JP3782323B2 - 不具合修正システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,不具合修正システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば半導体デバイスの製造プロセスにおけるフォトリソグラフィー工程では,ウェハ表面に所定のレジスト膜を形成するためのレジスト塗布処理,露光後のウェハに対して現像を行う現像処理,レジスト塗布処理後,現像処理前後のウェハの加熱処理又は冷却処理等の一連の処理が行われ,ウェハに所定の回路パターンを形成する。
【0003】
上述のレジスト塗布処理では,通常回転されたウェハの中心部にレジスト液が供給され,当該レジスト液がウェハ上で拡散されることによって,ウェハ表面にレジスト液の液膜が形成される。液膜が形成されたウェハは,加熱処理に付され,液膜内の溶剤等が蒸発することにより,ウェハ上に所定の膜厚のレジスト膜が形成される。このとき,処理時のウェハに働く遠心力やウェハ周辺部の圧力等の影響によって,ウェハの中心部付近のレジスト膜が僅かに厚くなり,レジスト膜の盛り上がりが形成される。正常にレジスト膜が形成されていれば,当該盛り上がりが許容範囲に納められ,その盛り上がり部分がウェハの中心部に形成される。また,レジスト膜の形成されたウェハは,その後露光処理,加熱処理,現像処理等に付され,ウェハ上には,所定の線幅を有する回路パターンが形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで,一連の処理が終了したウェハは,例えば検査装置に搬送され,ウェハ上に所定のレジスト膜が形成されているか否か,又は所定の線幅が形成されているか否か等のウェハ状態に関する検査が行われる。例えばこの検査で膜厚や線幅が許容範囲から外れ,ウェハ状態に関する不具合が発生した場合,その一因として加熱処理時にウェハが熱板上に傾いて載置されたこと,ウェハ周辺雰囲気の排気に偏りがあること等が経験的に挙げられる。
【0005】
かかる原因で不具合が発生した場合には,例えばレジスト膜の形成工程がウェハ面内において不均一に行われているため,上述のレジスト膜の盛り上がり部分がウェハの中心に位置しないことになる。そして,当該盛り上がり部分のずれた方向は,上述の不具合原因であるウェハの傾斜方向や排気の偏り方向に関係している。それ故,当該不具合を修正するためには,盛り上がり部分の偏りを把握すればよい。また,上記原因で線幅に関する不具合が生じた場合も,線幅の広狭の分布を把握すれば,当該不具合を解消することができる。しかし,前記レジスト膜の盛り上がり部分の偏りや線幅の偏りは,肉眼で確認することが困難な場合が多く,また確認できたとしてもその正確性,迅速性に欠ける。
【0006】
本発明は,かかる点に鑑みてなされたものであり,膜厚や線幅等の基板状態に関する不具合が生じた場合に,当該基板状態の偏りを把握して当該不具合を修正する不具合修正システムを提供することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
参考例として,処理膜を形成する基板処理で発生し,当該処理膜の膜厚や線幅などの基板状態に起因する不具合を修正するための不具合修正方法であって,前記処理膜の形成された基板について,少なくとも2以上の直径部分の基板状態を測定し,当該測定結果から前記基板状態の基板上における偏りを把握し,当該偏りに基づいて前記不具合を修正することを特徴とする不具合修正方法が提供される。
【0008】
前記不具合修正方法によれば,処理された基板に,膜厚や線幅等の基板状態に関する不具合が発生した場合に,当該基板の少なくとも2以上の直径部分の基板状態を測定する。これにより,基板状態の偏り,例えば上述した膜厚の盛り上がり部分や線幅の広狭部分等が基板面上の何処に位置しているかを把握することができる。これによって,不具合原因と考えられる基板の偏り方向や,排気の偏り方向を認定できるので,前記不具合を修正することができる。なお,基板状態の偏りには,基板状態のばらつきも含まれる。
【0009】
参考例として,前記2以上の直径部分の基板状態の測定は,一の直径部分の基板状態が測定された基板を所定角度回転させ,他の直径部分の基板状態を測定する工程を有していてもよく,かかる場合,一枚の基板を用いて膜厚の盛り上がり部分の位置を把握し,それに基づいて不具合を修正することができる。
【0010】
また,参考例として,前記2以上の直径部分の基板状態の測定は,一の基板についての特定の直径部分の基板状態を測定した後,前記一の基板と同じ処理が施された他の基板を所定角度回転させ,前記一の基板の前記特定の直径部分と異なる位置の前記他の基板の直径部分の基板状態を測定する工程を有していてもよい。かかる場合は,複数枚の基板の基板状態を測定することによって,例えば膜厚の盛り上がり部分や線幅の広狭部分等の位置が把握され,当該位置を基に不具合が修正できる。
【0011】
参考例として,前記基板の所定角度の回転は,基板の回転角度を制御するための回転制御部を備えた基板回転装置で行われてもよく,前記基板状態を測定するための基板状態測定装置で行われてもよい。後者の場合,基板の所定角度の回転が基板状態測定装置で行われるため,基板の直径部分の基板状態の測定と,基板の所定角度の回転とを同じ装置内で行うことできる。なお,基板回転装置には,基板を回転させる機能のみを有する専用の装置だけでなく,他の処理も行われ,かつ基板の所定角度の回転もできる多機能の装置をも含む。例えば,基板回転装置は,基板を回転させながら塗布液を塗布する塗布処理装置,現像処理装置及び基板の周辺露光装置等であってもよい。また,前記基板状態測定装置には,膜厚測定装置や線幅測定装置が含まれる。
【0012】
参考例として,前記基板状態の測定結果は,通信手段によってインターネットを介してベンダー側のホストコンピュータに送信され,当該基板状態の測定結果を基にベンダー側の管理者等が導出した不具合修正情報は,通信手段によってインターネットを介して前記ベンダー側のホストコンピュータから前記基板処理が行われる処理装置に送信され,当該不具合修正情報に従って前記処理装置が修正されるようにしてもよい。この場合,ベンダーが,基板の直径部分の基板状態の測定結果をインターネットを用いて入手し,当該基板状態の測定結果を基に,例えば膜厚や線幅等に関する不具合を自動的に修正することができる。これにより,膜厚や線幅等の偏りに起因する不具合が,遠隔地から迅速かつ適切に解消される。
【0013】
参考例として,前記不具合の修正は,前記基板処理時に基板を搬送する搬送アームの基準位置を調節することによって行われてもよい。これにより,搬送アームのポジション調節が行われ,基板処理時に基板がより正確な位置に搬送される。したがって,例えば基板が各処理ユニット内において所定の位置に載置されるようになり,基板が適切に処理されるようになるため,不具合が解消される。また,前記基板状態は,基板上に形成された処理膜の膜厚であってもよいし,基板上の処理膜に形成された線幅であってもよい。かかる場合,特にその基板状態が確認し難いので,不具合を修正するにあたって,その効果が大きい。
