JPH11340721A - 自動車用ガラスアンテナ - Google Patents

自動車用ガラスアンテナ

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JPH11340721A
JPH11340721A JP14469598A JP14469598A JPH11340721A JP H11340721 A JPH11340721 A JP H11340721A JP 14469598 A JP14469598 A JP 14469598A JP 14469598 A JP14469598 A JP 14469598A JP H11340721 A JPH11340721 A JP H11340721A
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JP
Japan
Prior art keywords
conductor
antenna
defogger
antenna conductor
automobile
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Pending
Application number
JP14469598A
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English (en)
Inventor
Goshi Yamamoto
剛資 山本
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】分岐線3aの横幅Wを大きくしようとしても、
FM放送帯の感度が低下しない自動車用ガラスアンテナ
を提供する。 【解決手段】デフォッガ3とアンテナ導体4との容量結
合がデフォッガ3に設けられている分岐導体3aとアン
テナ導体4との近接によって行われており、分岐導体3
aに容量結合されている無給電導体17、18が設けら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラジオのAM放送帯
(520〜1700kHz)、ラジオのFM放送帯(7
6〜90MHz(日本))及びラジオのFM放送帯(8
8〜108MHz(米国)の受信に適する自動車用ガラ
スアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、AM放送帯及びFM放送帯受信用
として図2に示す自動車用ガラスアンテナが知られてい
る。図2に示す従来例において、デフォッガ3がアンテ
ナとして機能するように、デフォッガ3とアンテナ導体
4とが容量結合されており、さらに、バスバ5a、5b
と直流電源10との間にチョークコイル9及び高周波チ
ョークコイル12a、12bを接続し、放送帯域にてチ
ョークコイル9のインピーダンスを大きくすることによ
って、直流電源10からデフォッガ3への直流電流は流
すが放送帯域の受信信号電流は遮断するようにしてい
る。
【0003】このようにして、チョークコイル9及び高
周波チョークコイル12a、12bによりデフォッガ3
を車体(アース)から高周波的に絶縁し、デフォッガ3
に誘起された受信信号電流が車体へ流れるのを防止し
て、この受信信号電流を漏れなく受信機に送ることがで
きる。
【0004】ところで、デフォッガ3とアンテナ導体4
との容量結合は、最高位のヒータ線2aに設けられた略
T字状の分岐線3aとアンテナ導体4とを近接させるこ
とによって行っていた。ところが、AM放送帯の感度を
向上させようとして容量結合によって生じる近接容量を
増加させるために(容量結合強化)、分岐線3aの横幅
W(アンテナ導体4と最も近接し容量結合している分岐
線3aの部分の線長)を大きくしようとすると、FM放
送帯の感度が低下する問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
有する前述の欠点を解消することを目的とし、従来知ら
れていなかったAM放送帯の感度及びFM放送帯の感度
の両方を向上させることができる自動車用ガラスアンテ
ナを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決すべくなされたものであり、ヒータ線と該ヒータ線
に給電するバスバとを有する通電加熱式のデフォッガ
と、該デフォッガに容量結合されているアンテナ導体と
が自動車の後部窓ガラス板に設けられており、バスバと
直流電源との間にチョークコイルが接続されている自動
車用ガラスアンテナにおいて、デフォッガとアンテナ導
体との容量結合がデフォッガに設けられている分岐導体
と、アンテナ導体との近接によって行われており、分岐
導体に容量結合させる無給電導体が設けられていること
を特徴とする自動車用ガラスアンテナを提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に従って詳細
