JP2002124457A - 温度測定装置及び温度測定方法 - Google Patents

温度測定装置及び温度測定方法

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JP2002124457A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱処理装置で行われるウェハ面内の温度測
定を自動化する。 【解決手段】 面内温度を検出できる温度測定用ウェハ
Sと,その検出データを無線通信によって送信可能な送
信装置13とをケーブル14で接続し,一体化する。こ
の一体化された温度測定装置10を搬送アーム25に載
置可能とし,加熱処理装置1への搬送出を搬送アーム2
5によって行えるようにする。このとき,搬送アーム2
5の搬送時の移動に伴って,前記送信装置13が加熱処
理装置1の外壁の着脱位置Pに対して着脱されるように
構成する。かかる構成により,温度測定装置10全体の
加熱処理装置1への搬送出が自動化され,温度測定用ウ
ェハS面内の温度測定が自動化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,基板の温度測定装
置及び温度測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造におけるフォトリ
ソグラフィー工程においては,半導体ウエハ(以下,
「ウエハ」)の表面にレジスト液を塗布した後の加熱処
理(プリベーキング)や,パターンの露光を行った後の
加熱処理(ポストエクスポージャーベーキング),各加
熱処理後に行われる冷却処理等の種々の熱処理が,例え
ばウェハを所定温度に維持された熱板上に載置すること
により行われている。この場合,歩留まりの向上のため
に,前記熱処理によるウェハの面内温度は,なるべく均
一にさせる必要がある。
【0003】従って,熱板上に載置されるウェハの温度
分布を事前に測定して熱板上での温度特性を把握し,そ
の結果に基づいて適宜補正して,熱板上のウェハを均一
に加熱することが重要である。
【0004】そして,従来そのような熱板上のウェハの
温度分布を測定するにあたり,例えば図22に示したよ
うな温度測定装置100を用いて,実際のウェハの処理
前にウェハの温度分布を把握し,ウェハの温度分布を修
正するようにしていた。この温度測定装置100は,主
に,実際のウェハと同じ材質で同じ形状の温度測定用ウ
ェハKと,その温度測定用ウェハKに分散されて設けら
れた温度検出用の温度センサ101と,温度測定用ウェ
ハKとの間を有線であるケーブル102で接続された測
定器103とで構成されており,熱板上に載置された温
度測定用ウェハKの面内温度を温度センサ101が検出
し,そのデータに基づいて測定器103において温度測
定が行われるようになっていた。
【0005】そして,温度測定用ウェハKを熱処理装置
内の熱せられた熱板上に載置したり,取り除いたり,熱
処理装置間で温度測定用ウェハKを搬送する作業等は,
作業員の手作業によって行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,このよ
うに作業員によって温度測定用ウェハの搬送を行うと,
ケーブルを切断しないように気を付けながら,各装置間
の狭い場所を運搬する必要があるため,作業効率が悪く
なる。また,例えば加熱用の熱板で温度測定が行われた
際には,温度測定用ウェハが高温に熱せされており,作
業員が温度測定用ウェハを運搬することは,安全性の面
からも好ましくない。さらに,作業員が過って温度測定
用ウェハを落としたりして,高額の温度測定用ウェハを
破損させる危険性も否定できない。
【0007】本発明は,かかる点に鑑みてなされたもの
であり,今まで作業員が行っていた作業をできる限り自
動化し,上述した弊害を回避する温度測定装置とその温
度測定装置を用いた温度測定方法を提供することをその
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に,請求項1の温度測定装置は,基板を載置して加熱処
理又は冷却処理する熱板を備えた熱処理装置内において
基板の面内温度を測定するために用いる温度測定装置で
あって,基板温度を模擬的に測定するための温度測定用
基板と,その温度測定用基板面に設けられた,前記温度
測定用基板の温度を検出する温度センサと,前記温度セ
ンサの検出データを無線通信により送信する送信装置
と,前記送信装置と前記温度測定用基板とを接続する所
定長さのケーブルとを有し,前記送信装置は,前記温度
測定用基板を前記熱処理装置内に搬入出可能とする搬送
アームの所定の位置に載置可能であり,前記搬送アーム
の移動に伴って,前記送信装置が前記熱処理装置の内側
の一部に対して着脱自在となるように構成されているこ
とを特徴としている。
【0009】この請求項1の発明によれば,本格的な基
板処理が開始される前の基板の面内温度を測定するにあ
たり,温度測定用基板を搬送アームに保持させ,送信装
置を搬送アームの前記所定位置に載置することができ
る。そして,搬送アームが移動して,温度測定用基板を
熱処理装置内の熱板上に載置し,この際に搬送アーム
が,例えば3次元的に移動することによって,送信装置
を熱処理装置の内側の一部に装着することができる。さ
らに,温度センサによって温度測定用基板の温度を検出
し,その検出されたデータを送信装置から無線で,例え
ば温度測定が行われる測定器に送信することができる。
また,温度測定が終了すると,搬送アームが温度測定用
基板を熱処理装置内から搬出すると共に,送信装置を前
記熱処理装置内の前記一部から取り外し,搬送アーム上
に載置することができる。このように,温度測定用基板
と送信装置の熱処理装置内への搬入出を搬送アームを用
いて行い,温度測定用基板の温度の検出データを無線で
送ることによって,温度測定用基板の温度測定を自動で
行うことができる。従って,従来のように作業員が狭い
空間をケーブル破断しないように気を付けながら温度測
定用基板を搬送することが無くなり,作業効率が向上す
る。また,高温の温度測定用基板を作業員が搬送するこ
とが無くなるため,作業の安全性が確保される。さら
に,温度測定用基板の破損の可能性も著しく低下する。
また,温度測定装置が搬送アームに保持されているた
め,一の熱処理装置の温度測定が終了した後にそのまま
作業員が介在することなく次の熱処理装置での温度測定
を行うことができるため,温度測定装置の運搬が自動化
され,作業効率が向上される。なお,温度センサは,単
数でも複数でもよく,複数の場合には,その配置は,分
散されている方が好ましい。
【0010】請求項2の発明によれば,基板を載置して
加熱処理又は冷却処理する熱板を備えた熱処理装置内に
おいて基板の面内温度を測定するために用いる温度測定
装置であって,基板温度を模擬的に測定するための温度
測定用基板と,その温度測定用基板面に設けられた,前
記温度測定用基板の温度を検出する温度センサと,前記
温度センサの検出データを無線通信により送信する送信
装置と,前記送信装置と前記温度測定用基板とを接続す
る所定長さのケーブルとを有し,前記送信装置は,前記
温度測定用基板を前記熱処理装置内に搬入出可能とする
搬送アームの所定の位置に載置可能であり,前記搬送ア
ームの移動に伴って,前記送信装置が前記熱処理装置の
外側の一部に対して着脱自在となるように構成されてい
ることを特徴とする温度測定装置が提供される。
【0011】請求項2の発明は,請求項1において送信
装置を熱処理装置の外側の一部に着脱自在にしたもので
あり,請求項1と同様に,作業員が温度測定用基板を熱
処理装置内に搬送する必要が無くなるため,作業効率が
向上され,また作業の安全性も向上される。さらに,送
信装置を熱処理装置の外側に装着するようにしたため,
請求項1に比べて熱板の熱によって送信装置が悪影響を
受けることが抑制される。
【0012】請求項3の発明によれば,基板を載置して
加熱処理又は冷却処理する熱板を備えた熱処理装置内に
おいて基板の面内温度を測定するために用いる温度測定
装置であって,基板温度を模擬的に測定するための温度
測定用基板と,その温度測定用基板面に設けられた,前
記温度測定用基板の温度を検出する温度センサと,前記
温度センサの検出データを無線通信により送信する送信
装置と,前記送信装置と前記温度測定用基板とを接続す
る所定長さのケーブルとを有し,前記送信装置は,前記
温度測定用基板を前記熱処理装置内に搬入出可能とする
搬送手段の所定の位置に設けられていることを特徴とす
る温度測定装置が提供される。
【0013】請求項1や請求項2では,温度測定用基板
の温度を測定する際には,送信装置を熱処理装置の一部