【0014】
別の参考例として,基板に処理膜を形成する処理装置であって,基板を回転させる基板回転装置と,前記処理膜が形成された基板の膜厚や線幅等の基板状態を測定する基板状態測定装置とを備え,前記基板回転装置は,前記処理膜が形成された前記基板を,特定の角度に回転させる回転制御部を有し,前記基板状態測定装置は,前記基板回転装置で特定の角度に回転された基板の特定の直径部分の基板状態を測定する測定部を有することを特徴とする基板の処理装置が提供される。
【0015】
前記基板の処理装置によれば,基板回転装置と基板状態測定装置によって,基板の2以上の直径部分の基板状態を測定することができる。また,基板回転装置と基板状態測定装置が基板の処理装置に搭載されるので,処理膜を形成する処理と同じ処理装置内において不具合が発生した場合の基板状態の測定を行うことができる。したがって,不具合が発生した場合に迅速に基板状態を測定し,当該測定結果に基づいて不具合を修正することができる。また,前記基板状態は,基板上に形成された処理膜の膜厚であってもよいし,基板上の処理膜に形成された線幅であってもよい。かかる場合,特にその基板状態の把握が困難であるので,不具合を修正するにあたって,その効果が大きい。
【0016】
別の参考例として,処理膜を形成する基板処理において発生し,当該処理膜の膜厚や線幅等の基板状態に起因する不具合を特定するための不具合特定装置であって,基板を回転させる回転駆動部と,前記処理膜が形成された基板を特定の角度に回転させるために前記回転駆動部を制御する回転制御部と,前記特定の角度に回転された基板の特定の直径部分の基板状態を測定する測定部とを備えることを特徴とする不具合特定装置が提供される。当該不具合特定装置によって,基板の2以上の直径部分の基板状態が測定され,基板上の基板状態の偏りが把握されて不具合の状態が特定される。これにより,不具合の修正を行い,不具合を解消することができる。また,前記基板状態は,基板上に形成された処理膜の膜厚であってもよいし,基板上の処理膜に形成された線幅であってもよい。かかる場合,特にその基板状態が確認し難いので,不具合を修正するにあたって,その効果が大きい。
【0017】
本発明によれば,処理膜を形成する基板処理における,当該処理膜の膜厚又は線幅に関する不具合を修正するための不具合修正システムであって,前記基板処理が行われる工場側には,当該基板処理が行われる処理装置と,前記処理膜の前記不具合の原因を特定するための処理膜の測定が行われる不具合特定装置とが設けられ,前記不具合特定装置は,基板を回転させる回転駆動部と,前記回転駆動部を制御して基板を特定の角度に回転させる回転制御部と,前記特定の角度に回転された基板の直径部分の膜厚又は線幅を測定する測定部とを有し,前記工場側には,前記測定部により測定された膜厚又は線幅の測定情報を蓄積するデータボックスが設けられ,前記処理装置のベンダー側には,ホストコンピュータが設けられ,前記工場側には,前記データボックスに蓄積された前記測定情報を収集し,当該測定情報をインターネットを介して前記ホストコンピュータに送信する情報収集送信用コンピュータが設けられ,前記ホストコンピュータは,前記測定情報を基に導出された,前記処理装置における前記膜厚又は線幅の不具合を修正するための不具合修正情報を前記インターネットを介して前記処理装置に送信し,前記不具合修正情報に基づいて前記処理装置におけるベーキングユニットの熱板の温度の調整,前記処理装置におけるベーキングユニットに基板を搬送する搬送アームの搬送位置の調整,前記ベーキングユニットの排気管の排気量の調整の少なくともいずれかを行い,前記ホストコンピュータは,前記ベーキングユニットの熱板の温度を調整し,それでも不具合が解消されない場合には,前記搬送アームの搬送位置を調整し,それでも不具合が解消されない場合には,前記排気管の排気量を調整することを特徴とする不具合修正システが提供される。
【0018】
別の観点による本発明によれば,処理膜を形成する基板処理における,当該処理膜の膜厚又は線幅に関する不具合を修正するための不具合修正システムであって,前記基板処理が行われる工場側には,当該基板処理が行われる処理装置と,前記基板を回転させる基板回転装置と,前記膜厚又は線幅を測定する基板状態測定装置と,前記基板状態測定装置で測定された膜厚又は線幅の測定情報を蓄積するデータボックスとが設けられ,前記基板回転装置は,前記処理膜が形成された前記基板を,特定の角度に回転させるための回転制御部を有し,前記基板状態測定装置は,前記基板回転装置で特定の角度に回転された基板の特定の直径部分の膜厚又は線幅を測定する測定部を有し,前記処理装置のベンダー側には,ホストコンピュータが設けられ,前記工場側には,前記データボックスに蓄積された前記測定情報を収集し,当該測定情報をインターネットを介して前記ホストコンピュータに送信する情報収集送信用コンピュータが設けられ,前記ホストコンピュータは,前記測定情報を基に導出された,前記処理装置における前記膜厚又は線幅の不具合を修正するための不具合修正情報を前記インターネットを介して前記処理装置に送信し,前記不具合修正情報に基づいて前記処理装置におけるベーキングユニットの熱板の温度の調整,前記処理装置におけるベーキングユニットに基板を搬送する搬送アームの搬送位置の調整,前記ベーキングユニットの排気管の排気量の調整の少なくともいずれかを行い,前記ホストコンピュータは,前記ベーキングユニットの熱板の温度を調整し,それでも不具合が解消されない場合には,前記搬送アームの搬送位置を調整し,それでも不具合が解消されない場合には,前記排気管の排気量を調整することを特徴とする不具合修正システムが提供される。
【0019】
かかる不具合修正システムによれば,基板状態に関する不具合が発生した場合に,基板の2以上の直径部分の基板状態が測定され,その測定結果が処理装置のベンダー側に送信される。そして,入手した基板状態の測定結果を基に,ベンダーが前記基板状態の偏りを把握し,不具合修正方法等を案出する。さらに,ベンダーは,不具合を修正するための不具合修正情報を処理装置に送信し,不具合を修正する。これによって,膜厚や線幅等の基板状態に関する不具合が迅速かつ適切に解消される。また,インターネットを利用するので,ベンダーと工場との距離に関係なく不具合を適切に修正し,解消することができる。また,前記基板状態は,基板上に形成された処理膜の膜厚であってもよいし,基板上の処理膜に形成された線幅であってもよい。かかる場合,特にその基板状態の把握が困難であるので,不具合を修正するにあたって,その効果が大きい。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は,本実施の形態にかかる不具合修正方法が実施される不具合修正システム1の概略構成図である。この不具合修正システム1は,処理装置としての塗布現像処理装置で発生した基板状態としての膜厚に関する不具合を修正するため不具合修正システムである。不具合修正システム1は,例えばウェハメーカーの工場2側に,複数の塗布現像処理装置M1〜Mn,AGC(Advanced Group Computer)4及び管理用コンピュータ5とを有し,一方処理装置メーカーのベンダー6側に,ホストコンピュータ7を有する。塗布現像処理装置M1〜Mn及びAGC4は,工場2内のクリーンルームRに設置されており,管理用コンピュータ5は,工場2内のクリーンルームR外に設置されている。
