JP2004257496A - 油圧緩衝器のダストカバーの取付け構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】油圧緩衝器のダストカバー60の取付け構造において、ダストカバー60の金属製パイプ素材60Aの筒状部61になる部分の端部に連設する部分を内径側に縮径し、両側の壁部62A、62Bを含む環状の縮径部62Cを形成し、該縮径部62Cの両側の壁部62A、62Bをプレス加工により軸方向に圧着して折り重ねたフランジ部62を筒状部61の一端の内径側に連設して形成し、フランジ部62を取付ブラケット2と支持部材73との間に挟持するもの。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動二輪車のフロントフォーク等の油圧緩衝器のダストカバーの取付構造、及び該ダストカバーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車等のフロントフォークのダストカバーは、鋼板に装飾クロームメッキを施す等により外観を良くし、商品性の向上を図っている。
【0003】
特許文献1のダストカバー160は、図5に示す如く、円筒状のカバー本体165と、カップ状のフランジ164を別部品としている。フランジ164は、リング状の鋼板ブランクを絞り加工されたものであり、短円筒部164aと、短円筒部164aの内径側に連設するフランジ部164bとからなる。フランジ164の短円筒部164aの外周にカバー本体165の端部を嵌挿し、嵌挿部の円周状4ヶ所にスポット溶接を施して結合したものである。フランジ164は、カバー本体165の鋼板より肉厚の大きな鋼板からなるものとされ、フランジ部164bの強度を確保している。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−51106([0034]、[0038]、図4、図5)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術には以下の問題点がある。
▲1▼ダストカバー160のフランジ部164bの天面部178の平坦度がでにくく、フランジ部164bを取付ブラケットの下面に当接させたとき、ダストカバー160が倒れて傾き、ダストカバー160のカバー本体165の開口部がシリンダ部材の外周面に接触するおそれがある。フランジ部164bの天面部178の平坦度がでない理由としては、フランジ164の絞り加工時に、短円筒部164aとフランジ部164bの交差部のR(丸味半径)がでにくく、フランジ部164bが短円筒部164aに対する交差角が鈍角になって、フランジ部164bの天面部178が軸方向の外側に開くこと、フランジ部164bの天面部178の中心孔の打ち抜き時に、抜き面側に生じるプレスダレ(反対側にはかえり)により、フランジ部164bの天面部178の中心孔周辺にR(丸味)を生ずること、フランジ部164bの幅自体が比較的小さいこと、フランジ部164bの外周側に比較的大きなR(丸味半径)があること等が考えられる。
【0006】
▲2▼フランジ164にカバー本体165を溶接する際に、カバー本体165の中心軸に対するフランジ部164bの直角度を出しにくいし、フランジ164とカバー本体165の溶接歪がフランジ部164bの天面部178の平坦度を狂わすおそれがある。
【0007】
▲3▼ダストカバーのクロームメッキ後も、フランジ164とカバー本体165の溶接痕残りを生じ、外観商品性が低下する。
【0008】
▲4▼フランジ164にカバー本体165の2部品で構成されるから、溶接を必要とする他、部品調達等の管理コストも嵩み、高コストになる。
【0009】
本発明の課題は、ダストカバーの取付け性、外観性を向上することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、シリンダ部材の内部に摺動自在に挿入されるロッド部材の外周にダストカバーを取付けるに際し、ダストカバーの筒状部の一端に設けたフランジ部を、ロッド部材の外周に設けた取付ブラケットと支持手段との間に挟持し、該筒状部の他端の開口部とシリンダ部材との間に環状の隙間を形成してなる油圧緩衝器のダストカバーの取付け構造において、ダストカバーの金属製パイプ素材の筒状部になる部分の端部に連設する部分を内径側に縮径し、両側の壁部を含む環状の縮径部を形成し、該ダストカバーの縮径部の両側の壁部をプレス加工により軸方向に圧着して折り重ねたフランジ部を筒状部の一端の内径側に連設して形成し、該ダストカバーのフランジ部を前記取付ブラケットと前記支持部材との間に挟持するようにしたものである。
【0011】
