JP2002118463A - デジタル・サンプル値を結合することによるアナログ・デジタル変換のための方法およびシステム - Google Patents

デジタル・サンプル値を結合することによるアナログ・デジタル変換のための方法およびシステム

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    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/20Increasing resolution using an n bit system to obtain n + m bits

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロック・ジッタ等の影響を低減させ、高速
なサンプリングを可能とする、アナログ・デジタル変換
のための方法およびシステムを提供する。 【解決手段】 アナログ・デジタル(A/D)変換シス
テムは、複数のデジタル・サンプル値を結合することに
よって、アナログ入力信号をデジタル出力値に変換す
る。A/Dシステムは、A/D変換器からのN個のデジ
タル・サンプル値の平均を取る平均化回路を備えてい
る。この平均は、デジタル処理回路のためのデジタル出
力値として生成される。これによって、A/Dシステム
の信号対雑音比(SNR)は増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ・デジタ
ル変換器に関し、更に特定すれば、複数のデジタル・サ
ンプル値を結合してデジタル出力値を生成するアナログ
・デジタル変換システムに関する。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】多
くの物理的な装置は、アナログすなわち連続的に変化す
る出力信号を発生する。今日、信号処理は、多くの場
合、デジタル手法を用いて行われる。多くの用途におい
ては、アナログ信号を、デジタル・システムによる処理
に適したデジタル形態に変換することが必要である。ア
ナログ装置とデジタル・システムとの間のインタフェー
スとして作用する多数の種類の変換器が存在する。これ
らの変換器は、試験、測定、プロセス制御、および通信
を含む様々な用途において用いられる。アナログ信号を
デジタル形態に変換する際、通常、アナログ信号をサン
プリングし量子化する。通常の無線通信システムでは、
無線周波数(RF)キャリア(複数のキャリア)上で変
調した情報信号(複数の信号)から成るRF信号を、ア
ンテナによって受信する。例えば、米国のセルラ式通信
では、824ないし849MHzおよび869ないし8
94MHz内の周波数チャネル上で、情報信号を搬送す
る。パーソナル通信システム(PCS)では、1850
ないし1910MHzおよび1930ないし1990M
Hzの1つ以上のPCS帯の周波数チャネル上で、情報
信号を搬送する。アナログ信号は、何らかのフィルタリ
ングおよび中間周波数(IF)への周波数のダウンコン
バージョンを行った後、低雑音増幅器(LNA)に供給
する。LNAは、アナログ信号を増幅し、このアナログ
信号を、アナログ・デジタル変換のためにA/D変換器
に供給する。A/D変換器は、デジタル値をバスに供給
する。このバスは、デジタル化信号を、例えば、対応す
るデジタル信号プロセッサに接続されたデジタル・ダウ
ンコンバータのようなデジタル無線回路に供給する。
【0003】今日、高速A/D変換器は、最大で1ギガ
サンプル/秒(GSps)の速度で動作することができ
る。高速になると、A/D変換器のクロックがクロック
・ジッタ等の欠陥を有する場合に、A/D変換器からの
デジタル信号の信号対雑音比(SNR)が劣化する恐れ
がある。いずれにせよ、デジタル・ダウンコンバータが
その入力として処理可能な最大データ速度は、70メガ
サンプル/秒(MSps)までである。周波数変換段を
用いて、アナログ信号をより低いIF周波数に周波数変
換することができるが、これらは雑音を増し費用を増大
させる。更に、デジタル・サンプル値の一部を廃棄する
ことによって、デジタル・ダウンコンバータに対する入
力におけるデータ・レートが低下する場合がある。しか
しながら、かかる方式では、A/D変換器の速いサンプ
リング速度を利用することができず、デジタル信号に雑
音を生じさせてしまう。
【0004】従って、デジタル・ダウンコンバータ等の
低速デジタル信号処理回路において、クロック・ジッタ
等の影響を低減させ、A/D変換器の更に高速なサンプ
リングを利用可能な、より高速なアナログ・デジタル変
換に対する要望がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アナログ・デ
ジタル(A/D)変換システムであり、複数のデジタル
・サンプル値を結合することによって、アナログ入力信
号をデジタル出力値に変換する。例えば、A/D変換器
は、RFアナログ信号をデジタル・サンプル値に変換す
