JP2002118407A - 自動車用ガラスアンテナ - Google Patents

自動車用ガラスアンテナ

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JP2002118407A
JP2002118407A JP2000307950A JP2000307950A JP2002118407A JP 2002118407 A JP2002118407 A JP 2002118407A JP 2000307950 A JP2000307950 A JP 2000307950A JP 2000307950 A JP2000307950 A JP 2000307950A JP 2002118407 A JP2002118407 A JP 2002118407A
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JP
Japan
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short
circuit line
heater wires
defogger
automobile
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JP2000307950A
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English (en)
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Koichi Osada
幸一 長田
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デフォッガのインピーダンスの微調整ができF
M放送帯の感度を向上できる自動車用ガラスアンテナを
提供する。 【解決手段】多数本のヒータ線2と、短絡線2aとが交
差しており、この交差する部分において、短絡線2aと
交差しているヒータ線2のうち1本以上のヒータ線2
と、短絡線2とが絶縁層15を間に挟んで積層され、短
絡線2aと交差しているヒータ線2のうち2本以上のヒ
ータ線2と、短絡線2aとが短絡している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FM放送帯(76
〜90MHz)、又はFM放送帯より高い周波数帯の受
信に適する自動車用ガラスアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】図2に示すFM放送帯又はそれより高い
周波数帯の受信用の従来の自動車用ガラスアンテナで
は、自動車の後部窓ガラス板1に多数本のヒータ線2と
バスバ5a、5bとを有する通電加熱式のデフォッガ3
が設けられており、デフォッガ3のインピーダンスを安
定させるために、すべてのヒータ線2の左右中央付近の
部分を短絡線2aにより短絡していた。デフォッガ3に
励起する受信信号は、接続線4、給電点4a及びケーブ
ル25を介して受信機20に送られる。デフォッガ3に
は直流電源10から直流電流が通電される。
【0003】しかし、この従来例では、デフォッガ3の
ヒータ線2のすべてを短絡線2aにより短絡していたた
め、デフォッガ3のインピーダンスの微調整ができず、
感度が不充分であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
有する、感度が不充分となる欠点を解消する自動車用ガ
ラスアンテナの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数本のヒー
タ線と複数本のバスバとを有する通電加熱式のデフォッ
ガが自動車の後部窓ガラス板に設けられ、多数本のヒー
タ線のうちの2本以上のヒータ線が短絡線により短絡さ
れており、デフォッガをアンテナとして用い、デフォッ
ガの受信信号を受信機に送る自動車用ガラスアンテナに
おいて、多数本のヒータ線のうちの3本以上のヒータ線
と、短絡線とが交差しており、この交差する部分におい
て、短絡線と交差しているヒータ線のうちの1本以上の
ヒータ線と短絡線とが絶縁層を間に挟んで積層されてお
り、この交差する部分において、短絡線と交差している
ヒータ線のうちの2本以上のヒータ線と短絡線とが短絡
していることを特徴とする自動車用ガラスアンテナを提
供する。このような構成を採ることにより、デフォッガ
のインピーダンスの微調整が可能となり、充分な感度が
得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の自動車用ガラスア
ンテナの一実施例の構成図である。図1に示すとおり、
多数本のヒータ線2とバスバ5a、5bとを有する通電
加熱式のデフォッガ3が自動車の後部窓ガラス板1に設
けられている。多数本のヒータ線2のうちの2本以上の
ヒータ線2が短絡線2aにより短絡されており、短絡線
2aはバスバ5aとバスバ5bとの間に配されている。
ヒータ線2は3本以上設けられており、通常8〜20本
