項2に係る発
明であって、p型不純物がボロン、n型不純物がリン、
アンチモン又は砒素であるとき、シリコン単結晶インゴ
ット中の第1濃度C1が1×1017〜1×1020ato
ms/cm3の範囲内に、第2濃度C2が0.90C1
0.999C1atoms/cm3の範囲内にそれぞれな
るようにp型不純物及びn型不純物をドープし、かつイ
ンゴットの引上げ速度をV(mm/分)とし、シリコン
融液とインゴットの接触面におけるインゴット鉛直方向
の温度勾配をG(℃/mm)とするとき、ウェーハの状
態で熱酸化処理をした際にリング状に発生するOSFが
ウェーハ中心部で消滅するように、V/G(mm2/分
・℃)の値を決めてインゴットを引上げるシリコンウェ
ーハの製造方法である。
【0009】請求項3に係る発明によれば、p型不純物
のボロンの第1濃度C1を1×101 7atoms/cm3
以上にして、V/G値をウェーハの状態で熱酸化処理を
した際にリング状に発生するOSFがウェーハ中心部で
消滅する条件で、インゴットを引上げることにより、第
一に、このインゴットから作られたシリコンウェーハは
熱処理によってウェーハ面内で均一かつ高密度に酸素析
出物(Bulk Micro Defect、以下、BMDという。)が
発生する。このBMDはデバイス工程中に侵入する微量
の金属不純物を捕獲する、いわゆるイントリンシックゲ
ッタリング(以下、IGという。)効果を生じさせる。
また第二に、高濃度でドープしたB原子と点欠陥(格子
間Siと空孔)との相互作用によって、点欠陥の拡散又
は平衡濃度が変化し、これにより格子間Si型点欠陥の
凝集体(interstitial agglomerates)の形成が抑制さ
れるため、シリコンウェーハにはLDは全く現れない領
域が広がる。また第三に、OSFがウェーハ中心部で消
滅するときの引上げ速度Vは、ボロンを高濃度にしない
ときに比べてB原子と点欠陥との相互作用によって高
く、インゴットの生産性を高める。更に第四に、ボロン
の濃度C1を1×101 8atoms/cm3以上にする
と、本来シリコンウェーハの抵抗率は0.04Ωcm以
下になるが、リン、アンチモン又は砒素のn型不純物を
0.90C1〜0.999C1atoms/cm3の濃度
2でドープすることにより、得られるシリコンウェー
ハの抵抗率は1〜15Ωcmに調整若しくは補償され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のシリコンウェーハは、C
Z法によりホットゾーン炉内のシリコン融液からインゴ
ットを所定の条件で引上げた後、このインゴットをスラ
イスして作製される。この所定の条件は、インゴットの
引上げ速度をV(mm/分)、ホットゾーン構造でイン
ゴット−シリコン融液の接触面のインゴット鉛直方向の
温度勾配をG(℃/mm)とするときに、V/G(mm
2/分・℃)の値を制御して決められる。ここで、Gは
具体的にはシリコン融液との接触面に近い1412〜1
300℃のインゴットにおけるその鉛直方向の温度勾配
をいう。前述したように、このCZシリコンウェーハ
は、熱酸化処理(例えば1000〜1200℃で1〜2
時間)を受けたときに、リング状のOSFが生じること
がある。このOSFリングは、V/G値が大きくなるに
つれてインゴットの外周側に移動し、V/G値が小さく