【0021】
工場2側のAGC4とベンダー6側のホストコンピュータ7とは,インターネット8を介して接続されており,互いに情報を通信することができる。なお,インターネット8の工場2側及びベンダー6側には,それぞれ図示しないファイアーウォールが設けられており,それぞれの端末を保護している。工場2側の複数の塗布現像処理装置M1〜Mn,AGC4及び管理用コンピュータ5は,工場2側で構築された,例えばLAN9に接続されており,互いに情報を通信することができる。
【0022】
先ず,塗布現像処理装置M1〜Mnの構成について,塗布現像処理装置M1を例に採って説明する。塗布現像処理装置M1〜Mnは,半導体ウェハWの製造工程におけるフォトリソグラフィー工程を連続して行う処理装置である。図2は,塗布現像処理装置M1の構成の概略を示す斜視図であり,図3は,塗布現像処理装置M1の構成の概略を示す平面図である。
【0023】
例えば塗布現像処理装置M1は,図2に示すように例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部から塗布現像処理装置M1に対して搬入出したり,カセットCに対してウェハWを搬入出したりするカセットステーション20と,ウェハWの処理が枚葉式で行われる各種処理ユニットを複数有する処理ステーション21と,この処理ステーション21に隣接して設けられている図示しない露光処理装置との間でウェハWの受け渡しを行うインターフェイス部22とを一体に接続した構成を有している。
【0024】
カセットステーション20では,図3に示すようにカセット載置台23上の所定の位置に,複数のカセットCがX方向(図3中の上下方向)に一列に載置自在になっている。また,カセットステーション20には,ウェハ搬送体24が搬送路24aに沿ってX方向に移動自在に設けられている。また,ウェハ搬送体24は,θ方向に回転可能である。ウェハ搬送体24は,カセットCに対してウェハWを搬入出し,処理ステーション21との間でウェハWを搬送することができる。また,ウェハ搬送体24は,後述するように処理ステーション21側の第3の処理ユニット群G3に属するエクステンションユニット53及び基板状態測定装置としての膜厚測定ユニット25に対してもアクセスできるように構成されている。
【0025】
カセットステーション20には,図2に示すように塗布現像処理装置M1の入力部26,後述するコントロールセクション27が設けられている。入力部26は,例えばポインティングデバイスであるタッチスクリーンになっており,塗布現像処理装置M1の各種設定値を手動で設定,変更することができる。
【0026】
上述の膜厚測定ユニット25は,ウェハWに膜厚に関する不具合が生じた場合に,ウェハの特定の直径部分の膜厚を測定するためのユニットである。図4に示すように膜厚測定ユニット25は,ケーシング25aを有しており,ケーシング25a内には,例えばウェハWを吸着して保持する載置台30が設けられている。例えば載置台30の下方には,ウェハWを授受する際に載置台30を上下動させる駆動部31が設けられている。駆動部31は,例えばモータやシリンダ等によって構成される。
【0027】
ウェハWの膜厚を測定するための膜厚測定部材32は,アーム33に保持されている。アーム33は,ウェハWの上方向に位置する。アーム33は,例えばケーシング25aの側面に設けられたレール34を移動自在である。レール34は,図5に示すようにX方向に,ウェハWのX方向正方向側の外方からX方向負方向側の外方に至るまで形成されている。これによりアーム33は,ウェハW上をX方向に移動自在である。また,膜厚測定部材32は,アーム33が移動した際に,膜厚測定部材32がウェハWの中心上方を通過するように,アーム33に保持されている。したがって,膜厚測定部材32は,ウェハWの直径上方を移動し,ウェハWのX方向の直径部分の膜厚を測定することができる。
【0028】
膜厚測定部材32は,例えば図示しない光照射部と光受信部とを有しており,ウェハW表面に光を照射し,ウェハW表面のレジスト膜に反射した光を受信することによってレジスト膜の膜厚を測定する。膜厚測定部材32は,測定制御部35で制御されており,膜厚測定部材32で検出されたデータは,測定制御部35に送信される。測定制御部35では,入手した検出データに基づき,ウェハWの特定の直径部分の膜厚が解析され,例えば当該直径部分の膜厚が,図6に示すような膜厚プロファイルとして算出される。測定制御部35は,コントロールセクション27の後述するデータボックス91に接続されており,膜厚プロファイル等の膜厚測定情報を送信することができる。
【0029】
膜厚測定ユニット25のケーシング25aのX方向負方向側の側面には,ウェハWを搬入出するための搬送部36がある。したがって,後述する主搬送ユニット40に保持されたウェハWは,搬送部36から搬入され,例えば保持された向きを維持したまま載置台30に載置される。
【0030】
一方,処理ステーション21には,図3に示すようにその中心部に主搬送ユニット40が設けられており,この主搬送ユニット40の周辺には各種処理ユニットが多段に配置された複数の処理ユニット群G1,G2,G3,G4が設けられている。例えば第1及び第2の処理ユニット群G1,G2は,塗布現像処理装置M1の正面側に配置され,第1の処理ユニット群G1には,図7に示すようにウェハWにレジスト液を塗布し液膜を形成するレジスト塗布ユニット41及びウェハWを現像処理する現像処理ユニット42が下から順に2段に設けられている。第2の処理ユニット群G2も同様に,レジスト塗布ユニット43及び現像処理ユニット44が下から順に設けられている。
【0031】
処理ステーション21の第3の処理ユニット群G3は,図3に示すようにカセットステーション20に隣接して配置されている。第3の処理ユニット群G3には,例えば図8に示すようにウェハWを所定の角度に回転させる基板回転装置としての回転ユニット50,ウェハWを冷却処理するクーリングユニット51,レジスト液とウェハWとの定着性を高めるためのアドヒージョンユニット52,ウェハWの受け渡しを行うためのエクステンションユニット53,レジスト液中の溶剤を蒸発させ,レジスト膜を形成するプリベーキングユニット54及び55が下から順に例えば6段に積み重ねられている。
【0032】