る。A/Dシステムは、A/D変換器からのN個のデジ
タル・サンプル値の平均を取る平均化回路を備える。こ
の平均は、デジタル処理回路のためのデジタル出力値と
して生成される。このため、A/Dシステムの信号対雑
音比(SNR)は増大する。なぜなら、平均化プロセス
において、雑音成分はランダムな性質のために打ち消さ
れる傾向があるからである。デジタル・サンプル値を平
均化することによって与えられるSNRの増大は、より
高いサンプリング・レートの使用を可能とする。なぜな
ら、デジタル信号サンプルを平均化することによって得
られる処理利得が、クロック・ジッタのもたらす劣化を
打ち消すからである。このため、より高速のA/D変換
器を用いて、RFアナログ信号を直接変換することがで
き、これによって、周波数変換段の必要性を小さくす
る。いくつかの実施形態では、データ・レートまたは速
度を低くして、デジタル処理回路と適合するデータ・レ
ートでデジタル出力値を生成する。
【0006】本発明の他の態様および利点は、以下の詳
細な説明を読み、図面を参照することによって明らかと
なろう。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、アナログ・デジタル(A
/D)変換システムの例示的な実施形態について説明す
る。このシステムは、高速A/D変換器を用いてアナロ
グ信号をデジタル・サンプル値にデジタル変換し、この
デジタル・サンプル値を結合して、これよりも低速のデ
ジタル処理回路のためのデジタル出力値を生成する。デ
ータ・レートを低下させるためにデジタル・サンプル値
を廃棄するのではなく、デジタル・サンプル値を結合し
てデジタル出力値を生成し、これによって、データ・レ
ートを低下させながら、複数のデジタル・サンプル値か
らの情報をデジタル出力値に保持する。例えば、図1
は、デジタル受信機10を示し、これを用いて、アンテ
ナ12および低雑音増幅器等のアナログ受信回路14か
らの無線周波数(RF)信号を直接受信することができ
る。このため、デジタル受信機10は、例えば1GHz
の高いサンプリング速度で動作する高速アナログ・デジ
タル(A/D)変換器16を含む。デジタル処理回路
は、通常、その入力において処理可能なデータ速度は最
大70MHzまでであるので、結合回路20が、A/D
変換器16からのデジタル・サンプル値を結合して、よ
り低いレートでデジタル処理回路18に対するデジタル
出力値を生成する。デジタル・サンプル値を結合してデ
ジタル出力値を生成するので、より多くのデータが保持
される。代替的な実施形態では、RFアナログ信号の周
波数を低減させるために周波数変換段(複数の段)また
は他の回路(図示せず)を含み、これによって、A/D
変換器16からの速度ほどの高速を必要としないように
することも可能である。
【0008】いくつかの実施形態では、A/D変換器1
6は、高速A/D変換器であり、アンテナ12からのR
Fアナログ信号を直接サンプリングして、結合回路20
に対してMビットのデジタル・サンプル値を生成するこ
とができる。結合回路20は、A/D変換器16からの
N個の連続したMビット・データを取得し、それらを平
均化し、その結果をデジタル出力値としてデジタル処理
回路18に送出する平均化回路とすることができる。デ
ータ速度の低下はN倍である。図示のように、A/D1
6から結合回路20までにクロック信号22(CLK)
を用い、結合回路20からデジタル処理回路18までの
クロック信号24(CLK/N)は、クロック信号22
の倍数Nとして示される。
【0009】高い精度を得るために、デジタル出力値の
データ・ビット数または結合回路20からデジタル処理
回路18へのライン数を、Mビットに少数ビットを足し
たものよりも大きくすることができる。例えば、結合回
路20が、デジタル出力値としてN個のMビット・デジ
タル・サンプル値を合計する場合、デジタル処理回路1
8がXビットを処理可能であると、デジタル出力値は合
計でX=M+log2(N)ビットとすることができ、
これによって分解能を増大させる。この実施形態では、
デジタル処理回路18は、デジタル・ダウンコンバータ
(DDC)26およびデジタル信号プロセッサ(DS
P)28を含む。通常、DDC26は、A/D16の分
解能よりも多数のビットを処理可能であり、結合回路2
0からの全ビットを用いる(従って平均を取らず、ビッ
トを加算して分解能を増大させる)ことによって、より
高い処理利得を達成することができる。
【0010】上述のように、この実施形態では、結合回
路20は、より低速なA/Dを用いることに相当するデ
ータ速度低下回路として機能する。例えば、65Msp
sのA/Dを用いてアナログ信号をデジタル化する場
合、変換には、1/65*106=15.4ナノ秒の時間
遅延が必要である。A/Dが、DDC26の速度の8倍
すなわち520Mspsで動作する場合、合計10クロ
ック・サイクル数を用いて、8サンプルを変換加算して
平均を取った後に、65MHzのレートでDC26に供
