JP5995892B2 - 基板を熱処理する方法、熱処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

基板を熱処理する方法、熱処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP5995892B2
JP5995892B2 JP2014052299A JP2014052299A JP5995892B2 JP 5995892 B2 JP5995892 B2 JP 5995892B2 JP 2014052299 A JP2014052299 A JP 2014052299A JP 2014052299 A JP2014052299 A JP 2014052299A JP 5995892 B2 JP5995892 B2 JP 5995892B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
hot plate
substrate
wafer
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014052299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015177024A (ja
Inventor
泰夫 森
泰夫 森
賢一 重冨
賢一 重冨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2014052299A priority Critical patent/JP5995892B2/ja
Publication of JP2015177024A publication Critical patent/JP2015177024A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5995892B2 publication Critical patent/JP5995892B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Description

本開示は、基板を熱処理する方法、熱処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
特許文献1は、上方に配置された基板を加熱する熱板を備える熱処理装置を開示している。当該熱処理装置は、例えばフォトリソグラフィ技術を用いて基板を微細加工する際に、基板の表面に塗布されたレジスト液の溶剤を蒸発させるための加熱処理(プリベーキング)や、露光処理後に、基板上面の塗布膜の化学反応を促進させるための加熱処理(ポストエクスポージャーベーキング)や、現像処理後の加熱処理(ポストベーキング)などを実施する。
特開2002−353111号公報
現在、フォトリソグラフィ技術を用いて凹凸パターン(例えば、レジストパターン)を基板(例えば、半導体ウエハ、ガラスウエハその他の各種ウエハ)の表面に形成するための微細加工プロセスが、広く一般に行われている。上記の熱処理装置においては、その構成上温度センサを処理対象の基板に直接取り付けることが困難なため、温度センサで熱板の温度を測定して熱板の温度を調節することで、間接的に基板の温度を管理している。
近年、凹凸パターンの更なる微細化に伴い、基板表面上に配置された各種材料を基板の表面内において均一に熱処理する要求が高まっている。そのため、基板の温度をより精度よく制御することが重要となっている。
そこで、本開示は、基板の温度をより精度よく制御することが可能な、基板を熱処理する方法、熱処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を説明する。
本開示の一つの観点に係る基板を熱処理する方法は、(A)基板に熱を付与する熱板と、熱板よりも上方に配置された基板との離間距離を距離センサにより測定することと、(B)熱板の温度を温度センサにより測定することと、(C)上記A項で測定された離間距離と上記B項で測定された熱板の温度とに基づいて、熱板よりも上方に配置された基板の推定温度を算出することと、(D)上記C項で算出された推定温度と、基板の目標温度との差に基づいて、熱板の温度を調節することとを含む。
本開示の一つの観点に係る基板を熱処理する方法では、熱板と基板との離間距離を距離センサにより測定している。そのため、熱板からの熱により基板において生ずる温度が、計算によってより正確に推定される。従って、基板の推定温度が目標温度に近づくように熱板の温度を調節することで、基板の温度をより精度よく制御することが可能となる。
上記A〜D項は、所定期間が経過するまで繰り返し行われてもよい。この場合、例えば基板の熱処理の開始から終了に至るまで、基板の温度が目標温度に沿って変化するように基板の温度を制御することが可能となる。また、熱板と基板との離間距離が繰り返し測定されるので、熱板からの熱により基板が変形した場合でも、その変形に伴って変化した熱板と基板との離間距離が直ちに基板の推定温度に反映される。そのため、基板の温度をよりいっそう精度よく制御することが可能となる。
上記B〜D項は、所定期間が経過するまで繰り返し行われてもよい。この場合、例えば基板の熱処理の開始から終了に至るまで、基板の温度が目標温度に沿って変化するように基板の温度を制御することが可能となる。
熱板は、それぞれ独立して温度調節可能な複数の領域を有し、複数の領域ごとに距離センサ及び温度センサが配置されており、上記A〜D項は、複数の領域ごとに行われてもよい。この場合、距離センサが熱板の複数箇所に存在しているので、基板に反りが生じていたり、例えば熱板上に存在する異物に基板が乗り上げ、基板が熱板に対して傾いて配置されていたりする場合であっても、そのような基板の状態に応じて熱板の領域ごとに熱板の温度が調節される。そのため、基板の温度をさらに精度よく制御することが可能となる。
複数の領域は周方向において並んでいてもよい。この場合、熱板と基板との直線距離が周方向において複数取得される。そのため、基板全体としての傾きを把握できる。従って、例えば熱板上に存在する異物に基板が乗り上げ、基板が熱板に対して傾いて配置された場合、基板の温度を特に精度よく制御することが可能となる。