第4の処理ユニット群G4は,インターフェイス部22に隣接して配置されている。第4の処理ユニット群G4には,例えば図8に示すようにクーリングユニット60,載置したウェハWを自然冷却させるエクステンション・クーリングユニット61,エクステンションユニット62,露光後の加熱処理を行うポストエクスポージャーベーキングユニット63及び64,現像処理後の加熱処理を行うポストベーキングユニット65及び66が下から順に例えば7段に積み重ねられている。
【0033】
回転ユニット50は,図9に示すようにケーシング50a内に,ウェハWを載置し回転させる回転台70を有する。回転台70は,例えば上面が水平に形成されている。当該上面には,例えばウェハWを吸引するための図示しない吸引口が設けられており,ウェハWを回転台70に吸着保持することができる。
【0034】
回転台70の下方には,回転駆動機構71が設けられている。回転駆動機構81は,回転駆動部72,回転駆動部72の電源73及び回転駆動部72の回転制御部74を有している。回転駆動部72は,回転台70を所定角度回転させるサーボモータ等を備えている。回転制御部74は,電源73及び回転駆動部72を操作し,回転台70の回転角度を制御する。
【0035】
また,例えば回転駆動部72のケース72a上には,載置されたウェハWのノッチ部を検出するための,例えば回帰反射型のセンサ75が設けられる。センサ75は,回転駆動機構71の回転制御部74に検出データを出力できるようになっている。これにより,ウェハWのノッチ部を検出し,回転駆動機構71によってウェハWのノッチ部の位置を所定の位置に合わせることができる。
【0036】
回転ユニット50のケーシング50aの側面には,搬送部76が設けられており,ウェハWは,搬送部76から回転ユニット50内に搬入出される。
【0037】
かかる構成によって,回転ユニット50では,所定の方向に向いているウェハWをノッチ部を基準に所定角度回転させ,ウェハWの向きを所定の向きに変えることができる。
【0038】
また,プリベーキングユニット54は,例えば図10に示すようにケーシング54a内に,ウェハWを載置して加熱する熱板80を有する。熱板80内には,ヒータ81が内蔵されており,ヒータ81の温度は,ヒータ制御部82によって制御されている。熱板80上であってウェハWが載置される載置部の外方には,ウェハWが載置される際にウェハWを誘導する複数のウェハガイド83が設けられている。また,熱板80の上方であって,ケーシング54aの上面には,プリベーキングユニット54内の雰囲気を排気する複数の排気管84及び85が設けられている。ケーシング54aの側面には,ウェハWの搬送口86が設けられており,例えば排気管84は,ケーシング54aの搬送口86寄りに設けられ,排気管85は,搬送口86の反対寄りに設けられている。各排気管84及び85の排気量は,例えば排気制御部86によって制御管理されている。
【0039】
一方,インターフェイス部22には,図3に示すように例えばウェハ搬送体88と周辺露光ユニット89が設けられている。ウェハ搬送体88は,第4の処理装置群G4に属するエクステンション・クーリングユニット61,エクステンションユニット62,周辺露光ユニット89及び図示しない露光処理装置に対してアクセスして,各々に対してウェハWを搬送できるように構成されている。
【0040】
次に,上述したコントロールセクション27について詳しく説明する。コントロールセクション27は,図11に示すようにコントロールボックス90と,データボックス91を有している。コントロールボックス90は,第1制御部92と第2制御部93とを有しており,第1制御部92は,塗布現像処理装置M1の全体を制御するものであり,第2制御部93は,塗布現像処理装置M1内の各処理ユニット,搬送ユニット等を制御するものである。
【0041】
データボックス91は,第1制御部92,第2制御部93からの制御情報等と膜厚測定ユニット25からの膜厚測定情報を蓄積するものである。
【0042】
コントロールボックス90は,情報線94によってデータボックス91に接続されており,第1制御部92及び第2制御部93の制御情報,検出情報等は,データボックス83に送信され,蓄積される。膜厚測定ユニット25は,情報線95によってデータボックスに91に接続されており,膜厚制御部35の膜厚測定情報は,データボックス91の出力され,蓄積される。データボックス91は,情報線96によってHUB97に接続され,HUB97には,LAN9が接続している。これにより,データボックス91で蓄積されている膜厚測定情報等は,LAN9を介してAGC4に送信できる。
【0043】
また,HUB97には,コントロールボックス90からの情報線98が接続されており,LAN9を介して送られてきた各種情報がコントロールボックス90で受信され,第1制御部92又は第2制御部93が当該情報を基に塗布現像処理装置M1全体或いは各種ユニットを制御,調節することができる。
【0044】
データボックス91は,例えば図12に示すように蓄積部100,記憶部101,制御部102及び通信部103とから構成される。蓄積部100には,第1制御部90,第2制御部91及び膜厚測定ユニット25からの各種情報が所定領域に蓄積される。記憶部101には,例えばAGC4からの命令により膜厚測定情報を蓄積部100から読み出し,AGC4に送信する情報送信プログラムが記憶されている。制御部102は,例えばCPU等で構成され,記憶部101から前記情報送信プログラム等を読み出し実行する。
【0045】
通信部103は,情報線96と接続されており,AGC4との間で情報を通信することができる。したがって,例えばAGC4からの指示信号に従い,蓄積部100の膜厚測定情報をAGC4に送信することができる。なお,通信部103には,例えばLANカード,モデム等が用いられる。また,通信部103による通信には,例えば一般的な通信プロトコルTCP/IPが用いられる。
【0046】
次に,AGC4の構成について説明する。AGC4は,塗布現像処理装置M1〜Mnを総括管理する役割を果たし,また,インターネット8を介してベンダー6側との通信を行うことができる。AGC4は,例えば図13に示すように通信手段としての通信部120,記憶部121,制御部122及び入力部123から構成される。例えば通信部120にはモデム,記憶部121にはRAM,制御部122にはCPU,入力部123にはタッチパネル等が用いられる。
【0047】
通信部120は,LAN9に接続されており,工場2内の管理用コンピュータ5及び塗布現像処理装置M1〜Mnとの間で各種信号,情報等を通信できる。また,通信部120は,インターネット8にも接続されており,ベンダー6側のホストコンピュータ7との間で情報を通信できる。なお,当該通信には,例えば一般的な通信プロトコルTCP/IPが用いられる。
【0048】
記憶部121には,例えば各塗布現像処理装置M1〜Mnとの間,ベンダー6のホストコンピュータ7との間等で,所定の情報を通信するためのプログラム等が記憶されている。制御部122は,前記記憶部121のプログラム等を読み出して実行する。