程度である。
【0007】デフォッガ3に励起する受信信号は、接続
線4、給電点4a及びケーブル25を介して受信機20
に送られる。給電点4aは接続線4により最高位のヒー
タ線2(多数本のヒータ線2のうち一番上に配されてい
るヒータ線2)と接続されている。デフォッガ3には直
流電源10から直流電流が通電される。図1に示す自動
車用ガラスアンテナはFM放送帯又はFM放送帯より高
い周波数帯の受信に適する。
【0008】図1では、短絡線2aはすべてのヒータ線
2と交差している。しかし、これに限定されず、多数本
のヒータ線のうちの3本以上のヒータ線2と、短絡線2
aとが交差していればよい。
【0009】したがって、本発明では、ヒータ線2の本
数は3本以上である。また、図1では、多数本のヒータ
線2のうち、最高位のヒータ線2から数えて3番目及び
5番目のヒータ線2と、短絡線2aとは、この交差する
部分において、絶縁層15(点線)を間に挟んで積層さ
れている。しかし、これに限定されず、短絡線と交差し
ているヒータ線のうち1本以上のヒータ線2と、短絡線
2aとが絶縁層を間に挟んで積層されていればよい。
【0010】さらに、短絡線2aと絶縁層15を間に挟
んで積層されるヒータ線2は、最高位のヒータ線2から
数えて3番目及び5番目のヒータ線2に限定されない。
ヒータ線2を短絡線により短絡することは、デフォッガ
のインピーダンスを調整し、感度を向上させるためであ
り、短絡線2aと絶縁層15を間に挟んで積層されるヒ
ータ線2を任意に選択してデフォッガのインピーダンス
を微調整するためである。図1では、短絡線2aとヒー
タ線2とが交差している箇所においてなす角度はほぼ直
角である。なお、図1では、最高位のヒータ線2と短絡
線2aとは、T字状に交差している。
【0011】図3は、図1のA−Aにおける、短絡線2
aとヒータ線2とが交差する部分近傍の部分拡大断面図
である。図1、3では、交差する部分において、後部窓
ガラス板1の上に設けられているヒータ線2の上に絶縁
層15が積層されており、さらに絶縁層15の上に短絡
線2aが積層されている。
【0012】図1、3に限定されず、積層される順序に
ついては、後部窓ガラス板1の上に短絡線2aが設けら
れており、短絡線2aの上に絶縁層15が積層されてお
り、さらに絶縁層15の上にヒータ線2が積層されてい
てもよい。絶縁層15の素材には、ガラス、セラミック
ス等が使用され、透明性を有することが好ましい。
【0013】図5は本発明の別の実施例を示す。図5の
自動車用ガラスアンテナでは、短絡線2aの他に短絡線
2b及び短絡線2cを設けた。短絡線2bは多数本のヒ
ータ線2の左右中央より左側に設けられており、短絡線
2cは多数本のヒータ線2の左右中央より右側に設けら
れている。15b、15cは絶縁層である。
【0014】図5に示すとおり、短絡線の設けられる箇
所は、ヒータ線の左右中央付近の部分に限られず、多数
本のヒータ線のバスバ以外の部分であればどの箇所であ
ってもよい。設けられる短絡線は1本に限定されず、複
数本設けてもよい。短絡線2cのように最高位のヒータ
線2から短絡線が上方に突出していてもよく、短絡線2
bのように最低位のヒータ線2から短絡線が下方に突出
していてもよい。
【0015】図5の例では、バスバ5bと直流電源10
との間の線路に高周波チョークコイル12bが挿入接続
されており、かつ、バスバ5aと接地との間の線路に高
周波チョークコイル12aが挿入接続されている。
【0016】高周波チョークコイル12a、12bはF
M放送帯又はFM放送帯より高い周波数帯で高インピー
ダンスになり、直流電源10からデフォッガ3へ直流電
流は流れるものの、FM放送帯又はFM放送帯より高い
周波数帯域の受信信号電流は高周波チョークコイル12
a、12bにより遮断される。この遮断により受信信号
電流はデフォッガ3から車体に漏れにくくなり、感度が
向上する。
【0017】図1、5では、給電点4aは接続線4によ
り最高位のヒータ線2と接続されているが、バスバと接
続線により接続してもよい。また、バスバに直接給電点
を設けてもよい。すなわち、バスバに直接ケーブル25
を接続してもよい。
【0018】図4は本発明の別の実施例であって、デフ
ォッガ3とは別にアンテナ導体を設けている例を示す。
図4の自動車用ガラスアンテナでは、デフォッガ3より
上方の余白部にアンテナ導体14及びその給電点14a
が設けられており、アンテナ導体14は最高位のヒータ
線2と容量結合されている。アンテナ導体14はFM放
送帯又はFM放送帯より高い周波数帯の受信用である。
【0019】デフォッガ3に励起する受信信号は、アン
テナ導体14、給電点14a、ケーブル25を介して受
信機20に送られる。なお、16はAM放送用アンテナ
導体、16aはAM放送用アンテナ導体16の給電点、
17はアンテナ周辺回路であり、アンテナ周辺回路17
としては、インピーダンスマッチング回路、前置増幅回
路、共振回路等が挙げられ、特に限定されない。
【0020】本発明においてFM放送帯より高い周波数
帯の例として、米国のFM放送帯(88〜108MH
