JP2001339217A - 自動車用ガラスアンテナ - Google Patents

自動車用ガラスアンテナ

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JP2001339217A
JP2001339217A JP2000160815A JP2000160815A JP2001339217A JP 2001339217 A JP2001339217 A JP 2001339217A JP 2000160815 A JP2000160815 A JP 2000160815A JP 2000160815 A JP2000160815 A JP 2000160815A JP 2001339217 A JP2001339217 A JP 2001339217A
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Japan
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antenna conductor
antenna
conductor
glass plate
window glass
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JP2000160815A
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English (en)
Inventor
Koji Igawa
耕司 井川
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/1271Supports; Mounting means for mounting on windscreens

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  • Details Of Aerials (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】狭い窓ガラス板を有効に利用できる自動車用ガ
ラスアンテナの提供。 【解決手段】第1のアンテナ導体1が周縁部5に沿って
2周するように窓ガラス板1に設けられ、第2のアンテ
ナ導体2の給電点2aは第1のアンテナ導体1の外側で
あって、窓ガラス板1の周縁部5近傍に設けられ、第2
のアンテナ導体は給電点2aから伸長されて、第1のア
ンテナ導体1と絶縁層3を間に挟んで交差している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FM放送帯(76
〜90MHz)及びAM放送帯(530〜1605kH
z)の受信に適する自動車用ガラスアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の左後部サイド窓ガラス板
にAM−FM放送帯兼用アンテナ導体を設け、右後部サ
イド窓ガラス板にFM放送帯専用アンテナ導体を設け、
AM放送帯の受信の際にはAM−FM放送帯兼用アンテ
ナ導体を受信アンテナとしていた。また、FM放送帯の
受信の際にはAM−FM放送帯兼用アンテナ導体とFM
放送帯専用アンテナ導体との間でダイバーシティ受信を
行っていた。
【0003】この従来例のように左右の後部サイド窓ガ
ラス板に分離してガラスアンテナを設けなければなら
ず、2枚の窓ガラス板の加工が必要となるため、生産性
が向上できない問題があり、1枚の後部サイド窓ガラス
板にAM−FM放送帯兼用アンテナ導体とFM放送帯専
用アンテナ導体の両者を設け、狭い後部サイド窓ガラス
板のスペースを有効に利用できる自動車用ガラスアンテ
ナが望まれていた。
【0004】また、AM放送帯、FM放送帯以外の周波
数帯を受信又は送信するガラスアンテナの場合にも左右
の後部サイド窓ガラス板に分離して設けなければなら
ず、2枚の窓ガラス板の加工が必要となるため、生産性
が向上できない同様の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
有する上記課題を解決し、1枚の窓ガラス板に2つのア
ンテナ導体を効率よく設けることができる自動車用ガラ