【0049】
工場2側の管理用コンピュータ5は,工場2側のプロセス担当者等の管理者が塗布現像処理装置M1〜Mnを管理するために用いるものであり,例えば一般的な汎用のPC(Peasonal Computer)と同様の構成を有するものである。
【0050】
次に,ベンダー6側のホストコンピュータ7の構成について説明する。ホストコンピュータ7は,遠隔地からAGC4を介して塗布現像処理装置M1〜Mnに対し情報を通信する。ホストコンピュータ7は,例えば図14に示すように通信手段としての通信部130,入力部131,制御部132,記憶部133及び表示部134を有している。
【0051】
通信部130は,インターネット8に接続されており,通信部130は,インターネット8を介してAGC4から送られてくる情報を受信する。また,通信部130からインターネット8を介してAGC4に情報を送信する。AGC4は,当該情報を各塗布現像処理装置M1〜Mnに送信できるので,通信部130からの情報は,塗布現像処理装置M1〜Mnに送信できる。したがって,ホストコンピュータ7は,塗布現像処理装置M1〜Mnに対し,不具合に対する不具合修正情報等を送信し,塗布現像処理装置M1〜Mnを遠隔地から修正できる。
【0052】
入力部131は,ベンダー6側の担当者等である管理者が,例えば工場2側に送信するための不具合修正情報等を入力するためのものである。入力部131には,例えばカーソルキーや数字入力等を備えたキーボードやマウス等のポインティングデバイスが用いられ,キーボードにおいて押下されたキーの押下信号やマウスの位置信号を制御部132に出力することができる。
【0053】
制御部132は,ホストコンピュータ7の全体を制御するものであり,AGC4や入力部131等からの各種信号に従って,記憶部133に記憶された各種プログラムを読み出し実行する。また,当該プログラムの実行により導出された結果を記憶部133の所定領域に格納したり,表示部134に出力させたりできる。なお,制御部132には,例えばCPU等が用いられる。
【0054】
記憶部133には,例えば入手した情報を表示部124に表示してベンダー6側の管理者に通知する情報表示プログラム等が記憶されている。なお,記憶部133は,例えばフラッシュROM等の半導体メモリで構成される。
【0055】
表示部134は,ホストコンピュータ7が入手した情報等をベンダー6側の管理者等に表示するものであり,表示部124には,例えばドットマトリクスタイプのカラー液晶表示セル若しくはCRT(Cathode Ray Tube)等が用いられる。
【0056】
上述した塗布現像処理装置M1においては,先ず,カセットステーション20のカセットCから未処理のウェハWが1枚取り出され,第3の処理装置群G3に属するエクステンションユニット53に搬送される。次いでウェハWは,主搬送ユニット40によってアドヒージョンユニット52に搬入され,アドヒージョン処理が施される。アドヒージョン処理の終了後,ウェハWは,クーリングユニット51に搬送され,所定温度に冷却され,その後レジスト塗布ユニット41に搬送されて,ウェハW上にレジスト液が塗布される。
【0057】
レジスト液が塗布され液膜が形成されたウェハWは,主搬送ユニット40によって例えばプリべーキングユニット54に搬送され,所定の温度に加熱される。これにより,液膜内の溶剤が蒸発され,ウェハW上に所定膜厚のレジスト膜が形成される。次いでウェハWは,エクステンション・クーリングユニット61に搬送され,さらにウェハ搬送体88によって周辺露光ユニット89,露光処理装置(図示せず)に順次搬送され,各処理ユニットで所定の処理が施される。そして露光処理の終了したウェハWは,ウェハ搬送体88によりエクステンションユニット62に搬送され,その後,主搬送ユニット40によって例えばポストエクスポージャーベーキングユニット63,クーリングユニット60,現像処理ユニット42,ポストベーキングユニット65及びクーリングユニット51に順次搬送され,各ユニットにおいて所定の処理が施される。その後,ウェハWは,エクステンションユニット53に搬送され,ウェハ搬送体24によってカセットCに戻され,一連のフォトリソグラフィー工程が終了する。
【0058】
かかる塗布現像処理によって処理されたウェハWは,例えば図示しない膜厚検査装置によって検査される。この検査において,例えばレジスト膜の膜厚が目標値とずれており,許容範囲から外れている場合には不具合となる。以下,この膜厚に関する不具合が発生した場合の不具合修正方法について,図15のフローに従って説明する。
【0059】
先ず,不具合の発生した塗布現像処理装置,例えば塗布現像処理装置M1の設定データと,正常に稼動している他の塗布現像処理装置の設定データとを比較する。そして,相異する設定データがある場合には,塗布現像処理装置M1の設定データを正常な塗布現像処理装置の設定データに合わせる。例えばAGC4により,塗布現像処理装置M1と,工場2内の正常に稼動している塗布現像処理装置M2の設定データを入手し,比較して,相異する場合には,塗布現像処理装置M1の設定を塗布現像処理装置M2の設定に変更する。また,他の工場における正常な塗布現像処理装置の設定データに合わせてもよい。この場合,例えばベンダー6側のホストコンピュータ7がインターネット8を介して塗布現像処理装置M1の設定データと他の工場の設定データとを入手し,相異する場合には,ホストコンピュータ7からインターネット8及びAGC4を介して塗布現像処理装置M1の設定を変更してもよい。
【0060】
それでも不具合が解消しない場合,不具合の原因となっている処理ユニットを特定する。ここで,膜厚に関する不具合の場合,経験的に,レジスト膜の形成に関連したプリベーキングユニット54又は55,塗布処理ユニット41又は43に原因があることが多い。そこで,先ずプリベーキングユニット54若しくは55に原因があると推定し,プリベーキングユニット54,55の何れに原因があるのかを特定する。
【0061】
例えば,プリベーキング以外の他の処理工程を同一の処理ユニットを用い,プリベーキングのみを異なるユニットを用いる塗布現像処理装置M1の試験処理を行う。例えば,図16に示すように一のウェハWを,…→レジスト塗布ユニット41→プリべーキングユニット54→エクステンション・クーリングユニット61→…と流し,他のウェハWを…→レジスト塗布ユニット41→プリベーキングユニット55→エクステンション・クーリングユニット61→…と流す。そして,片方の膜厚が正常に形成され,もう一方の膜厚が正常に形成されなかった場合,当該正常に形成されなかったウェハWを流したときに用いられたプリベーキングユニットに不具合があると認定される。一方,両方のウェハの膜厚に異常が生じた場合には,不具合の原因がプリベーキングユニットには無く,他の処理ユニットにあると推認できる。この場合,例えばレジスト塗布ユニット41及び42において同様の試験処理が行われる。
【0062】