なるにつれてリング径が小さくなり、ウェーハ中心部で
ディスク状になった後、消滅する。
【0011】このことを図1(a)に基づいて説明す
る。図1(a)は引上げ速度Vを徐々に低下させてV/
G値を連続的に低下させたときのインゴットの縦断面図
である。このインゴットは導電型がp型で抵抗率が1〜
15Ωcmになるように、1×1015atoms/cm
3の濃度でボロンがドープされて引上げられている。図
1(a)には、インゴット内で空孔型点欠陥が支配的に
存在する領域[V]と、格子間シリコン型点欠陥が支配
的に存在する領域[I]と、空孔型点欠陥の凝集体及び
格子間シリコン型点欠陥の凝集体が存在しないパーフェ
クト領域[P]とが存在する。インゴットの軸方向位置
1は、中央に空孔型点欠陥が支配的に存在する領域を
含む。位置P3は格子間シリコン型点欠陥が支配的に存
在するリング領域及び中央のパーフェクト領域を含む。
また位置P2は中央に空孔型点欠陥の凝集体が実質的に
存在せず、縁部分に格子間シリコン型点欠陥の凝集体も
実質的に存在しない、全てパーフェクト領域である。空
孔型点欠陥の凝集体は、前述したCOPの他に、LST
D(Laser Scattering Tomograph Defects)又はFPD
(Flow Pattern Defects)と呼ばれる欠陥を含む。LS
TDとは、シリコン単結晶内に赤外線を照射したときに
シリコンとは異なる屈折率を有し散乱光を発生する源で
あり、FPDとは、インゴットをスライスして作製され
たシリコンウェーハを30分間セコ(Secco)エッチン
グ液で化学エッチングしたときに現れる特異なフローパ
ターンを呈する痕跡の源である。
【0012】この位置P1に対応したウェーハW1は、中
央に空孔型点欠陥が支配的に存在する領域を含む。位置
3に対応したウェーハW3は、格子間シリコン型点欠陥
が支配的に存在するリング及び中央のパーフェクト領域
を含む。また位置P2に対応したウェーハW2は、中央に
空孔型点欠陥の凝集体が実質的に存在せず、縁部分に格
子間シリコン型点欠陥の凝集体も実質的に存在しないの
で全てパーフェクト領域である。この空孔型点欠陥が支
配的に存在する領域のパーフェクト領域に接する僅かな
領域は、ウェーハ面内でCOPもLDも実質的に発生し
ていない領域である。しかしこのシリコンウェーハW1
に対して、酸化性雰囲気下、例えば1000〜1200
℃で1〜2時間熱処理すると、OSFを生じる。図3に
示すように、ウェーハW1ではウェーハの半径の1/2
付近にOSFリングが発生する。このOSFリングで囲
まれた空孔型点欠陥が支配的に存在する領域[V]はC
OPが出現する。
【0013】一方、このOSFのリング径はV/G値を
一定にしておいても、p型不純物であるボロン(B)の
ドープ量に応じて変化する。図3に示すように、OSF
のリング径をD1、ウェーハの径をD0とし、このときの
1/D0とボロンの濃度との関係を図4に示す。図4か
ら明らかなように、ボロン濃度が2×1017atoms
/cm3以下では、リング状をなし、約6×1017at
oms/cm3でディスク状になり、9×1017ato
ms/cm3以上になると消滅する。図1(b)及び図
1(c)に、V/G値を連続的に低下させたときの図1
(a)と同じ軸方向位置のインゴットの縦断面図をそれ
ぞれ示す。図1(b)では導電型がp型で抵抗率が0.