スアンテナの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1のアンテ
ナ導体が自動車の窓ガラス板の周縁部に沿って少なくと
も1周するように窓ガラス板に設けられており、第1の
アンテナ導体の給電点が窓ガラス板の周縁部近傍に設け
られている自動車用ガラスアンテナにおいて、第2のア
ンテナ導体が窓ガラス板に設けられており、第2のアン
テナ導体の給電点は第1のアンテナ導体の外側であっ
て、窓ガラス板の周縁部近傍に設けられており、第2の
アンテナ導体は第2のアンテナ導体の給電点から伸長さ
れて、第1のアンテナ導体と絶縁層を間に挟んで交差し
ていることを特徴とする自動車用ガラスアンテナを提供
する。
【0007】本発明では、窓ガラス板に第1のアンテナ
導体と第2のアンテナ導体とを交差させて設け、1枚の
窓ガラス板に2つのアンテナ導体を設けることができる
ため狭い窓ガラス板のスペースを有効に利用できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に従って詳細
に説明する。図1は本発明の自動車用ガラスアンテナの
一実施例の構成図である。図1では、第1のアンテナ導
体1が自動車の後部サイド窓ガラス板4の周縁部5に沿
ってほぼ2周するように後部サイド窓ガラス板4に設け
られている。第1のアンテナ導体1は、AM−FM放送
帯兼用アンテナとして機能し、AM放送帯の感度を向上
するため、第1のアンテナ導体1は、後部サイド窓ガラ
ス板4の周縁部5に沿ってできるだけ、多く周回するこ
とが好ましい。しかし、多く周回しすぎると視野を妨げ
るため、1〜3周が好ましい。
【0009】図1では、第1のアンテナ導体1は、後部
サイド窓ガラス板4の右下角部近傍に設けられている給
電点1dから上方に伸長され、後部サイド窓ガラス板4
の周縁部5に沿って図面上反時計回り方向に、給電点1
d近傍まで伸長され、一旦上方に曲折してX点まで伸長
される。X点は給電点1d近傍、かつ、給電点1dの左
上方に配されている。給電点1dからX点までの第1の
アンテナ導体1の部分を外側エレメント1aと称し、X
点は第1のアンテナ導体1の箇所を表す。
【0010】図1では、外側エレメント1aのX点に
は、外側エレメント1aの内側で後部サイド窓ガラス板
4の周縁部5に沿って1周しているループ状の内側エレ
メント1bが付設されている。ここで、ループ状とは内
側エレメント1bのパターンが輪状につながっているこ
とをいう。
【0011】また、図1では、外側エレメント1aと内
側エレメント1bとは、後部サイド窓ガラス板4の上部
左右中央近傍で接続導体1cによって接続されている。
接続導体1cはFM放送周波数の位相調整の機能を有
し、接続導体1cにより、FM放送帯の感度が向上す
る。
【0012】図1では、第1のアンテナ導体1はX点の
先ではループ状となっている(すなわち、ループ状の内
側エレメント1bを有している)が、これに限定され
ず、第1のアンテナ導体1はループ状の内側エレメント
1bを有さず、略渦巻き状となっていてもよい。
【0013】給電点1dは、後部サイド窓ガラス板4の
周縁部5近傍に設けられる。給電点1dに接続される同
軸ケーブル(不図示)の実装の便宜のためである。図1
では、給電点1d及び後述する給電点2aは後部サイド
窓ガラス板4の右下角部(前方側、かつ、下側角部)近
傍に設けられている。
【0014】このように配置するのは、受信機が通常自
動車のフロントパネル付近に設けられているため、給電
点1d及び給電点2aが後部サイド窓ガラス板4の自動
車の後方側の周縁部5近傍に設けられる場合と比較し
て、同軸ケーブルが短くなり、感度が向上するからであ
る。しかし、図1に限定されず、給電点1d及び給電点
2aが後部サイド窓ガラス板4の周縁部5近傍に設けら
れればどの箇所であっても、使用できる。
【0015】本発明では、第1のアンテナ導体1とは別
に第2のアンテナ導体が後部サイド窓ガラス板4に設け
られる。第2のアンテナ導体2を設けるのは、FM放送
帯を受信する際、第1のアンテナ導体1のみでは無指向
性とならないため、第1のアンテナ導体1の感度が悪い
方向に自動車が向いている場合、第2のアンテナ導体2
の受信信号を用いるようにして、できるだけ無指向性に