ところで,プリベーキングユニット54に原因があると認定された場合,プリベーキングユニット54における不具合の原因として,主に熱板80の実温度が不正確であること,ウェハWがウェハガイド83に乗り上がり,熱板80上に斜めに載置されていること,プリベーキングユニット54内の排気がウェハW面内において偏って行われていることが経験的に考えられる。これらの原因を特定し修正するために,先ず最も可能性の高い熱板温度の正確性が検査される。これは,熱板80のウェハに対する現実の加熱温度を測定することによって行われる。かかる温度測定は,例えばウェハ形状の熱板温度測定用治具を熱板80に載置することによって行われる。熱板80上への載置作業は,作業員が行ってもよいが,自動で行えるようにしてもよい。
【0063】
自動で測定する場合,例えば,熱板温度測定用治具に,温度の検出データを無線で送信可能な送信部が設けられる。塗布現像処理装置M1内の主搬送ユニット40等で自動搬送可能な位置に前記熱板温度測定用治具を待機させておく。そして,熱板温度測定が行われる際に,例えば熱板温度測定用治具が主搬送ユニット40によってプリベーキングユニット54に搬送され,熱板80上に載置される。そして,熱板温度測定用治具によって測定された実測温度データは,無線によって例えばコントロールセクション27に送信され,コントロールセクション27において当該実測温度と設定温度とが比較される。実測温度と設定温度が異なる場合には,熱板80のヒータ温度を制御するヒータ制御部82にオフセットがかけられ,修正される。かかる熱板温度の自動測定は,ベンダー6側のホストコンピュータ7がインターネット8を介して遠隔操作することによって行ってもよい。
【0064】
熱板温度の実測値と設定値との差が許容範囲内にあり,熱板温度に問題はないと判断された場合,次に不具合の原因として,ウェハWが熱板80上に傾斜して載置されていること若しくは排気が偏っていることが推認される。そして,この原因を前提とした,ウェハWの2以上の特定の直径部分の膜厚を測定する膜厚測定が行われる。
【0065】
先ず,上述した一連の塗布現像処理の終了したウェハW1が,例えばクーリングユニット51から回転ユニット50に搬送される。そして,ウェハW1が回転台70に載置され,図17に示すように回転機構71によって例えばノッチ部NがY方向正方向側に位置するように所定角度回転される。次いで,ノッチ部NがY方向正方向側に向けられたウェハW1が,例えば主搬送ユニット40によってエクステンションユニット53にその方向を維持したまま搬送され,ウェハW搬送体24に受け渡される。ウェハ搬送体24は,図18に示すようにX方向正方向側に90度回転し,ウェハW1を膜厚測定ユニット25内に搬送する。このとき,ウェハW1のノッチ部Nは,X方向負方向側に向けられている。膜厚測定ユニット25内に搬送されたウェハW1は,図19に示すようにノッチ部NをX方向負方向側に向けた状態で載置台30に載置される。そして,膜厚測定部材32が膜厚を測定しながら,ウェハW1の直径上を移動し,ウェハWの特定の直径部分R1の膜厚が測定される。
【0066】
次いで,ウェハW1と同じ処理が施されたウェハW2が回転ユニット50に搬送される。そして,今度は,ノッチ部NがX方向正方向側の位置になるようにウェハW2が回転される。その後ウェハW2は,ウェハW1と同様にして膜厚測定ユニット25内に搬送される。このとき,図20に示すようにノッチ部NがY方向正方向側に向けられた状態でウェハW2が載置台30に載置される。そしてウェハW2は,このときのX方向の直径部分R2の膜厚が測定される。かかるウェハW1とウェハW2の膜厚測定により,同じ処理が行われたウェハの2箇所の直径部分の膜厚が測定される。ウェハW1とウェハW2の膜厚測定結果は,例えば図21,図22に示すようにそれぞれ直径部分R1,R2の膜厚プロファイルとして算出される。この膜厚プロファイルにより,レジスト膜の盛り上がり部分の位置が把握される。例えば図21,22の場合,レジスト膜の盛り上がり部分がノッチ部N側のウェハWの半径上にあることが分かる。
【0067】
一方,ウェハW1及びウェハW2の膜厚測定結果は,コントロールセクション27のデータボックス91に送信され,一時蓄積される。不具合の発生を受けたベンダー6側のホストコンピュータ7は,AGC4に膜厚測定結果の収集,送信命令を発し,AGC4は,膜厚測定結果を収集する。収集された膜厚測定結果は,AGC4によりインターネット8を介してホストコンピュータ7に送信される。ホストコンピュータ7で受信した膜厚測定結果は,表示部134に例えば上述した膜厚プロファイルの形式で表示される。こうしてベンダー6側がレジスト膜の膜厚プロファイルを入手し,当該膜厚プロファイルによってレジスト膜の盛り上がり部分の偏りが把握される。
【0068】
ベンダー6側の管理者は,当該把握したレジスト膜の盛り上がり部分の偏りに基づき,当該盛り上がり部分がウェハWの中心部にくるように修正する。例えば,ウェハWのウェハガイド83への乗り上げを修正する場合,ウェハWの搬入時の載置位置を修正する必要があるため,主搬送ユニット40のポジション調節が行われる。例えばレジスト膜の盛り上がり部分がノッチ部N側によっており,プリベーキングユニット54では,常にノッチ部N側が搬送部86側に向けられて処理されている場合,ノッチ部N側,つまり図10に示すY方向負方向側のレジスト液中の溶剤が十分に蒸発しなかったことになり,加熱が十分でなかったことがわかる。この結果,ウェハWがY方向負方向側のウェハガイド83に乗り上げていたことが推認できる。したがって,ベンダー6側の管理者は,プリベーキングユニット54にウェハWを搬送する際の主搬送ユニット40の搬送ポジションをY方向正方向側に修正する。
【0069】
かかる修正は,例えばベンダー6側の管理者が,主搬送ユニット40の搬送ポジションを修正させるための不具合修正情報をホストコンピュータ7の入力部131に入力する。当該不具合修正情報は,ホストコンピュータ7からインターネット8を介してAGC4に送信され,例えばAGC4から塗布現像処理装置M1のコントロールボックス90に送信される。そして,例えば第2制御部93において主搬送ユニット40のポジション設定が修正される。これにより,ウェハWがプリベーキングユニット54内に正確に搬送され,熱板80上に正確に載置される。
【0070】
なお,主搬送ユニット40のポジション調節を行った後に,試験用治具を用いて,ウェハWが主搬送ユニット40により熱板80上に正確に載置されることを確認してもよい。また,この試験用治具を用いた確認を,ベンダー6側のホストコンピュータ7から遠隔操作によって行ってもよい。
【0071】