推定温度は、空気を介して熱板から基板へと伝達される熱のうち所定時間当たりの伝熱量を基板の熱容量で除算して得られる基板の温度変化量を用いて算出されてもよい。
本開示の他の観点に係る熱処理装置は、基板に熱を付与する熱板と、熱板よりも上方において基板を支持する支持部材と、熱板と基板との離間距離を測定する距離センサと、熱板の温度を測定する温度センサと、制御部とを備え、制御部は、(A)離間距離を距離センサにより測定させる制御と、(B)熱板の温度を温度センサにより測定させる制御と、(C)制御Aで測定された離間距離と、制御Bで測定された熱板の温度とに基づいて、熱板よりも上方に配置された基板の推定温度を算出する制御と、(D)制御Cで算出した推定温度と、基板の目標温度との差に基づいて、熱板の温度を調節する制御とを実行する。
本開示の他の観点に係る熱処理装置では、制御部が、熱板と基板との離間距離を距離センサにより測定させる。そのため、熱板からの熱により基板において生ずる温度が、計算によってより正確に推定される。従って、基板の推定温度が目標温度に近づくように熱板の温度を調節することで、基板の温度をより精度よく制御することが可能となる。
制御部は、制御A〜Dを所定期間が経過するまで繰り返し実行してもよい。この場合、例えば基板の熱処理の開始から終了に至るまで、基板の温度が目標温度に沿って変化するように基板の温度を制御することが可能となる。また、熱板と基板との離間距離が繰り返し測定されるので、熱板からの熱により基板が変形した場合でも、その変形に伴って変化した熱板と基板との離間距離が直ちに基板の推定温度に反映される。そのため、基板の温度をよりいっそう精度よく制御することが可能となる。
制御部は、制御B〜Dを所定期間が経過するまで繰り返し実行してもよい。この場合、例えば基板の熱処理の開始から終了に至るまで、基板の温度が目標温度に沿って変化するように基板の温度を制御することが可能となる。
熱板は、それぞれ独立して温度調節可能な複数の領域を有し、複数の領域ごとに距離センサ及び温度センサが配置されており、制御部は、制御A〜Dを複数の領域ごとに実行してもよい。この場合、距離センサが熱板の複数箇所に存在しているので、基板に反りが生じていたり、基板が熱板に対して傾いて配置されていたりする場合であっても、そのような基板の状態に応じて熱板の領域ごとに熱板の温度が調節される。そのため、基板の温度をさらに精度よく制御することが可能となる。
複数の領域は周方向において並んでいてもよい。この場合、熱板と基板との直線距離が周方向において複数取得される。そのため、基板全体としての傾きを把握できる。従って、例えば熱板上に存在する異物に基板が乗り上げ、基板が熱板に対して傾いて配置された場合、基板の温度を特に精度よく制御することが可能となる。
本開示の他の観点に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記の方法を熱処理装置に実行させるためのプログラムを記録している。本開示の他の観点に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記の方法と同様に、基板の温度をより精度よく制御することが可能となる。本明細書において、コンピュータ読み取り可能な記録媒体には、一時的でない有形の媒体(non-transitory computer recording medium)(例えば、各種の主記憶装置又は補助記憶装置)や、伝播信号(transitory computer recording medium)(例えば、ネットワークを介して提供可能なデータ信号)が含まれる。
本開示に係る基板を熱処理する方法、熱処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、基板の温度をより精度よく制御することが可能となる。
図1は、塗布・現像システムを示す斜視図である。 図2は、図1のII−II線断面図である。 図3は、図2のIII−III線断面図である。 図4は、加熱・冷却ユニットを側方から見た断面図である。 図5は、加熱・冷却ユニットを上方から見た断面図である。 図6は、熱板を側方から見た断面図である。 図7は、熱板を上方から見た図である。 図8は、ウエハの温度調節手順を説明するためのフローチャートである。 図9は、処理時間に対するウエハ温度の変化の様子を示す図である。 図10は、ウエハの温度調節手順を説明するためのフローチャートである。
本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[塗布・現像装置の構成]
まず、図1〜図3に示される塗布・現像装置1の構成の概要について説明する。塗布・現像装置1は、露光装置E1による露光処理の前に、ウエハWの表面にレジスト材料を塗布してレジスト膜を形成する処理を行う。塗布・現像装置1は、露光装置E1による露光処理の後に、ウエハWの表面に形成されたレジスト膜の現像処理を行う。本実施形態において、ウエハWは円板状を呈するが、円形の一部が切り欠かれていたり、多角形などの円形以外の形状を呈するウエハを用いてもよい。ウエハWは、例えば、半導体基板、ガラス基板、マスク基板、FPD(Flat Panel Display)基板その他の各種基板であってもよい。
塗布・現像装置1は、図1及び図2に示されるように、キャリアブロックBK1と、処理ブロックBK2と、インターフェースブロックBK3と、塗布・現像装置1の制御手段として機能する制御装置CUとを備える。本実施形態において、キャリアブロックBK1、処理ブロックBK2、インターフェースブロックBK3及び露光装置E1は、この順に直列に並んでいる。
キャリアブロックBK1は、図1及び図3に示されるように、キャリアステーション12と、搬入・搬出部13とを有する。キャリアステーション12は、複数のキャリア11を支持する。キャリア11は、複数枚のウエハWを密封状態で収容する。キャリア11は、ウエハWを出し入れするための開閉扉(図示せず)を一側面11a側に有する。キャリア11は、側面11aが搬入・搬出部13側に面するように、キャリアステーション12上に着脱自在に設置される。