04Ωcm以下になるように、1×1018atoms/
cm3の濃度のボロンがドープされてインゴットが引上
げられている。また図1(c)では導電型がp型で抵抗
率が1〜15Ωcmの範囲内になるように、1×1018
atoms/cm3の濃度のボロンと0.999×10
18〜0.985×1018atoms/cm3の濃度のリ
ンがそれぞれドープされてインゴットが引上げられてい
る。
【0014】図1(b)及び図1(c)では図1(a)
と同じ位置P1で熱酸化処理した際にリング状に発生す
るOSFがウェーハ中心部で消滅したウェーハが得られ
る。図1(b)及び図1(c)の位置P1に代表される
ウェーハは、図1(a)の位置P2に対応するウェーハ
であって、中央に空孔型点欠陥の凝集体が実質的に存在
せず、縁部分に格子間シリコン型点欠陥の凝集体も実質
的に存在しないので全てパーフェクト領域のウェーハで
ある。しかしながら、図1(b)の位置P1に代表され
るウェーハは、抵抗率が0.04Ωcm以下と低いた
め、このウェーハの表面に10Ωcm程度のエピタキシ
ャル層を積層したエピタキシャルウェーハの基板には適
するものの、0.04Ωcm以下のままでは既存のデバ
イス工程との整合が図られない。これに対して、図1
(c)の位置P1に代表されるウェーハは、抵抗率が1
〜15Ωcmであって、既存のデバイス工程との整合が
図られ、COPやLDなどの点欠陥の凝集体の数が検出
下限値以下であるウェーハである。なお、COPやLD
などの点欠陥の凝集体は検出方法によって検出感度、検
出下限値が異なる値を示すことがあるため、本明細書に
おいては、鏡面加工されたシリコン単結晶を無攪拌エッ
チングを施した後に光学顕微鏡により、観察面積とエッ
チング取り代との積を検査体積として観察するとき、フ
ローパターン(空孔型欠陥)及び転位クラスタ(格子間
シリコン型点欠陥)の各凝集体が1×10-3cm3の検
査体積に対して1個欠陥が検出された場合を検出下限値
(1×103個/cm3)とする。
【0015】図2(a)〜(c)に図1(a)〜(c)
と実質的に同じインゴット縦断面図を示す。図2(a)
は図1(a)に、図2(b)は図1(b)に、図2
(c)は図1(c)にそれぞれ対応する。図2(a)〜
(c)においては空孔型点欠陥の凝集体も格子間シリコ
ン型点欠陥の凝集体も実質的に存在しない全てパーフェ
クト領域[P]を製造し得るV/Gの範囲を比較して示
す。図2から明らかなように、パーフェクト領域[P]
を製造し得るV/Gの範囲が図2(a)では僅かにRa
であったものが、図2(b)及び(c)ではこれより広
いRb、Rcとなり、図2(b)及び(c)において、V
/Gの厳格な引上げ制御を行わなくても、全長にわたっ
てパーフェクト領域[P]からなるシリコン単結晶イン
ゴットを容易に製造することができる。
【0016】次に図1(c)の位置P1に代表されるシ
リコンウェーハの製造方法について説明する。p型不純
物のボロンを高濃度にドープすることにより低抵抗率に
なるシリコンウェーハの抵抗率を補償するためにドープ
するn型不純物としては、リン、アンチモン又は砒素が
挙げられる。この中でリンがシリコン原子と共有結合半
径の最も近いため好ましい。p型不純物のボロン濃度を
第1濃度C1とするとき、濃度C1は1×1017〜1×1
20atoms/cm3の範囲内であることが、熱酸化
処理した際にリング状に発生するOSFがウェーハ中心
部で消滅したウェーハを得るために必要である。好まし
くは1×1018〜1×1019atoms/cm3の範囲
内である。またn型不純物のリン濃度を第2濃度C2
するとき、濃度C2は濃度C1より低い0.90C1
0.999C1atoms/cm3の範囲内であることが
