JP3989058B2 - ダストカバー取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二輪車等のフロントフォークや、車両等に使用される緩衝器のダストカバー取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図14に示すように、自動二輪車のフロントフォークアッセンブリ100は、アンダブラケット101及びアッパブラケット(不図示)のそれぞれの両端部で一対のフロントフォーク102を保持し、これらのフロントフォーク102により前輪を回転自在に軸支し、更にアンダブラケット101及びアッパブラケットの中央部に配置されたステアリングシャフト103を車体フレームのヘッドパイプ(不図示)に枢支して、前輪を操舵できるようにしている。
【0003】
上記フロントフォーク102は、車体側チューブとしてのインナチューブ104が、車輪側チューブとしてのアウタチューブ105内に摺動自在に挿入されて構成され、インナチューブ104がアウタブラケット101及びアッパブラケットに保持される。上記インナチューブ104は、アッパダストカバー106とアンダダストカバー107とによって、その外周面が保護されている。
【0004】
アッパダストカバー106は、アンダブラケット101の上面にワッシャ108を介して、合成樹脂製の支持部材109を載置し、この支持部材109にて支持される。また、アンダダストカバー107は、図14〜図16に示すように、筒形状のカバー本体110の上部開口にフランジ111を固着して構成される。そして、このアンダダストカバー107は、フランジ111のボルト挿通孔112とアンダブラケット101のボルト挿通孔113とに取付ボルト114を挿通し、ナット115で締め付けてアンダブラケット101に固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来技術では、アンダダストカバー107が複数本、例えば 3本の取付ボルト114を用いてアンダブラケット101に固定されるため、アンダブラケット101及びアンダダストカバー107のフランジ111にそれぞれボルト挿通孔113、112を形成しなければならず、アンダブラケット101やアンダダストカバー107の形状が複雑化して加工が煩雑となり、然もアンダダストカバー107の取付作業も煩雑となってしまう。
【0006】
また、アンダダストカバー107が複数本の取付ボルト114を用いてアンダブラケット101に固定されるため、このアンダダストカバー107は、締付トルクの大きな取付ボルト114側へ片寄ってしまい、インナチューブ101に対し同心度が得られにくい。このため、アンダダストカバー107の軸線とインナチューブ104の軸線とが傾いて、アンダダストカバー107が図14のA方向に倒れる倒れ現象が発生して、アンダダストカバー107がアウタチューブ105の外周面に接触し、この外周面をこすって損傷を与える虞れがある。
【0007】
本発明の課題は、上述の事情を考慮してなされたものであり、簡単な構造でダストカバーを取り付けることができるとともに、ダストカバーの倒れ現象を確実に防止できるダストカバー取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、車体側チューブと車輪側チューブとが摺動自在に挿入されてフロントフォークが構成され、上記車体側チューブを車体側に取り付けるブラケットの下部に、上記車体側チューブの外周面を保護するダストカバーが取り付けられた上記フロントフォークのダストカバー取付構造において、上記車体側チューブの外周面であって上記ブラケットの下部に位置する部分に、ダストカバーの内周面が外周面に当接する環状の弾性体を挿通させるとともに、この車体側チューブの外周面に環状の支持部材が固定され、この支持部材にて上記弾性体を介し上記ダストカバーのフランジ部が係止され、このダストカバーは、そのフランジ部が、上記車体側チューブに挿入された上記ブラケットと上記支持部材との間に、上記弾性体の軸方向の圧縮変形の下で該弾性体とともに挟持固定され、その内周面が上記弾性体の外周面に弾接して、上記車体側チューブに対し同心状態で支持されたものである。
【0009】