に装着するようにしたが,請求項3の発明では,送信装
置を搬送手段の所定位置に固定して設けるようにする。
このような場合においても,請求項1又は請求項2と同
様にして,従来作業員が行っていた温度測定用基板の熱
処理装置への搬入出が自動で行われ,作業効率の向上等
が図られる。さらに,送信装置を熱処理装置に接触しな
いように設けることで,熱処理装置の熱による送信装置
への悪影響をより効果的に防止できる。なお,搬送手段
の所定の位置は,搬送手段の搬送アームの一部でもよい
し,搬送アームに取り付けられた部材の一部であっても
よい。
【0014】かかる請求項1又は請求項2の発明におい
て,前記送信装置と前記熱処理装置の前記一部とが,請
求項4のように係止により着脱自在に構成されていても
よいし,請求項5のように磁力により着脱自在に構成さ
れていてもよいし,請求項6のように吸引力により着脱
自在に構成されていてもよい。このように,係止等によ
り確実に送信装置を装着することにより,送信装置の落
下が防止され,前記着脱プロセスを好適に行うことがで
きる。
【0015】上述した請求項1〜6の各温度測定装置に
おいて,請求項7のように前記送信装置に,前記ケーブ
ルの長さを調節するための調節手段を設けるようにして
もよい。このように,前記ケーブルの長さを調節できる
ようにすることにより,ケーブルが垂れて熱板に接触し
たり,ケーブルに過度のテンションが懸かることが防止
される。
【0016】また,かかる請求項7の発明において,請
求項8のように前記調節手段が,前記ケーブルを巻き取
るためのモータを有するようにしてもよく,このように
することにより請求項7のケーブルの長さ調節が好適に
行われる。
【0017】請求項9の発明によれば,基板を載置して
加熱処理する加熱用の熱板と基板を載置して冷却処理す
る冷却用の熱板とを有する熱処理装置内において,基板
の面内温度を測定するために用いる温度測定装置であっ
て,基板温度を模擬的に測定するための温度測定用基板
と,その温度測定用基板面に設けられた,前記温度測定
用基板の温度を検出する温度センサと,前記温度センサ
の検出データを無線通信により送信する送信装置と,前
記送信装置と前記温度測定用基板とを接続する所定長さ
のケーブルとを有し,前記温度測定用基板は,前記冷却
用の熱板と前記加熱用の熱板との間を移動自在に構成さ
れており,前記温度測定用基板及び前記搬送装置を前記
熱処理装置内に搬入出可能とする搬送手段は,上下方向
に配置された少なくとも2本の搬送アームを有し,これ
らの搬送アームは,少なくとも前記熱処理装置内の冷却
用の熱板上に移動可能であり,前記送信装置は,前記搬
送アームのうちの一の搬送アームに保持可能に構成され
ており,前記温度測定用基板は,前記搬送アームのうち
の前記一の搬送アームより下側に位置する他の搬送アー
ムに保持可能に構成されていることを特徴とする温度測
定装置が提供される。
【0018】請求項9によれば,熱処理装置が冷却用の
熱板と加熱用の熱板を有する熱処理装置において加熱用
の熱板に載置される基板の面内温度を測定するにあた
り,温度測定用基板を前記他の搬送アームに保持させ,
送信装置を前記一の搬送アームに保持させることができ
る。そして,前記2本の搬送アームによって,前記温度
測定用基板と送信装置を冷却用の熱板上に移動させるこ
とができる。また,上側に位置する一の搬送アームをそ
のままの状態にしたまま,例えば下側に位置する他の搬
送アームによって,温度測定用基板を一旦冷却用基板上
に載置することができる。そして,例えば冷却用熱板と
加熱用熱板間の基板の搬送を行う搬送装置によって,加
熱用の熱板上に前記温度測定用基板を載置することがで
きる。その後,温度センサによって温度測定用基板の温
度を検出し,その検出されたデータを送信装置から無線
で,例えば温度測定が行われる測定器に送信することが
できる。また,温度測定が終了すると,温度測定用基板
が冷却用の熱板上に移され,再び他の搬送アームによっ
て熱処理装置外に搬出することができる。このとき一の
搬送アームも他の搬送アームに伴って移動し,送信装置
も熱処理装置外に搬出することができる。このように,
温度測定用基板と送信装置の熱処理装置内への搬入出を
2本の搬送アームを用いて行い,温度測定用基板の温度
の検出データを無線で飛ばすことによって,請求項1や
2と同様に温度測定用基板の温度測定を自動で行うこと
ができる。従って,請求項1と同様に,作業員が温度測
定用基板を熱処理装置に搬送する必要が無くなるため,
作業効率が向上され,また作業の安全性も向上される。
また,この請求項9によれば,送信装置と温度測定用基
板の両者を熱処理装置内に搬入することができるので,
搬送アームが熱処理装置に搬入する位置と測定すべき熱
板の位置が離れている場合においても,送信装置と温度
測定用基板を繋ぐケーブルの長さ等により制限を受ける
ことなく,好適に温度測定を行うことができる。
【0019】かかる請求項9の発明において,請求項1
0のように少なくとも前記送信装置の一部が,基板と同
じ形状に形成されているようにしてもよい。このよう
に,送信装置の一部を基板と同じ形状にすることによ
り,搬送アームによる送信装置の保持が容易になり,通
常基板の搬送に用いられている既存の搬送アームをその
まま利用することができる。
【0020】かかる請求項10の発明において,請求項
11のように前記熱処理装置の外壁には,窓が設けられ
いてもよい。このように,熱板処理装置の外壁に窓を設
けることにより,熱板処理装置内からの電波が熱板処理
装置外に伝わりやすくなり,無線によるデータの送信を
より好適に行うことができる。
【0021】以上で記載した請求項1〜11の発明にお
いて,請求項12のように前記温度センサが温湿度セン
サであってもよい。これによって温度測定用基板の面内
温度だけでなく湿度も測定することができ,その計測し
た湿度に基づいて,例えば空調装置を調節することで,
より好ましい基板の処理環境を実現することができる。
【0022】また,請求項13のように前記送信装置
に,前記温度センサの電源を設けるようにしてもよい。
これによって,温度センサの電源を外部から例えばケー
ブルにより引く必要が無くなるため,温度測定装置自体
が簡略化されると共に,温度測定装置の移動範囲も広が
る。また,熱処理装置にケーブルを通す隙間を設ける必
要がないため,熱処理装置の密閉性が確保され,より正
確な温度を測定することができる。
【0023】さらに請求項14のように前記無線通信が
ブルートゥース方式であってもよい。このようにブルー
トゥース方式を用いることにより,混線が防止され,一
度に多数の温度測定を好適に行うことが可能となる。な
お,ブルートゥース方式とは,使用周波数が,2.4G
帯で統一されている無線通信方式をいう。
【0024】以上で記載した請求項1〜14の各温度測
定装置において,請求項15のように前記送信されたデ
ータを受信し,前記温度測定用の温度を測定する測定器
を有し,さらに前記測定結果に基づいて前記温度測定を
行った熱板の温度を修正する温度修正手段を有するよう
にしてもよい。請求項15によれば,前記測定器で測定
した温度測定用基板の温度に基づいて,前記熱板の温度
を自動的に修正することができる。これによって,基板
の処理を行う前に基板温度を模擬的に測定し,その測定
結果に基づいて基板面内の温度が適切な温度になるよう
に熱板温度を修正する一連の作業が自動化され,作業効
率がさらに向上する。また,熱板の温度の修正が,例え
ば同一のアルゴリズムから成るプログラムによって行わ
れるため,作業員の経験に基づいて行われていた従来に
比べて,修正値のばらつきがなく好ましい。
【0025】かかる請求項15の発明において,請求項
16のように前記温度測定を行った熱板が,複数のエリ
アに区画されており,前記熱板の温度の修正は,前記熱
板の各エリア毎に個別に行われるようにしてもよい。こ
のように,熱板を複数のエリアに区画して,各エリア毎
に前記温度の修正を行うことにより,熱板上のより狭い
範囲での温度修正ができるため,基板の面内温度の均一
性が向上される。
【0026】請求項17の発明によれば,請求項1又は
2のいずれかに記載の温度測定装置を用いた温度測定方
法であって,前記温度測定用基板を前記搬送アームに載
置し,前記送信装置を前記搬送アームの所定位置に載置
する工程と,前記温度測定用基板を前記熱処理装置内に
搬送する際に,前記送信装置を前記熱処理装置の前記一
部に装着させる工程と,前記搬送アームが前記熱処理装
置内から退避する工程と,前記温度測定用基板の温度を
検出する工程と,前記検出されたデータを前記送信装置
から送信する工程と,前記送信されたデータに基づいて
前記温度測定用基板の温度を測定する工程とを有するこ