請求項2の発明は、シリンダ部材の内部に摺動自在に挿入されるロッド部材の外周に取付けられる油圧緩衝器のダストカバーの製造方法において、ダストカバーの素材となる金属製パイプを用意し、該金属製パイプ素材を回転し、該パイプ素材におけるダストカバーの筒状部になる部分の端部に連設する部分の外周にローラーを押し当て、該パイプ素材の筒状部になる部分の端部に連設する部分を内径側に縮径し、両側の壁部を含む環状の縮径部を形成し、該縮径部の両側の壁部をプレス加工により軸方向に圧着して折り重ねたフランジ部を筒状部の一端の内径側に連設して形成するようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1はフロントフォークの全体を示す断面図、図2は図1の要部拡大図、図3はダストカバーを示し、(A)は断面図、(B)は平面図、(C)は(A)のC部拡大図、図4はダストカバーの製造工程を示す模式図、図5は従来のダストカバーを示し、(A)は半断面図、(B)は平面図である。
【0013】
フロントフォーク10(油圧緩衝器)は、自動二輪車等に用いられ、図1に示す如く、車輪側の、一端が閉じ、他端が開口するアウタチューブ11(シリンダ部材)の内部に、車体側のインナチューブ12(ロッド部材)を摺動自在に挿入している。
【0014】
フロントフォーク10は、インナチューブ12を上下の取付ブラケット1、2により保持し、アウタチューブ11の軸受部11Aにより不図示の前輪を回転自在に支持し、上取付ブラケット1と下取付ブラケット2の中央部に支持したステアリング軸3を車体フレームのヘッドパイプ(不図示)に枢支し、前輪を操舵可能にする。
【0015】
アウタチューブ11のインナチューブ12が挿入される開口端には、ガイドブッシュ13、シールスペーサ14、オイルシール15、ストッパリング16、ダストシール17が設けられる。インナチューブ12のアウタチューブ11に挿入される下端外周部には、ガイドブッシュ19が設けられる。
【0016】
アウタチューブ11の底部には銅パッキン21Aを介してボルト21が挿入され、このボルト21により締結される中空パイプ22が立設している。インナチューブ12の上端部にはOリング23Aを介してキャップボルト23が螺着される。
【0017】
中空パイプ22の上端部には拡径状のピストン部31が設けられ、中空パイプ22の外側に油室27を設けている。ピストン部31は、ピストンリング31Aを外周に備え、インナチューブ12の内周に摺接する。
【0018】
中空パイプ22の上端部のピストン部31と、キャップボルト23に支持されるスプリング受部材24との間に、懸架スプリング26が介装される。
【0019】
インナチューブ12の下端内周部(先端部)にはピストン41が設けられる。ピストン41は、インナチューブ12の内径段差部に係止された環状上ピース42と、インナチューブ12の下端かしめ部により固定化された環状下ピース43と、上ピース42と下ピース43に挟まれる筒状カラー44とからなる。
【0020】
ピストン41は、筒状カラー44の上テーパ部の内周にチェック弁46を配置している。チェック弁46は、上ピース42により背面支持されるスプリング47により付勢され、そのテーパ面を上テーパ部のテーパ面に着座せしめられるとともに、その内周と中空パイプ22の外周との間に環状隙間48を形成している。
【0021】
ピストン41は、筒状カラー44の下内周部にチェック弁49を配置している。
【0022】
ピストン41は、中空パイプ22の外側に設けた油室27を上下に仕切る。即ち、インナチューブ12と中空パイプ22とピストン部31とピストン41により上油室27Aを、ピストン41の下部のアウタチューブ11と中空パイプ22により下油室27Bを形成している。また、中空パイプ22の内側に油溜室28を設け、中空パイプ22の下端側で油室27と油溜室28を連通する複数の通孔34と、中空パイプ22の上端側で油室27と油溜室28を連通するオリフィス35とを中空パイプ22に設けている。油溜室28には作動油が充填されており、インナチューブ12の内部で油溜室28の上部には気体室29を設けてある。
【0023】
尚、インナチューブ12に設けたピストン41の上ピース42と、中空パイプ22に設けたピストン部31の間に、最大伸長時のリバウンドスプリング36を設け、最伸長ストロークを規制する。
【0024】
また、ボルト21により締結される中空パイプ22の下端部とアウタチューブ11の底部との間にオイルロックピース37を挟持し、最大圧縮時にピストン41のチェック弁49がオイルロックピース37の外周に嵌合し、アウタチューブ11とオイルロックピース37の間に区画されるオイルロック油室の作動油を加圧して最圧縮ストロークを規制する。
【0025】
また、ピストン41の筒状ピース44に孔44Aを設け、かつインナチューブ12のピストン41を設けた部分に孔12Aを設け、アウタチューブ11のガイドブッシュ13、インナチューブ12のガイドブッシュ19、及びそれらガイドブッシュ13、19に挟まれるチューブ間スペースに油室27の作動油を供給し、ガイドブッシュ13、19の潤滑、チューブ間スペースの容積補償を行なう。
【0026】