給することができる。この動作に必要な合計時間は、1
0*1/520*106=19.23ナノ秒である。この
ため、より高速のA/Dは、より低速のA/Dおよびこ
の低速のA/Dが必要とする周波数ダウンコンバージョ
ン段の代わりとなることができる。より高速でサンプリ
ングを行う場合、クロック・ジッタによって発生するノ
イズは、デジタル出力値を生成する際のデジタル・サン
プル値の結合の結果として生じるサンプリング分解能の
増大により達成される処理利得によって相殺することが
できる。
【0011】図2は、結合回路40の例示的な実施態様
を示す。結合回路40は、A/D変換器からの4つの4
ビット・ワードまたはデジタル・サンプル値(A0ない
しA3)のリアルタイム平均を取り、4ビットのデジタ
ル出力値(B0ないしB3)を生成する。この実施態様
において、加算回路42が、4ビットのデジタル・サン
プル値(A0ないしA3)を受信する。これは、クロッ
ク(GCLK)によって、7ゲートDフリップ・フロッ
プ44の最下位4ビットに入力される。加算器46が、
Dフリップ・フロップ44の出力および7ゲートDフリ
ップ・フロップ48の出力を加算する。7ゲートDフリ
ップ・フロップ48は、この4サンプル合計サイクルに
ついての加算器46の出力における移動合計を格納す
る。次のクロック・サイクルの間、加算器46の出力
は、Dフリップ・フロップ48に格納され、加算器46
によって、Dフリップ・フロップ44内に入力されてい
る次のデジタル・サンプル値と加算される。1−4カウ
ンタ50を用いて、加算器46は、4つの連続するデジ
タル・サンプル値の和を生成する。第4のデジタル・サ
ンプル値をDフリップ・フロップ44に入力しDフリッ
プ・フロップ48の移動合計と合計した後、4つのデジ
タル・サンプル値の和を7ゲートDフリップ・フロップ
52に供給し、フリップ・フロップ44および48の内
容をクリアする。
【0012】この実施形態では、平均化段54が、4つ
のデジタル・サンプル値の和を受信し、合計した信号の
平均を取る。この実施形態では、平均化段54は、Dフ
リップ・フロップ52からの和の最上位4ビット(MS
B)を用い、端数が0.5を超えている場合は「1」を
加算し、端数が0.5未満であればこれを無視する。こ
の平均化および丸めの技法によって、ノイズ・フロアが
上がるはずであるが、極めて高いスプリアス・ダイナミ
ック・レンジが必要である場合、または高い信号対雑音
比(SNR)が必要である場合は、行うべきではない。
通常、デジタル・ダウンコンバータ(DDC)は、例え
ば16ないし18ビット等、A/D変換器の分解能より
も多数のビットを処理することができ、Dフリップ・フ
ロップ52からの全ビットを用いる(従って、平均を取
らず、ビットを加算して分解能を上げる)ことによっ
て、より高いSNRを達成することができる。
【0013】図3は、結合回路60の例示的な実施態様
を示す。結合回路60は、A/D変換器からのN個の8
ビット・ワードまたはデジタル・サンプル値(D0ない
しD7)のリアルタイム平均を取り、デジタル出力値を
形成するために結合するデジタル・サンプル値の数Nに
応じて、16ビットのデジタル出力値(D0ないしD1
5)およびクロック信号(CLK/N)を生成する。デ
ジタル出力値を形成するために結合するデジタル・サン
プル値の数を変えることによって、A/D変換器からデ
ジタル出力値を生成するデータ・レートを、A/Dシス
テムのビット分解能と同様に、周期的または動的に変動
させることができる。この実施態様では、A/D変換器
に同期した8ビットのデジタル・サンプル値およびクロ
ック信号が、結合回路60によって受信される。デジタ
ル・サンプル値は、クロック信号63を用いてラッチ6
2に入力されて、デジタル・サンプル値はラッチ62の
出力に現れ、加算器64に供給される。加算器64は、
ラッチ62の出力および、結合したサンプル値の移動合
計(結合するN個のデジタル・サンプル値の最初のもの
を受信した場合はゼロ)を格納するラッチ66の出力を
加算する。ラッチ62および66の出力を加算した後、
加算器64の出力をラッチ66に格納して、加算器64
によって、ラッチ62に入力されている次のデジタル・
サンプル値と加算する。機能ブロック67を用いて、デ
ジタル・サンプル値に重み付け機能を実施することがで
きる。例えば、重み付けオフセットを加算することによ
って、または重み付け係数をデジタル・サンプル値(複
数の値)によって乗算することによって、例えば、サン
プリング周波数とアナログ信号中心周波数との間の位相
差が引き起こすアナログ信号上でのサンプル位置の変化
を考慮して、デジタル・サンプル値を調節する。制御回
路68は、クロック63によって同期することができ、
ラッチ62に入力され加算器64によって合計されたサ
ンプル数をカウントすることができる。N個のデジタル
・サンプル値を合計した後、制御回路68によって加算
器64の出力をラッチ70に入力することができる。制
御回路68は、制御信号を送信して、ラッチ62および