とを特徴とする温度測定方法が提供される。
【0027】かかる請求項17の温度測定方法によれ
ば,請求項1又は2で記載した基板面内の温度測定が実
施できる。すなわち,温度測定用基板を搬送アームに載
置し,送信装置を搬送アームの前記所定位置に載置し,
その後温度測定用基板を熱処理装置内に搬送する。そし
て,この搬送の際に,前記送信装置を熱処理装置内の一
部に装着させる。搬送アームが熱処理装置から一旦退避
し,温度測定用基板が熱板上に載置されると,温度の検
出が行われ,そのデータが送信装置から送信され,その
データに基づいて温度測定用基板の温度の測定が行われ
る。これによて,一連の温度測定作業が自動で行われる
ため,請求項1や請求項2と同様に作業効率が向上さ
れ,また作業の安全性も向上される。
【0028】請求項18の発明によれば,請求項3に記
載の温度測定装置を用いた温度測定方法であって,前記
温度測定用基板を前記搬送手段に載置する工程と,前記
温度測定用基板を前記熱処理装置内に搬送する工程と,
前記搬送手段が前記熱処理装置内から退避する工程と,
前記熱板上に載置された前記温度測定用基板の温度を検
出する工程と,前記検出されたデータを前記送信装置か
ら送信する工程と,前記送信されたデータに基づいて前
記温度測定用基板の温度を測定する工程とを有すること
を特徴とする温度測定方法が提供される。
【0029】かかる請求項18の温度測定方法によれ
ば,請求項3の温度測定装置を用いた基板温度の模擬的
な温度測定が実行できる。これによって,請求項3と同
様に従来作業員が行っていた作業が自動化され,作業効
率が向上し,作業の安全性が確保される。
【0030】請求項19の発明によれば,請求項9又は
10のいずれかに記載の温度測定装置を用いた温度測定
方法であって,前記温度測定用基板を前記他の搬送アー
ムに保持させ,前記送信装置を前記一の搬送アームに保
持させる工程と,前記温度測定用基板及び前記送信装置
を前記熱処理装置内の冷却用の熱板上に移動させる工程
と,前記温度測定用基板を加熱用の熱板上に載置する工
程と,前記温度測定用基板の温度を検出する工程と,前
記検出されたデータを前記送信装置から送信する工程
と,前記送信されたデータに基づいて前記温度測定用基
板の温度を測定する工程とを有することを特徴とする温
度測定方法が提供される。
【0031】かかる温度測定方法によれば,請求項9で
記載した基板面内の温度測定が実行できる。これによっ
て,加熱用熱板と冷却用熱板を有する熱処理装置の当該
温度測定においても自動化することができる。したがっ
て,請求項17及び請求項18と同様に当該温度測定の
作業効率が向上し,作業の安全性も確保される。
【0032】かかる請求項17〜19の発明において,
請求項20のように前記測定結果に基づいて,前記温度
測定を行った熱板の温度を修正する工程を有するように
してもよい。かかる請求項20の温度測定方法によれ
ば,前記温度測定の結果に基づいて,前記熱板の温度を
自動的に修正することができる。これによって,基板の
処理を行う前に基板温度を模擬的に測定し,その測定結
果に基づいて基板面内の温度が適切な温度になるように
熱板温度を修正するという一連の作業が自動化され,作
業効率がさらに向上する。また,熱板の温度の当該修正
が,例えば一定のアルゴリズムから成るプログラムによ
って行われるため,作業員の経験に基づいて行われてい
た従来に比べて,修正値のばらつきが無くなり好まし
い。
【0033】かかる請求項20の発明において,請求項
21のように前記温度測定が行われた熱板が,複数のエ
リアに区画されており,前記熱板の温度の修正は,前記
各エリア毎に個別に行われるようにしてもよい。このよ
うに,熱板を複数のエリアに区画して,各エリア毎に前
記温度の修正を行うことにより,熱板上のより狭い範囲
での温度修正が可能となるため,基板の面内温度の均一
性が向上される。
【0034】請求項22の発明によれば,基板を載置し
て加熱処理又は冷却処理する熱板を備えた熱処理装置内
において基板の面内温度を測定する温度測定方法であっ
て,前記熱処理装置の基板処理の直前に基板が搬入され
る処理装置において,請求項1〜16のいずれかに記載
の温度測定装置を用いて温度測定を行う工程と,前記熱
処理装置において,請求項1〜16のいずれかに記載の
温度測定装置を用いて温度測定を行う工程と,前記熱処
理装置における温度測定と前記処理装置における温度測
定との結果に基づいて,前記処理装置における温度を調
節する工程とを有することを特徴とする温度測定方法が
提供される。なお,ここでいう処理装置には,前記熱処
理装置に基板が搬入される前に予め基板温度を所定の温
度に加熱して置くための予備加熱装置等が含まれる。
【0035】かかる請求項22の温度測定方法によれ
ば,前記熱処理装置における基板の処理の直前に,当該
基板が搬入される処理装置と前記熱処理装置において,
請求項1〜16のいずれかに記載の温度測定装置を用い
た温度測定を行い,この処理装置における温度測定と前
記熱処理装置における温度測定の結果に基づいて前記処
理装置の温度を適切な温度に調節することができる。し
たがって,例えば前記処理装置から前記熱処理装置に搬
送する際に基板の温度が低下する場合には,前記測定結
果に基づいて,その搬送時の温度低下を考慮して前記処
理装置の温度を高く設定し直すことができる。こうする
ことにより,前記熱処理装置での加熱時間が前記温度低
下分の加熱時間だけ短縮することができるので,スルー
プットの向上が図られる。また前記温度測定を請求項1
〜16に記載の温度測定装置を用いて行うため,一連の
温度測定が自動化され,作業効率の向上が図られる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態について説明する。図1は,ウェハWのフォトリソグ
ラフィー工程で行われる加熱処理で用いられる熱処理装
置としての加熱処理装置1の縦断面図である。
【0037】この加熱処理装置1のケーシング1aの中
央部には,ウェハWを載置して加熱する厚みのある円盤
形状の熱板2が設けられている。この熱板2には,加熱
の熱源となるヒータ3が内蔵されており,ヒータ3は温
度調節器であるコントローラ4によってその発熱量が制
御できるようになっている。また,熱板2には,熱板2
の温度を測定する熱板温度センサ2aが設けられてお
り,コントローラ4に当該温度測定結果が入力されるよ
うになっている。したがって,コントローラ4が熱板温
度センサ2aの結果に基づいてヒータ3の発熱量を調節
し,熱板2が設定温度Tに維持されるようになってい
る。
【0038】熱板2の下方には,ウェハWを搬入出する
際に,ウェハWを支持し,昇降させるための昇降ピン5
が複数個設けられている。この昇降ピン5は,昇降駆動
機構6により上下に移動自在であり,熱板2の下方から
熱板2を貫通し,熱板2上に突出できるように構成され
ている。
【0039】また,ケーシング1aの側面には,ウェハ
Wを搬入出させるための搬送口7が設けられており,そ
の搬送口7には,加熱処理装置1内の温度等の雰囲気を
維持するための搬送口7を開閉自在なシャッタ8が設け
られている。
【0040】図2は,前記加熱処理装置1において,ウ
ェハWの処理前にウェハの面内温度を測定するための温
度測定装置10とその温度測定装置10からのデータを
無線で受信する受信装置11と当該データに基づいてウ
ェハ面内の温度を測定する測定器としてのロガー12の
概略を示す斜視図である。
【0041】温度測定装置10は,ウェハW温度を模擬
的に測定するための温度測定用ウェハSと,温度測定用
ウェハSの温度の検出データを受信装置11に送信する
ための送信装置13とを有している。また,温度測定用
ウェハSと送信装置13とは,所定長さのケーブル14
によって接続されている。
【0042】温度測定用ウェハSは,通常のウェハWと
同じ材質である,例えばシリコンによって形成されてお
り,温度測定用ウェハSの形状も通常のウェハWと同一
になるように形成されている。温度測定用ウェハSの上
面には,図3に示すように,複数の温度センサ15が,
例えば温度測定用ウェハSの中心を中心とする同一円周
上に等間隔に配置され,さらにその外周にも同心円状に
配置されている。これにより,これらの各温度センサ1
5によって温度測定用ウェハSの面内温度を偏り無く検
出できるように構成されている。なお,温度センサ15
は,その数が限定されるものではなく,単数であっても
よい。また,温度センサ15の配置も限定されず,一方
向若しくは直交する二方向に並べて設けるようにしても
よい。また,熱板2に設けられたヒータ3が所定のパタ
ーンに配置されている場合には,ヒータ温度測定用ウェ
