JP2002130359A - ダストカバーおよびダストカバーの製造方法 - Google Patents

ダストカバーおよびダストカバーの製造方法

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JP2002130359A
JP2002130359A JP2000325455A JP2000325455A JP2002130359A JP 2002130359 A JP2002130359 A JP 2002130359A JP 2000325455 A JP2000325455 A JP 2000325455A JP 2000325455 A JP2000325455 A JP 2000325455A JP 2002130359 A JP2002130359 A JP 2002130359A
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    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F2226/00Manufacturing; Treatments

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショックアブソーバに対して容易に取り付け
ることが出来ると共に、取付状態下でのガタつきが抑え
られる、合成樹脂製のダストカバーを提供すること。 【解決手段】 ピストンロッドに取り付けられる取付金
具16の外周面に、アンダカット形状の係止部40を形
成する一方、パリソン80の軸方向一方に形成した大径
部82を該取付金具16に外挿配置せしめて、ブロー成
形型56,56を型閉じすることにより、パリソン80
を取付金具16の外周面に密着成形し、その後、ブロー
成形することによってダストカバーを形成する。これに
より、ダストカバーのブロー成形による形成と同時に、
該ダストカバーを取付金具16の外周面に対して密着固
定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、車両のサスペンション機構を構
成するショックアブソーバに装着されるダストカバーに
関連する技術に係り、特に、ショックアブソーバに対し
て容易に取り付けることが出来ると共に、取付状態下で
のガタつきを抑えることの出来る、新規なショックアブ
ソーバの製造方法等に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、車両のサスペンション機構に対
して、振動減衰等を目的として装着されているショック
アブソーバにおいては、シリンダとピストンロッドのオ
イルシール部分を覆うために、円筒形状のダストカバー
が採用されており、該ダストカバーが、ピストンロッド
の略全体を覆うようにしてショックアブソーバに外挿装
着されている。
【0003】ところで、ダストカバーのショックアブソ
ーバへの取付構造としては、一般に、(イ)実開昭57
−1927号公報等に記載されているように、バウンド
ストッパの外周面にダストカバーの上端開口部を外嵌固
定する構造や、(ロ)特開平8−261267号公報等
に記載されているように、ショックアブソーバのピスト
ンロッドの突出先端部に固定される取付金具に対してダ
ストカバーの上端開口部を外嵌固定する構造が、採用さ
れている。
【0004】ところが、前者(イ)の構造では、ダスト
カバーの外嵌によってバウンドストッパの弾性特性に悪
影響が及ぼされたり、バウンドストッパの弾性変形時に
ダストカバーが離脱するおそれがあるという問題があっ
た。また、後者(ロ)の構造では、剛性の取付金具に対
して合成樹脂製のダストカバーを抜落ち不能に外嵌固定
することが難しく、取付金具の外周面にダストカバーを
外挿せしめた後にスナップリング等で圧着しなければな
いないことから、部品点数が多くなって組み付けが面倒
であると共に、取付後のダストカバーにガタつきが生じ
易く、磨耗や損傷の他、異音や他部材への干渉などが問
題となる場合があった。なお、後者(ロ)において、組
付けを容易にすると共に、ガタつきを防止するために、
ゴム製のダストカバーを採用することも考えられるが、
ゴム製のダストカバーは、オゾンアタックによる経年変
化が避けられず、弾性的な嵌着固定力の低下や亀裂発生
等による脱落のおそれがあることから、必ずしも有効な
方策ではないのである。
【0005】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、ショックアブソーバに対して簡単な構造で
容易に取り付けることが出来ると共に、取付状態下での
ガタつきが抑制され得る、合成樹脂製のダストカバーを
提供することにある。
【0006】