必要である。p型ウェーハの抵抗率を補償して1〜15
Ωcmにするためである。この濃度C2は好ましくは
0.95C1〜0.995C1atoms/cm3の範囲
内である。p型不純物の偏析係数とn型不純物の偏析係
数とは異なるため、インゴットのトップ側とボトム側と
において抵抗値は大きく変化する。このため、シリコン
単結晶(インゴット)の引上げ方法としてはドーパント
の追加供給が可能な連続引上げ(CCZ)法がインゴッ
ト全長にわたって抵抗値を均一化でき好ましい。
【0017】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに説明す
る。 <実施例1>ウェーハにおける抵抗率10Ωcm、ボロ
ン濃度1.00×1018atoms/cm3及びリン濃
度0.99×1018atoms/cm3を目標として、
CCZ法によりシリコン単結晶インゴットを引上げた。
高純度の多結晶シリコン20kgを初期原料とし、この
原料とともに金属ボロン1.26gと、リンをドープし
たシリコンドーパント14.7gと、リンをドープした
単結晶シリコンのリチャージ塊状物20kgとを石英る
つぼに入れ、この石英るつぼを加熱して原料及びドーパ
ントを融解した。また金属ボロンを含む粒状多結晶シリ
コンを引上げ中にシリコン融液に徐々に供給した。この
供給原料は合計で32kgであった。実施例1と同じ引
上げ速度V=0.8mm/分、インゴット中心の温度勾
配G=3.4℃/mm、V/G=0.23mm2/分・
℃で引上げ、直径6インチで直胴部が900mmのイン
ゴットを得た。前述したように、ボロンとリンの各偏析
係数は相違するが、ボロンのドーパントを追加補充して
補正することにより、図5に示すようにインゴットの長
さが大きくなって固化率が1に近づいても、抵抗率は引
上げ初期のときと比べて変化が少なかった。 <比較例1>引上げ速度Vを0.9mm/分にした以
外、実施例1と同じ条件でインゴットを引上げた。
【0018】<比較例2>実施例1と同じ目標値をもっ
て、金属ボロン2.20gと、リンをドープしたシリコ
ンドーパント25.6gと、リンをドープした単結晶シ
リコンのリチャージ塊状物35kgとを石英るつぼに入
れ、この石英るつぼを加熱して原料及びドーパントを融
解した。引上げ速度V=0.8mm/分、インゴット中
心の温度勾配G=3.4℃/mm、V/G=0.23m
2/分・℃でシリコン単結晶インゴットをCZ法によ
り引上げた。この引上げ条件はドーパントをドープしな
いときの図3に示すD1/D0が0.9になる条件にほぼ
等しい。引上げたインゴットは直径6インチで直胴部が
600mmであった。ボロンの偏析係数が0.8及びリ
ンの偏析係数が0.35であるため、インゴットの長さ
が大きくなって固化率が1に近づく程、図6に示すよう
に抵抗率は変化し、インゴットの導電型はp型からn型
へ反転した。 <比較例3>引上げ速度Vを0.9mm/分にした以
外、比較例2と同じ条件でインゴットを引上げた。
【0019】<比較例4>ウェーハにおける抵抗率10
Ωcm、ボロン濃度1×1015atoms/cm 3を目
標として、高純度の多結晶シリコン35kgとともに、
ボロンをドープしたシリコンドーパント1.78gを石
英るつぼに入れ、この石英るつぼを加熱して原料を融解
した。実施例1と同じ引上げ速度V=0.8mm/分、
インゴット中心の温度勾配G=3.4℃/mm、V/G
=0.23mm2/分・℃でCZ法により引上げ、直径
6インチで直胴部が600mmのインゴットを得た。 <比較例5>引上げ速度Vを0.9mm/分にした以
外、比較例4と同じ条件でインゴットを引上げた。
【0020】<比較例6>ウェーハにおける抵抗率0.