請求項2に記載の発明は、シリンダ内をピストンを介してピストンロッドが挿入されて緩衝器が構成され、上記ピストンロッドの外周面に、上記ピストンロッドの外周面を保護するダストカバーが取り付けられた上記緩衝器のダストカバー取付構造において、上記ピストンロッドの上記シリンダ側と反対側の端部外周面に、ダストカバーの内周面が外周面に当接する環状の弾性体を挿通させるとともに、この端部外周面に環状の支持部材が取り付けられ、この支持部材にて上記弾性体を介し上記ダストカバーのフランジ部が係止され、このダストカバーは、そのフランジ部が、上記ピストンロッドに挿入された押圧部材と上記支持部材との間に、上記弾性体の軸方向の圧縮変形の下で該弾性体とともに挟持固定され、その内周面が、上記弾性体の外周面に弾接して上記ピストンロッドに対し同心状態で支持されたものである。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、環状の上記弾性体は、環状の支持部材とは別体に構成されたものである。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、環状の上記弾性体は、環状の支持部材と一体に構成されたものである。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4に記載の発明において、環状の上記支持部材と環状の上記弾性体との間に、上記支持部材の支持面よりも幅の大きなワッシャが介装されたものである。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5に記載の発明において、環状の上記弾性体はラバー、合成樹脂にて構成されたものである。
【0014】
請求項1〜6に記載の発明には、次の作用▲1▼〜▲3▼がある。
▲1▼ダストカバーのフランジ部が、ブラケットと支持部材との間に、弾性体の軸方向の圧縮変形の下で挟持固定されたことから、弾性体の圧縮変形に基づく反力の作用で、ダストカバーを車体側チューブ(又はピストンロッド)に確実に取り付けることができる。このため、ブラケット及びダストカバーに取付ボルト挿通用のボルト挿通孔を形成する必要がないので、ブラケット及びダストカバーの構造を簡素化できるとともに、ダストカバーの取付作業も容易化できる。
【0015】
▲2▼上記弾性体は、ブラケットと支持部材との間で軸方向に圧縮変形し、その結果径方向に拡径されて、その外周面がダストカバーの内周面に弾接し、ダストカバーを車体側チューブ(又はピストンロッド)に対し同心状態に支持できるので、ダストカバーの軸線が車体側チューブ(又はピストンロッド)の軸線に対し傾くダストカバーの倒れ現象の発生を確実に防止できる。この結果、ダストカバーが車体側チューブ(又はシリンダ)の外周面に摺接してこの外周面をこすり、損傷を与えることを防止できる。
【0016】
▲3▼ダストカバーが弾性体を介して車体側チューブ(又はピストンロッド)に支持されたことから、ダストカバー自体の振動、及び車体側チューブ(又はピストンロッド)からダストカバーへ伝達される振動を上記弾性体にて吸収できる。従って、特に、ダストカバーが車体側チューブ(又はピストンロッド)と同様に金属製であり、ダストカバーと車体側チューブ(又はピストンロッド)とが金属接触していない場合には、ダストカバーの振動音の発生を確実に防止できる。
【0017】
特に、請求項1に記載の発明には、次の作用▲4▼がある。
▲4▼ブラケットが車体側チューブに挿入される際に、支持部材との間で環状の弾性体を軸方向に圧縮変形させることから、上記ブラケットの挿入時に、このブラケットと車体側チューブとの間に軸方向の寸法誤差が存在していても、この誤差を上記弾性体の軸方向の圧縮変形にて吸収できる。この結果、ブラケットの、車体側チューブ上端からの挿入寸法を常に良好に確保できる。
【0018】
また、特に請求項5に記載の発明には、次の作用▲5▼がある。
▲5▼環状の弾性体が、環状の支持部材の支持面よりも大きな幅のワッシャにより支持されたことから、環状の弾性体の受圧面積を大きく設定できる。この結果、弾性体は、軸方向の圧縮変形により大きな反力を発生できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
[A] 第1の実施の形態
図1は、本発明に係るダストカバー取付構造の第1の実施の形態が適用されたフロントフォークアッセンブリについて、一部を破断して示す側面図である。図2は、図1のアンダブラケットの左半分を示す平面図である。図3は、図1の下部を拡大して示す半断面図である。図4は、図1の中央部を拡大して示す半断面図である。図5(A)は、図4のダストカバーを左半分を破断して示す側面図であり、図5(B)は、図5(A)のVB矢視図である。図6(A)は、図4のストッパを示す正面図であり、図6(B)は、図6(A)のVIB 矢視図である。図7は、図4のワッシャを示す断面図である。図8(A)は、図4のカバーシートを示す正面図であり、図8(B)は、図8(A)のVIIIB-VIIIB線に沿う断面図である。
【0020】