66および加算器64の内容をクリアすることができ
る。
【0014】制御信号72に応答して、制御回路68
は、デジタル出力値を生成するために合計するデジタル
・サンプル値の数Nを変更することができる。この実施
形態では、結合するデジタル・サンプル値の数は、2な
いし256から選択可能であるものとして示す。データ
・レートは、結合サンプル値の生成に同期したクロック
信号74(CLK/N)によって図示するように、N倍
だけ低減する。結合したサンプル値を、デジタル出力値
を生成するためのサンプルの数Nで除算することによっ
て、デジタル・サンプル値の平均値が得られる。結合し
たサンプル値からこの平均値を求めず、単にその和また
は結合したサンプル値がデジタル出力値として生成され
ている場合、デジタル出力値はXビットとすることがで
きる。ここで、X=8+log2(N)である。このた
め、A/D変換器のデータ・レートは、デジタル処理回
路のデータ・レートに合致するように量を変えることに
よって低下させることができ、その一方でA/D変換器
の分解能が改善される。
【0015】結合回路の動作を説明するために、N個の
デジタル・サンプル値の合計について検討し、サンプリ
ング速度がアナログ信号の中心周波数の整数倍である場
合、および、その関係がわずかにずれている場合に、こ
の加算項を展開することができる。時点tiにおいてサ
ンプリングされるアナログ信号について考えると、 s(ti)=a(ti)cos(ω0i+φ)+N(ti) (1) ここで、φは、サンプルを取った全サイン期間内の位相
のずれまたは位置(0ないし359度)であり、アナロ
グ信号またはキャリア周波数f0=ω0>>W(Wはアナ
ログ情報信号a(t)の帯域幅である)であり、N
(t)は雑音である。S(t)のいくつかの項の合計
は、次のように書くことができる。
【0016】
【数1】 ここで、ΔtSは、ADC(ΔtS=1/fS、fSはサン
プリング周波数)のサンプリング・レートによって決定
され、ti=i・ΔtSである。先に述べた要件として、
0/fSの比は整数に近いものとしたい。従って、S
(t)のいくつかの項の合計は、次のように書くことが
できる。
【0017】
【数2】 通常の選択されたNに対してf0/N>>Wであるの
で、N期間について、a(t1)=a(t2
=.....=a(tN)である。三角法によるいくつ
かの操作の後、以下が得られた。
【0018】
【数3】 ここで、Nは、加算対象のデジタル・ワード数であり、
δは、f0/fS=A±δによって与えられる。ここでA
は整数であり、δ<<1である。整数によって近似的に
与えられる間隔でサンプリングを行っているので、信号
の最初の振幅すなわちa(t1)のみを用いている(な
ぜなら、信号の包絡線の変化は、N倍のサンプリングを
行うのに要する時間よりもゆっくりと変化するからであ
る)。f0/N>>Wの要件は、必須ではなく、緩和し
てf0/N>Wとすることができる。この調節によっ
て、信号a(t)に何らかの歪みを招くことになるが、
何の困難も損失もなく、デジタル的に補正することがで
きる。式(1)と比較して、式(4)の信号部分の単純
な解釈は、平均化出力が、(N+1)πδだけ位相をシ
フトさせるということである。
【0019】ノイズ低減すなわちSNRの改善は、理想
的なケースを研究することによって理解することができ
る。すなわち、δがゼロ、またはサンプリング周波数が
キャリア周波数f0/fS=nの整数倍である。式(4)
におけるサンプルの合計は、次のようになる。
【0020】
【数4】 信号部分は、首尾一貫して合計され、N2だけ信号パワ
ーが増大するが、雑音部分は首尾一貫せずに合計され、
Nだけ増大する。従って、SNRは、Nの処理利得によ
って向上する。処理利得は、周波数ドメインにおいても
理解することができる。原理的には、いかなる低域デジ
タル・フィルタリングでも、信号のSNRを向上させ
る。周期的な低域フィルタリングを行うことで、N個の
サンプルの平均化が雑音レベルを低下させ、これによっ
て、広帯域雑音は、サンプリング・プロセスによって決
定したサンプリング間隔でそれ自身に折り返され、これ
によって、雑音の打ち消しのために信号のSNRは増大
する。δが増大すると、処理利得は極めてゆっくりと減
少する。十分に小さいδでは、この結論は、Nと同じま
まである。
【0021】図4は、サンプリング周波数の倍数とアナ
ログ信号の中心周波数との間で周波数ずれが増大するに
つれて正規化利得が減少することを示す。この例では、
470Mspsおよび940Mspsのサンプリング速
度を用いて、1.88GHz帯域のパーソナル通信サー
ビス(PCS)中心周波数において、1.25MHzの
CDMA信号の15サンプルを加算することによって、
利得を得る。1.25MHzのCDMA信号の帯域幅百
分率は、キャリア中心周波数の0.066%である。1
5サンプルを加算する(従って、データ速度を15倍に
低下させ、4ビット(例えばlog2(15)=3.