02Ωcm、ボロン濃度1×1018atoms/cm3
を目標として、高純度の多結晶シリコン35kgととも
に、金属ボロン2.2gを石英るつぼに入れ、この石英
るつぼを加熱して原料を融解した。実施例1と同じ引上
げ速度V=0.8mm/分、インゴット中心の温度勾配
G=3.4℃/mm、V/G=0.23mm2/分・℃
でCZ法により引上げ、直径6インチで直胴部が600
mmのインゴットを得た。 <比較例7>引上げ速度Vを0.9mm/分にした以
外、比較例6と同じ条件でインゴットを引上げた。
【0021】<比較評価>実施例1及び比較例1〜7の
各インゴットからスライスされたシリコンウェーハをそ
れぞれラッピングし、面取り加工を施した後、鏡面研磨
をした。このようにして得られたシリコンウェーハをそ
れぞれ酸素雰囲気下、1100℃で1時間熱処理してO
SFの発生の有無を調べた。またドナーキラー熱処理
後、四端子抵抗測定法により各シリコンウェーハの抵抗
率を測定した。続いて実施例1及び比較例1〜7の各シ
リコンウェーハ表面の直径144mmの円内における
0.11μm以上10μm以下のCOPの数をレーザパ
ーティクルカウンタ(KLA−Tencor社製、SF
S6200)を用いて調べた。また実施例1及び比較例
1〜7の各シリコンウェーハをセコ(Secco)エッチン
グ液に撹拌せずに30分間浸漬し、これにより現れる特
異なフローパターンの有無を見い出した後、更に光学顕
微鏡でエッチングピットの有無を観察し、FDP及びL
Dの有無を調べた。
【0022】更に半導体デバイス製造工程に模して、こ
れらのシリコンウェーハを800℃で4時間、引続いて
1000℃で16時間熱処理した。熱処理した後、この
ウェーハを劈開し、ウェーハ表面をライト(Wright)エ
ッチング液で選択エッチングを3分間行い、光学顕微鏡
の観察により、ウェーハ表面から深さ300μmにおけ
るウェーハ中心部から周縁部に至るまでのBMDを測定
しその密度を求めた。これらの結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】表1から明らかなように、ボロンとリンを
ドープした、引上げ速度0.8mm/分の実施例1のウ
ェーハには、OSFは出現せず、またCOP、FPD及
びLDの各密度も実質的に0であった。更に熱処理後の
BMD密度は1×1010〜1×1011個/cm3であ
り、IG効果を有することが判った。これらに対して、
比較例2及び3では固化率(インゴットの長さ)が約
0.3を越えたところでp型からn型へ導電型が反転し
た。また比較例4、5のウェーハでは、酸化性雰囲気下
の熱処理でOSFリングが現れ、比較例1,3及び7の
ウェーハでは、ディスク状のOSFが現れた。これに伴
い、比較例2及び6を除いた比較例1、3、4、5、7
のウェーハではCOP密度が実施例1と比べて多く、特
に比較例4及び5のウェーハでは熱処理後のBMD密度
がOSFリングの内側と外側とで大きく相違し、ウェー
ハ面内で均一なIG効果が得られないことが判った。更
に比較例6及び7のウェーハでは、抵抗率が0.03Ω
cmであって、所望の1〜15Ωcmの抵抗率ではなか
った。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のシリコンウ
ェーハは点欠陥の凝集体が殆ど存在しないため、高い歩
留まりで半導体集積回路を製造できる。また抵抗率が1
〜15Ωcmであるため、既存のデバイス工程との整合
を図ることができる。またシリコン単結晶を引上げると
きにp型不純物とこれより少ないn型不純物の双方をド
ープするため、所望の抵抗率に調整したp型シリコンウ
ェーハが得られる。更にボロンの濃度C1を1×1017
〜1×1020atoms/cm3の範囲内に、リン、ア
ンチモン又は砒素の濃度を0.90C1〜0.999C1
atoms/cm3の範囲内にして、ウェーハの状態で
熱酸化処理をした際にリング状に発生するOSFがウェ
ーハ中心部で消滅するように、V/G値を決めてインゴ
ットを引上げることにより、第一に、このインゴットか
ら作られたシリコンウェーハのウェーハ面内で均一かつ
高密度にBMDを生じさせ、IG効果が得られる。第二
に、高濃度でドープしたB原子が格子間Si及び空孔と