図1に示す自動二輪車の正立型フロントフォークアッセンブリ10は、フロントフォーク11のインナチューブ13を、アンダブラケット14及びアッパブラケット15のそれぞれ両端部にて保持し、フロントフォーク11のアウタチューブ12の軸受部16により図示しない前輪を回転自在に支持し、アンダブラケット14及びアッパブラケット15のそれぞれ中央部に配置されたステアリングシャフト17を車体フレームのヘッドパイプ(共に図示せず)に枢支して、前輪を操舵できるようにしたものである。
【0021】
上記フロントフォーク11は、車輪側チューブとしてのアウタチューブ12内に車体側チューブとしてのインナチューブ13が摺動自在に嵌挿されて伸縮可能に構成され、後述の懸架スプリング31及びダンパ装置32を内蔵する。
【0022】
上記アンダブラケット14は、前輪からの曲げ荷重や捩りトルク等をフロントフォークを介して支持する部材であり、高強度及び高剛性に構成される。このアンダブラケット14は、図2に示すように、センター孔18を形成するセンターボス19と、上記センター孔18の両側にフォーク孔20を形成する左右一対のフォークボス21とが、ブリッジ部22にて連結されたものである。
【0023】
ステアリングシャフト17は、図1に示すように、円筒形状に形成され、基端部にストッパ部23が膨出され、先端部に雄ねじ部24が刻設される。このステアリングシャフト17は、その先端部がアンダブラケット14の裏面側から上記センター孔18に挿入されて、基端部23がセンター孔18に圧入(常温嵌め)され、ストッパ部23にて図1の下方への抜け止めが果たされる。また、ステアリングシャフト17の先端部は、アッパブラケット15のセンター孔25に挿通され、雄ねじ24にナット26が螺合されて、ステアリングシャフト17がアンダブラケット14及びアッパブラケット15に組み付けられる。
【0024】
図2に示すように、アンダブラケット14における左右一対のフォークボス21には、アンダブラケット14の両端部位置にクランプ部27が形成され、このクランプ部27に雌ねじ部28が刻設される。フォーク孔20にフロントフォーク11のインナチューブ13を挿入し、雌ねじ部28に締付ボルト29を螺合してフォーク孔20を縮径し、フォークボス21にてインナチューブ13を挟持して保持する。このインナチューブ13は、アッパブラケット15のフォーク孔30にも挿入され、締付ボルト(不図示)によりアッパブラケット15に挟持され保持される。
【0025】
図1に示す前述のフロントフォーク11は、アウタチューブ12内にインナチューブ13が摺動自在に配設され、アウタチューブ12に立設された中空パイプ33と上記インナチューブ13との間に懸架スプリング31が介装されるとともに、アウタチューブ12及びインナチューブ13内にオイル34が充填して構成される。
【0026】
アウタチューブ12の上端部内周及びインナチューブ13の下端部外周にガイドブッシュがそれぞれ固着される。これらのガイドブッシュ35を介して、アウタチューブ12及びインナチューブ13が摺動自在に構成される。
【0027】
懸架スプリング31の下端は、中空パイプ33の拡径部36(後述)に当接してアウタチューブ12に支持される。また、前記懸架スプリング31の上端はスプリングシート37を介し、インナチューブ13の上端内周に螺合されたフォークボルト38を経て、インナチューブ13に支持される。この懸架スプリング31により、路面からの衝撃が吸収される。
【0028】
また、前記ダンパ装置32は次のように構成される。つまり、図3に示すように、上記中空パイプ33の下端部は、後述のオイルロックピース39を介し、取付ボルト40によってアウタチュ−ブ12内に固着される。この固着状態で、中空パイプ33はアウタチューブ12内に完全に収納され、更に、インナチューブ13にも収容可能に配置される。この中空パイプ33の先端には拡径部36が形成され、この拡径部36の外周がピストンリング41を介して、インナチューブ13の内周面に摺動自在とされる。
【0029】
更に、インナチューブ13の下端(先端)内周にオイルロックカラー42が固着され、このオイルロックカラー42の斜面部43と中空パイプ33との間にチェックバルブ44が配設される。このチェックバルブ44は、オイルロックカラー42の斜面部43へばね付勢されている。これらのオイルロックカラー42とチェックバルブ44によりピストン45が構成される。従って、フロントフォーク11内は、中空パイプ33の外周面とアウタチューブ12及びインナチューブ13の内周面との間で、中空パイプ33の拡径部36とピストン45に囲まれてピストン上室46が、ピストン45の下方にピストン下室47がそれぞれ画成される。
【0030】
また、中空パイプ33の内部は、インナチュ−ブ12の内部と連通して、中空パイプ内油室としてのリザーバ室48が構成される。中空パイプ33には、ピストン下室47とリザーバ室48とを連通する連通孔49が形成される。更に、中空パイプ33には、図3にも示すように、オリフィス50が形成される。