ハSを熱板2上に載置したときに,温度センサ15がヒ
ータパターン上に位置するように各温度センサを配置し
てもよく,ヒータパターン間に位置するように配置して
もよい。
【0043】また,各温度センサ15は,温度測定用ウ
ェハSに接続されているケーブル14にそれぞれ接続さ
れており,各温度センサ15によって検出したデータを
ケーブル14を通じて送信装置13に伝送できるように
構成されている。
【0044】一方,送信装置13は,外形が例えば直方
体形状に成形されている。送信装置13は,ケーブル1
4を介して伝送された各温度センサ15からの検出デー
タを受信装置11に無線で送信する無線通信機能を有し
ている。なお,この無線通信には,例えばブルートゥー
ス方式が用いられる。
【0045】また,送信装置13の下面には,図2に示
すように凹部16が設けられている。当該凹部16は,
外側から内側に向かって2段階に凹むように設けられて
おり,後述する搬送アーム22上の載置部24と,加熱
処理装置1のケーシング1aの外側に設けられた係止部
材としての支持部材17に配置したときに係合するよう
に形成されている。
【0046】当該支持部材17は,図1,図4に示すよ
うにケーシング1aの外側であって,搬送口7の上方に
位置する着脱位置Pに設けられている。支持部材17
は,図5に示すように四角形状の垂直板18と,当該垂
直板18の下部から水平に伸びる2本の支持アーム19
とを有しており,送信装置13をこの垂直板18と支持
アーム19とで支持できるようになっている。このと
き,当該支持アーム19が上述した送信装置13の凹部
16と適合して,送信装置13のY方向のずれを防止で
きるようになっている。また,支持アーム19の先端上
部には,凸状のストッパ20が設けられており,送信装
置13がX方向にずれることを防止できるようになって
いる。これによって,送信装置13が支持部材17に配
置自在となり,送信装置13が着脱位置Pに着脱自在と
なる。また,支持部材17には,送信装置13の接近を
検出する検出センサ21が設けられている。なお,検出
センサ21には,送信装置13が接近すべき時に当該検
出センサ21が送信装置13の接近を検出できない場合
に警告を発するアラーム機能を取り付けるようにしても
よい。
【0047】送信装置13内には,温度センサ15の電
源と前記検出データを無線で送信するための電源となる
充電可能な図示しない電池が設けられており,外部から
電力を供給することなく温度測定を行い,そのデータを
受信装置11に送信できるように構成されている。な
お,送信装置13内に記憶部を設け,温度センサ15か
らの検出データを一旦記憶させておき,温度を測定する
ための所定時間の経過後に一括して送信するようにして
もよい。
【0048】ケーブル14には,例えば弛みや捻れを抑
制するために平面からみて幅のあり,柔軟性のあるもの
が使用される。また,ケーブル14の長さは,送信装置
13が前記着脱位置Pに装着され,温度測定用ウェハS
が熱板2上に載置された際に,ケーブル14に必要以上
のテンションが掛からないような長さに定められる。
【0049】また,図2に示した受信装置11は,送信
装置13からの温度の検出データを受信し,当該検出デ
ータをケーブル22を介して温度測定器であるロガー1
2に送信できるようになっている。ロガー12は,受信
装置11から送信された検出データに基づいて温度測定
用ウェハSの面内温度を測定することができる。また,
ロガー12は,複数の温度センサ15の位置に対応する
測定温度を表示する機能,当該測定温度をサンプリング
時間毎に時系列的に表示する機能,各温度センサ15の
位置毎のデータを一定時間内蓄えて,例えば平均値,偏
差値等の数学的加工を行った後に当該数値を表示する機
能等を有している。なお,受信装置11とロガー12と
は,一体的に構成されていてもよい。ロガー12は,図
1に示すようにその測定温度のデータを温度修正手段と
してのコンピュータ装置23に送信可能に構成されてお
り,ロガー12で測定された測定温度が,ウェハWの所
望の処理温度,すなわち熱板2の設定温度Tの許容範
囲内にない場合にのみ当該測定温度のデータがコンピュ
ータ装置23に送られるようになっている。
【0050】このコンピュータ装置23には,熱板2の
設定温度Tと前記温度測定結果に基づいて熱板2の温
度を調節するための補正値を算出するプログラムが組み
込まれており,ロガー12から温度測定結果を受信する
と,例えば自動的にプログラムが実行され,一定のアル
ゴリズムに従って補正値が算出されるようになってい
る。コンピュータ装置23は,上述したコントローラ4
に接続されており,算出した補正値をコントローラ4に
送信できるようになっている。当該補正値は,例えば熱
板温度センサ2aの検出温度のオフセット値であり,当
該補正値が送信されたコントローラ4では,当該補正値
に基づいて熱板温度センサ2aにオフセットをかけ,熱
板温度センサ2aが温度センサ15の測定温度と同じ温
度を認識するようになっている。したがって,コントロ
ーラ4が,温度センサ15と同じ温度を表示する熱板温
度センサ2aの温度に基づいてヒータ3を調節し,最終
的には温度測定用ウェハSの温度が設定温度Tに近づ
くように調節される。なお,コンピュータ装置23とコ
ントローラ4は温度修正手段を構成する。
【0051】一方,温度測定用ウェハSを加熱処理装置
1に搬送するにあたり,図4に示すような,搬送アーム
25が使用される。この搬送アーム25は,加熱処理時
に通常のウェハWを搬送するものであり,ウェハWの周
縁部を支持するために略3/4円環状のC字型に構成さ
れたフレーム部25aと,このフレーム部25aと一体
に形成され,かつ前記フレーム部25aを支持するため
のアーム部25bとで構成されている。また,搬送アー
ム25は,搬送基台26上に支持されており,搬送基台
26に設けられた図示しない駆動機構によって,搬送基
台26の前後(図4中のX方向)に移動可能になってい
る。これにより,搬送アーム25は,加熱処理装置1の
搬送口7を通って,熱板2の上方まで移動できるように
なっている。また,搬送基台26自体が上下方向に移動
可能に構成されており,搬送アーム25もその移動に伴
って上下方向に移動可能になっている。
【0052】また,搬送アーム25のアーム部25b上
面の中央部には,送信装置13を載置可能な載置部27
が設けられている。載置部27は,図6に示すように一
定の長さを有する垂直板27aと当該垂直板27aから
X方向正方向に伸びる水平板27bとを有しており,当
該送信装置13は,この水平板27b上に載置されるよ
うになっている。このとき,送信装置13の凹部16が
水平板27bのY方向の側部に適合するようになってい
る。また,水平板27bのY方向側の長さは,上述した
支持部材17の2本の支持アーム19間の長さよりも短
く形成されており,水平板27bが支持アーム19間に
進入できるようになっている。水平板27bのX方向の
両端部には,凸状のストッパ27cが設けられており,
送信装置13を載置した際に送信装置13がX方向にず
れることを防止できるようになっている。また,水平板
27bの中央部には,送信装置13の落下を防止するた
めの吸引口28が設けられており,送信装置13を水平
板27bに吸着できるようになっている。なお,載置部
27からフレーム部25aに保持された温度測定用ウェ
ハSまでの距離が,加熱処理装置1における熱板2から
前記着脱位置Pまでの距離より長くなるように構成され
る。
【0053】次に,以上のように構成されている温度測
定装置10を用いた,ウェハWの加熱処理前に行われる
温度測定のプロセスについて説明する。
【0054】温度測定を行う前に,熱板2を設定温度T
,例えば150℃に加熱し,ウェハWの加熱処理が行
える状態にしておく。そして,先ず作業員が図4に示し
たように,温度測定用ウェハSを搬送アーム25のフレ
ーム部25aに載置し,送信装置13を載置部27の水
平部27b上に載置する。この際,吸引口28からの吸
引によって送信装置13が水平部27bに吸着される。
次に,加熱処理装置1のシャッタ8が開放され,図7に
示すように搬送アーム25がX方向正方向に移動し,温
度測定用ウェハSを熱板2の上方まで搬送する。このと
き搬送アーム25の載置部27上の送信装置13は,ケ
ーシング1aの着脱位置Pの少し上方に到達する。この
とき検出センサ21が送信装置13を検出し,この検出
をトリガとして吸引口28からの吸引が停止される。次
に,搬送アーム25が下降し,温度測定用ウェハSは予
め上昇して待機していた昇降ピン5に支持され,送信装
置13は,図8に示すように,送信装置13がケーシン
グ1a側の支持部材17上に支持され,着脱位置Pに装
着される。
