JPH1141020A - 自動車用ダイバーシティ受信ガラスアンテナ - Google Patents

自動車用ダイバーシティ受信ガラスアンテナ

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Publication number
JPH1141020A
JPH1141020A JP9197506A JP19750697A JPH1141020A JP H1141020 A JPH1141020 A JP H1141020A JP 9197506 A JP9197506 A JP 9197506A JP 19750697 A JP19750697 A JP 19750697A JP H1141020 A JPH1141020 A JP H1141020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection line
defogger
antenna
heater wire
automobile
Prior art date
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Pending
Application number
JP9197506A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Tabata
耕司 田畑
Masahito Kubota
聖人 窪田
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
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Publication of JPH1141020A publication Critical patent/JPH1141020A/ja
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  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】後部窓ガラス板が小さくても充分な感度の確保
と無指向性を得る。 【解決手段】ヒータ線3の中央近傍から第1の接続線6
を延長し、第1の接続線6を第1の給電点41に接続
し、ヒータ線3の左側又は右側近傍の部分から第2の接
線7を延長し、第2の接続線7を第2の給電点51に接
続し、第1の給電点41と第2の給電点51との間でダ
イバーシティ受信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラジオ及びテレビ放
送等の受信に適した自動車用ダイバーシティ受信アンテ
ナに関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来例1の構成を示す。図3にお
いて、1は自動車の後部窓のガラス板、2a、2b、2
cはバスバ、3はヒータ線、4はメインアンテナ導体の
給電点、5はサブアンテナ導体の給電点、8は短絡線、
9はメインアンテナ導体、10はサブアンテナ導体、1
9はチョークコイル、20は直流電源である。
【0003】従来例1では、メインアンテナ導体9とサ
ブアンテナ導体10の両者は、ヒータ線3に近接してお
り、ヒータ線3に容量結合している。図4に従来例1の
感度特性を示す。感度は問題はないが、デフォッガの上
部余白、下部余白とも、アンテナパターンが付設されて
おり、視野が狭く後方視界に問題がある。また、アンテ
ナエリアが狭くアンテナ導体を設けるガラス板の面積を
充分に確保できない自動車には適用できない。
【0004】図5に従来例2の構成を示す。従来例2も
従来例1と同様に感度は問題はないが、デフォッガの上
部余白にアンテナパターンが付設されており、視野が狭
く後方視界に問題がある。図6に従来例2の感度特性を
示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
有する前述の欠点を解消することを目的とし、従来知ら
れていなかった自動車用ダイバーシティ受信ガラスアン
テナを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決すべくなされたものであり、ヒータ線とヒータ線に
給電するバスバとを有する通電加熱式のデフォッガが自
動車の後部窓のガラス板に設けられており、バスバとデ
フォッガ用の直流電源間にチョークコイルが接続されて
おり、最高位のヒータ線の中央近傍から第1の接続線が
延長され、第1の接続線は第1の給電点に接続されてお
り、最低位のヒータ線の左側近傍又は右側近傍から第2
の接続線が延長され、第2の接続線が第2の給電点に接
続されており、第1の給電点と第2の給電点の受信信号
の内強い方が選択されて受信機に送られることを特徴と
する自動車用ダイバーシティ受信ガラスアンテナを提供
する。