【0031】
上述のように構成されたダンパ装置32によれば、フロントフォーク11の圧縮過程では、ピストン下室47内のオイル34がチェックバルブ44を開操作してピストン上室46内へ流れるとともに、インナチューブ13がアウタチューブ12内へ侵入した侵入体積相当分のオイル34が、連通孔49を経てリザーバ室48へ流れる。オイル34が連通孔49を流れる間に、圧側の減衰力が発生する。
【0032】
フロントフォーク11の伸長時には、ピストン上室46内のオイル34が、チェックバルブ44をオイルロックカラー42の斜面部43へ押し付けるように作用し、オリフィス50を介してリザーバ室48内へ流れ、又はチェックバルブ44の内周面と中空パイプ33の外周面との隙間51を通してピストン下室47内へ流れる。更に、この伸長時には、リザーバ室48からピストン下室47内へ連通孔49を経てオイル34が流れて、ピストン下室47の負圧が解消される。オイル34がオリフィス50或いは上記チェックバルブ44と中空パイプ33との隙間51を流れる間に、伸側の減衰力が発生する。ダンパ装置32による上述の圧側及び伸側の減衰力によって、フロントフォーク11の伸縮運動が抑制される。
【0033】
尚、図3に示す符号52はストッパカラーであり、符号53はリバウンドスプリングであり、符号54はオイルロックバルブである。ストッパカラー52は、フロントフォーク11の圧縮時にチェックバルブ44を制止させる。また、フロントフォーク11の最圧縮時に、オイルロックバルブ54とオイルロックピース39との間にオイルロック油室(図示せず)が形成されるが、上記オイルロックバルブ54は、フロントフォーク11が伸長過程へ戻る際に開操作されて、オイルロック油室へオイル34を積極的に導き、オイルロック油室の負圧を解消する。また、図1に示す符号55はオイルシール、符号56はダストシールである。
さて、図1及び図4に示すように、フロントフォーク11のインナチューブ13を車体側に取り付けるアンダブラケット14の下部には、このインナチューブ13の外周面を泥や塵埃から保護するダストカバー60が取り付けられている。このダストカバー60は、支持部材としてのストッパ61と、弾性体としてのカバーシート62と、上記アンダブラケット14とによりフロントフォーク11に取り付けられる。
【0034】
つまり、ダストカバー60は鋼材にて構成され、図5に示すように、カバー本体63の上部開口部にフランジ64を固着して構成される。このフランジ64には、インナチューブ13を遊嵌状態で挿通する開口65が形成されて、インナチューブ13との間に隙間を形成可能とする。また、カバー本体63の軸方向長さは、ダストカバー60がアンダブラケット14の下部に取り付けられたときに、カバー本体63の下端部がアウタチューブ12の上端部に重なる長さに設定される。
【0035】
上記ストッパ61は、図6に示すように、径方向にすり割り66を有する略環形状に構成され、すり割り66の両側に、雌ねじ部67を備えたクランプ部68、ボルト挿通孔67Aを備えたクランプ部68が形成される。ストッパ61の内周孔69にフロントフォーク11のインナチューブ13を挿入し、雌ねじ部67に締付ボルト70(図4)を螺合してストッパ61の内周孔69を縮径することにより、ストッパ61がフロントフォーク11のインナチューブ13の外周面に固定される。
【0036】
また、ストッパ61の外周面の複数箇所には、ストッパ61を薄肉化するカット部71が形成されて、締付ボルト70によるストッパ61のインナチューブ13に対する締付力を良好に確保している。
【0037】
更に、図4に示すように、インナチューブ13に固定されたストッパ61の支持面61A(アンダブラケット14側の面)には、この支持面61よりも大きな幅を備えた環形状のワッシャ73(図7)が設置されて、カバーシート62に対する受圧面積が良好に確保される。
【0038】
上記カバーシート62は、図8に示すように環形状に形成され、内周孔74にフロントフォーク11のインナチューブ13が挿通される。また、カバーシート62の外周面75は、ダストカバー60のフランジ64の内周面76と略同一径に形成される。更に、カバーシート62の両端面(表面及び裏面)には、周方向の複数箇所に膨出部77(図8)が形成される。これらの膨出部77が、ダストカバー60の取付時に、ワッシャ73及びダストカバー60のフランジ64の天面部78に接触する。
【0039】
また、カバーシート62は、ラバー(例えば硬度50度)や合成樹脂にて構成され、ワッシャ73やダストカバー60のフランジ64とは別体に構成されている。
【0040】