【0055】送信装置13が支持部材17に装着される
と,搬送アーム25が一旦加熱処理装置1内から退避
し,シャッタ8が閉鎖される。一方,昇降ピン5に支持
された温度測定用ウェハSは,昇降ピン5の下降に伴っ
て下降し,熱板2上に載置される。温度測定用ウェハS
が熱板2上に載置されて所定時間が経過し,温度測定用
ウェハSの面内温度が安定したところで,温度測定が開
始される。
【0056】温度測定が開始されると,先ず,温度測定
用ウェハS面上に設けられている温度センサ15によっ
て,各測定ポイントの温度を検出する。そして,それら
の検出データがケーブル14を介して,着脱位置Pに装
着されている送信装置13に伝送される。次に,送信装
置13から当該検出データが無線通信によって送信さ
れ,受信装置11において受信される。そして,送信装
置13からロガー12に当該検出データを送信され,当
該検出データを受信したロガー12では,当該検出デー
タに基づいて温度測定用ウェハSの温度が測定される。
そして,その測定温度がウェハWの所望の処理温度,す
なわち設定温度Tである150℃の許容範囲内であっ
た場合には,その時点で温度測定が終了される。一方,
測定温度が許容範囲にない場合には,その測定結果のデ
ータがコンピュータ装置23に送信され,コンピュータ
装置23において,上述したプログラムが実行され,熱
板温度センサ2aに対する補正値が算出される。
【0057】コンピュータ装置23で補正値が算出され
ると,その補正値に基づいてコントローラ4における熱
板温度センサ2aがオフセットされる。例えば測定温度
が149℃で,設定温度Tが150℃の場合には,補
正値1℃が算出され,熱板温度センサ2aの検出温度を
実際の150℃から−1℃にオフセットし,149℃に
変更される。
【0058】オフセットされた熱板温度センサ2aの温
度に基づいて熱板2の温度が調節された後,再び上述し
た温度測定が行われ,温度測定用ウェハSの温度が設定
温度Tの許容範囲内に入るまでこの温度測定が繰り返
される。そして,温度測定用ウェハSの測定温度が前記
許容範囲に入ると温度測定が終了する。
【0059】温度測定が終了すると,昇降ピン5によっ
て温度測定用ウェハSが上昇され,その後,搬送アーム
25が搬送口7から進入し,図9に示すように熱板2と
温度測定用ウェハSとの間に移動する。次に温度測定用
ウェハSを搬入したときの逆を辿るようにして,搬送ア
ーム25が上昇し,フレーム部25aが温度測定用ウェ
ハSを保持し,載置部27が送信装置13を載置する。
このとき吸引口28からの吸引が開始され,送信装置1
3は水平板27bに吸着される。その後,搬送アーム2
5がX方向負方向に移動し,加熱処理装置1から退避し
て,図4に示すように搬送基台26上に戻される。そし
て,他の熱処理装置における温度測定を行わない場合に
は,温度測定用ウェハSと送信装置13が搬送アーム2
5上から取り除かれ一連の温度測定プロセスが終了す
る。
【0060】以上の実施の形態によれば,温度測定装置
10を搬送アーム25で搬送可能にし,さらに送信装置
13を加熱処理装置1の着脱位置Pに着脱自在としたた
め,従来作業員が行っていた温度測定用ウェハSの熱板
2上への設置等の作業を,搬送アーム25を用いて自動
化することができる。また,既存の搬送アーム25を利
用できるので,新しく温度測定装置10を搬送するため
の機構を取り付けることによって装置が複雑化すること
が防止できる。
【0061】また,コンピュータ装置23によって,温
度測定用ウェハSの温度の測定結果に基づいて自動的に
補正値を算出し,熱板2の温度を調節することができる
ので,温度測定用ウェハSの温度を目標温度の許容値内
に収めるまでの作業が自動化され,作業効率が向上す
る。また,作業員でなく一定のアルゴリズムを有するプ
ログラムによって補正値が算出されるため,補正値のば
らつきが抑制される。
【0062】また,無線通信の方式にブルートゥース方
式を採用したため,混線等が防止されるため,近い場所
で無線通信が使用されている場合においても,好適に当
該温度測定を実施することができる。
【0063】以上の実施の形態では,送信装置13の着
脱位置Pとの着脱は,支持部材17上への支持によって
行ったが,磁力を用いて行ってもよい。この場合,例え
ば図10に示すように,着脱位置Pにソレノイド35を
設け,送信装置13を着脱位置Pに着脱自在にする。ま
た,着脱位置Pに送信装置13の接近を検出する検出セ
ンサ36を設け,前記実施の形態と同様に送信装置13
の接近を検出するようにする。一方,搬送アーム25側
には,載置部27の代わりに送信装置13の四隅を固定
する係止部材37を設け,送信装置13が水平方向にず
れないようにする。そして,送信装置13が搬送アーム
25によって着脱位置P付近に搬送されると,検出セン
サ36が送信装置13を検出し,当該検出をトリガとし
て磁力発生手段であるソレノイド35がONに切り替え
られて,送信装置13が着脱位置Pに装着される。ま
た,搬送アーム25が送信装置13を受け取る際には,
ソレノイド35がOFFにされ,搬送装置13が係止部
材37に落とし込まれる。
【0064】また,磁力の代わりに吸引力を用いて着脱
自在としてもよい。この場合には,例えば着脱位置P側
に吸引口を設けて,その吸引口からの吸引の動停止によ
って着脱自在にできる。
【0065】以上の実施の形態において,受信装置1
1,ロガー12及びコンピュータ装置32を個別に設け
ていたが,受信装置11とロガー12の機能をコンピュ
ータ装置32内にソフトとして組み込み,コンピュータ
装置32のみで送信装置13からの検出データの受信,
測定,補正値の算出等を行うようにしてもよい。
【0066】上述した実施の形態で用いた送信装置13
にケーブル14の長さを調節する調節手段を設けてもよ
い。このような場合,例えば図11に示すように送信装
置40内に,ケーブル14を巻き取るための回転体41
と,その回転体41を駆動させるための,例えばモータ
42と,そのモータ42の稼動を制御するための制御装
置43とを設ける。そして,送信装置40と温度測定用
ウェハSの距離が短くなってケーブル14が弛む場合に
は,ケーブル14が巻かれケーブル14の長さを短く調
節し,反対に送信装置40と温度測定用ウェハSの距離
が長くなった場合には,ケーブル14を延ばすように調
節する。こうすることによって,ケーブル14が常に一
定のテンションを保つことができるため,例えばケーブ
ル14が弛んで熱板2に接触してケーブル14破損した
り,ケーブル14に過剰の張力がかかって切断したりす
ることが防止される。
【0067】以上の実施の形態では,温度測定時に送信
装置13を加熱処理装置1側に装着させていたが,搬送
アーム25を有する搬送手段側の所定位置に固定して設
けるようにしてもよい。以下,このような場合について
第2の実施の形態として説明する。なお,第2の実施の
形態で言及しない構成要素は,前記第1の実施の形態と
同様とする。
【0068】図12に示すように,ウェハWを搬送する
搬送アーム50の搬送基台51には,通常,搬送アーム
50のフレーム部50aにウェハWが正確に保持されて
いるか否かを検出するためのセンサ52を有するセンサ
スタンド53が設けられる。このセンサスタンド53
は,搬送アーム50が搬送基台51上にある時に,セン
サ52がフレーム部50aの先端部の上方に位置するよ
うに設けられる。また,このセンサスタンド53には,
送信装置54が取り外し可能でかつ固定可能になってい
る。また,温度測定用ウェハSが加熱処理装置1内に搬
送される際にも送信装置54はセンサスタンド53上に
固定されていることから,ケーブル55の長さは,第1
の実施の形態に比べて長く設けられる。
【0069】そして,温度測定用ウェハSを用いて温度
測定を行う際には,先ず,送信装置54を前記センサス
タンド53に固定し,温度測定用ウェハSを搬送アーム
50のフレーム部50aに載置する。その後第1の実施
の形態と同様にして温度測定用ウェハSが加熱処理装置
1内に搬送され,熱板2上に載置される。その後温度測
定用ウェハSの温度測定が開始されるが,図13に示す
ように送信装置54はセンサスタンド53上にあるた
め,温度測定中は,搬送基台51の移動が制限される。
そして第1の実施の形態同様に温度測定がされ,必要な
場合には,熱板2の温度が調節される。このように,送
信装置54を搬送基台51側に設け,加熱処理装置1と
離隔して温度測定することによって,送信装置54に対
する熱板2からの熱の影響を最小限に抑えることがで
き,送信装置54の破損等を回避できる。
【0070】次に,第3の実施の形態として,ウェハW
を載置して加熱する加熱用の熱板とウェハWを冷却する