搬入・搬出部13は、図1〜図3に示されるように、キャリアステーション12上の複数のキャリア11にそれぞれ対応する開閉扉13aを有する。側面11aの開閉扉と搬入・搬出部13の開閉扉13aとが同時に開放されると、キャリア11内と搬入・搬出部13内とが連通する。搬入・搬出部13は、図2及び図3に示されるように、受け渡しアームA1を内蔵している。受け渡しアームA1は、キャリア11からウエハWを取り出して処理ブロックBK2に渡す。受け渡しアームA1は、処理ブロックBK2からウエハWを受け取ってキャリア11内に戻す。
処理ブロックBK2は、図1〜図3に示されるように、キャリアブロックBK1に隣接すると共に、キャリアブロックBK1と接続されている。処理ブロックBK2は、図1及び図2に示されるように、下層反射防止膜形成(BCT)ブロック14と、レジスト膜形成(COT)ブロック15と、上層反射防止膜形成(TCT)ブロック16と、現像処理(DEV)ブロック17とを有する。DEVブロック17、BCTブロック14、COTブロック15及びTCTブロック16は、底面側からこの順に並んで配置されている。
BCTブロック14は、図2に示されるように、塗布ユニット(図示せず)と、加熱・冷却ユニット(図示せず)と、これらのユニットにウエハWを搬送する搬送アームA2とを内蔵している。塗布ユニットは、反射防止膜形成用の薬液をウエハWの表面に塗布する。加熱・冷却ユニットは、例えば熱板によりウエハWを加熱し、その後例えば冷却板によりウエハWを冷却する。こうして、ウエハWの表面上に下層反射防止膜が形成される。
COTブロック15は、図2に示されるように、塗布ユニット(図示せず)と、加熱・冷却ユニット(図示せず)と、これらのユニットにウエハWを搬送する搬送アームA3とを内蔵している。塗布ユニットは、レジスト膜形成用の薬液(レジスト材料)を下層反射防止膜の上に塗布する。加熱・冷却ユニットは、例えば熱板によりウエハWを加熱し、その後例えば冷却板によりウエハWを冷却する。こうして、ウエハWの下層反射防止膜上にレジスト膜が形成される。レジスト材料は、ポジ型でもよいし、ネガ型でもよい。
TCTブロック16は、図2に示されるように、塗布ユニット(図示せず)と、加熱・冷却ユニット(図示せず)と、これらのユニットにウエハWを搬送する搬送アームA4とを内蔵している。塗布ユニットは、反射防止膜形成用の薬液をレジスト膜の上に塗布する。加熱・冷却ユニットは、例えば熱板によりウエハWを加熱し、その後例えば冷却板によりウエハWを冷却する。こうして、ウエハWのレジスト膜上に上層反射防止膜が形成される。
DEVブロック17は、図2及び図3に示されるように、複数の現像処理ユニットU1と、複数の加熱・冷却ユニット(熱処理部)U2と、これらのユニットにウエハWを搬送する搬送アームA5と、これらのユニットを経ずに処理ブロックBK2の前後間でウエハWを搬送する搬送アームA6とを内蔵している。
現像処理ユニットU1は、後述するように、露光されたレジスト膜の現像処理を行う。加熱・冷却ユニットU2は、例えば熱板によるウエハWの加熱を通じて、ウエハW上のレジスト膜を加熱する。加熱・冷却ユニットU2は、加熱後のウエハWを例えば冷却板により冷却する。加熱・冷却ユニットU2は、ポストエクスポージャベーク(PEB)、ポストベーク(PB)等の加熱処理を行う。PEBは、現像処理前にレジスト膜を加熱する処理である。PBは、現像処理後にレジスト膜を加熱する処理である。
図1〜図3に示されるように、処理ブロックBK2のうちキャリアブロックBK1側には、棚ユニットU10が設けられている。棚ユニットU10は、複数のセルC30〜C38を有する。セルC30〜C38は、DEVブロック17とTCTブロック16との間において上下方向に並んで配置されている。棚ユニットU10の近傍には、昇降アームA7が設けられている。昇降アームA7は、セルC30〜C38の間でウエハWを搬送する。
処理ブロックBK2のうちインターフェースブロックBK3側には、棚ユニットU11が設けられている。棚ユニットU11は、複数のセルC40〜C42を有する。セルC40〜C42は、DEVブロック17に隣接して、上下方向に並んで配置されている。
インターフェースブロックBK3は、図1〜図3に示されるように、処理ブロックBK2及び露光装置E1の間に位置すると共に、処理ブロックBK2及び露光装置E1のそれぞれに接続されている。インターフェースブロックBK3は、図2及び図3に示されるように、受け渡しアームA8を内蔵している。受け渡しアームA8は、処理ブロックBK2の棚ユニットU11から露光装置E1にウエハWを渡す。受け渡しアームA8は、露光装置E1からウエハWを受け取り、棚ユニットU11にウエハWを戻す。
制御装置CUは、制御用のコンピュータであり、図1に示されるように、記憶部CU1と、制御部CU2とを有する。記憶部CU1は、塗布・現像装置1の各部や露光装置E1の各部を動作させるためのプログラムを記憶している。記憶部CU1は、例えば半導体メモリ、光記録ディスク、磁気記録ディスク、光磁気記録ディスクである。当該プログラムは、記憶部CU1とは別体の外部記憶装置や、伝播信号などの無形の媒体にも含まれ得る。これらの他の媒体から記憶部CU1に当該プログラムをインストールして、記憶部CU1に当該プログラムを記憶させてもよい。制御部CU2は、記憶部CU1から読み出したプログラムに基づいて、塗布・現像装置1の各部や露光装置E1の各部の動作を制御する。
次に、塗布・現像装置1の動作の概要について説明する。まず、キャリア11がキャリアステーション12に設置される。このとき、キャリア11の一側面11aは、搬入・搬出部13の開閉扉13aに向けられる。続いて、キャリア11の開閉扉と、搬入・搬出部13の開閉扉13aとが共に開放され、受け渡しアームA1により、キャリア11内のウエハWが取り出され、処理ブロックBK2の棚ユニットU10のうちいずれかのセルに順次搬送される。
ウエハWが受け渡しアームA1により棚ユニットU10のいずれかのセルに搬送された後、ウエハWは、昇降アームA7により、BCTブロック14に対応するセルC33に順次搬送される。セルC33に搬送されたウエハWは、搬送アームA2によってBCTブロック14内の各ユニットに搬送される。搬送アームA2によってウエハWがBCTブロック14内を搬送される過程で、ウエハWの表面上に下層反射防止膜が形成される。