z)、テレビVHF帯(90〜108MHz、170〜
222MHz)、テレビUHF帯(470〜770MH
z)、自動車電話用の800MHz帯(810〜960
MHz)、自動車電話用の1.5GHz帯(1.429
〜1.501GHz)、UHF帯(300MHz〜3G
Hz)、GPS人工衛星のGPS信号1575.42M
Hz、VICS(ヴィークル インフォメーション ア
ンド コミュニケーション システム)等が挙げられ
る。
【0021】本発明の自動車用ガラスアンテナにおける
絶縁層が設けられている部分は、例えば、転写手段を用
いる次の方法で製作できる。すなわち、導体のパターン
及び絶縁層のパターンが印刷された転写紙から基板とし
ての後部窓ガラス板にこれらのパターンを熱転写する。
転写紙は基材紙と基材紙上に形成される易剥離層とを備
え、易剥離層の上に後部窓ガラス板に設けられる短絡線
のパターン等が印刷される。短絡線のパターンには、銀
ペースト等の、導電性金属を含有するペーストを用い、
絶縁層のパターンには、セラミックスペースト、ガラス
ペースト等を用いる。
【0022】例えば、図1の自動車用ガラスアンテナを
転写手段を用いて製作する場合には、あらかじめ、後部
窓ガラス板1にデフォッガ3のパターンを印刷したもの
を準備する。次に基材紙上の易剥離層の上に、短絡線2
aのパターン、絶縁層15のパターンの順に印刷する。
短絡線2aのパターン及び絶縁層15のパターンが印刷
された転写紙は、後部窓ガラス板1に対向するように配
置され、プレス板により所定の圧力で加圧され、その後
加熱された後、基材紙のみが剥離される。
【0023】
【実施例】「例1(実施例)」自動車の後部窓ガラス板
を使用し、図1に示すような自動車用ガラスアンテナを
製作した。ただし、図1に示すヒータ線2は6本である
が、ヒータ線2を12本とし、短絡線2aはすべてのヒ
ータ線2と交差するようにした。12本のヒータ線2の
うち、最高位のヒータ線2から数えて3番目及び5番目
のヒータ線2と、短絡線2aとは、この交差する部分に
おいて、絶縁層15を間に挟んで積層されるようにし
た。絶縁層15の素材は、バリウムケイ酸ガラスと鉛ガ
ラスの混合物を主成分とするガラスとした。絶縁層15
の比誘電率は6.3、絶縁層15の誘電損失は0.01
であった。FM放送帯を良好に受信できた。
【0024】「例2(比較例)」例1と同様のデフォッ
ガを用いて、図2に示すような自動車用ガラスアンテナ
を製作した。FM放送帯の平均感度について、例1と例
2とを比較したところ、例1の方が例2より、3dB大
きかった。
【0025】
【発明の効果】本発明では、デフォッガのヒータ線のう
ち、短絡線により短絡するヒータ線を選択できるため、
デフォッガのインピーダンスの微調整が容易にでき、F
M放送帯、又はFM放送帯より高い周波数帯の感度の向
上が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ガラスアンテナの一実施例の
構成図。
【図2】従来例の構成図。
【図3】図1のA−Aにおける、短絡線2aとヒータ線
2とが交差する部分近傍の部分拡大断面図。
【図4】本発明の別の実施例の構成図。
【図5】本発明の別の実施例の構成図。
【符号の説明】
1:自動車の後部窓ガラス板 2:ヒータ線 2a:短絡線 3:デフォッガ 4a:給電点 5a、5b:バスバ 10:直流電源 12a、12b:高周波チョークコイル 15:絶縁層 20:受信機 25:ケーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数本のヒータ線と複数本のバスバとを有
    する通電加熱式のデフォッガが自動車の後部窓ガラス板
    に設けられ、多数本のヒータ線のうちの2本以上のヒー
    タ線が短絡線により短絡されており、デフォッガをアン
    テナとして用い、デフォッガの受信信号を受信機に送る
    自動車用ガラスアンテナにおいて、 多数本のヒータ線のうちの3本以上のヒータ線と、短絡
    線とが交差しており、 この交差する部分において、短絡線と交差しているヒー
    タ線のうちの1本以上のヒータ線と短絡線とが絶縁層を
    間に挟んで積層されており、 この交差する部分において、短絡線と交差しているヒー
    タ線のうちの2本以上のヒータ線と短絡線とが短絡して
    いることを特徴とする自動車用ガラスアンテナ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050781A1 (ja) * 2003-11-18 2005-06-02 Nippon Antena Kabushiki Kaisha ガラスアンテナ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005050781A1 (ja) * 2003-11-18 2005-06-02 Nippon Antena Kabushiki Kaisha ガラスアンテナ

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