に説明する。図1は本発明の自動車用ガラスアンテナの
一実施例の構成図である。図1において、1は自動車の
後部窓のガラス板、2はヒータ線、2aは最高位のヒー
タ線、2bは短絡線、3はデフォッガ、3aはデフォッ
ガの分岐線、4はループ状のアンテナ導体、4aは接続
導体、5a、5bはバスバ、6はアンテナ導体の給電
点、7はアンテナ周辺回路、9はチョークコイル、10
は直流電源、11はコンデンサ、12a、12bは高周
波チョークコイル、17、18は無給電導体、Wは分岐
線3aの横幅である。
【0008】後部窓ガラス板1のデフォッガ3より上部
の余白部にアンテナ導体4が設けられている。アンテナ
導体4と分岐線3aとは、所定間隔をおいて近接されて
おり、この近接によりアンテナ導体4とデフォッガ3と
は、両者間で直流電流の送受は行われないが、高周波電
流の送受は行われるように容量結合されている。
【0009】アンテナ導体4と分岐線3aとは、容量結
合の範囲である0.1〜50mm程度の所定間隔をおい
て通常離間されている。デフォッガ3は、この容量結合
によって、見かけ上、アンテナの一部として機能するよ
うになる。特にAM放送帯に対しては、デフォッガ3も
AM放送用アンテナの一部として機能し、AM放送用ア
ンテナの実効長が長くなるため、受信電波を多く受けら
れ受信感度が向上する。
【0010】図1に示す自動車用ガラスアンテナにおい
ては、バスバ5a、5bと直流電源10との間にチョー
クコイル9及び高周波チョークコイル12a、12bを
接続し、高周波帯域にてチョークコイル9及び高周波チ
ョークコイル12a、12bのインピーダンスを大きく
することによって、直流電源10からデフォッガ3への
直流電流は流すが放送帯域の受信信号電流は遮断するよ
うにしている。デフォッガ3に励起される受信電流が車
体にできるだけ漏れないようにするためである。
【0011】このようにして、チョークコイル9及び高
周波チョークコイル12a、12bによりデフォッガ3
を車体アースから高周波的に絶縁し、デフォッガ3に誘
起されたラジオ放送周波数帯域の受信信号電流が車体ア
ースへ流れるのを防止して、この受信信号電流を漏れな
く受信機20に送ることができる。
【0012】また、AM放送帯のみを受信する場合であ
れば、高周波チョークコイル12a、12bは、通常、
不要であり、チョークコイル9のみでよく、FM放送帯
のみを受信する場合であれば、高周波チョークコイル1
2a、12bのみでよい。また、AM放送帯及びFM放
送帯両方を受信する場合であっても、チョークコイル
9、高周波チョークコイル12a、12b両方の機能を
満足するコイルがあれば、このようなコイルのみでよ
い。
【0013】図1の自動車用ガラスアンテナでは、分岐
導体3aに容量結合される無給電導体17、18が設け
られる。AM放送帯の感度向上のため、容量結合強化の
ために分岐線3aの横幅Wを大きくしようとする場合で
も、FM放送帯の感度が低下しないようにするためであ
る。
【0014】図1の自動車用ガラスアンテナでは、2つ
の無給電導体17、18を設けている。しかし、無給電
導体の数は2つに限定されず、無給電導体は1つでもよ
く、2つ以上でもよい。図1では、無給電導体はアンテ
ナ導体4と容量結合しており、無給電導体はアンテナ導
体4と容量結合させることがAM放送帯の感度向上のた
めに好ましい。しかし、無給電導体はアンテナ導体4と
容量結合していなくとも使用できる。容量結合のため、
無給電導体と分岐線3aとの最短の間隔、無給電導体と
アンテナ導体4との最短の間隔は、ともに0.8〜5.
0mmが好ましい。
【0015】図1では、分岐線3aの形状は、略T字状
である。しかし、分岐線3aの形状は、図1に限定され
ず、略L字状、曲線状、略コ線状等であってもよい。分
岐線3aの形状は、アンテナ導体4と容量結合する部分
を有する形状であればどのような形状であっても使用で
きる。分岐線3aは最高位のヒータ線2aに設けられて
いる。しかし、図1に限定されず、分岐線3aがバスバ
5a、5bに設けられていてもよい。
【0016】分岐線3aの横幅Wについては、FM放送
帯の中心周波数(日本のFM放送帯では83MHz、米
国のFM放送帯では98MHz)における波長をλM
するとき、(λM /8)×K〜(λM /3)×Kとする
ことが好ましい。この範囲内である場合にはこの範囲外
である場合と比較して数dB、FM放送帯の感度が向上
する。なお、Kはガラス短縮率であり、通常0.64で
ある。
【0017】ヒータ線2をバスバ5a、5b以外の部分
で短絡する短絡線2bは必要に応じて設けられ、デフォ
ッガ3をアンテナとして利用する場合にデフォッガ3の
インピーダンスを安定させる機能を有する。
【0018】図1では、アンテナ導体4はループ状であ
るが、これに限定されず、どのような形状のパターンで