下層反射防止膜が形成されたウエハWは、搬送アームA2によってセルC33の上のセルC34に搬送される。セルC34に搬送されたウエハWは、昇降アームA7によって、COTブロック15に対応するセルC35に搬送される。セルC35に搬送されたウエハWは、搬送アームA3によりCOTブロック15内の各ユニットに搬送される。搬送アームA3によってウエハWがCOTブロック15内を搬送される過程で、下層反射防止膜上にレジスト膜が形成される。
レジスト膜が形成されたウエハWは、搬送アームA3によってセルC35の上のセルC36に搬送される。セルC36に搬送されたウエハWは、昇降アームA7によって、TCTブロック16に対応するセルC37に搬送される。セルC37に搬送されたウエハWは、搬送アームA4によってTCTブロック16内の各ユニットに搬送される。搬送アームA4によってウエハWがTCTブロック16内を搬送される過程で、レジスト膜上に上層反射防止膜が形成される。
上層反射防止膜が形成されたウエハWは、搬送アームA4によってセルC37の上のセルC38に搬送される。セルC38に搬送されたウエハWは、昇降アームA7によってセルC32に搬送された後、搬送アームA6によって棚ユニットU11のセルC42に搬送される。セルC42に搬送されたウエハWは、インターフェースブロックBK3の受け渡しアームA8により露光装置E1に渡され、露光装置E1においてレジスト膜の露光処理が行われる。露光処理が行われたウエハWは、受け渡しアームA8によりセルC42の下のセルC40,C41に搬送される。
セルC40,C41に搬送されたウエハWは、搬送アームA5により、DEVブロック17内の各ユニットに搬送され、現像処理が行われる。これにより、ウエハWの表面上にレジストパターン(凹凸パターン)が形成される。レジストパターンが形成されたウエハWは、搬送アームA5によって棚ユニットU10のうちDEVブロック17に対応したセルC30,C31に搬送される。セルC30,C31に搬送されたウエハWは、昇降アームA7によって、受け渡しアームA1がアクセス可能なセルに搬送され、受け渡しアームA1によって、キャリア11内に戻される。
上述した塗布・現像装置1の構成及び動作は一例にすぎない。塗布・現像装置1は、塗布ユニットや現像処理ユニット等の液処理ユニットと、加熱・冷却ユニット等の前処理・後処理ユニットと、搬送装置とを備えていればよい。すなわち、これら各ユニットの個数、種類、レイアウト等は適宜変更可能である。
[加熱・冷却ユニットの構成]
次に、加熱・冷却ユニット(熱処理装置)U2の構成について、図4〜図7を参照してさらに詳しく説明する。加熱・冷却ユニットU2は、図4及び図5に示されるように、筐体100内に、ウエハWを加熱する加熱部110と、ウエハWを冷却する冷却部120とを有する。筐体100のうち冷却部120に対応する部分の両側壁には、ウエハWを筐体100の内部に搬入すると共にウエハWを筐体100外へと搬出するための搬入出口101が形成されている。
加熱部110は、蓋部111と、熱板収容部112とを有する。蓋部111は、熱板収容部112の上方に位置しており、熱板収容部112から離間した上方位置と熱板収容部112上に載置される下方位置との間で上下動が可能である。蓋部111は、下方位置にあるときに熱板収容部112とともに処理室Rを構成する。蓋部111の中央には、排気部111aが設けられている。排気部111aは、処理室Rから気体を排気するために用いられる。
熱板収容部112は、円筒状を呈しており、その内部に熱板113を収容する。熱板113の外周部は、支持部材114によって支持されている。支持部材114の外周は、筒状を呈するサポートリング115によって支持されている。サポートリング115の上面には、上方に向けて開口したガス供給口115aが形成されている。ガス供給口115aは、処理室R内に不活性ガスを噴き出す。
熱板113は、図4〜図7に示されるように、円形状を呈する平板である。熱板113の外形は、ウエハWの外形よりも大きい。熱板113には、その厚さ方向に貫通して延びる貫通孔HLが3つ形成されている(図5及び図7参照)。熱板113の上面には、ウエハWを支持する6つの支持ピンPNが立設されている(図4、図6及び図7参照)。支持ピンPNの高さは、例えば100μm程度であってもよい。
熱板113は、本実施形態において、5つの領域113a〜113eを有している(図7参照)。1つの領域113aは、上方から見て円形状を呈し、熱板113の中心部を構成する。4つの領域113b〜113eは、円弧状を呈しており、領域113aの周囲を囲むように配置されている。より具体的には、領域113bは、領域113c,113eと隣り合うと共に、領域113aを間において領域113dと対向している。
領域113a〜113eの下面には、ヒータ116a〜116eがそれぞれ配置されている(図5及び図7参照)。ヒータ116a〜116eはそれぞれ、制御部CU2に接続されている(図4及び図6参照)。制御部CU2からの指示信号に基づき、ヒータ116a〜116eはそれぞれ独立して制御される。そのため、領域113a〜113eは、それぞれ独立して異なる温度に調節されうる。
領域113a〜113eには、温度センサ117a〜117eがそれぞれ埋設されている(図6及び図7参照)。温度センサ117a〜117eは、対応する領域113a〜113eの温度を測定し、その測定信号を制御部CU2に送信する(図6参照)。
領域113a〜113eには、距離センサ118a〜118eがそれぞれ設けられている(図6及び図7参照)。距離センサ118a〜118eはそれぞれ、熱板113に設けられた設置孔内に取り付けられている。図6及び図7に示される例では、距離センサ118a〜118eの上端は、熱板113の表面から露出している。距離センサ118a〜118eは、それぞれの上方に位置するウエハWと、熱板113(領域113a〜113e)との鉛直方向における直線距離を測定し、その測定信号を制御部CU2に送信する(図6参照)。距離センサ118a〜118eとしては、レーザ変位計やLED光電センサを例示できる。LED光電センサを用いる場合には、ウエハWからの反射光の強度等に基づいて距離が算出される。