【解決手段】以下、このような課題を解決するために為
された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各
態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の
組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至
は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることな
く、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの
記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づ
いて認識されるものであることが理解されるべきであ
る。
【0007】すなわち、前述の如き課題を解決するため
に、ダストカバーの製造方法に関する本発明の特徴とす
るところは、(a)ショックアブソーバのピストンロッ
ドの突出先端部が挿通固定される取付用孔を有すると共
に、軸方向でアンダカット形状となる係止部が外周面に
形成された取付金具を準備する工程と、(b)軸方向一
方の端部が大径部とされたパリソンを、前記取付金具に
対して軸方向で外挿せしめて、該大径部を該取付金具の
外周面上に配する工程と、(c)ブロー成形型を型閉じ
して、前記パリソンの周囲に成形キャビティを形成する
と共に、該パリソンの前記大径部を、前記係止部を含む
前記取付金具の外周面に密着させて成形する工程と、
(d)前記取付金具におけるピストンロッドの取付用孔
を通じて圧縮気体を吹き込んで前記パリソンをブロー成
形する工程とを、含むダストカバーの製造方法にある。
【0008】このような本発明方法に従えば、ブロー成
形によってダストカバーを形成するに際して、パリソン
の一端部が、ブロー成形型によって取付金具の外周面に
対して圧接されて密着状態で被覆成形されるのであり、
また、かかる成形と同時に、取付金具の外周面に形成さ
れたアンダカット形状の係止部に入り込んで係止せしめ
られる部分が、ダストカバーに対して一体形成されるこ
ととなる。
【0009】それ故、特別な設備や作業を必要とするこ
となく、ダストカバーの形成と同時に、該ダストカバー
を取付金具に外嵌固定することが出来るのであり、ダス
トカバーの取付金具への組付作業性が飛躍的に向上され
得る。また、ダストカバーが、ピストンロッドに固定さ
れる取付金具の外周面に対して密着状態で形成されるこ
とから、ダストカバーの装着状態下でのガタつきが防止
されると共に、ダストカバー内への泥水等の侵入が高度
に防止されてカバー性能も向上され得る。
【0010】しかも、ブロー成形用のパリソンが、取付
金具への外嵌固定側で大径化されていることから、パリ
ソンの取付金具への外挿を容易に行うことが出来ると共
に、パリソンのブロー成形時の拡径量が大きくされるこ
とにより、薄肉のダストカバーを有利に成形することが
可能となるのである。具体的には、本発明方法に従え
ば、バリ等の発生量を出来るだけ抑えつつ、汎用樹脂材
料によって例えば肉厚寸法が2.0mm以下のダストカバ
ーも、安定して製造することが出来るのである。
【0011】なお、取付金具への外嵌固定側が大径部と
されたブロー成形用のパリソンは、例えば、軸方向の全
長に亘って略同一の径方向寸法を有する円筒形状をもっ
て成形されたパリソンの軸方向一方の端部を、拡径せし
めて大径部を形成することによって、有利に形成され
る。このような手法によれば、大径部を薄肉化すること
が出来ることから、ダストカバーの取付金具への外嵌固
定部分を、バリ等の発生量を抑えつつ薄肉成形すること
が可能となる。
【0012】また、本発明方法において、好適には、ブ
ロー成形に際して取付金具を位置決め支持するジグを取
付金具から軸方向外方に突出させて、ブロー成形型の型
閉じに際し、該ジグの取付金具からの軸方向突出部の外
周面にブロー成形型の突切内周面を当接させて、パリソ
ンの軸方向端部を切断することにより、取付金具の外周
面を全面に亘ってダストカバーで密着被覆せしめるよう
にされる。このような手法によれば、特別な処理や作業
を必要とすることなく、取付金具の外周面を全体に亘っ
てダストカバーで密着被覆することが出来るのであり、
それによって、ダストカバーのガタつき等の防止や、ダ
ストカバー内への泥水等の侵入の防止が、一層高度に実
現可能となる。
【0013】更にまた、本発明方法は、取付金具に対し
て、軸方向一方の側に向かって開口するバウンドストッ
パの保持部を設けてなる場合にも、適用可能であり、そ
のような取付金具を採用する場合には、パリソンを取付
金具に外挿せしめる前に、取付金具の保持部に対してバ
ウンドストッパを組み付けることが望ましい。このよう