上述のダストカバー60の取り付けは、図4に示すように、まずストッパ61を、締付ボルト70を用いてフロントフォーク11におけるインナチューブ13の所定位置に固定する。次に、ストッパ61の支持面61Aにワッシャ73を載置させ、このワッシャ73上にカバーシート62を載置する。その後、ワッシャ73及びカバーシート62を介して、ストッパ61によりダストカバー60のフランジ64を係止する。この状態で、インナチューブ13の上端側からアンダブラケット14を挿入し、アンダブラケット14の挿入寸法(つまり、アンダブラケット14の上面とインナチューブ13の上端との距離)L(図1)とが確保された位置で、アンダブラケット14のクランプ部27の雌ねじ部28に締付ボルト29を締め付けて、アンダブラケット14をインナチューブ13に固定する。
【0041】
ダストカバー60は、上述のようにアンダブラケット14をインナチューブ13に固定した状態で、フランジ64が、アンダブラケット14とストッパ61との間に、カバーシート62の軸方向の圧縮変形の状態下で挟持固定されるとともに、フランジ64の内周面76がカバーシート62の外周面75に弾性的に接触して、インナチューブ13に対し同心状に支持される。
【0042】
従って、上記実施の形態によれば、次の効果▲1▼〜▲5▼を奏する。
▲1▼ダストカバー60のフランジ64の天面部78が、アンダブラケット14とストッパ61との間に、カバーシート62の軸方向の圧縮変形下で挟持固定されたことから、カバーシート62の圧縮変形に基づく反力の作用で、ダストカバー60をフロントフォーク11のインナチューブ13に確実に取り付けることができる。このため、アンダブラケット14及びダストカバー60に、従来技術のような取付ボルト挿通用のボルト挿通孔を形成する必要がないので、アンダブラケット14及びダストカバー60の構造を簡素化できるとともに、ダストカバー60の取付がアンダブラケット14のインナチューブ13への取付と同時に実施できるので、ダストカバー60の取付作業も容易化できる。
【0043】
▲2▼上記カバーシート62は、アンダブラケット14とストッパ61との間に軸方向に圧縮変形し、その結果径方向に拡径されて、その外周面75がダストカバー60のフランジ64の内周面76に弾性的に接触し、ダストカバー60をインナチューブ13に対し同心状態に支持できるので、ダストカバー60の軸線がインナチューブ13の軸線に対し傾くダストカバー60の倒れ現象の発生を確実に防止できる。この結果、ダストカバー60がアウタチューブ12の外周面に摺接して、この外周面をこすり、この外周面に損傷を与えることを防止できる。
【0044】
▲3▼ダストカバー60がカバーシート62を介してインナチューブ13に支持されたことから、ダストカバー60自体の振動、及びインナチューブ13からダストカバー60へ伝達される振動をカバーシート62にて吸収できる。しかも、ダストカバー60がインナチューブ13と同様に金属製であっても、ダストカバー60とインナチューブ13とが金属接触していないため、ダストカバー60の振動音の発生を確実に防止できる。
【0045】
▲4▼アンダブラケット14がインナチューブ13に挿入される際に、ストッパ61との間で環状のカバーシート62を軸方向に圧縮変形させることから、上記アンダブラケット14の挿入時に、このアンダブラケット14とインナチューブ13との間に軸方向の寸法誤差が存在していても、この誤差を上記カバーシート62の軸方向の圧縮変形にて吸収できる。この結果、アンダブラケット14の、インナチューブ13上端からの挿入寸法を常に良好に確保できる。
【0046】
▲5▼環状のカバーシート62が、環状のストッパ61の支持面61Aよりも大きな幅のワッシャ73により支持されたことから、環状のカバーシート62の受圧面積を大きく設定できる。この結果、カバーシート62は、軸方向の圧縮変形により大きな反力を発生でき、ダストカバー60の取付を確実化できる。
【0047】
尚、図4に示す符号79は樹脂製のCリングであり、ダストカバー60がインナチューブ13に対し万一倒れ現象が生じた場合にも、ダストカバー60のカバー本体62に当接して、このカバー本体62がアウタチューブ12の外周面に接触し、この外周面に損傷を与えることを防止するものである。
【0048】
[B] 第2の実施の形態
図9は、本発明に係るダストカバー取付構造の第2の実施の形態が適用された油圧緩衝器について、一部を破断して示す部分側面図である。図10は、図9の一部を拡大して示す断面図である。
【0049】
図9に示すように、自動四輪車或いは自動二輪車に使用される車両用油圧緩衝器80では、シリンダ81内に作動油が充填されるとともに、不図示のピストンが摺動自在に配設され、このピストンに減衰力を発生する減衰機構が設置されている。ピストンには、ピストンロッド82の一端が結合され、このピストンロッド82の他端側がシリンダ81外部へ延出される。このピストンロッド82と上記シリンダ81との間に懸架ばね83が介装され、油圧緩衝器80は車体側と車軸側に配設される。懸架ばね83により路面からの衝撃が吸収され、上記油圧緩衝器80の減衰機構により車体の振動が制振される。