図4及び図5に示されるように、熱板113の下方には昇降機構119が配置されている。昇降機構119は、筐体100外に配置されたモータ119aと、モータ119aによって上下動する3つの昇降ピン119bとを有する。昇降ピン119bはそれぞれ、対応する貫通孔HLを通過可能に構成されている。制御部CU2がモータ119aに上昇信号又は下降信号を送信すると、昇降ピン119bは対応する貫通孔HL内を移動しつつ上下する。昇降ピン119bの先端が熱板113の上方に突出している場合、昇降ピン119bの先端上にウエハWを載置可能である。昇降ピン119bの先端上に載置されたウエハWは、昇降ピン119bの上下動に伴い昇降する。
冷却部120は、図4に示されるように、加熱部110に隣接して位置している。冷却部120は、載置されたウエハWを冷却する冷却板121を有する。冷却板121は、図5に示されるように矩形状を呈する平板である。冷却板121のうち加熱部110側の端部は、加熱部110に向けて突出した円弧状を呈している。冷却板121には、例えばペルチェ素子などの冷却部材121aが内蔵されている。冷却部材121aは、冷却板121を所定の設定温度に調節できる。
冷却板121は、加熱部110側に向かって延伸するレール122に取付けられている。冷却板121は、駆動部123により駆動されレール122上を水平移動可能である。加熱部110側まで移動した冷却板121は、熱板113の上方に位置する。
冷却板121には、図5に示すように、レール122の延在方向に沿って延びる2本のスリット124が形成されている。スリット124は、冷却板121における加熱部110側の端部から冷却板121の中央部付近まで延びるように形成されている。スリット124により、加熱部110側に移動した冷却板121と熱板113上に突出した昇降ピン119bとの干渉が防止される。
図4に示されるように、冷却板121の下方には昇降機構125が配置されている。昇降機構125は、筐体100外に配置されたモータ125aと、モータ125aによって上下動する3つの昇降ピン125bとを有する。昇降ピン125bはそれぞれ、スリット124を通過可能に構成されている。制御部CU2がモータ125aに上昇信号又は下降信号を送信すると、昇降ピン125bはスリット124内を移動しつつ上下する。昇降ピン125bの先端が冷却板121の上方に突出している場合、昇降ピン125bの先端上にウエハWを載置可能である。昇降ピン125bの先端上に載置されたウエハWは、昇降ピン125bの上下動に伴い昇降する。
[ウエハの熱処理方法]
次に、主に図8を参照して、加熱・冷却ユニットU2を用いてウエハWを熱処理する方法について説明する。まず、ウエハWの表面にレジスト膜を形成した後であって、ウエハWが加熱部110に搬送される直前に、ウエハWの温度を測定する(ステップS11)。このときのウエハWの温度測定には、例えば、放射温度計を用いることができる。
続いて、ウエハWを加熱部110内(処理室R内)に搬送する(ステップS12)。具体的には、搬送アームA5がウエハWを冷却部120の昇降ピン125bの先端上に載置すると、昇降ピン125bが下降して冷却板121上に移載される。冷却板121がレール122に沿って加熱部110側に移動すると、昇降ピン119bが上昇して冷却板121からウエハWを持ち上げる。冷却板121が加熱部110から退避すると、昇降ピン119bが下降してウエハWを支持ピンPN上に載置する。こうして、ウエハWは、熱板113よりも上方において支持ピンPNによって支持される。その結果、熱板113からの熱がウエハWに移動し、ウエハWが加熱される。
続いて、熱板113によるウエハWの加熱処理が開始され、所定の処理時間が経過したか否か(すなわち、処理開始から所定の時間が経過したか否か)が判断される(ステップS13)。処理時間が経過していれば、熱板113によるウエハWの加熱処理が終了する。一方、処理時間の経過前であれば、熱板113によるウエハWの加熱処理が継続される。処理時間は、例えば60秒程度に設定してもよい。
ステップS13で、処理時間の経過前であると判定されると、温度センサ117a〜117eにより、熱板113の温度を測定する(ステップS14)。具体的には、温度センサ117a〜117eはそれぞれ、対応する領域113a〜113eの温度を測定し、測定した温度の測定信号を制御部CU2に送信する。
続いて、距離センサ118a〜118eにより、熱板113とウエハWとの鉛直方向における直線距離を測定する(ステップS15)。具体的には、距離センサ118a〜118eはそれぞれ、対応する領域113a〜113e上とウエハW(すなわち、ウエハWのうち自身の直上に存在している部分)との鉛直方向における直線距離を測定し、測定した距離の測定信号を制御部CU2に送信する。
続いて、制御部CU2により、熱板113からのウエハWへの伝熱量を計算する(ステップS16)。具体的には、制御部CU2は、温度センサ117a〜117e及び距離センサ118a〜118eからそれぞれ測定信号を受信すると、式1に従って領域113a〜113eごとに熱板113からのウエハWへの伝熱量ΔQを計算する。なお、熱板113からウエハWへの熱移動において、対流や熱放射による熱移動は熱伝導と比べて十分小さい。従って、式1では、対流及び熱放射による熱移動を考慮していない。
ΔQ=S×λ×(Tp−Tw)×Δt/H ・・・(1)
ここで、式1において、各パラメータS、λ、Tp、Tw、Δt、Hは、以下のように定義される。
S:計算対象の領域113a〜113eの面積
λ:空気の熱伝導率
Tp:ステップS14で測定された熱板113の温度
Tw:初回計算時ではステップS11で測定されたウエハWの温度であり、2回目以降の計算時では後述のステップS17で計算されたウエハWの温度
Δt:ステップS14〜S19が実行される1ループあたりの時間
H:計算対象の領域113a〜113eにおける、ステップS15で測定された熱板113とウエハWとの鉛直方向における直線距離
続いて、制御部CU2により、ヒータ116a〜116eごとの出力値を計算する(ステップS18)。具体的には、制御部CU2はまず、式2に従って領域113a〜113eごとにウエハWの温度変化量ΔTwを計算する。
ΔTw=ΔQ/C ・・・(2)
ここで、式2において、パラメータCは以下のように定義される。
C:ウエハWのうち各領域113a〜113eに対応する部分(本実施形態においては、上方から見たときに、ウエハWのうち各領域113a〜113eと重なり合う部分)における熱容量