な手法によれば、長尺のダストカバー内の奥方にバウン
ドストッパを挿入して取付金具に保持せしめる面倒な作
業が不要となり、バウンドストッパを容易に組み付ける
ことが可能となる。なお、ブロー成形に際しては、バウ
ンドストッパにおけるピストンロッド挿通用の中心孔を
通じて、圧縮気体をパリソン内に供給することが出来る
のであり、バウンドストッパの組付けがブロー成形の作
業性に悪影響を及ぼすようなこともない。
【0014】また、本発明は、上述の如き本発明手法に
従って製造されたダストカバーを装着してなるショック
アブソーバも、特徴とする。このようなショックアブソ
ーバにおいては、ダストカバーのガタつきに起因する異
音や他部材への干渉等が防止されると共に、製造および
組付けの簡略化等によって低コスト化が図られることと
なり、商品価値が向上され得るのである。。
【0015】さらに、本発明は、前述の如き課題を解決
するために、ショックアブソーバに外挿装着されて、ピ
ストンロッドの突出部分を覆う筒状のダストカバーにお
いて、カップ形状の上ホルダ金具と、該上ホルダ金具よ
りも大径のカップ形状の下ホルダ金具との、各底壁部の
外面同士を重ね合わせて相互に固着することにより、前
記ピストンロッドの突出先端部に取り付けられる取付金
具を形成して、該上ホルダ金具に対してボデー側への取
付用ゴムマウントを組み付けるようにすると共に、該下
ホルダ金具に対してバウンドストッパを組み付けるよう
にする一方、前記ダストカバーの上側開口部を、該下ホ
ルダ金具の外周面の全体と該上ホルダ金具の外周面の少
なくとも一部を密着状態で覆うようにして取り付けてな
るダストカバーも、特徴とする。
【0016】このような本発明に従う構造とされたダス
トカバーにおいては、取付金具の外周面における上下ホ
ルダ金具の重ね合わせ部分に対して密着状に入り込んで
ダストカバーが係止されるのであり、それによって、ダ
ストカバーを取付金具に対して強固に固定支持せしめる
ことが出来ると共に、ダストカバーと取付金具の間で高
度なシール性を得ることが出来るのである。
【0017】なお、本発明において、ダストカバーは、
下ホルダ金具だけでなく上ホルダ金具に対しても、外周
面の全体に密着状態で被覆形成することが望ましく、そ
れによって、ダストカバーの取付金具による固定支持強
度やダストカバーと取付金具の間のシール性が、更に向
上され得る。
【0018】また、本発明において、ダストカバーは、
例えば、取付金具を所定位置にセットした成形型内で樹
脂材料を射出成形することによって形成することも可能
であるが、好ましくは、ブロー成形によって形成される
こととなり、それによって、十分に薄肉のダストカバー
を安定して製造することが可能となる。なお、ブロー成
形を採用する場合には、前述の如き本発明方法に従い、
パリソンの軸方向一方の開口端部を、ブロー成形型の型
閉じによって、取付金具の外周面に対して密着成形する
ことが望ましい。
【0019】更にまた、本発明においては、上ホルダ金
具を、下ホルダ金具よりも小径とすることが望ましく、
それによって、下ホルダ金具の底壁外面において、ダス
トカバーが密着成形された大きなアンダカット形状の係
止部が形成されることから、ダストカバーの取付金具に
対する固定支持強度の更なる向上が図られ得る。
【0020】また、本発明においては、上ホルダ金具の
開口周縁部に対して、径方向外方に屈曲された鍔状部を
一体形成すると共に、該鍔状部に対してダストカバーを
密着状態で被覆形成することも有効であり、それによっ
て、ダストカバーの取付金具に対する固定支持強度の向
上が図られ得る。
【0021】
【発明の実施形態】以下、本発明を更に具体的に明らか
にするために、本発明の実施形態について、図面を参照
しつつ、詳細に説明する。
【0022】図1には、本発明の一実施形態としてのダ
ストカバー10が、ショックアブソーバ12への装着状
態として示されている。ショックアブソーバ12は、公
知の構造のものであって、オイル等が封入されたシリン
ダ13と、該シリンダ13に対して軸方向に突出/引込
作動可能とされたピストンロッド14を備えており、シ
リンダ13がサスペンションアーム等に取り付けられる
一方、ピストンロッド14がボデー15に取り付けられ
ることにより、サスペンションアームの揺動に従ってピ
ストンロッド14がシリンダ13に対して軸方向に駆動
される状態で、自動車のサスペンション機構に装着され
るようになっている。そこにおいて、ショックアブソー
バ12におけるピストンロッド14の突出先端部分に
は、取付金具16と押え金具17が固定されており、こ
れら取付金具16と押え金具17によって、ピストンロ
ッド14が上下クッションゴム18,20を介してボデ
ー15に弾性連結されるようになっている一方、取付金