9)の分解能および11.76dB(例えば10log
10(15)=11.76dB)の利得を加える)場合、
利得の平坦さは、940Mspsで0.07%であり、
470Mspsで0.29%である。
【0022】上述のノイズ項に大きな影響を与えるもの
は、クロック・ジッタである。クロック・ジッタによる
信号対雑音比(SNR)およびオーバーサンプリングに
よる処理利得は、それぞれ、次のように与えられる。
【0023】
【数5】
【数6】 ここで、fsignalは、本質的に、ヘルツ単位の(狭帯
域)アナログ・キャリア周波数であり、tjは、秒単位
のrmsクロック・ジッタであり、fSは、ヘルツ単位
のサンプリング・クロック周波数であり、BWは、ヘル
ツ単位のアナログ情報信号の帯域幅である。図5から、
アナログ入力周波数が増大すると、理論的なSNRが劣
化することがわかる。処理利得によって、ノイズ・フロ
アの劣化が補償されるはずである。サンプリング速度の
関数としての利得を、図6に示す。サンプリング速度が
高くなるほど、増大したサンプリング分解能のために処
理利得が高くなっている。
【0024】クロック・ジッタはノイズ・フロアを劣化
させるので、サンプリング・レートを高くすることで処
理利得を達成することができ、この場合、サンプルを合
計することによってサンプリング分解能は単に増大し、
雑音成分はランダムな性質のために取り消される傾向が
ある。実際には、処理利得は、デジタル回路の速度能力
によって制限される。直接RF変換の一例を図7に示す
が、これは、変換器のサンプリング速度を上げることに
よっていかに分解能を回復させるかを示す。この例で
は、20ピコ秒(ps)のrmsクロック・ジッタを仮
定しており、アナログRF中心周波数は1.88GHz
である。信号を600MHzまたは毎秒600メガサン
プル(Msps)でサンプリングする場合、信号を表す
ために使用可能であり有効ビット数(ENOB)と呼ぶ
ことができる有用ビットの数は、TDMA、GSM、お
よびCDMAについて、それぞれ8.4ビット、7.1
ビット、および5.7ビットである。有効ビット分解能
と呼ぶことができるENOBは、式SNR=6.02*
ENOB+1.76を用いて決定することができる。こ
こで、SNRは、システムの所望のSNR性能である。
【0025】このため、本発明の原理に従ったA/Dシ
ステムは、デジタル・サンプル値を組み合わせて分解能
を改善しつつ、いくつかの実施形態では、現在のデジタ
ル信号処理回路との適合性のためにデータ・レートを低
減させることによって、より高い周波数アナログ信号の
高速変換を提供する、または可能とする。従って、この
A/Dシステムは、高速A/D変換器を用いたRFアナ
ログ信号の直接サンプリングおよび変換を可能とする。
この高速A/D変換器は、デジタル・サンプル値を組み
合わせて、デジタル処理回路が対処可能なデータ・レー
トでデジタル出力値を生成することによって、分解能を
維持する。
【0026】設計パラメータ、設計の頑強さ、および特
定の用途に応じて、異なる構成要素を用いたり、設計か
ら構成要素を除去したりすることができる。上述の実施
形態の他に、本発明の原理に従ったA/Dシステムの代
替的な構成では、前述のシステムの構成要素の省略およ
び/または追加、および/またはその変形もしくは部分
の使用が可能である。例えば、高速A/D変換器の後段
のDSP等の処理回路が、fS/Nすなわちサンプリン
グ・クロック速度の倍数のデータ・レートのみしか処理
することができない場合(回路を実現するための実際的
な代替例)、上述の回路は、N個のデジタルMビット・
ワードまたはサンプル値を加算することによってデジタ
ル・データ速度を低下させ、連続するN個のデジタル・
サンプル値の各々について1度のみ、Nの和を出力する
ことができる(Nの和およびダンプ)。このように、こ
の回路は、下流の処理回路とのインタフェースを容易と
する。代替的な実施形態では、本発明の原理に従った結
合回路は、以前のサンプル値の様々な結合または関数か
ら生じるデジタル出力値を連続して生成することができ
る。更に、代替的な実施形態では、デジタル・サンプル
値の異なるまたは変化した関数(複数の関数)を用いて
デジタル出力値を結合することができ、これは結果とし
て、異なるまたは変化したデータ・レート(複数のデー
タ・レート)、SNR(複数のSNR)、および/また
はフィルタ応答(複数のフィルタ応答)を生じることが
できる。
【0027】図8は、最後のN個のデジタル・サンプル
値またはワード(この実施形態ではN=4である)を、
サンプル・サイクルごとに連続して合計し、入力と同じ
データ速度でデジタル出力値として生成する例を示す。
この結合技法は、データ・レートを低下させることなく
デジタル・フィルタリング機能およびデジタル分解能の
向上をもたらすという利点を有する。図8に示すよう
に、デジタル出力値が最後の4つのデジタル・サンプル
値の和として生成される場合、結合回路は、第5のサン
プル・サイクルまで情報を遅延させる。後続のサンプル
・サイクルのほぼ全てにおいて、結合回路は、最後の4
つのデジタル・サンプル値の和としてデジタル出力値を
生成する。このため、連続4ワード合計結合回路は、デ