【0007】また、ヒータ線とヒータ線に給電するバス
バとを有する通電加熱式のデフォッガが自動車の後部窓
のガラス板に設けられており、バスバとデフォッガ用の
直流電源間にチョークコイルが接続されており、最高位
のヒータ線の左側近傍又は右側近傍から第1の接続線が
延長され、第1の接続線は第1の給電点に接続されてお
り、最低位のヒータ線の中央近傍から第2の接続線を延
長し、第2の接続線は第2の給電点に接続されており、
第1の給電点と第2の給電点の受信信号の内強い方が選
択されて受信機に送られることを特徴とする自動車用ダ
イバーシティ受信ガラスアンテナを提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面にしたがって、本発明
を詳細に説明する。図1は本発明の代表例の構成図であ
る。
【0009】図1において、1は後部窓のガラス板、2
a、2b、2cはバスバ、3はヒータ線、41はメイン
アンテナ用の第1の給電点、51は第2の給電点、6は
第1の接続線、7はサブアンテナ用の第2の接続線、8
はデフォッガ中央に設けられた短絡線である。図1にお
いて、給電点に接続されるリード線、同軸ケーブル、受
信機は不図示とした。
【0010】給電点41、51は図1では後部窓のガラ
ス板1の右周縁部に配設されている。しかし、これに限
定されず、後部窓のガラス板1のどの位置に配設されて
いてもよく、例えば、後部窓のガラス板1の左右中央の
上下周縁部に配設されていてもよい。
【0011】図1では、第1の接続線6は最高位のヒー
タ線3の中央近傍から延長しており、第2の接続線7は
最低位のヒータ線3の右側近傍から延長している。しか
し、これに限定されず、第1の接続線6が最高位のヒー
タ線3の中央近傍から延長しており、第2の接続線7は
最低位のヒータ線3が左側近傍から延長していてもよ
く、また、第1の接続線6が最高位のヒータ線3の左側
近傍又は右側近傍から延長しており、第2の接続線7が
最低位のヒータ線3の中央近傍から延長していてもよ
い。なお、接続線6、7を延長するデフォッガの箇所
は、バスバ2a、2b、2cの一部であってもよい。
【0012】図1に示す本発明においては、バスバ2
b、2cとデフォッガ用の直流電源20との間にチョー
クコイル19を接続し、高周波帯域にてチョークコイル
19のインピーダンスを大きくすることによって、直流
電源20からデフォッガへの直流電流は流すが放送周波
数帯域等の高周波帯域の電流は遮断するようにしてい
る。デフォッガを車体アースより絶縁してアンテナとし
て使用するためである。
【0013】図1に示したデフォッガは、いわゆるコの
字状であるが、本発明にかかるデフォッガはこれに限定
されず、バスバを2つ有するいわゆるハの字状デフォッ
ガであっても、本発明に利用できる。
【0014】図1とは別のタイプの本発明の代表例の構
成図を図7、図9に示す。図9における13a、13b
は位相調整用エレメントである。図7、図9では、図1
に示すチョークコイル19は省略している。図9では、
バスバを変形することで、より省スペースとなってい
る。
【0015】受信電波の波長をλ、がラス短縮率をK
(0.64)とするとき、第1の接続線6、第2の接続
線7の長さは、(λ×K)/2以下であることが好まし
い。(λ×K)/2以下である場合には(λ×K)/2
超である場合と比較してFM放送帯全域の受信感度が、
通常、1dB以上向上する。
【0016】また、ガラス板1に設けられるメインアン
テナ、サブアンテナは、AM放送帯用(中波)、FM放
送帯用に限定されず、短波放送帯用、長波放送帯用、テ
レビVHF帯用及びテレビUHF帯用等に応用できる。
【0017】また、本発明においては、メインアンテ
ナ、サブアンテナ以外に自動車に設けられるアンテナ導
体の数は限定されず、また、本発明のガラスアンテナ
と、ポールアンテナ等の他のアンテナ及び/又は他のガ
ラスアンテナとの間でダイバーシティ受信を行ってもよ
い。
【0018】
【実施例】以下、図面にしたがって、実施例を詳細に説
明する。
【0019】(例1)自動車の後部窓のガラス板を使用
し、図1に示すようなガラスアンテナを製作した。各部
の寸法は次のとおりである。
【0020】後部窓のガラス板1は縦800mm×横1
200mm、バスバ2aは幅12mm×縦650mm、
デフォッガの水平方向の最大幅は1150mm、第1の
給電点41は縦27mm×横12mm、第2の給電点5
1は縦27mm×横12mm、第1の接続線6の長さは
600mm、第2の接続線7の長さは200mmとし
た。
【0021】図2に例1の感度を示す。第1の給電点4
1、第2の給電点51ともに実用レベルの感度であっ
た。第1の給電点41は、従来例1、2のメインアンテ
ナ9と比較して、同等レベルである。第2の給電点51
は、従来例1のメインアンテナ9と比較して、同等レベ
ルである。
【0022】また、第2の給電点51については、バス