具16に対して、ダストカバー10の上端部が外挿され
て固定されることにより、ダストカバー10が、取付金
具16から下方に延び出してピストンロッド14の略全
長とシリンダ13の上部までを覆う状態で装着されてい
る。
【0023】以下、かかるダストカバー10を、製造工
程に従って詳細に説明する。
【0024】先ず、図2に示されている如き、取付金具
16を準備する。この取付金具16は、上ホルダ金具2
2と下ホルダ金具24を含んで構成されている。上ホル
ダ金具22は、有底円筒形状のカップ状金具であって、
底壁部26の中央には挿通孔28が貫設されていると共
に、筒壁部30の開口周縁部には径方向外方に向かって
広がる鍔状部32が一体形成されている。また、上ホル
ダ金具22の底壁部26には、筒金具33が固着されて
いる。この筒金具33は、小径のストレートな円筒形状
を有しており、軸方向一方の開口端面が底壁部26の内
面中央に重ね合わせられて溶着固定されることにより、
上ホルダ金具22の中心軸上で、筒壁部30よりも軸方
向上方に突出して配設されており、筒金具33の中心孔
が上ホルダ金具22の挿通孔28に連通せしめられてい
る。
【0025】また一方、下ホルダ金具24は、下方に向
かって開口する逆向きの有底円筒形状を有する逆カップ
状金具であって、上底壁部34の中央には挿通孔36が
貫設されている。また、下ホルダ金具24は、上ホルダ
金具22よりも大径とされていると共に、下ホルダ金具
24の筒壁部38の径寸法が軸方向に変化せしめられ
て、上底壁部34から軸方向中央部分まで次第に小径化
された後、開口部に向かって大径化されており、以て、
軸方向中間部分の外周面を周方向に連続して延びる浅い
環状凹所40が形成されていると共に、筒壁部38のう
ち開口部分が最も大径とされている。そして、上ホルダ
金具22における底壁部26の下面と、下ホルダ金具2
4における上底壁部34の上面が、互いに重ね合わせら
れて、相互にスポット溶接されており、上下ホルダ金具
22,24が、同一中心軸上で軸方向反対側に開口する
状態で固着されている。
【0026】次に、図3〜4に示されている如きバウン
ドストッパ42を、別途準備し、図2に示されているよ
うに、このバウンドストッパを、取付金具16に組み付
ける。かかるバウンドストッパ42は、全体として厚肉
の円筒形状を有しており、ゴム弾性体や発泡樹脂弾性体
等によって形成されたものであって、軸方向で内外径が
変化せしめられて全体として略蛇腹形状とされることに
より、軸方向のばね特性の調節と安定化等が図られてい
る。また、バウンドストッパ42の軸方向上端部が、大
径の嵌着部44とされており、この嵌着部44が取付金
具16の下ホルダ金具24に嵌め込まれることにより、
バウンドストッパ42が、取付金具16に組み付けられ
て、下ホルダ金具24の開口部から軸方向下方に向かっ
て突設されるようになっている。なお、バウンドストッ
パ42の中心孔46は、上下ホルダ金具22,24の挿
通孔28,36と、同一中心軸上に位置せしめられる。
また、バウンドストッパ42の嵌着部44には、下ホル
ダ金具24に重ね合わせられる軸方向端面と外周面にお
いて、中心孔46内を外部空間に接続するように延びる
エア逃し溝48が形成されている。
【0027】そして、バウンドストッパ42を組み付け
た取付金具16を、図5に示されているように、成形用
ジグ50に取り付けて、ブロー成形型52にセットす
る。かかるブロー成形型52は、目的とするダストカバ
ー(10)に対応したキャビティ形成面(54)を協働
して形成する半割成形面55,55を備えた一対の半割
金型56,56によって構成されており、図示しない型
締装置によって軸直角方向に型開閉および型締めされる
ようになっている。なお、ブロー成形型52は、ダスト
カバー(10)を上下逆向きとした倒立状態で成形する
ようになっており、ダストカバー(10)の下端部を成
形するブロー成形型52の上端部は、型合わせ状態で密
閉されるようになっている。一方、ダストカバー(1
0)の上端部を成形するブロー成形型52の下端部は、
型合わせ状態で開口されるようになっており、かかる下
端開口部に対して、取付金具16が、成形用ジグ50に
よって位置決めセットされるようになっている。
【0028】この成形用ジグ50は、鉛直上方に向かっ
て延びる円形ロッド形状を有しており、突出先端部が、
取付金具16における上ホルダ金具22の内面形状に対
応した外面形状を有する保持部58とされている。ま
た、成形用ジグ50には、エア注入用孔60が貫設され
ており、エア注入用孔60の一方の開口端部が、成形用
ジグ50の軸方向中間部分の外周面に開口せしめられて
外部エア管路62に接続されている一方、他方の開口端
部が、保持部58の中央に開口せしめられていると共