【0050】
この油圧緩衝器80は、シリンダ81の閉塞端部に不図示の車軸ブラケットが固着され、この車軸ブラケットを介して車軸を支持する。また、ピストンロッド82の上端部、つまりシリンダ81側と反対側の端部が次に述べるように車体(不図示)に支持される。
【0051】
つまり、ピストンロッド82の上端部には、ジョイントカラー91にて受座84及び85が位置決めされ、これらの受座84、85間にマウントラバー86A、86Bが配設される。ここで、受座84は、押圧部材として機能し、後述の如くストッパ92、カバーシート93、及びダストカバー94にて位置決めされている。上記マウントラバー86A、86B間に車体取付ブラケット87が挟持された状態で、上記ピストンロッド82の上端部に取付ナット88が螺装され、ピストンロッド82の上端部は車体取付ブラケット87に弾性的に取付けられる。この車体取付ブラケット87が、車体取付ブラケット87に設置された取付ボルト89を用いて、車体の車体プレート(不図示)に取付けられて、油圧緩衝器80におけるピストンロッド82の上端部は、マウントラバー86A及び86B並びに車体取付ブラケット87を介し車体に弾性支持される。
【0052】
また、前記懸架ばね83は、車体取付ブラケット87に支持されたスプリングシートマウントラバー90と、シリンダ81の外周に固着されたスプリングシート(不図示)との間に介装される。この懸架ばね83は取付状態で、初期ばね荷重が一定となるように保持される。
【0053】
さて、ピストンロッド82の上端部には、図10に示すように段差部82Aが形成され、この段差部82Aに、支持部材としての環形状のストッパ92が係止される。このストッパ92に、弾性体としての環形状のカバーシート93が載置され、このカバーシート93にダストカバー94のフランジ95が係止されている。
【0054】
ここで、カバーシート93はキャップ形状をなし、天面部93Aがストッパ92とダストカバー94のフランジ95に当接し、側壁部93Bの内周面96がストッパ92に接し、側壁部93Bの外周面97がダストカバー94のカバー本体98の内周面99に当接している。
【0055】
この実施の形態でも、カバーシート93はストッパ92及びダストカバー94とは別体に構成されている。また、この実施の形態でも、ダストカバー94のフランジ95は、ピストン82に対し隙間を有して、ピストン82に遊嵌状態で装入されている。更に、このダストカバー94も、鋼材にて構成されている。
【0056】
取付ナット88の締付けにより、受座85及びジョイントカラー91を介して受座84がストッパ92側へ移動し、ダストカバー94のフランジ95は、受座84とストッパ92との間で、カバーシート93の軸方向の圧縮変形の状態下で挟持される。また、上述のカバーシート93の軸方向の圧縮変形により、このカバーシート93が径方向に拡径して、ダストカバー94のカバー本体98の内周面99は、カバーシート93の外周面97に弾接し、ダストカバー94は、ピストン82に対し同心状態に支持される。
【0057】
従って、この第2の実施の形態においても、前記第1の実施の形態と同様な次の効果▲6▼〜▲9▼を奏する。
▲6▼ダストカバー94のフランジ95は、受座84とストッパ92との間に、カバーシート93の軸方向の圧縮変形下で挟持固定されたことから、カバーシート93の圧縮変形に基づく反力の作用で、ダストカバー94を油圧緩衝器80のピストンロッド82に確実に取り付けることができる。このため、受座84及びダストカバー94に、従来技術のような取付ボルト挿通用のボルト挿通孔を形成する必要がないので、受座84及びダストカバー94の構造を簡素化できるとともに、ダストカバー94の取付が、マウントラバー86A、86B及び車体取付ブラケット87のピストン82への取付と同時に実施できるので、ダストカバー94の取付作業も容易化できる。
【0058】
▲7▼カバーシート93は、受座84とストッパ92との間で軸方向に圧縮変形し、その結果径方向に拡径されて、その外周面97がダストカバー94の内周面99に弾性的に接触し、ダストカバー94をピストンロッド82に対し同心状態に支持できるので、ダストカバー94の軸線がピストンロッド84の軸線に対し傾くダストカバー94の倒れ現象の発生を確実に防止できる。この結果、ダストカバー94が油圧緩衝器80のシリンダ81の外周面に摺接して、この外周面をこすり、損傷を与えることを防止できる。
【0059】