なるようにするためである。
【0016】第2のアンテナ導体2は給電点2aから上
方に伸長されて、第1のアンテナ導体1と絶縁層3(点
線)を間に挟んで交差し、交差後曲折し自動車の後方に
向かって、かつ、周縁部5に沿って伸長されている。交
差することにより、後部サイド窓ガラス板4の狭いスペ
ースを有効に利用できる。とりわけ、交差後、第2のア
ンテナ導体2は第1のアンテナ導体1の内側に伸長され
ているため、第1のアンテナ導体1の内側のスペースを
有効に利用できる。
【0017】図1では、交差する部分において、後部サ
イド窓ガラス板4の上に第1のアンテナ導体1を設け、
第1のアンテナ導体1の上に絶縁層3を設け、さらに絶
縁層3の上に第2のアンテナ導体2を設けている。しか
し、図1に限定されず、後部サイド窓ガラス板4の上に
第2のアンテナ導体2を設け、第2のアンテナ導体2の
上に絶縁層3を設け、さらに絶縁層3の上に第1のアン
テナ導体1を設けてもよい。絶縁層3の素材にはセラミ
ックス、ガラス等が使用される。
【0018】給電点2aは、第1のアンテナ導体1の外
側であって後部サイド窓ガラス板4の周縁部5近傍に設
けられる。給電点2aに接続される同軸ケーブルの実装
の便宜のためである。図1では、給電点1dと給電点2
aとは近接しており、同軸ケーブルの実装の便宜のため
には図1のようにするのが好ましいが、これに限定され
ず、給電点1dと給電点2aとは近接していなくても使
用できる。
【0019】また、パターンとして見る場合には、図1
における後部サイド窓ガラス板1は自動車の左後部サイ
ド窓ガラス板に設けられており、車内側から見ている。
しかし、これに限定されず、図1におけるパターンが車
外側から見るものであってもよい。また、図1における
後部サイド窓ガラス板4が自動車の右後部サイド窓に設
けられていてもよい。
【0020】また、本発明では、AM放送帯より高い周
波数帯を受信する場合であって、第1のアンテナ導体1
と第2のアンテナ導体とが共通する周波数帯を受信する
場合には(図1の自動車用ガラスアンテナでは、共通す
る周波数帯はFM放送帯である)、第1のアンテナ導体
1と第2のアンテナ導体の受信信号のうち強い受信信を
選択回路(不図示)により選択して受信機に送るように
する自動車用ダイバーシティ受信を行うことが好まし
い。選択回路はガラスアンテナと受信機の間に通常接続
されている。さらに、第1のアンテナ導体1と第2のア
ンテナ導体とが共通する周波数帯を受信しなくてもよ
い。
【0021】本発明において、第1のアンテナ導体1
は、少なくともAM放送帯を受信できることが好まし
く、AM放送帯より高い周波数帯をも受信できることが
より好ましい。第2のアンテナ導体2は、AM放送帯よ
り高い周波数帯を受信できることが好ましい。図1の自
動車用ガラスアンテナでは、第1のアンテナ導体1及び
第2のアンテナ導体2はFM放送帯を受信するが、FM
放送帯とともに、又はFM放送帯に代わりに別の周波数
帯を受信するようにしてもよい。
【0022】本発明の自動車用ガラスアンテナが設けら
れる窓ガラス板は後部サイド窓ガラス板に限定されず、
前部サイド窓ガラス板、前部窓ガラス板、ルーフ窓ガラ
ス板等であってもよい。
【0023】本発明の自動車用ガラスアンテナは、AM
放送帯及びFM放送帯に限らず、長波放送帯(150〜
280kHz)、米国のFM放送帯(88〜108MH
z)、短波放送帯(SW帯)(2.3〜26.1MH
z)、テレビVHF帯(90〜108MHz、170〜
222MHz)、テレビUHF帯(470〜770MH
z)、自動車電話用の800MHz帯(810〜960
MHz)、自動車電話用の1.5GHz帯(1.429
〜1.501GHz)、UHF帯(300MHz〜3G
Hz)及びGPS人工衛星のGPS信号1575.42
MHz、VICS(ヴィークル インフォメーション
アンド コミュニケーション システム)等の通信に利
用できる。
【0024】以下、本発明の自動車用ガラスアンテナの
製造方法の一例であって、転写手段を用いる製造方法を
説明する。この転写手段を用いる製造方法では、導体及
び絶縁層のパターンが印刷された転写紙から基板として
の窓ガラス板にこれらのパターンを熱転写する。転写紙
は基材紙と、基材紙上に形成される易剥離層とを備え、