ジタル速度を低下させることはないが、SNRの向上、
デジタル分解能の増大、およびデジタル帯域フィルタリ
ングを可能とする。
【0028】図9は、結合回路100の一実施形態を示
し、これは、4つのデジタル・サンプル値の異なる集合
を組み合わせることができ、例えば、デジタル出力値と
して最後の4つのデジタル・サンプル値を連続的に合計
する。この実施形態では、結合回路100において、4
つの結合または加算回路102aないしdを用いる。結
合回路102aないしdの各々は、図2の結合回路40
とすることができる。このように、4つのデジタル・サ
ンプル値を合計した後、各合計回路102aないしdは
デジタル出力値を出力する。所望の動作に応じて、処理
回路104が制御信号106aないしdを供給して、例
えば合計回路102aないしdの入力および/または出
力に位置することができるスイッチ108aないしdを
用いて、対応する合計回路102aないしdを効果的に
作動/停止させることができる。合計回路100を作動
/停止させる代替的な方法も使用可能である。合計回路
102aないしdの作動と連係して、デジタル出力値を
生成するデータ・レートを変更することができ、更に、
デジタル・サンプル値の異なる集合を結合してデジタル
出力値を生成することができる。デジタル出力値を形成
するために結合したデジタル・サンプル値の異なる集合
は、共通のデジタル・サンプル値を有するものとした
り、デジタル・サンプル値(複数の値)の数だけずらし
たり、または、ばらばらとしたりすることができる。
【0029】例えば、図8に示すように、最後の4つの
デジタル・サンプル値の連続的な合計を生成することに
よってデジタル・サンプル値を生成するので、結合回路
100は、同じデータ・レートでデジタル出力値を生成
することができる。このため、データ・レートは同じま
まであるが、デジタル出力値の分解能は、単一のデジタ
ル・サンプル値に比べると改善される。このために、結
合回路100は、一連のDゲート110aないしcを含
む処理回路104を用いる。Dゲート110aないしc
は、合計回路102aないしdの各々間の1デジタル・
サンプル値のオフセットを有効に導入する。この実施形
態の動作において、合計回路102aは、作動状態のま
まである。なぜなら、制御信号106aが1にセットさ
れ、これがスイッチ108a上に保持されるからであ
る。クリア信号(CLR)がハイにセットされると、連
続加算モードの動作のために一連のDゲート110aな
いしcを作動させる。第1のデジタル・サンプル値を加
算器102aによって受信した後、制御信号106bが
ハイとなり、第2の合計回路102bを作動させ、第2
のデジタル・サンプル値を受信する。また、第1の合計
回路102aは第2のデジタル・サンプル値を受信し、
第1のデジタル・サンプル値および第2のデジタル・サ
ンプル値を合計する。第2のデジタル・サンプルを第1
および第2の合計回路102aないしbによって受信し
た後、第3の合計回路102cを作動させて、第3のデ
ジタル・サンプル値を受信する。第1の合計回路は、最
初の3つのデジタル・サンプル値を加算し、第2の合計
回路102bは、第2および第3のデジタル・サンプル
値を加算する。第3のデジタル・サンプル値を第3の加
算回路102cによって受信した後、第4の加算回路1
02dを作動させ、第4のデジタル・サンプル値を受信
する。第1の合計回路が、最初の4つのデジタル・サン
プル値を加算し、第2の合計回路102bが、第2、第
3、および第4のデジタル・サンプル値を加算し、第3
の合計回路102cが、第3および第4のデジタル・サ
ンプル値を加算する。4つのデジタル・サンプル値を合
計した後、第1の合計回路102aは、その和をデジタ
ル出力値として出力する。
【0030】デジタル出力値を出力した後、第1の合計
回路102aをクリアし、第5のデジタル・サンプル値
を、合計回路102aないしdによって受信する。第2
の合計回路102bは、第2、第3、第4、および第5
のデジタル・サンプル値を合計し、その和をデジタル出
力値として出力し、クリアされる。第3の合計回路10
2cは、第3、第4、および第5のデジタル・サンプル
値を合計し、第4の合計回路102dは、第4および第
5のデジタル・サンプル値を加算する。第6のデジタル
・サンプル値を合計回路102aないしdによって受信
した後、第3の合計回路102cは、第3、第4、第
5、および第6のデジタル・サンプル値を合計し、その
和をデジタル出力値として出力し、クリアされる。第4
の合計回路102dは、第4、第5、および第6のデジ
タル・サンプル値を合計し、第1の合計回路102a
は、第5および第6のデジタル・サンプル値を合計し、
第2の合計回路102bは、第6のデジタル・サンプル
値をその移動合計に保持する。第7のデジタル・サンプ
ル値を合計回路102aないしdによって受信した後、
第4の合計回路102dは、第4、第5、第6、第7の
デジタル・サンプル値を合計し、その和をデジタル出力
値として出力し、クリアされる。第1の合計回路102
aは、第5、第6、第7のデジタル・サンプル値を合計
する。第2の合計回路102bは、第6および第7のデ