相互に作用することにより、格子間Siの過飽和度が低
下するため、格子間Si型点欠陥の凝集体の形成が抑制
され、シリコンウェーハにはLDは全く現れないと考え
られる。また第三に、ボロンをドーパントとして抵抗率
10Ωcmのインゴットを得る通常の引上げ速度と比較
して、OSFがウェーハ中心部で消滅するときの引上げ
速度Vは高く、インゴットの生産性を高める。更に第四
に、シリコンウェーハの抵抗率を1〜15Ωcmに調整
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)ボロンを低濃度でドープしてV/G値を
変化させて引上げたときのシリコン単結晶インゴットの
X線トポグラフィの概略図。 (b)ボロンを高濃度でドープしてV/G値を変化させ
て引上げたときのシリコン単結晶インゴットのX線トポ
グラフィの概略図。 (c)ボロンを高濃度で、かつ抵抗率が1〜15Ωcm
に調整されるようにリンをドープしてV/G値を変化さ
せて引上げたときのシリコン単結晶インゴットのX線ト
ポグラフィの概略図。
【図2】(a)ボロンを低濃度でドープしてV/G値を
変化させて引上げたときのシリコン単結晶インゴットの
X線トポグラフィの概略図。 (b)ボロンを高濃度でドープしてV/G値を変化させ
て引上げたときのシリコン単結晶インゴットのX線トポ
グラフィの概略図。 (c)ボロンを高濃度で、かつ抵抗率が1〜15Ωcm
に調整されるようにリンをドープしてV/G値を変化さ
せて引上げたときのシリコン単結晶インゴットのX線ト
ポグラフィの概略図。
【図3】OSFを生じたシリコンウェーハの平面図。
【図4】V/G値を一定にしてB濃度を変えたときのD
1/D0の値の変化を示す図。
【図5】実施例1のインゴットを引上げたときのインゴ
ット長により抵抗率が変化する状況を示す図。
【図6】比較例2のインゴットを引上げたときのインゴ
ット長により抵抗率が変化する状況を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白木 弘幸 東京都千代田区大手町1丁目5番1号 三 菱マテリアルシリコン株式会社内 Fターム(参考) 4G077 AA02 BA04 CF10 EB01 FE17 5F053 AA12 DD01 FF04 GG01 JJ01 JJ03 RR01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点欠陥の凝集体の検出下限値を1×10
    3個/cm3とするとき、前記点欠陥の凝集体の数が前記
    検出下限値以下でありかつ導電型がp型であって、1〜
    15Ωcmの範囲内に抵抗率を調整したシリコンウェー
    ハ。
  2. 【請求項2】 チョクラルスキー法に基づいて、シリコ
    ン単結晶インゴット中のp型不純物が所定の第1濃度(C
    1)、n型不純物が前記第1濃度より小さい所定の第2濃
    度(C2)にそれぞれなるように、前記p型不純物とn型不
    純物とを原料シリコンを融解したシリコン融液にそれぞ
    れ含ませて、前記シリコン融液からインゴットを引上
    げ、前記インゴットから抵抗率を調整したシリコンウェ
    ーハを製造する方法。
  3. 【請求項3】 p型不純物がボロンであり、n型不純物
    がリン、アンチモン又は砒素であって、シリコン単結晶
    インゴット中の第1濃度(C1)が1×1017〜1×1020
    atoms/cm3の範囲内に、第2濃度(C2)が0.9
    0C1〜0.999C1atoms/cm3の範囲内にそ
    れぞれなるように前記p型不純物及びn型不純物をドー
    プし、かつ前記インゴットの引上げ速度をV(mm/
    分)とし、シリコン融液とインゴットの接触面における
    インゴット鉛直方向の温度勾配をG(℃/mm)とする
    とき、ウェーハの状態で熱酸化処理をした際にリング状
    に発生する酸化誘起積層欠陥がウェーハ中心部で消滅す
    るように、V/G(mm2/分・℃)の値を決めて前記
    インゴットを引上げる請求項2記載のシリコンウェーハ
    の製造方法。
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