次に、式2で得られた温度変化量ΔTwに基づいて、制御部CU2は、式3に従って領域113a〜113eごとにウエハWの推定温度Tweを計算する。
Twe=Tw+ΔTw ・・・(3)
次に、式3で得られた推定温度TweとウエハWの目標温度Twtとの差(Twe−Twt)に基づいて、制御部CU2は、式4に従ってヒータ116a〜116eごとに出力値を計算する。すなわち、差(Twe−Twt)が正であれば、ウエハWが加熱されすぎる可能性があるので、制御部CU2は、対応するヒータ116a〜116の出力値を現在よりも小さく設定する。差(Twe−Twt)が負であれば、ウエハWが十分に加熱されない可能性があるので、制御部CU2は、対応するヒータ116a〜116eの出力値を現在よりも大きく設定する。差(Twe−Twt)が0であれば、ウエハWの加熱量が適正であるので、制御部CU2は、対応するヒータ116a〜116eの出力値を現在の値に設定する。
目標温度Twtは、ある処理時間における、ウエハW上のレジスト膜が適切に処理される理想的な温度を意味する。目標温度Twtは、通常、処理時間の経過と共に所定のカーブを描きながら大きくなる(図9参照)。目標温度Twtは、実験等により予め求めておいてもよい。
続いて、制御部CU2により、各ヒータ116a〜116eを制御する(ステップS19)。具体的には、制御部CU2は、ステップS18で設定された出力値となるよう、各ヒータ116a〜116eの出力を制御する。その後、ステップS13に戻って、処理時間が経過していれば、熱板113によるウエハWの加熱処理が終了する。一方、処理時間の経過前であれば、ステップS14〜S19の処理を繰り返される。すなわち、ステップS14〜S19の繰り返しにより、ウエハWの温度に関してフィードバック制御が行われる。ステップS14〜S19が実行される1ループあたりの時間(Δt)は、例えば0.1秒程度に設定してもよい。
[作用]
以上のような本実施形態では、熱板113とウエハWとの離間距離(鉛直方向における直線距離)を距離センサ118a〜118eにより測定している。そのため、熱板113からの熱によりウエハWにおいて生ずる温度が、計算によってより正確に推定される。従って、ウエハWの推定温度Tweが目標温度Twtに近づくように熱板113の温度を調節することで、ウエハWの温度をより精度よく制御することが可能となる。
本実施形態では、ステップS14〜S19の処理が繰り返し行われる。そのため、例えばウエハWの熱処理の開始から終了に至るまで、ウエハWの温度が目標温度Twtに沿って変化するようにウエハWの温度を制御することが可能となる。また、熱板113とウエハWとの離間距離が各ループにおいて繰り返し測定されるので、熱板113からの熱によりウエハWが変形した場合でも、その変形に伴って変化した熱板113とウエハWとの離間距離が直ちにウエハWの推定温度Tweに反映される。そのため、ウエハWの温度をよりいっそう精度よく制御することが可能となる。
本実施形態では、領域113a〜113eが、ヒータ116a〜116e、温度センサ117a〜117e及び距離センサ118a〜118eをそれぞれ有している。本実施形態では、領域113a〜113eごとにステップS14〜S19の処理を繰り返し行い、各領域113a〜113eの温度を独立に調節している。そのため、ウエハWに反りが生じていたり(図6参照)、ウエハWが熱板113に対して傾いて配置されていたりする場合であっても、そのようなウエハWの状態に応じて熱板113の領域ごとに熱板113の温度が調節される。そのため、ウエハWの中心部の温度も外周部の温度も共に目標温度に沿って変化するので(図9(a)参照)、ウエハWの温度をさらに精度よく制御することが可能となる。これに対し、熱板自体の温度を調節していた従来の方法では、ウエハに反りがあったり、ウエハが熱板に対して傾いて配置されていたりすると、図9(b)に示されるように、ウエハの中心部又は外周部の温度が目標温度から大きくずれてしまい得る。なお、ウエハWが熱板113に対して傾いて配置される場合とは、例えば、支持ピンPNよりも大きな異物が熱板113上に存在し、当該異物上に基板が乗り上げた場合を例示できる。
本実施形態では、領域113a〜113eが熱板113の周方向において並んでいる。そのため、熱板113とウエハWとの直線距離が周方向において複数取得される。従って、ウエハW全体としての傾きを把握できる。その結果、ウエハWが熱板113に対して傾いて配置された場合、ウエハWの温度を特に精度よく制御することが可能となる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、図10に示されるように、ステップS15は、ステップS14とステップS16との間ではなく、ステップS13よりも前に行われてもよい。例えば、図10に示されるように、ステップS15は、ステップS11とステップS12との間で行われてもよい。この場合、ウエハWが熱処理される前に、ウエハWと熱板113との距離が測定される。そのため、熱処理される前からウエハWに反りが存在する場合であっても、ウエハWの温度を精度よく制御することが可能となる。
熱板113は、複数の領域を有していなくてもよいし、2つ以上の領域を有していてもよい。この場合も、複数の領域には、ヒータ、温度センサ及び距離センサがそれぞれ配置され、各領域の温度が独立に調整される。熱板113の周方向に並ぶ領域の数は、2つであってもよいし、3つ以上であってもよい。熱板113の周方向に並ぶ領域の数が2つの場合には、熱板113の中心部に少なくとも一つの領域があってもよい。このように、熱板113が少なくとも3つの領域を有しており、各領域に配置された距離センサが1直線上に並んでいない場合には、ウエハWの姿勢を把握することが可能となる。
熱板113の各領域に配置される温度センサは、1つずつであってもよいし、複数ずつであってもよい。熱板113の各領域に配置される距離センサは、1つずつであってもよいし、複数ずつであってもよい。
DEVブロック17の加熱・冷却ユニットU2のみならず、ウエハを熱処理する各種の熱処理装置に本発明を適用してもよい。