一方,主搬送ユニット40のポジション調節によっても不具合が修正されなかった場合や,ウェハW面内の排気に偏りがある可能性が高い場合には,プリベーキングユニット54の排気管84及び85の排気量が調節される。例えば,Y方向負方向側のレジスト膜が盛り上がっている場合,プリベーキングユニット54のY方向負方向側の排気管84の排気量を増加させる。かかる排気量の調節は,例えば,ベンダー6側の管理者が,ホストコンピュータ7に排気量を調節するための不具合修正情報を入力し,当該不具合修正情報が,ホストコンピュータ7からインターネット8,AGC4を介して塗布現像処理装置M1に送信されて,排気管84の排気量が調節される。こうすることによって,ウェハWのY方向負方向側の排気量が増加し,Y方向負方向側のレジスト液がより多く蒸発されるので,Y方向負方向側のレジスト膜の膜厚が低下し,レジスト膜の膜厚が調節される。したがって,ウェハW上に正常な膜厚が形成される。なお,本実施の形態では,排気管84の排気量を増加させたが,Y方向正方向側の排気管85の排気量を減少させるようにしてもよく,かかる場合でも同様な効果が得られる。
【0072】
以上の実施の形態によれば,レジスト膜に関する不具合が生じた場合に,ウェハの2箇所の直径部分の膜厚を測定し,当該測定から膜厚の偏り,すなわちレジスト膜の盛り上がり部分の位置を知ることができる。したがって,ウェハWがウェハガイド83に乗り上がっていた場合のウェハWのずれ方向や,排気量の偏り方向を知ることができ,この情報に基づいて不具合を修正できる。
【0073】
また,塗布現像処理装置M1に,膜厚測定ユニット25及び回転ユニット50を設けたので,塗布現像処理が行われる同じ装置内で,不具合を修正するための膜厚測定を行うことができる。したがって,ウェハWの搬送等の時間が省略され,不具合に対して迅速にう対応できる。
【0074】
ベンダー6側のホストコンピュータ7が,工場2側のAGC4と通信可能であり,AGC4は,塗布現像処理装置M1〜Mnと通信可能であるので,塗布現像処理装置M1に蓄積された膜厚測定結果が,ベンダー6側に通知される。また,当該通知された膜厚測定結果を基に案出された不具合修正情報が,ベンダー6側のホストコンピュータ7から塗布現像処理装置M1に送信され,塗布現像処理装置M1内のユニットの設定を変更できる。これにより,遠隔地にあるベンダー6が,塗布現像処理装置M1で発生した不具合を修正することができる。
【0075】
上述の実施の形態では,処理ウェハの直径部分の膜厚測定を複数のウェハを用いて行っていたが,一枚のウェハのみで行ってもよい。
【0076】
例えば,図23に示すようにウェハWを所定角度に回転させる機能と,ウェハWの特定の直径部分の膜厚を測定する機能とを備えた不具合特定装置150を塗布現像処理装置M1に搭載する。
【0077】
不具合特定装置150は,例えば図24に示すようにケーシング150a内に,載置台151,駆動部152,膜厚測定部材153,アーム154,レール155及び測定制御部156を有し,上述した膜厚測定ユニット25と同様の構成を備えている。また,不具合特定装置150は,載置台151を所定角度に回転させることのできる回転駆動機構157と,載置台151上のウェハWのノッチ部Nを検出するセンサ158とを有している。回転駆動機構157は,例えばサーボモータ等を備えた回転駆動部159,回転駆動部159の電源160,回転駆動部159の回転制御部161によって構成される。これによって,載置台151に載置されたウェハWをノッチ部Nを基準に所定角度回転させることができる。
【0078】
そして,上述した実施の形態と同様に膜厚に関する不具合が発生し,ウェハWの直径部分の膜厚を測定する際に,一連の塗布現像処理が終了したウェハWが,不具合特定装置150に搬入される。このウェハWは,先ず,センサ158によりノッチ部Nが検出される。そして,図25に示すように回転駆動機構157によってノッチ部Nが例えばX方向負方向側に位置するように載置台151が回転される。次いで膜厚測定部材153がウェハWの直径上をX方向に移動し,当該直径部分M1の膜厚測定が行われる。直径部分M1の膜厚測定が終了すると,ノッチ部NがY方向正方向に位置するようにウェハWが回転される。この状態で再度膜厚測定部材153による膜厚測定が行われ,ウェハWの直径部分M2の膜厚が測定される。これによって,ウェハWの2の特定の直径部分M1及びM2の膜厚が測定される。この膜厚測定結果は,例えば測定制御部156からデータボックス91に送信され,データボックス91からAGC4,さらにインターネット8を介してベンダー6側のホストコンピュータ7に送信される。
【0079】
ホストコンピュータ7に送信された膜厚測定結果は,上述した実施の形態と同様に,膜厚プロファイルとしてベンダー6側の管理者に通知され,ベンダー6側の管理者によってレジスト膜の盛り上がり部分の偏りが把握される。当該膜厚の偏りが把握されると,例えば上述したようにホストコンピュータ7から不具合修正情報が塗布現像処理装置M1に向けて発信され,不具合が遠隔地から修正される。
【0080】
このように,ウェハWを回転させて,ウェハWの2箇所の直径部分の膜厚を測定することによって,同じ処理が行われた複数のウェハを用いて測定するよりも迅速にレジスト膜の盛り上がり部分の偏りを把握することができる。また,塗布現像処理装置M1に不具合特定装置150を設け,ウェハWの回転と,膜厚の測定を同じ装置内で行うことによって,ウェハWの搬送する時間等が削減され,より迅速に不具合の修正を行うことができる。
【0081】
また,ウェハWの所定角度の回転は,回転機能を有する他の処理ユニット,例えばレジスト塗布ユニット,現像処理ユニット及び周辺露光ユニット,スクラブ洗浄装置等で行うようにしてもよい。
【0082】
なお,以上の実施の形態では,2箇所の直径部分の膜厚を測定していたが,2以上であれば任意に選択できる。
【0083】
また,以上で記載した実施の形態は,全て膜厚に関するものであったが,前記不具合修正システム1を基板状態としての線幅に関する不具合の修正に適用してもよい。かかる場合,上述した膜厚測定ユニット25に代えて,線幅測定ユニットを用いればよい。
【0084】
例えば,膜厚に不具合が生じた場合と同様に,先ず不具合の原因となった処理ユニットを特定する。このとき,線幅に影響を与える可能性の高い処理ユニットは,ポストエクスポージャーベーキングユニット63,64,現像処理ユニット42,44である。そして,不具合の原因がポストエクスポージャーベーキングユニット63にあると認定された場合,熱板温度が測定され,ウェハWの実際の加熱温度が検査される。熱板温度に問題がない場合,例えば回路パターンが形成されたウェハWについて,少なくとも2以上の直径部分の線幅を測定する。かかる測定により,線幅の広狭の分布を取得し,ウェハW面内における線幅分布の偏りを把握する。そして,当該偏りを基に,主搬送ユニット40のポジション調節や,ポストエクスポージャーベーキングユニット63内の排気量調節,ポストエクスポージャーベーキングユニット63の熱板温度調節等を行い,不具合を修正する。この不具合の修正は,例えばベンダー6側の管理者が,ホストコンピュータ7を用いて遠隔地から修正する。これにより,線幅に関する不具合が迅速かつ適切に解消される。なお,直径部分を測定する際のウェハWの回転は,例えば上述した実施の形態と同様にして行われる。