易剥離層の上に窓ガラス板に設けられるアンテナ導体の
パターン等が印刷される。アンテナ導体のパターンに
は、銀ペースト等の、導電性金属を含有するペーストを
用い、絶縁層3のパターンには、セラミックスペースト
を用いる。
【0025】例えば、図1の自動車用ガラスアンテナを
転写手段を用いて製造する場合には、あらかじめ、後部
サイド窓ガラス板1に第1のアンテナ導体1のパターン
を印刷したものを準備する。基材紙上の易剥離層の上
に、第2のアンテナ導体2、絶縁層3のパターンの順に
印刷する。第2のアンテナ導体2及び絶縁層3のパター
ンが印刷された転写紙は、後部サイド窓ガラス板1に対
向するように配置され、プレス板により所定の圧力で加
圧され、その後加熱された後、基材紙のみが剥離され
る。
【0026】
【実施例】「例1」自動車の後部サイド窓ガラス板を使
用し、図1に示すような自動車用ガラスアンテナを製作
した。絶縁層3の材質は、バリウム珪酸ガラスと鉛ガラ
スの混合が主成分のセラミックスとした。絶縁層3の比
誘電率は6.3、絶縁層3の誘電損失は0.01であっ
た。
【0027】外側エレメント1aの導体長(給電点1d
を含ず、給電点1dからX点までの長さ)は1800m
m、内側エレメント1dの導体長(ループの長さ)は1
790mm、外側エレメント1aと内側エレメント1d
との間隔は10mm、第2のアンテナ導体2の導体長
(給電点2aを含ない)は395mm、内側エレメント
1dの水平部分と第2のアンテナ導体2の水平部分との
最短間隔は25mm、第1のアンテナ導体1の導体幅は
0.7mm、第2のアンテナ導体2の導体幅は0.7m
mとした。
【0028】第1のアンテナ導体のFM放送帯の受信信
号と、第2のアンテナ導体のFM放送帯の受信信号のう
ちの強い受信信号を選択して測定した周波数−感度特性
を図2に示す。図2によれば、FM放送帯において感度
が比較的フラットであることがわかる。
【0029】
【発明の効果】本発明では、1枚の窓ガラス板に第1の
アンテナ導体と第2のアンテナ導体とを交差させて設
け、1枚の窓ガラス板に2つのアンテナ導体を設けるこ
とができるため狭い窓ガラス板のスペースを有効に利用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ガラスアンテナの一実施例の
構成図。
【図2】例1のFM放送帯の周波数−感度特性図。
【符号の説明】
1:第1のアンテナ導体、 1d、2a:給電点、 2:第2のアンテナ導体、 3:絶縁層、 4:後部サイド窓ガラス板、 5:周縁部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のアンテナ導体が自動車の窓ガラス板
    の周縁部に沿って少なくとも1周するように窓ガラス板
    に設けられており、第1のアンテナ導体の給電点が窓ガ
    ラス板の周縁部近傍に設けられている自動車用ガラスア
    ンテナにおいて、 第2のアンテナ導体が窓ガラス板に設けられており、第
    2のアンテナ導体の給電点は第1のアンテナ導体の外側
    であって、窓ガラス板の周縁部近傍に設けられており、 第2のアンテナ導体は第2のアンテナ導体の給電点から
    伸長されて、第1のアンテナ導体と絶縁層を間に挟んで
    交差していることを特徴とする自動車用ガラスアンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】第1のアンテナ導体がAM放送帯とFM放
    送帯とを受信できる機能を有しており、第2のアンテナ
    導体はFM放送帯を受信できる機能を有しており、 第1のアンテナ導体のFM放送帯の受信信号と、第2の
    アンテナ導体のFM放送帯の受信信号のうちの強い受信
    信号を選択して受信機に送る選択回路を備える請求項1
    に記載の自動車用ガラスアンテナ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020000519A (ko) * 2000-06-22 2002-01-05 세야 히로미치 자동차용 글라스 안테나
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