熱板113の表面から露出する距離センサ118a〜118eの上端を、例えば透明板で覆ってもよい。この場合、距離センサ118a〜118eを収容するために熱板113に形成された開口が、透明板によって覆われる。そのため、透明板と熱板113とが熱的に接続され、当該開口部分においてもウエハWを加熱することができる。従って、距離センサ118a〜118eによる測距機能が阻害されることなく、熱板113の表面内における温度の均一化が図られる。
1…塗布・現像装置、110…加熱部、113…熱板、113a〜113e…領域、117a〜117e…温度センサ、118a〜118e…距離センサ、CU2…制御部、PN…支持ピン、U2…加熱・冷却ユニット、W…ウエハ。

Claims (12)

  1. (A)基板に熱を付与する熱板と、前記熱板よりも上方に配置された前記基板との離間距離を距離センサにより測定することと、
    (B)前記熱板の温度を温度センサにより測定することと、
    (C)前記A項で測定された前記離間距離と前記B項で測定された前記熱板の温度とに基づいて、前記熱板よりも上方に配置された前記基板の推定温度を算出することと、
    (D)前記C項で算出された前記推定温度と、前記基板の目標温度との差に基づいて、前記熱板の温度を調節することと
    を含む基板を熱処理する方法。
  2. 前記A〜D項は、所定期間が経過するまで繰り返し行われる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記B〜D項は、所定期間が経過するまで繰り返し行われる、請求項1に記載の方法。
  4. 前記熱板は、それぞれ独立して温度調節可能な複数の領域を有し、
    前記複数の領域ごとに前記距離センサ及び前記温度センサが配置されており、
    前記A〜D項は、前記複数の領域ごとに行われる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記複数の領域は周方向において並んでいる、請求項4に記載の方法。
  6. 前記推定温度は、空気を介して前記熱板から前記基板へと伝達される熱のうち所定時間当たりの伝熱量を前記基板の熱容量で除算して得られる前記基板の温度変化量を用いて算出される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 基板に熱を付与する熱板と、
    前記熱板よりも上方において前記基板を支持する支持部材と、
    前記熱板と前記基板との離間距離を測定する距離センサと、
    前記熱板の温度を測定する温度センサと、
    制御部とを備え、
    前記制御部は、
    (A)前記離間距離を前記距離センサにより測定させる制御と、
    (B)前記熱板の温度を前記温度センサにより測定させる制御と、
    (C)前記制御Aで測定された前記離間距離と、前記制御Bで測定された前記熱板の温度とに基づいて、前記熱板よりも上方に配置された前記基板の推定温度を算出する制御と、
    (D)前記制御Cで算出した前記推定温度と、前記基板の目標温度との差に基づいて、前記熱板の温度を調節する制御と
    を実行する、熱処理装置。
  8. 前記制御部は、前記制御A〜Dを所定期間が経過するまで繰り返し実行する、請求項7に記載の熱処理装置。
  9. 前記制御部は、前記制御B〜Dを所定期間が経過するまで繰り返し実行する、請求項7に記載の熱処理装置。
  10. 前記熱板は、それぞれ独立して温度調節可能な複数の領域を有し、
    前記複数の領域ごとに前記距離センサ及び前記温度センサが配置されており、
    前記制御部は、前記制御A〜Dを前記複数の領域ごとに実行する、請求項7〜9のいずれか一項に記載の熱処理装置。
  11. 前記複数の領域は周方向において並んでいる、請求項10に記載の熱処理装置。
  12. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法を熱処理装置に実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2014052299A 2014-03-14 2014-03-14 基板を熱処理する方法、熱処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Active JP5995892B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014052299A JP5995892B2 (ja) 2014-03-14 2014-03-14 基板を熱処理する方法、熱処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014052299A JP5995892B2 (ja) 2014-03-14 2014-03-14 基板を熱処理する方法、熱処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015177024A JP2015177024A (ja) 2015-10-05
JP5995892B2 true JP5995892B2 (ja) 2016-09-21

Family

ID=54255942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014052299A Active JP5995892B2 (ja) 2014-03-14 2014-03-14 基板を熱処理する方法、熱処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5995892B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7129309B2 (ja) 2018-10-16 2022-09-01 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置、基板処理方法、及び記憶媒体
KR102242122B1 (ko) * 2020-12-15 2021-04-20 세메스 주식회사 온도 제어 장치 및 온도 제어 방법