【0085】
以上で記載した実施の形態は,レジスト膜に関する不具合を修正するための不具合修正方法であったが,本発明は,他の処理膜,例えば絶縁膜であるSOD,SOG膜,保護膜であるポリイミド膜に関する不具合の修正方法にも適用できる。また,不具合修正システムを構成する処理装置も,レジスト膜を形成するための塗布現像処理装置でなくても,上記絶縁膜,保護膜を形成する工程を有する処理装置であってもよい。さらに,ベンダー側のホストコンピュータは,一箇所の工場の不具合を修正するものであったが,複数箇所の工場の不具合を修正してもよい。また,ベンダー側のホストコンピュータも一箇所でなく,複数箇所に設けられていてもよい。本発明は,ウェハの処理に対して適用されたが,ウェハ以外の基板,例えばLCD基板,フォトマスク用のマスクレチクル基板の処理においても適用できる。
【0086】
【発明の効果】
本発明によれば,膜厚に関する不具合を迅速かつ適切に解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態で用いられる不具合修正システムの概略構成図である。
【図2】不具合修正システムを構成する塗布現像処理装置の概略を示す斜視図である。
【図3】図2の塗布現像処理装置の構成の概略を示す平面図である。
【図4】膜厚測定ユニットの構成の概略を示す縦断面の説明図である。
【図5】膜厚測定ユニットの構成の概略を示す横断面の説明図である。
【図6】膜厚測定ユニットで測定される膜厚プロファイルの例を示す説明図である。
【図7】図2の塗布現像処理装置の正面図である。
【図8】図2の塗布現像処理装置の背面図である。
【図9】回転ユニットの構成の概略を示す縦断面の説明図である。
【図10】プリベーキングユニットの構成の概略を示す縦断面の説明図である。
【図11】コントロールセクションの構成を示すブロック図である。
【図12】データボックスの構成を示すブロック図である。
【図13】AGCの構成を示す説明図である。
【図14】ホストコンピュータの構成を示す説明図である。
【図15】不具合修正方法のフローを示す説明図である。
【図16】不具合の原因となった処理ユニットを特定する際のウェハの搬送順番を示す説明図である。
【図17】回転ユニットにおけるウェハの向きを示す回転ユニットの横断面の説明図である。
【図18】ウェハを膜厚測定ユニットに搬送する際のウェハの向きを示す塗布現像装置の平面図である。
【図19】膜厚測定ユニットにおけるウェハの向きを示す膜厚測定ユニットの横断面の説明図である。
【図20】膜厚測定ユニットにおけるウェハの向きを示す膜厚測定ユニットの横断面の説明図である。
【図21】ウェハの直径部分の膜厚プロファイルの例を示す説明図である。
【図22】ウェハの直径部分の膜厚プロファイルの例を示す説明図である。
【図23】不具合特定装置を搭載した塗布現像処理装置の構成を示す平面図である。
【図24】不具合特定装置の構成の概略を示す縦断面の説明図である。
【図25】不具合特定装置内におけるウェハの向きを示す不具合特定装置の横断面の説明図である。
【符号の説明】
1 不具合修正システム
2 工場
M1〜Mn 塗布現像処理装置
4 AGC
6 ベンダー
7 ホストコンピュータ
8 インターネット
25 回転ユニット
50 膜厚測定ユニット
90 コントロールボックス
91 データボックス
R クリーンルーム
W ウェハ
Claims (2)
- 処理膜を形成する基板処理における,当該処理膜の膜厚又は線幅に関する不具合を修正するための不具合修正システムであって,
前記基板処理が行われる工場側には,当該基板処理が行われる処理装置と,前記基板を回転させる基板回転装置と,前記膜厚又は線幅を測定する基板状態測定装置と,前記基板状態測定装置で測定された膜厚又は線幅の測定情報を蓄積するデータボックスとが設けられ,
前記基板回転装置は,前記処理膜が形成された前記基板を,特定の角度に回転させるための回転制御部を有し,
前記基板状態測定装置は,前記基板回転装置で特定の角度に回転された基板の特定の直径部分の膜厚又は線幅を測定する測定部を有し,
前記処理装置のベンダー側には,ホストコンピュータが設けられ,
前記工場側には,前記データボックスに蓄積された前記測定情報を収集し,当該測定情報をインターネットを介して前記ホストコンピュータに送信する情報収集送信用コンピュータが設けられ,
前記ホストコンピュータは,前記測定情報を基に導出された,前記処理装置における前記膜厚又は線幅の不具合を修正するための不具合修正情報を前記インターネットを介して前記処理装置に送信し,前記不具合修正情報に基づいて前記処理装置におけるベーキングユニットの熱板の温度の調整,前記処理装置におけるベーキングユニットに基板を搬送する搬送アームの搬送位置の調整,前記ベーキングユニットの排気管の排気量の調整の少なくともいずれかを行い,
前記ホストコンピュータは,前記ベーキングユニットの熱板の温度を調整し,それでも不具合が解消されない場合には,前記搬送アームの搬送位置を調整し,それでも不具合が解消されない場合には,前記排気管の排気量を調整することを特徴とする,不具合修正システム。 - 処理膜を形成する基板処理における,当該処理膜の膜厚又は線幅に関する不具合を修正するための不具合修正システムであって,
前記基板処理が行われる工場側には,当該基板処理が行われる処理装置と,前記処理膜の前記不具合の原因を特定するための処理膜の測定が行われる不具合特定装置とが設けられ,
前記不具合特定装置は,基板を回転させる回転駆動部と,前記回転駆動部を制御して基板を特定の角度に回転させる回転制御部と,前記特定の角度に回転された基板の直径部分の膜厚又は線幅を測定する測定部とを有し,
前記工場側には,前記測定部により測定された膜厚又は線幅の測定情報を蓄積するデータボックスが設けられ,
前記処理装置のベンダー側には,ホストコンピュータが設けられ,
前記工場側には,前記データボックスに蓄積された前記測定情報を収集し,当該測定情報をインターネットを介して前記ホストコンピュータに送信する情報収集送信用コンピュータが設けられ,
前記ホストコンピュータは,前記測定情報を基に導出された,前記処理装置における前記膜厚又は線幅の不具合を修正するための不具合修正情報を前記インターネットを介して前記処理装置に送信し,前記不具合修正情報に基づいて前記処理装置におけるベーキングユニットの熱板の温度の調整,前記処理装置におけるベーキングユニットに基板を搬送する搬送アームの搬送位置の調整,前記ベーキングユニットの排気管の排気量の調整の少なくともいずれかを行い,
前記ホストコンピュータは,前記ベーキングユニットの熱板の温度を調整し,それでも不具合が解消されない場合には,前記搬送アームの搬送位置を調整し,それでも不具合が解消されない場合には,前記排気管の排気量を調整することを特徴とする,不具合修正システム。
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