▲8▼ダストカバー94がカバーシート93を介してピストンロッド82に支持されたことから、ダストカバー94自体の振動、及びピストンロッド82からダストカバー94へ伝達される振動をカバーシート93にて吸収できる。然も、ダストカバー94がピストンロッド82と同様に金属製であっても、ダストカバー94とピストンロッド82とが隙間を有して金属接触していないので、ダストカバー94の振動音の発生を確実に防止できる。
【0060】
▲9▼環状のストッパ92の支持面が、カバーシート93の天面部93Aに対し受圧面積を大きく設定しているので、カバーシート92は、軸方向の圧縮変形により大きな反力を発生でき、ダストカバー94を確実に支持できる。
【0061】
[C] 第3、第4、第5の実施の形態
図11は本発明に係るダストカバー取付構造の第3の実施の形態が適用されたフロントフォークについて、一部を破断して示す側面図である。図12は、本発明に係るダストカバー取付構造の第4の実施の形態が適用されたフロントフォークについて、一部を破断して示す側面図である。図13は、本発明に係るダストカバー取付構造の第5の実施の形態が適用されたフロントフォークについて、一部を破断して示す側面図である。これらの第3〜第5の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0062】
図11に示す第3の実施の形態では、略環形状のストッパ120が締付ボルト121にてインナチューブ13の所定位置に固定され、このストッパ120にバランススプリング122及びダストカバー60を係止させたものである。そして、アンダブラケット14がインナチューブ13の所定位置に挿入されたときにバランススプリング122が圧縮変形し、ダストカバー60は、そのフランジ64がバランススプリング122の軸方向の圧縮変形の状態下で、このバランススプリング122を介して、ストッパ120とアンダブラケット14との間に挟持固定される。
【0063】
図12に示す第4の実施の形態では、上記第3の実施の形態のバランスプリング122を、クッションゴム等の弾性体123にて代替したものであり、ダストカバー60はそのフランジ64が、弾性体123の軸方向の圧縮変形の状態下で、この弾性体123を介して、ストッパ120とアンダブラケット14との間に挟持固定される。
【0064】
図13に示す第5の実施の形態では、略環形状のバンド部材125を用い、このバンド部材125をビス126等で締め付けることにより、クッションゴム等の弾性体124がインナチューブ12に固定され、この弾性体124にダストカバー60を係止させたものである。そして、インナチューブ13の所定位置にアンダブラケット14を挿入することにより、弾性体124を軸方向に圧縮変形して、アンダブラケット14と弾性体124との間にダストカバー60のフランジ64を挟持固定したものである。
【0065】
これらの第3〜第5の実施の形態においても、ダストカバー60のフランジ64がバランススプリング122、弾性体123、124の軸方向の圧縮変形に基づく反力により支持されることから、簡単な構造でダストカバー60を確実に支持できる。
【0066】
尚、上記第1〜第5の実施の形態においては、ダストカバー60、94は鋼材等の金属製のものを述べたが、樹脂製であっても良い。
【0067】
また、第1、第3、第4、第5の実施の形態では、ダストカバー60が図14に示すアンダダストカバーの場合を述べたが、上述の各実施の形態に、図14に示すアッパダストカバーを設置しても良い。また、これらの実施の形態では、正立型フロントフォークの場合を述べたが、アウタチューブが車体側チューブとなり、インナチューブが車輪側チューブとなる倒立型フロントフォークに適用することもできる。
【0068】
更に、第1の実施の形態では、カバーシート62がワッシャ73、ストッパ61、ダストカバー60とは別体のものを述べたが、このカバーシート62が焼付け等によりワッシャ73と一体化されていても良い。更に、第2の実施の形態において、カバーシート93はストッパ92、ダストカバー94とは別体のものを述べたが、焼付け等によりストッパ94に一体化されていても良い。
【0069】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るダストカバー取付構造によれば、簡単な構造でダストカバーを取り付ることができるとともに、ダストカバーの倒れ現象を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るダストカバー取付構造の第1の実施の形態が適用されたフロントフォークアッセンブリについて、一部を破断して示す側面図である。
【図2】図2は、図1のアンダブラケットの左半分を示す平面図である。
【図3】図3は、図1の下部を拡大して示す半断面図である。