に、この開口部に対して、鉛直上方に向かって突出する
ブロー管64が植設されている。なお、エア注入用孔6
0における保持部58側の開口部には、ブロー管64の
外周面に沿って所定深さで延びるセット用孔66が形成
されている。
【0029】そして、成形用ジグ50の保持部58に対
して、軸方向上方から、取付金具16を上下反対にした
倒立状態で重ね合わせて、ブロー管64に対し、筒金具
33,上下ホルダ金具22,24の挿通孔28,36お
よびバウンドストッパ42の中心孔46を外挿せしめ
る。これにより、筒金具33を、成形用ジグ50のセッ
ト用孔66に嵌め込むと共に、下ホルダ金具24を、成
形用ジグ50の保持部58に外嵌せしめて、取付金具1
6を、成形用ジグ50によって固定的に位置決め支持せ
しめる。
【0030】また、成形用ジグ50は、シリンダ機構や
モータ駆動のギヤ機構等からなる図示しない昇降手段に
よって上下方向に昇降作動および位置決めされるように
なっている一方、半割金型56,56における下端開口
部の内周面には、型合わせ状態下で取付金具16の外周
面よりも僅かに大きな内周面形状を有する押圧成形面
(68)を協働して形成する半割成形面70,70が形
成されている。更に、半割金型56,56において、押
圧成形面(68)(半割成形面70,70)よりも開口
部側には、型合わせ状態下で軸直角方向内方に向かって
突出する円環状の突切部(72)を協働して形成する半
円環状の突切半体74,74が一体形成されており、成
形用ジグ50を挟んだ両側から半割金型56,56を型
閉じすることにより、突切半体74,74の内周面(突
切内周面76)が、取付金具16の軸方向下端面に略接
する位置で、成形用ジグ50の外周面に対して全周に亘
って当接せしめられるようになっている。
【0031】而して、このような成形用ジグ50とブロ
ー成形型52を用いて、目的とするダストカバー(1
0)をブロー成形するに際しては、先ず、図5に示され
ているように、半割金型56,56を水平方向両側に型
開きすると共に、取付金具16を支持せしめた成形用ジ
グ50を下方の降下位置に保持せしめた状態下で、成形
用ジグ50の上方に配設せしめた押出成形装置のダイ7
8を通じてパリソン80を押出成形する。これにより、
所定の樹脂材からなる円筒形状のパリソン80を、半割
金型56,56の型合わせ面間で、上方から成形用ジグ
50に向かって垂下した状態で支持せしめる。パリソン
80は、目的とするダストカバー(10)の内外径寸法
よりも小さな内外径寸法で、且つ大きな肉厚寸法をもっ
て形成する。
【0032】また、パリソン80を、その成形に際し
て、或いは成形後に、下端開口部だけを拡径することに
より、パリソン80の下端部において、中央部や上端部
よりも内外径寸法が大きくされた大径部82を形成す
る。この大径部82は、例えば円錐形状の外周面を有す
る成形具を、加熱軟化されたパリソン80の下端開口部
から押し込むこと等によって形成することが出来る。な
お、大径部82は、取付金具16の外径寸法よりも大き
な内径寸法で、且つ目的とするダストカバー(10)よ
りも大きな肉厚寸法をもって形成する。
【0033】その後、図6に示されているように、成形
用ジグ50を上方に駆動して取付金具16をパリソン8
0の大径部82に挿入位置せしめると共に、該取付金具
16を、半割金型56,56における半割成形面70,
70の内方に位置せしめる。
【0034】続いて、図7に示されているように、半割
金型56,56を型合わせし、図示しない型締装置によ
って型締力を及ぼして型締保持することにより、パリソ
ン80の上部を半割金型56,56の上底部で挟み切っ
て、全体として下方に開口する袋状体としたパリソン8
0を、ブロー成形型52の成形キャビティ内に収容配置
せしめる。また、かかる型合わせに際して、半割金型5
6,56の半割成形面70,70から成る押圧成形面6
8をパリソン80の大径部82の外周面に圧接させて、
大径部82を取付金具16とブロー成形型52の間で径
方向に押圧して、該大径部82を取付金具16(上下ホ
ルダ金具22,24)の外周面に対して密着させる。
【0035】これにより、取付金具16の外周面を略全
面に亘って覆って、該取付金具16に固着された薄肉の
密着固定部84を、パリソン80の下端開口部に一体形
成する。また、半割金型56,56の型合わせに際し
て、両半割金型56,56における突切半体74,74
を、取付金具16の上ホルダ金具22の軸方向端面上に
重ね合わせて、それら突切半体74,74の突切内周面
76を成形用ジグ50の外周面に圧接させることによ
り、取付金具16から軸方向下方に突き出したパリソン
80の余剰部分を切除する。
【0036】その後に、半割金型56,56の型締状態
下で、成形用ジグ50に設けられたエア注入用孔60を