冷却用の熱板とが設けられている熱処理装置において,
上述した第1及び第2の実施の形態と同様な事前の温度
測定を行う温度測定装置について説明する。
【0071】図14は,ウェハWの加熱処理と冷却処理
を同じ装置内で行うことのできる熱処理装置としての加
熱・冷却装置60を模式的に示す縦断面図であり,図1
5は,その加熱・冷却装置60の横断面図である。
【0072】加熱・冷却装置60内には,冷却用の熱板
としての冷却板61と加熱用の熱板62が並べられて設
けられている。冷却板61及び熱板62は,厚みのある
円盤状に形成されている。
【0073】冷却板61には,図示しない例えばペルチ
ェ素子等が内蔵されており,冷却板61を所定温度に冷
却することができるようになっている。また,冷却板6
1の下方には,ウェハWを冷却板61上に載置する際
に,ウェハWを支持し,昇降させるための昇降ピン63
が設けられている。この昇降ピン63は,昇降駆動機構
64により上下に移動自在であり,冷却板61の下方か
ら冷却板61を貫通し,冷却板61上に突出できるよう
に構成されている。
【0074】一方,熱板62には,第1,第2の実施の
形態における熱板2と同様にヒータ65と熱板温度セン
サ62aが内蔵されており,熱板62の温度は,コント
ローラ66が熱板温度センサ62aの温度に基づいてヒ
ータ65の発熱量を制御することによって設定温度に維
持されるようになっている。
【0075】熱板62の下方には,冷却板61と同様に
昇降ピン67と昇降駆動機構68とが設けられており,
この昇降ピン67によって,ウェハWを熱板62上に載
置自在になっている。
【0076】また,図15に示すように冷却板61と熱
板62との間には,ウェハWを冷却板61から熱板62
に搬送し,またウェハWを熱板62から冷却板61に搬
送するための搬送装置69が設けられている。
【0077】加熱・冷却装置60のケーシング60aの
冷却板62側には,ウェハWを加熱・冷却装置60内に
搬入出するための搬送口70が設けられている。また,
この搬送口70には,加熱・冷却装置60内の雰囲気を
所定の雰囲気に維持するためのシャッタ71が設けられ
ている。
【0078】図16は,前記加熱・冷却処理装置60に
おいて,ウェハWの処理前にウェハの面内温度を測定す
るための温度測定装置75と,当該温度測定装置75か
らのデータを無線通信により受信する受信装置76と,
当該受信装置76からのデータに基づいてウェハ面内の
温度を測定する測定器としてのロガー77との概略を示
す斜視図である。
【0079】温度測定装置75の構成は,およそ第1の
実施の形態における温度測定装置10と同様であり,温
度センサ78を複数有する温度測定用ウェハS,送信装
置79及びその温度測定用ウェハSと送信装置79とを
接続するケーブル80とで構成されている。ただし,送
信装置79は,下部が温度測定用ウェハSと同じ略円盤
形状で形成されており,温度測定用ウェハSと同じであ
る後述する搬送アーム86によって保持可能に構成され
ている。
【0080】ロガー77は,第1の実施の形態で記載し
たロガー12と同様の構成,機能を有しており,受信装
置76からのデータを受信し,そのデータに基づいて温
度測定を行い,必要な場合には,その測定データを図1
4に示すように熱板温度センサ62aのオフセット値と
しての補正値を算出するコンピュータ装置81に送信で
きるように構成されている。
【0081】また,図17に示すように,温度測定用ウ
ェハSを加熱・冷却装置60内に搬入出するための搬送
手段として,2本の搬送アーム85,86が備えられて
いる。2本の搬送アーム85,86は,搬送基台87上
に上下方向に重ねられて配置されている。また,各搬送
アーム85,86は,個別に移動可能に構成されてお
り,それぞれが独立して,加熱・冷却装置60内への移
動を行うことができる。
【0082】なお,加熱・冷却装置60のケーシング6
0aには,図14に示すように窓88が設けられてお
り,加熱・冷却装置60内から外部への無線通信を行う
際に,より電波が通り易いようになっている。
【0083】次に,以上のように構成された温度測定装
置75を用いた,ウェハWの加熱・冷却処理前の温度測
定のプロセスについて説明する。
【0084】温度測定を行う前に,第1の実施の形態と
同様に熱板62を設定温度T,例えば150℃に加熱
し,ウェハWの加熱処理が行える状態にする。そして,
先ず作業員が図18に示したように,上側に位置する搬
送アーム86にウェハW型の送信装置79を載置し,下
側に位置する搬送アーム85に温度測定用ウェハSを載
置する。なお,この際に,後でケーブル80が伸張する
方向を考慮し,搬送アーム86の移動方向と直角方向
に,ケーブル80が伸びるように送信装置79を載置す
る。
【0085】次に,加熱・冷却処理装置1のシャッタ7
1が開放され,搬送アーム86及び搬送アーム85が,
加熱・冷却装置60の搬送口70から冷却板61上方に
移動し,図19に示すように温度測定用ウェハSと送信
装置79が冷却板61上方に位置する。そして,温度測
定用ウェハSが昇降ピン63に受け渡され,搬送アーム
86が加熱・冷却装置60内から退避するとともに,温
度測定用ウェハSが冷却板61上に一旦載置される。冷
却板61に載置された温度測定用ウェハSは,次に搬送
装置69によって熱板62の昇降ピン67に受け渡さ
れ,図20に示すように熱板62上に載置される。な
お,搬送アーム85は,この間送信装置79を保持した
まま冷却板61上方で待機している。
【0086】その後,温度測定用ウェハSが熱板62上
に載置されて所定時間が経過し,温度測定用ウェハSの
面内温度が安定したところで,第1の実施の形態で記載
した温度測定と同様の温度測定が行われる。
【0087】すなわち,各温度センサ78で検出した温
度の検出データがケーブル80を介して送信装置79に
送られ,さらにその検出データが受信装置76に無線通
信によって送信される。そして,当該検出データはロガ
ー77に送信され,当該検出データを受信したロガー7
7では,その検出データに基づいて温度が測定され,そ
の測定温度が温度測定用ウェハSの目標温度,すなわち
設定温度Tの許容範囲内であるか否かが判断される。
そして,その測定温度が許容範囲内であった場合には,
その時点で温度測定が終了される。また,前記測定温度
が許容範囲にない場合には,その測定温度のデータがコ
ンピュータ装置81に送信され,コンピュータ装置81
において,上述した実施の形態と同様にして当該測定温
度と熱板2の温度との差であり,熱板温度センサ62a
のオフセット値となる補正値が算出される。そして当該
補正値がコントローラ66に送信され,当該補正値に基
づいて熱板温度センサ62aがオフセットされることに
よって,熱板2の温度が微調整される。その後再び上述
した温度測定が行われ,温度測定用ウェハSの温度が目
標温度の許容範囲内に入るまでこの温度測定が繰り返さ
れ,温度測定用ウェハSの測定温度が前記許容範囲に入
ると温度測定が終了する。
【0088】温度測定が終了すると,再び温度測定用ウ
ェハSが熱板62上から冷却板61上に戻され,さらに
冷却板61上から搬送アーム85に受け渡される。その
後,搬送アーム85と搬送アーム86が同時に加熱・冷
却装置60から退却し,搬送基台87上に戻される。そ
して,他の熱処理装置における温度測定を行わない場合
には,温度測定用ウェハSと送信装置79が搬送アーム
85及び86上から取り外され一連の温度測定プロセス
が終了する。
【0089】この第3の実施の形態によれば,温度測定
用ウェハSと送信装置79を搬送アーム85及び搬送ア
ーム86によって,加熱・冷却装置60内に搬送可能に
したため,従来作業員が行っていた温度測定用ウェハS
の熱板62上への設置等の作業が自動化できる。また,
温度測定用ウェハSと送信装置79とを独立して稼動す
る異なる搬送アームによって搬送可能としたため,本実
施の形態のように,冷却用の熱板としての冷却板61と
加熱用の熱板62とを有し,温度測定を行わない冷却板
61側に搬送口70が設けられている場合においても,
温度測定中に温度測定用ウェハSと送信装置79の両方
を加熱・冷却装置60内に滞在させることができ,さら
に温度測定用ウェハSと送信装置79とを障害物のない
略直線上に配置することができるため,ケーブル80に
よる制限を受けず好適に温度測定を行うことができる。
【0090】また,送信装置79の一部をウェハWと同
じ形状に形成したため,ウェハWを搬送する既存の搬送
アームを用いて送信装置79の搬送を行うことができ
る。
【0091】以上の実施の形態では,ウェハ面内の温度
修正を単一のヒータによって一括して行っていたが,熱
板を複数のエリア区画し,そのエリア毎にウェハ面内の