【図4】図4は、図1の中央部を拡大して示す半断面図である。
【図5】図5(A)は、図4のダストカバーを左半分を破断して示す側面図であり、図5(B)は、図5(A)のVB矢視図である。
【図6】図6(A)は、図4のストッパを示す正面図であり、図6(B)は、図6(A)のVIB 矢視図である。
【図7】図7は、図4のワッシャを示す断面図である。
【図8】図8(A)は、図4のカバーシートを示す正面図であり、図8(B)は、図8(A)のVIIIB-VIIIB線に沿う断面図である。
【図9】図9は、本発明に係るダストカバー取付構造の第2の実施の形態が適用された油圧緩衝器について、一部を破断して示す部分側面図である。
【図10】図10は、図9の一部を拡大して示す断面図である。
【図11】図11は本発明に係るダストカバー取付構造の第3の実施の形態が適用されたフロントフォークについて、一部を破断して示す側面図である。
【図12】図12は、本発明に係るダストカバー取付構造の第4の実施の形態が適用されたフロントフォークについて、一部を破断して示す側面図である。
【図13】図13は、本発明に係るダストカバー取付構造の第5の実施の形態が適用されたフロントフォークについて、一部を破断して示す側面図である。
【図14】図14は、従来のフロントフォークアッセンブリについて、一部を破断して示す側面図である。
【図15】図15は、一部を破断して示す図14のXV矢視図である。
【図16】図16は、図15のXVI 矢視図である。
【符号の説明】
11 フロントフォーク
12 アウタチューブ(車輪側チューブ)
13 インナチューブ(車体側チューブ)
14 アンダブラケット(ブラケット)
60 ダストカバー
61 ストッパ(支持部材)
61A 支持面
62 カバーシート(弾性体)
64 ダストカバーのフランジ(フランジ部)
75 カバーシートの外周面
76 ダストカバーの内周面
80 油圧緩衝器
81 シリンダ
82 ピストンロッド
82A 段差部
84 受座(押圧部材)
92 ストッパ(支持部材)
93 カバーシート(弾性体)
94 ダストカバー
95 ダストカバーのフランジ(フランジ部)
97 カバーシートの外周面
99 ダストカバーの内周面

Claims (6)

  1. 車体側チューブと車輪側チューブとが摺動自在に挿入されてフロントフォークが構成され、上記車体側チューブを車体側に取り付けるブラケットの下部に、上記車体側チューブの外周面を保護するダストカバーが取り付けられた上記フロントフォークのダストカバー取付構造において、
    上記車体側チューブの外周面であって上記ブラケットの下部に位置する部分に、ダストカバーの内周面が外周面に当接する環状の弾性体を挿通させるとともに、この車体側チューブの外周面に環状の支持部材が固定され、
    この支持部材にて上記弾性体を介し上記ダストカバーのフランジ部が係止され、
    このダストカバーは、そのフランジ部が、上記車体側チューブに挿入された上記ブラケットと上記支持部材との間に、上記弾性体の軸方向の圧縮変形の下で該弾性体とともに挟持固定され、その内周面が上記弾性体の外周面に弾接して、上記車体側チューブに対し同心状態で支持されたことを特徴とするダストカバー取付構造。
  2. シリンダ内をピストンを介してピストンロッドが挿入されて緩衝器が構成され、上記ピストンロッドの外周面に、上記ピストンロッドの外周面を保護するダストカバーが取り付けられた上記緩衝器のダストカバー取付構造において、
    上記ピストンロッドの上記シリンダ側と反対側の端部外周面に、ダストカバーの内周面が外周面に当接する環状の弾性体を挿通させるとともに、この端部外周面に環状の支持部材が取り付けられ、
    この支持部材にて上記弾性体を介し上記ダストカバーのフランジ部が係止され、
    このダストカバーは、そのフランジ部が、上記ピストンロッドに挿入された押圧部材と上記支持部材との間に、上記弾性体の軸方向の圧縮変形の下で該弾性体とともに挟持固定され、その内周面が、上記弾性体の外周面に弾接して上記ピストンロッドに対し同心状態で支持されたことを特徴とするダストカバー取付構造。
  3. 環状の上記弾性体は、環状の支持部材とは別体に構成された請求項1又は2に記載のダストカバー取付構造。
  4. 環状の上記弾性体は、環状の支持部材と一体に構成された請求項1又は2に記載のダストカバー取付構造。
  5. 環状の上記支持部材と環状の上記弾性体との間に、上記支持部材の支持面よりも幅の大きなワッシャが介装された請求項1〜4に記載のダストカバー取付構造。
  6. 環状の上記弾性体はラバー、合成樹脂にて構成された請求項1〜5に記載のダストカバー取付構造。
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