通じてブロー管64からパリソン80内に圧縮空気を注
入することにより、パリソン80を膨出させて、ブロー
成形型52のキャビティ形成面54に密着させることに
より、キャビティ形成面54の形状を転写せしめて目的
とするダストカバー10に対応した形状のブロー成形体
87を得る。
【0037】そして、所定の冷却,固化の工程を経た
後、ブロー成形型52を型開きして、かかるブロー成形
体87を離型させて取り出し、必要に応じて成形バリの
除去を行うと共に、ブロー成形体86の閉鎖側端部、即
ち図7の上側端部の不要部分を切断除去する。それによ
って、図8に示されているように、目的とするダストカ
バー10を得る。
【0038】なお、かかるダストカバー10、即ちパリ
ソン80の材質としては、合成樹脂材が採用され得、例
えば、耐久性や耐衝撃性,コスト性等を考慮して、ポリ
プロピレンやポリエチレン,ポリ塩化ビニル等の汎用樹
脂が好適に採用され得る。また、ダストカバー10の開
口側端部には、補強等の目的で、周方向に連続して延び
る複数状の凹溝が形成されている。
【0039】また、このようにして製造されたダストカ
バー10は、例えば、図9に示されているように、上ホ
ルダ金具22のカップ状部に下クッションゴム20を嵌
合装着せしめた後に、車両の組立ラインに供給するよう
にされる。そして、かかる組立ラインにおいて、図1に
示されているように、ダストカバー10を、ショックア
ブソーバ12のピストンロッド14に外挿して、ピスト
ンロッド14の外周面に突設された環状突起86によっ
て下ホルダ金具24を位置決めする一方、取付金具16
の筒金具33をボデー15の取付孔88に挿通して、ボ
デー15の上方から筒金具33に外嵌せしめた上クッシ
ョンゴム18を、筒金具33の軸方向端面にボルト固定
した押え金具17で押圧してボデー15の上面に圧接せ
しめる。これにより、ピストンロッド14の上端部分
を、上下クッションゴム18,20を介して、ボデー1
5に対して弾性的に連結支持せしめるようにする。
【0040】そして、このようなショックアブソーバ1
2の車両への取付状態下、略円筒形状のダストカバー1
0は、上端開口部において取付金具16の外周面に外嵌
固定されて下方に延び出した状態で支持されて、シリン
ダ13から突出せしめられたピストンロッド14の略全
体と、シリンダ13の上端部分とを、軸方向に連続して
覆うようにして配設される。
【0041】ここにおいて、上述の如き製造手法に従え
ば、ダストカバー10が、取付金具16の外周面に密着
状態で成形されて取付金具16に固着されるのであり、
取付金具16の外周面に形成されたアンダカット形状の
環状凹所40や、下ホルダ金具24の上底壁部34の外
面等にも、ダストカバー10の密着固定部84が形成さ
れることとなる。
【0042】従って、ダストカバー10を、取付金具1
6に対して、特別な組付作業を必要とすることなく、容
易に取付固定することが出来るのであり、しかも、ダス
トカバー10の取付金具16に対する取付強度が有利に
確保されて、ダストカバー10のガタつきが防止される
と共に、ダストカバー10と取付金具16の隙間を通じ
てのダストカバー10内への泥水等の侵入が高度に防止
され得るのである。
【0043】しかも、上述の如き製造方法に従えば、パ
リソン80における取付金具16への外嵌固定側だけが
大径化されていることにより、嵌着固定部84が有利に
薄肉化され得ると共に、パリソン80における嵌着固定
部84を除く部分も小径とされてブロー成形時の拡径量
が大きくされて薄肉化され得るのであり、それによっ
て、ダストカバー10の全体を、十分に薄肉として、具
体的には1.0mm以下の肉圧寸法で安定して製造するこ
とが可能となるのである。
【0044】また、本実施形態においては、ダストカバ
ー10の組付け前に、取付金具16にバウンドストッパ
42が組み付けられることから、バウンドストッパ42
を容易に組み付けることが出来るのであり、バウンドス
トッパ42の組付作業性を含めて、ダストカバー10の
取付作業性の向上が図られ得るのである。しかも、ダス
トカバー10の防水性が有利に確保され得る結果、ダス
トカバー10内に配設したバウンドストッパ42への水
の接触も効果的に防止され得て、バウンドストッパ42
の吸水による特性や耐久性の低下等も有利に軽減され得
るのである。
【0045】また、上述の如き構造とされたダストカバ
ー10は、取付金具16の外周面に嵌着固定されている
ことから、ダストカバー10の内径寸法を効率的に確保
することが可能となり、それによって、バウンドストッ
パ42の収容容積も有利に確保することが出来、バウン
ドストッパ42の弾性変形時の当接に起因するダストカ
バー10の損傷も回避され得るといった利点がある。特
に、本実施形態のダストカバー10においては、取付金