温度を修正してもよい。このような場合,例えば図21
に示すように,熱板90を熱板90の中心で直角に交差
する2本の直線によって4等分し,その区画された各エ
リア90a,90b,90c,90d毎に個別のヒータ
91a,91b,91c,91dを設ける。
【0092】そして,上述した実施の形態と同様にし
て,温度測定用ウェハS面内上に分散されて設けられる
各温度センサからの検出データをロガー92で受信し,
その検出データに基づいて各エリア90a〜90d毎の
温度を測定できるようになっている。また,ロガー92
において,各エリア90a〜90d毎に,その測定結果
が温度測定用ウェハSの目標温度の許容範囲内にあるか
否かが判断され,許容範囲内にない場合には,コンピュ
ータ装置93によって各エリア90a〜90d毎に上述
した補正値が算出されるようになっている。さらに,コ
ントローラ94は,その補正値に基づいて各ヒータ91
a〜91dを個別に制御し,各エリア90a〜90d毎
に熱板90の温度が微調節される。そして,最終的に
は,熱板90上に載置された温度測定用ウェハSの測定
温度が設定温度Tに近づくように修正される。このよ
うに,温度測定用ウェハSの測定結果に基づいて,各エ
リア90a〜90d毎に調節することによって,より狭
い範囲での温度修正が行われ,より均一に面内温度を調
節することができる。
【0093】また,以上の実施の形態では,温度測定用
ウェハSの面内温度を検出するセンサとして温度センサ
を用いていたが,温度センサの代わりに温湿度センサを
設けるようにしてもよい。このように,温湿度センサを
用いることにより,温度測定用ウェハSの面内湿度も測
定することができるため,事前にウェハの面内の湿度を
把握し,その測定結果に基づいて,例えば熱処理装置内
の雰囲気調節を行い,より好ましい環境でのウェハ処理
が実現できる。また,温度に加え,温度測定用ウェハS
の面内付近の気流速度を測定することも提案される。
【0094】さらに,以上の実施の形態で記載した熱処
理装置に加え,この熱処理装置でウェハWの処理が行わ
れる直前にウェハWが搬入される処理装置,例えば予備
加熱装置においても上述した温度測定を行うようにして
もよい。予備加熱装置は,加熱処理装置における高温の
加熱処理が行われる前に,予めある程度ウェハWの温度
を上昇させておくためのものである。そして,この予備
加熱装置から加熱処理装置にウェハWが搬送される際に
ウェハWの温度が低下することが認められている。そこ
で,上述した事前の温度測定を予備加熱装置と加熱処理
装置との両方で行い,その両測定結果に基づいて,搬送
時の温度低下を見越した温度に予備加熱装置内を調整す
るようにする。こうすることにより,前記温度低下分の
加熱処理装置におけるウェハWの加熱時間が短縮される
ため,スループットの向上が図られる。
【0095】以上の実施の形態にかかる温度測定装置
は,加熱処理が行われる熱板上に載置されたウェハの面
内温度を測定する場合に用いられていたが,冷却処理す
る熱板上のウェハ温度を測定する場合においても応用で
きる。
【0096】また,以上で説明した実施の形態は,半導
体ウェハデバイス製造プロセスのフォトリソグラフィー
工程におけるウェハWの熱処理装置についてであった
が,本発明は半導体ウェハ以外の基板例えばLCD基板
の熱処理装置においても応用できる。
【0097】
【発明の効果】請求項1〜22によれば,基板を処理す
る前に基板の面内温度を測定する際に,従来作業員が行
っていた熱処理装置内への温度測定装置の搬送作業が自
動化される。それによって,当該温度測定が迅速かつ正
確に行われ,作業効率が向上し,さらに人が行う作業が
減少するので作業の安全性が確保される。
【0098】特に,請求項9及び19によれば,加熱用
の熱板と冷却用の熱板の両方を有する熱処理装置におい
ても,事前の温度測定を自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における熱処理装置を示す縦
断面の説明図である。
【図2】第1の実施の形態における温度測定装置の概略
を示す斜視図である。
【図3】図2の温度測定装置の温度測定用ウェハの平面
図である。
【図4】温度測定装置を搬送する搬送アームの斜視図で
ある。
【図5】着脱位置に設けられた支持部材の概略を示す斜
視図である。
【図6】搬送アームに設けられた載置部の概略を示す斜
視図である。
【図7】加熱処理装置内に温度測定用ウェハが搬送され
た状態を示す状態図である。
【図8】送信装置が着脱位置に装着された状態を示す斜
視図である。
【図9】搬送アームが加熱処理装置内に進入した際の状
態を示す加熱処理装置の縦断面の説明図である。
【図10】着脱位置にソレノイドを設けた場合の搬送ア
ームの斜視図である。
【図11】送信装置の他の構成例を示した説明図であ
る。
【図12】送信装置を固定して設ける温度測定装置を用
いた場合の搬送アームの斜視図である。
【図13】加熱処理装置内に温度測定用ウェハを搬送し
終えた搬送アームの斜視図である。
【図14】第3の実施の形態における加熱・冷却装置の
縦断面の説明図である。
【図15】図14の横断面の説明図である。
【図16】第3の実施の形態における温度測定装置の概
略を示す斜視図である。
【図17】第3の実施の形態で用いられる搬送アームの
斜視図である。
【図18】温度測定装置を2本の搬送アームに載置した
場合の搬送アームを側面からみた場合の説明図である。
【図19】温度測定装置が冷却板上に搬送された状態を
模式的に示す説明図である。
【図20】温度測定装置の温度測定用ウェハが熱板上に
載置された状態を模式的に示す説明図である。
【図21】ヒータを分割して設けた場合の熱板を示す説
明図である。
【図22】従来の温度測定装置の概略を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 加熱処理装置 2 熱板 3 ヒータ 10 温度測定装置 12 ロガー 13 送信装置 14 ケーブル 15 温度センサ 17 支持部材 20 搬送アーム 27 載置部 P 着脱位置 W ウェハ S 温度測定用ウェハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磧本 栄一 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 東京 エレクトロン九州株式会社熊本事業所内 (72)発明者 片岡 之典 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 東京 エレクトロン九州株式会社熊本事業所内 Fターム(参考) 2F056 AE07 CL01 2H096 AA25 AA26 DA01 GB03 5F031 CA02 FA01 FA12 GA35 HA37 HA38 JA08 JA46 5F046 KA04 KA07 KA10

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を載置して加熱処理又は冷却処理す
    る熱板を備えた熱処理装置内において基板の面内温度を
    測定するために用いる温度測定装置であって,基板温度
    を模擬的に測定するための温度測定用基板と,その温度
    測定用基板面に設けられた,前記温度測定用基板の温度
    を検出する温度センサと,前記温度センサの検出データ
    を無線通信により送信する送信装置と,前記送信装置と
    前記温度測定用基板とを接続する所定長さのケーブルと
    を有し,前記送信装置は,前記温度測定用基板を前記熱
    処理装置内に搬入出可能とする搬送アームの所定の位置
    に載置可能であり,前記搬送アームの移動に伴って,前
    記送信装置が前記熱処理装置の内側の一部に対して着脱
    自在となるように構成されていることを特徴とする,温
    度測定装置。
  2. 【請求項2】 基板を載置して加熱処理又は冷却処理す
    る熱板を備えた熱処理装置内において基板の面内温度を
    測定するために用いる温度測定装置であって,基板温度
    を模擬的に測定するための温度測定用基板と,その温度
    測定用基板面に設けられた,前記温度測定用基板の温度
    を検出する温度センサと,前記温度センサの検出データ
    を無線通信により送信する送信装置と,前記送信装置と
    前記温度測定用基板とを接続する所定長さのケーブルと
    を有し,前記送信装置は,前記温度測定用基板を前記熱
    処理装置内に搬入出可能とする搬送アームの所定の位置
    に載置可能であり,前記搬送アームの移動に伴って,前
    記送信装置が前記熱処理装置の外側の一部に対して着脱