も本発明は適用できる。また、アンテナ導体4、ヒータ
線2とバスバ5a、5bとは、通常、導電性銀ペースト
等の導電性金属含有ペーストを後部窓ガラス板1の車内
側表面にプリントし、焼付けて形成する等により製造す
るが、このような形成方法に限定されず、銅線等の導電
性の線状体又は箔状体を後部窓ガラス板1の車内側又は
車外側表面に形成してもよく、後部窓ガラス板1の内部
に設けてもよい。
【0019】アンテナ周辺回路7はインピーダンスマッ
チング回路、前置増幅回路、共振回路等が挙げられ、特
に限定されない。
【0020】
【実施例】「例1(実施例)」自動車の後部サイド窓ガ
ラス板を使用し、図1に示すような自動車用ガラスアン
テナを製作した。各部の寸法は以下のとおりである。
【0021】 分岐線3aの横幅W 400mm、 無給電導体17の略横方向の長さ 320mm、 無給電導体18の略横方向の長さ 500mm、 無給電導体17と分岐線3aとの最短の間隔 1.0mm、 無給電導体18と分岐線3aとの最短の間隔 1.0mm、 無給電導体17とアンテナ導体4との最短の間隔 1.0mm、 無給電導体18とアンテナ導体4との最短の間隔 1.0mm、 AM放送帯の周波数−感度特性を図3(実線)に示す。
【0022】「例2(比較例)」無給電導体17、18
を設けない以外は、例1とまったく同様の仕様とした自
動車用ガラスアンテナを製作した。AM放送帯の周波数
−感度特性を図3(点線)に示す。なお、FM放送帯の
周波数−感度特性について、例1、例2との感度差はF
M放送帯全域で0.5dB以内であった。
【0023】
【発明の効果】本発明では、AM放送帯の感度を向上さ
せようとして容量結合強化をする場合であって分岐線3
aの横幅Wを大きくしようとしても、FM放送帯の感度
が低下することが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ガラスアンテナの一実施例の
構成図
【図2】従来例の構成図
【図3】例1及び例2のFM放送帯の周波数−感度特性
【符号の説明】
1:自動車の後部窓のガラス板 2:ヒータ線 2a:最高位のヒータ線 2b:短絡線 3:デフォッガ 3a:デフォッガの分岐線 4:ループ状のアンテナ導体 4a:接続導体 5a、5b:バスバ 6:アンテナ導体の給電点 7:アンテナ周辺回路 9:チョークコイル 10:直流電源 11:コンデンサ 12a、12b:高周波チョークコイル 17、18:無給電導体 W:分岐線3aの横幅

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータ線と該ヒータ線に給電するバスバと
    を有する通電加熱式のデフォッガと、該デフォッガに容
    量結合されているアンテナ導体とが自動車の後部窓ガラ
    ス板に設けられており、バスバと直流電源との間にチョ
    ークコイルが接続されている自動車用ガラスアンテナに
    おいて、 デフォッガとアンテナ導体との容量結合がデフォッガに
    設けられている分岐導体と、アンテナ導体との近接によ
    って行われており、 分岐導体に容量結合させる無給電導体が設けられている
    ことを特徴とする自動車用ガラスアンテナ。
JP14469598A 1998-05-26 1998-05-26 自動車用ガラスアンテナ Pending JPH11340721A (ja)

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JP (1) JPH11340721A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005303946A (ja) * 2004-04-16 2005-10-27 Nippon Sheet Glass Co Ltd 自動車用高周波ガラスアンテナ
JP2018133667A (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 旭硝子株式会社 ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス
WO2023204158A1 (ja) * 2022-04-19 2023-10-26 Agc株式会社 車両用アンテナ装置

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JP2018133667A (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 旭硝子株式会社 ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス
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