バ2aと接続した従来例2のサブアンテナと比較して、
少し感度が高い。これは、従来例2ではバスバ2aから
最短距離で接続しており調整されていないのに対し、例
1では第2の接続線7の取り出し位置を調整しているた
めである。
【0023】(例2)自動車の後部窓のガラス板を使用
し、図7に示すようなガラスアンテナを製作した。各部
の寸法は以下のとおりである。各部の寸法を示す。第2
の接続線7は150mmとし、他は、例1と同じとし
た。
【0024】図8に例2の83MHzの指向特性を示
す。図8において、0度が自動車の前方、90度が自動
車の左方向、11がメインアンテナの特性、12がサブ
アンテナの特性である。給電点を左右に分離したこと
で、感度の落ち込みが反対側に分かれ、ダイバーシティ
で補完し得る。表1に感度(単位=dB)の測定結果を
示す。
【0025】(例3)自動車の後部窓のガラス板を使用
し、図9に示すようなガラスアンテナを製作した。各部
の寸法は次のとおりである。
【0026】後部窓のガラス板1は縦800mm×横1
200mm、バスバ2aは幅12mm×縦610mm、
デフォッガの水平方向の最大幅は1150mm、第1の
給電点41は縦27mm×横12mm、第2の給電点5
1は縦27mm×横12mm、第1の接続線6の長さは
600mm、第2の接続線7の長さは200mm、位相
調整エレメント13aは、300mm、位相調整エレメ
ント13bは、550mmとした。表2に感度(単位=
dB)の測定結果を示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【発明の効果】本発明では、デフォッガ自身をアンテナ
として利用し、デフォッガ以外にアンテナを設けなくて
もよいため、後部窓ガラス板が小さく、アンテナエリア
の確保が難しい自動車でも、従来と同等以上の感度が確
保でき、無指向性を得られる。また、安全のため、デフ
ォッガ面積を大きくしてアンテナエリアがなくなって
も、従来と同等以上の感度が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表例の構成図
【図2】例1の感度特性図
【図3】従来例1の構成図
【図4】従来例1の感度特性
【図5】従来例2の構成図
【図6】従来例2の感度特性図
【図7】図1とは別のタイプの本発明の代表例の構成図
【図8】例2の83MHzの指向特性図
【図9】図1とは別のタイプの本発明の代表例の構成図
【符号の説明】
1:後部窓のガラス板 2a、2b、2c:バスバ 3:ヒータ線、 41:メインアンテナ用の第1の給電点 51:第2の給電点 6:第1の接続線 7:サブアンテナ用の第2の接続線 8:デフォッガ中央に設けられた短絡線 13a、13b:位相調整用エレメント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータ線とヒータ線に給電するバスバとを
    有する通電加熱式のデフォッガが自動車の後部窓のガラ
    ス板に設けられており、 バスバとデフォッガ用の直流電源間にチョークコイルが
    接続されており、 最高位のヒータ線の中央近傍から第1の接続線が延長さ
    れ、第1の接続線は第1の給電点に接続されており、 最低位のヒータ線の左側近傍又は右側近傍から第2の接
    続線が延長され、第2の接続線は第2の給電点に接続さ
    れており、 第1の給電点と第2の給電点の受信信号の内強い方が選
    択されて受信機に送られることを特徴とする自動車用ダ
    イバーシティ受信ガラスアンテナ。
  2. 【請求項2】ヒータ線とヒータ線に給電するバスバとを
    有する通電加熱式のデフォッガが自動車の後部窓のガラ
    ス板に設けられており、 バスバとデフォッガ用の直流電源間にチョークコイルが
    接続されており、 最高位のヒータ線の左側近傍又は右側近傍から第1の接
    続線が延長され、第1の接続線は第1の給電点に接続さ
    れており、 最低位のヒータ線の中央近傍から第2の接続線を延長
    し、第2の接続線は第2の給電点に接続されており、 第1の給電点と第2の給電点の受信信号の内強い方が選
    択されて受信機に送られることを特徴とする自動車用ダ
    イバーシティ受信ガラスアンテナ。
JP9197506A 1997-07-23 1997-07-23 自動車用ダイバーシティ受信ガラスアンテナ Pending JPH1141020A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1323463C (zh) * 2002-03-14 2007-06-27 凯瑟雷恩工厂两合公司 用于移动车辆的分集天线系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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