具16から下方に延び出す上部が所定長さに亘って、下
部よりも内外径寸法が大きい大径筒部89とされている
ことにより、バウンドストッパ42の接触が一層有利に
防止され得るようになっている。また、上述の如きブロ
ー成形方法によれば、射出成形方法に比して、開口下部
よりも大径の大径筒部89を容易に形成することが可能
となるのである。
【0046】更にまた、本実施形態のダストカバー10
においては、取付金具16を構成する上下ホルダ金具2
2,24の底壁部26,34の重ね合わせ面間に、外周
面に開口して周方向に延びる環状隙間が形成されてお
り、この環状隙間にもダストカバー10の成形時にパリ
ソン80が充填されることから、ダストカバー10の取
付金具16への固定強度が一層有利に確保され得る。
【0047】以上、本発明の一実施形態について詳述し
てきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、
かかる実施形態における具体的記載によって限定的に解
釈されるものでない。
【0048】例えば、ダストカバー10を支持する取付
金具の具体的形状や構造は、装着されるバウンドストッ
パやクッションゴム,ボデー取付部等に応じて適宜に変
更設定されるものであって、限定されることはなく、前
記実施形態で採用されていた上下ホルダ金具22,24
を単一のホルダ金具によって構成することも可能であ
る。
【0049】具体的には、例えば図10に示されている
ように、単一の金属板を軸方向一方の側に筒状に屈曲さ
せると共に、筒状先端部で折り返して軸方向他方の側に
筒状に突出させることにより、円板形状の底板部90を
挟んだ両側に、それぞれ円筒形状を有する上下の筒壁部
92,94を一体形成したホルダ金具96も採用可能で
ある。また、このようなホルダ金具96では、例えば、
図示されているように、下筒壁部94の開口部を拡径す
ることにより、アンダカット形状のテーパ状面とされた
係止部98が、好適に採用され得、かかる係止部98に
よって、外周面に密着固定されるダストカバー10が、
下方への脱落を防止しつつ、強固に支持され得る。な
お、図10では、理解を容易とするために、図中、第一
の実施形態における図7に対応した各部材および部位に
対して、それぞれ、第一の実施形態と同一の符号を付し
ておく。
【0050】また、前記実施形態では、取付金具16の
外周面が全体に亘ってダストカバー10で覆われていた
が、必ずしも全体をダストカバー10で覆う必要はな
く、例えば、第一の実施形態において、下ホルダ金具2
4の外周面の全体と、上下ホルダ金具22,24の重ね
合わせ部位までをダストカバー10で覆い、上ホルダ金
具22の筒壁部30の外周面までは覆わないようにして
も良い。
【0051】更にまた、本発明は、各種のサスペンショ
ン構造に用いられるショックアブソーバ用のダストカバ
ーに適用可能であって、例えば、コイルスプリングの中
空内スペースに配設されるショックアブソーバ用のダス
トカバー等にも、好適に採用され得る。
【0052】また、ショックアブソーバ12におけるピ
ストンロッド14のボデー15への取付構造は、前記実
施形態のものに限定されるものでない。そして、その取
付構造によっては、例えば取付金具にベアリング等が取
り付けられる場合もあり、取付金具においてクッション
ゴムを組み付けるための上ホルダ金具22等は、必ずし
も必要でない。
【0053】更にまた、ダストカバー10の下端開口部
だけを厚肉としたり環状リブ等を設けて、耐割れ性を向
上したり、補強効果をもたせること等も可能である。
【0054】また、前記第一の実施形態では、取付金具
16の下ホルダ金具24に対して、バウンドストッパ4
2を嵌合保持するための逆テーパ状部が形成されていた
が、バウンドストッパ42には軸方向の抜き力が殆ど作
用しないことから、取付金具16によってバウンドスト
ッパ42を必ずしも保持せしめる必要はない。
【0055】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従えば、ショックアブソーバに対して簡単な構造で容
易に取り付けることが出来ると共に、ショックアブソー
バへの取付状態下でのガタつきが抑えられ得る、合成樹
脂製のダストカバーが、有利に実現され得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態としてのショックアブ
ソーバ用ダストカバーの装着状態を示す縦断面説明図で
ある。
【図2】図1に示されたダストカバーに用いられている
取付金具に対してバウンドストッパを組み付けた状態を
示す縦断面図である。
【図3】図2に示されたバウンドストッパの単品を示す
平面図である。
【図4】図3におけるIV−IV断面図である。
【図5】図1に示されたダストカバーのブロー成形方法