ジタル・サンプル値を合計し、第3の合計回路102c
は、第7のデジタル・サンプル値をその移動合計として
保持する。このように、結合回路100は、最後の4つ
のデジタル・サンプル値の和から生じるデジタル出力値
を連続的に生成する。
【0031】この実施形態では、より低いデータ・レー
トが望ましい場合、またはデジタル・サンプル値の異な
る結合が望ましい場合、CLR信号をローにセットし、
これによってDゲート110aないしcに対する出力を
ローにセットすることができる。このため、合計回路1
02bないしdは停止し、合計回路102aは作動した
ままとなり、4つのデジタル・サンプル値ごとに合計し
てデータ・レートを4分の1に低下させた後、デジタル
出力値を生成する。連続合計モードを開始しデータ・レ
ートを増大させるためには、追加の処理回路112を用
いて、合計回路102aの4サンプル合計サイクルの後
に連続合計モードを作動させることができる。例えば、
追加の処理回路112は、ラッチ114を含むことがで
きる。CLR信号がロー(連続合計モードがオフ)であ
る場合、ラッチ114の出力はローである。ANDゲー
ト116は、CLR信号およびラッチ114の出力を受
信する。ラッチの出力がローである場合、ANDゲート
116の出力はローであり、これはDゲート110aな
いしcをクリアして合計回路102bないしdを停止さ
せる。CLR信号がハイ(連続合計モードがオン)であ
る場合、ラッチ114は、例えばサンプル合計サイクル
の終了を示す図2のカウンタ50からの出力または図3
のCLK/n信号74のような、合計回路102aから
の合計サイクル信号118の終了時に、「1」すなわち
ハイ信号にラッチする。ラッチ114の出力がハイとな
った場合、この出力は、CLR信号がローとなるまでハ
イのままである。CLR信号がハイであり、ラッチ出力
がハイである場合、ANDゲート116の出力はハイで
あり、Dゲートがイネーブルされて、適切なサンプル・
オフセットで合計回路を作動させる。
【0032】このため、結合回路100の動作の1モー
ドにおいて、結合回路102aは、4つの連続するデジ
タル・サンプル値の集合を結合し、デジタル・サンプル
値を生成したレートの4分の1に低下させたデータ・レ
ートで、図2の結合回路40について上述したようにデ
ジタル出力値を出力する。更に、結合回路100は、連
続合計モードで動作することができ、この場合は、合計
回路102aないしdの1つによって、各デジタル・サ
ンプル値において、最後の4つのデジタル・サンプル値
を合計する。このため、各デジタル・サンプル値の後に
デジタル出力値を生成するので、データ・レートは同じ
ままであり、サンプル分解能は、同一周期の間に、単一
のデジタル・サンプル値に対して増大する。
【0033】異なるデータ・レートおよび異なるデジタ
ル・サンプル値の結合方法を可能とする、結合回路10
0および処理回路104の代替的な実施形態が可能であ
る。例えば、2つの合計回路102aないしdを作動さ
せる一方で、2つの合計回路102aないしdを停止さ
せて、1デジタル・サンプル値を超える4サンプル合計
オフセットを用いて、半分のサンプル・レートでデジタ
ル出力値を生成する。例えば、合計回路102aおよび
cを作動させ、合計回路102bおよびdを停止させ、
これによって、最初の4デジタル・サンプル値および2
サンプル後の和として合計回路102aからのデジタル
出力値を生成し、合計回路102cは、第3ないし第6
のデジタル・サンプル値の和としてデジタル出力値を生
成することができる。加えて、データ・レートおよび/
または結合方法は、デジタル出力値を生成する際に結合
するサンプル値、デジタル・サンプル値を結合する際に
用いる方法または関数、異なるデジタル出力値を生成す
るために結合するデジタル・サンプル値間の重複、およ
び/またはどのデジタル・サンプ値を結合してデジタル
・サンプル値を形成するかを変えることによって、変更
することができる。例えば、交互のデジタル・サンプル
値を結合してデジタル出力値を形成することができ、デ
ジタル・サンプル値を廃棄することができ、および/ま
たは、例えばサンプリング周波数とアナログ信号の中心
周波数との間の関係を用いて、デジタル・サンプル値を
調節することができる。
【0034】当業者には理解されようが、A/Dシステ
ムを設計する際には、A/Dシステムを構成する様々な
構成要素ならびにそれらの各動作パラメータおよび特性
を適切に考慮しなければならない。更に、A/Dシステ
ムは、別個の構成要素から成る特定の構成を用いて説明
したが、A/Dシステムおよびその部分は、特定用途向
け集積回路、ソフトウエア駆動処理回路、ファームウエ
ア、プログラム可能論理装置、ハードウエアまたは、本
開示の利点と共に当業者によって理解されるような別個
の構成要素の他の構成において履行可能であることは理
解されよう。例示的な実施形態では1つの特定の回路に
よって示したが、このA/Dシステムは、異なる構成要
素を用いるものとし、図示した回路と比較して同様の機
能を実行するようにすることが可能である。ここに述べ
たのは、本発明の原理の適用の例示に過ぎない。当業者
は、本明細書中に図示し記載した例示的な適用に厳密に