従って、フロントフォーク10にあっては、車両が受ける衝撃を懸架スプリング26と気体室29の空気ばねによって吸収して緩和し、この衝撃の吸収に伴なう懸架スプリング26の振動を以下の減衰作用により制振する。
【0027】
(圧縮行程)
フロントフォーク10の圧縮行程では、インナチューブ12が下降して下油室27Bの圧力が上昇し、ピストン41のチェック弁46が上向き移動して開くことにより下油室27Bの油が上油室27Aの側に置換するとともに、インナチューブ12の断面積×ストローク分の油が下油室27Bから通孔34を通って油溜室28へ移動する。このとき、通孔34で生ずる通路抵抗に起因する減衰力を生ずる。
【0028】
(伸長行程)
フロントフォーク10の伸長行程では、インナチューブ12が上昇して上油室27Aの圧力が上昇し、上油室27Aの油がピストン41の上テーパ部に着座せしめられるチェック弁46の環状隙間48から下油室27Bに移動する際に環状隙間48で生ずる通路抵抗、及び上油室27Aの油が中空パイプ22のオリフィス35から出て油溜室28、中空パイプ22の通孔34経由で下油室27Bに移動する際にオリフィス35で生ずる通路抵抗に起因する減衰力を生ずる。
【0029】
また、この伸長行程では、インナチューブ12の断面積×ストローク分の油が油溜室28から下油室27Bに補給される。
【0030】
しかるに、フロントフォーク10にあっては、インナチューブ12の外周に、図2に示す如く、上カバー50とダストカバー60を取付けてある。
【0031】
上カバー50は、円筒状の筒状部51の上端に設けたフランジ部52を、インナチューブ12の外周に設けた上取付ブラケット1の下面に当接し、筒状部51の下端側の中間部に設けた取付部53を、インナチューブ12の外周に設けた下取付ブラケット2の上面にワッシャ54を介して着座したラバー、合成樹脂等の弾性体からなるシート55の上面に当接することにより、上取付ブラケット1と下取付ブラケット2の間に挟持されて固定される。上カバー50の下端部は、インナチューブ12に取付られたダストカバー60の上端側の外周を、環状隙間を介して囲む位置まで延在される。
【0032】
ダストカバー60は、円筒状の筒状部61の上端に設けたフランジ部62の中心孔63をインナチューブ12の外周に遊挿する。そして、ダストカバー60は、このフランジ部62を、インナチューブ12の外周に設けた下取付ブラケット2の下面と、インナチューブ12の外周に固定したストッパ71の上にワッシャ72を介して着座したラバー、合成樹脂等の弾性体からなるシート73(支持手段)の上面との間に挟持されて固定される。ストッパ71は、すり割り付き環状体であり、ボルト71Aによりすり割りを縮めてインナチューブ12の外周に固定される。シート73は取付ブラケット2、ダストカバー60のフランジ部62とストッパ71、ワッシャ72との間で圧縮されて弾性的に拡径し、ダストカバー60の筒状部61の内周に弾接し、ダストカバー60をインナチューブ12の中心軸に同軸となるように保持する。ダストカバー60の下端開口部の64は、フロントフォーク10の最大伸張時にも、アウタチューブ11の上端側の外周を、環状隙間を介して囲む位置まで延在される。
【0033】
尚、ダストカバー60を下取付ブラケット2の下面との間に挟持する支持手段は、ストッパ71、ワッシャ72及びシート73からなるものに限らず、インナチューブ12の外周に設けた懸架スプリング又はワッシャ等からなるものでも良い。
【0034】
以下、ダストカバー60の構成をその製造工程順に説明する(図3、図4)。
(1)ダストカバー60の金属製パイプ素材60Aを用意する(図4(A))。パイプ素材60Aは、鋼管、ステンレス鋼管等を採用できる。
【0035】
(2)パイプ素材60Aを回転し、パイプ素材60Aにおけるダストカバー60の筒状部61になる部分の端部に連設する部分の外周に回転ローラー65を押し当て、該パイプ素材60Aの筒状部61になる部分の端部に連設する部分を内径側に縮径し、両側の壁部62A、62Bを含む環状の縮径部62Cを形成する(図4(B))。縮径部62Cは両壁62A、62Bがそれらの交差部に向かって互いの間隔を狭め、両壁62A、62BがU字状又はV字状をなすようにそれらの交差部を縮径する。縮径部62Cにおいて、自由端側の壁62Aの外周径を、筒状部61につながる壁62Bの外周径より小径とし(図3)、壁62Aの外周が筒状部61の外側に出っ張らないようにすることが好ましい。
【0036】
(3)縮径部62Cの両側の壁62A、62Bを、上下の金型66A、66Bを用いるプレス加工により軸方向に圧着して折り重ねたフランジ部62を、筒状部61の一端の内径側に連設して形成する(図4(C)、(D))。金型66Bを筒状部61に挿入し、金型66Aにより壁62Aを被って加圧する。
【0037】
本実施形態によれば以下の作用効果を奏する。
(請求項1に対応する作用効果)