を説明するための一工程図である。
【図6】図1に示されたダストカバーのブロー成形方法
を説明するための、図5に続く工程図である。
【図7】図1に示されたダストカバーのブロー成形方法
を説明するための、図6に続く工程図である。
【図8】図5〜7に示されたブロー成形によって得られ
た成形品であるダストカバーを示す縦断面図である。
【図9】図8に示されたダストカバーを車両に装着する
に際して下クッションゴムを組み付けた組付体の縦断面
説明図である。
【図10】本発明に従うバウンドストッパの別の具体例
を示す、図7に対応した工程図である。
【符号の説明】
10 ダストカバー 12 ショックアブソーバ 14 ピストンロッド 16 取付金具 42 バウンドストッパ 50 成形用ジグ 52 ブロー成形型 54 キャビティ形成面 68 押圧成形面 80 バリソン 84 密着固定部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショックアブソーバに外挿装着されて、
    ピストンロッドの突出部分を覆う筒状のダストカバーの
    製造方法であって、 前記ピストンロッドの突出先端部が挿通固定される取付
    用孔を有すると共に、軸方向でアンダカット形状となる
    係止部が外周面に形成された取付金具を準備する工程
    と、 軸方向一方の端部が大径部とされたパリソンを、前記取
    付金具に対して軸方向で外挿せしめて、該大径部を該取
    付金具の外周面上に配する工程と、 ブロー成形型を型閉じして、前記パリソンの周囲に成形
    キャビティを形成すると共に、該パリソンの前記大径部
    を、前記係止部を含む前記取付金具の外周面に密着させ
    て成形する工程と、 前記取付金具におけるピストンロッドの取付用孔を通じ
    て圧縮気体を吹き込んで前記パリソンをブロー成形する
    工程とを、含むことを特徴とするダストカバーの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 円筒形状に成形された前記パリソンの軸
    方向一方の端部を拡径することによって前記大径部を形
    成する請求項1に記載のダストカバーの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記取付金具に、軸方向一方の側に向か
    って開口するバウンドストッパの保持部を設けると共
    に、前記パリソンを該取付金具に外挿せしめる前に、該
    保持部に対してバウンドストッパを組み付ける請求項1
    又は2に記載のダストカバーの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記取付金具を位置決め支持するジグを
    該取付金具から軸方向外方に突出させて、前記ブロー成
    形型の型閉じに際し、該ジグの該取付金具からの軸方向
    突出部の外周面に前記ブロー成形型の突切内周面を当接
    させて前記パリソンの軸方向端部を切断することによ
    り、該取付金具の外周面を全面に亘ってダストカバーで
    密着被覆せしめる請求項1乃至3の何れかに記載のダス
    トカバーの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ブロー成形によって、前記パリソン
    を2.0mm以下の肉厚寸法まで薄肉化する請求項1乃至
    4の何れかに記載のダストカバーの製造方法。
  6. 【請求項6】 ショックアブソーバに外挿装着されて、
    ピストンロッドの突出部分を覆う筒状のダストカバーに
    おいて、 カップ形状の上ホルダ金具と、該上ホルダ金具よりも大
    径のカップ形状の下ホルダ金具との、各底壁部の外面同
    士を重ね合わせて相互に固着することにより、前記ピス
    トンロッドの突出先端部に取り付けられる取付金具を形
    成して、該上ホルダ金具に対してボデー側への取付用ゴ
    ムマウントを組み付けるようにすると共に、該下ホルダ
    金具に対してバウンドストッパを組み付けるようにする
    一方、前記ダストカバーの上側開口部を、該下ホルダ金
    具の外周面の全体と該上ホルダ金具の外周面の少なくと
    も一部を密着状態で覆うようにして取り付けたことを特
    徴とするダストカバー。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5の何れかに記載の製造方
    法に従って製造されたダストカバーを装着したことを特
    徴とするショックアブソーバ。
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