従うことなく、更に、本発明の精神および範囲から逸脱
することなく、本発明には、これらおよび様々な他の変
更、構成、および方法が可能であることを容易に認めよ
う。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理に従ったA/Dシステムの一実施
形態の概略ブロック図である。
【図2】本発明の原理に従ったA/Dシステムの一実施
形態の詳細なブロック図である。
【図3】本発明の原理に従ったA/Dシステムの代替的
な実施形態の概略ブロック図である。
【図4】本発明の原理に従って信号周波数の整数倍のサ
ンプリング周波数を用いたA/Dシステムが実現する正
規化利得を示すグラフである。
【図5】A/D変換器の入力におけるアナログ入力周波
数の関数としてクロック・ジッタによる理論的な信号対
雑音比(SNR)の低下を示すグラフである。
【図6】アナログ入力周波数およびrmsクロック・ジ
ッタの関数としてのSNRと、サンプリング周波数また
は速度および変調技法(TDMA、GSM、およびCD
MA)の関数としての処理利得との間の比較を示すグラ
フである。
【図7】本発明の原理に従ったA/D変換システムを用
いた直接RF変換受信機における、20Ps rmsク
ロック・ジッタおよび1.88GHzのアナログ信号周
波数を有するTDMA、GSM、およびCDMAシステ
ムの有効ビット数の比較を示すグラフである。
【図8】データ・レートを低下させることなくデジタル
・サンプル値の連続合計を与える結合回路の動作の例を
示す。
【図9】本発明の原理に従った結合回路の代替的な実施
形態を示す。
フロントページの続き (72)発明者 ヒュイ ウー アメリカ合衆国 07083 ニュージャーシ ィ,ユニオン,メイノア ドライヴ 1888,アパートメント デー Fターム(参考) 5J022 AA01 AC02 BA02 BA05 BA10 CA01 CA10 CB06 CF07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号をデジタル出力に変換する
    方法であって:前記アナログ信号をデジタル・サンプル
    値に変換するステップと;複数の前記デジタル・サンプ
    ル値を結合してデジタル出力値を生成するステップと;
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記デジタル出力値は前記複数のデジタ
    ル・サンプル値の和の関数であることを特徴とする、請
    求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記結合は、前記複数の前記デジタル・
    サンプル値を平均化して前記デジタル出力値を生成する
    ステップを備えることを特徴とする、請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 前記変換は、前記アナログ信号の信号周
    波数のほぼ整数倍であるが少量だけずれたサンプリング
    周波数で前記アナログ信号をサンプリングするステップ
    を備えることを特徴とする、請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 前記結合は、N個の連続するMビット・
    デジタル・サンプル値を結合して、Mを超えるビットに
    よって表されるデジタル出力値を生成するステップを備
    えることを特徴とする、請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 前記結合は、N個の連続するデジタル・
    サンプル値を結合して、M+log2(N)ビットのデ
    ジタル出力値を生成するステップを備えることを特徴と
    する、請求項5の方法。
  7. 【請求項7】 第1のデータ・レートでデジタル・サン
    プル値を受信するステップと;第2のデータ・レートで
    デジタル出力値を出力するステップと;を備えることを
    特徴とする、請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 前記第1のデータ・レートで前記デジタ
    ル・サンプル値を受信しながら、前記第2のデータ・レ
    ートを変化させるステップを備えることを特徴とする、
    請求項7の方法。
  9. 【請求項9】 アナログ信号をデジタルに変換するシス
    テムであって:前記アナログ信号を受信し、前記アナロ
    グ信号をデジタル・サンプル値に変換するアナログ・デ
    ジタル変換器(16)と;前記複数のデジタル・サンプ
    ル値を受信し、前記デジタル・サンプル値を結合してデ
    ジタル出力値を生成する結合回路(20)と;を備える
    ことを特徴とするシステム。
  10. 【請求項10】 前記結合回路(20)は、前記複数の
    前記デジタル出力値の和の関数として前記デジタル出力
    値を生成することを特徴とする、請求項11のシステ
    ム。
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