▲1▼ダストカバー60のフランジ部62が、パイプ素材60Aに形成した縮径部62Cの両側の壁部62A、62Bを上下型66A、66Bの間でプレス加工することにより軸方向に圧着して折り重ねることにより形成される。即ち、フランジ部62の成形は、縮径部62Cの成形に続く独立のプレス加工で行なわれるから、絞り加工によりフランジ部62を形成する場合におけるような、フランジ部62の外周側のR(丸味)の成形性に影響されず、フランジ部62の平坦度を出し易い。また、フランジ部62の中心孔63周辺にR(丸味)を生ずることがなく、フランジ部62の中心孔63周辺まで平坦度を確保できる。また、2つの壁部62A、62Bが折り重なって軸方向に圧着されるから、1枚の壁部の曲がりが吸収され、フランジ部62の全体として平坦度が出易い。従って、ダストカバー60のフランジ部62を取付ブラケット2の下面に当接させたとき、ダストカバー60の倒れ、傾きがなくなり、ダストカバー60の筒状部61の開口部64がアウタチューブ11の外周面に接触することがなくなり、フロントフォーク10の作動不良、異音の発生がなくなる。
【0038】
▲2▼ダストカバー60のフランジ部62が2つの壁部62A、62Bの折り重ねによって形成されるから、フランジ部62の総肉厚を大きくし、その剛性、強度を確保できる。従って、ダストカバー60のパイプ素材60Aの肉厚を薄くしても、フランジ部62の破断を生ずることがない。
【0039】
▲3▼ダストカバー60が1部品で構成されるから、溶接加工等が不要になり、製造コストを低減できる。また、溶接を伴なわないから、ダストカバー60の筒状部61の中心軸に対するフランジ部62のフランジ面の直角度が出易く、フランジ面の平坦度が溶接歪により狂うこともなく、溶接痕残りも生じないから、外観商品性が向上する。
【0040】
(請求項2に対応する作用効果)
▲4▼回転するパイプ素材60Aの外周にローラー65を押し当てて縮径部62Cを形成することにより、パイプ素材60Aに絞り加工を施さずに縮径部62Cを形成し、ひいてはフランジ部62を形成できる。従って、パイプ素材60Aにステンレス鋼材(SUS304)を使用でき、外観性を向上できる。
【0041】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明は4輪車の油圧緩衝器にも適用できる。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、ダストカバーの取付け性、外観性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はフロントフォークの全体を示す断面図である。
【図2】図2は図1の要部拡大図である。
【図3】図3はダストカバーを示し、(A)は断面図、(B)は平面図、(C)は(A)のC部拡大図である。
【図4】図4はダストカバーの製造工程を示す模式図ある。
【図5】図5は従来のダストカバーを示し、(A)は半断面図、(B)は平面図である。
【符号の説明】
1、2 取付ブラケット
10 フロントフォーク(油圧緩衝器)
11 アウタチューブ(シリンダ部材)
12 インナチューブ(ロッド部材)
60 ダストカバー
60A パイプ素材
61 筒状部
62 フランジ部
62A、62B 壁部
62C 縮径部
64 開口部
65 ローラー
73 シート(支持手段)
Claims (2)
- シリンダ部材の内部に摺動自在に挿入されるロッド部材の外周にダストカバーを取付けるに際し、ダストカバーの筒状部の一端に設けたフランジ部を、ロッド部材の外周に設けた取付ブラケットと支持手段との間に挟持し、該筒状部の他端の開口部とシリンダ部材との間に環状の隙間を形成してなる油圧緩衝器のダストカバーの取付け構造において、
ダストカバーの金属製パイプ素材の筒状部になる部分の端部に連設する部分を内径側に縮径し、両側の壁部を含む環状の縮径部を形成し、
該ダストカバーの縮径部の両側の壁部をプレス加工により軸方向に圧着して折り重ねたフランジ部を筒状部の一端の内径側に連設して形成し、
該ダストカバーのフランジ部を前記取付ブラケットと前記支持部材との間に挟持することを特徴とする油圧緩衝器のダストカバーの取付け構造。 - シリンダ部材の内部に摺動自在に挿入されるロッド部材の外周に取付けられる油圧緩衝器のダストカバーの製造方法において、
ダストカバーの素材となる金属製パイプを用意し、
該金属製パイプ素材を回転し、該パイプ素材におけるダストカバーの筒状部になる部分の端部に連設する部分の外周にローラーを押し当て、該パイプ素材の筒状部になる部分の端部に連設する部分を内径側に縮径し、両側の壁部を含む環状の縮径部を形成し、
該縮径部の両側の壁部をプレス加工により軸方向に圧着して折り重ねたフランジ部を筒状部の一端の内径側に連設して形成することを特徴とする油圧緩衝器のダストカバーの製造方法。
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