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4444090B2 (ja) * 2004-12-13 2010-03-31 東京エレクトロン株式会社 熱処理板の温度設定方法,熱処理板の温度設定装置,プログラム及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006228820A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Tokyo Electron Ltd 熱処理板の温度設定方法,熱処理板の温度設定装置,プログラム及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4781901B2 (ja) * 2006-05-08 2011-09-28 東京エレクトロン株式会社 熱処理方法,プログラム及び熱処理装置
JP4699283B2 (ja) * 2006-05-23 2011-06-08 東京エレクトロン株式会社 熱処理板の温度制御方法、プログラム及び熱処理板の温度制御装置
JP5174098B2 (ja) * 2010-08-09 2013-04-03 東京エレクトロン株式会社 熱処理方法及びその熱処理方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体並びに熱処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015177024A (ja) 2015-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4699283B2 (ja) 熱処理板の温度制御方法、プログラム及び熱処理板の温度制御装置
KR101314001B1 (ko) 온도 제어 방법, 온도 조절기 및 열처리 장치
JP4444090B2 (ja) 熱処理板の温度設定方法,熱処理板の温度設定装置,プログラム及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
TWI524378B (zh) A heat treatment method and a recording medium for recording a program for carrying out the processing method and a heat treatment apparatus
JP6382151B2 (ja) 基板熱処理装置、基板熱処理方法、記録媒体及び熱処理状態検知装置
JP2011165693A (ja) 熱処理装置、塗布現像処理システム、熱処理方法、塗布現像処理方法及びその熱処理方法又は塗布現像処理方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体
TWI501338B (zh) A heat treatment method and a recording medium and a heat treatment apparatus for recording a program for carrying out the heat treatment method
CN108231627B (zh) 热处理装置、热处理方法以及计算机存储介质
TWI643246B (zh) Heat treatment device, abnormality detection method in heat treatment, and readable computer memory medium
US20160093519A1 (en) Substrate heat treatment apparatus, substrate heat treatment method, storage medium and heat-treatment-condition detecting apparatus
JP6391558B2 (ja) 熱処理装置、基板を熱処理する方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
KR20190084875A (ko) 열처리 장치, 열판의 냉각 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
JP4970882B2 (ja) 基板の測定方法、プログラム、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び基板の測定システム
JP5995892B2 (ja) 基板を熱処理する方法、熱処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US7425689B2 (en) Inline physical shape profiling for predictive temperature correction during baking of wafers in a semiconductor photolithography process
JP4811860B2 (ja) 熱処理方法、そのプログラム及び熱処理装置
JP2006222354A (ja) 熱処理板の温度設定方法,熱処理板の温度設定装置,プログラム及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4920317B2 (ja) 基板の処理方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体及び基板の処理システム
TW202101531A (zh) 熱處理裝置及熱處理方法
WO2019225319A1 (ja) 基板処理装置
JPH07142377A (ja) 処理装置
JP2018195849A (ja) 熱処理装置、基板を熱処理する方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2011165896A (ja) 基板処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5995892

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250