    自在となるように構成されていることを特徴とする,温
    度測定装置。
  3. 【請求項3】 基板を載置して加熱処理又は冷却処理す
    る熱板を備えた熱処理装置内において基板の面内温度を
    測定するために用いる温度測定装置であって,基板温度
    を模擬的に測定するための温度測定用基板と,その温度
    測定用基板面に設けられた,前記温度測定用基板の温度
    を検出する温度センサと,前記温度センサの検出データ
    を無線通信により送信する送信装置と,前記送信装置と
    前記温度測定用基板とを接続する所定長さのケーブルと
    を有し,前記送信装置は,前記温度測定用基板を前記熱
    処理装置内に搬入出可能とする搬送手段の所定の位置に
    設けられていることを特徴とする,温度測定装置。
  4. 【請求項4】 前記送信装置と前記熱処理装置の前記一
    部とは,係止により着脱自在に構成されていることを特
    徴とする,請求項1又は2のいずれかに記載の温度測定
    装置。
  5. 【請求項5】 前記送信装置と前記熱処理装置の前記一
    部とは,磁力により着脱自在に構成されていることを特
    徴とする,請求項1又は2のいずれかに記載の温度測定
    装置。
  6. 【請求項6】 前記送信装置と前記熱処理装置の前記一
    部とは,吸引力により着脱自在に構成されていることを
    特徴とする,請求項1又は2のいずれかに記載の温度測
    定装置。
  7. 【請求項7】前記送信装置には,前記ケーブルの長さを
    調節するための調節手段が設けられていることを特徴と
    する,請求項1,2,3,4,5又は6のいずれかに記
    載の温度測定装置。
  8. 【請求項8】 前記調節手段は,前記ケーブルを巻き取
    るためのモータを有することを特徴とする,請求項7に
    記載の温度測定装置。
  9. 【請求項9】 基板を載置して加熱処理する加熱用の熱
    板と基板を載置して冷却処理する冷却用の熱板とを有す
    る熱処理装置内において,基板の面内温度を測定するた
    めに用いる温度測定装置であって,基板温度を模擬的に
    測定するための温度測定用基板と,その温度測定用基板
    面に設けられた,前記温度測定用基板の温度を検出する
    温度センサと,前記温度センサの検出データを無線通信
    により送信する送信装置と,前記送信装置と前記温度測
    定用基板とを接続する所定長さのケーブルとを有し,前
    記温度測定用基板は,前記冷却用の熱板と前記加熱用の
    熱板との間を移動自在に構成されており,前記温度測定
    用基板及び前記搬送装置を前記熱処理装置内に搬入出可
    能とする搬送手段は,上下方向に配置された少なくとも
    2本の搬送アームを有し,これらの搬送アームは,少な
    くとも前記熱処理装置内の冷却用の熱板上に移動可能で
    あり,前記送信装置は,前記搬送アームのうちの一の搬
    送アームに保持可能に構成されており,前記温度測定用
    基板は,前記搬送アームのうちの前記一の搬送アームよ
    り下側に位置する他の搬送アームに保持可能に構成され
    ていることを特徴とする,温度測定装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも前記送信装置の一部は,基
    板と同じ形状に形成されていることを特徴とする,請求
    項9に記載の温度測定装置。
  11. 【請求項11】 前記熱処理装置の外壁には,窓が設け
    られていることを特徴とする,請求項10に記載の温度
    測定装置。
  12. 【請求項12】 前記温度センサが温湿度センサである
    ことを特徴とする,請求項1,2,3,4,5,6,
    7,8,9,10又は11のいずれかに記載の温度測定
    装置。
  13. 【請求項13】 前記送信装置には,前記温度センサの
    電源が設けられていることを特徴とする,請求項1,
    2,3,4,5,6,7,8,9,10,11又は12
    のいずれかに記載の温度測定装置。
  14. 【請求項14】 前記無線通信は,ブルートゥース方式
    であることを特徴とする,請求項1,2,3,4,5,
    6,7,8,9,10,11,12又は13のいずれか
    に記載の温度測定装置。
  15. 【請求項15】 前記送信されたデータを受信し,前記
    温度測定用基板の温度を測定する測定器を有し,さらに
    前記測定結果に基づいて前記温度測定を行った熱板の温
    度を修正する温度修正手段を有することを特徴とする,
    請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,1
    1,12,13又は14のいずれかに記載の温度測定装
    置。
  16. 【請求項16】 前記温度測定を行った熱板は,複数の
    エリアに区画されており,前記熱板の温度の修正は,前
    記熱板の各エリア毎に個別に行われることを特徴とす
    る,請求項15に記載の温度測定装置。
  17. 【請求項17】 請求項1又は2のいずれかに記載の温
    度測定装置を用いた温度測定方法であって,前記温度測
    定用基板を前記搬送アームに載置し,前記送信装置を前
    記搬送アームの所定位置に載置する工程と,前記温度測
    定用基板を前記熱処理装置内に搬送する際に,前記送信
    装置を前記熱処理装置の前記一部に装着させる工程と,
    前記搬送アームが前記熱処理装置内から退避する工程
    と,前記熱板上に載置された前記温度測定用基板の温度
    を検出する工程と,前記検出データを前記送信装置から
    送信する工程と,前記送信されたデータに基づいて前記
    温度測定用基板の温度を測定する工程とを有することを
    特徴とする,温度測定方法。
  18. 【請求項18】 請求項3に記載の温度測定装置を用い
    た温度測定方法であって,前記温度測定用基板を前記搬
    送手段に載置する工程と,前記温度測定用基板を前記熱
    処理装置内に搬送する工程と,前記搬送手段が前記熱処
    理装置内から退避する工程と,前記熱板上に載置された
    前記温度測定用基板の温度を検出する工程と,前記検出
    データを前記送信装置から送信する工程と,前記送信さ
    れたデータに基づいて前記温度測定用基板の温度を測定
    する工程とを有することを特徴とする,温度測定方法。
  19. 【請求項19】 請求項9又は10のいずれかに記載の
    温度測定装置を用いた温度測定方法であって,前記温度
    測定用基板を前記他の搬送アームに保持させ,前記送信
    装置を前記一の搬送アームに保持させる工程と,前記温
    度測定用基板及び前記送信装置を前記熱処理装置内の冷
    却用の熱板上に移動させる工程と,前記温度測定用基板
    を加熱用の熱板上に載置する工程と,前記温度測定用基
    板の温度を検出する工程と,前記検出されたデータを前
    記送信装置から送信する工程と,前記送信されたデータ
    に基づいて前記温度測定用基板の温度を測定する工程と
    を有することを特徴とする,温度測定方法。
  20. 【請求項20】 前記測定結果に基づいて,前記温度測
    定を行った熱板の温度を修正する工程を有することを特
    徴とする,請求項17,18又は19のいずれかに記載
    の温度測定方法。
  21. 【請求項21】 前記温度測定が行われた熱板は,複数
    のエリアに区画されており,前記熱板の温度の修正は,
    前記各エリア毎に個別に行われることを特徴とする,請
    求項20に記載の温度測定方法。
  22. 【請求項22】 基板を載置して加熱処理又は冷却処理
    する熱板を備えた熱処理装置内において基板の面内温度
    を測定する温度測定方法であって,前記熱処理装置の基
    板処理の直前に基板が搬入される処理装置において,請
    求項1〜16のいずれかに記載の温度測定装置を用いて
    温度測定を行う工程と,前記熱処理装置において,請求
    項1〜16のいずれかに記載の温度測定装置を用いて温
    度測定を行う工程と,前記熱処理装置における温度測定
    と前記処理装置における温度測定との結果に基づいて,
    前記処理装置における温度を調節する工程とを有するこ
    とを特徴とする,温度測定方法。
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